JP2713701B2 - 加硫済タイヤの把持冷却装置 - Google Patents

加硫済タイヤの把持冷却装置

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JP2713701B2
JP2713701B2 JP7294339A JP29433995A JP2713701B2 JP 2713701 B2 JP2713701 B2 JP 2713701B2 JP 7294339 A JP7294339 A JP 7294339A JP 29433995 A JP29433995 A JP 29433995A JP 2713701 B2 JP2713701 B2 JP 2713701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ加硫機から
取り出した加硫済未冷却タイヤを加硫済タイヤ把持手段
のリムにより把持し、同タイヤの内方に圧力気体を充填
して、この圧力気体により加硫済未冷却タイヤを冷却す
るターンオーバ式の加硫済タイヤの把持冷却装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】加硫済未冷却タイヤを圧力気体により冷
却するには、加硫時間の2倍弱の時間を要するので、タ
イヤ加硫機の後方に並設する加硫済タイヤの把持冷却装
置には、タイヤ加硫機内に装着するタイヤ加硫用金型1
面につき、タイヤ把持手段を2組組み込んでいる。
【0003】同タイヤ把持手段を上下に配置し、これを
昇降させて、上下のタイヤ把持手段に加硫済未冷却タイ
ヤを交互に供給する所謂エレベータ方式の把持冷却装置
をかっては採用していたが、近年は、水平に支持した回
転軸に一対のタイヤ把持手段を上下対称に設け、同各タ
イヤ把持手段を回転軸を中心に回動させ、上または下
(下の方が主流)にきたタイヤ把持手段に加硫済未加硫
タイヤを供給するターンオーバ式と呼ばれている形式の
把持冷却装置を使用するようなっている。
【0004】なお生産量の多い乗用車やトラックバス用
のタイヤ加硫機では、多くの場合、タイヤ加硫機1台に
つき、金型を2面装着した形式のものを採用しているの
で、タイヤ加硫機の後方に並設する把持冷却装置は、タ
イヤ把持手段を2対合計4組を持っているものが多い。
上記ターンオーバ式の加硫済未冷却タイヤの把持冷却装
置には、特開昭53−142481号公報、特公昭56
−18375号公報(特開昭54−10518号公
報)、特公平3−67006号公報(特開昭59−14
933号公報)に記載のもの、その他多くのものが既に
提案されているが、その何れもが、タイヤ把持手段の下
方に傾斜ローラコンベアを配設し、冷却タイヤの取出し
時には、タイヤ把持手段の外側リムを傾斜ローラコンベ
アよりも下方に下降させて、同外側リムとともに下降し
た冷却タイヤを傾斜ローラコンベアの上に載せ、同傾斜
ローラコンベアの傾斜とタイヤの自重とにより、冷却タ
イヤを送出コンベアへ送り出し、さらに同送出コンベア
により次工程へ送り出するようにしている。
【0005】このため、据付面から前記回転軸までの取
付高さがかなり高くなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記タイヤ加硫機で
は、金型の交換により、ビード径の異なる複数種のタイ
ヤを加硫可能にしているので、加硫済未加硫タイヤの把
持冷却装置もこれに対応するようにタイヤのビード部を
把持するリムを交換可能にしているが、重量軽減のため
にリムをアルミニウム合金により作っているものの、軽
いものでも10kg、トラックバスタイヤ用のものでは
20kgになる。このリムを取り扱うリムの交換場所
は、足場が悪い上に、狭いので、リム交換作業が危険を
伴う作業になるし、リムの交換に多くの時間を要すると
いう欠点があった。
【0007】この問題を解決するために、複数種のビー
ド径に対応可能なリム、例えば特公昭56−18375
号公報に記載のものが既に提案されているが、タイヤに
は、例えばジープ用タイヤや二輪車用タイヤのようにビ
ード径が大きくて、ビード間隔が狭いタイヤもあり、こ
の場合には、リムの交換回数を減少できても、交換する
リムの重量を増大させるという欠点があった。
【0008】また搬入した加硫済未冷却タイヤを冷却し
て、送り出す間にタイヤを上下反転させるので、タイヤ
加硫機内でタイヤ側面に付けていたシリヤルナンバ等の
表示を下流工程でチェックするとき、支障を来すという
欠点があった。本発明は前記の問題点に鑑み提案するも
のであり、その目的とする処は、作業を安全に迅速に
行うことができ、作業を容易に行うことができ、傾
斜コンベアを使用した場合に問題になっていた点を解消
でき、通称スライドバック型加硫機と呼ばれているタ
イヤ加硫機にも適用できるとともに、天井走行式モノレ
ール等によるリムの吊り出し、吊り込みを行うことがで
きる加硫済タイヤの把持冷却装置を提供しようとする点
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、水平に支持した回転軸2に上下対称に
設けた少なくも一対の加硫済タイヤ把持手段B(B1
2 )を有し、加硫済タイヤの把持冷却中に同加硫済タ
イヤ把持手段Bを同回転軸2を中心に回動させる加硫済
タイヤの把持冷却装置において、前記加硫済タイヤ把持
手段Bを前記回転軸2のオーバーハング部に取付け、さ
らに同加硫済タイヤ把持手段Bが上方位置に回動したと
きに同加硫済タイヤ把持手段Bから外側リムR0 を取外
して遠ざける方向に移動させる外側リム遠近移動装置E
と、同加硫済タイヤ把持手段Bが上方位置に回動したと
きに同加硫済タイヤ把持手段Bの内側リムRi 上から冷
却済タイヤTを取り出すアンローダGと、同加硫済タイ
ヤ把持手段Bに未冷却タイヤTを搬入する未冷却タイヤ
搬入手段Fとを具えている(請求項1)。
【0010】前記請求項1記載の加硫済タイヤの把持冷
却装置において、アンローダGは、昇降及び揺動可能な
アーム35を有し、同アーム35の先端部にタイヤ把持
手段G1 を取付けている(請求項2)。前記請求項1記
載の加硫済タイヤの把持冷却装置において、未冷却タイ
ヤ搬入手段Fは、前記加硫済タイヤ把持手段Bの外側リ
ムR0 を把持する外側リム把持手段Dを有し、同外側リ
ム把持手段Dと同未冷却タイヤ搬入手段Fのタイヤ把持
手段26とを同芯に配置している(請求項3)。
【0011】前記請求項2記載の加硫済タイヤの把持冷
却装置において、アンローダGは、加硫済タイヤ把持手
段Bの外側リムR0 を把持する外側リム把持手段Dを有
し、同外側リム把持手段Dと同アンローダGのタイヤ把
持手段G1 とを同芯に配置している(請求項4)。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)次に本発明の加硫済タイヤの把持冷却
装置を図1〜図8に示す第1実施形態により説明する。
図1は平面図、図2は図1の矢視a−a線に沿う縦断側
面図、図3は図1の矢視b−b線に沿う縦断側面図、図
4は図1の矢視c−c線に沿う縦断側面図、図5は図1
の矢視d−d線に沿う縦断側面図、図6は図2の矢視f
−f線に沿う拡大縦断側面図、図7は図6の矢視g−g
線に沿う1態様を示す拡大横断平面図、図8は図6の矢
視g−g線に沿う他の態様を示す拡大横断平面図であ
る。
【0013】なお図1に示すように各構成機器がY−Y
線に対して左右対称に配置されているが、図1のY−Y
線及び図2のZ−Z線の左側は加硫済タイヤTを把持し
て冷却している状態を示し、図1のY−Y線及び図2の
Z−Z線の右側は上方の加硫済タイヤ把持手段の内側リ
ムRi と外側リムR0 とが離間している状態を示してい
る。また図6のZ1 −Z1 線の左側はビード間隔の狭い
加硫済タイヤTを把持している状態を示し、図6のZ1
−Z1 線の右側はビード間隔の広い加硫済タイヤTを把
持している状態を示している。
【0014】図1〜図5の1が床面に固定したフレー
ム、2が同フレーム1にベアリング3を介して回転可能
に取付けた水平の回転軸、B(B1 、B2 )が同回転軸
2のオーバーハング部に軸線X−Xに対して上下対称に
取付けた加硫済タイヤ把持手段(なお詳細は後述する)
で、加硫済タイヤ把持手段B(B1 、B2 )には、加硫
済タイヤTのビード部を把持する外側リムRo と内側リ
ムRi とが取付けられている。
【0015】図4の4が回転軸2にキーより固定したピ
ニオン、1aがフレーム1に固定したブラケット、5が
ブラケット1aに滑動(往復動)可能に組付けたラック
で、同ラック5がピニオン4に噛合している。6がブラ
ケット1aに固定したシリンダで、シリンダ6のピスト
ンロッドがラック5に連結しており、シリンダ6の伸縮
方向への作動により、ラック5が往復動して、その動き
がピニオン4を介して回転軸2に伝えられ、回転軸2が
回転して、加硫済タイヤ把持手段B(B1 、B2 )が上
下方向に180°往復回動するようになっている。
【0016】図4の7が回転軸2にキーを介して固定し
たレバー、7a、7bがレバー7の先端部に取付けたボ
ルトで、同ボルト7a、7bを回転することにより、タ
イヤ把持手段B(B1 、B2 )の回動限を微調整できる
ようになっている。図2のEが上方の加硫済タイヤ把持
手段B1 の外側リムRo を把持して昇降させる外側リム
遠近移動装置で、同外側リム遠近移動装置Eは、フレー
ム1の頂部に固定した案内部材10、10と、同各案内
部材10に滑動(昇降)可能に嵌挿したガイドバー11
と、同各ガイドバー11の下端部に固定したビーム12
と、シリンダ本体をフレーム1の頂部に固定するととも
にピストンロッドをビーム12に連結したリム昇降シリ
ンダ13と、ビーム12の両端部に取付けた外側リム把
持手段D(なお詳細は後述する)と、ビーム12に取付
けた公知のタイヤ検出装置14とにより構成されてい
る。
【0017】そして同外側リム遠近移動装置Eは、リム
昇降シリンダ13を伸縮方向に作動して、外側リム把持
手段Dを昇降させるようになっている。図1、図3のF
が外側リム(上リム)Ro を上昇させ、冷却タイヤを取
り出して、空になった上方のタイヤ把持手段B1 の内側
リム(下リム)Ri 上に加硫済未冷却タイヤTを搬入す
る未冷却タイヤ搬入手段で、同未冷却タイヤ搬入手段F
は、タイヤ加硫機Aの本体フレームに上下のブラケット
21を介して固定した垂直のガイド軸22と、同ガイド
軸22に昇降可能に組付けた昇降台23と、シリンダ本
体を下側のブラケット21に固定するとともにピストン
ロッドを昇降台23に連結した昇降シリンダ24と、昇
降台23にガイド軸22を中心とした水平方向への揺動
を可能に組付けたアーム25と、昇降台23とアーム2
5との間にピンを介して取付けたアーム揺動シリンダ
(図示せず)と、アーム25の先端部に取付けた公知の
タイヤ把持手段26とにより構成されている。
【0018】そして同未冷却タイヤ搬入手段Fは、昇降
シリンダ24を伸縮方向に作動して、昇降台23を昇降
させる一方、図示を省略したアーム揺動シリンダを伸縮
方向に作動し、アーム25をガイド軸22を中心に水平
方向に揺動させて、タイヤ把持手段26をタイヤ加硫機
Aの金型中心P1 (図1参照)と待機位置P2 (図1参
照)とタイヤ把持手段Bの中心P3 (図1参照)とに移
動させるようになっている。
【0019】なお本実施形態では、上記のように構成し
ているが、組み合わされるタイヤ加硫機の形式如何によ
っては、上記未冷却タイヤ搬入手段Fを他の形式の未冷
却タイヤ搬入手段に代えても差し支えない。図1、図5
のGが外側リム(上リム)Ro を上昇させた上方の加硫
済タイヤ把持手段B1 の内側リム(下リム)Ri 上から
冷却済タイヤTを取出すアンローダで、同アンローダG
は、前記フレーム1に上下一対のブラケット31を介し
て固定した垂直のガイド軸32と、同ガイド軸32に昇
降可能に組付けた昇降台33と、シリンダ本体を下側の
ブラケット31に固定するとともにピストンロッドを昇
降台33に連結した昇降シリンダ34と、昇降台33に
ガイド軸32を中心とした水平方向への揺動を可能に組
付けたアーム35と、昇降台33とアーム35との間に
介装してそれぞれにピンを介して取付けたアーム揺動シ
リンダ36と、アーム35の先端部に取付けた公知のタ
イヤ把持手段G1 とにより構成されている。
【0020】そして同アンローダGは、昇降シリンダ3
4を伸縮方向に作動して、昇降台33を昇降させる一
方、アーム揺動シリンダ36を伸縮方向に作動し、アー
ム35をガイド軸32を中心に水平方向に揺動させて、
タイヤ把持手段G1 を加硫済タイヤ把持手段Bの中心P
3 (図1参照)とタイヤ放出位置P4 (図1参照)とに
移動させるようになっている。
【0021】図1、図5のHがタイヤ放出位置P4 で放
出された冷却済タイヤTを搬送して送出コンベアIへ移
送する中継コンベアである。なお本実施形態では、中継
コンベアHを設けているが、送出コンベアIの中心の上
方にアンローダGのタイヤ放出位置P4 を設定すれば、
中継コンベアHを省略できる。
【0022】次に前記加硫済タイヤ把持手段B(B1
2 )を詳細に説明する。図6の41が回転軸2の両端
部にボルト締めした歯車箱で、同タイヤ把持手段B(B
1 、B2 )は、同歯車箱41に回転軸2の軸線X−Xに
対して上下対称に取付けられている。45が内側リム
(下リム)Ri を取付ける内側リム取付フランジ45a
を上端部に形成した外筒で、同外筒45の下端部が歯車
箱41にボルト締めされて、外筒45の軸線Z1 −Z1
と回転軸2の軸線X−Xとが直交している。
【0023】46が外筒45内に同芯に且つ回転可能に
組み込んだリム間隔調整ねじ棒、44が同リム間隔調整
ねじ棒46の端部に固定した傘歯車で、これらの外筒4
5とリム間隔調整ねじ棒46と傘歯車44とは、加硫済
タイヤ把持手段B(B1 、B 2 )の何れにもある。42
が歯車箱41と回転軸2との間に介装したギヤードモー
タ、42aが同ギヤードモータ42の出力軸、43が同
出力軸42aに固定して上記傘歯車44、44に噛合し
た傘歯車で、ギヤードモータ42を駆動し、その回転を
傘歯車43、44、44を介して加硫済タイヤ把持手段
B(B1 、B2 )の各リム間隔調整ねじ棒46に伝え
て、同各リム間隔調整ねじ棒46を同時に回転させるよ
うになっている。
【0024】47が外筒45の一端部側(内側リム取付
フランジ45a)内周面に組み込んだガイドブッシュ
(レール部材を有するガイドブッシュ)、48が同ガイ
ドブッシュ47を介して滑動可能な中筒、48aが同中
筒48の上端部内周面に形成した爪、48bが同中筒4
8の下端部内周面に形成したフランジ、48cが同中筒
48の下端部外周面に固定したキー、45bが外筒45
の内周面にZ1 −Z1 線に平行に設けたキー溝で、キー
48cがキー溝45bに係合して、中筒48の回り止め
になっている。
【0025】49が上端部に底板を形成した内筒(ロッ
ク軸ガイド兼リム間隔調整ねじ棒保護用内筒)、49a
が同内筒49の下端部外周面に形成したフランジ、49
bが同内筒49の下端部内周面に設けたねじで、同フラ
ンジ49aと上記中筒48のフランジ48bとがシール
部材及びねじにより一体化されている。また内筒49の
ねじ49bが上記リム間隔調整ねじ棒46に螺合してお
り、リム間隔調整ねじ棒46の回転により、内筒49と
中筒48とがZ1 −Z1 線に沿って移動するようになっ
ている。
【0026】なお外筒45には、通気孔45cがあり、
同通気孔45cにより外筒45の内部と外部とが連通し
ている。50がZ1 −Z1 線を軸芯とするロック軸、5
0bが同ロック軸50の下端部にロック軸50と同芯に
形成した円筒体、50fが同円筒体50bの下端部内周
面に固定したブッシュで、同ブッシュ50fが上記内筒
49の上端部外周面に滑動可能に接触している。
【0027】51が外側リム(上リム)Ro を取付ける
外側リム取付フランジで、同外側リム取付フランジ51
がロック軸50に相対回転可能に嵌合しており、ロック
軸50に形成したリング状溝50cに嵌合する2つ割り
リング52を外側リム取付フランジ51にボルト締めし
て、外側リム取付フランジ51とロック軸50とのZ 1
−Z1 線方向の位置決めを行うようになっている。
【0028】50aがロック軸50の円筒体50bの下
端部外周面に形成したロック爪で、ロック軸50の回転
角度如何により同ロック爪50aを通過するか係合する
ロック爪48aを中筒48の上端部内周面に形成してい
る。そしてロック軸50の外周面に形成した角穴50e
に後記ロック軸回転駆動手段の出力端を挿入して、同ロ
ック軸回転駆動手段を駆動することにより、ロック軸5
0を回転させて、ロック爪48aとロック爪50aとの
通過または係合を行うようになっている。
【0029】53が外側リム取付フランジ51の下面に
固定したリング、53aが同リング53から下方に延び
たバーで、同バー53aの下端部が上記ロック爪48a
の間に出入するようになっており、バー53aをロック
爪48aの間に挿入して、外側リム取付フランジ51と
中筒48との回り止めを行うようになっている。49c
がロック軸50に対する衝突力を緩和するためのクッシ
ョン材で、同クッション材49cが内筒49の頂部に固
定されている。
【0030】55が上記ロック爪48aとロック爪50
aとが係合状態にあるときにロック軸50の上端外周面
に設けた突起50eに係合する突起55aを内方に形成
したロック軸回止用円環体で、同ロック軸回止用円環体
55がボルト54を介して外側リム取付フランジ51に
取付けられており、ロック軸50と外側リム取付フラン
ジ51との相対回転を阻止する一方、ロック軸50と外
側リム取付フランジ51とをZ1 −Z1 線方向に滑動可
能に嵌合している。
【0031】56が上記ロック軸回止用円環体55と上
記外側リム取付フランジ51との間に介装した圧縮ばね
で、ロック軸回止用円環体55を同圧縮ばね56のばね
力に抗して外側リム取付フランジ51に近づけて、突起
55aをロック軸50に形成したリング状溝50d内に
挿入したときにだけロック軸50の回転を可能にしてい
る。
【0032】図6のDが外側リム遠近移動装置Eの外側
リム把持手段で、同外側リム把持手段Dの基板15をビ
ーム12の先端部にボルト締めし、上記突起50e、5
5aが係合しているとき、突起50e間を通過可能な突
起17aを形成したリング17を基板15に一体のスペ
ーサ15aにボルト18により固定しており、基板15
が下降して、上記ボルト54に当接したとき、リング1
7がロック軸回止用円環体55を押して、突起17a、
55aがともにリング状溝50dに入るようになってい
る。
【0033】20が基板15にボルト締めしたロック軸
回転駆動手段(例えばロータリーシリンダ)、20aが
同ロック軸回転駆動手段20の出力軸で、同出力軸20
aには、基板15にブッシュ16を介して回転可能に組
み込んだ駆動軸19をキーを介して固定している。また
同駆動軸19の下端部には、上記ロック軸50に形成し
た角穴50eに嵌合する角頭部19aを形成しており、
基板15とボルト54とが当接したとき、角穴50eと
角頭部19aとが嵌合し、ロック軸回転駆動手段20が
駆動して、ロック軸50が回転し、ロック爪50aとロ
ック爪48aとが通過可能な状態になったとき、突起5
0eと突起17aとが係合状態になって、外側リム(上
リム)Ro が外側リム取付フランジ51と2つ割りリン
グ52とロック軸50とを介して外側リム把持手段Dに
より把持されるようになっている。
【0034】次に前記図1〜図8に示す加硫済タイヤの
把持冷却装置の作用を具体的に説明する。今、加硫済タ
イヤ把持手段Bが加硫済タイヤTを把持して冷却中であ
る。また未冷却タイヤ搬入手段Fが待機位置P2 にあ
り、外側リム把持手段DがP3 位置の上方にあり、アン
ローダGが待機位置P4 にあるものとする。なおこのと
き、タイヤ把持手段Bの軸線Z1 −Z1 線は、必ずしも
上下方向でなくてもよく、必要に応じて例えば水平であ
ってもよい。
【0035】加硫済タイヤ把持手段B1 のシリンダ6を
作動して、加硫済タイヤ把持手段B 1 を回動させること
により、冷却を終了した方の加硫済タイヤTを上方に移
動させた後、外側リム遠近移動装置Eのシリンダ13を
作動して、外側リム把持手段Dを下降させる。この間、
同冷却済タイヤTの内方に充填していた圧力気体を加硫
済タイヤ把持手段B1 の外筒45に形成した気体通路4
5dを経て外部に排出する。
【0036】外側リム遠近移動装置Eの外側リム把持手
段Dが下降して、基板15がボルト54に当接したら、
ロック軸回転駆動手段20を駆動し、ロック軸50を回
転させて、ロック爪50aとロック爪48aとを通過可
能な状態にすると同時に突起17a、50eとを係合状
態にして、外側リム(上リム)Ro をロック軸50等を
介して外側リム把持手段Dにより把持する。
【0037】同外側リム把持手段Dにより外側リム(上
リム)Ro を把持したら、外側リム遠近移動装置Eのシ
リンダ13を逆方向に作動して、上方待機位置に遠ざけ
る。次いでアンローダGのシリンダ34及び36を作動
して、タイヤ把持手段G1を揺動及び下降させ、次いで
内側リム(下リム)Ri 上の冷却済タイヤTをタイヤ把
持手段G1 により把持する(図5参照)。
【0038】冷却済タイヤTをアンローダGのタイヤ把
持手段G1 により把持したら、タイヤ把持手段G1 を上
昇及び揺動させて、中継コンベアH上のタイヤ放出位置
4に移動させ、タイヤ送出コンベアI上で受入れ準備
が整えば、タイヤ把持手段G 1 による冷却済タイヤTの
把持を解除し、冷却済タイヤTを中継コンベアH上へ放
出して、中継コンベアHを経てタイヤ送出コンベアIへ
移送する。冷却済タイヤTを放出して空になったタイヤ
把持手段G1 は、上昇して、待機する。
【0039】この間、タイヤ加硫機A内でタイヤの加硫
が終了して、タイヤ金型が開かれると、待機位置P2
待機していた未冷却タイヤ搬入手段Fを昇降及び揺動さ
せ、開いたタイヤ金型上の加硫済未冷却タイヤTを把持
して、既に冷却済タイヤTを取り出して空になった内側
リム(下リム)Ri の上に搬入、静置した後、待機位置
2 に戻って、待機する。
【0040】タイヤ搬入手段Fが待機位置P2 に戻った
ら、外側リム遠近移動装置Eの外側リム把持手段Dを下
降させて、同外側リム把持手段Dにより把持している外
側リム(上リム)Ro を、内側リム(下リム)Ri 上の
未冷却タイヤTの上ビード部に当接させ、次いでロック
軸回転駆動手段20を逆方向に駆動して、ロック爪50
aとロック爪48aとを係合可能状態にする。このと
き、突起17a及び55aと50eとが通過可能な状態
になる。
【0041】次いで圧力気体を通気穴45dを経て未冷
却タイヤTの内方に充填する。このとき、シリンダ11
の押下力に抗して未冷却タイヤTのビード間隔が広が
り、それに伴って外側リム(上リム)Ro が持ち上げら
れ、ロック爪50aとロック爪48aとが係合して、ロ
ックされる。ロック爪50aとロック爪48aとが係合
すると、外側リム遠近移動装置Eの外側リム把持手段D
が空の状態で待機位置に上昇して、未冷却タイヤTの冷
却工程に入る。
【0042】リムの交換に当たっては、冷却済タイヤT
を取り出した後、次の未冷却タイヤTを搬入することな
しに外側リム遠近移動装置Eを下降させ、次いで外側リ
ム(上リム)Ro の取付ボルトを取外し、次いで外側リ
ム遠近移動装置Eを上昇させる。このようにすると、外
側リム(上リム)Ro が内側リム(下リム)Ri の上に
乗った状態で取り残されるので、外側リム(上リム)R
o を機外に取り出し、次いで内側リム(下リム)Ri
取付ボルトを取外して、内側リム(下リム)R i を機外
へ取り出し、次いで使用されるリムを上記と逆の手順で
装着して、リムの交換を終了する。
【0043】(第2実施形態)次に本発明の加硫済タイ
ヤの把持冷却装置を図9、図10に示す第2実施形態に
より説明する。図9はアンローダの側面図、図10は図
9の矢視h−h線に沿う縦断側面図である。この第2実
施形態で前記第1実施形態と異なるのは、アンローダの
みであり、同一部分には同一符号を使用して、異なる部
分についてだけ説明する。
【0044】Jが第1実施形態のアンローダGに対応す
るアンローダで、同アンローダJは、フレーム1にピン
102を介して上下方向への揺動を可能に取付けた揺動
台101と、フレーム1と揺動台101との間に配置し
てそれぞれにピンを介して取付けた揺動駆動装置102
(モータによりリム間隔調整ねじ棒を回転させて、ロッ
ドを出入させる通称パワーシリンダと呼ばれている揺動
駆動装置102)と、揺動台101のオーバーハング部
に図10のZ−Z線及び図1のY−Y線に対して左右対
称に配置した一対のタイヤ搬送装置J1 とにより構成さ
れている。
【0045】タイヤ搬送装置J1 は、揺動台101に脚
103aを介して固定して揺動台101が水平のときに
図1のY−Y線に沿って延びるレール103と、同レー
ル103に係合するカムローラ104、105と、同カ
ムローラ104の水平軸と同カムローラ105の垂直軸
とを支持した走行フレーム106と、揺動台101に固
定した走行駆動装置107と、同走行駆動装置107の
出力軸に固定したチエーンホイール108と、上記脚1
03aに取付けたチエーンホイール110と、これらチ
エーンホイール108、110の間に懸装したチエーン
109と、チエーンホイール110に同軸のチエーンホ
イール111と、レール103に取付けたチエーンホイ
ール112と、これらチエーンホイール111、112
の間に懸装して両端部を走行フレーム106に固定した
チエーン113とにより構成されており、走行駆動装置
107を駆動し、その回転をチエーンホイール108→
チエーン109→チエーンホイール110→チエーンホ
イール111→チエーン113を経て走行フレーム10
6に伝えて、同走行フレーム106を走行させるように
なっている。
【0046】同走行フレーム106には、複数のフリー
ローラ114が回転可能に取付けられている。また同走
行フレーム106の両側面に固定して図1のY−Y線に
平行な一対のフオーク115にも複数のフリーローラ1
16が回転可能に取付けられて、フオーク状のローラコ
ンベアを構成している。また走行フレーム106の後端
部には、一端部をピン117を介して揺動可能に取付け
たアーム118があり、同アーム118の他端部には、
ストッパ122が直立状態に固定され、同走行フレーム
106とアーム118との間には、シリンダ119がピ
ン120、121を介して枢支されており、シリンダ1
19を作動して、アーム118を上昇方向に揺動させた
ときには、ストッパ122の頭部がフリーローラ114
の上面レベル上に突出し、シリンダ119を作動して、
アーム118を下降方向に揺動させたときには、ストッ
パ122の頭部がフリーローラ114の上面レベルから
退没するようになっている。
【0047】次に前記図9、図11に示すアンローダの
作用を具体的に説明する。アンローダJは、フリーロー
ラ114、116群の上面レベルが水平で、走行フレー
ム106がフレーム1から離れた後退位置で待機してい
る。前記冷却が終了して、加硫済タイヤ把持手段B1
上方に回動し、冷却済タイヤTに充填していた圧力気体
が排出されて、外側リム(上リム)R0 が外側リム遠近
移動装置Eにより遠ざけられる。
【0048】この間、走行駆動装置107が駆動し、走
行フレーム106が前進して、内側リム(下リム)Ri
上の冷却済タイヤTの下方に、多数のフリーローラ11
6を有するフオーク15が挿入される。外側リム(上リ
ム)R0 が遠ざけられたら(図9の一点鎖線参照)、揺
動駆動装置102を駆動して、タイヤ搬送装置J1 を傾
斜させる。
【0049】タイヤ搬送装置J1 の傾斜により、フオー
ク115が上昇して、内側リム(下リム)Ri 上の冷却
済タイヤTがローラ116により持ち上げられ、冷却済
タイヤTの自重により、フリーローラ114、116群
上を移動し、ストッパ112に当接して、停止する。次
いで走行駆動装置107を逆方向に作動して、走行フレ
ーム106を後退させる。走行フレーム106が後退限
に達すると(図9の二点鎖線参照)、シリンダ119が
作動して、ストッパ122が退没し、ストッパ122が
退没すると、タイヤ搬送装置J1 上の冷却済タイヤTが
再び自重により、移動して、送出コンベアIに払い出さ
れる。
【0050】冷却済タイヤTの払出しが終わると、シリ
ンダ119及び揺動駆動装置102を逆方向に作動し
て、タイヤ搬送装置J1 を待機位置に戻す。 (第3実施形態)次に本発明の加硫済タイヤの把持冷却
装置を図11に示す第3実施形態により説明する。
【0051】この第3実施形態で前記第1実施形態と異
なるのは、外側リム(上リム)R0の外側リム遠近移動
装置とアンローダのみであり、同一部分には同一符号を
使用して、異なる部分についてだけ説明する。Kが上方
にある加硫済タイヤ把持手段B1 の外側リム(上リム)
0 を昇降させるとともに冷却済タイヤTを取り出すア
ンローダで、同アンローダKは、前記フレーム1に上下
のブラケット201を介して固定したガイド軸202
と、同ガイド軸202により昇降可能に支持した昇降台
203と、シリンダ本体を下のブラケット201に固定
するとともにピストンロッドを昇降台203に取付けた
昇降シリンダ204と、昇降台203に水平方向への揺
動を可能に取付けたアーム205と、昇降台203とア
ーム205との間に配置してそれぞれにピンを介して取
付けたアーム揺動シリンダ206(図示せず)と、アー
ム205の先端部に取付けた前記外側リム遠近移動装置
Eの外側リム把持手段Dと、同外側リム把持手段Dの軸
線Z2 −Z2 に対して同芯になるようにアーム205の
先端部に取付けた公知のタイヤ把持装置Lとにより構成
されており、シリンダ204を作動して、外側リム把持
手段Dとともにタイヤ把持手段Lを昇降させ、図示を省
略したアーム揺動シリンダ206を作動し、アーム20
5を揺動させて、外側リム把持手段Dを図1のタイヤ把
持手段Bの中心P3 と冷却済タイヤTのタイヤ放出位置
4 との間に移動させるようになっている。
【0052】なお上記タイヤ把持装置Lは、アーム20
5にボルト締めした基板207に軸線Z2 −Z2 を中心
として半径方向に滑動可能に組付けた複数のシュー20
8と、同シュー208のピッチ円を拡縮する駆動手段
(図示せず)とを有し、シュー208のピッチ円を縮小
したとき、シュー208がタイヤTのトレッド部を外方
から把持するようになっており、通称外掴み方式と呼ば
れている。
【0053】次に前記図11に示すアンローダの作用を
具体的に説明する。アンローダKは、冷却済タイヤTの
タイヤ放出位置P4 の上方でシュー208を拡径して待
機している。冷却を終了した方の加硫済タイヤ把持手段
1 を上方に回動させた後、アーム205を揺動及び下
降させ、次いで前記手順により、冷却済タイヤT内に充
填している圧力気体を外部に排出し、外側リム(上リ
ム)R0 を外側リム把持手段Dにより把持し、シュー2
08を縮径して、冷却済タイヤTを把持する。
【0054】外側リム(上リム)R0 及び冷却済タイヤ
Tを把持したら、アーム205を上昇させ、タイヤ放出
位置P4 まで揺動させ、次いでシュー208を拡径さ
せ、冷却済タイヤTのみを解放して、冷却済タイヤTを
送出コンベアI上に放出し、次いでアーム205を上昇
させる。なお送出コンベアIの配置如何によっては前記
第1実施形態のように送出コンベアIとタイヤ放出位置
4 との間に中継コンベアHを配置して、中継コンベア
H上に冷却済タイヤTを放出するようにしてもよい。
【0055】この間、空になった加硫済タイヤ把持装置
1 の内側リム(下リム)Ri 上には、加硫済冷却タイ
ヤTが載置される。加硫済冷却タイヤTを載置して、未
冷却タイヤ搬入手段Fが待機位置に戻ったら、外側リム
(上リム)R0 を把持して、待機位置で待機しているア
ーム205を再度、揺動及び下降させて、外側リム(上
リム)R0 を未冷却タイヤTの上ビード部に当接させ、
前記手順により、ロック爪48aと爪50aとのロック
及びタイヤ内への圧力気体の充填を行って、外側リム
(上リム)R0 の把持を解除し、タイヤT内への圧力気
体の充填が終了したら、アーム205を上昇及び揺動さ
せて、待機位置に戻る。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明は、水平に支持した回転
軸2に上下対称に設けた少なくも一対の加硫済タイヤ把
持手段B(B1 、B2 )を有し、加硫済タイヤの把持冷
却中に同加硫済タイヤ把持手段Bを同回転軸2を中心に
回動させる加硫済タイヤの把持冷却装置において、前記
加硫済タイヤ把持手段Bを前記回転軸2のオーバーハン
グ部に取付けたので、剛性を持った1本のフレーム(図
2の1参照)が中央部に配置されている点と相挨って構
造を簡素化でき、リム交換等のメインテンス時、作業者
が側方からも(場合によっては前後及び側方の3方向か
らも)容易に近づくことができて、作業を安全且つ迅速
に行うことができる。また請求項1の発明は、加硫済タ
イヤ把持手段Bが上方位置に回動したときに同加硫済タ
イヤ把持手段Bから外側リムR0 を取外して遠ざける方
向に移動させる外側リム遠近移動装置Eと、同加硫済タ
イヤ把持手段Bが上方位置に回動したときに同加硫済タ
イヤ把持手段Bの内側リムRi 上から冷却済タイヤTを
取り出すアンローダGと、同加硫済タイヤ把持手段Bに
未冷却タイヤTを搬入する未冷却タイヤ搬入手段Fとを
具えているので、冷却済タイヤTを排出する傾斜コンベ
アを無くすことができて、加硫済タイヤ把持装置Bの回
転軸取付位置を低くすることができる上に、作業者がリ
ム取付部の前後からリム取付部に近づくことができ、リ
ム交換作業を床面での通常の立ち作業と同じように行う
ことができて、作業を安全に迅速に行うことができる。
【0057】また請求項2の発明は、請求項1の発明に
おいて、アンローダGが昇降及び揺動可能なアーム35
を有し、同アーム35の先端部にタイヤ把持手段G1
取付けているので、冷却済タイヤTを送出コンベア上に
静かに放出でき、傾斜コンベアを使用した場合に問題に
なっていた次の点、即ち、タイヤ走行の惰性によりタイ
ヤが傾斜コンベアや送出コンベアから跳ね落ちたり、跳
ね落ちないまでも送出コンベアの端末に乗って、送出に
支障を来すという点を解消できる。
【0058】また請求項3の発明は、請求項1の発明に
おいて、未冷却タイヤ搬入手段Fが加硫済タイヤ把持手
段Bの外側リムR0 を把持する外側リム把持手段Dを有
し、同外側リム把持手段Dと同未冷却タイヤ搬入手段F
のタイヤ把持手段26とを同芯に配置している。また請
求項4の発明は、請求項2の発明において、アンローダ
Gが加硫済タイヤ把持手段Bの外側リムR0 を把持する
外側リム把持手段Dを有し、同外側リム把持手段Dと同
アンローダGのタイヤ把持手段G1 とを同芯に配置して
おり、その何れでも、アンローダGが外側リム把持手段
Dを持っているので、通称スライドバック型加硫機と呼
ばれているタイヤ加硫機(特開昭53−142481号
公報参照)にも適用できるとともに、例えば天井走行式
モノレール等によるリムの吊り出し、吊り込みを容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加硫済タイヤの把持冷却装置の第1実
施形態を示す平面図である。
【図2】図1の矢視a−a線に沿う縦断側面図である。
【図3】図1の矢視b−b線に沿う縦断側面図である。
【図4】図1の矢視c−c線に沿う縦断側面図である。
【図5】図1の矢視d−d線に沿う縦断側面図である。
【図6】図2の矢視f−f線に沿う拡大縦断側面図であ
る。
【図7】図6の矢視g−g線に沿う1態様を示す横断平
面図である。
【図8】図6の矢視g−g線に沿う他の態様を示す横断
平面図である。
【図9】本発明の加硫済タイヤの把持冷却装置の第2実
施形態(アンローダ)を示す側面図である。
【図10】図9の矢視h−h線に沿う縦断側面図であ
る。
【図11】本発明の加硫済タイヤの把持冷却装置の第3
実施形態(外側リム遠近移動装置及びアンローダ)を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 回転軸 35 アンローダGのアーム R0 加硫済タイヤ把持手段Bの外側リム Ri 加硫済タイヤ把持手段Bの内側リム B(B1 、B2 ) 加硫済タイヤ把持手段 E 加硫済タイヤ把持手段Bの外側リム
遠近移動装置 D 外側リム遠近移動装置Eの外側リム
把持手段 G アンローダ G1 アンローダGのタイヤ把持手段 F 未冷却タイヤ搬入手段 T タイヤ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に支持した回転軸2に上下対称に設
    けた少なくも一対の加硫済タイヤ把持手段B(B1 、B
    2 )を有し、加硫済タイヤの把持冷却中に同加硫済タイ
    ヤ把持手段Bを同回転軸2を中心に回動させる加硫済タ
    イヤの把持冷却装置において、前記加硫済タイヤ把持手
    段Bを前記回転軸2のオーバーハング部に取付け、さら
    に同加硫済タイヤ把持手段Bが上方位置に回動したとき
    に同加硫済タイヤ把持手段Bから外側リムR0 を取外し
    て遠ざける方向に移動させる外側リム遠近移動装置E
    と、同加硫済タイヤ把持手段Bが上方位置に回動したと
    きに同加硫済タイヤ把持手段Bの内側リムRi 上から冷
    却済タイヤTを取り出すアンローダGと、同加硫済タイ
    ヤ把持手段Bに未冷却タイヤTを搬入する未冷却タイヤ
    搬入手段Fとを具えていることを特徴とした加硫済タイ
    ヤの把持冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記アンローダGは、昇降及び揺動可能
    なアーム35を有し、同アーム35の先端部にタイヤ把
    持手段G1 を取付けた請求項1記載の加硫済タイヤの把
    持冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記未冷却タイヤ搬入手段Fは、前記加
    硫済タイヤ把持手段Bの外側リムR0 を把持する外側リ
    ム把持手段Dを有し、同外側リム把持手段Dと同未冷却
    タイヤ搬入手段Fのタイヤ把持手段26とを同芯に配置
    した請求項1記載の加硫済タイヤの把持冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記アンローダGは、前記加硫済タイヤ
    把持手段Bの外側リムR0 を把持する外側リム把持手段
    Dを有し、同外側リム把持手段Dと同アンローダGのタ
    イヤ把持手段G1 とを同芯に配置した請求項2記載の加
    硫済タイヤの把持冷却装置。
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