JPH08281657A - タイヤ加硫装置 - Google Patents

タイヤ加硫装置

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Publication number
JPH08281657A
JPH08281657A JP11133495A JP11133495A JPH08281657A JP H08281657 A JPH08281657 A JP H08281657A JP 11133495 A JP11133495 A JP 11133495A JP 11133495 A JP11133495 A JP 11133495A JP H08281657 A JPH08281657 A JP H08281657A
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JP
Japan
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loader
tire
lifter
tires
dual
Prior art date
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Application number
JP11133495A
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English (en)
Inventor
Natsushiro Kino
夏四郎 嬉野
Kenji Kubo
賢司 久保
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、加硫成型又は膨張・冷却条件に対
応させてローダとインフレータのリフター及び回転軸を
作動させることにより、効率よいタイヤ成型を行うこと
のできるタイヤ加硫装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、グリーンタイヤ2A、2Bをモー
ルド3A、3B内で加硫成型する2連式タイヤ加硫機
と、各モールド3A、3B内にグリーンタイヤ2A、2
B、加硫済みタイヤ6A、6Bを搬送するために旋回機
構及び昇降機構25で作動される2連式ローダ5A、5
Bと、加硫済みタイヤ6A、6Bを膨張・冷却する2連
式インフレータ9A、9Bとで構成されるタイヤ加硫装
置において、各ローダ5A、5Bが、当該各ローダ5
A、5Bに対応する各々の昇降機構25、25で単独昇
降、又は一の昇降機構25で同時昇降の相互に切り離し
可能に構成されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ加硫機と、ロー
ダと、ポストキュアインフレータとがそれぞれ2連並列
に備えて構成されるタイヤ加硫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のタイヤ加硫成型システムとし
ては、特願平4−220647号(特開平6−3985
1号公報記載)に記載されるものがある。このタイヤ加
硫装置は、グリーンタイヤをモールド内で加硫成型を行
う垂直式タイヤ加硫機と、加硫済みタイヤをモールド内
から搬送するためのローダと、このローダで搬送された
加硫済みタイヤをポストキュアインフレータに運ぶスラ
イド装置と、加硫済みタイヤにエアを封入して膨張・冷
却を行うポストキュアインフレータとを備えて構成され
ている。また、このようなタイヤ加硫装置は、グリーン
タイヤの加硫成型、及び加硫済みタイヤの膨張・冷却を
効率よく行うために、通常、タイヤ加硫機は2キャビテ
ィの2連式とされ、同様にポストキュアインフレータ等
も2連式とされる。
【0003】そして、2連式タイヤ加硫機には、その各
モールド内へグリーンタイヤを搬入又は搬出するための
2キャビティとして、2連式ローダ(アンローダ)が採
用されている。この2連式ローダには、実公昭55−1
20925号公報に記載されているように、各ローダを
それぞれの昇降機構で単独に昇降させる方式、又は特公
平3−16245号公報に記載されているように、各ロ
ーダを単一の昇降機構で同時に昇降させる方式の2方式
のものを主流として、2連式タイヤ加硫機のそれぞれに
付設されている。
【0004】また、2連式ポストキュアインフレータ
は、搬送された加硫済みタイヤを授受して昇降させるリ
フターと、この加硫済みタイヤを挟持して封入して膨張
した後、加硫済みタイヤを冷却するため所定位置に反転
機構で反転される回転軸とを有して、2連並列に設けら
れている。そして、この2連式ポストキュアインフレー
タを構成するリフター及び回転軸は、特開平6−143
298号公報に記載されるように、各リフター又は各回
転軸をそれぞれの昇降機構又は反転機構で単独に昇降・
反転させる方式、又は特公昭49−17425号公報に
記載されるように、各リフター又は各回転軸を単一の昇
降機構又は単一の反転機構で同時に昇降・反転させる方
式の2方式のものが主流として、タイヤ加硫装置に用い
られている。すなわち、従来技術のタイヤ加硫装置にお
いては、2連式ローダ、2連式ポストキュアインフレー
タのリフター及び回転軸が、それぞれ単独で昇降・反転
される方式と、同時に昇降・反転される方式の2方式が
用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タイヤ加硫装置においては、2連式ローダ(アンロー
ダ)と2連式ポストキュアインフレータのリフター及び
回転軸とを、それぞれ単独で昇降・反転される方式と、
同時に昇降・反転される方式の2方式が用いられている
ので、それぞれ別々の設計をせねばならず、また、制作
も量産効果が出ず、割高という問題があった。
【0006】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、2連式のローダ、アンローダの昇降部、2
連式のポストインフレータのリフター及び回転軸を相互
に接続/切り離し可能な構成にして、2連式及び単独式
仕様への仕様変更を容易にすることのできるタイヤ加硫
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のタイヤ加硫装置では、請求項1において
は、グリーンタイヤを並列に設けられたモールド内のそ
れぞれで加硫成型する2連式タイヤ加硫機と、前記各モ
ールド内に前記グリーンタイヤ又は加硫済みタイヤをそ
れぞれ搬入・搬出するために旋回機構及び昇降機構とで
旋回・昇降される2連式ローダと、この各ローダで搬出
された加硫済みタイヤをそれぞれ封入して膨張・冷却す
る2連式ポストキュアインフレータとを備えて構成され
るタイヤ加硫装置において、前記各ローダが、当該各ロ
ーダに対応する各々の前記駆動機構で単独昇降、又は前
記一の昇降機構で同時昇降の相互に切り離し可能に構成
されているものである。
【0008】請求項2においては、グリーンタイヤを並
列に設けられたモールド内のそれぞれで加硫成型する2
連式タイヤ加硫機と、前記各モールド内に前記グリーン
タイヤ又は加硫済みタイヤをそれぞれ搬入・搬出する2
連式ローダと、この各ローダで搬出された加硫済みタイ
ヤを授受するために昇降機構で昇降されるリフター、及
びこの各リフターで昇降された前記加硫済みタイヤを順
次、封入して膨張・冷却するために反転機構で反転され
る回転軸とをそれぞれ有する2連式ポストキュアインフ
レータとを備えて構成されるタイヤ加硫装置において、
前記各リフターが、当該各リフターに対応する各々の前
記昇降機構で単独昇降、又は前記一の昇降機構で同時昇
降の相互に切り離し可能に構成されているものである。
【0009】請求項3においては、請求項2のものに、
前記各回転軸が、当該各回転軸に対応する各々の前記反
転機構で単独反転、又は前記一の反転機構で同時反転の
相互に切り離し可能に構成されているものである。
【0010】
【作用】このように本発明のタイヤ加硫装置によれば、
請求項1においては、各ローダが、この各ローダに対応
する各々の駆動機構で単独昇降、又は一の昇降機構で同
時昇降の相互に切り離し可能に構成されているので、各
ローダを単独昇降又は同時昇降させることで、2連式又
は単独式の相互への仕様変更を容易に行うことができ
る。
【0011】請求項2においては、各リフターが、この
各リフターに対応する各々の昇降機構で単独昇降、又は
一の昇降機構で同時昇降の相互に切り離し可能に構成さ
れているので、各リフターを単独昇降又は同時昇降させ
ることで、2連式又は単独式の相互への仕様変更を容易
に行うことができる。
【0012】請求項3においては、各回転軸が、当該各
回転軸に対応する各々の前記反転機構で単独反転、又は
前記一の反転機構で同時反転の相互に切り離し可能に構
成されているので、各回転軸を単独反転又は同時反転さ
せることで、2連式又は単独式の相互への仕様変更を容
易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるタイヤ加硫装
置について、図面を参照して説明する。
【0014】図1及び図2において、1はタイヤ加硫装
置であって、グリーンタイヤ2A、2Bをモールド3
A、3B内で加硫成型するために並列に設けられた2連
式タイヤ加硫機4A、4Bと、各タイヤ加硫機4A、4
Bのモールド3A、3B内にグリンタイヤ2A、2Bを
搬入する2連式ローダ5A、5Bと、加硫成型された加
硫済みタイヤ6A、6Bをモールド3A、3B内から取
り出して各搬送装置7A、7Bに搬出する2連式アンロ
ーダ8A、8Bと、搬送装置7A、7Bで移送された加
硫済みタイヤ6A、6Bを授受してこの加硫済みタイヤ
6A、6Bにエアを封入して膨張・冷却を行う2連式の
ポスキュアインフレータ9A、9Bとで構成される。
【0015】2連式のタイヤ加硫機4A、4Bは、ベー
ス10A、10Bとフレーム11A、11Bからなる骨
格を有する垂直式で並列に設けられており、フレーム1
1A、11Bの下部にはそれぞれ下モールド取付部材1
2を介して下モールド13A、13Aが固定されてい
る。この下モールド13A、13Aに対して開閉自在と
される上モールド13B、13Bは上モールド取付部材
14に固定されており、各上モールド取付部材14には
フレーム11A、11Bの上部に設けられた昇降シリン
ダ15のロッド16の端部がそれぞれ固定されている。
そして、この昇降シリンダ15を操作することにより上
モールド取付部材14が昇降自在とされ、このモールド
3、3の上モールド13B、13Bと下モールド13
A、13A間にそれぞれグリーンタイヤ2A、2Bを載
置し、このグリーンタイヤ2A、2B内に加硫媒体を供
給しつつ加圧することにより、加硫成型するものであ
る。また、各タイヤ加硫機4A、4Bには、グリーンタ
イヤ2A、2Bと加硫済みタイヤ6A、6Bとを搬入・
搬出するための2キャビティとなる2連式ローダ5A、
5B及び2連式アンローダ8A、8Bとが、各加硫機4
A、4Bのグリーンタイヤ搬入側Aと、加硫済みタイヤ
搬出側Bとにそれぞれ設けられている。
【0016】また、搬送装置7A、7Bは、各タイヤ加
硫機4A、4Bと各ポストキュアインフレータ9A、9
B間にそれぞれ並列に設けられており、スライドレール
20と、このレール20に沿って走行自在なキャリア2
1とからなっている。そして、搬送装置7A、7Bは、
各アンローダ8A、8Bにより各タイヤ加硫機4A、4
Bから搬出された加硫済みタイヤ6A、6Bを、キャリ
ア21上に設けられた各下リム22A、22B上に載置
して、各ポストキュアインフレータ9A、9Bに移送す
る。
【0017】次に、本実施例のタイヤ加硫装置1におけ
る各タイヤ加硫機4A、4Bに設けられた2連ローダ5
A、5B及びアンローダ8A、8Bの構成について、図
3(a)及び(b)に基づいて説明する。
【0018】図3(a)及び(b)において、各ローダ
5A、5Bは、各フレーム11A、11Bのグリーンタ
イヤ搬入側Aに配置されており、各ローダ昇降機構2
5、26で単独昇降が可能(単独仕様)とされ、一方の
ローダ昇降機構25(26)で同時昇降が可能(2連式
仕様)とされている。各ローダ昇降機構25、26は、
各フレーム11A、11Bに設けられ、この上下方向に
延在するスライドレール27A、27Bと、各スライド
レール27A、27B上を走行自在にされたスライドガ
イド28A、28Bと、各フレーム11A、11B上端
側に固設されたローダ用シリンダ29A、29Bとで構
成されており、各スライドガイド28A、28Bには、
相互に連結/切り離し可能にされた昇降台30、31が
固設されている。また、各昇降台30、31には、ロー
ダ用シリンダ29A、29Bのロッド先端が取り付けら
れている。
【0019】また、各ローダ5A、5Bは、図示しない
複数のシリンダの伸張により旋回自在にされた搬送アー
ム35と、搬送アーム35先端に設けられたチャック3
6とからなり、上記シリンダの伸張により旋回された際
に、各チャック36の軸心がモールド3、3の軸心に一
致するように、この搬送アーム35を介して各昇降台3
0、31にそれぞれ設けられている。また、各アンロー
ダ8A、8Bは、各フレーム11A、11Bの加硫済み
タイヤ6A、6B搬出側B(各ローダ5A、5Bと反対
側のフレーム11A、11B)に配置されており、各ロ
ーダ5A、5Bと同一の構成を有する各ローダ昇降機構
25、26で単独昇降が可能(単独仕様)とされ、一方
のローダ昇降機構25(26)で同時昇降が可能(2連
式仕様)とされている。
【0020】そして、各ローダ5A、5B、又は各アン
ローダ8A、8Bを2連式仕様として、同時昇降させる
には、図3(c)に示すように、ローダ5Aの昇降台3
0とローダ5Bの昇降台31とを、又はアンローダ8A
の昇降台30とアンローダ8Bの昇降台31とをボルト
・ナット部材32で一体的に連結すると共に、ローダ昇
降機構25、26のいずれか一方をフレーム11A又は
11Bから取り外した後に、ローダ用シリンダ29A、
又は29Bを駆動すると、一体的に連結されたローダ5
A、5B、又はアンローダ8A、8Bが同時昇降され
る。
【0021】また、各ローダ5A、5B、又は各アンロ
ーダ8A、8Bをそれぞれ単独仕様として、各々を単独
昇降させるには、図3(a)に示すように、各ローダ5
A、5Bの昇降台30、31を、又は各アンローダ8
A、8Bの各昇降台30、31をそれぞれ切り離した状
態、すなわち、ボルト・ナット部材32で一体的に連結
しない状態にした後、各ローダ昇降機構25、26のロ
ーダ用シリンダ29A、29Bを駆動すると、相互に切
り離した状態にされた昇降台30、31がそれぞれ単独
昇降される。
【0022】このように、各ローダ5A、5B、又は各
アンローダ8A、8Bは、各昇降台30、31を一体的
に連結し、又は切り離すことにより、各昇降台30、3
0が同時に昇降する2連式仕様と、又は各昇降台30、
31が単独でを昇降する単独仕様との相互の様式変更が
容易に行うことができる。
【0023】次に、本実施例のタイヤ加硫装置1におけ
るポストキュアインフレータ9A、9Bの構成の詳細に
ついて、図4に基づいて説明する。
【0024】図4において、ポストキュアインフレータ
9A、9Bは、並列に2連式として配置されている。ま
た、各ポストキュアインフレータ9A、9Bは、接離自
在な上リム40A、40Bと下リム22A、22B(搬
送装置7A、7Bにより加硫済みタイヤ6A、6Bが載
置されて移送されたもの)の2セットがこの中心に対し
て上下反転可能に配置したものであり、加硫済みタイヤ
6A、6Bを挟持する挟持ポジションP1に位置する下
リム22A、22Bを上リム40A、40Bに対して接
離自在とするためのリフター66A、66Bを昇降させ
るリフター昇降機構45を有し、また、待機ポジション
P2に位置する上リム40A、40Bと下リム22A、
22Bとは一体化され、挟持されたタイヤ内に高圧エア
を封入した状態のままで加硫済みタイヤ6A、6Bの膨
張・冷却を行うものである。
【0025】この各ポストキュアインフレータ9A、9
Bの構成は、フレーム46A、46Bとこの各インフレ
ータ9A、9Bとの共通フレーム46C間に軸受等を介
して回転軸47A、47Bが水平にそれぞれ軸支されて
いる。この各回転軸47A、47Bのフレーム46A、
46B側端部には、反転機構48を構成する伝達部材4
9A、49Bが設けられていると共に、伝達部材49B
にはフレーム46Bの取付台50Bに設けられた反転機
構48の反転用シリンダ51Bが連結されている。ま
た、この回転軸47A、47Bに固設された回転枠52
A、52Bに台座53A、53Bが取り付けられてい
る。この台座53A、53Bの下部には、図示しないシ
リンダにより台座53A、53Bに対して上下動できる
可動部54A、54Bが取り付けられているとともに、
旋回用シリンダ55A、55Bで所定角度回転可能なロ
ッキングシャフト56A、56Bが支持されている。こ
のロッキングシャフト56A、56Bは、その先端が下
リム22A、22Bの凹部22a、22b内に所定角度
回転させながら係合することにより、上リム40A、4
0Bと下リム22A、22Bとを一体化する。また、リ
フター昇降機構45により、ロッキングシャフト56
A、56Bから開放された下リム22A、22Bが二点
鎖線の位置まで下降され、加硫済みタイヤ6A、6Bを
下リム22A、22B上から取り外し可能な状態にす
る。
【0026】各インフレータ9A、9Bの共通フレーム
46C側の各回転軸47A、47B端部間には、反転切
換機構57が設けられている。この反転切換機構57
は、図5(a)に示すように、各回転軸47A、47B
端から軸方向に縮径して相互に所定間隔を保つように突
出する係合軸58A、58Bと、この各係合軸58A、
58Bに外嵌され当該係合軸58A、58Bより短い長
さを有するたスリーブ59A、58Bとで構成されてい
る。また、各係合軸58A、58Bには、図5(a)に
示すように、半径外方向に突出して軸方向に延びる突起
部58a、58bが形成されており、この突起部58
a、58bを各スリーブ59A、59B内径面に軸方向
に延びて形成された係合溝59a、59bに係合するこ
とにより、各スリーブ59A、59Bを係合軸58A、
58Bに対して回転不能にかつ、軸方向に摺動可能にし
ている。また、各スリーブ59A、59Bには、図5
(a)に示すように、この係合軸58A、58B端側の
端部に半径外方に突出するフランジ部60A、60Bと
が一体形成されていると共に、この回転軸47A、47
B側の端部に半径方向に貫通する係止孔62A、62B
が設けられており、このフランジ部60A、60Bに
は、周方向に所定間隔を隔てて、軸方向に貫通する複数
の取付孔61A、61Bがそれぞれ形成されている。
【0027】そして、各ポストキュアインフレータ9
A、9Bを2連式仕様として、各回転軸47A、47B
を同時反転させるには、図5(a)に示すように、反転
切換機構57の各スリーブ59A、59Aを軸外方向に
移動させて、各フランジ部60A、59Bを係合させる
と共に、ボルト・ナット部材63を複数の取付孔61
A、61B内に嵌合して締め付けて一体的に連結した
後、反転機構48の反転用シリンダ51Bを駆動させる
と、反転切換機構57で一体的に連結された回転軸47
A、47Bが同時反転する。
【0028】また、各ポストキュアインフレータ9A、
9Bをそれぞれ単独仕様として、各回転軸47A、47
Bを各々単独反転させるには、図5(b)に示すよう
に、反転切換機構57の各スリーブ59A、59Bを回
転軸47A、47B側に移動させて離間した後に、係止
孔62A、62Bのそれぞれにボルト部材64を螺合し
て締め付けて各スリーブ59A、59Bを各回転軸47
A、47Bにそれぞれ一体化して各回転軸47A、47
Bを切り離した状態にすると共に、図5(c)に示すよ
うに、インフレータ9Aのフレーム46Aの取付台50
Aに反転用シリンダ51Aを設けて、伝達部材49Bに
連結した後、各反転用シリンダ51A、51Bを駆動さ
せると、反転切換機構57で切り離し状態にされた各回
転軸47A、47Bがそれぞれ単独反転する。
【0029】このように、各ポストキュアインフレータ
9A、9Bは、反転切換機構57で各回転軸47A、4
7Bを一体的に連結し、又は切り離すことにより、回転
軸47A、47Bが同時に反転する2連式仕様と、又は
各回転軸47A、47Bが単独でを反転する単独仕様と
の相互の仕様変更が容易に行うことができる。
【0030】また、リフター昇降機構45は、スライド
レール65A、65Bと、リフター用シリンダ67A、
67Bとを主要部分としてなっている。各スライドレー
ル65A、65Bはリフター66A、66Bのスライド
ガイド68A、68Bと対になっており、共通フレーム
46Cに垂直に取り付けられいる。また、各リフター6
6A、66Bの基端には、スライドガイド68A、68
Bが固設されていると共に、共通フレーム66A上部に
固設されたリフター用シリンダ67A、67Bのロッド
67a先端が連結されている。リフター66Aとリフタ
ー66Bとは、リフター切換機構70を介して一体的に
連結、又は相互に切り離し可能とされて、各リフター用
シリンダ67A、67Bで単独昇降が可能(単独仕様)
に、又一方のリフター用シリンダ67A(67B)で同
時昇降が可能(2連式仕様)にされている。リフター切
換機構70は、図6(a)に示すように、共通フレーム
46C外側を通ってリフター66Aとリフター66B間
に介装された連結板71A、71Bと、この連結板71
A、71Bを各リフター66A、66Bに固定するボル
ト・ナット部材72とで構成されている。
【0031】そして、各リフター66A、66Bを2連
式仕様として、同時昇降させるには、図6(a)に示す
ように、リフター切換機構70の連結板71A、71B
を介してボルト・ナット部材72でリフター66A、6
6Bを一体的に連結すると共に、例えば、リフター昇降
機構45のスライドレール65Bと、リフター66Aの
スライドガイド68Bとを共通フレーム46Cから取り
外した後(スライドレール68Aとリフター66Bのス
ライドガイド68Aであってもよい。)に、リフター用
シリンダ67Aのみを駆動すると、リフター切換機構7
0で一体的に連結されたリフター66Aと66Bとが同
時昇降される。
【0032】また、各リフター66A、66Bをそれぞ
れ単独仕様として、各々を単独昇降させるには、図6
(b)に示すように、各リフター66A、66B間にリ
フター切換機構70の連結板71A、71Bを介在させ
ることなく、各リフター66A、66Bを切り離した状
態にすると共に、各リフター用シリンダ67A、67B
を駆動すると、相互に切り離した状態にされたリフター
66A、66Bがそれぞれ単独昇降される。
【0033】このように、各リフター66A、66B
は、リフター切換機構70で一体的に連結し、又は切り
離すことにより、各リフター66A、66Bが同時に昇
降する2連式仕様と、又は各リフター66A、66Bが
単独で昇降する単独仕様との相互の様式変更が容易に行
うことができる。
【0034】尚、本実施例のタイヤ加硫装置1における
2連式ローダ5A、5B(アンローダ8A、8B)、各
ポストキュアインフレータ9A、9Bの回転軸47A、
47B及びリフター66A、66Bのローダ昇降機構2
5、26、リフター昇降機構45、反転機構48、及び
反転切換機構56、リフター切換機構70の構成は、こ
れに限定されるものでなく、2連式ローダ5A、5B
(アンローダ8A、8)、各ポストキュアインフレータ
9A、9Bの各回転軸47A、47B及びリフター66
A、66を、単独で昇降、反転、又は同時に昇降、反転
できる機構であればよい。
【0035】また、本実施例のタイヤ加硫装置1におい
ては、2連式ローダ5A、5Bとアンローダ8A、8B
とを有するものを示したが、これに限定されるものでな
く、単に2連式ローダ5A、5B又はアンローダ8A、
8Bの一方のみを、2連式タイヤ加硫機4A、4Bにそ
れぞれ付設したものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】このように本発明のタイヤ加硫装置によ
れば、各ローダが、この各ローダに対応する各々の駆動
機構で単独昇降、又は一の昇降機構で同時昇降の相互に
切り離し可能に構成されているので、各ローダを単独昇
降又は同時昇降させることで、2連式又は単独式の相互
への仕様変更を容易に行うことができ、2連式又は単独
式様式を別々に設計する手間がなく、且つ2連式又は単
独式への変更仕様の部品の共通化を図り量産効率を得る
ことができる。
【0037】また、各リフターが、この各リフターに対
応する各々の昇降機構で単独昇降、又は一の昇降機構で
同時昇降の相互に切り離し可能に構成されているので、
各リフターを単独昇降又は同時昇降させることで、2連
式又は単独式の相互への仕様変更を容易に行うことがで
き、2連式又は単独式様式を別々に設計する手間がな
く、且つ2連式又は単独式への変更仕様の部品の共通化
を図り量産効率を得ることができる。
【0038】更に、各回転軸が、当該各回転軸に対応す
る各々の前記反転機構で単独反転、又は前記一の反転機
構で同時反転の相互に切り離し可能に構成されているの
で、各回転軸を単独反転又は同時反転させることで、2
連式又は単独式の相互への仕様変更を容易に行うことが
でき、2連式又は単独式様式を別々に設計する手間がな
く、且つ2連式又は単独式への変更仕様の部品の共通化
を図り量産効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるタイヤ加硫装置全体
の構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるタイヤ加硫装置全体
の構成を示す平面図である。
【図3】(a)乃至(b)は本発明の一実施例における
タイヤ加硫装置のタイヤ加硫機に付設される2連ローダ
及びアンローダのローダ切換機構とローダ昇降機構の構
成を示す拡大図である。
【図4】本発明の一実施例におけるタイヤ加硫装置の2
連式ポストキュアインフレータの全体構成を示す側面図
である。
【図5】(a)及び(b)は本発明の一実施例における
タイヤ加硫装置の2連式ポストキュアインフレータの回
転軸の反転切換機構及び反転機構の構成を示す拡大図で
ある。
【図6】(a)及び(c)は本発明の一実施例における
タイヤ加硫装置の2連式ポストキュアインフレータのリ
フターのリフター切換機構及びリフター昇降機構の構成
を示す拡大図である。
【符号の説明】
2A、2B グリーンタイヤ 3A、3B モールド 4A、4B タイヤ加硫機 5A、5B ローダ 6A、6B 加硫済みタイヤ 8A、8B アンローダ 9A、9B ポストキュアインフレータ 25 ローダ昇降機構 26 ローダ切換機構 45 リフター昇降機構 47A、47B 回転軸 48 反転機構 56 反転切換機構 66A、66B リフター 70 リフター切換機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリーンタイヤを並列に設けられたモー
    ルド内のそれぞれで加硫成型する2連式タイヤ加硫機
    と、前記各モールド内に前記グリーンタイヤ又は加硫済
    みタイヤをそれぞれ搬入・搬出するために旋回機構及び
    昇降機構とで旋回・昇降される2連式ローダと、この各
    ローダで搬出された加硫済みタイヤをそれぞれ封入して
    膨張・冷却する2連式ポストキュアインフレータとを備
    えて構成されるタイヤ加硫装置において、 前記各ローダが、当該各ローダに対応する各々の前記昇
    降機構で単独昇降、又は前記一の昇降機構で同時昇降の
    相互に切り離し可能に構成されていることを特徴とする
    タイヤ加硫装置。
  2. 【請求項2】 グリーンタイヤを並列に設けられたモー
    ルド内のそれぞれで加硫成型する2連式タイヤ加硫機
    と、前記各モールド内に前記グリーンタイヤ又は加硫済
    みタイヤをそれぞれ搬入・搬出する2連式ローダと、こ
    の各ローダで搬出された加硫済みタイヤを授受するため
    に昇降機構で昇降されるリフター及びこの各リフターで
    昇降された前記加硫済みタイヤを順次、封入して膨張・
    冷却するために反転機構で反転される回転軸とをそれぞ
    れ有する2連式ポストキュアインフレータとを備えて構
    成されるタイヤ加硫装置において、 前記各リフターが、当該各リフターに対応する各々の前
    記昇降機構で単独昇降、又は前記一の昇降機構で同時昇
    降の相互に切り離し可能に構成されていることを特徴と
    するタイヤ加硫装置。
  3. 【請求項3】 前記各回転軸が、当該各回転軸に対応す
    る各々の前記反転機構で単独反転、又は前記一の反転機
    構で同時反転の相互に切り離し可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のタイヤ加硫装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101941258A (zh) * 2010-09-20 2011-01-12 宁国市海天力工业发展有限公司 汽车制动气室橡胶隔膜成型装置
CN101941259A (zh) * 2010-09-20 2011-01-12 宁国市海天力工业发展有限公司 汽车制动气室橡胶隔膜硫化成型装置

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CN101941258A (zh) * 2010-09-20 2011-01-12 宁国市海天力工业发展有限公司 汽车制动气室橡胶隔膜成型装置
CN101941259A (zh) * 2010-09-20 2011-01-12 宁国市海天力工业发展有限公司 汽车制动气室橡胶隔膜硫化成型装置

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