JP2009143021A - 被印字媒体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、安価で且つ小型のダンパ手段によって、ロール紙支持機構に支持させるロール紙が、表巻きか、裏巻きかにかかわらず、ダンピング効果を作用させることができる被印字媒体供給装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ダンパローラ51を、円柱状のダンパ軸511と、ダンパ軸511の両端部に径が大きい端部がそれぞれ配置されるように、ダンパ軸511の略中央部分に径の小さい端部が環装された一対の円錐バネ512と、ダンパ軸511の両端部に配置されている円錐バネ512の径が大きい端部に、両端部の内周がそれぞれ外接するように取り付けられた円筒状のローラ胴体部513とで構成する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、被印字媒体が巻回されたロール紙をロール紙支持機構によって回転可能に支持し、被印字媒体を印字装置に供給する被印字媒体供給装置に関し、特にロール紙支持機構から印字装置に被印字媒体が供給される際の慣性負荷を軽減するダンパ手段を有する被印字媒体供給装置に関する。
ロール紙をロール紙支持機構によって回転可能に支持し、被印字媒体を印字装置に供給する被印字媒体供給装置においては、印字装置による被印字媒体の搬送によって、ロール紙支持機構に支持されたロール紙が回転して被印字媒体が繰り出されるが、回転起動時の慣性負荷の影響で被印字媒体の搬送距離が短くなってしまい、印字縮みが発生してしまうため、ロール紙支持機構から印字装置に被印字媒体が供給される際の慣性負荷を軽減するダンパ手段が設けられている。
ダンパ手段によってダンピング効果を作用させる向きは、ロール紙支持機構に支持されたロール紙が、表巻き、すなわちラベルや被印字面を外側して巻き回されている状態か、裏巻き、すなわちラベルや被印字面を内側して巻回されている状態かによって、略反対方向にする必要がある。そこで、略反対方向のいずれにもダンピング効果を作用させる機構として、ダンパ固定軸とダンパ可動軸とからなる2軸構造を採用し、ダンパローラを略反対方向のいずれにも弾性をもって可動させる、複数の揺動部材、弾性部材およびストッパ部材からなる機構をダンパローラの端部に設け、ロール紙支持機構に支持させるロール紙が、表巻きか、裏巻きかにかかわらず、ダンピング効果を作用させることができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、被印字媒体の折れ曲がりを防止するためには、ダンパ固定軸とダンパ可動軸との距離を長くする必要があると共に、ダンパ可動軸の端部に複雑な機構を設ける必要があるため、ダンパ手段が高価で且つ大型化してしまうという問題点があった。
特開2007−126230号公報
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、安価で且つ小型のダンパ手段によって、ロール紙支持機構に支持させるロール紙が、表巻きか、裏巻きかにかかわらず、ダンピング効果を作用させることができる被印字媒体供給装置を提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、被印字媒体がロール状に巻回されたロール紙をロール紙支持機構に回転可能に支持し、前記ロール紙支持機構から印字装置に前記被印字媒体を供給する被印字媒体供給装置であって、前記ロール紙支持機構に支持された前記ロール紙の軸と略平行に配設され、前記ロール紙支持機構から前記印字装置に前記被印字媒体が供給される際の慣性負荷を軽減するダンパローラを具備し、前記ダンパローラは、円柱状のダンパ軸と、該ダンパ軸の両端部に径が大きい端部がそれぞれ配置されるように、前記ダンパ軸の略中央部分に径の小さい端部が環装された一対の円錐バネと、前記ダンパ軸の両端部に配置されている前記円錐バネの径が大きい端部に、両端部の内周がそれぞれ外接するように取り付けられた円筒状のローラ胴体部とからなることを特徴とする被印字媒体供給装置に存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記ダンパ軸を前記ロール紙支持機構に支持された前記ロール紙の軸と略平行に支持するダンパガイドを具備し、前記ダンパガイドには、前記ダンパ軸を支持するセット部が、高さの異なる位置に複数箇所形成されていることを特徴とする請求項1記載の被印字媒体供給装置に存する。
また請求項3記載の発明の要旨は、隣り合う前記セット部は、前記ローラ胴体部の半径の2倍よりも狭い間隔で形成されていることを特徴とする請求項2記載の被印字媒体供給装置に存する。
また請求項4記載の発明の要旨は、前記ダンパガイドには、前記ダンパガイドから前記ダンパ軸を取り外すことなく異なる高さの前記セット部に異動させることができるように、前記セット部間を繋ぐ通路が形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の被印字媒体供給装置に存する。
また請求項5記載の発明の要旨は、前記セット部に至る通路には、通路の間隔を狭くする突起部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の被印字媒体供給装置に存する。
本発明の被印字媒体供給装置は、ダンパローラを、円柱状のダンパ軸と、ダンパ軸の両端部に径が大きい端部がそれぞれ配置されるように、ダンパ軸の略中央部分に径の小さい端部が環装された一対の円錐バネと、ダンパ軸の両端部に配置されている円錐バネの径が大きい端部に、両端部の内周がそれぞれ外接するように取り付けられた円筒状のローラ胴体部とで構成することにより、複雑な機構を用いることなく、表巻き・裏巻きロール紙のいずれにも対応して、ダンピング効果を作用させる機能をダンパローラ自体に組み込むことができ、安価で且つ小型のダンパ手段によって、ロール紙支持機構に支持させるロール紙が、表巻きか、裏巻きかにかかわらず、ダンピング効果を作用させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明の被印字媒体供給装置は、ロール紙支持機構に支持されたロール紙の軸と略平行にダンパ軸を支持するダンパガイドを設け、ダンパガイドに、ダンパ軸を支持するセット部を高さの異なる位置に複数箇所形成することにより、ダンパ軸を支持させるセット部を変更するだけで、表巻き・裏巻きのロール紙のいずれにも対応して、ダンピング効果を作用させる機能が組み込まれたダンパローラの高さを簡単に変更することができ、用紙搬入口の高さが異なる多くの印字装置に対応することができるという効果を奏する。
さらに、本発明の被印字媒体供給装置は、隣り合うセット部を、ローラ胴体部の半径の2倍よりも狭い間隔で形成することにより、ロール紙支持機構に装着されるロール紙が表巻きもしくは裏巻きのいずれであっても、ダンパローラの高さを変更すると共に、被印字媒体がローラ胴体部に接触する側(上側もしくは下側)を変更することで、印字装置への被印字媒体の供給角度を略同一にすることができるという効果を奏する。
さらに、本発明の被印字媒体供給装置は、ダンパガイドに、ダンパガイドからダンパ軸を取り外すことなく異なる高さのセット部に異動させることができるように、セット部間を繋ぐ通路を形成することにより、ダンパローラが紛失することがないという効果を奏する。
さらに、本発明の被印字媒体供給装置は、セット部に至る通路に、通路の間隔を狭くする突起部を形成することにより、ダンパ軸をセット部にしっかりとセットすることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る被印字媒体供給装置の実施の形態の構成を示す斜視図であり、図2は、本発明に係る被印字媒体供給装置の実施の形態がプリンタに接続された状態を示す斜視図であり、図3は、図1に示すメインシャフト、ロール紙ガイドおよびスライドスリーブの構成を示す斜視図であり、図4は、図3に示すメインシャフトの構成を示す図であり、(a)は、メインシャフトに形成された平面側から見た側面図であり、(b)は、(a)を90°回転させた側面図であり、(c)は、軸方向から見た図である。図5は、図1に示すメインシャフトに取り付けるアタッチメントの構成を示す斜視図であり、図6は、図3に示すスライドスリーブの構成を示す図であり、(a)は、メインシャフトに形成された平面に対向する側から見た側面図であり、(b)は、(a)を90°回転させた側面図であり、(c)は、軸方向から見た図である。図7は、図3に示すスライドスリーブの動作を説明する説明図である。
本実施の形態の被印字媒体供給装置は、図1および図2を参照すると、印字装置1の前段に接続し、帯状台紙にラベルが間隔をおいて仮着されているラベル連続体等の帯状の被印字媒体3を印字装置1に外部から供給する前処理装置であり、本体フレーム2の奥側に配設され、紙管等の筒状体にロール状に巻回された帯状の被印字媒体3(以下、ロール状に巻回された帯状の被印字媒体3をロール紙31と称す)を幅方向への移動を規制しつつ、回転自在に支持するロール紙支持機構4と、本体フレーム2の手前側に配設され、ロール紙支持機構4から印字装置1に被印字媒体3が供給される際の慣性負荷を軽減するダンパ手段5と、本体フレーム2の手前側から延設され、印字装置1との位置合わせを行うための位置合わせ板6とを備えている。
本実施の形態の被印字媒体供給装置が用いられる印字装置1には、外部から被印字媒体3が搬入される用紙搬入口が設けられており、用紙搬入口から搬入された被印字媒体3を搬送する用紙搬送手段を備えている。また、印字装置1は、どのような印字方式であっても良く、例えば、サーマルヘッドとプラテンとで被印字媒体3を挟持搬送しながら印字を施すサーマル印字方式や熱転写方式等を採用することができる。
ロール紙支持機構4は、ロール紙31の筒状体内径に挿入することで、ロール紙31を装着するメインシャフト41と、本体フレーム2の奥側に間隔をおいて立設され、メインシャフト41の両端を回転可能に支持する一対の支持プレート42と、メインシャフト41に環装され、ロール紙31の幅方向への移動を規制するロール紙ガイド43とからなる。
メインシャフト41は、図3および図4を参照すると、Dカット加工、すなわち軸方向に亘って周面の一部が平面に形成されたシャフト本体411と、シャフト本体411の両端にそれぞれ突出して設けられ、一対の支持プレート42によって回転自在に支持される円柱状のシャフト軸412とからなる。シャフト軸412の直径Lは、図4(c)に示すように、シャフト本体411の直径Mよりも小さく設定されていると共に、シャフト本体411の軸方向の長さは、一対の支持プレート42の間隔よりも若干短くなっている。従って、メインシャフト41を一対の支持プレート42間に架け渡すことにより、シャフト本体411によって軸方向の位置決めがなされ、メインシャフト41の中央部分が、一対の支持プレート42の中間点に位置するようになっている。なお、シャフト本体411とシャフト軸412とを一体で樹脂成形するように構成しても良いが、本実施の形態では、シャフト軸412の直径Lは、シャフト本体411の直径Mよりも小さく設定されているため、従って、シャフト軸412を比較的重い一本の金属棒とし、樹脂製のシャフト本体411をシャフト軸412の周面に固定するように構成すると、軸が偏心することなく好適である。
シャフト本体411の中央部分には、装着されるロール紙31の筒状体内径に内接する周面を有し、ロール紙31が装着される装着部415がシャフト本体411の周面から延出して設けられている。装着部415周面の直径Nは、シャフト本体411周面の直径Mよりも大きく、且つメインシャフト41への装着が想定されるロール紙31の中で最も小さい筒状体内径と略同一に設定されている。
メインシャフト41としては、筒状体内径の異なる複数種類のロール紙31の装着が想定されるが、シャフト本体411の装着部415の直径Nは、メインシャフト41への装着が想定されるロール紙31の中で最も小さい筒状体内径と略同一に設定されているため、本実施の形態では、図5に示すように、装着部415の外周面に環装される第1のアタッチメント47aと、第2のアタッチメント47bが用意されており、装着部415の外周面に環装することで、ロール紙31の筒状体内径に内接する周面の直径を変更できるように構成されている。
第1のアタッチメント47aは、メインシャフト41の装着部415の外周面、すなわちメインシャフト41への装着が想定されるロール紙31の中で最も小さい筒状体内径と略同一の内周面を有すると共に、メインシャフト41への装着が想定されるいずれかのロール紙31の筒状体内径と略同一の外周面を有し、内周面と外周面との中心軸が一致しているドーナッツ状であり、内周面には、中心軸に対して略直交する方向が窪んだ凹部471が設けられていると共に、外周面には、中心軸に対して略直交する方向に突出した凸部472が、樹脂バネ473によって中心軸に対して略直交する方向に変位可能に設けられている。
装着部415には、メインシャフト41の軸方向に対して略直交する方向に突出した凸部416が、樹脂バネ417によってメインシャフト41の軸方向に対して略直交する方向に変位可能に設けられており、第1のアタッチメント47aを装着部415に環装することで凸部416が凹部471に嵌合され、第1のアタッチメント47aが装着部415に固定される。すなわち、装着部415の外周面に設けられた凸部416および第1のアタッチメント47aの内周面に設けられた凹部471は、第1のアタッチメント47aをメインシャフト41の軸方向にスライドさせることで、メインシャフト41の装着部415と第1のアタッチメント47aとが係脱される係止手段として機能することになる。
第2のアタッチメント47bは、第1のアタッチメント47aの外周面と略同一の内周面を有すると共に、メインシャフト41への装着が想定されるロール紙31の中で最も大きい筒状体内径と略同一の外周面を有し、内周面と外周面との中心軸が一致しているドーナッツ状であり、内周面には、中心軸に対して略直交する方向が窪んだ凹部474が設けられており、第2のアタッチメント47bを第1のアタッチメント47aに環装することで凸部472が凹部474に嵌合され、第2のアタッチメント47bが第1のアタッチメント47aに固定される。すなわち、第1のアタッチメント47aの外周面に設けられた凸部472および第2のアタッチメント47bの内周面に設けられた凹部474は、第2のアタッチメント47bを中心軸の方向にスライドさせることで、第1のアタッチメント47aと第2のアタッチメント47bとが係脱される係止手段として機能することになる。
なお、本実施の形態では、第1のアタッチメント47aおよび第2のアタッチメント47bを用いて、3種類の異なる筒状体内径を有するロール紙31に対応することができるように構成したが、第1のアタッチメント47aを複数段に分けることによって、対応できるロール紙31の数を増やすことが可能である。また、本実施の形態では、装着部415および第1のアタッチメント47aの外周に設けた凸部416、472が、第1のアタッチメント47aおよび第2のアタッチメント47bの内周に設けた凹部471、474に嵌合されるように構成したが、装着部415および第1のアタッチメント47aの外周に凹部を設け、第1のアタッチメント47aおよび第2のアタッチメント47bの内周に凸部を設けるようにしても良い。
また、図3および図4を参照すると、シャフト本体411の周面の一部に形成された平面には、軸に直交する複数の溝からなる位置決め溝413が両端にそれぞれ形成されていると共に、中央部に後述するピニオンギヤ46を取り付ける取り付け穴414が形成されている。
さらに、シャフト本体411には、一対のスライドスリーブ45が軸方向に移動可能に環装されている。スライドスリーブ45は、図3および図6を参照すると、メインシャフト41と共に回転し、且つ軸方向に移動可能な状態で、メインシャフト41のシャフト本体411周面に環装され、外周にロール紙ガイド43が環装される筒状部451と、筒状部451がシャフト本体411周面に環装された状態で、シャフト本体411の周面の一部に形成された平面に対向して位置するガイドラック452とからなり、図3および図6に示すように、ガイドラック452に形成されたギヤが対向するように、一対のスライドスリーブ45がメインシャフト41の両側からシャフト本体411にそれぞれ環装されている。
筒状部451には、図6を参照すると、環装されるロール紙ガイド43を位置決めするためのフランジ部453が形成されている。また、シャフト本体411に環装された状態でシャフト本体411の位置決め溝413に対向する位置に板バネ部455が設けられており、板バネ部455における位置決め溝413との対向面には、板バネ部455の付勢力によって位置決め溝413に係合する凸部454が形成されている。なお、板バネ部455の付勢力は、比較的弱く設定されており、スライドスリーブ45の軸方向の移動に伴って、凸部454と位置決め溝413とが容易に係脱され、スライドスリーブ45の軸方向の移動は、位置決め溝413によって段階的に位置決めされながら行われる。また、板バネ部455は、樹脂バネとして筒状部451と一体に樹脂成形することができる。
さらに、筒状部451には、ロール紙ガイド43をスライドスリーブ45に一体化させるための第1の開口456と、メインシャフト41の位置決め溝413に対向する位置に、ロール紙ガイド43をスライドスリーブ45およびメインシャフト41に一体化させるための第2の開口457とが形成されている。なお、本実施の形態では、図6に示すように、第1の開口456および第2の開口457のいずれもが、板バネ部455周辺、すなわちメインシャフト41の位置決め溝413に対向する位置に形成するように構成したが、第2の開口457がメインシャフト41の位置決め溝413に対向する位置に形成されていれば、第1の開口456を形成する位置に制限はない。
シャフト本体411の取り付け穴414には、両端側からそれぞれ環装されたスライドスリーブ45のそれぞれのガイドラック452と噛合するピニオンギヤ46が回転自在に取り付けられている。ガイドラック452とピニオンギヤ46とは、一対のスライドスリーブ45をメインシャフト41の基準位置から互いに同じ距離ずつ近接離反させる接離動機構として機能し、図7(a)、(b)に示すように、一方のスライドスリーブ45を軸方向に移動させると、当該移動に連動して他方のスライドスリーブ45も逆方向に同じ量だけ移動し、一対のスライドスリーブ45は、メインシャフト41の中心位置Cを基準にして、近接又は離反するように構成されている。
次に、本実施の形態の被印字媒体供給装置におけるロール紙ガイド43の構成について図8乃至図11を参照して詳細に説明する。
図8は、図3に示すロール紙ガイドの構成を示す図であり、(a)は、軸方向から見た図であり、(b)は、側面図である。図9は、図8に示すロール紙ガイドの内部構成を示す分解斜視図であり、図10は、図8に示すロール紙ガイドの動作を説明する説明図であり、図11は、図8に示すロール紙ガイドのスライドスリーブへの取り付け動作を説明する斜視図である。
ロール紙ガイド43は、図3および図8を参照すると、スライドスリーブ45に環装される筒状の胴体部431と、胴体部431から放射状に延出した4本のガイド板432とからなる。ロール紙ガイド43の内周は、スライドスリーブ45の外周と略同一形状となっており、スライドスリーブ45に環装された状態で、ガイド板432によってロール紙31の幅方向への移動を規制しながらメインシャフト41(スライドスリーブ45)と共に回転される。なお、本実施の形態では、4本のガイド板432が胴体部431から放射状に延出するように構成したが、胴体部431から均等に放射状に延出しているのであれば、ガイド板432の本数には、制限がなく、さらに、ガイド板432を円板状に構成するようにしても良い。
また、胴体部431には、スライドスリーブ45に形成されている第1の開口456に進入して、ロール紙ガイド43とスライドスリーブ45とを一体化させる係合手段として機能する2つの第1の凸片433が、所定の間隔を開けて内周431aに突出するように設けられていると共に、スライドスリーブ45に形成されている第2の開口457に進入すると共に、メインシャフト41の位置決め溝413に係合して、ロール紙ガイド43とスライドスリーブ45およびメインシャフト41とを一体化させる係合手段として機能する第2の凸片434が、2つの第1の凸片433の間から内周431aに突出するに設けられている(以下、第1の凸片433および第2の凸片434が胴体部431の内周431aに突出する方向を突出方向と称す)。また、胴体部431の外周には、第1の凸片433および第2の凸片434を、突出方向と逆方法に移動させることで、スライドスリーブ45に形成されている第1の開口456および第2の開口457から退出させて、ロール紙ガイド43とスライドスリーブ45およびメインシャフト41との一体化を解除させる第1の操作部435と、第2の凸片434を、突出方向と逆方法に移動させることで、第2の凸片434とメインシャフト41の位置決め溝413との係合のみを解除させて、ロール紙ガイド43およびスライドスリーブ45とメインシャフト41との一体化を解除させる第2の操作部436とが設けられている(以下、突出方向とは逆方向の第1の凸片433および第2の凸片434が胴体部431の内周431aから退出する方向を退出方向と称す)。
図9を参照すると、胴体部431の内部には、胴体部431の内周431aと同じ大きさの開口437aが形成され、当該開口437aに突出するように第1の凸片433が所定間隔を開けて2つ設けられていると共に、外周に第1の操作部435が設けられている第1の操作板437と、胴体部431の内周431aと同じ大きさの開口438aが形成され、当該開口438aに突出するように、先端部分にシャフト本体411の位置決め溝413と係合する溝部(凸部)434aが形成されている第2の凸片434が設けられていると共に、外周に第2の操作部436が設けられている第2の操作板438とが、図10(a)に示すように、第1の操作板437と第2の操作板438とを重ねて、胴体部431の内周431aに開口437aおよび開口438aが対向するように組み付けられている。また、第1の操作板437および第2の操作板438は、第1の凸片433および第2の凸片434が突出方向および退出方向に移動可能に組み付けられており、第1の操作部435を操作、すなわち押し下げることにより、第1の凸片433が胴体部431の内周431aから退出する退出方向に第1の操作板437が移動され、第2の操作部436を操作、すなわち押し下げることにより、第2の凸片434が胴体部431の内周431aから退出する退出方向に第2の操作板438が移動可能に構成されている。なお、第2の操作板438の下部には、第1の操作板437の下面が載置される鍔部438bが形成されており、第1の操作板437を退出方向に押し下げた場合には、第1の操作板437の下面が第2の操作板438の鍔部438bに作用し、第1の操作板437と共に第2の操作板438が退出方向に移動されるように構成されている。また、第1の操作板437の下面と第2の操作板438の鍔部438bとの間には、第1のバネ439が介装され、第1のバネ439によって、第1の操作板437が第2の操作板438から突出方向において離反する方向に付勢されていると共に、第2の操作板438の下面と胴体部431との間には、第2のバネ440が介装され、第2のバネ440によって、第2の操作板438が突出方向に付勢されている。
第1の操作部435および第2の操作部436を操作しない場合、すなわち退出方向に押し下げない場合には、第2のバネ440による突出方向への付勢力によって、第2の凸片434が胴体部431の内周431aに突出するように第2の操作板438が移動され、且つ第2の操作板438の鍔部438bが第1の操作板437の下面に作用することで、第1の凸片433が胴体部431の内周431aに突出するように第1の操作板437が移動された状態であるため、図10(a)に示すように、胴体部431の内周431aに第1の凸片433および第2の凸片434が突出した状態になる。当該状態では、第2の凸片434の突出方向の高さが、第1の凸片433よりも長くなっており、ロール紙ガイド43をスライドスリーブ45に環装させ、第1の操作部435および第2の操作部436を操作しない場合には、第2の凸片434は、スライドスリーブ45に形成されている第2の開口457に進入し、且つ第2の凸片434の先端部分の溝部434aがメインシャフト41の位置決め溝413に係合され、スライドスリーブ45およびロール紙ガイド43の軸方向の移動が規制され、メインシャフト41、スライドスリーブ45およびロール紙ガイド43が一体化される。一方、第1の凸片433の突出方向の高さは、第2の凸片434よりも短いため、第1の凸片433は、メインシャフト41の位置決め溝413に到達することなく、スライドスリーブ45に形成されている第1の開口456に進入して、ロール紙ガイド43とスライドスリーブ45とを一体化させる。
第1の操作部435および第2の操作部436が操作されていない状態、すなわちメインシャフト41、スライドスリーブ45およびロール紙ガイド43が一体化された状態において、図9を参照すると、ロール紙ガイド43の胴体部431に設けられたピン挿入口441に対向する位置に、操作規制口442および操作規制口443が第1の操作板437および第2の操作板438に形成されている。これにより、ピン挿入口441から図示しないピンを挿入することで、挿入されたピンが操作規制口442および操作規制口443にも挿入されるため、第1の操作板437および第2の操作板が固定され、第1の操作部435および第2の操作部436を操作できない状態にすることが可能になる。例えば、同じ幅のロール紙31を常時使用する場合に、一方のロール紙ガイド43のピン挿入口441にピンを挿入しておくことにより、ロール紙31の交換時に他方のロール紙ガイド43を取り外しても、スライドスリーブ45がメインシャフト41に位置決めされた状態であるため、ロール紙ガイド43の取り付けに際して、再度位置合わせを行う必要がなく、簡単にロール紙31の交換作業を行うことができる。
また、第2の操作部436を操作した場合、すなわち退出方向に押し下げた場合には、第2のバネ440による突出方向への付勢力に抗して第2の操作板438が単独で退出方向に移動されると共に、第1のバネ439によって第1の操作板437が第2の操作板438から離反する方向、すなわち第1の凸片433が胴体部431の内周431aにそれぞれ突出するに移動された状態であるため、図10(b)に示すように、胴体部431の内周431aに第1の凸片433のみが突出し、第2の凸片434は、胴体部431の内周431aから略退出した状態となって、第2の凸片434とメインシャフト41の位置決め溝413との係合が解除される。従って、スライドスリーブ45およびロール紙ガイド43と、メインシャフト41との一体化のみが解除され、第1の凸片433の突出によってロール紙ガイド43とスライドスリーブ45とを一体化した状態で、ロール紙ガイド43およびスライドスリーブ45を軸方向に移動させることができる。なお、本実施の形態では、連動して移動する両サイドのスライドスリーブ45にそれぞれ同一のロール紙ガイド43を取り付けるように構成されている。従って、両サイドのスライドスリーブ45にそれぞれロール紙ガイド43を取り付けた状態では、一方のロール紙ガイド43における第2の操作部436のみを操作しても、他方のロール紙ガイド43がメインシャフト41およびスライドスリーブ45と一体化されているため、ロール紙ガイド43およびスライドスリーブ45を軸方向に移動させることができず、両サイドのスライドスリーブ45にそれぞれロール紙ガイド43を取り付けた状態でロール紙ガイド43を移動させる場合には、両方のロール紙ガイド43における第2の操作部436を操作する必要がある。
また、第1の操作部435を操作した場合、すなわち退出方向に押し下げた場合には、第1の操作板437の下面が第2の操作板438の鍔部438bに作用することで、第1の操作部435によって第2の操作板438も第1の操作板437と一緒に退出方向に移動されることになり、図10(c)に示すように、第1の凸片433および第2の凸片434が胴体部431の内周431aから退出した状態となって、第2の凸片434とメインシャフト41の位置決め溝413との係合が解除されると共に、第2の凸片434および第1の凸片433がスライドスリーブ45に形成されている第2の開口457およびスライドスリーブ45に形成されている第1の開口456からそれぞれ退出される。従って、ロール紙ガイド43と、スライドスリーブ45およびメインシャフト41との一体化が解除され、ロール紙ガイド43のスライドスリーブ45への取り付けや取り外しが行われる。なお、一方のロール紙ガイド43における第1の操作部435のみを操作した場合には、他方のロール紙ガイド43は、メインシャフト41およびスライドスリーブ45と一体化された状態、すなわち他方のスライドスリーブ45およびロール紙ガイド43が位置決めされた状態である。従って、幅が同一のロール紙31を交換のためメインシャフト41に装着する場合には、図11に示すように、一方のロール紙ガイド43のみを取り外しても、スライドスリーブ45がメインシャフト41に位置決めされた状態であるため、ロール紙ガイド43の取り付けに際して、再度位置合わせを行う必要がなく、簡単にロール紙31の交換作業を行うことができる。
なお、本実施の形態においては、両側のロール紙ガイド43を取り外し可能に構成しているが、一方のスライドスリーブ45にガイド板432を固定しておき、他方のロール紙ガイド43のみを取り外し可能に構成することもできる。
また、本実施の形態においては、第1の操作板437に設けられた第1の操作部435および第1の凸片433と、第2の操作板438に設けられた第2の操作部436および第2の凸片434とを用いることで、ロール紙ガイド43がスライドスリーブ45およびメインシャフト41と一体化された状態と、ロール紙ガイド43がスライドスリーブ45とのみ一体化された状態と、ロール紙ガイド43がスライドスリーブ45およびメインシャフト41と一体化されていない状態とを切り換えるように構成したが、第1の操作板437(第1の操作部435、第1の凸片433)を省略して、第2の操作板438に設けられた第2の操作部436および第2の凸片434のみを用いることで、上述の3通りの状態を切り換えるようにしても良い。すなわち、第2の操作部436を半押しすることで、第2の凸片434とメインシャフト41の位置決め溝413との係合は解除され、第2の凸片434が第2の開口457に進入している状態であるロール紙ガイド43がスライドスリーブ45とのみ一体化された状態にすることができ、第2の操作部436を操作することで、上述の3通りの状態を切り換えることが可能となる。
次に、本実施の形態の被印字媒体供給装置における支持プレート42の構成について図12を参照して詳細に説明する。
図12は、図1に示す支持プレートの構成を示す側面図である。
一対の支持プレート42には、図12(a)を参照すると、底面からの高さが異なる位置に2箇所の軸受け部421、422が形成されている。軸受け部421、422は、シャフト軸412と略同一の大きさの略U字状に形成された溝部であり、シャフト軸412との間の摩擦を低減する材料、例えば、シャフト軸412が金属材料である場合には、支持プレート42の少なくとも軸受け部421、422には、合成樹脂で構成されている。高い位置に形成された軸受け部421は、図12(b)に示すように、巻径が大なるロール紙31が装着されたメインシャフト41を架け渡す際に用いられ、低い位置に形成された軸受け部422は、図12(c)に示すように、巻径が小なるロール紙31が装着されたメインシャフト41を架け渡す際に用いられる。このように装着するロール紙31の巻径に応じて、底面からの高さが異なる2箇所の軸受け部421、422を使い分けることができる。なお、ロール紙ガイド43も、ガイド板432の長さの異なるものを、底面からの高さが異なる2箇所の軸受け部421、422毎に用意しておき、いずれかをロール紙31の巻径、すなわちメインシャフト41を軸受け部421、422のいずれに架け渡すかに応じて使い分けるようにすると良い。
次に、本実施の形態の被印字媒体供給装置におけるダンパ手段5の構成について図13乃至図17を参照して詳細に説明する。
図13は、図1に示すダンパ手段の構成を示す斜視図であり、図14は、図13に示すダンパローラの構成を示す分解斜視図であり、図15は、図13に示すダンパローラの動作を説明する説明図であり、図16は、図1に示すダンパ手段を介して印字装置に被印字媒体が供給される状態を示す説明図であり、図17は、図13に示すダンパガイドに形成されているセット部の間隔を説明する説明図である。
ダンパ手段5は、図13を参照すると、ダンパローラ51と、ダンパローラ51が架け渡されるダンパガイド52とからなり、本体フレーム2の手前側に、メインシャフト41と略平行、すなわちメインシャフト41に装着されたロール紙31と略平行に配設されたダンパローラ51によって、本体フレーム2の奥側に配設されたロール紙支持機構4から印字装置1に被印字媒体3が供給される際の慣性負荷を軽減する。
ダンパローラ51は、図14を参照すると、円柱状のダンパ軸511と、ダンパ軸511の略中央部分に取り付けられた2個の円錐バネ512と、円錐バネ512を介してダンパ軸511に取り付けられている円筒状のローラ胴体部513とからなる。2個の円錐バネ512は、ダンパ軸511の両端部に径が大きい端部がそれぞれ配置されるように、径の小さい端部がダンパ軸511の略中央部分にそれぞれ環装されており、ダンパ軸511の両端部に配置されている円錐バネ512の径が大きい端部に、ローラ胴体部513の両端部の内周がそれぞれ外接するように取り付けられている。従って、図15(a)、(b)に示すように、ローラ胴体部513は、ダンパ軸511に対して、弾性を有して上下方向に変位可能であり、ローラ胴体部513の上側もしくは下側のいずれが被印字媒体3に接触している場合であっても、ローラ胴体部513の変位によってロール紙支持機構4から印字装置1に被印字媒体3が供給される際の慣性負荷が軽減され、印字品質を確保することができる。また、図15(c)、(d)に示すように、ローラ胴体部513は、ダンパ軸511に対して、弾性を有して斜めに変位可能であるため、ローラ胴体部513の上側もしくは下側のいずれが被印字媒体3に接触している場合であっても、ロール紙支持機構4から印字装置1に被印字媒体3が供給される際の被印字媒体3の斜行を吸収することができる。
このように、ローラ胴体部513の上部もしくは下部のいずれが被印字媒体3に接触している場合であっても、ダンパ効果を発生させることができるため、表巻き、すなわちラベルや被印字面を外側して巻回されている状態のロール紙31と、裏巻き、すなわちラベルや被印字面を内側して巻き回されている状態のロール紙31とのいずれにも対応することができる。図16(a)には、ロール紙支持機構4に装着された表巻きのロール紙31が、ローラ胴体部513の下側に被印字媒体3が接触した状態で印字装置1に供給されている状態が、図16(b)には、ロール紙支持機構4に装着された裏巻きのロール紙31が、ローラ胴体部513の上側に被印字媒体3が接触した状態で印字装置1に供給されている状態がそれぞれ示されており、このようにロール紙支持機構4に装着されるロール紙31が表巻きもしくは裏巻きのいずれであっても、被印字媒体3がローラ胴体部513に接触する側(上側もしくは下側)を変更することで対応することができる。
ダンパガイド52は、図13を参照すると、間隔をおいて平行に配置された一対の立設部521を有し、立設部521には、ダンパ軸511の端部がセットされる4箇所のセット部522a、522b、522c、522dが高さの異なる位置に形成されていると共に、4箇所のセット部522a、522b、522c、522d間を繋ぐ、ダンパ軸511の直径よりも間隔が広い通路523が形成されている。図13には、最も高い位置に配置されたセット部522aにダンパ軸511の端部がセットされた状態が示されており、他のセット部522b、522c、522dには、ダンパガイド52からダンパ軸511を取り外すことなく、通路523を通って移動させ、ダンパローラ51を4段階の異なる高さに配置させることができるようになっている。また、各セット部522a、522b、522c、522dに至る通路523には、通路523の間隔を狭くする突起部524が形成されている。これにより、セット部522a、522b、522c、522dにセットされたダンパ軸511が意図しない外力によって通路523に押し出されることを防止することができ、ダンパ軸511をセット部522a、522b、522c、522dにしっかりとセットすることができる。なお、本実施の形態では、4箇所のセット部522a、522b、522c、522dを形成したが、対象とする印字装置1やロール紙31に応じてセット部の数は、適宜設定することができる。
また、図17を参照すると、隣り合うセット部522a、522b、522c、522dの間隔H、すなわち高さの違いは、ローラ胴体部513の半径をRとすると、R<H<2Rに設定されている。これにより、隣り合うセット部522a、522b、522c、522dの内の高い方(図17では、セット部522a)にセットしたダンパローラ51におけるローラ胴体部513の下側と、低い方(図17では、セット部522b)にセットしたダンパローラ51におけるローラ胴体部513の上側との高さの差Lは、L<Rとなり、ロール紙31が表巻きもしくは裏巻きのいずれであっても、ダンパローラ51の高さを変更すると共に、被印字媒体3がローラ胴体部513に接触する側(上側もしくは下側)を変更することで、印字装置1への被印字媒体3の略同一の条件で行うことができる。すなわち、表巻きのロール紙31は、ローラ胴体部513の上側を介して、裏巻きのロール紙31は、ローラ胴体部513の下側を介してそれぞれ印字装置1に供給されることになり、同じ位置にセットされたダンパローラ51におけるローラ胴体部513の上側を介するのと下側を介するのでは、印字装置1に供給する高さがローラ胴体部513の直径2R分異なってしまうが、裏巻きのロール紙31の場合には、セット位置を一つ下にすることで、印字装置1に供給する高さの違いをローラ胴体部513の半径R以下にすることができる。図16(c)には、ダンパローラ51が2番目に高いセット部522bにセットされ、ロール紙支持機構4に装着された表巻きのロール紙31が、ローラ胴体部513の下側に被印字媒体3が接触した状態で印字装置1に供給されている状態が、図16(d)には、ダンパローラ51が3番目に高いセット部522cにセットされ、ロール紙支持機構4に装着された裏巻きのロール紙31が、ローラ胴体部513の上側に被印字媒体3が接触した状態で印字装置1に供給されている状態がそれぞれ示されており、このようにロール紙支持機構4に装着されるロール紙31が表巻きもしくは裏巻きのいずれであっても、ダンパローラ51の高さを変更すると共に、被印字媒体3がローラ胴体部513に接触する側(上側もしくは下側)を変更することで、印字装置1への被印字媒体3の供給角度を略同一にすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ダンパローラ51を、円柱状のダンパ軸511と、ダンパ軸511の両端部に径が大きい端部がそれぞれ配置されるように、ダンパ軸511の略中央部分に径の小さい端部が環装された一対の円錐バネ512と、ダンパ軸511の両端部に配置されている円錐バネ512の径が大きい端部に、両端部の内周がそれぞれ外接するように取り付けられた円筒状のローラ胴体部513とで構成することにより、複雑な機構を用いることなく、表巻き・裏巻きロール紙31のいずれにも対応して、ダンピング効果を作用させる機能をダンパローラ51自体に組み込むことができ、安価で且つ小型のダンパ手段5によって、ロール紙支持機構4に支持させるロール紙31が、表巻きか、裏巻きかにかかわらず、ダンピング効果を作用させることができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、ロール紙支持機構に支持されたロール紙31の軸と略平行にダンパ軸511を支持するダンパガイド52を設け、ダンパガイド52に、ダンパ軸511を支持するセット部522a、522b、522c、522dを高さの異なる位置に複数箇所形成することにより、ダンパ軸511を支持させるセット部522a、522b、522c、522dを変更するだけで、表巻き・裏巻きのロール紙31のいずれにも対応して、ダンピング効果を作用させる機能が組み込まれたダンパローラ51の高さを簡単に変更することができ、用紙搬入口の高さが異なる多くの印字装置1に対応することができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、隣り合うセット部522a、522b、522c、522dを、ローラ胴体部513の半径の2倍よりも狭い間隔で形成することにより、ロール紙支持機構4に装着されるロール紙31が表巻きもしくは裏巻きのいずれであっても、ダンパローラ51の高さを変更すると共に、被印字媒体3がローラ胴体部513に接触する側(上側もしくは下側)を変更することで、印字装置1への被印字媒体3の供給角度を略同一にすることができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、ダンパガイド52に、ダンパガイド52からダンパ軸511を取り外すことなく異なる高さのセット部522a、522b、522c、522dに異動させることができるように、セット部522a、522b、522c、522dの間を繋ぐ通路523を形成することにより、ダンパローラ51が紛失することがないという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、セット部522a、522b、522c、522dに至る通路523に、通路523の間隔を狭くする突起部524を形成することにより、ダンパ軸511をセット部522a、522b、522c、522dにしっかりとセットすることができるという効果を奏する。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
本発明に係る被印字媒体供給装置の実施の形態の構成を示す斜視図である。 本発明に係る被印字媒体供給装置の実施の形態がプリンタに接続された状態を示す斜視図である。 図1に示すメインシャフト、ロール紙ガイドおよびスライドスリーブの構成を示す斜視図である。 図3に示すメインシャフトの構成を示す図であり、(a)は、メインシャフトに形成された平面側から見た側面図であり、(b)は、(a)を90°回転させた側面図であり、(c)は、軸方向から見た図である。 図1に示すメインシャフトに取り付けるアタッチメントの構成を示す斜視図である。 図3に示すスライドスリーブの構成を示す図であり、(a)は、メインシャフトに形成された平面に対向する側から見た側面図であり、(b)は、(a)を90°回転させた側面図であり、(c)は、軸方向から見た図である。 図3に示すスライドスリーブの動作を説明する説明図である。 図3に示すロール紙ガイドの構成を示す図であり、(a)は、軸方向から見た図であり、(b)は、側面図である。 図8に示すロール紙ガイドの内部構成を示す分解斜視図である。 図8に示すロール紙ガイドの動作を説明する説明図である。 図8に示すロール紙ガイドのスライドスリーブへの取り付け動作を説明する斜視図である。 図1に示す支持プレートの構成を示す側面図である。 図1に示すダンパ手段の構成を示す斜視図である。 図13に示すダンパローラの構成を示す分解斜視図である。 図13に示すダンパローラの動作を説明する説明図である。 図1に示すダンパ手段を介して印字装置に被印字媒体が供給される状態を示す説明図である。 図13に示すダンパガイドに形成されているセット部の間隔を説明する説明図である。
符号の説明
1 印字装置
2 本体フレーム
3 被印字媒体
4 ロール紙支持機構
5 ダンパ手段
6 位置合わせ板
31 ロール紙
41 メインシャフト
42 支持プレート
43 ロール紙ガイド
45 スライドスリーブ
46 ピニオンギヤ
47a 第1のアタッチメント
47b 第2のアタッチメント
51 ダンパローラ
52 ダンパガイド
411 シャフト本体
412 シャフト軸
413 位置決め溝
414 取り付け穴
415 装着部
416 凸部
417 樹脂バネ
421、422 軸受け部
431 胴体部
431a 内周
432 ガイド板
433 第1の凸片
434 第2の凸片
434a 溝部
435 第1の操作部
436 第2の操作部
437 第1の操作板
437a 開口
438 第2の操作板
438a 開口
438b 鍔部
439 第1のバネ
440 第2のバネ
441 ピン挿入口
442 操作規制口
443 操作規制口
451 筒状部
452 ガイドラック
453 フランジ部
454 凸部
455 板バネ部
456 第1の開口
457 第2の開口
471 凹部
472 凸部
473 樹脂バネ
474 凹部
511 ダンパ軸
512 円錐バネ
513 ローラ胴体部
521 立設部
522a、522b、522c、522d セット部
523 通路
524 突起部

Claims (5)

  1. 被印字媒体がロール状に巻回されたロール紙をロール紙支持機構に回転可能に支持し、前記ロール紙支持機構から印字装置に前記被印字媒体を供給する被印字媒体供給装置であって、
    前記ロール紙支持機構に支持された前記ロール紙の軸と略平行に配設され、前記ロール紙支持機構から前記印字装置に前記被印字媒体が供給される際の慣性負荷を軽減するダンパローラを具備し、
    前記ダンパローラは、円柱状のダンパ軸と、
    該ダンパ軸の両端部に径が大きい端部がそれぞれ配置されるように、前記ダンパ軸の略中央部分に径の小さい端部が環装された一対の円錐バネと、
    前記ダンパ軸の両端部に配置されている前記円錐バネの径が大きい端部に、両端部の内周がそれぞれ外接するように取り付けられた円筒状のローラ胴体部とからなることを特徴とする被印字媒体供給装置。
  2. 前記ダンパ軸を前記ロール紙支持機構に支持された前記ロール紙の軸と略平行に支持するダンパガイドを具備し、
    前記ダンパガイドには、前記ダンパ軸を支持するセット部が、高さの異なる位置に複数箇所形成されていることを特徴とする請求項1記載の被印字媒体供給装置。
  3. 隣り合う前記セット部は、前記ローラ胴体部の半径の2倍よりも狭い間隔で形成されていることを特徴とする請求項2記載の被印字媒体供給装置。
  4. 前記ダンパガイドには、前記ダンパガイドから前記ダンパ軸を取り外すことなく異なる高さの前記セット部に異動させることができるように、前記セット部間を繋ぐ通路が形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の被印字媒体供給装置。
  5. 前記セット部に至る通路には、通路の間隔を狭くする突起部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の被印字媒体供給装置。
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