JP3313842B2 - フラットケーブルの接続構造 - Google Patents

フラットケーブルの接続構造

Info

Publication number
JP3313842B2
JP3313842B2 JP24116093A JP24116093A JP3313842B2 JP 3313842 B2 JP3313842 B2 JP 3313842B2 JP 24116093 A JP24116093 A JP 24116093A JP 24116093 A JP24116093 A JP 24116093A JP 3313842 B2 JP3313842 B2 JP 3313842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating coating
flat cable
circuit pattern
coating layer
connection structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24116093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0794221A (ja
Inventor
正章 永井
宏昌 本城
裕之 上林
清志 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP24116093A priority Critical patent/JP3313842B2/ja
Publication of JPH0794221A publication Critical patent/JPH0794221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3313842B2 publication Critical patent/JP3313842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフラットケーブルの接
続構造に関し、さらに詳細にいえば、回路パターン導体
が電気絶縁性被覆層により被覆されてなるフラットケー
ブルの端部同士を接続する接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、所定のパターンを有する回路
パターン導体の両面を、接着材層を介在させた状態で電
気絶縁性被覆層としてのラミネートテープで被覆してな
るケーブル(以下、フラットケーブルと称する)が提案
されている。このフラットケーブルは、建築物の床カー
ペットの下に配置されるアンダーカーペット用配線、電
子・電気機器の内部配線として使用される機器用配線、
自動車の運転席の操作部と各種電気機器とを電気的に接
続する配線等として使用されている。特に、自動車業界
においては、配線作業の効率化、車体の軽量化に有効で
あることを考慮して、フラットケーブルの採用が検討さ
れている。
【0003】ところで、上記のフラットケーブルにおい
ては、配線を容易にするための曲線部、折たたみ部が一
般的に設けられているが、フラットケーブルの取扱い、
製造時の作業性等を向上させるために、目的とする配線
パターンを予め複数の部分に分割した状態でフラットケ
ーブルを作製し、作製されたフラットケーブル同士を一
体的に接続して、最終的に目的とする回路パターンを有
するフラットケーブルを得る方法が採用されることがあ
る。この方法は、主となる配線パターンを有するフラッ
トケーブルと引出しパターンのように従となる配線パタ
ーンを有するフラットケーブルとを接続する場合だけで
なく、主従の区別をすることなく、互に異なる回路パタ
ーンを有するフラットケーブル同士を接続する場合にも
適用することができる。
【0004】図3はフラットケーブル同士を接続した状
態を示す概略縦断面図であり、両フラットケーブル31
の端部所定範囲において接着剤層を有するラミネートテ
ープ31bを除去した状態において回路パターン導体3
1a同士を溶接等により一体的に連結し、ラミネートテ
ープ31bが除去された領域および残っているラミネー
トテープ31bの端部を覆う電気絶縁性の保護フィルム
33を設けてある。尚、保護フィルム33は接着剤層を
有している。
【0005】したがって、フラットケーブル31同士の
接続部における耐水性をある程度達成することができ
る。また、フラットケーブル31同士を接続するための
作業性を向上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す接続構造を
採用した場合には、保護フィルム33の接着剤として、
回路パターン導体31aと、ラミネートテープ31bと
の双方に対して良好な接着性を有するものを採用するこ
とが必要になるが、実際上は双方に対して良好な接着性
を有する接着剤が存在していないので、何れかに対する
密着性が不十分になってしまい、ひいては、フラットケ
ーブル31同士の接続部における耐水性、耐湿性を十分
には高めることができないという不都合がある。
【0007】尚、接着剤層を有していない保護フィルム
を用い、溶着等により回路パターン導体と、ラミネート
テープとの双方に対する被着を達成することも考えられ
るが、この場合にも、双方に対して良好な被着性を達成
することが殆ど不可能であるから、上記と同様の不都合
を生じさせることになってしまう。
【0008】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、フラットケーブル同士を連結するための
作業性を損なうことなく、良好な耐水性、耐湿性を達成
することができるフラットケーブルの接続構造を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を手達成する
ための、請求項1のフラットケーブルの接続構造は、互
に接続される1対のフラットケーブルのうち、一方のフ
ラットケーブルの端部所定範囲における少なくとも一方
の側の電気絶縁性被覆層を剥離させてあるとともに、残
余の側の電気絶縁性被覆層を除去してあり、他方のフラ
ットケーブルの端部所定範囲における、上記剥離された
電気絶縁性被覆層に対応する側の電気絶縁性被覆層が除
去されてあるとともに、上記電気絶縁性被覆層が除去さ
れた側に対応する側の電気絶縁性被覆層が剥離されてあ
り、端部所定範囲における回路パターン導体が積重状態
で一体的に連結されてあり、回路パターン導体の積重一
体化された部分が上記剥離された電気絶縁性被覆層で覆
われてあるとともに、少なくとも、回路パターン導体と
平行な方向に対向する電気絶縁性被覆層同士の端部間を
覆う保護層が設けられてある。
【0010】
【作用】請求項1のフラットケーブルの接続構造であれ
ば、フラットケーブルの端部所定範囲における回路パタ
ーン導体が積重状態で一体的に連結されてあり、回路パ
ターン導体の積重一体化された部分が剥離された電気絶
縁性被覆層で覆われてあるとともに、少なくとも、回路
パターン導体と平行な方向に対向する電気絶縁性被覆層
同士の端部間を覆う保護層が設けられてあるので、保護
層は回路パターン導体と密着する必要がなく、電気絶縁
性被覆層に対して良好な密着性を確保できればよいこと
になる。したがって、電気絶縁性被覆層に対して良好な
密着性を有する保護層を簡単に選択でき、しかも、保護
層を被着することにより、回路パターン導体同士の接続
部近傍における良好な耐水性、耐湿性を達成することが
できる。また、フラットケーブル同士の接続作業に関し
ても、1対のフラットケーブルの端部所定範囲に位置す
る電気絶縁性被覆層の総数の1/2を除去し、残余を回
路パターン導体から剥離させ、その後、回路パターン導
体同士の連結作業、保護層の被着作業を行なえばよいの
であるから、特に繁雑化するという不都合は生じない。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1はこの発明のフラットケーブルの接続構
造の一実施例を示す概略縦断面図であり、接続対象とな
る1対のフラットケーブル1,2の端部における回路パ
ターン導体1a,2a同士を積重した状態で溶接等によ
り一体的に連結し、回路パターン導体1a,2a同士の
連結部を、一方のフラットケーブル1の一方側(図1中
の上側)の電気絶縁性被覆層としてのラミネートテープ
1bおよび他方のフラットケーブル2の他方側のラミネ
ートテープ2cで覆ってあるとともに、回路パターン導
体1a,2a同士の連結部を含む所定範囲においてラミ
ネートテープ1b,2b,1c,2cの外面を保護フィ
ルム3b,3cで覆ってある。尚、保護フィルム3b,
3cとしては、ラミネートテープ1b,2b,1c,2
cに対して良好な接着性を有するものが採用される。具
体的には、ラミネートテープ1b,2b,1c,2cに
対して良好な接着性を有する接着剤層を有するものを採
用すればよい。もちろん、ラミネートテープ1b,2
b,1c,2cとしては、回路パターン導体1a,2a
に対して良好な接着性を有する接着剤層を有するものを
採用する。
【0012】上記接続構造を得るための作業は次のとお
りである。接続対象となる1対のフラットケーブルのう
ち、一方のフラットケーブル1の端部所定範囲におい
て、回路パターン導体1aの一方の側(図1中の上側)
の電気絶縁性被覆層としてのラミネートテープ1bを剥
離させるとともに、他方の側(図1中の下側)のラミネ
ートテープ1cを切除する。また、他方のフラットケー
ブル2の端部所定位置において、回路パターン導体2a
の一方の側のラミネートテープ2bを切除するととも
に、他方の側のラミネートテープ2cを剥離させる。次
いで、両回路パターン導体1a,2aを積重しておい
て、溶接作業を行なうことにより、両回路パターン導体
1a,2aを一体的に連結し、剥離されたラミネートテ
ープ1b,2cを夫々回路パターン導体の該当する側に
沿わせ(或は接着し)、最後にラミネートテープ1b,
2bに対して保護フィルム3bを接着し、ラミネートテ
ープ1c,2cに対して保護フィルム3cを接着する。
【0013】したがって、回路パターン導体1a,2a
同士の連結部の殆どが剥離されたラミネートテープ1
b,2cに覆われ、そのラミネートテープの上から保護
フィルム3b,3cが接着されていることになる。この
結果、保護フィルム3b,3cが直接回路パターン導体
1a,2aに接着されなければならない部分が皆無にな
り、連結部の殆どを覆うラミネートテープと良好に接着
されることになり、良好な耐水性、耐湿性を達成するこ
とができる。
【0014】また、上記接続構造を得るための作業につ
いても、図3に示す従来の接続構造を得るための作業と
同じ数の作業工程が必要であり、しかも各作業工程はき
わめて酷似した作業内容であるから、接続構造を得るた
めの作業を繁雑化することなく、良好な耐水性、耐湿性
を達成できる。
【0015】
【実施例2】図2はこの発明のフラットケーブルの接続
構造の他の実施例を示す概略縦断面図であり、図1の接
続構造と異なる点は、一方のフラットケーブル2の両側
のラミネートテープ2b,2cを共に剥離させておき、
他方のフラットケーブル1の両側のラミネートテープ1
b,1cを共に切除した点のみである。
【0016】したがって、この実施例の場合にも、剥離
されたラミネートテープ1b,1cを回路パターン導体
1a,2a同士の連結部に沿わせた状態で保護フィルム
3b,3cを被着することにより、良好な耐水性、耐湿
性を有する接続構造を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、フラッ
トケーブル同士を接続する接続構造を得るための作業を
繁雑化することなく、電気絶縁性被覆層に対して良好な
接着性を有する保護層を選択することにより、接続部に
おける良好な耐水性、耐湿性を達成することができると
いう特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフラットケーブルの接続構造の一実
施例を示す概略縦断面図である。
【図2】この発明のフラットケーブルの接続構造の他の
実施例を示す概略縦断面図である。
【図3】従来のフラットケーブル接続構造ヲ示す概略縦
断面図である。
【符号の説明】
1,2 フラットケーブル 1a,2a 回路パター
ン導体 1b,1c,2b,2c 電気的絶縁被覆層としてのラ
ミネートテープ 3b,3c 保護フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 清志 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱 電線工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−121139(JP,A) 特開 平1−274367(JP,A) 特開 平2−312174(JP,A) 実開 昭64−36920(JP,U) 実開 平1−33111(JP,U) 実開 平2−69379(JP,U) 実開 昭63−200815(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路パターン導体(1a)(2a)が電
    気絶縁性被覆層(1b)(1c)(2b)(2c)によ
    り被覆されてなるフラットケーブル(1)(2)の端部
    同士を接続する接続構造であって、一方のフラットケー
    ブル(1)の端部所定範囲における少なくとも一方の側
    の電気絶縁性被覆層(1b)を剥離させてあるととも
    に、残余の側の電気絶縁性被覆層(1c)を除去してあ
    り、他方のフラットケーブル(2)の端部所定範囲にお
    ける、上記剥離された電気絶縁性被覆層(1b)に対応
    する側の電気絶縁性被覆層(2b)が除去されてあると
    ともに、上記電気絶縁性被覆層(1c)が除去された側
    に対応する側の電気絶縁性被覆層(2c)が剥離されて
    あり、端部所定範囲における回路パターン導体(1a)
    (2a)が積重状態で一体的に連結されてあり、回路パ
    ターン導体(1a)(2a)の積重一体化された部分が
    上記剥離された電気絶縁性被覆層(1b)(2c)で覆
    われてあるとともに、少なくとも、回路パターン導体
    (1a)(2a)と平行な方向に対向する電気絶縁性被
    覆層(1b)(2b)(1c)(2c)同士の端部間を
    覆う保護層(3b)(3c)が設けられてあることを特
    徴とするフラットケーブルの接続構造。
JP24116093A 1993-09-28 1993-09-28 フラットケーブルの接続構造 Expired - Fee Related JP3313842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24116093A JP3313842B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 フラットケーブルの接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24116093A JP3313842B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 フラットケーブルの接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0794221A JPH0794221A (ja) 1995-04-07
JP3313842B2 true JP3313842B2 (ja) 2002-08-12

Family

ID=17070157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24116093A Expired - Fee Related JP3313842B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 フラットケーブルの接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3313842B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017512373A (ja) * 2014-02-21 2017-05-18 住友電気工業株式会社 配線部材およびその製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175312A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Aisin Seiki Co Ltd 着座検知装置
JP5678940B2 (ja) * 2012-06-14 2015-03-04 住友電気工業株式会社 フラットケーブル及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017512373A (ja) * 2014-02-21 2017-05-18 住友電気工業株式会社 配線部材およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0794221A (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4914539B2 (ja) シールドハーネスの組立方法
EP1398848A3 (en) Laminated aperture antenna and multi-layered wiring board comprising the same
JPH09308042A (ja) 電線のシールド構造
JPH09206963A (ja) 超音波接合方法
JP3313842B2 (ja) フラットケーブルの接続構造
JP3881812B2 (ja) 着座センサ
JP2744957B2 (ja) フラットワイヤハーネス及びその製造方法
JP4907772B2 (ja) シールドハーネス及び該シールドハーネスの製造方法
JP2584504Y2 (ja) フラット・ハーネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造
JP4095469B2 (ja) シールド材被覆フレキシブルフラットケーブル及びその製造方法
JP2600074Y2 (ja) 自動車のドア用ワイヤーハーネス
JP3300907B2 (ja) フラットケーブルの製造方法及びフラットケーブル
JP3705949B2 (ja) フラットケーブル及びその製造方法
JPH0628922A (ja) フラットハーネス及びその製造方法
JP2002203431A (ja) フラットハーネス
JPS62105308A (ja) フラツトワイヤハ−ネスおよびその製造方法
JP2598639B2 (ja) ダツシユボード内の配線構造
US12010792B2 (en) Flexible interconnect circuits and methods of fabrication thereof
JP3637580B2 (ja) シールドフラット電線
JPH10294022A (ja) 導電フィルム
JP2003111239A (ja) ジョイントボックス
JPH0423494A (ja) フレキシブルプリント配線板
JPH019289Y2 (ja)
JPS6180711A (ja) 自動車用ワイヤハ−ネス
JPH0128693Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees