JP4538809B2 - 巻取軸及び巻取軸のホルダに用いる係止部材 - Google Patents

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Description

本発明は、紙やフィルム等のシート状の部材を巻取る巻取装置に用いる巻取軸及び巻取軸のホルダに用いる係止部材に関する。
一般に、巻取装置では、原反側から繰り出された紙やプラスチックフィルムまたはアルミ箔等の広幅シートを、長手方向に沿って複数の細幅シートにスリットして、これら細幅シートを巻取軸上に装着した巻芯(紙管)上に巻き取っている。この種の巻取軸は、従来からいろいろな機構、構造のものが提案されているが、シートを巻取る紙管ホルダを構成するため、クランプ機構またはこれに類する機構を備えている。このうち、エアチャック式に紙管を巻取軸と一体に回転させて、この紙管上に細幅シートを巻取るものがある。例えば、図11に示す紙管ホルダ(クランプ機構)10は、外面から出没するように駒状のエアチャック(係止部材)40を備えており、図11の(A)から(B)に示すように、これら係止部材40を放射方向(径方向)に突出させることで、周囲の部材を押し付けられるようにしている(符合D2参照)。図12に示す巻取装置100は、図11に示した紙管ホルダ10をシャフトAの外周に、複数、同軸状にそれぞれ軸方向に対して不動でかつ周方向に回転自在となるように並列せしめて装着している。そして、これら紙管ホルダ10の外周に着脱自在式に被固定部材(紙管)Bを嵌挿装着させて、上述のように係止部材40を放射方向に突出させることで、これら紙管Bを固定して、巻取作業を行えるようにしている。そして、巻取作業が終了すると、係止部材40を没入させて、紙管Bを解放して、巻取られたウエブロール(巻取製品)を紙管Bとともに巻取軸100から取り出せるようにしている。
巻取軸100とこの巻取機能を担う紙管ホルダ10に要求される性能は、近年より高度なものになっている。例えば、電子部品などに使用されるテープでは、従来のものと比べて、より幅の狭い細幅品が要求されている。このため、例えば、特許文献1に記載のクランプ機構及びこのクランプ機構を利用する巻取軸では、従来のものと比べてより幅の狭い細幅品を巻き取れるようにしている。特に、この紙管ホルダ(クランプ機構)10は、ホルダ20、ベアリング30及び係止部材40から構成されている(図11参照)。このホルダ20は偏平円筒形状で、内部に左右対称の二つのチャンバを形成しており、これらチャンバ内にベアリング30を収容している。また、ホルダ20は、これらベアリング30によって、外部の駆動機構(図示略)によって回転駆動されるシャフトA(図12参照)の外周上に摺動自在に取付けられている。また、ホルダ20は、外表面に開口した係合孔に係止部材40を出没自在に収容している。ホルダ20内では、ベアリング30と係止部材40が直接当接しており、駆動手段によりベアリング30を軸方向にスライドさせると(図11(B)の符合D1a、D1b参照)、係止部材40がベアリング30により押圧されて、係合孔から放射方向に突出している(図11(B)の符合D2参照)。従って、紙管ホルダ10は、ホルダ20を軸支する機能と、係止部材40を押圧する機能の二つを備えるようにベアリング30を含んでおり、構成要素の数を最小にして、作用幅を大幅に狭めることを達成している。
特許文献1に開示された紙管ホルダ10は、狭い幅の紙管Bを保持させるのに効果的である。しかしながら、この構成では、様々な幅の紙管Bを保持させるのに課題が残されていた。即ち、一般に、巻取装置では、スリット後の細幅シートの端部同士が重ならないように、細幅シートを二つ又は複数個の巻取軸100上に千鳥状に振り分けて、ロール状に巻取っている。このため、巻取軸100のシャフトA上に並置される各紙管ホルダ10の間隔、つまり各係止部材40の巻取りピッチPOは一定である。そして、図12に示すように、この巻取りピッチPOに合わせて、各紙管ホルダ10上に所定のピッチP1で紙管Bを並列配置させている。しかしながら、図13に示すように、紙管ホルダのピッチPOと異なるピッチP2、例えばより大きなピッチP2で、紙管ホルダ10上に複数個の紙管Bを並列配置させる場合には、各係止部材40に対して割り当てられる紙管Bに位置ずれが生じることになる。特に、細幅シートを巻取る場合において、紙管ホルダ10のピッチPOと、紙管BのピッチP2が異なる結果、一つの係止部材40に対して二つの紙管Bが割り当てられるような時には、係止部材40に加わる張力が増大するため、係止部材40の操作性を低下させるおそれがあった。このような問題は、上記特許文献1に記載の紙管ホルダ10に限らず、広く一般に課題とされている。このため、従来の巻取軸100では、特定の紙管ホルダ10により、巻き取れる紙管Bの幅が限定されていた。
特許第3632175号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、様々な幅の紙管を保持させるようにした巻取軸及び巻取軸のホルダに用いる係止部材を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した巻取軸に係る発明においては、複数個の係止部材を等間隔で突出自在に配置した複数のホルダを軸方向に装着した巻取軸であって、各ホルダを軸支するベアリングにより直接前記係止部材を押圧させて、前記各ホルダの表面に形成された係合孔から前記係止部材を突出させて、係止面により周囲の部材を押圧させるようにし、さらに、前記係止部材には、突出高さがほぼ一定前記係止面を有するものと、ほぼ半分の高さを低くして左右の突出高さを変えた前記係止面を有するものとが含まれ、突出高さがほぼ一定の係止面を有する係止部材を係止孔に着脱自在に取り付けたホルダと、ほぼ半分の高さを低くして左右の突出高さを変えた係止面を有する係止部材を係止孔に着脱自在に取り付けたホルダと、を軸方向に並置したことを特徴とする。
また、請求項2に記載した巻取軸に係る発明においては、複数個の係止部材を等間隔で突出自在に配置した複数のホルダを軸方向に装着した巻取軸であって、各ホルダを軸支するベアリングにより直接前記係止部材を押圧させて、前記各ホルダの表面に形成された係合孔から前記係止部材を突出させて、係止面により周囲の部材を押圧させるようにし、さらに、前記係止部材には、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面を一様に有するものと、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面の一部を取り除いてベアリングが直接当接しない部分を有するものとが含まれ、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面を一様に有する係止部材を係合孔に着脱自在に取り付けたホルダと、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面の一部を取り除いてベアリングが直接当接しない部分を有する係止部材を係合孔に着脱自在に取り付けたホルダと、を軸方向に並置したことを特徴とする。
また、請求項3に記載した係止部材に係る発明においては、巻取軸のホルダに用いられる係止部材であって、前記ホルダを軸支するベアリングにより直接押圧されて、前記ホルダの表面に形成された係合孔から突出して、係止面により周囲の部材を押圧させるようにし、さらに、前記係止部材は、ほぼ半分の高さを低くして左右の突出高さを変えた前記係止面を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載した係止部材に係る発明においては、巻取軸のホルダに用いられる係止部材であって、ホルダを軸支するベアリングにより直接押圧されて、前記ホルダの表面に形成された係合孔から突出して、係止面により周囲の部材を押圧させるようにし、さらに、前記係止部材は、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面の一部を取り除いてベアリングが直接当接しない部分を有することを特徴とする。
請求項1に記載の巻取軸の発明によれば、ホルダを軸支する機能と、係止部材を押圧する機能の二つを備えるベアリングにより係止部材を突出させることで、作用幅を大幅に狭めて、幅の狭い紙管を保持できるようにしており、さらに、係止部材の係止面の範囲を任意に変更させることで、幅の狭い紙管に限らず、様々な幅の紙管を保持できる。
請求項2に記載の巻取軸の発明によれば、ホルダを軸支する機能と、係止部材を押圧する機能の二つを備えるベアリングにより係止部材を突出させることで、作用幅を大幅に狭めて、幅の狭い紙管を保持できるようにしており、さらに、係止部材がベアリングと作用する範囲を任意に変更させることで、幅の狭い紙管に限らず、様々な幅の紙管を保持できる。
請求項3に記載の係止部材の発明によれば、ホルダを軸支する機能と、係止部材を押圧する機能の二つを備えるベアリングにより係止部材を突出させることで、作用幅を大幅に狭めて、幅の狭い紙管を保持できるようにしており、さらに、係止部材の係止面の範囲を任意に変更させることで、幅の狭い紙管に限らず、様々な幅の紙管を保持できる。
請求項4に記載の係止部材の発明によれば、ホルダを軸支する機能と、係止部材を押圧する機能の二つを備えるベアリングにより係止部材を突出させることで、作用幅を大幅に狭めて、幅の狭い紙管を保持できるようにしており、さらに、係止部材がベアリングと作用する範囲を任意に変更させることで、幅の狭い紙管に限らず、様々な幅の紙管を保持できる。
本発明は基本的には以上のように構成されて、一つの巻取装置で、様々なシート幅の細幅シートを巻取るようにして、操作の幅を広める。さらに、特に係止部材の形状の変化だけにより、様々な幅の紙管を保持させるようにしたので、複雑な制御系を必要とせずに、操作コストを抑えながら、高度な巻取操作を行うことができる。また、係止部材の変更だけで、従来の設備をそのまま利用することができる。好適には、ホルダを軸支するベアリングにより直接係止部材を作用させるが、この形態に限定されなくてもよい。
以下、本発明に係る好適な実施形態について、添付した図を参照して説明する。
背景技術で説明したように、一般に、巻取装置100のシャフトAの外周には複数個のクランプ機構(紙管ホルダ)10が同軸状に並置されており、これら紙管ホルダ10の外面上には、出没自在なように係止部材40が備えられている(図12参照)。そして、紙管ホルダ10の外面から係止部材40を突出させることで、周囲の紙管Bを保持させている(図11参照)。通常、係止部材40の突出高さは一様に定められている。これに対して、本発明では、同様に巻取装置100のシャフトAの外周に複数個の紙管ホルダ10を同軸状に並置させて、これら紙管ホルダ10の外面上に、出没自在なように係止部材40を備えるが、係止部材40の突出高さをより細かく調整させる。そして、紙管ホルダPOと紙管のピッチP2が異なる結果、紙管ホルダ10上に紙管Bがずれて配置されるような場合であっても(図13参照)、特定の係止部材40の突出高さを調整することで、位置ずれに合わせて、柔軟に巻取操作が行えるようする。本発明に係る係止部材40の突出高さの調整は、様々な紙管ホルダ10に適用することができるが、以下の説明では、紙管ホルダ10は、基本的には、特許文献1に開示されたように構成されるものとする。尚、特許文献1の発明は、本発明と同一出願人によって出願されており、この内容は参照上、本発明に包含される。
図1には、本発明に係る紙管ホルダ10が示されている。但し、図1では、説明を容易にするため、図11に示した紙管ホルダ10、10を二つ、並置して示している。また、図1では、図13に示したように、紙管ホルダ10と紙管BのピッチPO、P2が異なるため、二つの紙管ホルダ10、10にまたがるように、一つの紙管Bがずれて配置される場合を示している。このような場合、従来技術では、図11の(A)、(B)に示したように、これら二つの紙管ホルダ10、10を作用させると、夫々、符合D2で示したように、係止部材40を一様な高さで放射方向に突出させて、双方から紙管Bの内面を押圧させていた。これに対して、本発明に係る実施形態では、図1の(A)、(B)に示すように、これら二つの紙管ホルダ10、10を作用させても、夫々、符合D2、D2’で示すように、係止部材40の突出高さを異なるように調整させている。例えば、一方(図1の右側)の紙管ホルダ10は、図11に示したように通常通りに作用して、符合D2で示すように、放射方向に突出する係止部材40により紙管Bを保持させるが、他方(図1の左側)の紙管ホルダ10は、符合D2’で示すように、係止部材40の突出高さを部分的に調整させて、紙管Bが圧接される範囲を限定させている。つまり、左側の紙管ホルダ10では、符合Sで示すように、係止部材40を突出させても、この上方の紙管Bを押圧しないように、係止部材40の突出高さを部分的に低くしている。この結果、二つの紙管ホルダ10、10上にまたがるように配置された紙管Bは、一方(図1の右側)の紙管ホルダ10のみから押圧されて、他方(図1の左側)の紙管ホルダ10からは押圧されない。従って、紙管ホルダ10と紙管Bとの間に位置ずれが生じていても、この位置ずれに対応して、柔軟に紙管Bを保持することができる。
ここで、紙管ホルダ10の操作について説明する。
例示した紙管ホルダ10は、ホルダ20内にベアリング30と係止部材40を直接当接させるように収容しており、図11に示したように、ベアリング30をスライド移動させると(図11(B)の符合D1a、D1b参照)、係止部材40がベアリング30によって押圧されて、放射方向に突出している(図11(B)の符合D2参照)。この構成は、図2と3に示すように、主にベアリング30の収容状態によって、第一の形態と第二の形態に分けることができる。
即ち、第一の形態では、図2の(A)に示すように、紙管ホルダ10は、係止部材40の両側にベアリング30を夫々回転自在かつ軸方向にスライド自在に設けている。そして、図2の(B)に示すように、これらベアリング30の各々を係止部材40に対して同時に軸方向にスライドさせることにより、係止部材40を傾斜状外周面33、43に沿って係合孔から放射方向に突出させている。尚、図2に示した例では、並置された4つのベアリングの夫々が、係止部材40に向ってスライドしている。
また、第二の形態では、図3の(A)に示すように、紙管ホルダ10は、係止部材40の両側にベアリング30を設けるが、これらベアリング30のうち、一方のベアリング30aを回転自在かつ軸方向不動に固定させており、他方のベアリング30bのみを回転自在かつ軸方向にスライド自在に設けている。そして、この軸方向に移動可能なベアリング30bのみを係止部材40に対して軸方向にスライドさせることにより、係止部材40を傾斜状外周面33、43に沿って係合孔から放射方向に突出させている。尚、図3に示した例では、並置された4つのベアリングのうち、中央の二つのベアリング30bだけが、夫々係止部材40に向って移動している。
即ち、第二の形態(図3参照)では、第一の形態(図2参照)と異なり、二つのベアリングのうちの一方30aを止め輪(スナップリング)39により軸方向の移動を固定させている。好適には、この固定手段は止め輪39であるが、他、シャフトAに固定したリングにビスを係止させて、同様の効果を奏してもよい。このため、第二の形態(図3参照)では、ベアリング30をスライド移動させる手段の数は第一の形態(図2参照)と比較して約半数でよい。また、この構成では、端部の紙管ホルダ10を位置決めする定置リング15が不要になるという効果を奏する。
このように、紙管ホルダ10は主に二つの形態に分けることができるが、本発明では、いずれの形態も利用することができる。
ここで、紙管ホルダ10に用いられるホルダについて説明する。
図5には、図1〜3に示したホルダ20の(A)正面図と(B)該正面図のb−b線に沿った断面図が例示されている。図示されるように、ホルダ20は偏平円筒状に形成され、内壁23中央から本体中心に向けて突条部24を突出形成して中空室(空隙部)27(図5の(A)参照)を左右対称の二つのチャンバ(室)27a、27b(図5の(B)参照)に分けている。各々のチャンバ27a、27bには、ベアリング30、30(図1〜3参照)が収納される。さらに、突条部24の側面に停止面25を形成して、軸方向にスライドするベアリング30に対して停止機能を備えている。この際、停止面25を突条部24より若干手前に形成して、スライドするベアリング30が直接突条部24に当接することを防止させてもよい。またホルダ20は外表面21上に少なくとも二個以上の係合孔26を放射方向に適宜間隔を置いて形成して、この係合孔26に係止部材40(図1〜3参照)を放射方向に出没自在に備える。係止部材40は係合孔26から突出することで、隣接する紙管Bの内面を押圧する。図示したホルダ20は、合計4個の係合孔26を約90°の等間隔で設けており、これら係合孔26内に係止部材40を配置できるようにしている。しかしながら、係合孔26の個数は4個に限定されず、少なくとも2個以上であればよい。
次に、ベアリング30について説明する。
図1、11から理解できるように、ベアリング30はホルダ20のチャンバ27の水平内壁部23(図5参照)とスライド自在に密着するように外輪31を定めるとともに、シャフトA(図12参照)に対して周方向に回転自在に密着するように内輪32を定めており、ホルダ20により回転自在に嵌合される。ただし、図2に示した第一の形態に係る一組のベアリング30は、いずれも軸方向にスライド自在に配置されるが、図3に示した第二の形態に係る一組のベアリング30は、一方は軸方向にスライド自在に配置され、他方は軸方向に固定されるという相違がある。この軸方向に固定されるベアリング30aは、好適にはベアリング固定用の止め輪39を備える(図3参照)。これら図では、ベアリング30としてボールベアリングを示しているが、これは、紙管ホルダ10は主に放射方向に力を受けるためである。しかしながら、実施の形態によってはボールベアリング以外の種類のベアリング30を使用することは可能であって、またベアリング30の具体的な種類によって本発明は限定されないことを理解されたい。
この紙管ホルダ10では、ベアリング30は、ホルダ20内で、係止部材40と直接当接するように収容される(図2(A)、図3(A)参照)。好ましくは、ベアリング30と係止部材40の双方の端部に傾斜状外周面33、43を備えて、これら傾斜状外周面33、43によりベアリング30と係止部材40を直接当接させて、図2(B)又は図3(B)に示したように、ベアリング30のスライド運動を係止部材40の突出運動に滑らかに伝えるようにする。但し、この傾斜状外周面33、43は曲面状の外周面でもよく、または平面状の外周面でもよく、また、これら傾斜状外周面33、43の大きさは任意である。また、市販のベアリング30はこの軸受外径面と側面との交わる位置で角を取り除くように面取り(丸み)を形成している場合があるため、この部位をベアリング30の傾斜状外周面33として直接利用してもよい。
次に、ベアリング30をスライドさせる駆動手段について説明する。
ベアリング30は、駆動手段によって押圧されることでスライドする。この駆動手段は任意に構成することができるが、好適には流体圧力(例えば、圧搾空気)により作用する。例えば、図6に示すように、ベアリング30に対して近接配置されるように、駆動手段としてピストン50を設けて、このピストン50に対して、図12に示したようなシャフト内の送気路9a、9b又は9cから流体圧力を伝える。そして、ピストン50を移動させることで、ベアリング30を押圧させて、図2(B)又は図3(B)に示したように、軸方向にスライド移動させる。このピストン50は、シャフトAの軸方向に対して垂直に移動して、主にベアリング30の内輪を押圧させることで、ベアリング30を軸方向にスライドさせている。ただし、送気路9a、9b又は9cの数と構成は、図12に示したものに限定される必要はない。また、ベアリング30を軸方向にスライド移動させるピストン50は、他、様々に構成することができる。例えば、このピストンは、図7に示すように、リング状のピストン60であって、送気路9a、9b又は9cから圧搾空気が供給されると、シャフトAの軸方向に対して平行に移動して、主にベアリング30の内輪及び外輪の双方を押圧させることで、ベアリング30を軸方向にスライドさせてもよい。また、図12から理解できるように、シャフトA内に圧搾空気を供給するため、シャフトAの端部側にロータリージョイント部70を隣接配置して、この外表面上に形成した送気孔19a、19b、19cから、外部から取り込んだ空気を送気路9a、9b、9cにそれぞれ送るようにしてもよい。本発明を実施する上で、ベアリング30をスライドさせる駆動手段50、60の詳細は重要ではないため、さらなる説明は省略するが、具体例として、本発明に包含される特許文献1に記載のように構成することができる。
次に、本発明に係る係止部材40について説明する。
以上のように、紙管ホルダ10を構成することで、係止部材40の出没操作が行われるが、これらは従来技術において公知である。本発明では、さらに、予め係止部材40の外面(係止面)41に部分的に高低差Sを設けることで、上述のようにベアリング30をスライドさせて、係止部材40を一様に放射方向に突出させても、特定の係止部材40の突出高さを部分的に低くしている。再度図1を参照すると、左右の二つの紙管ホルダ10は、図2又は3に示したように、夫々等しくベアリング30を駆動させている。しかしながら、左右の二つの紙管ホルダ10は、係止部材40の係止面41の高さを相違させているため、一様に係止部材40を突出させても、夫々異なるクランプ作用を提供している。この結果、図1の右側の紙管ホルダ10は、係止部材40によって、従来と同様に紙管Bを保持させるが、図1の左側の紙管ホルダ10は、高低差Sを有する係止面41を備えた係止部材40によって、限られた領域から紙管ホルダBを保持できるようにしている。このため、二つの紙管ホルダ10にまたがって配置された紙管Bに対して、二つの紙管ホルダ10を作用させても、一方の紙管ホルダ10のみから紙管Bを保持することが可能になる。
係止部材40の突出高さを部分的に低くすることは、様々に構成することができる。例えば、図1〜3に例示した実施形態では、左側の紙管ホルダ10の係止部材40は、係止面41の略半分の高さを低めており、この低められた側Sを突出させても、紙管Bの内面との間にギャップが設けられるようにしている。この範囲は様々に定めることができ、図1〜3に示したように、係止部材40の右側に限り突出高さを低めてもよく、又は、左側に限り突出高さを低めてもよい。但し、係止部材40はホルダ20に対して着脱自在に設けられており、この左右の向きを180°変えることで、一つの係止部材40により、状況に応じて、右又は左側の突出高さを低めることができる。
このように、図1〜3に示した実施形態では、ベアリング30を一様に駆動させても、特定の係止部材40の突出高さを低くできるようにしている。この際、いずれの係止部材40もベアリングの作用により突出している。しかしながら、実施形態によっては、ベアリング30を一様に駆動させても、特定の係止部材40を突出させないようにすることが好ましい場合がある。例えば、紙管ホルダ10と紙管BのピッチPO、P2が相違する結果、紙管ホルダ10上で紙管Bがずれて配置されるため、3つの紙管ホルダ10上に一つの紙管Bが割り当てられるような場合には、これら紙管ホルダ10のうち一つの作用を停止させることが好ましいことがある。このため、本発明では、さらに、ベアリング30を一様に駆動させても、特定の係止部材40の突出を任意に停止させるようにする。
具体的には、図1〜3に示した実施形態では、係止部材40は下方に備えた傾斜状外周面43によりベアリング30の外輪31と直接当接しており、ベアリング30の軸方向のスライドによって、係止部材40は傾斜状外周面43に沿って放射方向に突出している。これに対して、図4に示した実施形態では、符合Tに示すように、係止部材40は部分的に傾斜状外周面43を備えることで、ベアリング30の外輪31と当接する範囲を限定させている。即ち、図4の右側に示す係止部材40は、図1〜3に示したものと同様に、ベアリング30と当接する傾斜状外周面43を一様に有しており、図3に示したようにベアリング30をスライドさせると、係止部材40はベアリング30から作用を受けて、傾斜状外周面43に沿って放射方向に突出する。しかし、図4の左側に示す係止部材40は、符合Tに示すように、特定の範囲内で傾斜状外周面43を取り除いており、傾斜状外周面43を備えない右側からベアリング30をスライドさせても、ベアリング30と係止部材40の間にギャップがあるので、係止部材40はベアリング30から作用を受けず、係止部材40はホルダ20内に収容されたままになる。尚、図3に示したものと、図4に示したものでは、いずれもベアリング30の駆動は全く同じように行われている。しかし、係止部材40の下方の形状の相違によって、図3に示した例では、左右の係止部材40はともにホルダ20から突出するが、図4に示した例では、左右の係止部材40のうち、右側の係止部材40だけがホルダ20から突出して、左側の係止部材40は、ベアリング30の移動にかかわらず、ホルダ20内に収容されたままになるという変化が生じている。
このように、図1〜3に示した実施形態では、係止部材40は、上方の係止面41の形状を変化させることにより、ベアリング30を一様に駆動させても、特定の係止部材40の突出高さを低くできるようにしている。また、図4に示した実施形態では、係止部材40は、下方の傾斜状外周面43の形状を変化させることにより、ベアリングを一様に駆動させても、特定の係止部材40を突出させないようにしている。図1〜3に示した係止部材40の形状と、図4に示した係止部材40の形状は、組み合わせることができる。そして、これら異なる種類の係止部材40は、任意の組合せで紙管ホルダ10に取付けられて、個々の紙管ホルダ10が夫々異なるクランプ作用を提供できるようにする。このため、図13に示したように、紙管ホルダ10と紙管BとのピッチPO、P2が相違する結果、紙管ホルダ10上に紙管Bがずれて配置された場合でも、個々の紙管ホルダ10の作用幅を細かく調整することで、夫々位置ずれに対応して、柔軟に巻取操作を行えるようにする。係止部材40は手動により、任意の組合せで紙管ホルダ10上に取付けられる。そして、ベアリング30を一様に作用させても、個々の紙管ホルダ30が異なる作用幅でクランプ作用を提供できるようにする。この構成では、個別に紙管ホルダ10のクランプ作用の調整を行うにあたり、さらなる制御器やセンサ、また制御手段等を必要とせず、さらに巻取軸100の構成を複雑化させることがないという大きな利点がある。また、係止部材40の形状だけを変更させるので、特に上記特許文献1に記載のように構成された紙管ホルダ10に限らず、同様の係止部材40を利用する様々な紙管ホルダに広く適用することができる。従って、従来の設備投資を利用できるので、コスト面でも大きな利点がある。
ここで、係止部材40の外部形状についてより詳しく説明する。
図8には、特に、図1〜3に示した特徴と図4に示した特徴を組み合わせた形状を有する係止部材40について、(A)上方からの斜視図、(B)下方からの斜視図、(C)平面図及び(D)底面図を夫々示している。また、図8の(A)のm−m線に沿った断面図とn−n線に沿った断面図を夫々、図9の(A)と(B)に示している。これら図から理解できるように、基本的に、係止部材40は、ホルダ20の係合孔26から突出できるように、短棒状に形成されている。好適には、係止部材40は駒形状に形成される。
また、好適には、図8の(A)に示すように、紙管B(図1参照)を直接押圧する係止部材40の係止面41をホルダ20の外表面21(図5参照)に沿って湾曲するように形成する。この際、係止部材40をホルダ20の外表面21に没入させるときに、係止面41がホルダ20の外表面21と整列(図1参照)するように係止面41を形成してもよく、または係止面41が幾分外表面21の内側に没入するように係止面41を形成してもよい。後者では、係止面41を外表面21より突出させず操作上摩擦が少ないという利点がある。さらに、図1〜3を参照して説明したように、係止面41の高さは様々に変えることができる。例えば、図8の(A)の符合Sから理解できるように、切削加工により、係止面41の一部を取り除くことで、係止面41の高さを部分的に低くさせてもよい。
また、好適には、係止面41下方に傾斜状外周面43を形成して、ベアリング30の外輪31の端部33と当接させる。この際、係止面41の下方に略円錐台形状又は略円錐形状の軸部42を形成することで、曲面状の傾斜状外周面43を提供してもよく、または短棒状の軸部42に曲面状または平面状の傾斜状外周面43を適宜形成することで備えてもよい。さらに、図4を参照して説明したように、傾斜状外周面43は任意の範囲内に限り備えられることができる。例えば、図8の(D)の符合Tから理解できるように、切削加工により、軸部42の一部を取り除くことで、傾斜状外周面43の範囲を部分的に調整させてもよい。
好適には、図5と8の(A)に示すように、係止部材40は、ホルダ20の外表面21上で非固定状態、つまり着脱自在に収容されるため、好適にはホルダ20と係止部材40の各々の外表面に渡るように溝部28、溝部48を形成する。これら溝部28、48内には、弾性部材18(図2、12参照)が挿通されて、係止部材40をホルダ20の係合孔26内に押圧させる。具体的には、弾性部材18は細長く螺旋状に延びるばねである。しかしながら弾性部材18としてばね以外に、弾性を有する紐やOリング等を使用することは可能である。ただし、これら弾性部材18の弾力の大きさは、突出した係止部材40を没入状態に戻す作用を有し、また係止部材40の突出操作に支障を与えないものとする。
上述したように、係止部材40は係止面41の形状を変えることで、ホルダの外表面21からの係止面41の突出高さを細かく調整することができる。例えば、図9の(A)に示すように、係止部材40の係止面41の中央に、弾性部材18を取付けるための溝部48を形成する場合には、この溝部48を境にして、左右の係止面41の高さを変えるように、係止部材40の突出高さを調整してもよい。図9の(A)に示したものでは、係止部材40は左側の係止面41の高さに比べて、右側の係止面41の高さを低くして(符合S参照)、突出時に左側の係止面41が紙管の内面を押圧するとき、右側の係止面41が紙管の内面との間にギャップを設けるようにしている。このギャップの大きさは、実施形態によって適宜定めることができる。但し、このように係止部材40の高さを部分的に変更させても、溝部48による弾性部材18を保持する機能が損われないようにする。
図9の(A)に示す例では、係止部材40の係止面41の右側の高さを低くする(符合S参照)とともに、これと反対側の、左側の軸部42の傾斜状外周面43の一部を取り除いている(符合T参照)。この場合、係止部材40は、右側の傾斜状外周面43からベアリング30と直接当接して、右側からベアリング30を軸方向にスライドさせると、係止部材40は右側の傾斜状外周面43に沿って放射方向に突出する。但し、係止面41の右側の高さを低くしているため、係止部材40は左側から紙管Bを押圧する。一方、係止部材40に対して左側からベアリング30を軸方向にスライドさせると、この側では傾斜状外周面43が取り除かれていることにより、ベアリング30の外輪31と係止部材40が直接当接しないため、ベアリング30のスライドに係らず、係止部材40はホルダ20内に収容されたままになる。
これに対して、図10の(B)に示すように、係止部材40の係止面41の左側の高さを低くする(符合S参照)とともに、これと同じ側の、左側の軸部42の傾斜状外周面43の一部を取り除くようにしてもよい(符合T参照)。この場合、係止部材40は、右側の傾斜状外周面からベアリング30と直接当接して、右側からベアリング30を軸方向にスライドさせると、係止部材40は右側の傾斜状外周面43に沿って放射方向に突出する。但し、係止面41の左側の高さを低くしているため、係止部材40は右側から紙管Bを押圧する。一方、係止部材40に対して左側からベアリング30を軸方向にスライドさせると、この側では傾斜状外周面43が取り除かれていることにより、ベアリング30の外輪31と係止部材40が直接当接しないため、ベアリング30のスライドに係らず、係止部材40はホルダ20内に収容されたままになる。
図9と10に示した構成は、夫々左右逆、つまり鏡像関係となるように構成することができる。これは、単にホルダ20内に収容する係止部材40の向きを180°変えることで達成できる。
このように、本発明では、係止面41の形状を変化させた係止部材40(図1〜3参照)と、傾斜状外周面43の形状を変化させた係止部材40(図4参照)と、係止面41と傾斜状外周面43の形状を変化させた係止部材40(図8〜10参照)を提供する。これら係止部材40は、紙管ホルダ10の係合孔26から任意に着脱自在に取付けられる。この取付けは、実施形態に合わせて柔軟に変更することができるため、紙管ホルダ10と紙管BのピッチPO、P2が相違する結果、紙管ホルダ10上に紙管Bがずれて配置されるような場合(図13参照)であっても、位置ずれは予測できるので、個々の紙管ホルダ10による係止部材40の突出状態を細かく調整することで、夫々の位置ずれに合わせて、柔軟に巻取操作を行えるようにする。従って、巻取装置100によって巻き取られる紙管Bの幅は、従来のように限定されず、格段に広げられており、基本的には、ほとんどの幅の紙管Bを巻き取ることが可能になる。
本発明に関する紙管ホルダを二つ並置させた状態を(A)と(B)に分けて示す図である。 図1に示した紙管ホルダの内部構造を示す図であって、特に、二つのベアリングを夫々一つの係止部材に向けてスライドさせる状態を(A)と(B)に分けて示す図である。 図1に示した紙管ホルダの内部構造を示す図であって、特に、二つのベアリングのうち、片方のみを一つの係止部材に向けてスライドさせる状態を(A)と(B)に分けて示す図である。 図3に対応するように、紙管ホルダの内部構造を示す図であって、特に、ベアリングの移動にかかわらず、一方の係止部材をホルダ内に収容させる状態を(A)と(B)に分けて示す図である。 図1に示したホルダを(A)と(B)に分けて示す図である。 軸方向に対して垂直に移動して、ベアリングをスライドさせるベアリングの駆動手段を示す図である。 軸方向に対して平行に移動して、ベアリングをスライドさせるベアリングの駆動手段を示す図である。 本発明に係る係止部材を(A)〜(D)に分けて示す図である。 図8(A)のm−m線に沿った断面図と、n−n線に沿った断面図を(A)と(B)に分けて示す図である。 図9に対応するように、係止面の突出高さを逆方向に調整した係止部材を(A)と(B)に分けて示す図である。 特許文献1に開示された紙管ホルダを(A)と(B)に分けて示す図である。 図11の紙管ホルダを複数、軸方向に並置させた巻取軸であって、この巻取りピッチに合わせて紙管を配置させた状態を示す図である。 図11の紙管ホルダを複数、軸方向に並置させた巻取軸であって、この巻取りピッチと異なるピッチで紙管を配置させた状態を示す図である。
符号の説明
A シャフト
B 紙管
S 係止面の調整部
T 傾斜状外周面の調整部
10 紙管ホルダ(クランプ機構)
18 弾性部材(ばね)
20 ホルダ
26 係合孔
27a、27b チャンバ(室)
28 溝部
30 ベアリング
33 傾斜状外周面
40 係止部材
41 係止面
42 軸部
43 傾斜状外周面
48 溝部
100 巻取軸

Claims (4)

  1. 複数個の係止部材を等間隔で突出自在に配置した複数のホルダを軸方向に装着した巻取軸であって、各ホルダを軸支するベアリングにより直接前記係止部材を押圧させて、前記各ホルダの表面に形成された係合孔から前記係止部材を突出させて、係止面により周囲の部材を押圧させるようにし、さらに、
    前記係止部材には、突出高さがほぼ一定前記係止面を有するものと、ほぼ半分の高さを低くして左右の突出高さを変えた前記係止面を有するものとが含まれ、突出高さがほぼ一定の係止面を有する係止部材を係止孔に着脱自在に取り付けたホルダと、ほぼ半分の高さを低くして左右の突出高さを変えた係止面を有する係止部材を係止孔に着脱自在に取り付けたホルダと、を軸方向に並置したことを特徴とする巻取軸。
  2. 複数個の係止部材を等間隔で突出自在に配置した複数のホルダを軸方向に装着した巻取軸であって、各ホルダを軸支するベアリングにより直接前記係止部材を押圧させて、前記各ホルダの表面に形成された係合孔から前記係止部材を突出させて、係止面により周囲の部材を押圧させるようにし、さらに、
    前記係止部材には、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面を一様に有するものと、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面の一部を取り除いてベアリングが直接当接しない部分を有するものとが含まれ、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面を一様に有する係止部材を係合孔に着脱自在に取り付けたホルダと、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面の一部を取り除いてベアリングが直接当接しない部分を有する係止部材を係合孔に着脱自在に取り付けたホルダと、を軸方向に並置したことを特徴とする巻取軸。
  3. 巻取軸のホルダに用いられる係止部材であって、前記ホルダを軸支するベアリングにより直接押圧されて、前記ホルダの表面に形成された係合孔から突出して、係止面により周囲の部材を押圧させるようにし、さらに、前記係止部材は、ほぼ半分の高さを低くして左右の突出高さを変えた前記係止面を有することを特徴とする係止部材。
  4. 巻取軸のホルダに用いられる係止部材であって、ホルダを軸支するベアリングにより直接押圧されて、前記ホルダの表面に形成された係合孔から突出して、係止面により周囲の部材を押圧させるようにし、さらに、前記係止部材は、前記ベアリングと直接当接する傾斜状外周面の一部を取り除いてベアリングが直接当接しない部分を有することを特徴とする係止部材。
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