JPS622190Y2 - - Google Patents

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JPS622190Y2
JPS622190Y2 JP1979072883U JP7288379U JPS622190Y2 JP S622190 Y2 JPS622190 Y2 JP S622190Y2 JP 1979072883 U JP1979072883 U JP 1979072883U JP 7288379 U JP7288379 U JP 7288379U JP S622190 Y2 JPS622190 Y2 JP S622190Y2
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JP
Japan
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bellows
hollow shaft
ring
collar
sliding
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JP1979072883U
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JPS55172248U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 1本の中空軸上に軸方向には移動可能であるが
回転は中空軸と一体的であるリング状のカラーと
所定の外力によりカラーに対しフリクシヨンスリ
ツプして回転し得る摺動輪とを交互に隣接するご
とく嵌挿し、摺動輪は左右のカラーで挾圧保持せ
しめ、摺動輪内には弾性体からなるリング状のベ
ローズを備え、その内方の空室は中空軸と連通せ
しめ、該空室内に中空軸内部から圧縮空気を供給
し、その空気圧により該ベローズを半径方向に拡
張せしめ、その外周面に設けた複数個の突出部が
摺動輪の窓孔から突出したとき紙管内周面に圧接
係合するようにした捲取軸は公知である(たとえ
ば、特公昭51−32789号)。なお、上記カラーは中
空軸に形成したキー溝にキーを嵌合せしめること
により上記作用をするようにしてある。
このものにあつては、紙管を保持するべき複数
個の突出部がベローズ本体と一体的であり、各突
出部が互いに関連性を有して均等に半径方向に移
動するため、ベローズが拡縮するに当つてそれぞ
れ別個の微妙な動きを要求される突出部が確実に
作動しない。しかも、各突出部はベローズ本体と
同材質である弾性体であるから、紙管へのくい込
みも充分でなく、紙管がズリツプしこれを確実に
保持することができない。中空軸を駆動させるこ
とにより紙管Aに帯状材料を捲取つていくから、
このような事態は極めて重大な問題である。
ベローズの外周方にその拡縮により半径方向に
移動し摺動輪の外周面から出没する硬質材料製の
爪体を複数個別個に設ければ、上記欠点はある程
度解消することができる。
この装置において、ベローズの内方にあたる空
室内へ圧縮空気を送り込むと、ベローズが拡張
し、その外方に位置する爪体がそれぞれ別個に作
動するが、各爪体を確実に作動させるためには、
捲取軸の駆動中圧縮空気がむやみに外部へ洩れる
ことを極力避ける必要がある。また、空気洩れが
多くなると、紙管を保持できなくなる。
本考案はこのような欠点を解消することを目的
として案出されたもので、1本の中空軸1にリン
グ状のカラー2と摺動輪3とを交互に隣接するご
とく嵌挿し、該摺動輪3は左右のカラー2,2で
挾圧保持せしめ、また、カラー2と中空軸1との
間に鋼球4を介装し、カラー2が軸方向には移動
可能であるが回転が中空軸1と一体的に行われる
ようにするとともに摺動輪3が所定の外力により
カラー2に対してフリクシヨンスリツプするよう
にし、前記摺動輪3内には弾製体からなるリング
状のベローズ10を備え、その内方の空室7は中
空軸1と連通せしめ、ベローズ10の外周方には
その拡縮により半径方向に移動し、摺動輪3の外
周面から出没する硬質材料製の爪体11を複数個
別個に配置し、さらに、前記ベローズ10の裾で
ある内周縁にこれと一体的にOリング9を形成
し、該Oリング9は中空軸1上において摺動輪3
の内面に密着して設けたものである。
本考案の実施例を添付の図面に基いて説明す
る。
中空軸1にリング状のカラー2と摺動輪3とを
交互に隣接するごとく嵌挿し、該摺動輪3は左右
のカラー2,2で挾圧保持する。カラー2及び摺
動輪3は中空軸の一端から軸方向に加えられる力
とその反対側である軸端に設けられたフランジに
よつてこの力を受けることにより大きく移動しな
いようになつている。
カラー2と中空軸1との間には所定数の鋼球4
を介装し、該カラー2が軸方向にはほんのわずか
移動可能であるが、回転は中空軸1と一体的に行
われるようにする。鋼球4は中空軸1の外周面に
設けた数個の短凹溝に半分位嵌入されており、自
転が可能である。
摺動輪3は3aと3bとで示す部材により断面
チヤンネル形に形成され、3bは3aの外周面上
に虫ネジによつて固定されている。
摺動輪3の左右両端面は両側に位置するカラー
2に圧接して挾圧保持されており、そのフリクシ
ヨントルクを越える外力が働くとフリクシヨンス
リツプすることができるようになつている。
摺動輪3の外周面すなわち部材3bの外周面に
は数個(図面では8個)の窓孔6を形成する。一
方、部材3aにはその全周に亘つて、上記窓孔6
の横幅(第1図の左右の幅)よりも狭い幅の溝が
形成されており、この溝内において中空軸1には
内輪8を嵌着し、該内輪8の外側である上記溝部
分を空室7とする。
この空室7内には断面ほぼ倒U字状でその裾が
比較的長いベローズ10を配置し、その裾である
内周縁にはこれと一体的にOリング9を設け、該
Oリング9は中空軸1上において摺動輪3の一部
である部材3aの内周面に設けた環状段部3cと
上記内輪8の側面との間に位置せしめてベローズ
10が上記空室7を包むようにする。
ベローズ10の外方において、上記窓孔6に相
当する位置にはブロツク12を、さらにその外側
には爪体11をそれぞれ配置し、各爪体11はネ
ジ13でそれぞれのブロツク12に固定する。一
方、各ブロツク12は窓孔6の真内側において摺
動輪3の内面に係合している板バネ14にカシメ
等の手段により定着されており、該板バネ14の
力で爪体11は通常では部材3bの外周面とつら
いち(面一)となる。
上記空室7は中空軸1と内輪8に設けた孔1
a,8aにより中空軸1の内部1bと連通してい
る。
紙管Aの内径は摺動輪3の外径より少し大き目
であり、第3図左半部に示すように自由にこれを
挿着することができる。
ついで、中空軸1内部1bにその一端から圧縮
空気を送入すると、該空気は孔1a,8aを通つ
て空室7内に供給され、その空気圧によりベロー
ズ10が半径方向に拡張されその外方に位置する
各爪体11が窓孔6からそれぞれ突出し、紙管A
の内周面に圧接係合するに至り(第2図、第3図
右半部)、これを強固に保持することができる。
なお、爪体11の外表面を図示例のように凹凸面
としておくと、紙管Aの保持を一層強固とするこ
とができる。
逆に、圧縮空気の供給を止めると、ベローズ1
0は縮小し、爪体11も旧位に復し紙管Aの保持
が解放される。
中空軸1の駆動により各爪体11で保持されて
いる紙管Aにスリツト紙などの帯状材料を順次捲
取ることができる。
この場合、中空軸1を帯状材料の送り出し速度
によつて回転が規制される紙管A及び摺動輪3よ
り速く駆動させると、その回転速度の差だけ摺動
輪3はスリツプし、そのスリツプによるフリクシ
ヨントルクにより捲取が行われる。このフリクシ
ヨントルクは中空軸1の軸端から軸方向に加える
力を変えることにより適宜変化せしめることがで
きる。この調整によつて帯状材料を所定の固さに
捲取ることができる。
なお、中空軸1の駆動中はその内部に圧縮空気
を供給し続けるが、あるいは中空軸1の両端を密
閉して内部の空気圧が一定に保たれるようにす
る。
本考案はこのように空気圧によりベローズ10
を拡縮させ、その外方に配した爪体11を出没せ
しめるようにしたものであり、各爪体11はそれ
ぞれ別個に独立しているからベローズ10の拡張
に際しそれぞれ独自の動きが可能であり、また、
空室7がベローズ10により密閉されているか
ら、外部への空気漏れを可及的に防止することが
でき、紙管Aの保持を一層強固なものとすること
ができる。
すなわち、従来の場合には摺動輪3とカラー2
との接触による両者の密着だけで空気漏れを防止
するようにしていたが、それだけではきわめて不
充分であり、空室7の空気圧が減少してベローズ
10も縮小し、中空軸1駆動中において紙管Aの
把持が不能となることが多かつた。
ところが、本考案ではベローズ10の裾である
内周縁にこれと一体的にOリング9を設け、該O
リング9は中空軸1上において摺動輪3の内面に
密着して設けたから、空室7がベローズ10によ
つて密閉されており、ために空気漏れを可及的に
防止することができるから、そのような欠点がな
い。
なお、摺動輪3がフリクシヨンスリツプするに
際し、カラー2との間には摩擦熱が発生するが、
実施例で示すように摺動輪3を2つのブロツク3
aと3bとに分割し、3aを合成樹脂製とし、3
bを金属製とすると、ブロツク3b部分の歪を少
くすることができる。例えば、両者が一体になつ
た形でこれを合成樹脂製とすれば、上記摩擦熱に
よる歪はブロツク3bに相当するところにまで達
するから、その部分の歪をなくすことはできな
い。また、ブロツク3aを金属製とすれば、カラ
ー2との間で焼付くから、この部分に潤滑油を差
す必要があるが、潤滑油を差すと中空軸1やカラ
ー2、摺動輪3等が回転したときにこれが飛び散
り、その外側に保持されている紙管Aを汚すこと
になるから、結局のところブロツク3aを金属製
とすることはできない。そこで、実施例に示すよ
うにするのが最も望ましい。このようにすると、
たとえ合成樹脂製のブロツク3aはカラー2との
間の摩擦熱で歪んだとしてもこれが金属製のブロ
ツク3bにまで達することがないようにしたもの
である。
また、本考案においては、中空軸1と摺動輪と
の間にスリーブを入れカラー2とをキーにより係
着する手段を採らず、両者間に鋼球4を介装する
手段を採用したから、カラー2は軸方向(図の左
右方向)の微妙な動きが可能となり、各摺動輪3
との摩擦面の圧力が均一化され、それに伴つてフ
リクシヨントルクも均一化される効果があり、従
来のようにキーによりカラー2を中空軸1に取付
けてある場合のように、中空軸1と摺動輪3との
間にキーをカバーするスリーブを嵌めたときのよ
うに軸方向の動きのスムーズさが制約されること
はない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による捲取軸の実施例を示すもの
で、第1図はその一部を示す正面図で軸方向に断
面して示す、第2図は作動状態を示す一部のみの
正面図、第3図は半断面の側面図で、左半部はベ
ローズの縮小時を、右半部はベローズの拡張時を
示す。 1……中空軸、2……カラー、3……摺動輪、
4……鋼球、6……窓孔、7……空室、8……内
輪、9……Oリング、10……ベローズ、11…
…爪体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1本の中空軸1にリング状のカラー2と摺動輪
    3とを交互に隣接するごとく嵌挿し、該摺動輪3
    は左右のカラー2,2で挾圧保持せしめ、また、
    カラー2と中空軸1との間に鋼球4を介装し、カ
    ラー2が軸方向には移動可能であるが回転は中空
    軸1と一体的に行われるようにするとともに摺動
    輪3が所定の外力によりカラー2に対してフリク
    シヨンスリツプするようにし、前記摺動輪3内に
    は弾性体からなるリング状のベローズ10を備
    え、その内方の空室7は中空軸1と連通せしめ、
    ベローズ10の外周方にはその拡縮により半径方
    向に移動し摺動輪3の外周面から出没する硬質材
    料製の爪体11を複数個別個に配置し、さらに、
    前記ベローズ10の裾である内周縁にこれと一体
    的にOリング9を形成し、該Oリング9は中空軸
    1上において摺動輪3の内面に密着して設けたこ
    とを特徴とする捲取軸。
JP1979072883U 1979-05-29 1979-05-29 Expired JPS622190Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979072883U JPS622190Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

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JP1979072883U JPS622190Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS55172248U JPS55172248U (ja) 1980-12-10
JPS622190Y2 true JPS622190Y2 (ja) 1987-01-20

Family

ID=29306511

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JP1979072883U Expired JPS622190Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59105242U (ja) * 1982-12-28 1984-07-16 株式会社不二鉄工所 巻取軸
JPS59105243U (ja) * 1982-12-28 1984-07-16 株式会社不二鉄工所 巻取軸
JP4386442B2 (ja) * 2005-03-22 2009-12-16 富士フイルム株式会社 ウェブ巻取装置及びスペーサ
JP4538809B2 (ja) * 2005-09-22 2010-09-08 喜三 高荷 巻取軸及び巻取軸のホルダに用いる係止部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132789A (en) * 1974-09-11 1976-03-19 Takeda Chemical Industries Ltd Koseibutsushitsu no seizoho

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JPS55172248U (ja) 1980-12-10

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