JP4399027B2 - フイルム等のコア巻取り軸 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、プラスチックフイルム、紙などを複数のコア(巻管)に同時に巻き取るための巻取り軸、特に回転駆動軸に、円筒状のチャックブロックに半径方向に出没移動可能なコアチャックピンを軸周りに間隔をおいて複数個保持する円筒形のコアチャックユニットを、多数密接状態で装着してなるフイルム等のコア巻取り軸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の巻取り軸は、各コアチャックユニットにおけるコアチャックピンをチャックブロックに没状態に保持した状態において、複数のコアを軸方向に適宜の間隔をおいて装着した後、各コアチャックユニットのコアチャックピンを半径方向にチャックブロックから突出させて、コアに内接させることにより、各コアを装着位置にチャッキングした状態で、回転駆動軸を介して回転することにより、フイルム等を各コアに一斉に巻き取るもので、その構成上複数のコアを任意の位置に脱着自在に保持(チャッキング)可能な特長を備えている。
【0003】
しかして上記のようなコアの任意の位置に対する脱着自在な保持性の特長は、コアの装脱上極めて有用であるものの、コアの軸方向の端部がコアチャックピンの端面の一部と接触する場合には、コアの端部におけるチャッキングの偏向に伴うチャッキング力の減少によって、該端部と他部の伝達トルクに差が発生する点から、コアチャックピンとコアの端部との間に相対的なスリップが生じ、コアの端部が損傷したり、紙などのコア形成材料の粉末が発生して、周囲に飛散するなどの問題が生じる。
【0004】
又使用するコアの軸長(幅)が同一であっても、軸方向において接触するコアチャックピンの個数(組数)に差(一般には軸方向において一個の差)がある場合には、コア間で伝達トルクに差が生じる点から、コアにおけるフイルム等の巻取り張力のばらつきの問題が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、コアチャックピンの端面の一部がコアの端部に接触する場合でも、又コアに接触するチャックピンの軸方向における個数に差がある場合でも、コアの端部とそれ以外の部分の間やコア相互の間に実質上伝達トルクの差が生じないようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、当初に述べたフイルム等のコア巻取り軸において、隣接する各二つのコアチャックユニットのチャックブロックに、両者を軸周りに一体的に回転するように連結可能な手動式回転連結手段を設けることを特徴としている。
【0007】
手動式回転連結手段は、隣接するコアチャックユニットの一方のチャックブロックに軸方向に移動可能に保持する、軸端部において出没可能な先端部を有する連結ロッドと、コアチャックユニットの他方のチャックブロックに設ける、連結ロッドの先端部が軸周方向においてストップ係合可能なロッドストッパで構成することができ、この場合少なくとも連結ロッドを保持する一方のコアチャックユニットのチャックブロックには、連結ロッドに該連結ロッドを軸方向における出没の各位置に保持可能に係合するロックばねを設けることができる。
【0008】
このコア巻取り軸においては、コアの端部がコアチャックピンの端面の一部に接触する場合には、該コアチャックピンを有するコアチャックユニットを、隣接のコアチャックピンの端面全体がコアに接触するコアチャックユニットと手動式回転連結手段を介して連結して、両コアチャックユニットを軸周りに一体化することにより、両コアチャックユニットの伝達トルクを同等化して、コアチャックピンが接触するコアの全部分を同一のトルクで回転する。
【0009】
又コアに接触する軸方向におけるコアチャックピン数に差がある場合には、コアチャックピンの接触個数が少ないコアが対向するコアチャックピン無接触のコアチャックユニットを、手動式回転連結手段を介して、コアチャックピン接触のコアチャックユニットと連結して、両コアチャックユニットを軸周りに一体化することにより、コアチャックピンの接触個数が少ないコアに対する伝達トルクを、コアチャックピンの接触個数が多いコアのそれと同等化する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて、エア操作式でかつ高範囲にわたるトルク(極低トルクから高トルクまで)のコア巻取りが可能なコア巻取り軸に適用した場合の実施形態を具体的に説明する。もちろんこの発明はこのような型式のものに対する適用に限定されるものでない。
【0011】
まず図示した形態の基本構造を概説すると、周知のように、空気路(中心通気穴12、半径方向通気穴13及び軸方向通気外溝14)付きの回転駆動軸11に密接状態で装着した各コアチャックユニット15は、軸周りに間隔をおいて軸方向に移動可能な複数のトルク伝達用ピストン17を内蔵するリング状のシリンダブロック16とともに、摩擦リング20と複数のコアチャックピン25を内蔵、保持する円筒状のチャックブロック18を備えており、チャックブロック18における摩擦リング20は、軸周りに等間隔をおいて設けた底部が永久磁石22製の軸方向傾斜溝21を有するとともに反トルク伝達用ピストン側に開口する複数のばね装着穴23に装着の複数の摩擦リング付勢ばね24(図面の簡略化のために図1の右上部に1個のみ示す)によりトルク伝達用ピストン17に向かって付勢された状態に内蔵されている。
【0012】
他方コアチャックピン25は、チャックブロック18の摩擦リング20の各軸方向傾斜溝21に対向する部位に設けた半径方向の窓穴19に、下端が摩擦リング20の軸方向傾斜溝21の底部の永久磁石22にスライド自在に付着するとともに上端部が、該上端部の軸方向の中央部に形成した軸周方向の外溝26とチャックブロック18の隣接する各窓穴19間に形成した、コアチャックピン25の外溝26と連通する軸周方向の外溝27とからなる一連の軸周外溝に装着した補強線29入りのリングばね28を介して、回転が不能の状態で保持されている。
【0013】
この形態では、周知のごとく、コア(図示せず)のチャッキングは、摩擦リング付勢ばね24の付勢力による摩擦リング20のトルク伝達用ピストン17側の移動限点までの移動によって、各コアチャックピン25を半径方向の外方に移動して、チャックブロック18の各窓穴19から突出させることにより行い、又このチャッキングしたコアに対するトルクの伝達は、シリンダブロック16に摩擦リング付勢ばね24の付勢力に拮抗するまでの圧力のエアを供給して、摩擦リング20が移動限点に留まったコアチャッキング状態において、トルク伝達用ピストン17を摩擦リング20と摩擦接触させることにより行う。
【0014】
さてこのコア巻取り軸には、この発明に基づいた手動式の回転連結手段として、隣接する一方のコアチャックユニット15のチャックブロック18に、端部に設けたガイドピン34が係合するガイド長穴33付きの先端部とロックばね兼用の補強線29入りリングばね28が押圧係合する山形の基端部(操作部)32を有する板状の連結ロッド31が、摩擦リング20の軸方向にのびる外溝36にスライド可能に係合するとともに基端部32がチャックブロック18に設けた楕円形のアクセス穴37に露呈する状態で保持されているとともに、他方のコアチャックユニット15のチャックブロック18の隣接端部に、連結ロッド31の幅に対応する間隔をおいたロッドストッパとしての一対のストップピン35が取り付けられている。
【0015】
この回転連結手段は、不使用時には連結ロッド31の先端部が軸端部において没位置にある状態(図1の左側に示す状態)で、ロックばね兼用のリングばね28の押圧作用力により該位置にロックされた状態にする一方、使用時には、基端部32を介した連結ロッド31の他方のコアチャックユニット15側への押動操作により、基端部32の山部をリングばね28の押圧作用力に抗してその下を通過させて、リングばね28が山部の背後に押圧係合するとともに連結ロッド31の先端部が隣接する他方のコアチャックユニット15のチャックブロック18の一対のストッパピン35間に挿入した状態(図1の右側及び図2に示す状態)にする。これにより隣接する二つのコアチャックユニット15は軸周りに一体化されて、同一のトルクで回転可能な状態になる。
【0016】
この発明のコア巻取り軸における回転連結手段は、図示のほか、連結ロッドの先端部を二又にするとともに、ロッドストッパをこの二又を形成する凹部が嵌合可能なストップピンで構成したり、連結ロッドを軸方向の出没位置に保持するロックばねを、連結ロッドを保持する一方のコアチャックユニットのチャックブロックに設ける、連結ロッドの基端部の側部が圧接係合可能な板ばね類や、他方のコアチャックユニットのチャックブロックに設ける、連結ロッドの先端部の側部が圧接係合可能な板ばね類で構成するなど、種々の形態で実施することができる。
【0017】
【発明の効果】
この発明に係るフイルム等のコア巻取り軸によれば、必要に応じて、手動式回転連結手段を介して、隣接する各二つのコアチャックユニットを軸周りに連結することができるので、装着するコアの端部と残余部との間の伝達トルクの差や、複数のコア間の伝達トルクの差を解消又は大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフイルム等のコア巻取り軸の一実施形態の一部を切り欠いた部分略図である。
【図2】図1の回転連結手段を含む部分の一部を切り欠いた略図である。
【図3】図2に示す部分の一部を切り欠いた略側面図である。
【符号の説明】
11 回転駆動軸
15 コアチャックユニット
16 シリンダブロック
17 トルク伝達用ピストン
18 チャックブロック
20 摩擦リング
24 摩擦リング付勢ばね
25 コアチャックピン
28 リングばね(ロックばね兼用)
31 連結ロッド
32 基端部
35 ストップピン

Claims (3)

  1. 回転駆動軸に、円筒状のチャックブロックに半径方向に出没移動可能なコアチャックピンを軸周りに間隔をおいて複数個保持する円筒形のコアチャックユニットを、多数密接状態で装着してなるフイルム等のコア巻取り軸であって、隣接する各二つのコアチャックユニットのチャックブロックに、両者を軸周りに一体的に回転するように連結可能な手動式回転連結手段を設けることを特徴とする、フイルム等のコア巻取り軸。
  2. 手動式回転連結手段が、隣接する一方のコアチャックユニットのチャックブロックに軸方向に移動可能に保持する、端部において出没可能な先端部を有する連結ロッドと、他方のコアチャックユニットのチャックブロックの端部に設ける、連結ロッドの先端部が軸周方向においてストップ係合可能なロッドストッパからなる、請求項1記載のコア巻取り軸。
  3. 少なくとも連結ロッドを保持する一方のコアチャックユニットのチャックブロックに、連結ロッドに軸方向における出没の各位置に保持可能に係合するロックばねを設けてなる、請求項2記載のコア巻取り軸。
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