JPH0828132A - トラックの開放収納形扉装置 - Google Patents

トラックの開放収納形扉装置

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JPH0828132A
JPH0828132A JP16252794A JP16252794A JPH0828132A JP H0828132 A JPH0828132 A JP H0828132A JP 16252794 A JP16252794 A JP 16252794A JP 16252794 A JP16252794 A JP 16252794A JP H0828132 A JPH0828132 A JP H0828132A
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hinge
door
storage type
guide rail
open storage
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JP16252794A
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Kiyoji Kazume
喜与治 蚊爪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体の外観を改善し、長期に亘り安定動作を
実現する。 【構成】 荷箱Bの後部側面下部に配設する案内レール
11と、扉Dを支持する下ヒンジ20、上ヒンジ30と
を設け、下ヒンジ20の固定部21は、案内レール11
を介して前後動自在に支承し、上ヒンジ30のガイドロ
ーラ35は、扉Dの案内レールD1 に係合させる。上ヒ
ンジ30は、荷箱Bの後部内面に装着し、案内レールD
1 は、扉Dの上部内面に付設されているから、上ヒンジ
30、ガイドローラ35、案内レールD1は、外部に露
出することが全くない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、箱形トラック(バン
形トラックの他、上方に開く煽り屋根付きのトラックを
含み、以下、単にトラックという)の荷箱の後部を観音
開き形に開閉するトラックの開放収納形扉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】出願人は、先きに、トラックの開放収納
形扉装置を提案した(実公昭63−7675号公報)。
【0003】このものは、荷箱の後部側面に前後方向に
配設する案内レールと、扉を開閉自在に、しかも前後動
自在に支持する下ヒンジ、上ヒンジとを設けてなり、下
ヒンジの固定部は、案内レールを介して前後動自在に支
承し、可動部は、扉の前端下部に取り付けられている。
また、上ヒンジは、扉の上部外面に付設する案内レール
に係合するガイドローラを備えている。そこで、下ヒン
ジ、上ヒンジは、後退限にある扉を開閉自在に支持する
ことができ、開放状態にある扉を前後動自在に支持する
ことができる。すなわち、扉は、後退限にまで引き出し
て荷箱の後面を閉じることができ、90度に開いた上、
荷箱と平行に前方に押し込むようにして収納することが
できるから、荷扱い上極めて便利であるという利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、上ヒンジは、扉の上部外面に付設する案内レー
ルに係合するガイドローラを有し、ガイドローラを介し
て扉を前後動自在に支持するために、荷箱の外面に配設
されていたから、扉上の案内レールと上ヒンジとは、い
ずれも外部に露出しており、全体の外観を損うととも
に、開閉収納操作が円滑にできない事態が生じ易く、保
守が面倒であるという問題があった。上ヒンジのヒンジ
ピンやガイドローラに付与されている潤滑用の油剤が劣
化し、これらの作動が早期に不調になってしまうことが
あったからである。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、上ヒンジを荷箱の後部内面に装着し、
扉上の案内レールを扉の内面に配設することによって、
全体の外観を大きく改善し、保守が簡単であり、長期に
亘り安定に作動させることができるトラックの開放収納
形扉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、荷箱の後部側面下部に前後方向
に配設する案内レールと、案内レールを介して固定部を
前後動自在に支承し、可動部を扉の前端下部に取り付け
る下ヒンジと、荷箱の後部内面に装着する上ヒンジとを
備えてなり、上ヒンジは、扉の上部内面に前後方向に付
設する案内レールに係合するガイドローラを有し、下ヒ
ンジ、上ヒンジは、後退限にある扉を開閉自在に支持
し、開放状態の扉を前後動自在に支持することをその要
旨とする。
【0007】なお、上ヒンジは、荷箱の内部に装着する
第1のヒンジピンと、第1のヒンジピンと平行な第2の
ヒンジピンとを有するダブルヒンジとすることができ、
さらに、第1、第2のヒンジピンは、それぞれ、扉を開
放方向に付勢するばねを備えることができる。
【0008】また、下ヒンジは、固定部、可動部の相対
角度を調節する調節板を備えてもよく、固定部は、キャ
ッチ部材を介し、後退限において自動ロック可能として
もよい。
【0009】
【作用】かかる発明の構成によるときは、下ヒンジの固
定部は、案内レールにより前後動自在に支承されてお
り、上ヒンジは、ガイドローラが扉の案内レールに係合
しているから、下ヒンジ、上ヒンジは、開放状態の扉を
前後動自在に支持することができる。なお、下ヒンジ、
上ヒンジは、扉が後退限にあるとき、それぞれの回転中
心が平面的に近接して位置することにより、後退限にあ
る扉を開閉自在に支持することができる。すなわち、扉
は、後退限にまで引き出して荷箱の後面を閉じることが
でき、90度に開いた上、荷箱と平行に前方に押し込む
ようにして収納することができる。
【0010】上ヒンジがダブルヒンジであるときは、上
ヒンジは、荷箱の内面に第1のヒンジピンが装着されて
いても、第2のヒンジピンを介し、荷箱の後部の柱材を
回り込むようにしてガイドローラを荷箱の側面に位置さ
せることができ、開放状態の扉を荷箱の側面に平行に前
後動させることができる。
【0011】第1、第2のヒンジピンにばねを設けれ
ば、各ばねは、全体として上ヒンジを扉の開放方向に付
勢するから、扉を前方に収納し、または、扉を後方に引
き出すとき、ガイドローラの位置が不安定になることを
防止し、扉の前後動を安定にすることができる。
【0012】下ヒンジに調節板を設けるときは、調節板
は、固定部、可動部の相対角度を調節し、開放状態の扉
が前後に傾くとき、これを修正することができる。
【0013】後退限において固定部を自動ロック可能と
すれば、固定部は、後退限において不用意に移動するお
それがなく、扉の開閉動作を一層安定にすることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0015】トラックの開放収納形扉装置は、トラック
の荷箱Bの後部側面下部に配設する案内レール11と、
ヒンジピン23を介して固定部21、可動部22を相対
回転自在に連結する下ヒンジ20と、荷箱Bの後部内面
に装着する上ヒンジ30とを備えてなり(図1)、荷箱
Bの後面を開閉する各扉Dに対応して配設されている。
なお、扉D、Dは、それぞれ、下ヒンジ20、上ヒンジ
30を介して荷箱Bの後部に装着されている。
【0016】案内レール11は、側面開放の断面略チャ
ンネル状の部材であり(図1、図2)、荷箱Bの後部側
面下部において、荷箱Bの前後方向に固定されている。
案内レール11の両端は、端板11a、11aを介して
閉じられており、開放側の側面には、下向きの折返し部
11bが形成されている。
【0017】下ヒンジ20の固定部21は、ベース板2
1a、調節板21b、補強板21cからなる板体の裏面
側にガイドローラ21d、21d…を軸着し、ブラケッ
ト板21eを介してベース板21aの裏面側に係合部材
21fを突設してなる(図2、図3)。
【0018】調節板21bの表面には、ヒンジピン23
を挿通するヒンジピン受け23a、23a…が上下に配
列されている。なお、調節板21bは、ボルト孔21b
1 、長孔21b2 を介してベース板21aの表面にねじ
止めされている(図2、図4)。すなわち、調節板21
bは、長孔21b2 の長さの範囲内において、ベース板
21aに対して相対角度を調節することができる。
【0019】補強板21cは、ベース板21aの裏面上
部に固定されており(図2、図3)、ガイドローラ21
d、21d…を軸着する構造材となっている。ガイドロ
ーラ21d、21d…は、垂直方向に回転するものが2
対計4個、水平方向に回転するものが2対計4個の組合
せからなり、全体として、案内レール11の内面に接し
つつ転動可能となっている。すなわち、固定部21は、
ガイドローラ21d、21d…を介し、案内レール11
により前後動自在に支承されている。
【0020】ブラケット板21eは、ベース板21aの
裏面下部に取り付けられている。ブラケット板21eの
上面には、スペーサブロック21g1 、21g1 を介し
てガイドローラ21g、21gが上向きに軸着されてお
り、ガイドローラ21g、21gは、案内レール11の
背面下部に接して転動するようになっている。なお、各
ガイドローラ21gは、ブラケット板21eの長孔21
e1 に対して取り付けられており、ロックナット付きの
押しねじ21g2 を介し、案内レール11に対する相対
位置が位置決めされている。
【0021】係合部材21fは、丸棒材を略三角形に屈
曲形成してなり、ブラケット板21eの後面に上下方向
に溶接されている。なお、係合部材21fの水平部は、
キャッチ部材24の揺動片24aに対応している(図
2、図5)。
【0022】キャッチ部材24は、ケース24bに対
し、支持軸24a1 を介して揺動片24aを揺動自在に
組み込んでなり、ケース24bには、圧縮ばね24cを
装着する揺動軸24dが併せ組み込まれている。圧縮ば
ね24cは、揺動軸24dが左右に揺動するとき、揺動
片24aに対し、支持軸24a1 のまわりに逆方向の回
転トルクを与えるように揺動片24aを付勢している。
すなわち、揺動片24aは、圧縮ばね24cにより、図
5の実線の待機姿勢と二点鎖線の係合姿勢との間に弾発
的に切り換えられ、それぞれの姿勢に静止させることが
できる。なお、揺動片24aには、係合部材21fの水
平部が進入する切欠き24a2 が形成されており、キャ
ッチ部材24は、ケース24bのベース24b1 を介
し、図示しないトラックのシャーシに固定されている。
【0023】キャッチ部材24は、案内レール11の後
端部に対応して配設されている。すなわち、固定部21
が案内レール11に沿って後退限の近くにまで移動する
と(図2、図5の矢印K1 方向)、係合部材21fの水
平部は、待機姿勢にある揺動片24aの切欠き24a2
に進入する(図5の実線)。そこで、さらに固定部21
が後退すると、揺動片24aは、係合姿勢に姿勢を転じ
(図5の二点鎖線)、固定部21を後退限において自動
ロックすることができる。揺動片24aは、圧縮ばね2
4cにより、係合姿勢に弾発的に切り換えられ、その姿
勢に静止することができるからである。
【0024】なお、このようにして自動ロックされた固
定部21は、その前進方向(図2、図5の矢印K1 方向
と逆方向)に力を加えることにより、揺動片24aが待
機姿勢に復帰し(図5の実線)、固定部21の自動ロッ
クを解除することができる。揺動片24aは、圧縮ばね
24cによって与えられる回転トルク以上の力により元
の待機姿勢に切り換えられ、このとき、係合部材21f
の水平部は、切欠き24a2 から円滑に脱出することが
できるからである。
【0025】可動部22は、扉Dの前端下部に取り付け
られている(図1、図2)。可動部22は、扉Dの下方
にまで垂下するL字形の本体部22aに対し、旗状の取
付部22bを水平に突設してなる。なお、本体部22a
の下部内面には、固定部21のヒンジピン受け23a、
23a…と組み合わせるヒンジピン受け23b、23b
が上下に配列されている(図2、図3)。そこで、ヒン
ジピン受け23a、23a…、23b、23bには、ヒ
ンジピン23が共通に挿通され、可動部22は、ヒンジ
ピン23を介し、固定部21に対して相対回転自在に連
結されている。なお、ヒンジピン23の上端には、止め
ナット23c、割りピン23dが装着されている。
【0026】上ヒンジ30は、第1のヒンジピン31、
第1の揺動アーム32、第2のヒンジピン33、第2の
揺動アーム34、ガイドローラ35を組み合わせてなる
(図1、図6)。
【0027】第1のヒンジピン31は、荷箱Bの内部に
おいて、ブラケット板31a上のヒンジピン受け31
b、31bに回転自在に挿通されており、ブラケット板
31aは、荷箱Bの後端の柱材B1 に対し、荷箱Bの内
側に向けて突設されている。また、第1の揺動アーム3
2は、ノックピン31cを介し、第1のヒンジピン31
と一体に組み立てられており、第1のヒンジピン31の
下端には、第1のヒンジピン31、第1の揺動アーム3
2を扉Dの開放方向(図6の矢印K2 方向)に付勢する
ばね31dが装着されている。
【0028】第2のヒンジピン33は、第1のヒンジピ
ン31と平行に、第1の揺動アーム32の先端に回転自
在に装着されている。また、第2の揺動アーム34は、
ノックピン33aを介し、第2のヒンジピン33と一体
に組み立てられている。第2のヒンジピン33の下端に
は、第2のヒンジピン33、第2の揺動アーム34を扉
Dの開放方向(図6の矢印K3 方向)に付勢するばね3
3bが装着されている。
【0029】第2のヒンジピン34の先端は、荷箱Bの
側面外側に向けてL字状に屈曲されており、ガイドロー
ラ35は、取付軸35a、ブラケット35b、35cを
介して第2の揺動アーム34の先端下方に上向きに軸着
されている。第1、第2の揺動アーム32、34は、第
1、第2のヒンジピン31、33を介し、ばね31d、
33bにより柱材B1 を回り込むようにして回転するこ
とができる(図6の二点鎖線)。一方、扉Dの上部内面
には、ブラケットD1aを介し、下向きの案内レールD1
が前後方向に付設されており(図1)、上ヒンジ30の
ガイドローラ35は、案内レールD1 に対し、下方から
係合している。
【0030】荷箱Bの各側面の後端部には、断面略溝形
のフック部材B2 が上下に付設されている(図1、図
7)。フック部材B2 は、荷箱Bの後端の柱材B1 の外
側面に沿って配設されている。一方、扉Dの前端縁に
は、フック部材B2 に係合するフックD2 、D2 …が水
平に突設されており、フックD2 、D2 …は、フック部
材B2 と係合することにより、扉Dのヒンジ側の位置を
規制する着脱ヒンジを形成することができる(図7の実
線)。なお、フックD2 、D2 …は、フック部材B2 と
同様に、扉Dの前端縁に沿って上下に長く連続するよう
に形成してもよい。
【0031】各扉Dの外面には、ハンドルD3a付きのロ
ック軸D3 が回転自在に装着されている。ロック軸D3
の上下両端には、旗状の係合部D3b、D3bが付設されて
おり、荷箱Bの後面には、係合部D3b、D3bに対応する
係合突部B3 、B3 …が共通のベースB3a、B3a上に形
成されている。
【0032】かかる開放収納形扉装置は、下ヒンジ20
の固定部21を後退限に置くことにより、下ヒンジ2
0、上ヒンジ30を介して扉Dを荷箱Bの後面に密着さ
せるようにして閉じることができる(図8の実線、図
9)。このとき、扉Dは、下ヒンジ20、上ヒンジ30
の各回転中心が平面的に極く近接して配置されており、
下ヒンジ20、上ヒンジ30を介して回転自在に支持さ
れているからである。
【0033】なお、このときの固定部21は、係合部材
21fがキャッチ部材24の係合姿勢にある揺動片24
aに係合することにより、後退限に自動ロックされてい
る。また、扉Dのヒンジ側は、前述のとおり、荷箱B側
のフック部材B2 に対して扉D側のフックD2 、D2 …
が係合することにより、強固に位置決めされている。一
方、扉Dの反ヒンジ側は、ロック軸D3 の両端の係合部
D3b、D3bを荷箱B側の対応する係合突部B3 、B3 の
間に挿入し、ハンドルD3aを介してロック軸D3 を90
度回転させることにより、開放不能にロックすることが
でき、ロック軸D3 を90度逆に回転させることによ
り、ロックを解放することができる。
【0034】扉Dは、ロック軸D3 を介してロックを解
放した上、荷箱Bの後面に対し、90度に開くことがで
きる(図8の一点鎖線、図10の実線)。ただし、この
とき、上ヒンジ30は、それ自体が第1、第2のヒンジ
ピン31、33を有するダブルヒンジである上、ガイド
ローラ35、案内レールD1 を介して扉Dの上部を支持
しているため、扉Dの実質的な回転中心は、キャッチ部
材24を介して自動ロックされている固定部21のヒン
ジピン23の位置となり、扉Dには、過大な捩り力が負
荷されるようなことがない。
【0035】90度に開いた扉Dは、前方に押し操作す
ることにより(図8、図10の矢印K4 方向)、キャッ
チ部材24による固定部21の自動ロックを解除するこ
とができる(図10の二点鎖線)。キャッチ部材24の
揺動片24aは、待機姿勢に復帰し、係合部材21fを
解放することができるからである。なお、このとき、上
ヒンジ30の第2の揺動アーム34は、柱材B1 に当接
して柱材B1 を回り込むように回転し(同)、扉Dを荷
箱Bの側面と平行に位置決めすることができる。
【0036】そこで、その後、さらに扉Dを前方に押し
操作すれば、扉Dは、荷箱Bの側面と平行に前方に押し
込むようにして収納することができる(図8の二点鎖
線)。下ヒンジ20の固定部21は、案内レール11に
沿って前進することができる一方、上ヒンジ30は、ガ
イドローラ35が案内レールD1 に係合することによ
り、扉Dを前後動自在に支持しているからである。すな
わち、このときの下ヒンジ20、上ヒンジ30は、開放
状態の扉Dを前後動自在に支持しているからである。
【0037】なお、以上のような扉Dに対する開放収納
操作は、全体を連続的に一挙に遂行することができる。
【0038】一方、このようにして前方に収納された扉
Dは、その後退限にまで引き出し(図8の一点鎖線、図
10の実線)、キャッチ部材24によって固定部21を
自動ロックさせた上、荷箱Bの後面に対して閉じること
ができる(図8の実線、図9)。なお、このときの扉D
の引出し閉鎖操作も、連続的に一挙にすることができ
る。
【0039】以上の説明において、キャッチ部材24
は、下ヒンジ20の固定部21を後退限において自動ロ
ックし、後退限における扉Dの開閉操作を安定化するよ
うに作動する。そこで、キャッチ部材24は、固定部2
1を自動ロックし、90度に開いた扉Dを前方に押し操
作するとき、この自動ロックを解除することができる限
り、図示以外の任意の機構を使用してよいものとする。
【0040】また、固定部21の調節板21bは、ベー
ス板21aに対する相対角度を調節し、最終的に、固定
部21、可動部22の相対角度を調節することにより、
扉Dの前後方向の傾きを修正することができる。そこ
で、調節板21bは、扉Dを含む全体組立の完了後、所
定の相対角度に固定した上、ベース板21aに溶接する
ことが好ましい。
【0041】なお、上ヒンジ30は、荷箱Bの後部側面
最上部の外面に取り付け、扉D側の案内レールD1 は、
扉Dの外面上部に取り付けることにより、全体構成を実
公昭63−7675号公報に倣って構成してもよい。た
だし、このときの上ヒンジ30は、必ずしもダブルヒン
ジとする必要はなく、後退限にある扉Dを荷箱Bの後面
に対して開閉自在に支持し、開放状態の扉Dを荷箱Bと
平行に前後動自在に支持することができればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、案内レールと、下ヒンジ、上ヒンジとを設け、荷箱
の後部内面に装着する上ヒンジのガイドローラを扉の上
部内面に付設する案内レールに係合させることによっ
て、上ヒンジや扉上の案内レールは、外部に露出するこ
とが全くなく、全体の外観を大きく改善することができ
る上、上ヒンジのヒンジピンやガイドローラの潤滑油が
早期に劣化するようなこともないから、保守が簡単とな
り、長期に亘り、円滑な安定動作を容易に実現すること
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体分解斜視説明図
【図2】 要部分解斜視説明図
【図3】 図2のX−X線矢視相当断面図
【図4】 図2のY−Y線矢視相当断面図
【図5】 図2のZ−Z線矢視相当断面図
【図6】 要部斜視説明図
【図7】 動作説明図(1)
【図8】 動作説明図(2)
【図9】 動作説明図(3)
【図10】 動作説明図(4)
【符号の説明】
B…荷箱 D…扉 D1 …案内レール 11…案内レール 20…下ヒンジ 21…固定部 21b…調節板 22…可動部 24…キャッチ部材 30…上ヒンジ 31…第1のヒンジピン 33…第2のヒンジピン 31d、33b…ばね 35…ガイドローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷箱の後部側面下部に前後方向に配設す
    る案内レールと、該案内レールを介して固定部を前後動
    自在に支承し、可動部を扉の前端下部に取り付ける下ヒ
    ンジと、荷箱の後部内面に装着する上ヒンジとを備えて
    なり、該上ヒンジは、扉の上部内面に前後方向に付設す
    る案内レールに係合するガイドローラを有し、前記下ヒ
    ンジ、上ヒンジは、後退限にある扉を開閉自在に支持
    し、開放状態の扉を前後動自在に支持することを特徴と
    するトラックの開放収納形扉装置。
  2. 【請求項2】 前記上ヒンジは、荷箱の内部に装着する
    第1のヒンジピンと、該第1のヒンジピンと平行な第2
    のヒンジピンとを有するダブルヒンジであることを特徴
    とする請求項1記載のトラックの開放収納形扉装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2のヒンジピンは、それぞ
    れ、扉を開放方向に付勢するばねを備えることを特徴と
    する請求項2記載のトラックの開放収納形扉装置。
  4. 【請求項4】 前記下ヒンジは、前記固定部、可動部の
    相対角度を調節する調節板を備えることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれか記載のトラックの開放
    収納形扉装置。
  5. 【請求項5】 前記固定部は、キャッチ部材を介し、後
    退限において自動ロック可能であることを特徴とする請
    求項1ないし請求項4のいずれか記載のトラックの開放
    収納形扉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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