JPH05300629A - ドア用ハーネスの配索構造および配索方法 - Google Patents

ドア用ハーネスの配索構造および配索方法

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JPH05300629A
JPH05300629A JP4129509A JP12950992A JPH05300629A JP H05300629 A JPH05300629 A JP H05300629A JP 4129509 A JP4129509 A JP 4129509A JP 12950992 A JP12950992 A JP 12950992A JP H05300629 A JPH05300629 A JP H05300629A
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JP
Japan
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door frame
harness
wire harness
sealing material
vehicle
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JP4129509A
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English (en)
Inventor
Takuya Inoue
琢也 猪上
Katsuaki Toba
克明 鳥羽
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーネスの配索作業を簡単に行う。 【構成】 ワイヤーハーネス30の一端部31をドアフ
レーム10の車内側表面に沿ってドアフレーム10の前
縁部12に導いて、シール材20を、そのシール材20
と前縁部12とでワイヤーハーネス30の一端部31を
挟み込むようにしてドアフレーム外周縁部に沿って配設
し、こうしてメインハーネス接続用のコネクタ41をシ
ール材20の配設位置よりも車外側に配置する。 【効果】 ワイヤーハーネス30をドアフレーム10の
表面上に配設するだけで、ハーネスの配索作業が完了す
るので、従来のようにワイヤーハーネスを、ドアフレー
ムに形成された小径のハーネス挿通穴に挿通するような
繁雑な作業を省略でき、ハーネスの配索作業を簡単に行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等に適用され
るドア用ハーネスの配索構造および配索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用ドアでは、図7に示すよ
うに前縁部1aが車両ボデーに枢着されるドアフレーム
1の車内側表面に、電装品用のワイヤーハーネス3が敷
設されている。このワイヤーハーネス3と車両ボデー側
に設けられるメインハーネスとの電気接続は、ドアフレ
ーム1の前縁部1aを介して行われており、このような
自動車用ドアでは、ワイヤーハーネス3の一端部3aに
取り付けられるメインハーネス接続用コネクタ5が、ド
アフレーム1の外周縁部に沿って配設されるゴム製シー
ル材2の配設位置よりも車外側に配置されている。
【0003】このような自動車用ドアを組み付ける場
合、各端部3a,3bにコネクタ4,5を取り付けワイ
ヤーハーネス3を準備しておく。そして、ドアフレーム
1の外周縁部に沿ってゴム製シール材2を取り付けてか
ら、ドアフレーム1の前縁部1aにおけるシール材2の
配設位置よりも車外側に形成されたハーネス挿通穴1b
にワイヤーハーネス3を挿通し、そのワイヤーハーネス
3の一端部3aをドアフレーム1の前縁部1aに残した
状態で、ワイヤーハーネス3の主要部を、ドアフレーム
1の車内側に形成された作業穴1cから引き出す。つづ
いて、ワイヤーハーネス3の主要部をドアフレーム1の
車内側表面に敷設するとともに、ワイヤーハーネス3の
端部3bに取り付けられたコネクタ4をリモコンミラー
用モータのコネクタ接続部6、ドア用スピーカーおよび
パワーウインド用モータ等にそれぞれ接続する。その
後、ドアフレーム1の車内側に図示しないドアトリムを
貼り付け、これにより自動車用ドアが組み付けられる。
【0004】この自動車用ドアの車両ボデーへの組み付
けは、ドアフレーム1の前縁部1aを車両ボデーに回動
自在に取り付けるとともに、ワイヤーハーネス3の一端
部3aに接続されたコネクタ5を、車両ボデー側の図示
しないメインハーネスに接続することにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドア用ハーネスの配索方法では、ドアフレーム1の前縁
部1aの車外よりに形成されたハーネス挿通穴1bに、
ワイヤーハーネス3を挿通し、こうしてワイヤーハーネ
ス3の一端部3aに取り付けられるコネクタ5をシール
材2の配設位置よりも車外側に配置している。このハー
ネス挿通穴1bは、シール材2よりも車外側に形成され
るため、防水を図る必要上、小さく形成される。このた
め、この小径のハーネス挿通穴1bにワイヤーハーネス
3を挿通する作業が繁雑で、ハーネスの配索作業が繁雑
になるという問題があった。
【0006】また、この配索構造においては、ドアフレ
ーム1に、ワイヤーハーネス3を挿通するためのハーネ
ス挿通穴1bを形成する必要があるため、その分、ドア
フレーム形成時の加工数が増加するという問題があっ
た。
【0007】この発明の第1の目的は、上記従来技術の
問題を解消し、ドアフレーム形成時の加工数を削減でき
るドア用ハーネスの配索構造を提供することである。
【0008】この発明の第2の目的は、上記従来技術の
問題を解消し、ハーネス配索作業が簡単なドア用ハーネ
スの配索方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一縁部が車両ボデーに取付可能なドアフレームのその外
周縁部に沿って弾性シール材が配設されるとともに、メ
インハーネス接続用コネクタが一端部に取り付けられた
ワイヤーハーネスが前記ドアフレームの車内側表面に敷
設されるドア用ハーネスの配索構造であって、上記第1
の目的を達成するため、少なくとも前記ワイヤーハーネ
スの一端部がフラットワイヤーハーネスにより形成され
るとともに、その一端部が前記ドアフレームの車内側表
面に沿って前記ドアフレームの一縁部に導かれ、さらに
その一縁部と前記シール材との間に介在された状態で、
前記コネクタが前記シール材の配設位置よりも車外側に
配置されている。
【0010】上記第2の目的を達成するため、請求項2
記載のドア用ハーネスの配索方法は、一縁部が車両ボデ
ーに取付可能なドアフレームのその車内側表面に、少な
くとも一端部がフラットワイヤーハーネスにより形成さ
れたワイヤーハーネスを敷設するとともに、そのワイヤ
ーハーネスの一端部を前記ドアフレームの車内側表面に
沿って前記ドアフレームの一縁部に導いた後、弾性シー
ル材を、そのシール材と前記ドアフレームの一縁部とで
前記ワイヤーハーネスの一端部を挟み込むようにして、
前記ドアフレームの外周縁部に沿って配設することによ
り、前記ワイヤーハーネスの一端部に取り付けられるメ
インハーネス接続用コネクタを前記シール材の配設位置
よりも車外側に配置している。
【0011】同じく上記第2の目的を達成するため、請
求項3記載のドア用ハーネスの配索方法は、一縁部が車
両ボデーに取付可能なドアフレームのその外周縁部に沿
って弾性シール材を配設した後、一端部がフラットワイ
ヤーハーネスにより形成されたワイヤーハーネスを前記
ドアフレームの車内側表面に敷設するとともに、前記ド
アフレームの一縁部側において、前記シール材を弾性力
に抗して外周方向に引張って前記シール材と前記ドアフ
レームの一縁部との間に隙間を形成し、その隙間に前記
ワイヤーハーネスの一端部を挿通してから前記シール材
の引張りを解除することにより、前記ワイヤーハーネス
の一端部を前記シール材と前記ドアフレームの一縁部と
で挟み込んだ状態で、前記ワイヤーハーネスの一端部に
取り付けられるメインハーネス接続用コネクタを前記シ
ール材の配設位置よりも車外側に配置している。
【0012】
【作用】請求項1記載のドア用ハーネスの配索構造によ
れば、ワイヤーハーネスの一端部がドアフレームの車内
側表面に沿ってドアフレームの一縁部に導かれ、さらに
その一縁部と弾性シール材との間に介在された状態で、
メインハーネス接続用のコネクタがシール材の配設位置
よりも車外側に配置されるため、ワイヤーハーネスはド
アフレームの表面上に配設されることとなり、ドアフレ
ームに、ワイヤーハーネスを挿通するためのハーネス挿
通穴を形成する必要がなく、ドアフレーム形成時の加工
数を削減できる。
【0013】請求項2記載のドア用ハーネスの配索方法
によれば、ドアフレームの車内側表面にワイヤーハーネ
スを敷設するとともに、そのワイヤーハーネスの一端部
をドアフレームの車内側表面に沿ってドアフレームの一
縁部に導いた後、弾性シール材を、そのシール材とドア
フレームの一縁部とで挟み込むようにして、ドアフレー
ムの外周縁部に沿って配設することにより、ワイヤーハ
ーネスの一端部に取り付けられるメインハーネス接続用
コネクタをシール材の配設位置よりも車外側に配置する
ようにしているため、ワイヤーハーネスをドアフレーム
の表面上に配設するだけで配索作業が完了し、従来のよ
うにワイヤーハーネスを、ドアフレームに形成された小
径のハーネス挿通穴に挿通するような繁雑な作業を省略
できる。
【0014】請求項3記載のドア用ハーネスの配索方法
によれば、ドアフレームの外周縁部に沿って弾性シール
材を配設した後、ワイヤーハーネスを前記ドアフレーム
の車内側表面に敷設するとともに、ドアフレームの一縁
部側において、シール材を外周方向に引張ってシール材
とドアフレームの一縁部との間に隙間を形成し、その隙
間にワイヤーハーネスの一端部を挿通してからシール材
の引張りを解除することにより、ワイヤーハーネスの一
端部をシール材とドアフレームの一縁部とで挟み込んだ
状態で、ワイヤーハーネスの一端部に取り付けられるメ
インハーネス接続用コネクタをシール材の配設位置より
も車外側に配置するようにしているため、上記請求項2
記載の発明と同様で、ワイヤーハーネスをドアフレーム
の表面上に配設するだけで配索作業が完了し、従来のよ
うにワイヤーハーネスを、ドアフレームに形成された小
径のハーネス挿通穴に挿通するような繁雑な作業を省略
できる。
【0015】
【実施例】<第1の実施例>図1はこの発明の第1の実
施例であるドア用ハーネスの配索構造を示す斜視図、図
2はその配索構造の分解斜視図である。両図に示すよう
に、この配索構造は、自動車用ドアに適用されており、
ドアフレーム10、リング状のゴム製シール材20およ
びワイヤーハーネス30等を備えている。ドアフレーム
10のインナパネルには、作業穴11が形成されるとと
もに、ドアフレーム10の前縁部12には、後述するメ
インハーネス接続用のコネクタ41を取り付けるための
一対のコネクタ取付穴13,13が形成される。さら
に、ドアフレーム10には、リモコンミラー用モータの
コネクタ接続部62のほか、図示しないパワーウインド
用モータ等のドア用電装品が装着されている。
【0016】シール材20には、内周方向に沿って図示
しない複数の係合片が間欠的に突設されるとともに、各
係合片に対応してドアフレーム10の外周縁部に図示し
ない複数の係合穴が形成され、各係合穴にそれぞれ係合
片が嵌合されることにより、シール材20がドアフレー
ム10の外周縁部に沿って取り付けられる。
【0017】ドアフレーム10の車内側表面に敷設され
るワイヤーハーネス30は、FPC,FFCからなるフ
レキシブルフラット基板等のフラットワイヤーハーネス
により構成されるとともに、ドアフレーム10側に形成
された図示しない係止爪に、ワイヤーハーネス30の外
周縁部が係止されて、ワイヤーハーネス30がドアフレ
ーム10に固定される。ワイヤーハーネス30には、上
記ドア用電装品や、後述するメインハーネスに接続する
ための複数の端部31,32,33が形成されるととも
に、各端部31,32,33には、それぞれコネクタ4
1,42,43が取り付けられる。複数の端部31,3
2,33のうち一端部31は、ドアフレーム10の車内
側表面に沿ってドアフレーム10の前縁部12に導か
れ、さらに前縁部12とシール材20との間に挿通され
て、コネクタ41がシール材20の配設位置よりも車外
側に配置される。そして図3に示すように、コネクタ4
1の基部外周に突設された一対の取付片41a,41a
が上記ドアフレーム10のコネクタ取付穴13,13上
に重ね合わされ、ねじ50,50を各取付片41a,4
1aにそれぞれ貫通させてコネクタ取付穴13,13に
締結することにより、コネクタ41がドアフレーム10
に固定される。また、他のコネクタ42,43等は、リ
モコンミラー用モータのコネクタ接続部62や、図示し
ないドア用スピーカに接続されるとともに、ドアフレー
ム10の車内側に図示しないドアトリムが貼り付けられ
る。
【0018】この自動車用ドアの組付手順は、ワイヤー
ハーネス30の各端部31,32,33にそれぞれコネ
クタ41,42,43を接続しておいて、そのワイヤー
ハーネス30をドアフレーム10に敷設する。つづい
て、ワイヤーハーネス30の一端部31をドアフレーム
10の車内側表面に沿って前縁部12まで導いて、メイ
ンハーネス接続用のコネクタ41を上記したように前縁
部12に固定する。
【0019】次に、シール材20を、そのシール材20
と前縁部12とでワイヤーハーネス30の一端部31を
挟み込むようにして、ドアフレーム10の外周縁部に沿
って取り付ける。そして最後に、ワイヤーハーネス30
の上記ドア用電装品への電気接続を行ってから、ドアフ
レーム10の車内側にドアトリムを貼り付け、これによ
り自動車用ドアが組み付けられる。
【0020】なお、この自動車用ドアの車両ボデーへの
組付は、ドアフレーム10の前縁部12を車両ボデーに
回動自在に取り付けるとともに、ワイヤーハーネス30
に取り付けられたコネクタ41を、車両ボデー側のメイ
ンハーネスに接続することにより行われる。
【0021】このドア用ハーネスの配索方法によれば、
ワイヤーハーネス30の一端部31をドアフレーム10
の車内側表面に沿ってドアフレーム10の前縁部12に
導いて、シール材20を、その一部と前縁部12とでワ
イヤーハーネス30の一端部31を挟み込むようにして
ドアフレーム10の外周縁部に沿って取り付け、これに
よりコネクタ41をシール材20の配設位置よりも車外
側に配置しているため、ワイヤーハーネス30をドアフ
レーム10の表面上に配設するだけで、ハーネスの配索
作業が完了する。このため、従来のようにワイヤーハー
ネスを、ドアフレームに形成された小径のハーネス挿通
穴に挿通するような繁雑な作業を省略でき、ハーネスの
配索作業を簡単に行える。さらに、この実施例のように
ワイヤーハーネス30をドアフレーム10の表面上に配
設するだけで、ハーネスの配索作業を行えると、ハーネ
ス配索作業の自動化を図る場合有利である。
【0022】また、ドアフレーム70にハーネス挿通穴
を形成する必要もなく、ドアフレーム形成時の加工数を
削減できる。
【0023】なお、ワイヤーハーネス30はフラットワ
イヤーハーネスにより構成されるとともに、シール材2
0は、その弾性力によりワイヤーハーネス30に密着し
ているため、ワイヤーハーネス30とシール材20との
間に隙間は形成されず、その間の水密は図られる。
【0024】<第2の実施例>図4ないし図6はそれぞ
れこの発明の第2の実施例であるドア用ハーネスの配索
方法を説明するための斜視図である。これらの図に示す
ように、この第2の実施例では、上記第1の実施例と同
様な配索構造を実現するにあたり、上記第1の実施例と
は別の態様で形成する方法について説明する。
【0025】まず、上記第1の実施例と同様なドアフレ
ーム10およびシール材20を準備するとともに、メイ
ンハーネス接続用のコネクタ41以外のコネクタ42,
43が接続されたワイヤーハーネス130を準備する。
この場合、メインハーネス接続用のコネクタ41が接続
される一端部131には、複数の端子134が圧着され
ている。
【0026】そして、図4に示すように、ドアフレーム
10の外周縁部に沿ってシール材20を上記第1の実施
例と同様にして取り付けた後、ドアフレーム10の車内
側表面にワイヤーハーネス130を敷設する。
【0027】次に、図5に示すように、シール材20の
一部21、すなわちシール材20のドアフレーム10の
前縁部12に対応する領域を外周方向に引張って、シー
ル材20の一部21とドアフレーム10の前縁部12と
の間に隙間を形成する。そして、その隙間にワイヤーハ
ーネス130の一端部131を挿通してから、シール材
20の引張りを解除する。こうして、ワイヤーハーネス
130の一端部131をシール材20とドアフレーム1
0の前縁部12とで挟み込む。
【0028】次に、図6に示すように、メインハーネス
接続用のコネクタ41を、その内部に端子134が電気
接続状態で収容されるようにして、ドアフレーム10の
前縁部12に配置し、ねじ50を取付片41aに挿通し
て、コネクタ取付穴13に締結する。その後は、上記第
1の実施例と同様にして組み付けられて、自動車用ドア
が形成される。
【0029】このドア用ハーネスの配索方法によれば、
ドアフレーム10にシール材20を配設してから、ワイ
ヤーハーネス130を敷設するとともに、シール材20
の一部21を外周方向に引張ってシール材20の一部2
1とドアフレーム10の前縁部12との間に隙間を形成
し、その隙間にワイヤーハーネス130の一端部131
を挿通した後、シール材20の引張りを解除し、その後
コネクタ41を取り付け、これによりコネクタ41をシ
ール材20の配設位置よりも車外側に配置するようにし
ているため、ワイヤーハーネス130をドアフレーム1
0の表面上に配設するだけで配索作業が完了し、従来の
ようにワイヤーハーネスを、ドアフレームに形成された
小径のハーネス挿通穴に挿通するような繁雑な作業を省
略でき、ハーネスの配索作業を簡単に行える。
【0030】なお、上記実施例では、ワイヤーハーネス
30,130の全域がフラットワイヤーハーネスにより
構成されているが、少なくともワイヤーハーネス30,
130の一端部31,131がフラットワイヤーハーネ
スにより構成されていれば、この発明に適用することが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のドア用ハ
ーネスの配索構造によれば、ワイヤーハーネスの一端部
がドアフレームの車内側表面に沿ってドアフレームの一
縁部に導かれ、さらにその一縁部と弾性シール材との間
に介在された状態で、メインハーネス接続用のコネクタ
がシール材の配設位置よりも車外側に配置されるため、
ワイヤーハーネスがドアフレームの表面上に配設される
こととなり、ドアフレームに、ワイヤーハーネスを挿通
するためのハーネス挿通穴を形成する必要がなく、ドア
フレーム形成時の加工数を削減できるという効果が得ら
れる。
【0032】請求項2記載のドア用ハーネスの配索方法
によれば、ドアフレームの車内側表面にワイヤーハーネ
スを敷設するとともに、そのワイヤーハーネスの一端部
をドアフレームの車内側表面に沿ってドアフレームの一
縁部に導いた後、弾性シール材をドアフレームの外周縁
部に沿って配設して、ワイヤーハーネスの一端部をシー
ル材とドアフレームの一縁部とで挟む込むことにより、
ワイヤーハーネスの一端部に取り付けられるメインハー
ネス接続用コネクタをシール材の配設位置よりも車外側
に配置するようにしているため、ワイヤーハーネスをド
アフレームの表面上に配設するだけで配索作業が完了
し、従来のようにワイヤーハーネスを、ドアフレームに
形成された小径のハーネス挿通穴に挿通するような繁雑
な作業を省略でき、ハーネスの配索作業を簡単に行える
という効果が得られる。
【0033】請求項3記載のドア用ハーネスの配索方法
によれば、ドアフレームの外周縁部に沿って弾性シール
材を配設した後、ワイヤーハーネスを前記ドアフレーム
の車内側表面に敷設するとともに、ドアフレームの一縁
部側において、シール材を外周方向に引張ってシール材
とドアフレームの一縁部との間に隙間を形成し、その隙
間にワイヤーハーネスの一端部を挿通してからシール材
の引張りを解除することにより、ワイヤーハーネスの一
端部をシール材とドアフレームの一縁部とで挟み込んだ
状態で、ワイヤーハーネスの一端部に取り付けられるメ
インハーネス接続用コネクタをシール材の配設位置より
も車外側に配置しているため、上記請求項2記載の発明
と同様で、ワイヤーハーネスをドアフレームの表面上に
配設するだけで配索作業が完了し、従来のようにワイヤ
ーハーネスを、ドアフレームに形成された小径のハーネ
ス挿通穴に挿通するような繁雑な作業を省略でき、ハー
ネスの配索作業を簡単に行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるドア用ハーネス
の配索構造を示す斜視図である。
【図2】上記第1の実施例の配索構造の分解斜視図であ
る。
【図3】上記第1の実施例の配索構造の要部分解斜視図
である。
【図4】この発明の第2の実施例であるドア用ハーネス
の配索方法を説明するための斜視図である。
【図5】上記第2の実施例の配索方法を説明するための
斜視図である。
【図6】上記第2の実施例の配索方法を説明するための
斜視図である。
【図7】従来のドア用ハーネスの配索構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 ドアフレーム 12 前縁部 20 シール材 30 ワイヤーハーネス 31 一端部 41 コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一縁部が車両ボデーに取付可能なドアフ
    レームのその外周縁部に沿って弾性シール材が配設され
    るとともに、メインハーネス接続用コネクタが一端部に
    取り付けられたワイヤーハーネスが前記ドアフレームの
    車内側表面に敷設されるドア用ハーネスの配索構造にお
    いて、 少なくとも前記ワイヤーハーネスの一端部がフラットワ
    イヤーハーネスにより形成されるとともに、その一端部
    が前記ドアフレームの車内側表面に沿って前記ドアフレ
    ームの一縁部に導かれ、さらにその一縁部と前記シール
    材との間に介在された状態で、前記コネクタが前記シー
    ル材の配設位置よりも車外側に配置されたことを特徴と
    するドア用ハーネスの配索構造。
  2. 【請求項2】 一縁部が車両ボデーに取付可能なドアフ
    レームのその車内側表面に、少なくとも一端部がフラッ
    トワイヤーハーネスにより形成されたワイヤーハーネス
    を敷設するとともに、そのワイヤーハーネスの一端部を
    前記ドアフレームの車内側表面に沿って前記ドアフレー
    ムの一縁部に導いた後、弾性シール材を、そのシール材
    と前記ドアフレームの一縁部とで前記ワイヤーハーネス
    の一端部を挟み込むようにして、前記ドアフレームの外
    周縁部に沿って配設することにより、前記ワイヤーハー
    ネスの一端部に取り付けられるメインハーネス接続用コ
    ネクタを前記シール材の配設位置よりも車外側に配置す
    ることを特徴とするドア用ハーネスの配索方法。
  3. 【請求項3】 一縁部が車両ボデーに取付可能なドアフ
    レームのその外周縁部に沿って弾性シール材を配設した
    後、一端部がフラットワイヤーハーネスにより形成され
    たワイヤーハーネスを前記ドアフレームの車内側表面に
    敷設するとともに、前記ドアフレームの一縁部側におい
    て、前記シール材を弾性力に抗して外周方向に引張って
    前記シール材と前記ドアフレームの一縁部との間に隙間
    を形成し、その隙間に前記ワイヤーハーネスの一端部を
    挿通してから前記シール材の引張りを解除することによ
    り、前記ワイヤーハーネスの一端部を前記シール材と前
    記ドアフレームの一縁部とで挟み込んだ状態で、前記ワ
    イヤーハーネスの一端部に取り付けられるメインハーネ
    ス接続用コネクタを前記シール材の配設位置よりも車外
    側に配置したことを特徴とするドア用ハーネスの配索方
    法。
JP4129509A 1992-04-21 1992-04-21 ドア用ハーネスの配索構造および配索方法 Pending JPH05300629A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5588260A (en) * 1994-05-30 1996-12-31 Kansei Corporation Construction of a vehicle door provided with a wiring harness and a waterproof grommet used in the construction
WO1999052743A1 (en) * 1998-04-16 1999-10-21 Lear Automotive Dearborn, Inc. Grommet and connector seal for use with flat flexible cable

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