JP3697952B2 - 産業車両のエンジンフード開閉装置 - Google Patents

産業車両のエンジンフード開閉装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトに代表されるような産業車両のエンジンフード開閉装置に関し、特にエンジンフード開時にそのエンジンフード上に設けられたシートが後方のカウンタウエイト等と干渉するのを無理なく回避して、エンジンフードの開度拡大によるエンジンルームの点検・整備性の向上を図ったエンジンフード開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
フォークリフト(フォークリフトトラック)にあっては、周知のように、エンジンフードはその後部上端をヒンジ点として車体に回動可能に支持されているとともに、そのエンジンフード上にシートが設置されていて、エンジンの点検・整備等に際してはエンジンフードをシートごと後方に所定量だけ回動させることができるようになっている。
【0003】
ところが、エンジンフードの後方への回動に伴ってシートがその後方のカウンタウエイト上面と干渉することになるため、エンジンフードの開度におのずと制約があるばかりでなく、カウンタウエイトの上面高さ位置も制約される結果となって好ましくない。そして、上記のエンジンフードの開度の制約はエンジンルーム内の点検・整備性を著しく低下させることになる一方、カウンタウエイトの上面高さ位置の制限は、同じウエイト重量を確保するのにその分だけカウンタウエイトを後方に伸ばさざるを得なくなり、車両の旋回半径の拡大化をもたらす結果となる。
【0004】
他方、LPGボンベをカウンタウエイト上面に搭載したタイプのフォークリフトにあっては、上記エンジンフード開時におけるシートとボンベとの干渉を防止するために、例えば図15に示されているように、予めキャリア101に搭載してあるボンベ102を鉛直な軸心103まわりにキャリア101ごと回転運動させてカウンタウエイト104上からそのボンベ102を一時的に退避させるようにしたもの(実開平3−38237号公報)や、あるいは図16に示されているように、エンジンフード105の回動に先立って先ずシート106全体をエンジンフード105に対して前方に回動させて前傾姿勢とした上で、その状態のままエンジンフード105を後方に回動させるようにしたもの(特開平6−286512号公報)等が知られている。
【0005】
しかしながら、LPGボンベ102を水平面内で回転させる前者の方式では、エンジンフード105の開操作に先立ちその都度作業者が車両の後方にまわってLPGボンベ102を回避させなければならず、きわめて作業性が悪いものとなっている。
【0006】
また、予めシート106を前傾させるようにした後者の方式では、シート106の前傾操作とエンジンフード105の回動操作という二操作が必要となることもさることながら、前傾姿勢としたシート106が付帯しているエンジンフード105をそのまま後方に回動操作するために上記と同様に作業性がきわめて悪いものとなっている。
【0007】
本発明は以上のような課題に着目してなされたもので、エンジンフード開時のカウンタウエイト上面等との干渉を無理なく回避してそのエンジンフードの開度拡大を図りつつ、エンジンフード開時の操作性,作業性の改善を図ったエンジンフード開閉装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、エンジンフードの後部上端に固定された前側ヒンジアームと、この前側ヒンジアームが前側ヒンジピンを介してヒンジ結合され、前記前側ヒンジピンよりも上方で且つ後方に位置する後側ヒンジピンを介して車体にヒンジ結合された後側ヒンジアームとからなるフードヒンジを備えていて、前記エンジンフードは、前側ヒンジピンおよび後側ヒンジピンそれぞれを回転中心とする回転運動により開閉可能となっているとともに、前記エンジンフードを開閉操作するにあたり、前側ヒンジピンを回転中心とするエンジンフードの回動と後側ヒンジピンを回転中心とするエンジンフードの回動とが連動しつつ並行して行われるようになっていることを特徴としている。
【0009】
したがって、この請求項1に記載の発明では、エンジンフードを車体に支持しているフードヒンジが実質的に二段ヒンジ構造となっていて、前側ヒンジピンを回転中心とするエンジンフードの回動すなわち開動作と、後側ヒンジピンを回転中心とするエンジンフードの開動作とが可能で且つそれらの双方の開動作が連動しつつ並行して行われる。このことは、エンジンフードの開閉操作である回動動作は常に前側ヒンジピンを回転中心とする移動軌跡と後側ヒンジピンを回転中心とする移動軌跡とを合成した軌跡のもとで行われることにほかならない。これにより、上記合成軌跡として、エンジンフードとステアリングホイールあるいはシフトレバーや各種の荷役操作レバー等との干渉のほか、エンジンフード上に設置されたシートとカウンタウエイト上面との干渉を回避し得うる軌跡となるように予め設定しておけば、例えばエンジンフードの定常閉止位置から後方への開操作にあたって、エンジンフードとステアリングホイールあるいはシフトレバー等との干渉のほか、エンジンフード上に設置されたシートとカウンタウエイト上面との干渉を効果的に回避しつつ必要十分なエンジンフードの開度を確保できるようになる。その結果として、特にステアリングホイールのチルト機能とテレスコピック機能とを有している車両にとって有利となるほか、例えばLPGボンベを搭載したタイプのフォークリフトにおいては、従来は必須とされたシートの前傾操作やLPGボンベの退避移動操作が不要となる。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明における前側ヒンジアームには回転自在なガイドローラが設けられているとともに、車体側には前記ガイドローラを案内するガイドレール部材が設けられていて、エンジンフードの開閉操作時に前記ガイドローラがガイドレール部材に沿って転動することでエンジンフードの開閉軌跡が決定されるようになっていることを特徴としている。
【0019】
したがって、この請求項2に記載の発明では、前側ヒンジアームに設けられたガイドローラとガイドレール部材とによって、上記のようにエンジンフード開閉操作時の軌跡が、前側ヒンジピンを回転中心とした移動軌跡と後側ヒンジピンを回転中心とした移動軌跡とを合成した軌跡となるように予め機械的に関連付けられて規制されているため、オペレータは単にエンジンフードを後方に回動させることだけに集中でき、エンジンフードの開操作がスムーズに行われる。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明における前側ヒンジアームと後側ヒンジアームおよびガイドレール部材はエンジンフードの両側に個別に設けられていて、左右の後側ヒンジアームは、エンジンフードの後側に隣接配置されてラジエータを覆っているカバー部材によって相互に連結されていることを特徴としている。
【0021】
したがって、この請求項3に記載の発明では、左右に独立配置された後側ヒンジアームがラジエータを覆っているカバー部材によって相互に連結されていることにより、エンジンフード開時のねじれ等による左右の後側ヒンジアームの同期不良が未然に防止され、同時にエンジンフードの開動作に連動してカバー部材の開動作がなされることになる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明におけるエンジンフードの回動操作力を軽減する手段として、車体とエンジンフードとの間に助力ステーが設けられていることを特徴としている。
【0023】
したがって、この請求項4に記載の発明では、エンジンフードの開操作が助力ステーの力によってアシストされることから、エンジンフードの回動操作力が軽減されるとともに開操作がよりスムーズに且つ安定して行われる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明における車体側のエンジンフード支持部が、ヘッドガードの脚部として機能するリアピラー部であることを特徴としている。
【0025】
したがって、この請求項5に記載の発明では、エンジンフード支持部として既存のリアピラー部と有効利用することでスペース効率の改善が図られている。
【0026】
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明におけるガイドレール部材には、エンジンフードを最大開度位置に保持するロック手段が設けられていることを特徴としている。
【0027】
したがって、この請求項6に記載の発明では、エンジンフードを最大開度位置まで開くと、その位置にてエンジンフードがロック機構にて機械的にロックされて自己保持される。
【0028】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明におけるロック手段は、ガイドレール部材にロック,アンロック操作可能に支持されたロックレバーを有していて、このロックレバーがエンジンフードの最大開度位置にて前記ガイドローラもしくはそのガイドローラの軸に係合することでロックするものであることを特徴としている。
【0029】
したがって、この請求項7に記載の発明では、ロック手段のロックレバーとガイドローラもしくはそのローラの軸を機械的係止部としてエンジンフードのロック,アンロックがなされることになる。
【0030】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、前側ヒンジピンおよび後側ヒンジピンそれぞれを回転中心としてエンジンフードが開閉可能となっていて、しかも前側ヒンジピンを回転中心とするエンジンフードの回動と後側ヒンジピンを回転中心とするエンジンフードの回動とが並行して行われるため、エンジンフードの開閉操作軌跡として、常に前側ヒンジピンを回転中心とする移動軌跡と後側ヒンジピンを回転中心とする移動軌跡とを合成した軌跡のもとでエンジンフードを開くことができるようになり、ステアリングホイールや各種操作レバーさらにはカウンタウエイト上面等とエンジンフードとの干渉を無理なく回避することができ、そのエンジンフードの開度拡大化によってエンジンルームの点検・整備性が大幅に改善されるほか、エンジンフードの開操作自体も一回且つ一連の回動操作だけでよいために操作性,作業性も併せて向上する効果がある。
【0031】
また、カウンタウエイトの上面高さ位置を従来以上に高い位置とすることができることから、これによってカウンタウエイトの車両前後方向での寸法を縮小化しながら必要なウエイト重量を確保できるようになって、車両の旋回半径も小さくできる利点がある。
【0036】
請求項2に記載の発明によれば、並行して行われるところの前側ヒンジピンを回転中心とした回動と後側ヒンジピンを回転中心とした回動との軌跡が、前側ヒンジアームに設けられたガイドローラと車体側のガイドレール部材とによって機械的に決められているため、請求項1に記載の発明と同様の効果のほかに、並行して行われる上記二つの回動によるエンジンフードの開閉操作をより一段とスムーズに行える効果がある。
【0037】
請求項3に記載の発明によれば、エンジンフードの左右で独立して配置された後側ヒンジアームが、エンジンフードの後側に隣接配置されたラジエータのカバー部材によって相互に連結されているために、請求項1に記載の発明と同様の効果のほかに、エンジンフード開時にねじれ等が加わったとしても双方のヒンジアームの動きに同期ずれが生じにくく、その作動が安定化するほか、エンジンフードの動きに連動して上記カバー部材を開くことができるため、特にラジエータまわりのメンテナンス時の作業性を併せて改善できる効果がある。
【0038】
請求項4に記載の発明によれば、エンジンフードの開操作力が助力ステーの力によって軽減されるため、請求項1〜3のいずれかに記載の発明と同様の効果のほかに、エンジンフード開操作時の操作性,作業性を一段と改善できる効果がある。
【0039】
請求項5に記載の発明によれば、ヘッドガードの強度部材であるリアピラー部を車体側のエンジンフード支持部として有効利用しているため、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の効果のほかに、エンジンフードの支持のみのために別の強度部材を設ける必要がないという利点がある。
【0040】
請求項6に記載の発明によれば、ガイドレール部材に、エンジンフードをその最大開度位置に保持するロック手段を設けたことにより、エンジンフードを確実に最大開度位置に保持することができるため、整備性および安全性が一段と向上する効果がある。
【0041】
特に請求項7に記載の発明によれば、ロック手段としてガイドレール部材にロックレバーを設けて、このロックレバーにガイドローラもしくはその軸を係合させてロックするようにしているため、わずかにロックレバーを付加するだけでロック手段としての所期の目的を達成することができ、ロック手段を別の位置に設けた場合と比べてコスト的にもスペース的にも有利となる効果がある。
【0042】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の案出過程で検討したエンジンフード開閉装置の構造を参考例として図1〜5に示す。これは、同構造の理解が本発明の実施の形態の理解を一層容易にするためであり、特に図1は図2に示すフォークリフトの要部拡大図を、図4は図3におけるエンジンフード部分の分解斜視図をそれぞれ示している。
【0043】
図2において、1は車体フレーム、2はカウンタウエイト、3は車体フレーム1上に設けられたエンジンフードで、このエンジンフード3の上面にシート(座席)4が設けられている。また、車体フレーム1上には左右各一対のフロントピラ−部6およびリアピラー部7を骨格部材(強度部材)とするヘッドガード5が設けられており、図1,3に示すようにエンジンフード3はその上部後端に設けられた左右一対の二段回転式のフードヒンジ8を介してリアピラー部7に対し回転可能に支持されている。さらに、同じく図1,3に示すように、エンジンフード3とカウンタウエイト2との間にはエンジンフード3とほぼ面一状態となるようにカバー部材であるカバープレート9が配設されており、このカバープレート9はカウンタウエイト2の直前位置に配置された図1に示すところのラジエータ10の上面を覆っている。
【0044】
前記各リアピラー部7の根元部近傍の内側面には、図1のほか図3,4に示すように、断面略コ字状で且つ湾曲した形状のガイドレール部材たるガイドブラケット11が互いに対向するように配設されている。このガイドブラケット11は、図5にも示すように、弧状に湾曲した前後一対のフランジ部12,13によって形成されるところの案内面12a,13aと上端のストッパ面13b、この案内面12a,13aの下方に位置するボトムブラケット14によって形成される湾曲した案内面14aおよびこの案内面14aに対向する平坦なストッパ面14bとを有していて、後述するように上記案内面12a,13a同士によって形成される溝部22および同じく上記案内面14aとストッパ面14bとによって形成される溝部23をフードヒンジ側のガイドローラ21が転動するようになっている。
【0045】
一方、エンジンフード3の後部上面に設けられた左右一対のフードヒンジ8は、図4に示すように、前側ヒンジピン15を介して互いに回動可能に連結された前側ヒンジアーム16と後側ヒンジアーム17とから形成されていて、前側ヒンジアーム16は図4に示すボルト18にてエンジンフード3に固定されている一方、後側ヒンジアーム17は、図4に示すように、前側ヒンジピン15よりも上方で且つ後方に位置する後側ヒンジピン19とブラケット20とを介してリアピラー部7に回動可能にヒンジ結合されている。これにより、エンジンフード3は前側ヒンジピン15および後側ヒンジピン19を回転中心としてそれぞれに回動可能であって、エンジンフード3は実質的に二段階の回動による開閉動作が可能となっている。
【0046】
前記前側ヒンジアーム16の後端にはガイドローラ21が軸支されており、このガイドローラ21がガイドブラケット11側の上記溝部22,23に係合していて、図5に示すように、エンジンフード3が定常閉止位置P1にある状態ではガイドローラ21は溝部23の閉塞端面24に当接しつつ、その閉塞端面24と案内面14aおよびストッパ面14bとによってその位置が規制されている。
【0047】
ここで、上記ガイドブラケット11における溝部22,23の溝幅はガイドローラ21の直径よりも十分に大きく設定されており、したがって、上記定常閉止位置P1からのエンジンフード3の閉操作時にはガイドローラ21が案内面14aから案内面12aに沿って転動する一方、エンジンフード3の閉操作時にはガイドローラ21が案内面13aから案内面14aに沿って転動するようになっている。
【0048】
より詳しくは、図1,4,5に示すようにエンジンフード3が定常閉止位置P1にある状態では、前述したようにガイドローラ21が閉塞端面24とストッパ面14bとによって規制されているために、後側ヒンジピン19を回転中心とするエンジンフード3の開操作が阻止されていて、前側ヒンジピン15を回転中心とするエンジンフード3の開操作のみが可能となっている。
【0049】
図1,5の例では、定常閉止位置P1からのエンジンフード3の開操作にあたり、ガイドローラ21がストッパ面14bを完全に乗り越えるのに必要なエンジンフード3の開度θが57°に設定されていることから(ここで、θ=57°となる位置をエンジンフード3の半開位置P2とする)、θ=57°の半開位置P2になるまでは前側ヒンジピン15を回転中心とする開操作のみが可能であり、半開位置P2となって初めてエンジンフード3を前側ヒンジアーム16とともに後側ヒンジピン19を回転中心としてさらに後方に開操作することができるようになっている。
【0050】
上記各フードヒンジ8を形成している左右一対の後側ヒンジアーム17には、図4に示すようにそれぞれに前後一対の脚片25,26が一体に突出形成されていて、これら脚片25,26に対してカバープレート9がビス27にて固定されている。これにより、左右一対の後側ヒンジアーム17はカバープレート9を介して相互に連結されていることになり、左右の後側ヒンジアーム17の回転運動が互いに同期をとられてスムーズに行われるようになっているとともに、エンジンフード3の開動作に連動してカバープレート9もまた同時に開かれるようになっている。
【0051】
前記リアピラー部7に装着されたガイドブラケット11とエンジンフード3との間には、図1,4に示すように、エンジンフード3の回動操作力を軽減するための助力手段として左右一対の助力ステーすなわちガスステー28が配設されている。これらのガスステー28はそのチューブ29側の端部30がエンジンフード3の内側面に連結されている一方(エンジンフード内側面側の連結位置を図3に符号31で示す)、ロッド32側の先端33がガイドブラケット11の下端のフランジ部34に連結されていて、図1に示したエンジンフード3の定常閉止位置P1では上記ガスステー28はほぼ水平姿勢となるように設定されている。
【0052】
したがって、本参考例の構造によれば、フォークリフトのエンジンルーム内の点検・整備作業にあたり、図1,5の定常閉止位置P1からエンジンルーム3を開くには、図示しないフードロック機構のロックを解除した上で、エンジンフード3をその開度θが57°となる半開位置P2となるまで後方に回動される。この時、図5に示すように、θ=57°とならないかぎり前側ヒンジアーム16の後端のガイドローラ21はストッパ面14bは乗り越えることができないため、結果として、後側ヒンジピン19を回転中心とした後側ヒンジアーム17の動きを伴うエンジンフード3の回動は阻止され、エンジンフード3が前側ヒンジアーム16とともに前側ヒンジピン15を回転中心として回動しつつ半開位置P2に達することになる。同時に、エンジンフード3の回動に伴ってガスステー28も傾斜姿勢となりながら徐々に伸長することから、エンジンフード3の回動を助勢するような分力が発生し、これによってエンジンフード3の回動に必要な操作力が軽減される。
【0053】
この後、上記のようにエンジンフード3がθ=57°となる半開状態P2になると、この時点で初めてガイドローラ21はストッパ面14bに当接せずに上方への移動が可能となることから、ガイドローラ21がストッパ面14bに当接しないことを確認した上で、エンジンフード3を最大開度位置P3になるまで押し上げる。この時には、ガイドローラ21が一方の案内面12aに沿って転動しながらエンジンフード3が回動し、同時にガスステー28が発生する助勢力によってエンジンフード3の後方回動に要する操作力が軽減される。
【0054】
そして、図5に示すように、エンジンフード3の回動に伴いガイドローラ21が他方の案内面13aの上端のストッパ面13bに当接すると、それ以上のエンジンフード3の回動操作が阻止され、上記ガスステー28が発生する助勢力によってエンジンフード3が上記最大開度位置P3に保持される。
【0055】
また、上記エンジンフード3が半開位置P2から最大開度位置P3になる過程で初めてフードヒンジ8のうち後側ヒンジアーム17が後側ヒンジピン19を回転中心として回転運動することから、それに伴ってそれまで図1に示すラジエータ10を覆っていたカバープレート9が図1の閉止位置P11から開放位置P12まで移動し、結果的にエンジンフード3の開き動作に連動してカバープレート9もまた同時に開くことになる。
【0056】
この状態では、エンジンフード3そのものは前傾姿勢にあるものの、前側ヒンジピン15のみを回転中心として回動させた場合と比べてエンジンフード3は上方へ所定量だけ移動している一方、逆に後側ヒンジピン19のみを回転中心として回動させた場合と比べて、エンジンフード3開時におけるその先端移動軌跡の車両前方側への張り出し量が小さいものとなっている。したがって、エンジンルーム内の点検・整備作業に必要な空間が十二分に確保され、その点検・整備作業性が大幅に改善されるほか、エンジンフード3を開く途中もしくは開いた後においてもエンジンフード3上に設置されたシート4が後方のカウンタウエイト2と干渉することがないから、必要に応じてそのカウンタウエイト2の上面高さ位置を高くすることも可能であり、またそのカウンタウエイト2上に図1に示すようにLPGボンベ35を搭載する場合であっても、エンジンフード3の開操作の際にその都度LPGボンベ35を退避移動させる必要もない。
【0057】
すなわち、本参考例の構造では、二段開きタイプのフードヒンジ8を採用しつつもエンジンフード開時におけるその先端の移動軌跡をガイドブラケット11で規制して、図1に符号Q1,Q2で示すように二段階の移動軌跡となるようにしているため、上記のようにエンジンフード3上に設置されるシート4とカウンタウエイト2あるいはLPGボンベ35との干渉を回避できることはもちろんのこと、エンジンルーム内の点検・整備作業性を阻害することなく、エンジンフード3開時にその先端が図1に示すステアリングホイール36やシフトレバー37等と干渉するのを無理なく回避することができる。
【0058】
その上、エンジンフード3の開動作に連動して、ラジエータ10を覆っているカバープレート9も同時に開くことができるから、そのラジエータ10の点検・整備性も併せて改善される。
【0059】
逆に、最大開度位置P3からエンジンフード3を定常閉止位置P1に戻す場合には、最大開度位置P3にあるエンジンフード3をゆっくりと図1,5の反時計回り方向に押し戻す。
【0060】
この時、半開位置P2になるまでは前側ヒンジアーム16の後端のガイドローラ21がストッパ面13bから案内面13aに沿って転動してその軌跡が規制されるため、エンジンフード3は後側ヒンジピン19を回転中心として回動する。
【0061】
そして、エンジンフード3が半開位置P2に達すると、ガイドローラ21が案内面14aに当接してそれ以上の下方への移動が阻止されることから、以降はエンジンフード3が後側ヒンジアーム17の回動を伴うことなく前側ヒンジピン15を回転中心として前側ヒンジアーム16とともに回動し、最終的に図1,5に示す定常閉止位置P1に復帰する。
【0062】
図6〜12は本発明に係るエンジンフード開閉装置の好ましい第1の実施の形態を示す図であって、図1〜5に示した参考例の構造と共通する部分には同一符号を付してある。そして、特に図5と図6とを比較すると明らかなように、この第1の実施の形態では、ガイドレール部材としてのガイドブラケット41の形状を第1の実施の形態のものと異ならしめ、同時にガイドブラケット41にエンジンフード3を最大開度位置P3に保持するロック機構49が付設されている点で参考例の構造のものと異なっている。
【0063】
図6,7のほか図8〜10に示すように、ガイドレール部材としてのガイドブラケット41は、平板状のベースププレート42と、このベースプレート42に溶接固定されて変形C字状で且つ断面略コ字状をなすレールプレート43とから形成されていて、このレールプレート43はフードヒンジ8側のガイドローラ21(図11参照)が転動する溝部44とストッパ面45を形成しているとともに、その溝部44の空間を覆っているカバー部46にはガイドローラ21の軸47と係合してこれを案内するための一端が開放された軸ガイド溝48が形成されている。
【0064】
そして、図6,7に示すように、エンジンフード3が定常閉止位置P1にある状態では、ガイドローラ21の移動軌跡がレールプレート43によって完全に規制されていることから、前側ヒンジピン15を回転中心とするエンジンフード3の回動と後側ヒンジピン19を回転中心とするエンジンフード3の回動とが並行して行われることで初めてエンジンフード3の開操作が可能となっている。なお、エンジンフード3の最大開度位置P3は、フードヒンジ8側のガイドローラ21の軸47が軸ガイド溝48のエンド部48aに到達することで規制されるようになっている。
【0065】
ここで、上記ガイドブラケット41は左右のリアピラー部7の内側面に互いに対向するようにそれぞれ配置されているものであるが、例えば右側のガイドブラケット41には上記エンジンフード3を最大開度位置P3に保持するためのロック機構49が付設されている。
【0066】
このロック機構49は、ガイドブラケット41に図12に示すような鉤形状のロックレバー50を重合配置してピン51にて回転可能に軸支させるとともに、レールプレート43の一部に係止させた引張コイルスプリング52にて図8の時計回り方向に回動助勢力を付与したものであって、そのロックレバー50の先端にはフック部53を形成してあるとともに、他端には操作片54を曲折形成してある。そして、通常はフック部53が軸ガイド溝48側に突出していて、エンジンフード3が最大開度位置P3に到達する直前にロックレバー50を所定量だけ反時計回り方向に回動操作し、上記フック部53にガイドローラ21側の軸47を係合させるべくこの軸47を受容することで、エンジンフード3を最大開度位置P3に機械的にロックしてこの状態を自己保持することができるようになっている。
【0067】
したがって、この第1の実施の形態によれば、エンジンフード3の開閉操作時の基本動作は先に説明した参考例構造のものと同様であって、エンジンフード3を最大開度位置P3に保持する際のロック操作および最大開度位置P3からエンジンフード3を閉止動作する際のアンロック操作のみが異なることになる。
【0068】
より詳しくは、エンジンフード3の開操作にあたりエンジンフード3を最大開度位置P3の直前位置まで回動させたならば、予めロックレバー50を図6,8の反時計回り方向に所定量だけ回動操作してアンロック状態とし、その状態のままでエンジンフード3を最大開度位置P3すなわちガイドローラ21側の軸47が軸ガイド溝48のエンド部48aに当接して規制されるまで回動させる。すると、上記ガイドローラ21の軸47がロックレバー50のフック部53を乗り越えてそれよりも上方に受容されることから、それをもってロックレバー50の回動操作力を解除する。この回動操作力を解除すると、ロックレバー50は引張コイルスプリング52の力により時計回り方向に自律的に回動するとともにそのフック部53が軸47に係合してロック状態となり、結果的にはエンジンフード3は最大開度位置P3に機械的にロックされて、アンロック操作しないかぎりその状態が自己保持されることになれる。
【0069】
一方、最大開度位置P3からエンジンフード3を定常閉止位置P1に戻す場合には、ロック機構49のロックレバー50を図6,8の反時計回り方向に回動操作してアンロック状態とした上で、エンジンフード3をゆっくりと図6の反時計回り方向に押し戻すようにすればよい。
【0070】
このように本実施の形態によれば、エンジンフード3を最大開度としたときにガスステー28の助勢力のみならずロック機構49にて機械的にロックされてその位置に自己保持されるので、エンジンフード3の開度位置保持の信頼性および安全性が高いものとなる。
【0071】
図13は本発明に係るエンジンフード開閉装置の好ましい第2の実施の形態を示す図であって、ガイドレール部材としてのガイドブラケット41におけるレールプレート63の曲率を変化させた点で第1の実施の形態のものと異なっており、それ以外の構造については先に説明した第1の実施の形態のものと同様である。
【0072】
なお、これら第1,2の実施の形態では、先に述べたようにロック機構49を右側のガイドブラケット41に付設した場合について説明したが、左側のガイドブラケット41に設けてもよいことはもちろんである。
【0073】
図14は本発明に係るエンジンフード開閉装置の好ましい第3の実施の形態を示す図であって、先に説明したロック機構の変形例を示している。すなわち、第1,2の実施の形態におけるロック機構49はガイドローラ21の軸47を係止部としてロックするようにしているのに対して、本実施の形態ではガイドローラ21そのものを係止部としてロックするようにしている点で異なっている。
【0074】
すなわち、図14に示すように、レールプレート70の上端部にはガイドローラ21が転動する溝部44の空間に突出するようにしてストッパー61が設けられているほか、そのレールプレート70の側部にはレバーブラケット62を介して略クランク状をなすロックレバー63がヒンジピン64aにて回動可能に軸支されていて、そのロックレバー63の先端の係止部64はストッパー61と同様に溝部44の空間に臨ませてあるとともに、レバーブラケット62外に突出するロックレバー63の他端部には操作片65を曲折形成してある。そして、レバーブラケット62とロックレバー63との間には圧縮コイルスプリング66が介装されていてことにより、ロックレバー63はその係止部64が溝部44の空間に突出する方向に付勢されていて、ロック時にはこの係止部64とストッパー61とでガイドローラ21を挟み込むようにしてロックするようになっている。このように、ストッパー61のほかロックレバー63と圧縮コイルスプリング66等によりエンジンフード3を最大開度位置P3にロックするためのロック機構69が形成されている。
【0075】
したがって、この第3の実施の形態によれば、エンジンフード3の開操作にあたりエンジンフード3を最大開度位置P3の直前位置まで回動させた上でなおも最大開度位置P3に向けて回動させると、レールプレート70に沿って転動しているガイドローラ21がロックレバー63の係止部64に当接してこれを押し戻すことでロックレバー63が瞬間的にアンロック状態となり、結果としてガイドローラ21がロックレバー63を乗り越えてそれよりも上方に位置することになる。さらにこれとほぼ同時に、ガイドローラ21がストッパー61に当接することでそれ以上のエンジンフード3の回動が阻止されて、結果的にはストッパー61とロックレバー63とでガイドローラ21を挟み込むようにこれを拘束することにより、エンジンフード3がその最大開度位置P3に機械的にロックされて自己保持されることになる。
【0076】
一方、最大開度位置P3からエンジンフード3を定常閉止位置P1に戻す場合には、ロック機構69のロックレバー63を図13の反時計回り方向に回動操作してアンロック状態とした上で、エンジンフード3をゆっくりと反時計回り方向に押し戻すようにすればよい。
【0077】
この第3の実施の形態においても第1,2の実施の形態のものと同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の案出過程で検討したエンジンフード開閉装置の構造を参考例として示す図で、図2の要部拡大図。
【図2】 図1のエンジンフード開閉装置を有するフォークリフトの側面説明図。
【図3】 図2の要部斜視図。
【図4】 図3のフードヒンジ部分の分解斜視図。
【図5】 図1の要部拡大説明図。
【図6】 本発明の第1の実施の形態を示す図で、フードヒンジ部分の要部拡大説明図。
【図7】 図6に示す構成要素の要部分解斜視図。
【図8】 図6,7に示すガイドブラケットのみの平面説明図。
【図9】 図8の左側面図。
【図10】 図8のSA−SA線に沿う断面図。
【図11】 図6に示すフードヒンジのみの要部斜視図。
【図12】 図6,7に示すロック機構におけるロックレバーの斜視図。
【図13】 本発明の第2の実施の形態を示す図で、フードヒンジ部分の要部構成説明図。
【図14】 本発明の第3の実施の形態としてロック機構の変形例を示す要部構成説明図。
【図15】 (A)は従来のLPGボンベ搭載タイプのフォークリフトの側面図、(B)は同図(A)の要部平面説明図。
【図16】 従来のエンジンフード支持装置の他の例を示す要部説明図。

Claims (7)

  1. エンジンフードの後部上端に固定された前側ヒンジアームと、
    この前側ヒンジアームが前側ヒンジピンを介してヒンジ結合され、前記前側ヒンジピンよりも上方で且つ後方に位置する後側ヒンジピンを介して車体にヒンジ結合された後側ヒンジアームと、
    からなるフードヒンジを備えていて、
    前記エンジンフードは、前側ヒンジピンおよび後側ヒンジピンそれぞれを回転中心とする回転運動により開閉可能となっているとともに、
    前記エンジンフードを開閉操作するにあたり、前側ヒンジピンを回転中心とするエンジンフードの回動と後側ヒンジピンを回転中心とするエンジンフードの回動とが連動しつつ並行して行われるようになっていることを特徴とする産業車両のエンジンフード開閉装置。
  2. 前記前側ヒンジアームには回転自在なガイドローラが設けられているとともに、車体側には前記ガイドローラを案内するガイドレール部材が設けられていて、
    エンジンフードの開閉操作時に前記ガイドローラがガイドレール部材に沿って転動することでエンジンフードの開閉軌跡が決定されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の産業車両のエンジンフード開閉装置。
  3. 前記前側ヒンジアームと後側ヒンジアームおよびガイドレール部材はエンジンフードの両側に個別に設けられていて、
    左右の後側ヒンジアームは、エンジンフードの後側に隣接配置されてラジエータを覆っているカバー部材によって相互に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の産業車両のエンジンフード開閉装置。
  4. 前記エンジンフードの回動操作力を軽減する手段として、車体とエンジンフードとの間に助力ステーが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の産業車両のエンジンフード開閉装置。
  5. 車体側のエンジンフード支持部が、ヘッドガードの脚部として機能するリアピラー部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の産業車両のエンジンフード開閉装置。
  6. 前記ガイドレール部材には、エンジンフードを最大開度位置に保持するロック手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の産業車両のエンジンフード開閉装置。
  7. 前記ロック手段は、ガイドレール部材にロック,アンロック操作可能に支持されたロックレバーを有していて、このロックレバーがエンジンフードの最大開度位置にて前記ガイドローラもしくはそのガイドローラの軸に係合することでロックするものであることを特徴とする請求項6に記載の産業車両のエンジンフード開閉装置。
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