JP2670251B2 - 加硫済タイヤの把持冷却装置 - Google Patents

加硫済タイヤの把持冷却装置

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JP2670251B2
JP2670251B2 JP29434095A JP29434095A JP2670251B2 JP 2670251 B2 JP2670251 B2 JP 2670251B2 JP 29434095 A JP29434095 A JP 29434095A JP 29434095 A JP29434095 A JP 29434095A JP 2670251 B2 JP2670251 B2 JP 2670251B2
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vulcanized tire
rim
gripping means
tire
outer rim
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俊文 村上
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    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ加硫機から
取り出した加硫済未加硫タイヤを加硫済タイヤ把持手段
のリムにより把持し、同タイヤの内方に圧力気体を充填
して、この圧力気体により加硫済未加硫タイヤを冷却す
るターンオーバ式の加硫済タイヤの把持冷却装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】加硫済未冷却タイヤを圧力気体により冷
却するには、加硫時間の2倍弱の時間を要するので、タ
イヤ加硫機の後方に並設する加硫済タイヤの把持冷却装
置には、タイヤ加硫機内に装着するタイヤ加硫用金型1
面につき、タイヤ把持手段を2組組み込んでいる。
【0003】同タイヤ把持手段を上下に配置し、これを
昇降させて、上下のタイヤ把持手段に加硫済未冷却タイ
ヤを交互に供給する所謂エレベータ方式の把持冷却装置
をかっては採用していたが、近年は、水平に支持した回
転軸に一対のタイヤ把持手段を上下対称に設け、同各タ
イヤ把持手段を回転軸を中心に回動させ、上または下
(下の方が主流)にきたタイヤ把持手段に加硫済未加硫
タイヤを供給するターンオーバ式と呼ばれている形式の
把持冷却装置を使用するようなっている。
【0004】なお生産量の多い乗用車やトラックバス用
のタイヤ加硫機では、多くの場合、タイヤ加硫機1台に
つき、金型を2面装着した形式のものを採用しているの
で、タイヤ加硫機の後方に並設する把持冷却装置は、タ
イヤ把持手段を2対合計4組を持っているものが多い。
またタイヤ加硫機の金型の交換により、サイズの異なる
タイヤの加硫を可能にしているので、並設する把持冷却
装置では、タイヤを把持するリムの交換やリム間隔の変
更を必要としおり、このため、特願昭63−13721
9号明細書に記載のタイヤ加硫機用タイヤ冷却機のタイ
ヤ取付機構、その他が既に提案されている。
【0005】前記タイヤ加硫機用タイヤ冷却機のタイヤ
取付機構を図10及び図11により説明すると、図10
は縦断側面図、図11は図10の矢視i−i線に沿う横
断底面図である。101が回転台で、同回転台101
は、架台(図示せず)上に水平線Xを中心とした上下方
向への回転を可能に取付けられている。101aが同回
転台101に設けた軸受、102が同軸受101aの内
面に嵌合した主軸、102aが主軸102の上部に固定
した上下一対のスプロケット、102bが主軸102の
上下中間部に設けた上下の鍔、102cが上記鍔102
bよりも下方の主軸102に設けた雄ねじ、102eが
上記雄ねじ102cよりも下方の主軸102に形成した
円柱部、102dが主軸102の下端部に設けた複数の
爪である。
【0006】103が上下の鍔102b間に介装した弾
性体リング、104が主軸102の上部に設けた回転継
手、104a、104bが同回転継手104の2個の通
気口で、通気口104aから供給した圧縮空気を回転継
手104と主軸102内中央部に設けた孔とを経てタイ
ヤT内へ供給して、タイヤTを膨張させる。また通気口
104bから供給した圧縮空気を回転継手104と主軸
102内に設けた孔とを経て弾性体リング103へ供給
して、弾性体リング103を半径方向外方へ膨張させる
ようになっている。
【0007】106が回転台101の両側面にボルト等
により固定した一対のモータ付減速機、106aが同各
モータ付減速機106の出力軸、106bが同各出力軸
106aに固定したスプロケット、107が各スプロケ
ット106bと各スプロケット102aとの間に介装し
たローラチエーンで、各モータ付減速機106の回転を
スプロケット106b→ローラチエーン107→と各ス
プロケット102aを経て主軸102に伝えて、同主軸
102を回転させるようになっている。
【0008】108が下端部に鍔を持つ中空円筒状の外
筒、108aが同外筒108の上部外面に設けた縦方向
の溝で、同外筒108の上部内周面は、回転台101の
軸受101aの外周面と主軸102の各鍔102bの外
周面とに摺動自在に接触し、同外筒108の下部内周面
に設けた雌ねじは、主軸102の雄ねじ102cに螺合
している。
【0009】109が外筒108の下部内周面に設けた
溝に嵌挿したOリングで、同Oリング109が主軸10
2の円柱部102eに接触している。110が外筒10
8の下端部に設けた鍔の下面にボルト等により固定した
内側リム、101bが回転台101の下面に固定したブ
ラケット、111が同ブラケット101bにボルト等に
より固定した流体圧シリンダ、111aが同流体圧シリ
ンダ111のピストンロッドの先端部に設けた爪で、こ
の爪111aが上記外筒108の縦方向の溝108aに
係合するようになっている。
【0010】112がハウジング、112aが同ハウジ
ング112の上部に設けたフランジ、113が同フラン
ジ112aの上面にボルト等により固定した外側リム
で、同上記フランジ112aの中央部には、図11に示
すように主軸102の複数のロック用爪102dの通過
及びロックを可能にする形状の孔112bが形成されて
いる。
【0011】図10は、加硫済タイヤ把持手段により加
硫済タイヤTを把持し、通気口104aから供給した圧
縮空気を回転継手104と主軸102内中央部に設けた
孔とを経てタイヤT内へ供給して、タイヤTを膨張させ
た状態を示している。この状態のときに、通気口104
bから供給した圧縮空気を回転継手104と主軸102
内に設けた孔とを経て弾性体リング103へ供給して、
弾性体リング103を半径方向外方へ膨張させ、外筒1
08の内周面に密接させて、外筒108を主軸102に
固定する。
【0012】次いでモータ付減速機106を起動して、
その回転をスプロケット106b→ローラチエーン10
7→と各スプロケット102aを経て主軸102に伝
え、同主軸102と外筒108とタイヤTとハウジング
112とを回転させて、タイヤTを放冷し、一定時間の
放冷後、モータ付減速機106を停止させ、タイヤT内
の空気及び弾性体リング103背後の空気を通気口10
4a及び104bから外部へ排出して、タイヤT及び弾
性体リング103を収縮させる。
【0013】次いで流体圧シリンダ111を伸長方向に
作動して、ピストンロッドの先端部の爪111aを外筒
108の縦方向の溝108aに係合させと同時にハウジ
ング昇降機構(図示せず)によりハウジング112とタ
イヤTと外筒108とを上昇させる。次いでモータ付減
速機106を起動して、その回転をスプロケット106
b→ローラチエーン107→と各スプロケット102a
を経て主軸102に伝え、同主軸102を適当角度(主
軸102の下端部の各ロック用爪102dを約60°)
回転させて、同各ロック用爪102dをハウジング11
2のフランジ112aの中央部に設けた孔112bに一
致させる。
【0014】次いでハウジング昇降機構(図示せず)に
よりハウジング112を下降させ、ハウジング112及
び外側リム113を主軸102から外して、タイヤTを
取り外す。次いで次の加硫済タイヤTを受入れる。その
際には、上記と逆の要領で行えばよい。
【0015】またタイヤサイズに応じて内リム110と
外リム113との間の寸法Lを変更する必要があるとき
には、流体圧シリンダ111の爪111aを左方へ移動
し、外筒108の回転を拘束して、モータ付減速機10
6を所定方向に所定角度回転させれば、主軸102側の
雄ねじ102cとこれに螺合した外筒108側の雌ねじ
とにより、外筒108が昇降して、内リム110と外リ
ム113との間の寸法Lが変更される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記図10及び図11
に示す従来のタイヤ加硫機用タイヤ冷却機のタイヤ取付
機構では、各ロック用爪102dを有する主軸(ロック
軸)102を水平線Xを中心として上下方向に回転する
回転台101に組み込んでいる。またモータ付減速機
(ロック軸回転用駆動手段)106を回転台101の両
側に取付けているので、タイヤTを把持して水平線Xを
中心に上下方向に回転する上記回動部では、同回動部の
回動に要するスペース(回動円の直径)が大きくなる上
に、回動部の重量が増大して、回動部の慣性モーメント
が大きくなるという問題があった。
【0017】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、回動部の重量及び慣性
モーメントを軽減できる上に、ロック軸回転手段の数を
半減でき、外側リム把持駆動手段を無くすことがで
き、安全性を向上でき、回動部の回動に要するスペ
ース(回動円の直径)を縮小でき、タイヤ冷却中にタ
イヤから飛散する油煙によるリム間隔調整ねじ棒の固着
を解消でき、リム交換を短時間に行うことができる上
に、ボルトやナットを落とす或いは無くすという問題を
解消できる加硫済タイヤの把持冷却装置を提供しようと
する点にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、水平に支持した回転軸2に上下対称に
設けた少なくとも一対の加硫済タイヤ把持手段B
(B1 、B2 )を有し、加硫済タイヤの把持冷却中に同
加硫済タイヤ把持手段Bを同回転軸2を中心に回動させ
る加硫済タイヤの把持冷却装置において、前記加硫済タ
イヤ把持手段Bへのタイヤ搬出入時に外側リムR0 を取
外して遠ざける外側リム遠近移動手段Eのリム把持手段
Dに、前記加硫済タイヤ把持手段Bのロック軸50を回
動させるロック軸回転駆動手段20を設けている(請求
項1)。
【0019】前記請求項1記載の加硫済タイヤの把持冷
却装置において、加硫済タイヤ把持手段Bのロック軸5
0の回転により、同加硫済タイヤ把持手段Bの中筒48
に設けたロック爪48aと同加硫済タイヤ把持手段Bの
ロック軸50側円筒体50bに設けたロック爪50aと
の係脱を行うと同時に外側リムR0 の把持及び解放を行
うように構成してもよい(請求項2)。
【0020】前記請求項1乃至2記載の加硫済タイヤの
把持冷却装置において、加硫済タイヤ把持手段Bの中筒
48内に同中筒48に一体に且つ同芯に設けた中筒49
をロック軸ガイド部材兼ねじ棒保護用カバーにしてもよ
い(請求項3)。前記請求項1乃至3記載の加硫済タイ
ヤの把持冷却装置において、加硫済タイヤ把持手段Bの
ロック爪48a、50aが係合状態にあるときにロック
軸50の回動を阻止するロック軸回止用円環体55を外
側リム取付フランジ51に移動可能に取付け、同外側リ
ム取付フランジ51と同ロック軸回止用円環体55との
間に介装した圧縮ばね56のばね力に抗して同ロック軸
回止用円環体55を同外側リム取付フランジ51に接近
させたときに前記ロック軸50の回動阻止を解除するよ
うに構成してもよい(請求項4)。
【0021】前記請求項1乃至4記載の加硫済タイヤの
把持冷却装置において、加硫済タイヤ把持手段Bのリム
間隔調整ねじ棒46を1組のねじ棒用回転駆動手段42
により回動するように構成してもよい(請求項5)。前
記請求項1乃至5記載の加硫済タイヤの把持冷却装置に
おいて、一端部にT字状頭部57aを有する複数のボル
ト57を、内側リムRi を取付ける内側リム取付フラン
ジ45aと外側リムR0 を取付ける外側リム取付フラン
ジ51とに設けた孔に滑動可能に挿入し、同各ボルト5
7の他端部に螺合したナット60とフランジ45a、5
1との間に圧縮ばね59を介装してもよい(請求項
6)。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明の加硫済タイヤの把持
冷却装置の一実施形態を図1乃至図9により説明する。
図1は平面図、図2は図1の矢視a−a線に沿う縦断側
面図、図3は図1の矢視b−b線に沿う縦断側面図、図
4は図1の矢視c−c線に沿う縦断側面図、図5は図1
の矢視d−d線に沿う縦断側面図、図6は図2の矢視f
−f線に沿う拡大縦断側面図、図7は図6の矢視g−g
線に沿う1態様を示す拡大横断平面図、図8は図6の矢
視g−g線に沿う他の態様を示す拡大横断平面図、図9
は図6の矢視h−h線に沿う拡大横断平面図である。
【0023】なお図1に示すように各構成機器がY−Y
線に対して左右対称に配置されているが、図1のY−Y
線及び図2のZ−Z線の左側は加硫済タイヤTを把持し
て冷却している状態を示し、図1のY−Y線及び図2の
Z−Z線の右側は上方の加硫済タイヤ把持手段の内側リ
ムR0 と外側リムRi とが離間している状態を示してい
る。また図6のZ1 −Z1 線の左側はビード間隔の狭い
加硫済タイヤTを把持している状態を示し、図6のZ1
−Z1 線の右側はビード間隔の広い加硫済タイヤTを把
持している状態を示している。
【0024】図1〜図5の1が床面に固定したフレー
ム、2が同フレーム1にベアリング3を介して回転可能
に取付けた水平の回転軸、B(B1 、B2 )が同回転軸
2のオーバーハング部に軸線X−Xに対して上下対称に
取付けた加硫済タイヤ把持手段(なお詳細は後述する)
で、加硫済タイヤ把持手段B(B1 、B2 )には、加硫
済タイヤTのビード部を把持する外側リムRo と内側リ
ムRi とが取付けられている。
【0025】図4の4が回転軸2にキーより固定したピ
ニオン、1aがフレーム1に固定したブラケット、5が
ブラケット1aに滑動(往復動)可能に組付けたラック
で、同ラック5がピニオン4に噛合している。6がブラ
ケット1aに固定したシリンダで、シリンダ6のピスト
ンロッドがラック5に連結しており、シリンダ6の伸縮
方向への作動により、ラック5が往復動して、その動き
がピニオン4を介して回転軸2に伝えられ、回転軸2が
回転して、加硫済タイヤ把持手段B(B1 、B2 )が上
下方向に180°往復回動するようになっている。
【0026】図4の7が回転軸2にキーを介して固定し
たレバー、7a、7bがレバー7の先端部に取付けたボ
ルトで、同ボルト7a、7bを回転することにより、タ
イヤ把持手段B(B1 、B2 )の回動限を微調整できる
ようになっている。図2のEが上方の加硫済タイヤ把持
手段B1 の外側リムRo を把持して昇降させる外側リム
遠近移動装置で、同外側リム遠近移動装置Eは、フレー
ム1の頂部に固定した案内部材10、10と、同各案内
部材10に滑動(昇降)可能に嵌挿したガイドバー11
と、同各ガイドバー11の下端部に固定したビーム12
と、シリンダ本体をフレーム1の頂部に固定するととも
にピストンロッドをビーム12に連結したリム昇降シリ
ンダ13と、ビーム12の両端部に取付けた外側リム把
持手段D(なお詳細は後述する)と、ビーム12に取付
けた公知のタイヤ検出装置14とにより構成されてい
る。
【0027】そして同外側リム遠近移動装置Eは、リム
昇降シリンダ13を伸縮方向に作動して、外側リム把持
手段Dを昇降させるようになっている。図1、図3のF
が外側リム(上リム)Ro を上昇させ、冷却タイヤを取
り出して、空になった上方のタイヤ把持手段B1 の内側
リム(下リム)Ri 上に加硫済未冷却タイヤTを搬入す
る未冷却タイヤ搬入手段で、同未冷却タイヤ搬入手段F
は、タイヤ加硫機Aの本体フレームに上下一対のブラケ
ット21を介して固定した垂直のガイド軸22と、同ガ
イド軸22に昇降可能に組付けた昇降台23と、シリン
ダ本体を下側のブラケット21に固定するとともにピス
トンロッドを昇降台23に連結した昇降シリンダ24
と、昇降台23にガイド軸22を中心とした水平方向へ
の揺動を可能に組付けたアーム25と、昇降台23とア
ーム25との間に介装してそれぞれにピンを介して取付
けたアーム揺動シリンダ(図示せず)と、アーム25の
先端部に取付けた公知のタイヤ把持手段26とにより構
成されている。
【0028】そして同未冷却タイヤ搬入手段Fは、昇降
シリンダ24を伸縮方向に作動して、昇降台23を昇降
させる一方、図示を省略したアーム揺動シリンダを伸縮
方向に作動し、アーム25をガイド軸22を中心に水平
方向に揺動させて、タイヤ把持手段26をタイヤ加硫機
Aの金型中心P1 (図1参照)と待機位置P2 (図1参
照)とタイヤ把持手段Bの中心P3 (図1参照)とに移
動させるようになっている。
【0029】なお本実施形態では、上記のように構成し
ているが、組み合わされるタイヤ加硫機の形式如何によ
っては、上記未冷却タイヤ搬入手段Fを他の形式の未冷
却タイヤ搬入手段に代えても差し支えない。図1、図5
のGが外側リム(上リム)Ro を上昇させた上方の加硫
済タイヤ把持手段B1 の内側リム(下リム)Ri 上から
冷却済タイヤTを取出すアンローダで、同アンローダG
は、前記フレーム1に上下一対のブラケット31を介し
て固定した垂直のガイド軸32と、同ガイド軸32に昇
降可能に組付けた昇降台33と、シリンダ本体を下側の
ブラケット31に固定するとともにピストンロッドを昇
降台33に連結した昇降シリンダ34と、昇降台33に
ガイド軸32を中心とした水平方向への揺動を可能に組
付けたアーム35と、昇降台33とアーム35との間に
ピンを介して取付けたアーム揺動シリンダ36と、アー
ム35の先端部に取付けた公知のタイヤ把持手段G1
により構成されている。
【0030】そして同アンローダGは、昇降シリンダ3
4を伸縮方向に作動して、昇降台33を昇降させる一
方、アーム揺動シリンダ36を伸縮方向に作動し、アー
ム35をガイド軸32を中心に水平方向に揺動させて、
タイヤ把持手段G1 を加硫済タイヤ把持手段Bの中心P
3 (図1参照)とタイヤ放出位置P4 (図1参照)とに
移動させるようになっている。
【0031】図1、図5のHがタイヤ放出位置P4 で放
出された冷却済タイヤTを搬送して送出コンベアIへ移
送する中継コンベアである。なお本実施形態では、中継
コンベアHを設けているが、送出コンベアIの中心の上
方にアンローダGのタイヤ放出位置P4 を設定すれば、
中継コンベアHを省略できる。
【0032】次に前記加硫済タイヤ把持手段B(B1
2 )を詳細に説明する。図6の41が回転軸2の両端
部にボルト締めした歯車箱で、同タイヤ把持手段B(B
1 、B2 )は、同歯車箱41に回転軸2の軸線X−Xに
対して上下対称に取付けられている。45が内側リム
(下リム)Ri を取付ける内側リム取付フランジ45a
を上端部に形成した外筒で、同外筒45の下端部が歯車
箱41にボルト締めされて、外筒45の軸線Z1 −Z1
と回転軸2の軸線X−Xとが直交している。
【0033】46が外筒45内に同芯に且つ回転可能に
組み込んだリム間隔調整ねじ棒、44が同リム間隔調整
ねじ棒46の端部に固定した傘歯車で、これらの外筒4
5とリム間隔調整ねじ棒46と傘歯車44とは、加硫済
タイヤ把持手段B(B1 、B 2 )の何れにもある。42
が歯車箱41と回転軸2との間に介装したギヤードモー
タ(ねじ棒用回転駆動手段)、42aが同ギヤードモー
タ42の出力軸、43が同出力軸42aに固定して上記
傘歯車44、44に噛合した傘歯車で、ギヤードモータ
42を駆動し、その回転を傘歯車43、44、44を介
して加硫済タイヤ把持手段B(B1、B2 )の各リム間
隔調整ねじ棒46に伝えて、同各リム間隔調整ねじ棒4
6を同時に回転させるようになっている。
【0034】47が外筒45の一端部側(内側リム取付
フランジ45a)内周面に組み込んだガイドブッシュ
(レール部材を有するガイドブッシュ)、48が同ガイ
ドブッシュ47を介して滑動可能な中筒、48aが同中
筒48の上端部内周面に形成した爪、48bが同中筒4
8の下端部内周面に形成したフランジ、48cが同中筒
48の下端部外周面に固定したキー、45bが外筒45
の内周面にZ1 −Z1 線に平行に設けたキー溝で、キー
48cがキー溝45bに係合して、中筒48の回り止め
になっている。
【0035】49が上端部に底板を形成した内筒(ロッ
ク軸ガイド部材兼ねじ棒保護用カバー)、49aが同内
筒49の下端部外周面に形成したフランジ、49bが同
内筒49の下端部内周面に設けたねじで、同フランジ4
9aと上記中筒48のフランジ48bとがシール部材及
びねじにより一体化されている。また内筒49のねじ4
9bが上記リム間隔調整ねじ棒46に螺合しており、リ
ム間隔調整ねじ棒46の回転により、内筒49と中筒4
8とがZ1 −Z1 線に沿って移動するようになってい
る。
【0036】なお外筒45には、通気孔45cがあり、
同通気孔45cにより外筒45の内部と外部とが連通し
ている。50がZ1 −Z1 線を軸芯とするロック軸、5
0bが同ロック軸50の下端部にロック軸50と同芯に
形成した円筒体、50fが同円筒体50bの下端部内周
面に固定したブッシュで、同ブッシュ50fが上記内筒
49の上端部外周面に滑動可能に接触している。
【0037】51が外側リム(上リム)Ro を取付ける
外側リム取付フランジで、同外側リム取付フランジ51
がロック軸50に相対回転可能に嵌合しており、ロック
軸50に形成したリング状溝50cに嵌合する2つ割り
リング52を外側リム取付フランジ51にボルト締めし
て、外側リム取付フランジ51とロック軸50とのZ 1
−Z1 線方向の位置決めを行うようになっている。
【0038】50aがロック軸50の円筒体50bの下
端部外周面に形成したロック爪で、ロック軸50の回転
角度如何により同ロック爪50aを通過するか係合する
ロック爪48aを中筒48の上端部内周面に形成してい
る。そしてロック軸50の外周面に形成した角穴50e
に後記駆動装置の出力端を挿入して、同駆動装置を駆動
することにより、ロック軸50を回転させて、ロック爪
48aとロック爪50aとの通過または係合を行うよう
になっている。
【0039】53が外側リム取付フランジ51の下面に
固定したリング、53aが同リング53から下方に延び
たバーで、同バー53aの下端部が上記ロック爪48a
の間に出入するようになっており、バー53aをロック
爪48aの間に挿入して、外側リム取付フランジ51と
中筒48との回り止めを行うようになっている。49c
がロック軸53に対する衝突力を緩和するためのクッシ
ョン材で、同クッション材49cが内筒49の頂部に固
定されている。
【0040】55が上記ロック爪48aとロック爪50
aとが係合状態にあるときにロック軸50の上端外周面
に設けた突起50eに係合する突起55aを内方に形成
したロック軸回止用円環体で、同ロック軸回止用円環体
55がボルト54を介して外側リム取付フランジ51に
取付けられており、ロック軸50と外側リム取付フラン
ジ51との相対回転を阻止する一方、ロック軸50と外
側リム取付フランジ51とをZ1 −Z1 線方向に滑動可
能に嵌合している。
【0041】56が上記ロック軸回止用円環体55と上
記外側リム取付フランジ51との間に介装した圧縮ばね
で、ロック軸回止用円環体55を同圧縮ばね56のばね
力に抗して外側リム取付フランジ51に近づけて、突起
55aをロック軸50に形成したリング状溝50d内に
挿入したときにだけロック軸50の回転を可能にしてい
る。
【0042】図6のDが外側リム遠近移動装置Eの外側
リム把持手段で、同外側リム把持手段Dの基板15をビ
ーム12の先端部にボルト締めし、上記突起50e、5
5aが係合しているとき、突起50e間を通過可能な突
起17aを形成したリング17を基板15に一体のスペ
ーサ15aにボルト18により固定しており、基板15
が下降して、上記ボルト54に当接したとき、リング1
7がロック軸回止用円環体55を押して、突起17a、
55aがともにリング状溝50dに入るようになってい
る。
【0043】20が基板15にボルト締めしたロック軸
回転駆動手段(例えばロータリーシリンダ)、20aが
同ロック軸回転駆動手段20の出力軸で、同出力軸20
aには、基板15にブッシュ16を介して回転可能に組
み込んだ駆動軸19をキーを介して固定している。また
同駆動軸19の下端部には、上記ロック軸50に形成し
た角穴50eに嵌合する角頭部19aを形成しており、
基板15とボルト54とが当接したとき、角穴50eと
角頭部19aとが嵌合し、ロック軸回転駆動手段20が
駆動して、ロック軸50が回転し、ロック爪50aとロ
ック爪48aとが通過可能な状態になったとき、突起5
0eと突起17aとが係合状態になって、外側リム(上
リム)Ro が外側リム取付フランジ51と2つ割りリン
グ52とロック軸50とを介して外側リム把持手段Dに
より把持されるようになっている。
【0044】図6、図9の57が一端部にT字状頭部5
7aを有する複数のボルトで、同各ボルト57が内側リ
ム(下リム)Ri を取付けるフランジ45aと外側リム
(上リム)R0 を取付ける外側リム取付フランジ51と
に設けた孔に滑動可能に挿入され、同各ボルト57の他
端部に螺合したナット60とフランジ45a、51との
間には、圧縮ばね59が介装されている。
【0045】そして内側リム(下リム)Ri 及び外側リ
ム(上リム)R0 のボルト57対応位置には、ボルト5
7のT字状頭部57aが入り込む凹部が形成され、同凹
部の入口には、蓋58が螺合され、蓋58の中央部に
は、ボルト57のT字状頭部57aの通過可能な矩形孔
58aと、同T字状頭部57aに係合する溝58bとが
形成されおり、圧縮ばね59のばね力に抗してナット6
0を押して、T字状頭部57aを矩形孔58aを通過さ
せた後、ボルト57を90°回転させて、ナット60に
対する押し力を弱め、T字状頭部57aを溝58bに係
合させて、圧縮ばね59の圧縮反力より内側リム(下リ
ム)Ri 及び外側リム(上リム)R0 をフランジ45
a、51に着脱自在に固定するようになっている。
【0046】次に前記図1〜図9に示す加硫済タイヤの
把持冷却装置の作用を具体的に説明する。今、加硫済タ
イヤ把持手段Bが加硫済タイヤTを把持して冷却中であ
る。また未冷却タイヤ搬入手段Fが待機位置P2 にあ
り、外側リム把持手段DがP3 位置の上方にあり、アン
ローダGが待機位置P4 にあるものとする。なおこのと
き、タイヤ把持手段Bの軸線Z1 −Z1 線は、必ずしも
上下方向でなくてもよく、必要に応じて例えば水平であ
ってもよい。
【0047】加硫済タイヤ把持手段B1 のシリンダ6を
作動して、加硫済タイヤ把持手段B 1 を回動させること
により、冷却を終了した方の加硫済タイヤTを上方に移
動させた後、外側リム遠近移動装置Eのシリンダ13を
作動して、外側リム把持手段Dを下降させる。この間、
同冷却済タイヤTの内方に充填していた圧力気体を加硫
済タイヤ把持手段B1 の外筒45に形成した気体通路4
5dを経て外部に排出する。
【0048】外側リム遠近移動装置Eの外側リム把持手
段Dが下降して、基板15がボルト54に当接したら、
ロック軸回転駆動手段20を駆動し、ロック軸50を回
転させて、ロック爪50aとロック爪48aとを通過可
能な状態にすると同時に突起17a、50eとを係合状
態にして、外側リム(上リム)Ro をロック軸50等を
介して外側リム把持手段Dにより把持する。
【0049】同外側リム把持手段Dにより外側リム(上
リム)Ro を把持したら、外側リム遠近移動装置Eのシ
リンダ13を逆方向に作動して、上方待機位置に遠ざけ
る。次いでアンローダGのシリンダ34及び36を作動
して、タイヤ把持手段G1を揺動及び下降させ、次いで
内側リム(下リム)Ri 上の冷却済タイヤTをタイヤ把
持手段G1 により把持する(図5参照)。
【0050】冷却済タイヤTをアンローダGのタイヤ把
持手段G1 により把持したら、タイヤ把持手段G1 を上
昇及び揺動させて、中継コンベアH上のタイヤ放出位置
4に移動させ、タイヤ送出コンベアI上で受入れ準備
が整えば、タイヤ把持手段G 1 による冷却済タイヤTの
把持を解除し、冷却済タイヤTを中継コンベアH上へ放
出して、中継コンベアHを経てタイヤ送出コンベアIへ
移送する。冷却済タイヤTを放出して空になったタイヤ
把持手段G1 は、上昇して、待機する。
【0051】この間、タイヤ加硫機A内でタイヤの加硫
が終了して、タイヤ金型が開かれると、待機位置P2
待機していた未冷却タイヤ搬入手段Fを昇降及び揺動さ
せ、開いたタイヤ金型上の加硫済未冷却タイヤTを把持
して、既に冷却済タイヤTを取り出して空になった内側
リム(下リム)Ri の上に搬入、静置した後、待機位置
2 に戻って、待機する。
【0052】タイヤ搬入手段Fが待機位置P2 に戻った
ら、外側リム遠近移動装置Eの外側リム把持手段Dを下
降させて、同外側リム把持手段Dにより把持している外
側リム(上リム)Ro を、内側リム(下リム)Ri 上の
未冷却タイヤTの上ビード部に当接させ、次いでロック
軸回転駆動手段20を逆方向に駆動して、ロック爪50
aとロック爪48aとを係合可能状態にする。このと
き、突起17a及び55aと50eとが通過可能な状態
になる。
【0053】次いで圧力気体を通気穴45dを経て未冷
却タイヤTの内方に充填する。このとき、シリンダ11
の押下力に抗して未冷却タイヤTのビード間隔が広が
り、それに伴って外側リム(上リム)Ro が持ち上げら
れ、ロック爪50aとロック爪48aとが係合して、ロ
ックされる。ロック爪50aとロック爪48aとが係合
すると、外側リム遠近移動装置Eの外側リム把持手段D
が空の状態で待機位置に上昇して、未冷却タイヤTの冷
却工程に入る。
【0054】ロック爪50aとロック爪48aとをロッ
クしたら、外側リム遠近移動装置Eの外側リム把持手段
Dを上昇させるが、突起17a及び55aと突起50e
とが通過可能な状態にあるので、同外側リム把持手段D
は、空で上昇し、外側リム取付フランジ51からのロッ
ク軸回止用円環体55の離間は、突起55aと突起55
eとが係合したときに、停止して、ロック軸50の回転
阻止状態が確実に維持される。
【0055】外側リム(上リム)Ro 及び内側リム(下
リム)Ri の交換に当たっては、冷却済タイヤTを取り
出した後、次の未冷却タイヤTを搬入することなしに、
外側リム遠近移動装置Eを下降させ、次いで外側リム
(上リム)Ro の取付ボルトを取外し、次いで外側リム
遠近移動装置Eを上昇させる。このようにすると、外側
リム(上リム)Ro が内側リム(下リム)Ri の上に乗
った状態で取り残されるので、外側リム(上リム)Ro
を機外に取り出し、次いで内側リム(下リム)R i の取
付ボルトを取外して、内側リム(下リム)Ri を機外へ
取り出し、次いで使用されるリムを上記と逆の手順で装
着して、リムの交換を終了する。
【0056】またリム間隔変更時には、タイヤ金型交換
後、対応する一対の加硫タイヤ把持手段B(B1
2 )内の旧金型によるタイヤの冷却を終了したらタイ
ヤを取り出して、同各加硫タイヤ把持手段B(B1 、B
2 )の何れも空にし、次いでリム間隔調整用ギヤードモ
ータ42を作動し、同各加硫タイヤ把持手段B(B1
2 )のリム間隔調整ねじ棒46を同時に回転させ、リ
ム間隔の変更を行って、新金型からの加硫済未冷却タイ
ヤTの送出に備える。
【0057】なお変更したリム間隔は、下方の加硫タイ
ヤ把持手段B2 のリム間隔Lを計測することにより確認
できる。
【0058】
【発明の効果】本発明は前記のように水平に支持した回
転軸2に上下対称に設けた少なくとも一対の加硫済タイ
ヤ把持手段B(B1 、B2 )を有し、加硫済タイヤの把
持冷却中に同加硫済タイヤ把持手段Bを同回転軸2を中
心に回動させる加硫済タイヤの把持冷却装置において、
前記加硫済タイヤ把持手段Bへのタイヤ搬出入時に外側
リムR0 を取外して遠ざける外側リム遠近移動手段Eの
リム把持手段Dに、前記加硫済タイヤ把持手段Bのロッ
ク軸50を回動させるロック軸回転駆動手段20を設け
たので、加硫済タイヤ把持手段Bを含む回動部からロッ
ク軸回転駆動手段を無くすことができて、同回動部の重
量及び慣性モーメントを大幅に軽減できる上に、ロック
軸回転手段の数を半減できる。
【0059】また加硫済タイヤ把持手段Bのロック軸5
0の回転により、同加硫済タイヤ把持手段Bの中筒48
に設けたロック爪48aと同加硫済タイヤ把持手段Bの
ロック軸50側円筒体50bに設けたロック爪50aと
の係脱を行うと同時に外側リムR0 の把持及び解放を行
うように構成しており、外側リム把持駆動手段を無くす
ことができる。
【0060】また外側リム遠近移動手段Eのリム把持手
段Dの作用により、係合及び回転の可能なロック軸回止
用円環体55を設けており、タイヤの有無に係わらず同
リム把持手段Dの作用時以外の時期にロック軸50を回
転不能にできて、安全性を向上できる。また少なくとも
一対の加硫済タイヤ把持手段B(B1 、B2 )の各リム
間隔調整ねじ棒46を1組のねじ棒用回転駆動手段42
により同時に回転するので、同ねじ棒用回転駆動手段4
2の数を半減できて、上記加硫済タイヤ把持手段B(B
1 、B2 )を含む回動部の重量及び慣性モーメントを一
層軽減できる上に、同回動部の回動に要するスペース
(回動円の直径)を縮小できる。
【0061】また加硫済タイヤ把持手段Bの内筒49
を、外側リム(上リム)R0 と内側リム(下リム)Ri
との接近時これらリムの同芯度を確保するガイド部材と
リム間隔調整ねじ棒46をタイヤ内充填圧力気体から保
護する保護カバーに兼用したので、特別の部品を追加す
ることなしに、リム間隔調整ねじ棒46をタイヤ内充填
圧力気体から隔離できて、従来から問題になっているタ
イヤ冷却中にタイヤから飛散する油煙によるリム間隔調
整ねじ棒46の固着を解消できる。
【0062】また一端部にT字状頭部57aを有する複
数のボルト57を、内側リムRi を取付ける内側リム取
付フランジ45aと外側リムR0 を取付ける外側リム取
付フランジ51とに設けた孔に滑動可能に挿入し、同各
ボルト57の他端部に螺合したナット60とフランジ4
5a、51との間に圧縮ばね59を介装したので、リム
交換を短時間に行うことができる上に、ボルトやナット
を落とす或いは無くすという問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加硫済タイヤの把持冷却装置の一実施
形態を示す平面図である。
【図2】図1の矢視a−a線に沿う縦断側面図である。
【図3】図1の矢視b−b線に沿う縦断側面図である。
【図4】図1の矢視c−c線に沿う縦断側面図である。
【図5】図1の矢視d−d線に沿う縦断側面図である。
【図6】図2の矢視f−f線に沿う拡大縦断側面図であ
る。
【図7】図6の矢視g−g線に沿う1態様を示す拡大横
断平面図である。
【図8】図6の矢視g−g線に沿う他の態様を示す拡大
横断平面図である。
【図9】図6の矢視h−h線に沿う拡大横断平面図であ
る。
【図10】従来の加硫済タイヤの把持冷却装置のタイヤ
把持部の1例を示す一部縦断正面図である。
【図11】図10の矢視i−i線に沿う横断底面図であ
る。
【符号の説明】 1 フレーム 2 回転軸 20 ロック軸回転駆動手段 42 ねじ棒用回転駆動手段 45a 内側リム取付フランジ 46 リム間隔調整ねじ棒 48 加硫済タイヤ把持手段Bの中筒(ロ
ック軸ガイド部材兼ねじ棒保護用カバー) 48a 中筒48のロック爪 50 加硫済タイヤ把持手段Bのロック軸 50a ロック軸50側円筒体50bのロッ
ク爪 50b ロック軸50側円筒体 51 外側リム取付フランジ 55 ロック軸回止用円環体 56 圧縮ばね 57 ボルト 57a ボルト57のT字状頭部 59 圧縮ばね 60 ナット B(B1 、B2 ) 加硫済タイヤ把持手段 R0 加硫済タイヤ把持手段Bの外側リム Ri 加硫済タイヤ把持手段Bの内側リム E 加硫済タイヤ把持手段Bの外側リム
遠近移動装置 D 外側リム遠近移動装置Eのリム把持
手段 T タイヤ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に支持した回転軸2に上下対称に設
    けた少なくとも一対の加硫済タイヤ把持手段B(B1
    2 )を有し、加硫済タイヤの把持冷却中に同加硫済タ
    イヤ把持手段Bを同回転軸2を中心に回動させる加硫済
    タイヤの把持冷却装置において、前記加硫済タイヤ把持
    手段Bへのタイヤ搬出入時に外側リムR0 を取外して遠
    ざける外側リム遠近移動手段Eのリム把持手段Dに、前
    記加硫済タイヤ把持手段Bのロック軸50を回動させる
    ロック軸回転駆動手段20を設けたことを特徴とする加
    硫済タイヤの把持冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記加硫済タイヤ把持手段Bのロック軸
    50の回転により、同加硫済タイヤ把持手段Bの中筒4
    8に設けたロック爪48aと同加硫済タイヤ把持手段B
    のロック軸50側円筒体50bに設けたロック爪50a
    との係脱を行うと同時に外側リムR0 の把持及び解放を
    行うように構成した請求項1記載の加硫済タイヤの把持
    冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記加硫済タイヤ把持手段Bの中筒48
    内に同中筒48に一体に且つ同芯に設けた中筒49をロ
    ック軸ガイド部材兼ねじ棒保護用カバーにした請求項1
    乃至2記載の加硫済タイヤの把持冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記加硫済タイヤ把持手段Bのロック爪
    48a、50aが係合状態にあるときにロック軸50の
    回動を阻止するロック軸回止用円環体55を外側リム取
    付フランジ51に移動可能に取付け、同外側リム取付フ
    ランジ51と同ロック軸回止用円環体55との間に介装
    した圧縮ばね56のばね力に抗して同ロック軸回止用円
    環体55を同外側リム取付フランジ51に接近させたと
    きに前記ロック軸50の回動阻止を解除するように構成
    した請求項1乃至3記載の加硫済タイヤの把持冷却装
    置。
  5. 【請求項5】 前記加硫済タイヤ把持手段Bのリム間隔
    調整ねじ棒46を1組のねじ棒用回転駆動手段42によ
    り回動するように構成した請求項1乃至4記載の加硫済
    タイヤの把持冷却装置。
  6. 【請求項6】 一端部にT字状頭部57aを有する複数
    のボルト57を、内側リムRi を取付ける内側リム取付
    フランジ45aと外側リムR0 を取付ける外側リム取付
    フランジ51とに設けた孔に滑動可能に挿入し、同各ボ
    ルト57の他端部に螺合したナット60とフランジ45
    a、51との間に圧縮ばね59を介装した請求項1乃至
    5記載の加硫済タイヤの把持冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2133193A1 (en) 2008-06-13 2009-12-16 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Tire holding mechanism and post cure inflator
WO2018116505A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 三菱重工機械システム株式会社 タイヤ保持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018116436A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 タイヤ保持装置

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