JP4776942B2 - ワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの積層方法 - Google Patents

ワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの積層方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車等に取付けられるワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの積層方法に係り、さらに詳しくは、表裏が反転した場合でも組付けることができるとともに、配索スペースを少なくすることができるワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの積層方法に関する。
近年、エレクトロニクス設備が搭載された自動車や、複写機、券売機等の進歩が目覚しいものとなっている。これらの設備に欠かせない情報とエネルギーを伝送する配線システムとしてワイヤーハーネスが使用されている。
例えば、車のエンジン、メータ、ライト等を正確に作動させるには、何百本もの高性能な電線が必要となり、そのような電線や情報回路をコンパクトに束ねたものがワイヤーハーネスとして用いられている。
ワイヤーハーネスとしては、導電部材としてのコア電線が平面状に並設されたフラットタイプのものと、束状の電線群となっているものとが一般的である。
フラットタイプのワイヤーハーネスは、厚さが薄いため、スペースをとらず、配索が容易である等の利点がある。さらに、コア電線は使用部位によって仕様が異なるため、使用部位に応じたワイヤーハーネスを積層して使用されることが多い(例えば特許文献1参照)。
上記特許文献1のフラット・ハーネスおよび該フラット・ハーネスの固定構造は、図11、図12に示すような構造となっている。
すなわち、フラット・ハーネス50は、図11に示すように、一方向に連続する導電材料51の対向する表面を絶縁フィルム52で挟み込んで形成されている。こられの絶縁フィルム52の表面には接着剤53を介して接着布54が取付けられている。そして、一方側表面の接着布54にはメス係止片55が植設され、他方側表面にはオス係止片56が植設されている。
以上のような構成のフラット・ハーネス50を積層するには、図12に示すように、1枚のフラット・ハーネス50Aのメス係止片55を、積層する相手方のフラット・ハーネス50Bのオス係止片56に係止させて、2枚のフラット・ハーネス50A,50Bを積層させる。次いで、3枚目のフラット・ハーネス50Cのオス係止片56を、2枚目のフラット・ハーネス50Bのメス係止片55に係止させ、3枚のフラット・ハーネス50A,50B,50Cが積層される。
実開平6−64324号公報
しかし、前記特許文献1のフラット・ハーネスの積層構造では、次に述べるような課題がある。まず、前記特許文献1のフラット・ハーネスの積層構造では、フラット・ハーネス50の一方側表面にメス係止片55、他方側表面にオス係止片56が、それぞれ設けられているため、フラット・ハーネス50A,50B等を積層させる際には、それぞれのフラット・ハーネス50A,50Bのメス係止片55とオス係止片56とを対向させて係止させなければならず、各フラット・ハーネス50A,50Bの方向性が決まってしまい、フラット・ハーネス50A,50Bの表裏反転での使用ができないという課題がある。
その結果、例えば、積層させるためにフラット・ハーネス50を手に取って、最初のフラット・ハーネス50Aに係止させる場合、最初のフラット・ハーネス50Aの表面にメス係止片55、またはオス係止片56のいずれが現われているか確認し、現われているメス係止片55、またはオス係止片56に対応させるために、手に取ったフラット・ハーネス50の係止片を確認しなければならない。
通常は、積層させるためのフラット・ハーネスは、きちんと管理されており、手に取った状態で効率よく積層作業ができるようになっているが、何らかの事情によりフラット・ハーネスの表裏が逆になっている場合もある。作業者は、すぐに積層できるものと思って押付けるが、メス係止片、オス係止片が対応しないので、フラット・ハーネスを引っくり返してから、再度押付けて取付けなければならず、作業の手間が多くかかる。
また、フラット・ハーネス50は、導体材料51の表裏面のそれぞれに、絶縁フィルム52、接着材53、接着布54、メス係止片55またはオス係止片56を、順次取付けて構成され、全体が平板状となっている。そのため、このようなフラット・ハーネス50を積層して自動車のボディ等に取付ける場合、積層する枚数分の厚さの配索スペースが必要となる。仮に、特許文献1のような積層構造で、多くのフラット・ハーネスを積層すると、その分の厚さが車内の空間側を占め、室内空間が狭まることとなる。
本発明の目的は、配索スペースを少なくすることができるワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの積層方法を提供することである。
1)本発明のワイヤーハーネスは、複数枚を積層可能なフラットタイプのワイヤーハーネスにおいて、
前記ワイヤーハーネスが、その内部に一方向に連続する導電部材を収容する絶縁体部を含み構成され、前記絶縁体部が、所定間隔で配置されるとともに内部に前記導電部材が収容されている複数の導体部と、これらの導体部同士を連結するとともに当該導体部より厚さが薄いブリッジ部とを含み形成され、前記導体部の表裏面のいずれかの面に多数のフック形状部材のみが表面に露出して植設され、前記ブリッジ部の表裏面のいずれかの面に多数のループ形状部材のみが表面に露出して植設され、前記フック形状部材および前記ループ形状部材が、積層される相手のワイヤーハーネスのループ形状部材およびフック形状部材と係止可能となっていることを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネスによれば、当該ワイヤーハーネスの前記絶縁体部が、所定間隔で配置されるとともに内部に前記導電部材が収容されている複数の導体部と、これらの導体部同士を連結するとともに当該導体部より厚さが薄いブリッジ部とを含み形成され、前記導体部の表裏面のいずれかの面に多数のフック形状部材のみが表面に露出して植設され、前記ブリッジ部の表裏面のいずれかの面に多数のループ形状部材のみが表面に露出して植設され、前記フック形状部材および前記ループ形状部材が、積層される相手のワイヤーハーネスのループ形状部材およびフック形状部材と係止可能となっているので、2枚のワイヤーハーネスにおける互いのフック形状部材とループ形状部材とを係止させることができる。
また、前記構成のワイヤーハーネスによれば、導体部よりブリッジ部の厚さが薄く、2枚のワイヤーハーネスを積層する際、その導体部に植設された多数のフック形状部材と、ブリッジ部に植設されたループ形状部材とを係止させて積層するため、互いの導体部同士が接触する場合と比べて、導体部とブリッジ部との厚さの差の半分だけ薄くすることができ、配索スペースを少なくすることができる。
2)本発明のワイヤーハーネスの積層方法は、前記1)のワイヤーハーネスを積層するワイヤーハーネスの積層方法において、互いに積層される前記ワイヤーハーネス同士を、互いの幅方向にずらして各ワイヤーハーネスの前記導体部とブリッジ部とを対向させた後、両ワイヤーハーネスを重ね合わせ、前記導体部のフック形状部材を前記ブリッジ部のループ形状部材に係止させて、複数枚のワイヤーハーネス同士を積層することを特徴とする。
前記構成のワイヤーハーネスの積層方法によれば、複数枚のワイヤーハーネス同士を積層する際、ワイヤーハーネスの導体部よりブリッジ部の厚さが薄く、その導体部に植設された多数のフック形状部材と、ブリッジ部に植設されたループ形状部材とを係止させて積層するため、互いの導体部同士が接触する場合と比べて、導体部とブリッジ部との厚さの差の半分だけ薄くすることができ、配索スペースを少なくすることができる。
本発明のワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの積層方法によれば、配索スペースを少なくすることができる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態例を図面に基づいて説明する。
図1、図2には、第1実施形態のフラットタイプのワイヤーハーネス10が示され、図3、図4には、複数枚の上記ワイヤーハーネス10を積層するワイヤーハーネスの積層方法が、それぞれ示されている。
ワイヤーハーネス10は、合成樹脂等で形成された絶縁体部としての、例えば3列からなる円柱状の導体部11と、これらの導体部11同士を連結するブリッジ部12とを含み構成され、所定長さに製造されている。導体部11の内部には、図示しないが、所定の導電部材としてのコア電線が一方向に連続して収容されている。ブリッジ部12は、導体部11の直径より厚さが薄い板状に形成されており、隣合う導体部11の中心を結ぶ線上に設けられるとともに、導体部11の長手方向に沿って連続して設けられている。なお、導体部11は3列以下或いは3列以上設けられているものを使用してもよく、また、形状も円柱状に限らず、例えば、角柱状等でもよい。
図1、図2において、上方を表面側、下方を裏面側とするとき、ワイヤーハーネス10の裏面には、多数のフック形状部材13、およびループ形状部材14が植設されている。 すなわち、ワイヤーハーネス10の構成部材である導体部11には、上記フック形状部材13が導体部11の長手方向に沿って多数植設され、ブリッジ部12には、上記ループ形状部材14がブリッジ部12の長手方向に沿って多数植設されている。フック形状部材13およびループ形状部材14としては、所謂マジックテープ(商標登録)が用いられている。
以上のような構成のワイヤーハーネス10を2枚積層させる場合、図3に示すように、まず1枚目のワイヤーハーネス10Aの裏面と、2枚目のワイヤーハーネス10Bの裏面とを対向させて配置する。つまり前記ワイヤーハーネス10を反転させて1枚目のワイヤーハーネス10Aとし、このワイヤーハーネス10Aのフック形状部材13およびループ形状部材14を上に向けて、2枚目のワイヤーハーネス10Bのフック形状部材13およびループ形状部材14を下に向けて配置する。
この際、ワイヤーハーネス10Aとワイヤーハーネス10Bとを幅方向にずらし、ワイヤーハーネス10Aの導体部11とワイヤーハーネス10Bのブリッジ部12、ワイヤーハーネス10Aのブリッジ部12とワイヤーハーネス10Bの導体部11とが重なるように配置しておいて、相互に矢印A、B方向に押付けると、各導体部11のフック形状部材13とブリッジ部12のループ形状部材14とが、それぞれ係止し合い、図4に示すように、両ワイヤーハーネス10A,10Bが積層される。なお、このように積層された2枚のワイヤーハーネス10A,10Bは、自動車の天井等に、内装部材等で挟み込んで取付けられる。
以上に述べた第1実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、2枚のワイヤーハーネス10A,10Bが、導体部11とこの導体部11より厚さが薄いブリッジ部12をそれぞれ有しており、各ワイヤーハーネス10A,10Bを積層する際は、互いを幅方向にずらし、ワイヤーハーネス10Aの導体部11とワイヤーハーネス10Bのブリッジ部12、ワイヤーハーネス10Aのブリッジ部12とワイヤーハーネス10Bの導体部11とを重ね合わせて行なう。そのため、ワイヤーハーネス10A,10Bを重ねたとき、互いの導体部11同士が接触する場合と比べて、導体部11とブリッジ部12との厚さの差の半分だけ薄くすることができ、配索スペースを少なくすることができる。
また、ワイヤーハーネス10の裏面の導体部11にフック形状部材13およびブリッジ部12にループ形状部材14が植設されており、導体部11にフック形状部材13を植設した後、ワイヤーハーネス10を反転したりせずに、引き続きブリッジ部12にループ形状部材14を植設すればよい。その結果、手間が少なくて済み、フック形状部材13およびループ形状部材14の植設が容易となる。
次に、図5、図6に基づいて本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態のワイヤーハーネス20は、その表面に前記ループ形状部材14が植設され、裏面に前記フック形状部材13が植設されたものである。
図5に示すように、ワイヤーハーネス20は、前記導体部11とブリッジ部12とを有して形成されている。そして、上記フック形状部材13は導体部11の裏面に植設され、上記ループ形状部材14はブリッジ部12の表面に植設されている。
以上のような構成のワイヤーハーネス20を、例えば2枚積層させる場合、図6に示すように、まず1枚目のワイヤーハーネス20Aの表面と、2枚目のワイヤーハーネス20Bの裏面とを対向させて配置する。つまり1枚目のワイヤーハーネス20Aのループ形状部材14を上に向けて、2枚目のワイヤーハーネス20Bのフック形状部材13を下に向けて配置する。
この際、ワイヤーハーネス20Aとワイヤーハーネス20Bとを幅方向にずらし、ワイヤーハーネス20Aの導体部11とワイヤーハーネス20Bのブリッジ部12、ワイヤーハーネス20Aのブリッジ部12とワイヤーハーネス20Bの導体部11とが重なるように配置しておいて、相互に矢印A、B方向に押付けると、各導体部11のフック形状部材13とブリッジ部12のループ形状部材14とが、それぞれ係止し合い、両ワイヤーハーネス20A,20Bが積層される。
以上に述べた第2実施形態によれば、前記第1実施形態の配索スペースが少なくて済むという効果の他、1枚目のワイヤーハーネス20Aにおける導体部11の裏面にフック形状部材13が植設されているので、自動車の天井等の内装部材に、互いに積層したワイヤーハーネス20A,20Bを取付ける際に、内装部材の起毛部等にフック形状部材13を押付けるだけで取付けることができるので、別個の固定部材を用いることなく固定することができるという効果が得られる。
次に、図7、図8に基づいて本発明の参考例を説明する。
本参考例のワイヤーハーネス30は、その表裏面の両面に、前記フック形状部材13、およびループ形状部材14が植設されたものである。
図7に示すように、ワイヤーハーネス30は、前記導体部11とブリッジ部12とを有して形成されている。そして、上記フック形状部材13は導体部11の表裏面の両面に植設され、上記ループ形状部材14はブリッジ部12の表裏面の両面に植設されている。
以上のような構成のワイヤーハーネス30を、例えば3枚積層させる場合、図8に示すように、まず1枚目のワイヤーハーネス30Aと、2枚目のワイヤーハーネス30Bとを対向させて配置する。
この際、ワイヤーハーネス30Aとワイヤーハーネス30Bとを幅方向にずらし、ワイヤーハーネス30Aの導体部11とワイヤーハーネス30Bのブリッジ部12、ワイヤーハーネス30Aのブリッジ部12とワイヤーハーネス30Bの導体部11とが重なるように配置しておいて、相互に矢印A、B方向に押付けると、各導体部11のフック形状部材13とブリッジ部12のループ形状部材14とが、それぞれ係止し合い、両ワイヤーハーネス30A,30Bが積層される。
次いで、積層された2枚のワイヤーハーネス30A,30Bに対して、3枚目のワイヤーハーネス30Cを幅方向にずらして対向させ、ワイヤーハーネス30Bの導体部11とワイヤーハーネス30Cのブリッジ部12、ワイヤーハーネス30Bのブリッジ部12とワイヤーハーネス30Cの導体部11とが重なるように配置し、前述と同じように、相互に矢印A、B方向に押付けると、各導体部11のフック形状部材13とブリッジ部12のループ形状部材14とが、それぞれ係止し合い、積層された2枚のワイヤーハーネス30A,30Bにワイヤーハーネス30Cが積層される。
以上に述べた参考例によれば、前記第1実施形態の配索スペースが少なくてすむという効果と、第2実施形態の固定部材を不要とできるという効果の他、積層する各ワイヤーハーネス30A,30B,30Cの導体部11およびブリッジ部12の表裏面の両面に、フック形状部材13、ループ形状部材14がそれぞれ植設されているので、複数枚のワイヤーハーネス30A等を積層する際、それぞれの導体部11およびブリッジ部12同士が重なるようにさえ配置してから押付ければ積層することができ、手に取ったワイヤーハーネス30B等の表裏を確認しなくてもよいので、表裏反転でも組付け作業ができ、組付け作業の容易化を図ることができるという効果が得られる。
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。例えば、前記各実施形態では、それぞれ同一形状のワイヤーハーネス10,20,30を用いて、互いの導体部11とブリッジ部12とが重なるように配置して押付けて積層していたが、これに限らない。図9、図10に示すように、各実施形態のワイヤーハーネスを適宜組み合わせてもよい。
図9に示すワイヤーハーネスの積層方法は、前記第1実施形態のワイヤーハーネス10と、前記第2実施形態のワイヤーハーネス20とを組み合わせるものである。すなわち、第1実施形態のワイヤーハーネス10と、第2実施形態のワイヤーハーネス20とを幅方向にずらして対向させ、それぞれの導体部11とブリッジ部12とが重なるように配置する。その後、前述と同じように、相互に矢印A、B方向に押付けて、両ワイヤーハーネス10とワイヤーハーネス20とを積層させる。
このような構成にすれば、第2実施形態のワイヤーハーネス20における導体部11の裏面にフック形状部材13が植設されているので、自動車の天井等の内装部に何らかの起毛部があれば、フック形状部材13をそこに押付けるだけで取付けることができる。その結果、積層されたワイヤーハーネス10,20を固定するために別個の固定具を揃える必要がない。また、2枚のワイヤーハーネス10,20を接合させて、自動車の天井等に取付けても、導体部11とブリッジ部12とを重ねてあるので、配索スペースを少なくすることができる。
また、図10に示すワイヤーハーネスの積層構造では、前記参考例のワイヤーハーネス30を、前記第1実施形態のワイヤーハーネス10と、前記第2実施形態のワイヤーハーネス20とで挟み込んで積層されている。すなわち、ワイヤーハーネス20の表面とワイヤーハーネス30の裏面とを対向させるとともに、それぞれの導体部11とブリッジ部12とが重なるように配置した後、相互に矢印A、B方向に押付けて、導体部11のフック形状部材13とブリッジ部12のループ形状部材14とを係止させて、ワイヤーハーネス20とワイヤーハーネス30とを接合させる。
続いて、ワイヤーハーネス30の表面とワイヤーハーネス10の裏面とを対向させるとともに、それぞれの導体部11とブリッジ部12とが重なるように配置し、導体部11のフック形状部材13とブリッジ部12のループ形状部材14とを係止させて、ワイヤーハーネス30とワイヤーハーネス20とを接合させることができる。その結果、3枚のワイヤーハーネス10,20,30を接合させて、自動車の天井等に取付けても、導体部11とブリッジ部12とを重ねてあるので、配索スペースを少なくすることができる。
なお、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば上述した実施形態では、導体部11にフック形状部材13が植設され、ブリッジ部12にループ形状部材14が植設されていたが、導体部11にループ形状部材14が植設され、ブリッジ部12にフック形状部材13が植設されても良い。
本発明に係るワイヤーハーネスの第1実施形態を示す斜視図である。 前記実施形態のワイヤーハーネスを示す正面図である。 前記実施形態のワイヤーハーネスの積層方法を示す分解正面図である。 前記実施形態のワイヤーハーネスの積層状態を示す正面図である。 本発明に係るワイヤーハーネスの第2実施形態を示す正面図である。 前記第2実施形態のワイヤーハーネスの積層方法を示す分解正面図である。 本発明に係るワイヤーハーネスの参考例を示す正面図である。 前記参考例のワイヤーハーネスの積層方法を示す分解正面図である。 本発明の変形形態に係るワイヤーハーネスの積層方法を示す分解正面図である。 本発明の他の変形形態に係るワイヤーハーネスの積層方法を示す分解正面図である。 従来のワイヤーハーネスを示す縦断面図である。 従来のワイヤーハーネスの積層構造を示す縦断面図である。
符号の説明
10,20,30 ワイヤーハーネス
11 絶縁体部である導体部
12 絶縁体部であるブリッジ部
13 フック形状部材
14 ループ形状部材

Claims (2)

  1. 複数枚を積層可能なフラットタイプのワイヤーハーネスにおいて、
    前記ワイヤーハーネスが、その内部に一方向に連続する導電部材を収容する絶縁体部を含み構成され、前記絶縁体部が、所定間隔で配置されるとともに内部に前記導電部材が収容されている複数の導体部と、これらの導体部同士を連結するとともに当該導体部より厚さが薄いブリッジ部とを含み形成され、前記導体部の表裏面のいずれかの面に多数のフック形状部材のみが表面に露出して植設され、前記ブリッジ部の表裏面のいずれかの面に多数のループ形状部材のみが表面に露出して植設され、前記フック形状部材および前記ループ形状部材が、積層される相手のワイヤーハーネスのループ形状部材およびフック形状部材と係止可能となっていることを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 請求項1のワイヤーハーネスを積層するワイヤーハーネスの積層方法において、
    互いに積層される前記ワイヤーハーネス同士を、互いの幅方向にずらして各ワイヤーハーネスの前記導体部とブリッジ部とを対向させた後、両ワイヤーハーネスを重ね合わせ、前記導体部のフック形状部材を前記ブリッジ部のループ形状部材に係止させて、複数枚のワイヤーハーネス同士を積層することを特徴とするワイヤーハーネスの積層方法。
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