JP2584504Y2 - フラット・ハーネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造 - Google Patents
フラット・ハーネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造Info
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- JP2584504Y2 JP2584504Y2 JP1993005533U JP553393U JP2584504Y2 JP 2584504 Y2 JP2584504 Y2 JP 2584504Y2 JP 1993005533 U JP1993005533 U JP 1993005533U JP 553393 U JP553393 U JP 553393U JP 2584504 Y2 JP2584504 Y2 JP 2584504Y2
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- flat
- harnesses
- harness
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用等に用いるフレ
キシブル・プリンテッド・サーキット(以下、FPCと略
す)やフレキシブル・ワイヤリング・サーキット(以下、
FWCと略す)からなる可撓性を有するフラット・ハー
ネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造に関し、フ
ラット・ハーネスを多層配置して互いに固定する場合あ
るいはフラット・ハーネスを車体パネルあるいはプロテ
クタに固定する場合に好適に用いられるものである。
キシブル・プリンテッド・サーキット(以下、FPCと略
す)やフレキシブル・ワイヤリング・サーキット(以下、
FWCと略す)からなる可撓性を有するフラット・ハー
ネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造に関し、フ
ラット・ハーネスを多層配置して互いに固定する場合あ
るいはフラット・ハーネスを車体パネルあるいはプロテ
クタに固定する場合に好適に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】近時、銅箔を打ち抜いて形成して導電部
材をポリエチレンテフタレート、ポリイミド等の樹脂フ
イルムで両面を被覆したFPC、あるいは、多数の細径
導線からなる導電部材を上記樹脂フイルムで両面を被覆
したFWC等のフラット・ハーネスが提供されており、
これらのフラット・ハーネスはスペースをとらず、か
つ、配線が容易である等の利点を備えている。
材をポリエチレンテフタレート、ポリイミド等の樹脂フ
イルムで両面を被覆したFPC、あるいは、多数の細径
導線からなる導電部材を上記樹脂フイルムで両面を被覆
したFWC等のフラット・ハーネスが提供されており、
これらのフラット・ハーネスはスペースをとらず、か
つ、配線が容易である等の利点を備えている。
【0003】上記フラット・ハーネスは、通常、1枚の
ハーネスの内部に、同一箇所へ配線する所要の導電回路
を設ける構成としているが、多数の導電回路を設ける必
要がある場合、フラット・ハーネスの面積、即ち、幅が
広くなり、設置箇所によっては、フラット・ハーネスの
幅が広いために設置できない場合もある。その場合に
は、フラット・ハーネスの幅を狭くする必要があり、1
枚のフラット・ハーネスに設けていた複数の導電回路を
わけて、複数のフラット・ハーネスとして構成し、これ
らの複数のフラット・ハーネスを積層して配置しなけれ
ばならない。
ハーネスの内部に、同一箇所へ配線する所要の導電回路
を設ける構成としているが、多数の導電回路を設ける必
要がある場合、フラット・ハーネスの面積、即ち、幅が
広くなり、設置箇所によっては、フラット・ハーネスの
幅が広いために設置できない場合もある。その場合に
は、フラット・ハーネスの幅を狭くする必要があり、1
枚のフラット・ハーネスに設けていた複数の導電回路を
わけて、複数のフラット・ハーネスとして構成し、これ
らの複数のフラット・ハーネスを積層して配置しなけれ
ばならない。
【0004】また、銅箔を打ち抜いて導電部材を形成す
る場合、車種によって必要とする導電回路が相異し、そ
の場合は、全車両に必要とする共用回路と、オプション
として取り付ける回路とは分けて形成して、夫々の回路
を備えたフラット・ハーネスを設ける方が、高価な銅箔
の無駄をなくす点からも有効である。よって、 この点か
らも、 1枚で構成していたフラット・ハーネスを分離し
て複数枚とし、これらの複数枚のフラット・ハーネスを
積層して配置することが好ましい。
る場合、車種によって必要とする導電回路が相異し、そ
の場合は、全車両に必要とする共用回路と、オプション
として取り付ける回路とは分けて形成して、夫々の回路
を備えたフラット・ハーネスを設ける方が、高価な銅箔
の無駄をなくす点からも有効である。よって、 この点か
らも、 1枚で構成していたフラット・ハーネスを分離し
て複数枚とし、これらの複数枚のフラット・ハーネスを
積層して配置することが好ましい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように複数のフ
ラット・ハーネスを積層配置する場合、図6に示すよう
に、フラット・ハーネス1の端部はコネクタ2、3に接
続して固定されるが、積層するフラット・ハーネス同士
を固定していないため、車両走行時等に振動が生じてフ
ラット・ハーネスにバタつきが発生すると、相互に接触
離反して、低級音が生じる問題があった。
ラット・ハーネスを積層配置する場合、図6に示すよう
に、フラット・ハーネス1の端部はコネクタ2、3に接
続して固定されるが、積層するフラット・ハーネス同士
を固定していないため、車両走行時等に振動が生じてフ
ラット・ハーネスにバタつきが発生すると、相互に接触
離反して、低級音が生じる問題があった。
【0006】上記フラット・ハーネスを積層固定する方
法ではないが、車両パネルに固定する方法として、従
来、フラット・ハーネスに取付穴を穿設し、該フラット
・ハーネスの取付穴と車体パネルに穿設した取付穴とに
クリップを取り付けて固定する方法が多数提案されてい
る。
法ではないが、車両パネルに固定する方法として、従
来、フラット・ハーネスに取付穴を穿設し、該フラット
・ハーネスの取付穴と車体パネルに穿設した取付穴とに
クリップを取り付けて固定する方法が多数提案されてい
る。
【0007】上記のようにフラット・ハーネスに取付穴
を設けると、クリップを用いて積層する多数のフラット
・ハーネスを相互に固定し、かつ、車体に固定すること
が可能である。しかしながら、フラット・ハーネスに取
付穴を設ける場合、該取付穴をよけて回路を設計する必
要が生じ、回路設計の自由度が減少し、しかも、狭い面
積で回路を設計することは容易でない。
を設けると、クリップを用いて積層する多数のフラット
・ハーネスを相互に固定し、かつ、車体に固定すること
が可能である。しかしながら、フラット・ハーネスに取
付穴を設ける場合、該取付穴をよけて回路を設計する必
要が生じ、回路設計の自由度が減少し、しかも、狭い面
積で回路を設計することは容易でない。
【0008】さらに、フラット・ハーネスは、通常厚さ
1mm程度で、 しかも非常に薄い樹脂フィルムで被覆して
いるだけであるため、 鋭角に折り曲げたり、あるいは外
部からの衝撃が加わると、 導電部材が切断しやすい問題
があった。そのため、フラット・ハーネスの外面に保護
材を取り付けることが好ましい場合もあるが、容易に保
護材を取り付けられない問題もあった。
1mm程度で、 しかも非常に薄い樹脂フィルムで被覆して
いるだけであるため、 鋭角に折り曲げたり、あるいは外
部からの衝撃が加わると、 導電部材が切断しやすい問題
があった。そのため、フラット・ハーネスの外面に保護
材を取り付けることが好ましい場合もあるが、容易に保
護材を取り付けられない問題もあった。
【0009】本考案は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、フラット・ハーネスに取付穴をあけることなく、
多数積層配置するフラット・ハーネスを相互に固定出来
ると共に、車体パネルあるいはプロテクタにも簡単に固
定でき、しかも、保護材の作用も与えることが出来る固
着手段を備えたフラット・ハーネスを提供することを目
的としている。
ので、フラット・ハーネスに取付穴をあけることなく、
多数積層配置するフラット・ハーネスを相互に固定出来
ると共に、車体パネルあるいはプロテクタにも簡単に固
定でき、しかも、保護材の作用も与えることが出来る固
着手段を備えたフラット・ハーネスを提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は、絶縁フ
ィルムの間に導電部材を挟持したフレキシブル・プリン
テッド・サーキットあるいはフレキシブル・ワイヤリン
グ・サーキットからなるフラット・ハーネスの上記絶縁
フィルムの外面に、多数の糸状係止片を植設した接着
布、所謂マジックパイル、ベルクロファスナー(登録商
標)を取り付けていることを特徴とするフラット・ハー
ネスを提供するものである。具体的には、絶縁フィルム
の間に導電部材を挟持したフレキシブル・プリンテッド
・サーキットあるいはフレキシブル・ワイヤリング・サ
ーキットからなるフラット・ハーネスの上記両側絶縁フ
ィルムの外面に、多数の糸状係止片を植設した接着布を
部分的に取り付けておき、上記各フラット・ハーネスを
上下に積層配置して、対向する上記接着布の係止片で互
いに係止して固定すると共に、上記接着布を設けていな
い部分の隙間に、保護板を介在させていることを特徴と
するフラット・ハーネスの固定構造を提供するものであ
る。
ィルムの間に導電部材を挟持したフレキシブル・プリン
テッド・サーキットあるいはフレキシブル・ワイヤリン
グ・サーキットからなるフラット・ハーネスの上記絶縁
フィルムの外面に、多数の糸状係止片を植設した接着
布、所謂マジックパイル、ベルクロファスナー(登録商
標)を取り付けていることを特徴とするフラット・ハー
ネスを提供するものである。具体的には、絶縁フィルム
の間に導電部材を挟持したフレキシブル・プリンテッド
・サーキットあるいはフレキシブル・ワイヤリング・サ
ーキットからなるフラット・ハーネスの上記両側絶縁フ
ィルムの外面に、多数の糸状係止片を植設した接着布を
部分的に取り付けておき、上記各フラット・ハーネスを
上下に積層配置して、対向する上記接着布の係止片で互
いに係止して固定すると共に、上記接着布を設けていな
い部分の隙間に、保護板を介在させていることを特徴と
するフラット・ハーネスの固定構造を提供するものであ
る。
【0011】上記接着布は両側の絶縁フィルムの外面の
全体あるいは必要部分に接着剤を介して取り付けること
が好ましい。あるいは、両面接着テープを介して接着し
てもよい。上記両側の絶縁フィルムに取り付ける接着布
は、表面側絶縁フィルムにはメス係止片、裏面側絶縁フ
ィルムにはオス係止片を設けている。あるいは、1枚の
フラット・ハーネスの表裏両面側ともメス係止片、他の
フラット・ハーネスの表裏両面側ともはオス係止片と
し、これらフラット・ハーネスを相互に積層して固定し
ても良い。
全体あるいは必要部分に接着剤を介して取り付けること
が好ましい。あるいは、両面接着テープを介して接着し
てもよい。上記両側の絶縁フィルムに取り付ける接着布
は、表面側絶縁フィルムにはメス係止片、裏面側絶縁フ
ィルムにはオス係止片を設けている。あるいは、1枚の
フラット・ハーネスの表裏両面側ともメス係止片、他の
フラット・ハーネスの表裏両面側ともはオス係止片と
し、これらフラット・ハーネスを相互に積層して固定し
ても良い。
【0012】さらに、本発明は、上記のように、絶縁フ
ィルムの間に導電部材を挟持したフレキシブル・プリン
テッド・サーキットあるいはフレキシブル・ワイヤリン
グ・サーキットからなるフラット・ハーネスの上記両側
絶縁フィルムの外面に、多数の糸状係止片を植設した接
着布を取り付けておき、上記各フラット・ハーネスを上
下に積層配置して、対向する上記接着布の係止片で互い
に係止して固定していることを特徴とするフラット・ハ
ーネスの多層固定構造を提供するものである。
ィルムの間に導電部材を挟持したフレキシブル・プリン
テッド・サーキットあるいはフレキシブル・ワイヤリン
グ・サーキットからなるフラット・ハーネスの上記両側
絶縁フィルムの外面に、多数の糸状係止片を植設した接
着布を取り付けておき、上記各フラット・ハーネスを上
下に積層配置して、対向する上記接着布の係止片で互い
に係止して固定していることを特徴とするフラット・ハ
ーネスの多層固定構造を提供するものである。
【0013】さらにまた、本発明は、絶縁フィルムの間
に導電部材を挟持したフレキシブル・プリンテッド・サ
ーキットあるいはフレキシブル・ワイヤリング・サーキ
ットからなるフラット・ハーネスの上記絶縁フィルムの
外面に、多数の糸状係止片を植設した接着布を取り付け
ておく一方、上記フラット・ハーネスを配置するパネル
あるいはプロテクタにも上記多数の糸状係止片を植設し
た接着布を貼着し、これら接着布の係止片で互いに係止
して固定することを特徴とするフラット・ハーネスの車
体パネルおよびプロテクタへの固定構造を提供するもの
である。
に導電部材を挟持したフレキシブル・プリンテッド・サ
ーキットあるいはフレキシブル・ワイヤリング・サーキ
ットからなるフラット・ハーネスの上記絶縁フィルムの
外面に、多数の糸状係止片を植設した接着布を取り付け
ておく一方、上記フラット・ハーネスを配置するパネル
あるいはプロテクタにも上記多数の糸状係止片を植設し
た接着布を貼着し、これら接着布の係止片で互いに係止
して固定することを特徴とするフラット・ハーネスの車
体パネルおよびプロテクタへの固定構造を提供するもの
である。
【0014】上記車体パネルあるいはプロテクタへの接
着布の取り付けは、両面接着テープを用いると、車体パ
イルあるいはプロテクタの所要箇所に接着布を簡単に取
り付けることが出来る。
着布の取り付けは、両面接着テープを用いると、車体パ
イルあるいはプロテクタの所要箇所に接着布を簡単に取
り付けることが出来る。
【0015】
【作用】本考案のフラット・ハーネスでは、 接着布を樹
脂フィルムの外面に取り付けているため、 多数積層配置
した場合に、 対向配置された接着布のオス・メス係止片
により相互に固定することが出来る。また、 車体パネル
あるいはプロテクタに取り付けた接着布とフラット・ハ
ーネスに取り付けた接着布とを係止することにより、 車
体パネルやプロテクタに簡単に固定することが出来る。
脂フィルムの外面に取り付けているため、 多数積層配置
した場合に、 対向配置された接着布のオス・メス係止片
により相互に固定することが出来る。また、 車体パネル
あるいはプロテクタに取り付けた接着布とフラット・ハ
ーネスに取り付けた接着布とを係止することにより、 車
体パネルやプロテクタに簡単に固定することが出来る。
【0016】さらに、フラット・ハーネスの両側に接着
布を取り付けると、該接着布がフラット・ハーネスの保
護材の役目を果たす。よって、例えば、鋭角に曲がるの
を防止するために、棒材あるいは板材を積層するフラッ
ト・ハーネスの間に入れることも可能となる。
布を取り付けると、該接着布がフラット・ハーネスの保
護材の役目を果たす。よって、例えば、鋭角に曲がるの
を防止するために、棒材あるいは板材を積層するフラッ
ト・ハーネスの間に入れることも可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。本考案のフラット・ハーネス10は、図1
に示すように、ポリエチレンテフタレートあるいはポリ
イミド等からなる上下絶縁フィルム11,12の間に銅
箔あるいは導線からなる導電部材13を挟持したFPC
あるいはFWCからなり、上記上下両面の絶縁フィルム
11,12の外面全体に多数の糸状係止片15を植設し
た接着布16、所謂マジックパイル、ベルクロファスナ
ー(登録商標)を、接着材17を介して取り付けている。
に説明する。本考案のフラット・ハーネス10は、図1
に示すように、ポリエチレンテフタレートあるいはポリ
イミド等からなる上下絶縁フィルム11,12の間に銅
箔あるいは導線からなる導電部材13を挟持したFPC
あるいはFWCからなり、上記上下両面の絶縁フィルム
11,12の外面全体に多数の糸状係止片15を植設し
た接着布16、所謂マジックパイル、ベルクロファスナ
ー(登録商標)を、接着材17を介して取り付けている。
【0018】尚、上記接着布16は両面接着テープを介
して接着しても良い。また、接着布16は絶縁フィルム
11,12の外面全体ではなく、所要個所に取り付けて
も良い。
して接着しても良い。また、接着布16は絶縁フィルム
11,12の外面全体ではなく、所要個所に取り付けて
も良い。
【0019】上記上下両側の絶縁フィルム11,12に
取り付ける接着布16は、図中上側の表面側の絶縁フィ
ルム11にはメス係止片15A、下側の裏面側の絶縁フ
ィルム12側にはオス係止片15Bを植設している。
取り付ける接着布16は、図中上側の表面側の絶縁フィ
ルム11にはメス係止片15A、下側の裏面側の絶縁フ
ィルム12側にはオス係止片15Bを植設している。
【0020】上記接着布16を取り付けたフラット・ハ
ーネス10は、図2に示すように、複数枚のフラット・
ハーネス10A,10B,10Cを積層して配索するよう
にしている。即ち、上記フラット・ハーネス10A,1
0B,10Cは、フラット・ハーネス10Aの裏面側の
オス係止片15Bに、フラット・ハーネス10Bの表面
側のメス係止片15Aが互いに係合させて固定してい
る。同様にフラット・ハーネス10Cをフラット・ハー
ネス10Bに固定し、上記フラット・ハーネス10A、
10B、10Cを順次積層して固定している。
ーネス10は、図2に示すように、複数枚のフラット・
ハーネス10A,10B,10Cを積層して配索するよう
にしている。即ち、上記フラット・ハーネス10A,1
0B,10Cは、フラット・ハーネス10Aの裏面側の
オス係止片15Bに、フラット・ハーネス10Bの表面
側のメス係止片15Aが互いに係合させて固定してい
る。同様にフラット・ハーネス10Cをフラット・ハー
ネス10Bに固定し、上記フラット・ハーネス10A、
10B、10Cを順次積層して固定している。
【0021】尚、上記実施例では、1枚のフラット・ハ
ーネス10の表面側にはメス係止片15Aを備えた接着
布16、裏面側にはオス係止片15Bを備えた接着布1
6を取り付けているが、表裏両面にメス係止片15Aを
設けた接着布16取り付けたフラット・ハーネス10
と、表裏両面にオス係止片15Bを設けた接着布16を
取り付けたフラット・ハーネス10を設けても良い。そ
の場合には、表裏両面にメス係止片15Aを設けた接着
布16を取り付けたフラット・ハーネスを挟んで、表裏
両面にオス係止片15Bを設けた接着布16を取り付け
たフラット・ハーネスを積層すれば良い。
ーネス10の表面側にはメス係止片15Aを備えた接着
布16、裏面側にはオス係止片15Bを備えた接着布1
6を取り付けているが、表裏両面にメス係止片15Aを
設けた接着布16取り付けたフラット・ハーネス10
と、表裏両面にオス係止片15Bを設けた接着布16を
取り付けたフラット・ハーネス10を設けても良い。そ
の場合には、表裏両面にメス係止片15Aを設けた接着
布16を取り付けたフラット・ハーネスを挟んで、表裏
両面にオス係止片15Bを設けた接着布16を取り付け
たフラット・ハーネスを積層すれば良い。
【0022】尚、フラット・ハーネス10は同一形状で
ある必要はなく、図3に示すように、形状が相異する場
合でも、互いに積層する所要個所に上記係止片を備えた
接着布16を取り付けておくと、これら形状の相異する
フラット・ハーネス10A〜10Cを相互に固定するこ
とが出来る。
ある必要はなく、図3に示すように、形状が相異する場
合でも、互いに積層する所要個所に上記係止片を備えた
接着布16を取り付けておくと、これら形状の相異する
フラット・ハーネス10A〜10Cを相互に固定するこ
とが出来る。
【0023】上記フラット・ハーネス10は、図4に示
すように、車両のパネル18あるいはプロテクタ側に
も、上記と同様の多数の糸状係止片を植設した接着布2
6を貼着しておくと、該パネル18側の接着布26とフ
ラット・ハーネス10側の接着布16とを係合させるこ
とにより、積層したフラット・ハーネス10A〜10C
を上記パネル18に固定することが出来る。尚、当然の
ことながら、1枚のフラット・ハーネス10を車体パネ
ル18に取り付ける場合も有効である。
すように、車両のパネル18あるいはプロテクタ側に
も、上記と同様の多数の糸状係止片を植設した接着布2
6を貼着しておくと、該パネル18側の接着布26とフ
ラット・ハーネス10側の接着布16とを係合させるこ
とにより、積層したフラット・ハーネス10A〜10C
を上記パネル18に固定することが出来る。尚、当然の
ことながら、1枚のフラット・ハーネス10を車体パネ
ル18に取り付ける場合も有効である。
【0024】上記パネル18に取り付ける接着布26
は、取付作業が容易な両面接着テープ(図示なし)を介し
て取り付けることが好ましい。パネル18側にメス係止
片を備えた接着布26を取り付けた場合、フラット・ハ
ーネス10はオス係止片15Bを備えた接着布16を取
り付けた側をパネル側として、オス・メス係止片を係止
することにより、簡単にパネル18にフラット・ハーネ
ス10を固定出来る。
は、取付作業が容易な両面接着テープ(図示なし)を介し
て取り付けることが好ましい。パネル18側にメス係止
片を備えた接着布26を取り付けた場合、フラット・ハ
ーネス10はオス係止片15Bを備えた接着布16を取
り付けた側をパネル側として、オス・メス係止片を係止
することにより、簡単にパネル18にフラット・ハーネ
ス10を固定出来る。
【0025】また、図5に示すように、フラット・ハー
ネス10A、10Bに部分的に係止片を備えた接着布1
6を取り付けておくと、接着布16を設けていない部分
には、フラット・ハーネス10Aと10Bの間に隙間が
生じるため、該隙間に保護板20を介在させて、フラッ
ト・ハーネスに曲がりが生じるのを防ぐことが出来る。
ネス10A、10Bに部分的に係止片を備えた接着布1
6を取り付けておくと、接着布16を設けていない部分
には、フラット・ハーネス10Aと10Bの間に隙間が
生じるため、該隙間に保護板20を介在させて、フラッ
ト・ハーネスに曲がりが生じるのを防ぐことが出来る。
【0026】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
のフラット・ハーネスでは、両面の絶縁フィルムに糸状
オスまたはメス係止片を植設した接着布を取り付けてい
るため、積層配置した場合、極めて簡単に相互に固定す
ることが出来る。
のフラット・ハーネスでは、両面の絶縁フィルムに糸状
オスまたはメス係止片を植設した接着布を取り付けてい
るため、積層配置した場合、極めて簡単に相互に固定す
ることが出来る。
【0027】また、車両のパネルあるいはプロテクタ等
にも接着布を貼着すると、接着布を取り付けたフラット
・ハーネスを簡単に固定出来る。
にも接着布を貼着すると、接着布を取り付けたフラット
・ハーネスを簡単に固定出来る。
【0028】さらに、導電部材を被覆している薄い絶縁
フィルムの外面に係止片を備えた接着布を取り付けてい
るため、これら接着布が保護材の役割を果たし、フラッ
ト・ハーネスの強度が向上させることが出来る。よっ
て、外力が加わった場合に、導電部材に損傷が生じて断
線することが防止出来る。即ち、別個に保護板を取り付
けることなく、導電部材を保護することが出来る。
フィルムの外面に係止片を備えた接着布を取り付けてい
るため、これら接着布が保護材の役割を果たし、フラッ
ト・ハーネスの強度が向上させることが出来る。よっ
て、外力が加わった場合に、導電部材に損傷が生じて断
線することが防止出来る。即ち、別個に保護板を取り付
けることなく、導電部材を保護することが出来る。
【図1】 本考案のフラット・ハーネスを示す断面図で
ある。
ある。
【図2】 複数のフラット・ハーネスを積層した状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】 形状の異なるフラット・ハーネスを積層した
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図4】 積層したフラット・ハーネスを車両パネルに
取り付けを示す斜視図である。
取り付けを示す斜視図である。
【図5】 フラット・ハーネスの間に保護材を介在させ
た状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
【図6】 従来のフラット・ハーネスの問題点を示す斜
視図である。
視図である。
10 フラット・ハーネス 11,12 絶縁フィルム 13 導電部材 15 糸状係止片 16 接着布 18 車両パネル 20 保護板
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁フィルムの間に導電部材を挟持した
フレキシブル・プリンテッド・サーキットあるいはフレ
キシブル・ワイヤリング・サーキットからなるフラット
・ハーネスの上記両側絶縁フィルムの外面に、多数の糸
状係止片を植設した接着布を部分的に取り付けておき、 上記各フラット・ハーネスを上下に積層配置して、対向
する上記接着布の係止片で互いに係止して固定すると共
に、上記接着布を設けていない部分の隙間に、保護板を
介在させていることを特徴とするフラット・ハーネスの
固定構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993005533U JP2584504Y2 (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | フラット・ハーネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造 |
GB9403080A GB2275373B (en) | 1993-02-18 | 1994-02-17 | Flat harness assembly |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993005533U JP2584504Y2 (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | フラット・ハーネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664324U JPH0664324U (ja) | 1994-09-09 |
JP2584504Y2 true JP2584504Y2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=11613832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993005533U Expired - Fee Related JP2584504Y2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-19 | フラット・ハーネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584504Y2 (ja) |
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