JP2600074Y2 - 自動車のドア用ワイヤーハーネス - Google Patents

自動車のドア用ワイヤーハーネス

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JP2600074Y2
JP2600074Y2 JP1991030461U JP3046191U JP2600074Y2 JP 2600074 Y2 JP2600074 Y2 JP 2600074Y2 JP 1991030461 U JP1991030461 U JP 1991030461U JP 3046191 U JP3046191 U JP 3046191U JP 2600074 Y2 JP2600074 Y2 JP 2600074Y2
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JP
Japan
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door
wire harness
door panel
wiring
waterproof sheet
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JP1991030461U
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Inventor
英治 壱岐尾
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のドア用ワイヤ
ーハーネスに関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来の自動車用ドアの構造を図
3に示す。図において、11はドアパネル、13は防水シー
ト、15はドアトリム、17はドア用ワイヤーハーネス、19
はブチルゴムよりなるひも状接着材である。この自動車
用ドアを組み立てる場合には、まずドアパネル11にワイ
ヤーハーネス17を組み付け、次にドアパネル11にひも状
接着材19を介して防水シート13を張り付け、その後ドア
トリム15を取り付ける、という手順がとられる。
【0003】従来のドア用ワイヤーハーネスは上記のよ
うにドアパネル内に組み付ける構造が一般的であるが、
これには次のような問題がある。すなわちドアパネル内
は窓ガラスが上下動するなど可動部分が多く、ワイヤー
ハーネスが損傷するおそれがある。また組み付け作業は
ドアパネル内側に穴をあけておいて、そこからワイヤー
ハーネスを引き込んだり、引き出したりすることになる
ため組み付け作業がやりにくい。さらにワイヤーハーネ
スの配線スペースを確保するためドアパネルの厚さが厚
くなる。
【0004】このためワイヤーハーネスをフラット化し
てドアトリム(図3の15)側に取り付けることも提案さ
れている(実開昭62-140831 号公報) 。しかしこの構造
ではドアトリム側のワイヤーハーネスとドアパネル内の
補機とが防水シートにより隔離されるため、この両者を
いかに接続するかが問題となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような課
題を解決したドア用ワイヤーハーネスを提供するもの
で、その構成は、ドア内配線用の所定のパターンに形成
された箔状導体と絶縁シートとが一体化されたFPC
(フレキシブルプリント配線板)よりなり、前記絶縁シ
ートがドアパネルの内側に張り付けられる防水シートの
形に形成されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案のドア用ワイヤーハーネスは防水シート
を兼用しているため、これをドアパネルに取り付けるこ
とによりワイヤーハーネスの組み付けと防水シートの張
り付けを同時に行える。またドアパネル内の配線も少な
くて済み、ワイヤーハーネスの損傷や配線スペースの問
題も解消できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1および図2において、21は本考案の一
実施例に係るドア用ワイヤーハーネスを示す。このドア
用ワイヤーハーネス21は、絶縁シート23と、ドア内配線
用の所定のパターンに形成された箔状導体25とが一体化
されたFPCより構成されており、前記絶縁シート23が
ドアパネル11の内側に張り付けられる防水シートの形に
形成されているものである。
【0008】箔状導体25の所定箇所にはコネクタ27が取
り付けられている。このコネクタ27には、ドアパネル11
内の補機(パワーウインドモーター等)およびドアトリ
ム(図示せず)側の補機(パワーウインドスイッチ等)
がリード線を介して接続される。
【0009】このドア用ワイヤーハーネス21は以上のよ
うな構造であるから、ドアの組立に際しては、ドアパネ
ル11内の補機との接続を行った後、ひも状接着材19によ
りドアパネル11に接着固定することにより、ワイヤーハ
ーネスの組み付けと防水シートの張り付けを同時に行え
るものである。
【0010】本考案のドア用ワイヤーハーネスは次のよ
うにして製造することができる。一つの方法は、まず絶
縁シートの片面に銅箔を張り合わせた複合シートを作
り、その銅箔をパターンエッチングして所定の配線パタ
ーンに形成し、その上にもう1枚の絶縁シートを張り合
わせた後、防水シートの形に切断するという方法であ
る。他の方法は、まず銅箔を打抜き加工あるいはパター
ンエッチングにより所定の配線パターンに形成し、その
両面に絶縁シートを張り付けた後、防水シートの形に切
断するという方法である。なお箔状導体は絶縁シートを
介して多層に形成することも可能である。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るドア用
ワイヤーハーネスは、防水シートを兼用しているため、
これをドアパネルに取り付けることによりワイヤーハー
ネスの組み付けと防水シートの張り付けを同時に行うこ
とができ、ドアの組立作業が大幅に簡素化できる利点が
ある。またドアパネル内の配線も大幅に少なくなるた
め、配線に余裕ができ、可動部による電線の損傷をなく
すことができると共に、配線スペース確保のためにドア
パネルの厚さを厚くする必要もなくなる。さらに本考案
に係るドア用ワイヤーハーネスは、所定のパターンに形
成された箔状導体と絶縁シートとが一体化されたFPC
(フレキシブルプリント配線板)の形態であるので、導
体の接続部を設ける必要がなく、製作が簡単で、信頼性
が高いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るドア用ワイヤーハー
ネスをドアパネルと共に示す斜視図。
【図2】 図1のA−A線における断面図。
【図3】 従来の自動車用ドアの構造を示す分解斜視
図。
【符号の説明】
11:ドアパネル 19:ひも状接着材 21:ドア用ワ
イヤーハーネス 23:絶縁シート 25:箔状導体 27:コネクタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア内配線用の所定のパターンに形成さ
    れた箔状導体と絶縁シートとが一体化されたFPC(フ
    レキシブルプリント配線板)よりなり、前記絶縁シート
    がドアパネルの内側に張り付けられる防水シートの形に
    形成されていることを特徴とする自動車のドア用ワイヤ
    ーハーネス。
JP1991030461U 1991-04-05 1991-04-05 自動車のドア用ワイヤーハーネス Expired - Lifetime JP2600074Y2 (ja)

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JPH04118807U JPH04118807U (ja) 1992-10-23
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