JP2586909Y2 - 薄型フラット同軸ケーブル - Google Patents

薄型フラット同軸ケーブル

Info

Publication number
JP2586909Y2
JP2586909Y2 JP9033292U JP9033292U JP2586909Y2 JP 2586909 Y2 JP2586909 Y2 JP 2586909Y2 JP 9033292 U JP9033292 U JP 9033292U JP 9033292 U JP9033292 U JP 9033292U JP 2586909 Y2 JP2586909 Y2 JP 2586909Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial cable
thin flat
wire
flat coaxial
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9033292U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0650169U (ja
Inventor
茂巳 長谷川
昭彦 酒井
滋二 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Cable Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Cable Co Ltd filed Critical Oki Electric Cable Co Ltd
Priority to JP9033292U priority Critical patent/JP2586909Y2/ja
Publication of JPH0650169U publication Critical patent/JPH0650169U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586909Y2 publication Critical patent/JP2586909Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主としてCS(commun
ications satellite・通信衛星)アンテナを屋外に設け
た受信アンテナとテレビや衛星放送等と接続する為の屋
内引き込み用フラット同軸ケーブルで、特にアルミサ
ッシ等の窓枠の隙間に這わせて屋内に引き込むことが可
能な薄型フラット同軸ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビは最もポピュラーな情報メ
ディアとして‘各家庭1部屋1台’といわれる迄普及し
てきている。又、近年は衛星放送(BS放送)の発達に
よって高画質、高音質のプログラムが手軽に楽しめるよ
うになり、受信契約世帯数は急増してきている。このよ
うな、テレビやBSアンテナ等の受信アンテナ16′
は、通常、家屋の屋外の棟などに設置され、これから丸
型同軸ケーブル18′を屋内に引き込み、テレビ・シス
テム19′aやチューナ・システム19′bに接続して
いる。(図4参照)。この為、窓の隙間から無理して同
軸ケーブルを引き込む方法もあるが、窓の開閉が完全に
出来なくなったり、隙間風が吹き込んだり、防犯上問題
があるばかりでなく、度重なる開閉の衝撃により損傷や
断線の可能性が高い。又、家屋の外壁に孔を開ける方法
もあるが、美観上好ましくなく、受信アンテナの設置工
事費用が高くなってしまうという問題があった。又、従
来例として、図5に示すように、平角内部導体21′の
上下両面にプラスチックラミネートテープを貼り合わせ
て断面長方形状の絶縁体22′を形成し、絶縁体22′
の狭い両側にドレイン線23′を縦添えし、これらの外
周に外部導体24′を形成し、最外周に熱可塑性樹脂テ
ープを上下両面から貼り合わせてジャケット25′を施
したものがある。この様なフラット同軸ケーブル20′
は、厚さが1mm程度の薄型のものを実現出来るが、イン
ピーダンス特性は10Ω又は20Ω程度となり、減衰量
特性も大きな値となってしまう。又、BS(broadcasti
ng satellite・衛星放送を行う静止衛星)アンテナの場
合、ケーブルは同軸ケーブルだけで良いが、CSアンテ
ナの場合には受信部を移動させる必要があるためコント
ロールする信号線が3本必要となる。従って、信号線を
3本使用しながら薄いケーブルに仕上げなければならな
いという技術的課題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、これらの技術
的課題を解決する為に、鋭意検討した結果、75Ωのイ
ンピーダンス特性を有し、アルミサッシ等の窓枠の隙間
に這わせて屋内に引き込むことが可能な薄型フラット同
軸ケーブルの提供を目的としてなされたもので、その
要旨とするところは、中心導体2に発泡又は充実絶縁体
3を被覆した絶縁心線の左右両側に絶縁心線径と同等
若しくはそれ以上の径からなるドレイン線5をアースと
絶縁心線の潰れ防止の為に1本密着させ、もう一方
に、複数本からなるエナメル線8を撚り合わせたリッツ
からなる信号線を1本密着して配列したものをA
l−ポリエステルテープ10でサンドイッチにして上下
を張り合わせ、その上を更にラミネートテープ等の被覆
材11で張り合わせてラミネート成形したことを特徴と
する薄型フラット同軸ケーブルである。
【0004】
【実施例】以下、本考案の薄型フラット同軸ケーブル
の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。図1
(イ)は、本考案の薄型フラット同軸ケーブルの第1
実施例で、図1(ロ)はその断面図を示す。図から明ら
かな様に、本考案の薄型フラット同軸ケーブルは、中
心導体2に発泡又は充実絶縁体3を被覆した絶縁心線
の左右両側に絶縁心線径と同等若しくはそれ以上の径か
らなるドレイン線5と複数本からなるウレタン線等のエ
ナメル線8を撚り合わせたリッツ線からなる信号線
をそれぞれ1本ずつ密着して配列したものをAl−ポリ
エステルテープ10でサンドイッチにして上下を張り合
わせ、その上を更にラミネートテープ等の被覆材11で
張り合わせてラミネート成形をした構造である。又、本
考案の薄型フラット同軸ケーブルをアルミサッシに固
定する場合は図1(ロ)、図1(ハ)に示すように両面
テープ12を張った構成にすれば良い。ここで、導体撚
線からなるドレイン線5を密着して設ける理由は、アー
スとしての役目だけでなく、密の開閉によって絶縁心線
にかかる衝撃がドレイン線5に分散されるので絶縁心
の潰れによる電気的性能の変化や中心導体2の断線
を防止出来る。又、リッツ線からなる信号線は、衝撃
に充分耐えられる構造でしかも仕上がり径を細くするこ
とが可能である。信号線の具体的一例としては、ハウ
スモーター駆動用信号線が挙げられる。又、発泡絶縁体
3としては、発泡ポリエチレンや発泡FEP(テトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)
等の熱可塑性樹脂が用いられる。又、発泡絶縁体の替り
に充実ポリエチレンや充実FEP等の充実絶縁体を用い
ても良い。図1(ハ)は本考案の薄型フラット同軸ケー
ブルの第2実施例の断面図を示す。図から明らかな様
に、第1実施例は非対称に形成されているが、第2実施
例は、絶縁心線とドレイン線5と3心からなる信号線
の上下が左右対称になる様にAl−ポリエステルテー
プ10でサンドイッチにして上下を張り合わせたもので
ある。次に、本考案によって得られた薄型フラット同軸
ケーブルの構造及び特性の1実施例を表1に示す。
【0005】
【表1】
【0006】以上の構造であるので、本考案の薄型フラ
ット同軸ケーブルの厚さを1.1mm以下にすることが
出来、しかも75Ωのインピーダンス特性が得られる
為、アルミサッシ等の窓枠の隙間を這わせて屋内に引き
込むことが可能となる。(図2参照)ちなみに、薄型フ
ラット同軸ケーブルの厚さが1.3mm以下であればア
ルミサッシ等の窓枠の隙間を通過することが可能であ
る。又、本考案の薄型フラット同軸ケーブルの信頼性
評価として落下試験方法の説明図を図3に示す。この試
験方法は、図から明らかな様におもり15により落下衝
撃をサンプルに100回加え、絶縁体潰れによる静電容
量の変化量を測定するものである。この試験を行った結
果、絶縁体の潰れによる静電容量の変化量は極めて小さ
く、断線も見られず良好な結果を示した。
【0007】今迄、本考案の薄型フラット同軸ケーブル
を代表的なケーブル構造で説明してきたが、中心導
体、絶縁体、シールドテープ及びドレイン線、ラミネー
トテープの材質及び形状の変更、例えば、強度をもたせ
る為中心糸にエナメル線8を撚り合わせた構造のリッツ
にしても良く、設計上本考案の範囲内で各種の変形
を含むものであることはいうまでもない。
【0008】
【考案の効果】以上説明の様に、本考案の薄型フラット
同軸ケーブルによれば、75Ωのインピーダンス特性
を有すると共に、1.1mmという薄型に成形出来るので
アルミサッシ等の窓枠の隙間に這わせて屋内に引き込む
ことが可能になるという優れた効果があるので、その工
業的価値は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)、(ロ)は、それぞれ本考案の薄型フラ
ット同軸ケーブルの第1実施例による斜視図とその断
面図。(ハ)は、本考案の薄型フラット同軸ケーブル
の第2実施例による断面図。
【図2】本考案の薄型フラット同軸ケーブルの使用実
施例の斜視図。
【図3】本考案の落下試験方法の説明図。
【図4】従来のテレビ、衛星放送受信システムの説明
図。
【図5】従来のフラット同軸ケーブル20′の断面説明
図。
【符号の説明】 薄型フラット同軸ケーブル 2 中心導体 3 発泡又は充実絶縁体 絶縁心線 5 ドレイン線 信号線 8 エナメル線 リッツ線 10 Al−ポリエステルテープ 11 被覆材 12 両面テープ 13 窓 14 窓枠 15 おもり 16′ 受信アンテナ 17′ 家屋 18′ 丸形同軸ケーブル 19′a テレビシステム 19′b チューナシステム20′ フラット同軸ケーブル 21′ 平角内部導体 22′ 絶縁体 23′ ドレイン線 24′ 外部導体 25′ ジャケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 佐藤 智康 (56)参考文献 実開 平6−5043(JP,U) 実開 昭59−170919(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 11/18 H01B 7/08 H01B 11/00 H01B 7/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体2に発泡又は充実絶縁体3を被
    覆した絶縁心線の左右両側に絶縁心線径と同等若しく
    はそれ以上の径からなるドレイン線5と複数本からなる
    エナメル線8を撚り合わせたリッツ線からなる信号線
    をそれぞれ1本ずつ密着して配列したものをAl−ポ
    リエステルテープ10でサンドイッチにして上下を張り
    合わせ、その上を更に被覆材11で上下を張り合わせて
    ラミネート成形をしたことを特徴とする薄型フラット同
    軸ケーブル。
JP9033292U 1992-12-09 1992-12-09 薄型フラット同軸ケーブル Expired - Fee Related JP2586909Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9033292U JP2586909Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 薄型フラット同軸ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9033292U JP2586909Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 薄型フラット同軸ケーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0650169U JPH0650169U (ja) 1994-07-08
JP2586909Y2 true JP2586909Y2 (ja) 1998-12-14

Family

ID=13995568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9033292U Expired - Fee Related JP2586909Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 薄型フラット同軸ケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586909Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4851180B2 (ja) * 2005-12-19 2012-01-11 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの扁平形状製造方法
JPWO2009054476A1 (ja) * 2007-10-24 2011-03-10 マスプロ電工株式会社 フラットケーブル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0650169U (ja) 1994-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2002450B1 (en) Coaxial cable jumper device
AU653241B2 (en) Fire-resistant cable for transmitting high frequency signals
US6696647B2 (en) Coaxial cable and coaxial multicore cable
JPH08203350A (ja) 薄型フラット同軸ケーブル
JP2002512420A (ja) 高性能データケーブル
CA2252105A1 (en) Retractable coaxial cable device
US9583236B2 (en) Method for manufacturing an improved overhead and underground cable lead-in cable for voice, data and video transmission services
JP2586909Y2 (ja) 薄型フラット同軸ケーブル
US5521333A (en) Four-core balanced transmission cable
CN210896651U (zh) 一种通信与供电系统相结合的综合电子线
JPH065043U (ja) 薄型フラット同軸ケーブル
JP2004095256A (ja) 複合ケーブルおよびそのコネクタ取付方法
JPH0743868Y2 (ja) テレビフィーダ用平形同軸ケーブル
KR200272021Y1 (ko) 송수신 케이블
JP3335393B2 (ja) 同軸ケーブルの製造方法
CN220651681U (zh) 一种包覆新型屏蔽材质的高速传输电缆
JPH0883518A (ja) テレビフィーダ用平形複合ケーブル
KR200206123Y1 (ko) 알루미늄 튜브가 형성된 고발포 동축케이블
CN2591714Y (zh) 一种数字通信电缆
JPH0855524A (ja) 耐熱形路側通信用同軸ケーブル
CN2346040Y (zh) 低烟无卤阻燃交联聚烯烃绝缘核级电气电缆
JP3289603B2 (ja) 輻射漏洩導波管線路
JP2000294050A (ja) フラット同軸ケーブル
JPH11353954A (ja) 薄型フラット同軸ケ−ブルの折り曲げ加工品
Smith et al. Design and characteristics of coaxial cables for Community Antenna Television

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees