JPH08282404A - 車両用配線装置 - Google Patents

車両用配線装置

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JPH08282404A
JPH08282404A JP10831895A JP10831895A JPH08282404A JP H08282404 A JPH08282404 A JP H08282404A JP 10831895 A JP10831895 A JP 10831895A JP 10831895 A JP10831895 A JP 10831895A JP H08282404 A JPH08282404 A JP H08282404A
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JP10831895A
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Hiroaki Murano
廣昭 村野
Juichi Nishiyama
寿一 西山
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Ryosei Electro Circuit Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の電気配線を容易かつ確実に行う。 【構成】 成形ルーフ1はプレス型紙2、3と内装布4
を積層したものとし、プレス型紙2、3の間にフラット
ワイヤハーネス5を挟着してプレス加工する。プレス加
工の際には、電装品用端末部11〜15が電装品取付空
間6〜10に突出するように電装品取付空間6〜10を
孔状又は凹状に設け、同時に周縁に引込用端末部16と
予備の引込用端末部17〜21が突出するように外形を
打ち抜く。端末処理に際して、端末部11〜15と端末
部16のプレス型紙2、3を剥離して、フラットワイヤ
ハーネス5の端末を露出させ電装品等と接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の電気
配線に使用され、特に車両に装着し得るように成形した
フラットワイヤハーネスを挟着した内装部材から成る車
両用配線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドアやルーフの内側に
は、室内側に内装布を貼り付けた内装部材が装着されて
おり、この種の内装部材には電気配線用として、最近で
はフラットワイヤハーネスが取り付けられることがあ
る。
【0003】このフラットワイヤハーネスは電装品が取
り付けられた後に、組立ラインにおいて車体フレームに
取り付けられ、更にその後に内装部材が車体に固定され
る。しかし、このように車体フレームに対し電気配線し
その後に内装部材を取り付けるのでは、作業能率が悪い
ばかりでなく、フラットワイヤハーネスの取付不良が生
じて、例えばフラットワイヤハーネスの振動による異音
が発生したり、車体と内装部材との間に挟まれたりする
こともあり、本出願人は既に特願平1−225181号
において、フラットワイヤハーネスを内装部材に一体的
に形成した車両用配線装置を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの先行
例は、作業能率の改善、フラットワイヤハーネスの取付
不良やその振動を防止することができるという利点を有
するものの、フラットワイヤハーネスの端末処理に際し
て、内装部材の一部を剥り抜いてフラットワイヤハーネ
スを露出させる手間を必要とし、更に電装品を取り付け
るための他の内装部材を必要とするという問題点があ
る。
【0005】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、電装品を容易に取り付けることができると共に、端
末処理を容易に行うことができる車両用配線装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る車両用配線装置は、2枚の内装構成部材
の間にフラットワイヤハーネスを挟着して一体とした内
装部材から成り、該内装部材には電装品を取り付けるた
めの電装品取付空間を形成すると共に、前記フラットワ
イヤハーネスの電装品用端末部を前記電装品取付空間内
に突設したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上述の構成を有する車両用配線装置では、車両
フレームにフラットワイヤハーネスを挟着した内装部材
の固定前又は固定後に、その電装品取付空間に接続構造
を有する電装品を取り付けながら、フラットワイヤハー
ネスと電装品とを接続する。
【0008】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は例えば自動車のルーフ部に装着される成形
ルーフの実施例の平面図であり、室内側から見た状態を
示している。成形ルーフ1はプレス型紙2、3と内装布
4が積層されたものとされ、プレス型紙2、3の間に複
数本の偏平導体から所定回路が形成され絶縁シートによ
り挟まれたフラットワイヤハーネス5が挟着されて、自
動車のルーフ部に装着し得るように成形されている。
【0009】成形ルーフ1にはルームランプ、前座席パ
ーソナルランプ、後座席パーソナルランプ、前座席マッ
プランプ、後座席マップランプ等の電装品を取り付ける
ためやルーフウィンドウのための電装品取付空間6〜1
0が孔状又は凹状に設けられており、これらの電装品取
付空間6〜10内にはフラットワイヤハーネス5から分
岐された電装品用端末部11〜15が突設されている。
また、成形ルーフ1の一角部には同様にフラットワイヤ
ハーネス5に接続され、メインハーネスと車体のピラー
を介して接続するための引込用端末部16が突設され、
更に成形ルーフ1の他の角部及び適宜の側縁には予備の
引込用端末部17〜21が突設されている。そして、成
形ルーフ1の周縁側は必要に応じて室内側に弯曲されて
いる。
【0010】電装品用端末部11〜15及び引込用端末
部16においては、図2の斜視図及び図3の断面図に示
すように、複数本の偏平導体31が両面から絶縁シート
32、33により被覆されたフラットワイヤハーネス5
が、上下のマスキングテープ34、35を介してプレス
型紙2、3から延設された突片部2a、3aの間に挟設
され、更にフラットワイヤハーネス5と下部のマスキン
グテープ35の間には、必要に応じて端末補強板36が
挟設されている。プレス型紙2、3の突片部2a、3a
と内装布4の突片部4aには、それらを成形ルーフ1か
ら容易に切り離すことができるようにミシン目2b、3
b、4bが形成されている。また、予備の引込用端末部
17〜21にも、必要に応じてミシン目2c、3c、4
cが形成されている。
【0011】このような成形ルーフ1の製造は、次のよ
うな工程によって行われる。 (1) プレス型紙2、3と内装布4を順次に積層すると共
に、プレス型紙2、3の間にフラットワイヤハーネス5
を挟着し、一体的な内装部材とする。
【0012】(2) 電装品用端末部11〜15が突設片と
して残るように、電装品取付空間6〜10を孔状又は凹
状にプレス加工すると共に、引込用端末部16〜21が
残るように外形をプレス加工する。同時に、成形ルーフ
1の周縁を必要に応じて弯曲させる。
【0013】(3) 電装品用端末部11〜15と引込用端
末部16〜21の突片部2a、3aに、(2) の工程と同
時又は次工程でミシン目2b、3b、4bをそれぞれ形
成する。
【0014】このようにして製造された内装部材は、自
動車のルーフ部に取付前又は取付後に、電装品の取り付
けとフラットワイヤハーネス5の端末処理が行われる。
即ち、端末処理では電装品用端末部11〜15と引込用
端末部16の突片部2a、3a、4aを、図4に示すよ
うにミシン目2b、3b、4bにおいて、成形ルーフ1
からそれぞれのマスキングテープ34、35と共に切り
離し、更に絶縁シート32、33を剥して偏平導体31
を露出させる。そして、各電装品を電装品取付空間6〜
10に取り付けた後に、それぞれの電装品のコネクタC
と、端子補強部材36を含み必要に応じて図示しない金
属端子を溶着した偏平導体31とを結合する。このと
き、コネクタCを成形ルーフ1の例えば点線位置Lまで
嵌合すれば、結合力を安定させることができる。
【0015】なお、偏平導体31とコネクタCとの結合
力を向上させるためには、図5に示すように端末補強板
36の両側縁にラッチ部36aを形成し、コネクタC側
にはラッチ部36aに噛合する図示しない歯部を設ける
ようにしてもよい。また、端末補強板36に孔36bを
形成し、コネクタCには孔36bに整合する孔部Caを
形成し、孔部Ca及び孔36bにピン等を挿通するよう
にしてもよい。
【0016】上述したように本実施例では、成形ルーフ
1に電装品取付空間6〜10を設けたため、電装品を容
易に取り付ることができる。また、電装品用端末部11
〜15を電装品取付空間6〜10に突出するように設
け、引込用端末部16を周縁から突出するように設けた
ため、端末処理を容易に行うことができる。更に、フラ
ットワイヤハーネス5の端末部を突片部2a、3aによ
り挟持したため、端末部を保護することができ、突片部
2a、3a、4aにミシン目2b、3b、4bをそれぞ
れ形成したため、端末処理に際してフラットワイヤハー
ネス5の端末を容易に露出させることができて、端末処
理を容易に行うことができる。
【0017】同様に、フラットワイヤハーネス5をプレ
ス型紙2、3の間に挟着したため、フラットワイヤハー
ネス5の振動を防止することができると共に、組立ライ
ンでの工数を削減することができる。また、プレス型紙
2、3の周縁に予備の引込用端末部17〜21を設けた
ため、フラットワイヤハーネス5を車体側の左右のフロ
ントピラー、センタピラー、リアピアー等から引き込む
場合にも、容易に対応することができる。更に、これら
の引込用端末部17〜21は成型ルーフ1を車体フレー
ムに取り付ける際の位置決めの目安とすることをでき
る。
【0018】このように本実施例の内装構成部材は、プ
レス加工によって成形ルーフ1に電装品取付空間6〜1
0、電装品用端末部11〜15及び引込用端末部16〜
21を同時に形成し、必要に応じて成形ルーフ1の周縁
を弯曲させたので、車両の組立効率を向上させることが
できる。
【0019】なお、上述した実施例は自動車のルーフ部
に装着するものについて説明したが、ルーフ部以外のド
ア部、リア部、隔壁部等に装着するものにも適用するこ
とができる。また、成形ルーフ1は内装布4を付設した
ものとしたが、プレス型紙2、3だけのものであっても
よい。そして、電装品用端末部11〜15と引込用端末
部16に端末補強板36を設けたが、設けない場合でも
フラットワイヤハーネス5の端末を突片部2a、3aに
より支えることも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両用
配線装置は、2枚の内装構成部材によりフラットワイヤ
ハーネスを挟着した内装部材に、電装品を取り付けるた
めの電装品取付空間を形成すると共に、フラットワイヤ
ハーネスの電装品用端末部を電装品取付空間内に突設し
たので、電装品取付空間に電装品を容易に取り付けるこ
とができ、フラットワイヤハーネスの端末部と電装品を
容易に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図である。
【図2】電装品用端末部と引込用端末部の斜視図であ
る。
【図3】断面図である。
【図4】端末処理を説明する斜視図である。
【図5】電装品用端末部と引込用端末部の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 成形ルーフ 2、3 プレス型紙 2a、3a 突片部 4 内装布 5 フラットワイヤハーネス 6〜10 電装品取付空間 11〜15 電装品用端末部 16〜21 引込用端末部 36 端末補強板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の内装構成部材の間にフラットワイ
    ヤハーネスを挟着して一体とした内装部材から成り、該
    内装部材には電装品を取り付けるための電装品取付空間
    を形成すると共に、前記フラットワイヤハーネスの電装
    品用端末部を前記電装品取付空間内に突設したことを特
    徴とする車両用配線装置。
  2. 【請求項2】 前記内装部材の外周縁に前記フラットワ
    イヤハーネスの接続用端末部を突設した請求項1に記載
    の車両用配線装置。
  3. 【請求項3】 前記電装品用端末部と接続用端末部の少
    なくとも一方を前記内装構成部材からそれぞれ延設した
    2枚の突片により挟持した請求項1又は2に記載の車両
    用配線装置。
  4. 【請求項4】 前記2枚の突片の少なくとも一方にミシ
    ン目を形成した請求項3に記載の車両用配線装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014172489A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd 配線モジュール及び配線モジュールの組付方法
CN108349443A (zh) * 2015-12-01 2018-07-31 德尔福技术有限公司 具有集成电线的内饰组件

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