JPH11228088A - 産業車両のエンジンフード支持装置 - Google Patents

産業車両のエンジンフード支持装置

Info

Publication number
JPH11228088A
JPH11228088A JP3555298A JP3555298A JPH11228088A JP H11228088 A JPH11228088 A JP H11228088A JP 3555298 A JP3555298 A JP 3555298A JP 3555298 A JP3555298 A JP 3555298A JP H11228088 A JPH11228088 A JP H11228088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine hood
hinge pin
rail
engine
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3555298A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Uchimoto
彰 内本
Jun Fujita
潤 藤田
Yasuo Hiromoto
康雄 廣本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3555298A priority Critical patent/JPH11228088A/ja
Publication of JPH11228088A publication Critical patent/JPH11228088A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンフードの開度拡大を図りながら、そ
の開操作時の操作性を改善する。 【解決手段】 エンジンフード3の後部上端を、ヒンジ
ピン12を介してリアピラー部7側のガイドレールに回
動可能で且つ昇降可能に支持させる。フード開時には、
エンジンフード3を所定角度だけ回動させた上で、スト
ロークS1だけ上昇移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトに
代表されるような産業車両のエンジンフード支持装置に
関し、特にエンジンフード開時にそのエンジンフード上
に設けられたシードが後方のカウンタウエイト等と干渉
するのを無理なく回避して、エンジンフードの開度拡大
によるエンジンルームの点検・整備性の向上を図ったエ
ンジンフード支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】フォーク
リフト(フォークリフトトラック)にあっては、周知の
ように、エンジンフードはその後部上端をヒンジ点とし
て車体に回動可能に支持されているとともに、そのエン
ジンフード上にシートが設置されていて、エンジンの点
検・整備等に際してはエンジンフードをシートごと後方
に所定量だけ回動させることができるようになってい
る。
【0003】ところが、エンジンフードの後方への回動
に伴ってシートがその後方のカウンタウエイト上面と干
渉することになるため、エンジンフードの開度におのず
と制約があるばかりでなく、カウンタウエイトの上面高
さ位置も制約される結果となって好ましくない。そし
て、上記のエンジンフードの開度の制約はエンジンルー
ム内の点検・整備性を著しく低下させることになる一
方、カウンタウエイトの上面高さ位置の制限は、同じウ
エイト重量を確保するのにその分だけカウンタウエイト
を後方に伸ばさざるを得なくなり、車両の旋回半径の拡
大化をもたらす結果となる。
【0004】他方、LPGボンベをカウンタウエイト上
面に搭載したタイプのフォークリフトにあっては、上記
エンジンフード開時におけるシートとボンベとの干渉を
防止するために、例えば図10に示されているように、
予めキャリア101に搭載してあるボンベ102を鉛直
な軸心103まわりにキャリア101ごと回転運動させ
てカウンタウエイト104上からそのボンベ102を一
時的に退避させるようにしたもの(実開平3−3823
7号公報)や、あるいは図11に示されているように、
エンジンフード105の回動に先立って先ずシート10
6全体をエンジンフード105に対して前方に回動させ
て前傾姿勢とした上で、その状態のままエンジンフード
105を後方に回動させるようにしたもの(特開平6−
286512号公報)等が知られている。
【0005】しかしながら、LPGボンベ102を水平
面内で回転させる前者の方式では、エンジンフード10
5の開操作に先立ちその都度作業者が車両の後方にまわ
ってLPGボンベ102を回避させなければならず、き
わめて作業性が悪いものとなっている。
【0006】また、予めシート106を前傾させるよう
にした後者の方式では、シート106の前傾操作とエン
ジンフード105の回動操作という二操作が必要となる
こともさることながら、前傾姿勢としたシート106が
付帯しているエンジンフード105をそのまま後方に回
動操作するために上記と同様に作業性がきわめて悪いも
のとなっている。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、エンジンフード開時のカウンタウエイト上
面等との干渉を無理なく回避してそのエンジンフードの
開度拡大を図りつつ、エンジンフード開時の操作性,作
業性の改善を図ったエンジンフード支持装置を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、エンジンフードの後部上端をヒンジピンを介して車
体に回動可能に支持させるとともに、前記エンジンフー
ドをヒンジピンとともに車体に対して上下方向にスライ
ド可能に支持させたことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明におけるエンジンフードの回動操作力および上昇
操作力を軽減する手段として、車体とエンジンフードと
の間に助力ステーを設けたことを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明における車体側のエンジンフード支
持部がヘッドガードの脚部として機能するリアピラー部
であることを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明におけるエンジンフードを定常閉止位置から所定
角度だけ後方に回動させた場合にのみその位置からのエ
ンジンフードの上昇動作が許容されるようになっている
ことを特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明におけるエンジンフード側に固定されたヒンジピ
ンが、リアピラー部に設けられて該ヒンジピンの上下方
向のスライドストロークを規制しているガイドレールの
ガイド溝に相対移動可能に案内支持されていて、ヒンジ
ピンがガイド溝に対して少なくともその下降限位置にあ
る場合にのみ該ヒンジピンの回動が許容され、それ以外
の部分ではヒンジピンの回動が阻止されて該ヒンジピン
の上下方向のスライド動作のみが許容されるようになっ
ていることを特徴としている。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の発明のより具体的な構成として、リアピラー部に設け
られて、固定側レールとこの固定側レールに沿って上下
方向にスライド可能な可動側レールとからなるスライド
レールユニットと、前記可動側レールに固定されて、エ
ンジンフードが回動可能に支持されたヒンジピンと、前
記エンジンフードの後端に設けられて、該エンジンフー
ドが定常閉止位置にあるときにヒンジピンよりも後方に
位置するガイドローラと、前記固定側レールの下端に設
けられ、エンジンフードが定常閉止位置にある状態では
ガイドローラに当接して定常閉止位置からのエンジンフ
ードの後方への回動操作を許容する一方、前記エンジン
フードが所定角度だけ後方に回動した以降は可動側レー
ル、エンジンフードおよびガイドローラが一体的に固定
側レールに沿って上昇するのを許容するストッパーとを
備えていることを特徴としている。
【0014】したがって、請求項1に記載の発明では、
エンジンフードを後方へ回動させながら上昇移動させる
ことで、エンジンフード上に設置されたシートとカウン
タウエイト上面との干渉を回避しつつ必要十分なエンジ
ンフードの開度を確保できる。そして、例えばLPGボ
ンベを搭載したタイプのフォークリフトにおいては、上
記のようにエンジンフードそのものが上昇移動すること
により、シートの前傾やLPGボンベの退避移動が不要
となる。
【0015】特に、請求項2に記載の発明では、助力ス
テーの設置によって上記エンジンフードの回動操作力お
よび上昇操作力が軽減され、エンジンフードの開操作が
よりスムーズに行われる。
【0016】請求項3〜6に記載の発明では、エンジン
フードを定常閉止位置から所定量だけ後方に回動させた
ときに初めてエンジンフードの上昇移動が可能となるた
め、最初にエンジンフードを上昇させて後からエンジン
フードを回動させようとしてもそのような手順での操作
が阻止される。これにより、エンジンフード開時にエン
ジンフードがステアリングホイールあるいは各種の操作
レバー等と干渉するのを効果的に回避できるようにな
る。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、エンジ
ンフードが車体に対して回動可能でかつ上下方向にスラ
イド可能に支持されているため、エンジンフードの開操
作に際して後方への回動と上昇移動とを併用することで
カウンタウエイト上面等との干渉を無理なく回避するこ
とができ、そのエンジンフードの開度拡大化によってエ
ンジンルームの点検・整備性が大幅に改善されるほか、
エンジンフードの開操作自体も後方への回動と上方への
押し上げ(引き上げ)という一連の操作となるために操
作性,作業性も併せて向上する効果がある。また、カウ
ンタウエイトの上面高さ位置を従来以上に高い位置とす
ることができることから、これによってカウンタウエイ
トの車両前後方向への寸法を縮小化しながら必要なウエ
イト重量を確保できるようになって、車両の旋回半径も
小さくできる利点がある。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、上記のエ
ンジンフード開操作時の回動操作力および上昇操作力が
助力ステーの力によって軽減されるため、請求項1に記
載の発明と同様の効果のほかに、エンジンフード開操作
時の操作性,作業性を一段と改善できる効果がある。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、ヘッドガ
ードの強度部材であるリアピラー部を車体側のエンジン
フード支持部として有効利用しているため、請求項1ま
たは2に記載の発明と同様の効果のほかに、エンジンフ
ードの支持のみのために別の強度部材を設ける必要がな
いという利点がある。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、エンジン
フードの回動と上下方向での移動とが可能でありながら
も、エンジンフードを定常閉止位置から所定角度だけ回
動操作しないかぎりエンジンフードの上昇移動が行われ
ないため、例えば定常時にエンジンフード前端部とステ
アリングホイールもしくは各種の操作レバーとが車両前
後方向でオーバーラップしていたとしても、エンジンフ
ード開時にそれらステアリングホイールもしくは各種操
作レバーとの相互干渉を無理なく回避できる効果があ
る。
【0021】請求項5,6に記載の発明によれば、請求
項4に記載の発明をより具体化し、定常閉止位置から後
方へのエンジンフードの回動と上方への移動とが機械的
に関連付けられて行われるようにしたため、請求項4に
記載の発明と同様の効果のほかに、エンジンフード開操
作時の信頼性が一段と向上する効果がある。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜5は本発明の好ましい実施
の形態を示す図で、図1はフォークリフトの側面図を、
図2は図1のエンジンフード部分の分解斜視図をそれぞ
れ示している。
【0023】図1において、1は車体フレーム、2はカ
ウンタウエイト、3は車体フレーム1上に設けられたエ
ンジンフードで、このエンジンフード3の上面にシート
(座席)4が設けられている。また、車体フレーム1上
には前後一対のフロントピラー部6およびリアピラー部
7を骨格部材(強度部材)とするヘッドガード5が設け
られており、後述するようにエンジンフード3はその上
部後端のヒンジピン12を回転中心としてリアピラー部
7に対し回動可能でかつ上下方向にスライド可能に支持
されている。
【0024】前記各リアピラー部7の根元部近傍の内側
面には、図2に示すように、断面チャンネル状のガイド
レール8が装着されており、図3〜5に示すように、こ
のガイドレール8にはその上下両端に幅広の丸穴部9
a,9bを有するガイド溝9が形成されている。
【0025】一方、エンジンフード3の後部上端には略
L字状の左右一対のヒンジアーム10が図示しないボル
ト,ナットにより固定されていて、このヒンジアーム1
0には図3〜5に示すように先端に二面幅部11を有す
るヒンジピン12が溶接固定されている。そして、各ヒ
ンジピン12は上記ガイド溝9に挿入された上でその背
面側から、ガイドレール8に沿って転動するガイドロー
ラ13がスナップリング14とともに装着されている。
これにより、エンジンフード3はヒンジピン12を回転
中心として回動可能であると同時にそのガイド溝9に沿
ってそのストロークS1内で上下方向にスライド移動可
能となっている。
【0026】ここで、上記のガイド溝9の一般部の溝幅
aは、ヒンジピン12の直径よりも小さくその二面幅部
11の通過のみを許容するような大きさに設定されてい
る一方、一般部の両端の丸穴部9a,9bは上記ヒンジ
ピン12の直径部分を受容して両者の相対回転を許容す
るように予め設定されている。なお、エンジンフード3
が図1に実線で示すような定常閉止位置P1にあるとき
には、ヒンジピン12はガイド溝9の下端の丸穴部9b
に位置していて、かつそのヒンジピン12の二面幅部1
1とガイド溝9とのなす角度θ1は例えば75度程度に
設定されている。
【0027】すなわち、エンジンフード3はガイドレー
ル8に対しヒンジピン12を介して回動可能でかつ上下
方向にスライド可能に支持されてはいても、図1に示し
たようにエンジンフード3が定常閉止位置P1にある状
態では、最初にエンジンフード3を75度程度後方に回
動操作しないかぎり、その後にエンジンフード3をガイ
ド溝9に沿って上方に引き上げる(押し上げる)ことが
できないようになっている。
【0028】また、上記リアピラー部7とエンジンフー
ド3との間には、エンジンフード3の回動操作力および
上昇操作力を軽減するための助力手段として左右一対の
助力ステーすなわちガスステー15が配設されている。
これらのガスステー15はそのチューブ16側の端部1
6aがリアピラー部7のうち前記丸穴部9bよりも下方
位置にブラケット18を介して連結されている一方、ロ
ッド17側の先端17aがエンジンフード3の内側面に
連結されていて、図1に示したエンジンフード3の定常
閉止状態では上記ガスステー15はほぼ水平姿勢となる
ように設定されている(図6の(A)参照)。
【0029】したがって、本実施の形態によれば、フォ
ークリフトのエンジンルーム内の点検・整備作業にあた
り図1の状態からエンジンフード3を開くには、図示し
ないフードロック機構のロックを解除した上で、グリッ
プ部3aをつかんでエンジンフード3をヒンジピン12
を回転中心として後方にθ1だけ回動させる(図6の
(A),(B)参照)。この時、図3に示すように、ヒ
ンジピン12はガイド溝9の下端の丸穴部9bに位置し
ていて、ヒンジピン12の二面幅部11がガイド溝9の
一般部と合致しないかぎりそのガイド溝9に沿ってのヒ
ンジピン12の上昇移動が阻止されて、その丸穴部9b
とヒンジピン12との相対回転のみが許容される。同時
に、エンジンフード3の回動に伴って図6の(B)に示
すようにガスステー15も傾斜姿勢となることから、エ
ンジンフード3の回動を助勢するような分力が発生し、
これによってエンジンフード3の回動に必要な操作力が
軽減される。
【0030】この後、エンジンフード3の回動に伴って
ヒンジピン12の二面幅部11がガイド溝9の一般部と
合致すると、この時点から初めてエンジンフード3の上
昇動作が可能となる。そこで、上記のようにヒンジピン
12の二面幅部11がガイド溝9の一般部と合致したこ
とを確認した上で、エンジンフード3の開き角度θ1
維持しつつストロークS1だけ上方に押し上げる(図6
の(C)参照)。この時にも、ガスステー15が発生す
る助勢力によってエンジンフード3の上方移動に要する
操作力が軽減される。
【0031】そして、図3に示すように、ヒンジピン1
2がガイド溝9の上端の丸穴部9aに達すると、それ以
上のエンジンフード3の上昇動作が阻止され、上記ガス
ステー15が発生する助勢力によってエンジンフード3
がその上昇限位置に保持される。
【0032】この状態では、エンジンフード3そのもの
は前傾姿勢にあるものの、そのエンジンフード3が所定
量S1だけ上昇しているため、エンジンルームの点検・
整備作業に必要な空間が十二分に確保され、その点検・
整備作業性が大幅に改善されることはもちろんのこと、
エンジンフード3を開く途中もしくは開いた後において
もエンジンフード3上に設置されたシート4が後方のカ
ウンタウエイト2の上面2aと干渉することがないか
ら、必要に応じてそのカウンタウエイト2の上面高さ位
置を高くすることも可能である。
【0033】また、前述したように、エンジンフード3
を所定角度θ1だけ回動させたときに初めてエンジンフ
ード3の上昇移動が可能となっているため、図1から明
らかなように、エンジンフード3を回動もしくは上昇さ
せる際に、エンジンフード3の前端がステアリングホイ
ール19や操作レバー20と干渉するのを未然に防止す
ることができる。
【0034】ここで、上記実施の形態における挙動の変
形例として、図7に示すように、エンジンフード3をス
トロークS1だけ上昇移動させた後にさらにその位置で
所定量θ3だけ後方に回動させるようにしてもよい。
【0035】すなわち、エンジンフード3の最初の回動
角θ2を最終傾斜角θ1よりも小さい角度とし、この状態
でエンジンフード3をストロークS1だけ上昇移動させ
た上で、この位置からさらにエンジンフード3を後方に
所定量θ3だけ回動させて最終傾斜角θ1となるようにす
る。このようにすることにより、図3〜5から明らかな
ように、エンジンフード3を最終傾斜角θ1まで回動さ
せたときには、ガイド溝9の一般部と、丸穴部9aにあ
るヒンジピン12の二面幅部11とが合致しなくなって
実質的にロックされ、そのままの状態ではエンジンフー
ド3が自重で下降してしまうおそれがなくなる。
【0036】図8,9は本発明の第2の実施の形態を示
す図で、図2,3に示したガイドレール8に代えて、相
対移動可能な固定側レール22と可動側レール23とか
らなるスライドレールユニット21を用いた点で第1の
実施の形態のものと異なっている。
【0037】より詳しくは、上記スライドレールユニッ
ト21の固定側レール22が図2のリアピラー部7に固
定される一方、固定側レール22と可動側レール23と
の間には転動体として多数のスチールボール24が介装
されていて、これらのスチールボール24は図示外のケ
ージに保持されて可動側レール23とともに固定側レー
ル22に対して摺動するようになっている。そして、可
動側レール23にはヒンジピン25が一体に固定されて
いて、このヒンジピン25とブッシュ26およびスナッ
プリング27とを介して、エンジンフード3側に固定さ
れることになるヒンジアーム28が可動側レール23に
回動可能に支持されている。また、ヒンジアーム28の
うちヒンジピン25の位置よりも後方側にはブラケット
29が一体に突出形成されていて、このブラケット29
にはガイドローラ30が装着されている。
【0038】他方、スライドレールユニット21を形成
している固定側レール22のうちその後方側には比較的
幅広のガイドフランジ部31が一体に形成されていて、
そのガイドフランジ部31の下半部はスカート状に傾斜
しているとともに、ガイドフランジ部31の下端にはス
トッパー32が一体に曲折形成されている。
【0039】そして、図9の(A)に示すようにエンジ
ンフード3が定常閉止位置にある状態では、上記ガイド
ローラ30がストッパー32に当接して、そのままの状
態ではエンジンフード3が上昇移動できないようになっ
ている。
【0040】したがって、本実施の形態によれば、図9
の(B)に示すように、ヒンジアーム28をエンジンフ
ード3とともに所定量θ1だけ後方に回動させることに
よりガイドローラ30とストッパー32との係合が解除
され、この状態で初めてエンジンフード3を可動側レー
ル23とともに上昇移動させることができ、結果として
第1の実施の形態のものと同様の機能が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を適用したフォーク
リフトの側面説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1に
示すエンジンフードまわりの分解斜視図。
【図3】図2に示すガイドレールの正面説明図。
【図4】図2に示すヒンジピンの拡大図。
【図5】図3のb−b線に沿う断面説明図。
【図6】図1,2に示したエンジンフード開時の作動説
明図。
【図7】図6に示す挙動の変形例を示す作動説明図。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す要部分解斜視
図。
【図9】(A)はエンジンフード閉止時の要部説明図、
同図(B)はエンジンフードを後方へ回動操作したとき
の要部説明図。
【図10】(A)は従来のLPGボンベ搭載タイプのフ
ォークリフトの側面図、(B)は同図(A)の要部平面
説明図。
【図11】従来のエンジンフード開閉装置の他の例を示
す要部説明図。
【符号の説明】
3…エンジンフード 5…ヘッドガード 7…リアピラー部 8…ガイドレール 10…ヒンジアーム 11…二面幅部 12…ヒンジピン 13…ガイドローラ 15…ガスステー(助力ステー) 21…スライドレールユニット 22…固定側レール 23…可動側レール 25…ヒンジピン 28…ヒンジアーム 30…ガイドローラ 32…ストッパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンフードの後部上端をヒンジピン
    を介して車体に回動可能に支持させるとともに、前記エ
    ンジンフードをヒンジピンとともに車体に対して上下方
    向にスライド可能に支持させたことを特徴とする産業車
    両のエンジンフード支持装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンフードの回動操作力および
    上昇操作力を軽減する手段として、車体とエンジンフー
    ドとの間に助力ステーを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の産業車両のエンジンフード支持装置。
  3. 【請求項3】 車体側のエンジンフード支持部がヘッド
    ガードの脚部として機能するリアピラー部であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の産業車両のエンジ
    ンフード支持装置。
  4. 【請求項4】 前記エンジンフードを定常閉止位置から
    所定角度だけ後方に回動させた場合にのみその位置から
    のエンジンフードの上昇動作が許容されるようになって
    いることを特徴とする請求項3に記載の産業車両のエン
    ジンフード支持装置。
  5. 【請求項5】 前記エンジンフード側に固定されたヒン
    ジピンが、リアピラー部に設けられて該ヒンジピンの上
    下方向のスライドストロークを規制しているガイドレー
    ルのガイド溝に相対移動可能に案内支持されていて、ヒ
    ンジピンがガイド溝に対して少なくともその下降限位置
    にある場合にのみ該ヒンジピンの回動が許容され、それ
    以外の部分ではヒンジピンの回動が阻止されて該ヒンジ
    ピンの上下方向のスライド動作のみが許容されるように
    なっていることを特徴とする請求項4に記載の産業車両
    のエンジンフード支持装置。
  6. 【請求項6】 前記リアピラー部に設けられて、固定側
    レールとこの固定側レールに沿って上下方向にスライド
    可能な可動側レールとからなるスライドレールユニット
    と、 前記可動側レールに固定されて、エンジンフードが回動
    可能に支持されたヒンジピンと、 前記エンジンフードの後端に設けられて、該エンジンフ
    ードが定常閉止位置にあるときにヒンジピンよりも後方
    に位置するガイドローラと、 前記固定側レールの下端に設けられ、エンジンフードが
    定常閉止位置にある状態ではガイドローラに当接して定
    常閉止位置からのエンジンフードの後方への回動操作を
    許容する一方、前記エンジンフードが所定角度だけ後方
    に回動した以降は可動側レール、エンジンフードおよび
    ガイドローラが一体的に固定側レールに沿って上昇する
    のを許容するストッパーと、 を備えていることを特徴とする請求項4に記載の産業車
    両のエンジンフード支持装置。
JP3555298A 1998-02-18 1998-02-18 産業車両のエンジンフード支持装置 Pending JPH11228088A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3555298A JPH11228088A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 産業車両のエンジンフード支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3555298A JPH11228088A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 産業車両のエンジンフード支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11228088A true JPH11228088A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12444902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3555298A Pending JPH11228088A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 産業車両のエンジンフード支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11228088A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7766419B2 (en) 2007-12-03 2010-08-03 Caterpillar Paving Products Inc. Sliding panel arrangement for a vehicle
KR20150128242A (ko) * 2014-05-09 2015-11-18 주식회사 만도 자동차의 조향컬럼

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7766419B2 (en) 2007-12-03 2010-08-03 Caterpillar Paving Products Inc. Sliding panel arrangement for a vehicle
KR20150128242A (ko) * 2014-05-09 2015-11-18 주식회사 만도 자동차의 조향컬럼

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4085675B2 (ja) 産業車両
EP1743864A2 (en) Industrial vehicle
US4662109A (en) Sliding door lock arrangement
JP5420526B2 (ja) 建設機械
US10480232B2 (en) Sliding door structure
EP2636551A2 (en) Vehicle door structure
JPH11228088A (ja) 産業車両のエンジンフード支持装置
JP3697952B2 (ja) 産業車両のエンジンフード開閉装置
JP4067242B2 (ja) 建設機械のキャブと同キャブを設置した建設機械
JP3666678B2 (ja) コントロールボックスの開閉装置
JP4691837B2 (ja) 産業車両用のフードの開閉構造
JP5279398B2 (ja) 産業用車両の操作レバーロック装置
JP3900652B2 (ja) フォークリフトのフード開閉機構
JP3956468B2 (ja) フォークリフト用フード開閉装置
JP2000255994A (ja) 産業車両のエンジンフード支持装置
JP2001122172A (ja) 自動二輪車の着座シート装置
JP3900655B2 (ja) フォークリフトのフード開閉装置
JP3132617B2 (ja) 産業車両のシート取付け装置
JP3614130B2 (ja) 車両用シート装置
JP3956477B2 (ja) 産業車両におけるフードの開閉機構及び産業車両
JPH0616153U (ja) 車両用キャリア装置
JP3089168B2 (ja) 自動車用車椅子収納装置
JP2000255460A (ja) トラクタ後上部構造
JP2002088813A (ja) 建設機械のスライドドア装置
JP2010047224A (ja) 車両用キャビンドア開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050628

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02