JP4851180B2 - ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの扁平形状製造方法 - Google Patents

ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの扁平形状製造方法 Download PDF

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本発明は、扁平形状部を有するワイヤハーネス及びワイヤハーネスの扁平形状製造方法に関するものである。
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、電線の端部などに取りつけられかつ該電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、箱状に形成されかつ端子金具を収容する。
また、ワイヤハーネスを、電線毎若しくは任意本数の電線の組に分離し、該分離部分を扁平形状に形成したものが従来より知られている。これらは、ワイヤハーネスの配索スペースや相手方部品の形状に応じ、ワイヤハーネスを部分的に扁平形状として配索の作業性を高めるようにしたものである。
ワイヤハーネスを部分的に扁平形状として配索するハーネス製造方法については、特許文献1,2に記載されている。まず、特許文献1によれば、ワイヤハーネスは、扁平基板に設けた接着面に分離した被覆電線を装着することにより、扁平部分を形成するようにしてきた。このように、扁平基板の大きさや幅等の変更を簡単にできるようにすることで、ワイヤハーネスの配索スペースの大小、広狭に的確に対応できるようにしてきた。
また、特許文献2によれば、一対の案内具を用いて各電線を前後方向にフラット形状に広げてフラット形状部を形成し、中央から折り返した合成樹脂製の粘着シートを該フラット形状部に上下からサンドイッチ状に挟み付けて、各電線を広がった状態で固定するようにしていた。これにより、フラット形状部を治具から外してもフラットな状態を維持するようにしていた。
特開平10−12047号公報 特開平10−275529号公報
上述したように、扁平基板や粘着シート等によってワイヤハーネスを部分的に扁平形状として空間的条件を満足するようにしてきたが、個々のケーブルを並列配索する場合に、回路数、つまり電線の数の増加に伴って扁平形状部分の幅が大きくなってしまうという問題があった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、第1電線と該第1電線の半径以下の径からなる複数の第2電線とを並設して扁平形状に配索しても、扁平形状部の幅の増加を抑制することができるワイヤハーネス及びワイヤハーネスの扁平形状製造方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載のワイヤハーネスは、第1電線と該第1電線の半径以下の径からなる複数の第2電線とを並設して扁平形状に収束してなるワイヤハーネスにおいて、積層方向に積層した前記複数の第2電線の各々の外径の合計値が前記第1電線の外径と等しくなるように且つ前記複数の第2電線を前記積層方向に積層したときの前記積層方向と直交する方向の幅が前記第2電線の外径の範囲内に収まるように前記複数の第2電線を積層し、該積層した複数の第2電線と前記第1電線とを前記積層方向と直交する方向に並設するとともに、該並設部分を粘着性のシートで挟持して扁平形状に形成した扁平形状部を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、積層方向に積層した前記複数の第2電線の各々の外径の合計値が前記第1電線の外径に等しくなるように且つ前記複数の第2電線を前記積層方向に積層したときの前記積層方向と直交する方向の幅が前記第2電線の外径の範囲内に収まるように積層した複数の第2電線と第1電線とを積層方向と直交する方向に並設するとともに、該並設部分を粘着性のシートで挟持して扁平形状部を形成しているので、第2電線が複数存在しても、積層方向と直交する方向における扁平形状部の幅の増加を抑制することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、前記扁平形状部が、前記積層方向に積層した前記複数の第2電線を前記直交する方向に複数並設するようにしたことを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、積層方向に積層した複数の第2電線を、積層方向と直交する方向に複数並設しているので、第2電線の本数が増えても、積層方向と直交する方向における扁平形状部の幅の増加を最小限に抑えることができる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項3記載のワイヤハーネスの扁平形状製造方法は、第1電線と該第1電線の半径以下の径からなる複数の第2電線とを並設して扁平形状に収束してなるワイヤハーネスの扁平形状製造方法において、積層方向に積層した前記複数の第2電線の各々の外径の合計値が前記第1電線の外径と等しくなるように且つ前記複数の第2電線を前記積層方向に積層したときの前記積層方向と直交する方向の幅が前記第2電線の外径の範囲内に収まるように前記複数の第2電線を積層し、該積層した複数の第2電線と前記第1電線とを前記積層方向と直交する方向に並設し、該並設部分を粘着性のシートで挟持して扁平形状の扁平形状部を形成することを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明のワイヤハーネスの扁平形状製造方法によれば、積層方向に積層した前記複数の第2電線の各々の外径の合計値が前記第1電線の外径に等しくなるように且つ前記複数の第2電線を前記積層方向に積層したときの前記積層方向と直交する方向の幅が前記第2電線の外径の範囲内に収まるように複数の第2電線が積層されると、該積層された複数の第2電線と第1電線とが積層方向と直交する方向に並設される。そして、該並設部分が粘着性のシートで挟持されて扁平形状部が形成される。
以上説明したように請求項1に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、積層方向に積層した前記複数の第2電線の各々の外径の合計値が前記第1電線の外径に等しくなるように且つ前記複数の第2電線を前記積層方向に積層したときの前記積層方向と直交する方向の幅が前記第2電線の外径の範囲内に収まるように積層した複数の第2電線と第1電線とを積層方向と直交する方向に並設するとともに、該並設部分を粘着性のシートで挟持して扁平形状部を形成しているので、第2電線が複数存在しても、積層方向と直交する方向における扁平形状部の幅を狭めることができるため、径の異なる複数の電線を扁平形状に配索しても、扁平形状部の幅の増加を抑制することができる。従って、電線の本数が増加しても扁平形状部の幅の増加を抑制することができる。また、第1電線と第2電線との直交方向における幅を従来よりも減らすことができるため、シートを小型化することが可能となり、シート部品の費用を低減することができる。さらに、ワイヤハーネスの回路構成の違いが大きくなければ、シートの共通化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、積層方向に積層した複数の第2電線を、積層方向と直交する方向に複数並設しているので、第2電線の本数が増えても、積層方向と直交する方向における扁平形状部の幅の増加を最小限に抑えることができるため、扁平形状部の小型化に貢献することもできる。
以上説明したように請求項3に記載した本発明のワイヤハーネスの扁平形状製造方法によれば、積層方向に積層した前記複数の第2電線の各々の外径の合計値が前記第1電線の外径に等しくなるように且つ前記複数の第2電線を前記積層方向に積層したときの前記積層方向と直交する方向の幅が前記第2電線の外径の範囲内に収まるように複数の第2電線を積層し、該積層した複数の第2電線と第1電線とを積層方向と直交する方向に並設し、該並設部分を粘着性のシートで挟持して扁平形状部を形成するようにしたことから、第2電線が複数存在しても、積層方向と直交する方向における扁平形状部の幅を狭めることができるため、径の異なる複数の電線を扁平形状に配索しても、扁平形状部の幅の増加を抑制することができる。従って、電線の本数が増加しても扁平形状部の幅の増加を抑制することができる。また、第1電線と第2電線との直交方向における幅を従来よりも減らすことができるため、シートを小型化することが可能となり、シート部品の費用を低減することができる。さらに、ワイヤハーネスの回路構成の違いが大きくなければ、シートの共通化を図ることができる。
以下、本発明に係るワイヤハーネスの一実施の形態を、図1〜図6の図面を参照して説明する。
図1に示すように、ワイヤハーネス1は、複数(図1中では2つ)のサブワイヤハーネス2と、複数(図1中では2つ)のシート7と、を有している。そして、図示例では、サブワイヤハーネス2として第1のサブワイヤハーネス2aと第2のサブワイヤハーネス2bとを示している。なお、本最良の形態では、2つのサブワイヤハーネス2a,bの場合について説明するが、サブワイヤハーネスの個数については、任意に設定することができる。
サブワイヤハーネス2は、それぞれ、複数の電線3と、該電線3の端部3aに取り付けられたコネクタ6と、を有している。電線3は、第1電線である同軸ケーブル31と、該同軸ケーブル31の径よりも小さな径で形成され、かつ、第2電線である一般線32と、を有している。
同軸ケーブル31は、周知であるように、内部導体31aと、それを同心状に囲む導体からなる編組31bと、その間に介在するポリエチレン等の絶縁体31cと、編組31cを覆う絶縁性の合成樹脂等からなる被覆部31dと、を有している。
一般線32は、周知であるように、銅、アルミニウム等の金属線等からなる導電性の芯線32aと、該芯線32aを覆う絶縁性部材からなる被覆部32bと、を有している。一般線32は、同軸ケーブル31に対して外径が約半分となっている。なお、芯線32aは、金属線が複数束ねられた芯線群とすることもできる。
サブワイヤハーネス2aは、2本の同軸ケーブル31と、1本の一般線32とを有している。サブワイヤハーネス2bは、1本の同軸ケーブル31と、1本の一般線32とを有している。なお、サブワイヤハーネス2a,2bの各々の構成は、任意に設定することができる。
コネクタ6A,B,Cの各々は、図示しないが、コネクタハウジングと、端子金具とを有している。前記コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり箱状に形成されている。前記コネクタハウジングは、端子金具を収容する端子収容室を有している。前記端子金具は、導電性の板金からなり、電線3の端部3aに取り付けられる。前記端子金具は、電線3の内部導体31a若しくは芯線32aと電気的に接続する。
コネクタ6Aは、サブハーネス2a,2bの各々の一方側が接続されている。コネクタ6Bは、サブワイヤハーネス2aの他方側が接続されている。コネクタ6Cは、サブワイヤハーネス2bの他方側が接続されている。つまり、コネクタ6Aによってサブワイヤハーネス2aとサブワイヤハーネス2bとを連結している。
コネクタ6Aには、3本の同軸ケーブル31と2本の一般線32が接続されている。コネクタ6Bには、2本の同軸ケーブル31と1本の一般線32が接続されている。コネクタ6Bには、1本の同軸ケーブル31と1本の一般線32が接続されている。
シート7は、合成樹脂等によって二つ折り可能な矩形板状に形成されている。シート7は、その片面、つまり、折り曲げ面に接着剤等が塗布されることで、接着面が形成されている。シート7は、中央から折り曲げられることで、複数の電線3を並設した部分を挟持して、各電線3を広がった状態で固定するとともに、扁平形状部Fを形成する。そして、シート7は、接着面での接着力によってその扁平状態を維持する。
なお、本最良の形態では、シート7を1枚のシート部材で実現する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば2枚のシート部材によって複数の電線3を広げた状態で挟持するなど種々異なる形態とすることができる。
次に、上述した構成のワイヤハーネス1において、コネクタ6A寄りに扁平形状部Fを形成する場合に、本発明の扁平形状製造方法を適用した一例を以下に説明する。
まず、サブワイヤハーネス2a,2bを構成する各同軸ケーブル31と一般線32は、図3に示す1つ又は一対の電線保持治具10に係止される。電線保持治具10は、矩形平板状に形成された基部11と、該基部11から立設する複数(図3中では5本)のガイド12と、を有している。ガイド12の各々は、図3に示す直交方向Xに等間隔で配置されている。複数のガイド12の間隔は、全てを同軸ケーブル31の外形に対応した間隔としているが、一般線32が配置されるガイド12の間隔を、一般線32の外形に応じた間隔とすることもできる。
このように、電線保持治具10を用いることで、少なくともシート7を設ける部分において、サブワイヤハーネス2a,2bの同軸ケーブル31及び一般線32を、フラット形状に広げられ、直交方向Xにおいて等間隔に分離した状態で並設するようにしている。
図4に示す積層工程P1では、図3に示す積層方向Yの幅が同軸ケーブル31に近くなるように2本の一般線32が、作業者の手作業、機械による作業等によって積層される。ここでは、2本の一般線32を積層すると、その積層方向Yの幅と同軸ケーブル31の外径とがほぼ等しくなることから、2本の一般線32を積層するようにしている。
なお、一般線32の積層については、同軸ケーブル31と一般線32との各サイズに基づいて、積層方向Yの幅が同軸ケーブル31に近くなるように、積層する一般線32の本数を、例えば3本以上などというように定めることができる。また、一般線32の積層については、本最良の形態のように隣り合う一般線32同士を積層しても、離れている一般線32同士を積層してもよい。
並設工程P2では、少なくとも同軸ケーブル31及び一般線32のシート7を設ける部分において、積層した2本の一般線32と3本の同軸ケーブル31とを、図2及び図3に示すように、積層方向Yと直交する直交方向Xに並設させることで、ワイヤハーネス1において並設部分が形成される。なお、積層した2本の一般線32と3本の同軸ケーブル31との各間には、所定の隙間を形成しているが、該所定の隙間の有無については任意に定めることができる。
挟持工程P3では、図2に示すように、前記並設部分にシート7が積層方向Yにおける上下からサンドイッチ状に挟持され、シート7の接着面が互いに接着することで、扁平形状部Fが形成される。これにより、積層した2本の一般線32と3本の同軸ケーブル31とを、直交方向Xに並設した状態を維持することができる。そして、二つ折りにされたシート7は、直交方向Xに対して幅W1となる。
一方、3本の同軸ケーブル31と2本の一般線32との全てを直交方向Xに並設する場合は、図2中の破線で示すように、二つ折りにされたシート7は、直交方向Xに対して幅W2になり、該幅W2は上述した幅W1に幅W3を加算したサイズとなる。つまり、本発明をワイヤハーネス1に適用することにより、幅W3分だけ扁平形状部Fを小さくすることができる。
以上説明したようにワイヤハーネス1によれば、積層方向Yの幅が同軸ケーブル(第1電線)31に近くなるように積層した2本の一般線(第2電線)32と3本の同軸ケーブル31とを積層方向Yと直交する直交方向Xに並設するとともに、該並設部分を粘着性のシート7で挟持して扁平形状部Fを形成しているので、一般線32が複数存在しても、積層方向Yと直交する直交方向Xにおける扁平形状部Fの幅W1を狭めることができるため、径の異なる複数の電線3を扁平形状に配索しても、扁平形状部Fの幅の増加を抑制することができる。
従って、電線3の本数が増加しても扁平形状部Fの幅の増加を抑制することができる。また、同軸ケーブル31と一般線32との直交方向Xにおける幅を従来よりも減らすことができるため、シート7を小型化することが可能となり、シート部品の費用を低減することができる。
さらに、ワイヤハーネス1の回路構成の違いが大きくなければ、シート2の共通化を図ることができる。例えば、上述した図1に示すワイヤハーネス1において、サブワイヤハーネス2aに扁平形状部Fを形成する場合にも、上述したシート7を用いることができる。そして、サブワイヤハーネス2aは、一般線32が1本のみであることから、2本の同軸ケーブル31と1本の一般線32を直交方向Xに並設した並設部分に、上述したシート7を積層方向Yにおける上下からサンドイッチ状に挟持して、扁平形状部F’を形成することができる。これにより、扁平形状部F’は上述した扁平形状部Fと同様に、直交方向Xに対して幅W1となる。なお、シート7の共通化については、他のワイヤハーネス1に対しても共通化を図ることができる。
また、上述した本最良の形態では、2本の一般線32を積層した場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、それよりも多い本数の一般線32に対しても本発明を適用することができる。
例えば、上述した同軸ケーブル31及び一般線32を用いて、2本の同軸ケーブル31と4本の一般線31とを並設させる場合について説明する。なお、上述したシート7は、1枚のシート部材を二つ折りにしていたが、ここでは、シート7が、2枚の矩形板状のシート部材7aを有する構成としている。シート部材7aは、その片面に接着剤等が塗布されて接着面が形成されている。そして、互いの接着面を接着させることで、扁平形状部Fが形成される。
図4に示す積層工程P1では、積層方向Yの幅が同軸ケーブル31に近くなるように隣り合う2本の一般線32同士が、作業者の手作業、機械による作業等によって積層される。そして、並設工程P2では、積層方向Yに積層した2本の第2電線32を、直交方向Yに2セット並設し、かつ、それらが2本の同軸ケーブル31と並設することで、並設部分が形成される。
挟持工程P3では、図6(a)に示すように、前記並設部分が一対のシート部材7a,7aによって積層方向Yにおける上下からサンドイッチ状に挟持され、各接着面が互いに接着することで、扁平形状部Fが形成される。これにより、積層した2本の一般線32を2セット並設し、かつ、それらと2本の同軸ケーブル31とを直交方向Xに並設した状態を維持することができる。そして、シート7は、直交方向Xに対して幅W4となる。
一方、本発明を適用せずに、2本の同軸ケーブル31と4本の一般線32との全てを直交方向Xに並設する場合は、図6(b)に示すように、シート7は、直交方向Xに対して幅W5になり、該幅W5は上述した幅W4に幅W6を加算したサイズとなる。つまり、本発明をワイヤハーネス1に適用することにより、幅W6分だけ扁平形状部Fを小さくすることができる。
また、直交方向Xにおける幅W6は、一般線32の約2本分に相当していることから、上述した幅W3よりも大きくなり、一般線32の本数が増えても、直交方向Xにおける扁平形状部Fの幅W4の増加を最小限に抑えることができるため、扁平形状部W4の小型化に貢献することもできる。
なお、上述した本最良の形態では、第1電線に同軸ケーブル31、第2電線に一般線32を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、第1電線、第2電線の各々に、径の異なる同一の同軸ケーブル31、又は一般線32を用いることもできる。
本発明に係るワイヤハーネスの概略構成を示す模式図である。 本発明に係るワイヤハーネスの扁平形状部を示す断面斜視図である。 第1電線及び第2電線の保持例を説明するための図である。 本発明に係るワイヤハーネスの扁平形状製造方法の一例を示すフローチャートである。 ワイヤハーネスの他の扁平形状部を示す断面斜視図である。 4本の第2電線を用いた場合の扁平形状部を示す断面図であり、(a)は本発明を適用した場合、(b)本発明を適用しない場合をそれぞれ示している。
符号の説明
1 ワイヤハーネス
2 サブワイヤハーネス
7 シート
31 同軸ケーブル(第1電線)
32 一般線(第2電線)
F 扁平形状部
W1,4 扁平形状部の幅
X 直交方向
Y 積層方向

Claims (3)

  1. 第1電線と該第1電線の半径以下の径からなる複数の第2電線とを並設して扁平形状に収束してなるワイヤハーネスにおいて、
    積層方向に積層した前記複数の第2電線の各々の外径の合計値が前記第1電線の外径と等しくなるように且つ前記複数の第2電線を前記積層方向に積層したときの前記積層方向と直交する方向の幅が前記第2電線の外径の範囲内に収まるように前記複数の第2電線を積層し、該積層した複数の第2電線と前記第1電線とを前記積層方向と直交する方向に並設するとともに、該並設部分を粘着性のシートで挟持して扁平形状に形成した扁平形状部を有することを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記扁平形状部が、前記積層方向に積層した前記複数の第2電線を前記直交する方向に複数並設するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 第1電線と該第1電線の半径以下の径からなる複数の第2電線とを並設して扁平形状に収束してなるワイヤハーネスの扁平形状製造方法において、
    積層方向に積層した前記複数の第2電線の各々の外径の合計値が前記第1電線の外径と等しくなるように且つ前記複数の第2電線を前記積層方向に積層したときの前記積層方向と直交する方向の幅が前記第2電線の外径の範囲内に収まるように前記複数の第2電線を積層し、
    該積層した複数の第2電線と前記第1電線とを前記積層方向と直交する方向に並設し、
    該並設部分を粘着性のシートで挟持して扁平形状の扁平形状部を形成することを特徴とするワイヤハーネスの扁平形状製造方法。
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