JP3983378B2 - タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グリーンタイヤを加硫成形するタイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、タイヤ加硫は、タイヤ加硫プレスのモールド(金型)内にグリーンタイヤを装填し、グリーンタイヤ内に加熱媒体を吹き込むことで、加熱によるゴムの変質によって加硫を施すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タイヤは、図11に断面図として示すように、不均厚なものであって、タイヤ加硫プレスでの未加硫タイヤの発生を防ぐため、厚肉部のトレッド部Rやビード部Vの昇温を基準として加硫時間が設定されている。このため、グリーンタイヤの薄肉部であるサイドウォール部Sの内外部が加硫温度に達しても、肉厚部のトレッド部Rやビード部Vの内部が加硫温度に達するまで待機しなければならず、その間の熱エネルギの損失による生産コストの上昇を招くばかりでなく、タイヤ加硫のサイクルタイムも長くなるため、生産性を低下させている。
【0004】
本発明は、タイヤ加硫のサイクルタイムの短縮化を図って、生産性を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のタイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機では、タイヤ加硫プレスでグリンータイヤを加熱して一次加硫を施し、タイヤ加硫プレスの外部で一次加硫されたタイヤに二次加硫を施すようにした。
グリーンタイヤの全ての加硫成形をタイヤ加硫プレスで行うのではなく、グリーンタイヤの一次加硫と、一次加硫されたタイヤの二次加硫とを分けて行うことで並行して加硫行程が実施でき、タイヤを1ヶ所で拘束する時間が短くなり、トータル的にタイヤ加硫のサイクルタイムの短縮化を図れる。
【0006】
二次加硫工程において、一次加硫されたタイヤを断熱的に保温すると、一次加硫で蓄えられた熱容量で二次加硫を実施できる。
【0007】
二次加硫工程において、一次加硫されたタイヤの加硫反応によって発生する物質を回収/除去するようにした。
【0008】
二次加硫工程の後に、二次加硫されたタイヤの冷却を行なうようにした。この冷却としては、二次加硫手段と別個、又は一体的に設けられた冷却手段で行なう。また、二次加硫手段が備える複数の加硫ポジションの一部を冷却手段として用いることもできる。
【0009】
二次加硫工程において、一次加硫されたタイヤを加熱、昇温させると、タイヤの加硫反応を促進できる。また、一次加硫されたタイヤを加熱、昇温させるものとして、タイヤ加硫プレスから排出される熱エネルギで加熱したエアを一次加硫されたタイヤに吹き付けるもの、加熱ヒータで一次加硫されたタイヤを加熱するもの、これらの組合わせのものがある。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のタイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機について説明する。
【0011】
本発明のタイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機は、タイヤ加硫プレスによってグリーンタイヤに一次加硫を施し、タイヤ加硫プレスの外部で一次加硫されたタイヤに二次加硫を施すようにした。これによって、グリーンタイヤに対する一次加硫、二次加硫を分けて行うことで、並行して加硫行程が実施でき、タイヤを1ヶ所で拘束する時間を短くすることで、タイヤ加硫のサイクルタイムを短縮して、生産性を向上するものである。
【0012】
以下、本発明の実施形態におけるタイヤ加硫機を説明し、その後にタイヤ加硫方法について説明する。
【0013】
図1〜図3に示すタイヤ加硫機1は、グリーンタイヤ5に一次加硫を施すタイヤ加硫プレス2と、タイヤ加硫プレス2の外部で一次加硫されたタイヤ6(以下、「一次加硫済タイヤ6」という)に二次加硫を施すポストキュアインフレータ3の上リム15側に設けた容器本体28と、下リム16側に設けた蓋体29とからなる断熱体17で構成された二次加硫機構14と、一次加硫済タイヤ6等を搬送する搬送手段4とからなっている。
【0014】
タイヤ加硫プレス2は、2つのグリーンタイヤ5を同時に一次加硫できるものを示している。タイヤ加硫プレス2はグリーンタイヤ5を加硫成形するための2つのモールド9(金型)と、各モールド9にグリーンタイヤ5を旋回搬入する2つの搬入ローダ10を含んで構成されている。各モールド9は、上下に開閉自在にされた上下のモールド9A,9Bとでなっている。各上モールド9Aは、加硫機フレーム12に固設された複数の昇降シリンダによって昇降自在とされており、加硫機フレーム12に固定された各下モールド9Bに対して開閉される。各搬入ローダ10は、加硫機フレーム12の前面側中央位置に立設されたガイド支柱12Aに昇降、旋回自在に設けられており、旋回アーム10A先端のタイヤチャック10Bによってグリーンタイヤ5の上ビード部Vを把持して各モールド9内に旋回搬入する(図2参照)。
【0015】
タイヤ加硫プレス2は、図4(a)に示すように、各搬入ローダ10でグリーンタイヤ5を把持して開状態の上下モールド9A,9B間に装填し、同時にブラダ13(可撓性の袋体)をグリーンタイヤ5内側に装入し、各モールド9を閉状態とした後に、ブラダ13内に加圧加熱媒体を吹き込むことで、グリーンタイヤ5をモールド9に押し付けて必要形状に成形し、加熱によるゴムの変質でグリーンタイヤ5に一次加硫を施す。尚、タイヤ加硫プレス2としては、図4(b)に示すように、ブラダを有しないブラダレス式のものを用いて、予め必要形状に成形されたグリーンタイヤ5を各モールド9内に装着した後に、グリーンタイヤ5内に加熱媒体を吹き込むことで、グリーンタイヤ5に一次加硫を施すものや、又、加熱された内金型を、内方よりグリーンタイヤに押し付けるようにして一次加硫を施すものでもよい。
【0016】
二次加硫手段は、2つの一次加硫済タイヤ6を同時に二次加硫できるものを示しており、タイヤ加硫プレス2の後方に並設されたポストキュアインフレータ3の構成をそのまま利用して、一次加硫済タイヤ6に二次加硫を施す2つの二次加硫機構14を備えている。即ち、各二次加硫機構14は、一次加硫済タイヤ6を挟持する上リム15側に設けた容器本体28と、下リム16側に設けた蓋体29と、熱源とからなり、上下リム15,16で挟持された一次加硫済タイヤ6を断熱収納する断熱体17により構成されている。
【0017】
各上下リム15,16は、センタフレーム18に軸支された反転軸19周りの待機ポジションP1,挟持ポジションP2の各々に反転自在に配置されている(図2および図3参照)。各ポジションP1,P2の反転は、センタフレーム18に設けられた反転シリンダ、リンク機構によって反転軸19を回動させることで行われる。各上リム15は、台座21を介して反転軸19に取り付けられて各ポジションP1,P2に配置されている。各台座21には凹部21aが形成されている。また、各下リム16は、各上リム15に対峙して台座22に取り付けられており、各台座22には凹部21aに嵌め込み自在なロッキングシャフト23が設けられている。
【0018】
そして、各待機ポジションP1の上下リム15,16は凹部21aとロッキングシャフト23との嵌め込みで一体化されて一次加硫済タイヤ6を挟持する。各挟持ポジションP2の下リム16は、台座22を介して昇降フレーム26に着脱自在に取り付けられている。昇降フレーム26はセンタフレーム18に沿って昇降するガイド台25に支持されており、挟持シリンダ27で昇降されて各挟持ポジションP2の上下リム15,16で一次加硫済タイヤ6の挟持、又は挟持解除を可能とする。
【0019】
断熱体17は、容器本体28内に断熱シール29a(Oリング)を介して蓋体29を嵌め込むことで、一次加硫済タイヤ6を断熱収納して保温できる構成とされている。容器本体28は開口側を各下リム16に対峙させて各上リム15の台座21に取り付けられ、蓋体29は各下リム16の台座22に取り付けられている。この構成で、断熱体17は各挟持ポジションP2で上下リム15,16を一体化すると、蓋体29が容器本体28の開口側から嵌め込まれて、上下リム15,16外周りに一次加硫済タイヤ6を収納する断熱空間を形成する。
【0020】
ポストキュアインフレータ3を兼ねた二次加硫機構14は、一次加硫済タイヤ6を各挟持ポジションP2の下リム15で支持し、昇降フレーム26の上昇によって一次加硫済タイヤ6を断熱体17に収納して断熱的に挟持する。この状態で、一次加硫済タイヤ6に内圧を作用することで膨張させて、一次加硫済タイヤ6を保温することで、一次加硫で蓄えられた熱の放熱を防ぎ、この熱(自己熱)によって、加硫量の低い部分を含むタイヤ6全体に二次加硫を施す〔図5(a)参照〕。
【0021】
また、ポストキュアインフレータ3は、本来の機能である加硫済タイヤの冷却のために二次加硫の後、開閉弁30を開弁してエア供給源31から冷却エアを断熱体17内に流通させることで、二次加硫されたタイヤ7(以下、二次加硫済タイヤ7」という)を膨張冷却させる。また、この時タイヤ内方へ封入される内圧用エアについても冷却用エアと入れ替える〔図5(b)参照〕。
【0022】
尚、一次加硫済タイヤ6の二次加硫は、各挟持ポジションP2で行っても良いが、一次加硫済タイヤ6を断熱的に挟持した後に反転させて各待機ポジションP1で行うようにしても良い。
【0023】
搬送手段4は、タイヤ加硫プレス2とポストキュアインフレータ3間で一次加硫済タイヤ6、ポストキュアインフレータ3で冷却されたタイヤ8(以下、「冷却済タイヤ8」という)を旋回搬送する2つの搬送ローダ35と、各搬送ローダ35から冷却済タイヤ8を受けて搬出コンベア36まで放出させる2つの放出コンベア37とで構成されている(図1および図2参照)。
【0024】
各搬送ローダ35は、タイヤ加硫プレス2の後方センタフレーム12Bに昇降、旋回自在に設けられている。各搬送ローダ35は、旋回アーム35A先端にタイヤチャック35Bを有している。タイヤチャック35Bは放射方向に一斉に拡径又は縮径する3枚以上の爪35a(図2参照)を持っており、縮径状態の各爪35aを各タイヤ6,8内に差し込んで拡径することで、上ビード部Vで各タイヤ6,8を把持し、再び各爪35aを縮径することで各タイヤ6,8を開放する。この構成で、各搬送ローダ35は、タイヤ加硫プレス2の各モールド9から一次加硫済タイヤ6を把持してポストキュアインフレータ3の各挟持ポジションP2(図1参照)まで旋回搬送して二次加硫に移行させる。また、各搬送ローダ35は、ポストキュアインフレータ3での二次加硫工程、膨張冷却工程が終了すると、各挟持ポジションP2にて冷却済タイヤ8を把持してポストキュアインフレータ3とタイヤ加硫プレス2間の旋回軌跡a中の各放出ポジションP3まで旋回搬送する。
【0025】
各放出コンベア37は、各搬送ローダ35の放出ポジションP3の下方に位置して、ポストキュアインフレータ3の各挟持ポジションP2側方に並設されている。また、各放出コンベア37は、各挟持ポジションP2の下リム16、蓋体29の昇降に影響を与えないように、搬出コンベア36に向けて下向き傾斜されている。この構成で、各放出コンベア37は、各搬送ローダ35で旋回搬送された冷却済タイヤ8を各放出ポジションP3で受けて、冷却済タイヤ8をその自重によって搬出コンベア37まで滑るように案内して放出させる。また、搬出コンベア36はポストキュアインフレータ3の後方に並設されており、各放出コンベア37から放出される冷却済タイヤ8をタイヤ検査機や出荷場所まで搬出する。
【0026】
次に、タイヤ加硫機1におけるタイヤ加硫方法について説明する。
【0027】
グリーンタイヤ5を加硫成形して製品タイヤにするには、タイヤ加硫プレス2でグリーンタイヤ5に部分的な一次加硫を施し、続いてポストキュアインフレータ3の構成をそのまま利用した二次加硫機構14で未加硫を含む一次加硫済タイヤ6内層(全体)に二次加硫を施すことで行う。
【0028】
タイヤ加硫プレス2による一次加硫は、図4(a)に示すように、各モールド9間にグリーンタイヤ5を装填し、同時にブラダ13をグリーンタイヤ5内側に装入する。続いて、ブラダ13内に加圧加熱媒体を吹き込むことで、グリーンタイヤ5をモールド9に押し付けて必要な形状に成形し、加熱によるゴムの変質で一次加硫を施す(一次加硫工程)。尚、一次加硫は、図4(b)に示すブラダレス式のタイヤ加硫プレス2を用いても良い。
【0029】
また、タイヤ加硫プレス2の一次加硫条件は、グリーンタイヤ5に対する加硫程度(グリーンタイヤ5に部分的な加硫を施す程度)、加硫温度と加硫時間との相対関係で決定される。尚、一次加硫条件は、タイヤのサイズによって、適宜変更されるものである。
グリーンタイヤ5に対する加硫度は、各搬送ローダ6で旋回搬送される一次加硫済タイヤ6の形状変形を伴わない程度にし、加硫反応によって発生する反応ガス等の発生量がある程度まで減少した状態とする。即ち、グリーンタイヤ5に100%近くまで加硫を施すのではなく、例えばグリーンタイヤ5のサイドウォール部S(薄肉部)を内層にまで所望の加硫度を施し、トレッド部Rや上下ビード部V(厚肉部)を表面層にのみ所望の加硫度を施す如きである。
加硫温度は、グリーンタイヤ5の一次加硫に悪影響を及ぼすことなく、形状変形を伴わない程度の加硫をグリーンタイヤ5に施せる温度とする。一般的に、加硫温度が高くなるにつれて、グリーンタイヤ5の昇温も急速に行われることからゴムの変質による加硫反応も促進され、加硫時間も短くなる。
加硫時間は、最適な加硫温度を選択して、この加硫温度で形状変形を伴わない程度までグリーンタイヤ5に一次加硫を施せる時間とする。
【0030】
一次加硫工程が終了すると、各搬送ローダ35によって一次加硫済タイヤ6を把持してタイヤ加硫プレス2の外部に搬出させるとともに、ポストキュアインフレータ3の各挟持ポジションP2まで旋回搬送する。尚、一次加硫済タイヤ6の搬送は、各搬送ローダ35によって吊下げ状態で行われることになるが、一次加硫を施していることから、その形状変形を伴うことなく行うことができる。
【0031】
続いて、各搬送ローダ35を下降させることで、一次加硫済タイヤ6を各挟持ポジションP2の下リム16上に支持し、各搬送ローダ35を上昇、旋回させて各挟持ポジションP2から退避させて二次加硫に移行させる。また、各搬送ローダ35の搬送中においても、一次加硫済タイヤ6は一次加硫で加熱された熱(自己熱)によって、加硫が進行している。
尚、一次加硫済タイヤ6が一次加硫から二次加硫に移行すると、タイヤ加硫プレス2の各モールド9(金型)内には新たなグリーンタイヤ5が装填され、一次加硫に移行することで、タイヤ加硫プレス2の一次加硫とポストキュアインフレータ3における二次加硫機構14での二次加硫とが同時並行して行われる。
【0032】
ポストキュアインフレータ3における二次加硫機構14での二次加硫は、昇降フレーム26によって各挟持ポジションP2の下リム16とともに一次加硫済タイヤ6を上昇させて、各上下リム15,16を一体化することで、一次加硫済タイヤ6を二次加硫機構14の断熱体17内に断熱挟持する〔図5(a)参照〕。この状態で、一次加硫済タイヤ6は、一次加硫工程で加熱された加硫温度に近い温度で保温され、この熱(自己熱)によって、内層まで昇温されて二次加硫が施される(二次加硫工程)。この時、タイヤ6内にはタイヤ形状を安定化させる目的でエアを封入する。
【0033】
この二次加硫の程度は、サイドウォール部S(薄肉部)、トレッド部Rや上下ビード部Vの厚肉部の未加硫部を含む一次加硫済タイヤ6内層(全体)にわたって加硫を施すもので、二次加硫の加硫温度は一次加硫工程における加硫温度より低くなっているのでオーバ加硫されることもない。また、二次加硫工程を各挟持ポジションP2で行うのみならず、各挟持ポジションP2で一次加硫済タイヤ6を断熱挟持した後に、反転させることで各待機ポジションP1で二次加硫を施しても良い。このように、各待機ポジションP1で二次加硫を行うと、二次加硫の加硫時間が一次加硫より長くなっても各挟持ポジションP2が空いているので連続して各タイヤ5,6に一次加硫、二次加硫を施せる。
【0034】
二次加硫が終了すると、開閉弁30を開弁してエア供給源31から冷却エアを断熱体17内に流通させることで、二次加硫済タイヤ7を膨張冷却させる〔図5(b)参照〕。またこの時、タイヤ内方へ封入されているエアについても冷却用エアを入れ替える。
【0035】
冷却が終了すると、昇降フレーム26によって各挟持ポジションP2の下リム16を冷却済タイヤ8とともに下降して、断熱体17を開放して搬出可能な状態にする。この状態で、各搬送ローダ35によって冷却済タイヤ8を把持して各放出ポジションP3上まで旋回搬送して、各放出コンベア37上に受け渡す。
【0036】
冷却済タイヤ8は、その自重により各放出コンベア37上を自重下降して搬出コンベア36に放出され、この搬出コンンベア36によってタイヤ検査機や出荷場所まで搬出される。尚、冷却済タイヤ8の搬出コンベア36への放出は、搬出コンベア36に順次、搬出される冷却済タイヤ8が重ならないように放出タイミングが調整されている。
【0037】
このように、本発明のタイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機によれば、グリーンタイヤ5の全ての加硫成形をタイヤ加硫プレス2で行うのではなく、一次加硫工程と二次加硫工程とに分けて、グリーンタイヤ5と一次加硫済タイヤ6に対して同時並行して加硫を行うようにしたので、結果としてタイヤが1ヶ所に拘束される時間が短くなり、タイヤ加硫のサイクルタイム(生産サイクル)を短縮することが可能となり、もって生産性の向上を図れる。
また、二次加硫工程において、一次加硫済タイヤ6を一次加硫工程の加硫温度に近い温度で保温すると、二次加硫の加硫反応を促進できる。
【0038】
次に、二次加硫工程において、一次加硫済タイヤ6を加熱、昇温して加硫反応を促進させるため断熱体17に付加された加熱手段について、図6〜図8に基づいて説明する。
【0039】
図6に示す加熱手段40は、タイヤ加硫プレス2から排出される加熱媒体(一次加硫工程で使用される加熱媒体)の排熱を利用してエアを加熱し、この加熱エアを管路41を通して一次加硫済タイヤ6の外周に吹き付けて加熱、昇温することで、加硫反応を促進するものである。一次加硫工程で排出される加熱媒体の排熱を利用(リサイクル利用)するので、別途加熱装置を設ける必要がなく、効率の良い熱利用が可能となり、又省エネ化が図れる。また、配管41に切換弁42を設け、この切換弁42によって冷却エアを断熱体17内に流通させることで、二次加硫済タイヤ7を膨張冷却する。
【0040】
図7に示す加熱手段50は、加熱ヒータ51,52(遠赤外線ヒータやセラミックスヒータ等)を一次加硫済タイヤ6の内外周に対向させて、断熱体17内周とロッキングシャフト23外周とに配置し、これらのヒータ51,52で一次加硫済タイヤ6の内外周を加熱、昇温することで、加硫反応を促進するものである。また、断熱体17内には開閉弁54の開弁によって冷却エアが流通されて、二次加硫済タイヤ7を膨張冷却する。
【0041】
図8に示す加熱手段60は、タイヤ加硫プレス2から排出される加熱媒体を利用してエアを加熱し、この加熱エアを管路63を通して一次加硫済タイヤ6の内外周(トレッド部Rの内外周)に吹き付け加熱し、且つ加熱ヒータ61,62(遠赤外線ヒータやセラミックスヒータ等)を一次加硫済タイヤ6の内外周に対向させて、断熱体17内周とロッキングシャフト23外周とに配置し、これらのヒータ61,62で一次加硫済タイヤ6の内外周を加熱することで、加硫反応を促進するものである。また、配管63に切換弁65を設け、この切換弁65によって冷却エアを断熱体17内に流通させることで、二次加硫済タイヤ7を膨張冷却する。尚、64は一次加硫済タイヤ6内周に加熱エア又は冷却エアを流通させる管路に設けられた開閉弁である。
【0042】
図6乃至図8に示す加熱手段を用いて、一次加硫済タイヤ6を加硫温度に近い温度まで加熱することで、オーバ加硫を発生させることなく、未加硫部の加硫反応を促進できる。したがって、二次加硫の加硫時間を短くして、タイヤ加硫全体のサイクルタイムの短縮化が図れ、生産性も向上する。特に、タイヤの厚肉部となるトレッド部Rを加熱することで、加硫に時間のかかる部分の加硫反応を促進できる。
【0043】
また、図6乃至図8に示すように、タイヤ加硫プレス2から排出される加熱媒体でエアを加熱させると、別途、エアを加熱する機器を設ける必要もなく、タイヤ加硫機1全体の熱エネルギを有効に利用して、省エネのタイヤ加硫機1を提供できる。但し、加熱エアは、タイヤ加硫プレス2から排出される加熱媒体によってエアを加熱して発生させるものに限定されない。
また、各加熱手段40,50,60を断熱体17に配置することなく、各加熱手段40,50,60単独で一次加硫済タイヤ6の内外周(トレッド部Rの内外周)を加熱、昇温させても良い。
【0044】
また、二次加硫工程において、一次加硫済タイヤ6に二次加硫を施すとその反応によって有害なガスやゴム塵などの物質が発生する。この物質を直接、断熱体17内から外部に排出することは外部環境に影響を与えることになる。したがって、図9に示すように、二次加硫工程で発生する物質を回収・除去することが好適である。
【0045】
図9に示す断熱体17には、図6又は図8と同様な加熱手段40、60で加熱された加熱エアを導入する開閉弁70の他に、内部からガスやゴム塵などを外部に導く吸引ダクト71が設けられている。この吸引ダクト71にはガスやタール等を回収・除去しうるフィルタ72が連結されている。この構成で、二次加硫工程で発生するガスやゴム塵などは、フィルタ72で十分に回収・除去されて外部に排出できるので、外部環境に悪影響を与えることがなくなる。
【0046】
尚、本発明のタイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機1において、二次加硫工程をポストキュアインフレータ3で行うものについて説明したが、これに限定されるものでなく、タイヤ加硫プレス2の外部に加熱/加硫手段を設けるようにしても良い。
【0047】
この場合、加硫手段は、ポストキュアインフレータ3が備えると同様な構成で、一次加硫済タイヤ6を挟持できる上下リム15,16と、挟持された一次加硫済タイヤ6を断熱的に収納できる断熱体17とを有し、且つ挟持された一次加硫済タイヤ6内にエアを封入し加圧できる機能を備えたものを用意する。これによって、ポストキュアインフレータ3で説明したと同様に、一次加硫と二次加硫を同時並行してでき、加熱手段40,50,60の付加によって二次加硫の加硫時間を短縮して、タイヤ加硫全体のサイクルタイムの短縮化を図って、生産性を向上できる。
【0048】
また、二次加硫工程において、一次加硫済タイヤ6を保温、又は加熱して二次加硫を施すことについて説明したが、タイヤのサイズによってこれに限定されるものでない。即ち、トラックやバス等に用いられる大型サイズの肉厚タイヤにおいては、タイヤ加硫プレス2の一次加硫で形状がほぼ決まるので、二次加硫を行うときに一次加硫済タイヤを挟持し、膨張させなくても形状変形が少ない。したがって、大型サイズのタイヤにおいては、タイヤ加硫プレス2の一次加硫工程の後に、各搬送ローダ35で直接、各放出コンベア37上に受け渡して搬送コンベア上(二次加硫手段)で一次加硫での加熱によって二次加硫を施し、冷却を行うようにできる。
このことから、二次加硫において、一次加硫済タイヤ6を断熱挟持して膨張させるか否かは、タイヤのサイズに起因して、適宜選択されて行われるものである。
【0049】
さらに、二次加硫済タイヤ7をポストキュアインフレータ3で冷却することについて説明したが、これに限定されるものでない。二次加硫済タイヤ7は、その形状が決まっているので、ポストキュアインフレータ3での二次加硫の直後に、各搬送ローダ35で搬出して、各放出コンベア37に受け渡し、搬出コンベア36上で自然冷却、又は冷却エアを強制的に吹き付けて冷却するようにしても良い。また、別途に冷却のための装置を設けて、この冷却装置で二次加硫済タイヤ7を挟持し、膨張させて自然冷却させるか、又強制的に冷却エアを吹き付けて強制冷却するようにしても良い。
【0050】
更に、ポストキュアインフレータ3において、二次加硫工程と冷却工程とを同時に行なう際の変形としては、図10に示す構成を用いても良い。
図10のポストキュアインレータ3は、上下リム15,16を反転軸19周りに4組放射状の4ポジション設けたものである。この4ポジションのうち2ポジションを二次加硫工程を行なう二次加硫機構14A,14Bとし、他の2ポジションを膨張冷却を行なう冷却手段とする。尚、二次加硫機構14A,14Bは図1〜図8に示す断熱体17や加熱手段40などを備えるものである。
この構成で、タイヤ加硫プレス2から連続して一次加硫される一次加硫済タイヤ6をポストキュアインフレータ3に搬送し、反転軸19の回転によって連続した二次加硫工程と、冷却工程を行なうことができる。
【0051】
また、タイヤ加硫プレス2での一次加硫工程の加硫時間を短縮するために、各モールド9内のグリーンタイヤ5内周を加熱ヒータ(遠赤外線ヒータ)などで加熱することで、加硫を促進するようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、グリーンタイヤに対する加硫を、一次加硫と二次加硫とに分けて、これら各工程を独立して同時並行して行うようにしたので、タイヤ加硫のサイクルタイムの短縮化を図れ、もって生産性を向上できる。
【0053】
二次加硫において、一次加硫済タイヤを保温すると、一次加硫で加熱された加硫温度に近い温度で加硫を施させるので、二次加硫工程の加硫時間を短縮でき、もってタイヤ加硫のサイクルタイムを短縮化して、生産性を向上できる。
【0054】
二次加硫において、一次加硫済タイヤを加熱、昇温すると、タイヤの加硫反応を促進できる。したがって、二次加硫の加硫時間を短くでき、タイヤ加硫のサイクルタイヤを短縮化して、生産性を向上できる。
また、一次加硫済タイヤを加熱、昇温するものとして、タイヤ加硫プレスから排出される熱エネルギで加熱されたエアを一次加硫済タイヤに吹き付けるもの、加熱ヒータで一次加硫済タイヤを加熱するもの、これらの組合わせのものがあり、特にタイヤ加硫プレスの排出熱エネルギを利用すると、省エネのタイヤ加硫機を提供できる。
【0055】
二次加硫工程において、一次加硫されたタイヤの加硫反応によって発生する物質を回収/除去するので、その物質によって外部環境に悪影響を与えることがない。また、二次加硫手段で、二次加硫されたタイヤを個別、一体的に冷却すると、タイヤ加硫プレスからの一次加硫されたタイヤを連続して二次加硫、冷却でき、グリーンタイヤの加硫成形を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤ加硫機の全体構成を示す上面図である。
【図2】図1のA−A矢視図で、タイヤ加硫機の全体構成を示す側面図である。
【図3】図1のB−B矢視図で、タイヤ加硫機の全体構成を示す背面図である。
【図4】タイヤ加硫プレスでの一次加硫の状態を示す要部拡大図である。
【図5】ポストキュアインフレータでの二次加硫の状態を示す要部拡大図である。
【図6】ポストキュアインフレータでの加硫手段の変形例を示す要部拡大図である。
【図7】ポストキュアインフレータでの加硫手段の変形例を示す要部拡大図である。
【図8】ポストキュアインフレータでの加硫手段の変形例を示す要部拡大図である。
【図9】ポストキュアインフレータでの加硫手段の変形例を示す要部拡大図である。
【図10】ポストキュアインフレータでの加硫手段の変形例を示す要部拡大図である。
【図11】グリーンタイヤの断面を示す模式図である。
【符号の説明】
1 タイヤ加硫機
2 タイヤ加硫プレス
3 ポストキュアインフレータ(二次加硫手段)
17 断熱体
40,50,60 加熱手段
51,52,61,62 加熱ヒータ

Claims (14)

  1. グリーンタイヤを加硫成形するタイヤ加硫方法において、タイヤ加硫プレスにて、前記グリーンタイヤを加熱して該グリーンタイヤに一次加硫を施す一次加硫工程と、
    ポストキュアインフレータの上リム側に設けた容器本体と下リム側に設けた前記容器本体とは別体の蓋体とからなる断熱体の内部であって、当該上下リムを一体化する動作によって前記容器本体と前記蓋体とが一体となって形成される断熱空間に一次加硫されたタイヤを、前記上下リムを一体化する動作によって収納しつつ前記上下リムにより狭持する工程と、
    前記タイヤ加硫プレスの外部で、前記断熱空間に収納されている前記一次加硫されたタイヤに内圧を作用することで膨張させて二次加硫を施す二次加硫工程と、
    を含んでなるタイヤ加硫方法。
  2. 前記二次加硫工程において、前記一次加硫されたタイヤを一次加硫工程の加硫温度に近い温度で保温するようにした請求項1に記載のタイヤ加硫方法。
  3. 前記二次加硫工程において、前記一次加硫されたタイヤを加熱、昇温するようにした請求項1又は請求項2に記載のタイヤ加硫方法。
  4. 前記二次加硫工程において、前記一次加硫されたタイヤの加硫反応によって発生するガスやタールをフィルタで回収/除去するようにした請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のタイヤ加硫方法。
  5. 前記二次加硫工程の後に、前記二次加硫されたタイヤの冷却を行なうようにした請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のタイヤ加硫方法。
  6. グリーンタイヤを加硫成形するタイヤ加硫機において、
    前記グリーンタイヤを加熱して、該グリーンタイヤに一次加硫を施すタイヤ加硫プレスと、
    前記タイヤ加硫プレスの外部に設けられ、ポストキュアインフレータの上リム側に設けた容器本体と下リム側に設けた前記容器本体とは別体の蓋体とが一体とされることによって内部に一次加硫済タイヤを収納する断熱空間を形成する断熱体から構成され、当該上下リムを一体化することで前記一次加硫済タイヤを前記上下リムにより挟持すると共に当該断熱空間に収納して、前記一次加硫済タイヤに内圧を作用することで膨張させて二次加硫を施す二次加硫手段と、
    を含んでなるタイヤ加硫機。
  7. 前記二次加硫手段は、前記一次加硫されたタイヤを一次加硫工程の加硫温度に近い温度で保温するものである請求項6に記載のタイヤ加硫機。
  8. 前記二次加硫手段は、前記一次加硫されたタイヤを加熱、昇温する加熱手段を有してなる請求項6又は請求項7記載のタイヤ加硫機。
  9. 前記加熱手段は、前記タイヤ加硫プレスから排出される熱エネルギで加熱されたエアを、前記一次加硫されたタイヤに吹き付けて加熱、昇温させるものである請求項8記載のタイヤ加硫機。
  10. 前記加熱手段は、前記一次加硫されたタイヤに対向して設けられた加熱ヒータである請求項8記載のタイヤ加硫機。
  11. 前記加熱手段は、前記タイヤ加硫プレスから排出される熱エネルギで加熱され、前記一次加硫されたタイヤに吹き付けられる加熱エアと、前記一次加硫されたタイヤに対向して設けられた加熱ヒータとでなる請求項8に記載のタイヤ加硫機。
  12. 前記二次加硫手段は、前記一次加硫されたタイヤの加硫反応によって発生するガスやタールを回収/除去するフィルタを備えてなる請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のタイヤ加硫機。
  13. 前記二次加硫されたタイヤを冷却させる冷却手段を、前記二次加硫手段に対して個別、又は一体的に設けてなる請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のタイヤ加硫機。
  14. 前記二次加硫手段は、前記一次加硫されたタイヤの複数を二次加硫できる複数の加硫ポジションを有し、これら加硫ポジションの一部を冷却手段として兼用した請求項13に記載のタイヤ加硫機。
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