JPH08278532A - ズームレンズのフード可変装置 - Google Patents

ズームレンズのフード可変装置

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JPH08278532A
JPH08278532A JP7104837A JP10483795A JPH08278532A JP H08278532 A JPH08278532 A JP H08278532A JP 7104837 A JP7104837 A JP 7104837A JP 10483795 A JP10483795 A JP 10483795A JP H08278532 A JPH08278532 A JP H08278532A
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hood
lens
zoom lens
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JP7104837A
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Naoki Ito
直樹 伊藤
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B11/00Filters or other obturators specially adapted for photographic purposes
    • G03B11/04Hoods or caps for eliminating unwanted light from lenses, viewfinders or focusing aids
    • G03B11/045Lens hoods or shields

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ズームレンズの広角時及び望遠時の画角に応
じてフードの繰り出し長さや開度を変化させる。 【構成】 検知した現在の焦点距離fを基にズームレン
ズ11が望遠側か広角側かをCU41で判定し、望遠側
の時は焦点距離fに基づいてレンズフード13のフード
繰り出し量に対応する制御量βをCU41で算出し、こ
の算出した今回のモータ制御量βから前回算出したモー
タ制御量β0 を差し引いた実際の制御量Tを求め、この
制御量Tに応じモータ43、45を駆動してレンズフー
ド13を繰り出す。また、広角側の時はレンズフード1
3を最大望遠端まで繰り出した状態で焦点距離fに基づ
いてレンズフード13の開き角度に対応する制御量αを
算出し、この算出した今回のモータ制御量αから前回算
出したモータ制御量α0 を差し引いた実際の制御量Wを
求め、この制御量Wに応じモータ43、45を駆動して
レンズフード13を拡開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズームレンズのフード
可変装置に関し、さらに詳しくは、ズームレンズの広角
時及び望遠時の画角に応じてフードの長さや開度を変化
できるズームレンズのフード可変装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの撮影レンズには、その画角に応
じた長さ及び開口寸法を有するレンズフードが装着され
ている。このレンズフードは、レンズ画角以外からの光
がレンズに入射するのを防止するためのもので、ゴース
トイメージをなくし、コントラストのよい写真を撮る観
点から重要な要素となっている。
【0003】このようなレンズフードは、広角用の撮影
レンズや望遠用の撮影レンズは勿論のこと、ズームレン
ズにも装着されているが、従来、ズームレンズに適用さ
れるレンズフードは、その長さ及び開口の大きさを広角
側の画角に合わせて設定した構造のものが一般である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ズーム
レンズに用いられるレンズフードを広角側の画角に合わ
せて設定した場合、このレンズフードの長さ及び開度は
ズームレンズの望遠側の画角に対し大きめになるため、
ズームレンズの望遠時にレンズ画角以外からの光がレン
ズに入射されてしまい、ゴーストイメージやベイリング
グレアの発生の要因となり、望遠側のレンズフードとし
ては余り役立たないという不具合がある。また、レンズ
フードを望遠側の画角に合わせて設定した場合は、この
レンズフードの長さ及び開度はズームレンズの広角側の
画角に対し小さめになるため、ズームレンズの広角時に
入射光束の一部が遮られるケラレ現象が生じ、画面の周
辺光量不足や未露光の原因となり、フード自体を取り外
したりしなければならず、取り扱いがわずらわしくなる
という不具合があった。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、ズームレンズの広角
時及び望遠時の画角に応じてフードの繰り出し長さや開
度を変化できるズームレンズのフード可変装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、ズームレンズの周方向に沿って配
置され、前記ズームレンズの標準焦点距離に対応するフ
ード収納位置から最大望遠側端までの間で前記ズームレ
ンズにその光軸方向に移動可能に支持されているととも
に最大望遠側端で拡開可能に支持された複数のフード体
からなるレンズフードと、前記レンズフードの各フード
体を前記ズームレンズの光軸方向に移動するとともに最
大望遠側端で拡開動作させる駆動手段と、前記ズームレ
ンズの現在の焦点距離を検知する焦点距離検知手段と、
前記検知した焦点距離が前記標準焦点距離よりも望遠側
か広角側かを判定する判定手段と、前記判定手段が望遠
側を判定した時は前記焦点距離に基づいて前記レンズフ
ードのフード繰り出し量に対応する制御量を算出する第
1の演算手段と、前記算出した制御量に応じ前記駆動手
段を駆動して前記レンズフードを繰り出す第1の制御手
段と、前記判定手段が広角側を判定した時は前記レンズ
フードを最大望遠端まで繰り出した状態で前記焦点距離
に基づいて前記レンズフードの開き角度に対応する制御
量を算出する第2の演算手段と、前記算出した制御量に
応じ前記駆動手段を駆動して前記レンズフードを拡開さ
せる第2の制御手段とを備えてなるものである。請求項
2の発明は、請求項1に記載のズームレンズのフード可
変装置において、前記レンズフードを、前記ズームレン
ズを構成する鏡筒の内周部に配設したものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載のズー
ムレンズのフード可変装置において、前記第1の演算手
段で算出される制御量が、今回算出した制御量と前回算
出した制御量との差であり、この差の値が正の時は該差
の値に応じて前記駆動手段を前記レンズフードが繰り出
しされる方向に制御することを特徴とする。請求項4の
発明は、請求項1に記載のズームレンズのフード可変装
置において、前記第1の演算手段で算出される制御量の
差の値が負の時、該差の値に応じて前記駆動手段を前記
レンズフードが収納される方向に制御することを特徴と
する。
【0008】請求項5の発明は、請求項1に記載のズー
ムレンズのフード可変装置において、前記第2の演算手
段で算出される制御量が、今回算出した制御量と前回算
出した制御量との差であり、この差の値が正の時は該差
の値に応じて前記駆動手段を前記レンズフードが拡開さ
れる方向に制御することを特徴とする。請求項6の発明
は、請求項1に記載のズームレンズのフード可変装置に
おいて、前記第2の演算手段で算出される制御量の差の
値が負の時、該差の値に応じて前記駆動手段を前記レン
ズフードが収納される方向に制御することを特徴とす
る。
【0009】請求項7の発明は、請求項1に記載のズー
ムレンズのフード可変装置において、電源がオフされた
時、前記第1の制御手段により前記駆動手段を算出した
制御量分フード収納方向に制御することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1に記載のズームレンズのフ
ード可変装置において、電源がオフされた時、前記第2
の制御手段により前記駆動手段を算出した制御量分フー
ド収納方向に制御することを特徴とする。
【0010】
【実施例】図1〜図4により本発明にかかるズームレン
ズのフード可変装置の実施例について説明する。図1〜
図3において、全体符号11で示すズームレンズは、光
軸L上に軸線を一致させて配設した前レンズ郡111、
フォーカスレンズ郡113及びズームレンズ郡115を
備え、前レンズ郡111は不図示の連結機構を介して鏡
筒117内に固定され、フォーカスレンズ郡113は不
図示のフォーカス調整機構により鏡筒117内に光軸L
に沿って移動可能に支持され、また、ズームレンズ郡1
15は不図示のズーミング機構により鏡筒117内に光
軸Lに沿って移動可能に支持されている。
【0011】13はズームレンズ11のレンズフードで
あり、このレンズフード13は鏡筒117の内径に略対
応する径の筒体を略半割にしたものから形成される一対
のフード体131、132を有し、この各フード体13
1、132は、その半割端縁部側を互いに重ね合わせる
ことにより筒状に組み合わされ、この筒状に組み合わさ
れたレンズフード13は鏡筒117の内壁部にその開口
から光軸方向に移動可能に装着されている。
【0012】各フード体131、132の円弧頂部に
は、その長手方向に沿って所定長さのガイド孔131
a、132aがそれぞれ形成されており、この各ガイド
孔131a、132aは、鏡筒117の内壁にガイド孔
131a,132aと直交する向きに配設した軸ピン1
5、17に係合されている。また、各フード体131、
132の挿入側端とこれに対向する鏡筒117間には、
それぞれのフード体131、132を鏡筒117内に収
納する方向に付勢するばね19、21がそれぞれ張設さ
れている。さらに、鏡筒117には、それぞれのフード
体131、132に対応した所定長さのラック23、2
5が光軸方向に移動可能に配設されており、この各ラッ
ク23、25には、これに対応して鏡筒117に回転可
能に設けたピニオン27、29がそれぞれ噛合され、各
ピニオン27、29は後述するそれぞれの小型モータに
より同期して駆動される。また、各フード体131、1
32の挿入側先端部には板カム31、33が設けられ、
この各板カム31、33には、これに対応してそれぞれ
のラック23、25の一端に設けた係合部材35、37
がそれぞれ係合されている。
【0013】板カム31、33は、図4に示すように、
レンズフード13がズームレンズ11の最大望遠側へ移
動されるまで係合部材35、37が係合する段部35
1、371と、この係合位置からラック23、25が更
にフード突出方向に移動された時に係合部材35、37
が係合して各フード体131、132をそれぞれの軸ピ
ン15、17を支点に拡開作動させる段部352、37
2を備えている。図1〜図3中、39はレンズフード1
3が最大望遠端に達したことを検出する位置検出スイッ
チである。
【0014】図5によりレンズフードの可変制御回路の
構成について説明する。図5において、41はフード可
変装置全体を制御し管理するCPU(中央処理装置)で
あり、このCPU41には、レンズフード13を望遠側
及び広角側へ駆動する小型モータ43、45が駆動回路
47を介して接続されている。小型モータ43はフード
体131側のピニオン27を駆動するものであり、小型
モータ45はフード体132側のピニオン29を駆動す
るものである。また、CPU41には電源スイッチ4
9、位置検出スイッチ39及びメモリ51がそれぞれ接
続されており、さらに、CPU41にはコード板53か
ら得られるズームレンズ11の現在の焦点距離情報が入
力される。
【0015】メモリ51には、図6に示す処理を実行す
るためにズームレンズ11の現在の焦点距離情報を基に
モータ43、45の制御量(レンズフード13の望遠側
及び広角側への移動量)を算出する演算プログラムやレ
ンズフード制御のための処理プログラム、焦点距離情報
からモータ制御量を算出する変換テーブル、及びCPU
41での演算結果であるモータ制御量等のデータが格納
されている。
【0016】なお、上記実施例において、CPU41及
びコード板53は焦点距離検知手段を、CPU41及び
メモリ51は第1、第2の演算手段及び第1第2の制御
手段を、ラック23,25、ピニオン27,29、板カ
ム27,29及びモータ43,45はレンズフード13
の駆動手段をそれぞれ構成する。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
動作について、図6に示すフローチャートを参照して説
明する。電源スイッチ49のオフ時は、レンズフード1
3は図1(A)に示すように鏡筒117内に収納されい
る。また、この時のズームレンズ11は標準の焦点距
離、例えば50mmの焦点距離に戻されている。この基
準焦点距離f0 におけるレンズフードの収納位置を基準
にして以下に述べるフード制御がズームレンズの望遠側
及び広角側の画角、即ち画角に逆比例する焦点距離に応
じて行われる。
【0018】電源スイッチ49がオンされ、かつ基準焦
点距離f0 にあるズームレンズ11が任意のズーム位置
に作動されたとすると、CPU41では、まず、ズーム
レンズ11の現在の焦点距離fをコード板53からの焦
点距離情報に基づいて検知する(ステップS1)。次
に、検知した現在の焦点距離fが基準焦点距離f0 に対
してf≧f0 かを判定する(ステップS2)。即ち、ズ
ームレンズ11が望遠側か広角側かを判定する。ここ
で、f≧f0 であると判定された場合(望遠側)はステ
ップS3に進み、f=f0 かを判定する。f=f0 でな
いと判定された時はステップS4に進み、検知した現在
の焦点距離fに基づいて基準位置(基準焦点距離f0
のフード位置)からのフード繰り出し量に対応するモー
タ制御量βをメモリ51に格納されている変換テーブル
を参照して算出する。また、f=f0であると判定され
た場合はステップS5に進み、メモリ51の所定にエリ
アに格納されている前回算出したモータ制御量β0 をク
リアする(β0 =0)。
【0019】次のステップS6では、今回算出したモー
タ制御量βから前回算出したモータ制御量β0 を差し引
いた実際の制御量T=β−β0 を求める。次いで、求め
たTが正か負かを判定する(ステップS7)。ここで、
Tの値が正の場合はCPU41から駆動回路47に繰り
出し方向の駆動指令を与え、小型モータ43、45をT
に相当する分フード繰り出し方向に回転させる(ステッ
プS8)。小型モータ43、45がフード繰り出し方向
に回転されるとピニオン27、29は時計回り方向に回
転されるため、この各ピニオン27、29に噛合するそ
れぞれのラック23、25は図2(A)に示す矢印X方
向に移動されると同時に、各フード体131、132
は、その板カム32、33の段部351、371に係合
部材35、37を係合した状態したままばね19、21
に抗して図2(A)に示す矢印X方向に移動される。こ
れにより、レンズフード13は図2(A)に示すよう
に、実際の制御量Tに相当する分、鏡筒117の前方へ
繰り出される。このときのレンズフード13の望遠側へ
の最大繰り出し量Dは、各フード体131、132のガ
イド孔131a、132aの終端が図2に示すように軸
ピン15、17に係止して各フード体131、132が
軸ピン15、17を支点に回動され始める直前までの繰
り出し量に対応する。
【0020】一方、ステップS7において、T=β−β
0 の値が負であると判定された場合はfo へ向けての広
角側ズーミングがなされていることになるので、ステッ
プS9に進み、CPU41から駆動回路47に収納方向
の駆動指令を与え、小型モータ43、45を制御量Tに
相当する分フード収納方向に回転させる。これにより、
レンズフード13は制御量Tに相当する分、鏡筒117
内に収納される。
【0021】次に、CPU41では、ステップS10に
おいて今回算出したモータ制御量βを次回の制御量Tを
求めるためのβ0 としてメモリ51に格納する。次のス
テップS11において、電源スイッチ49がオンされて
るかオフされているかを判定する。電源スイッチ49が
オンされていると判定された場合はステップS1に戻
り、ステップS1以降の処理を実行する。また、電源ス
イッチ49がオフであると判定された場合はステップS
12に移行して、CPU41から駆動回路47にフード
収納駆動指令を与え、小型モータ43、45を制御量β
または後述する制御量α+Dに相当する分、フード収納
方向に回転してレンズフード13を基準焦点距離f0
対応する基準位置に収納する。その後、メモリ51に格
納されている前回のモータ制御量α0 、β0 をクリアす
る(ステップS13)。
【0022】次に、広角側のフード制御について述べ
る。この場合、検出された焦点距離fに対するフードの
初期位置は、フード体131、132が軸ピン15、1
7を支点にして回動される直前の最大望遠時のフード位
置に相当するから、この初期位置を基準としてモータ制
御量αを算出する必要がある。
【0023】広角側のフード制御に際しては、先ず、広
角側に作動されたズームレンズ11の現在の焦点距離f
をコード板53から検知し、この焦点距離fがf≧f0
かを判定する(ステップS2)。この場合、ズームレン
ズ11が広角側に動作され、f<f0 となっているた
め、ステップS14に移行し位置検出スイッチ39がオ
ンされているかをCPU41で判定する。ここで、位置
検出スイッチ39がオンしていると判定された場合はス
テップS15に進み、現在の焦点距離fを基にしてフー
ドの開き角に対応するモータ制御量αを変換テーブルを
参照して算出する。
【0024】また、ステップS14において、位置検出
スイッチ39がオンしていないと判定された場合は、ま
ず、CPU41から駆動回路47にフード繰り出し方向
の起動指令を与えて小型モータ43、45を起動し、レ
ンズフード13が最望遠側まで達する繰り出し量Dに相
当する分小型モータ43、45を駆動し(ステップS1
6)、フード開度制御の初期位置とする。その後、メモ
リ51の所定にエリアに格納されている前回算出したモ
ータ制御量α0 をクリアし(ステップS17)、ステッ
プS15に移行して現在の焦点距離fに対応するモータ
制御量αを算出する。
【0025】次のステップS18では、今回算出したモ
ータ制御量αから前回算出したモータ制御量α0 を差し
引いた実際の制御量W=α−α0 を求める。次いで、求
めたWが正か負かを判定する(ステップS19)。ここ
で、Wの値が正の場合はfoに対してさらなる広角側へ
のズーミングなので CPU41から駆動回路47に繰
り出し方向の駆動指令を与え、小型モータ43、45を
Wに相当する分フード繰り出し方向に回転させる(ステ
ップS20)。小型モータ43、45がフード繰り出し
方向に回転されるとピニオン27、29は時計回り方向
に更に回転されるため、この各ピニオン27、29に噛
合するそれぞれのラック23、25は図2(A)に示す
最望遠端位置から更に図3(A)に示す矢印X方向に移
動される。この時、各フード体131、132のガイド
孔131a、132aの終端が図2に示すように軸ピン
15、17に係止しているため、ラック23、25が矢
印X方向に移動されるに伴い、その係合部材35、37
は板カム32、33の段部351、371から外れて段
部352、372に係合し、各フード体131、132
を軸ピン15、17を支点にして図3(A)に示すよう
に外側へ回動させる。これにより、レンズフード13は
モータ制御量Wに相当する分拡開され、レンズフード1
3をズームレンズ11の広角側画角に適合する繰り出し
量及び開き角度に設定する。
【0026】一方、ステップS19において、W=α−
α0 の値が負であると判定された場合、fo へ向かう望
遠側へのズーミングであるので、ステップS21に進
み、CPU41から駆動回路47に収納方向の駆動指令
を与え、小型モータ43、45を制御量Wに相当する分
フード収納方向に回転させる。これにより、レンズフー
ド13は制御量Wに相当する分、鏡筒117内に収納さ
れる。次に、CPU41では、ステップS22において
今回算出したモータ制御量αを次回の制御量Wを求める
ためのα0 としてメモリ51に格納する。その後、上述
したステップS11以下に示す処理を実行する。
【0027】このような本実施例においては、コード板
53からの情報に基づいて検知した現在の焦点距離fを
基にズームレンズ11が望遠側か広角側かを判定し、望
遠側の時は焦点距離fに基づいてレンズフード13のフ
ード繰り出し量に対応する制御量βを算出し、この算出
した今回のモータ制御量βから前回算出したモータ制御
量β0 を差し引いた実際の制御量Tを求め、この制御量
Tに応じモータ43、45を駆動してレンズフード13
を繰り出す。また、広角側の時はレンズフード13を最
大望遠端まで繰り出した状態で焦点距離fに基づいてレ
ンズフード13の開き角度に対応する制御量αを算出
し、この算出した今回のモータ制御量αから前回算出し
たモータ制御量α0 を差し引いた実際の制御量Wを求
め、この制御量Wに応じモータ43、45を駆動してレ
ンズフード13を拡開させる。従って、レンズフード1
3をズームレンズ11の広角時及び望遠時の画角に適合
した繰り出し長さ及び開度に自動的に設定することがで
きる。その結果、単一のレンズフードをズームレンズの
広角時及び望遠時に共用できる。
【0028】なお、上記実施例においては、レンズフー
ド13をズームレンズ11の広角側及び望遠側に移動さ
せる駆動手段を鏡筒117に設けたラック23,25、
ピニオン27,29、カム板27,29及びモータ4
3,45で構成する場合について説明したが、本発明は
これに限らず、フォーカスレンズ群111やズームレン
ズ群115のような駆動機構を用いてもよく、かつその
駆動用のモータをカメラ本体側に設置し、カップリング
によりモータの回転をフード駆動機構に伝達できるよう
にしてもよい。また、本発明のレンズフード13は鏡筒
117の内周部に設けるものに限らず、鏡筒117の外
周に設けてもよい。また、本発明は、上記実施例に示す
構成のものに限らず、請求項に記載した範囲を逸脱しな
い限り、種々の変形が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のズームレ
ンズのフード可変装置によれば、検知した現在の焦点距
離を基にズームレンズが望遠側か広角側かを判定し、望
遠側の時は現在の焦点距離に基づいてレンズフードのフ
ード繰り出し量に対応する制御量を算出し、この制御量
に応じ駆動手段を制御してレンズフードを繰り出す。ま
た、広角側の時はレンズフードを最大望遠端まで繰り出
した状態で現在の焦点距離に基づいてレンズフードの開
き角度に対応する制御量を算出し、この制御量に応じ駆
動手段を制御してレンズフードを拡開させる構成にした
ので、レンズフードをズームレンズの広角時及び望遠時
の画角に適合した繰り出し長さ及び開度に自動的に設定
することができるとともに、単一のレンズフードをズー
ムレンズの広角時及び望遠時に共用できるという効果が
ある。
【0030】また、本発明によれば、演算手段において
今回算出した制御量と前回算出した制御量との差が正の
時は該差の値に応じて駆動手段によりレンズフードを繰
り出す方向、またはにレンズフードを拡開する方向に制
御することができる。また、本発明によれば、演算手段
において今回算出した制御量と前回算出した制御量との
差が負の時は該差の値に応じて駆動手段によりレンズフ
ードを収納する方向に制御することができる。また、本
発明によれば、電源がオフされると、演算手段で算出し
た制御量に相当する分レンズフードを駆動手段により収
納方向に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるズームレンズのフード可変装置
の一実施例を示すもので、同図(A)はフード可変装置
の概略断面図、同図(B)は(A)図におけるレンズフ
ードの概略正面図である。
【図2】同図(A)は本実施例におけるレンズフードの
望遠側動作時の概略断面図、同図(B)は(A)図にお
けるレンズフードの概略正面図である。
【図3】同図(A)は本実施例におけるレンズフードの
広角側動作時の概略断面図、同図(B)は(A)図にお
けるレンズフードの概略正面図である。
【図4】本実施例における板カムの詳細図である。
【図5】本実施例におけるフード可変制御部のブロック
図である。
【図6】本実施例におけるレンズフードを望遠側及び広
角側に動作させるときの動作手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
11 ズームレンズ 117 鏡筒 13 レンズフード 131、132 フード体 23、25 ラック 27、29 ピニオン 39 位置検出スイッチ 41 CPU 43、45 モータ 49 電源スイッチ 51 メモリ 53 コード板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズの周方向に沿って配置さ
    れ、前記ズームレンズの標準焦点距離に対応するフード
    収納位置から最大望遠側端までの間で前記ズームレンズ
    にその光軸方向に移動可能に支持されているとともに最
    大望遠側端で拡開可能に支持された複数のフード体から
    なるレンズフードと、 前記レンズフードの各フード体を前記ズームレンズの光
    軸方向に移動するとともに最大望遠側端で拡開動作させ
    る駆動手段と、 前記ズームレンズの現在の焦点距離を検知する焦点距離
    検知手段と、 前記検知した焦点距離が前記標準焦点距離よりも望遠側
    か広角側かを判定する判定手段と、 前記判定手段が望遠側を判定した時は前記焦点距離に基
    づいて前記レンズフードのフード繰り出し量に対応する
    制御量を算出する第1の演算手段と、 前記算出した制御量に応じ前記駆動手段を駆動して前記
    レンズフードを繰り出す第1の制御手段と、 前記判定手段が広角側を判定した時は前記レンズフード
    を最大望遠端まで繰り出した状態で前記焦点距離に基づ
    いて前記レンズフードの開き角度に対応する制御量を算
    出する第2の演算手段と、 前記算出した制御量に応じ前記駆動手段を駆動して前記
    レンズフードを拡開させる第2の制御手段と、 を備えてなるズームレンズのフード可変装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズフードは、前記ズームレンズ
    を構成する鏡筒の内周部に配設されている請求項1記載
    のズームレンズのフード可変装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の演算手段で算出される制御量
    は、今回算出した制御量と前回算出した制御量との差で
    あり、この差の値が正の時は該差の値に応じて前記駆動
    手段を前記レンズフードが繰り出しされる方向に制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のズームレンズのフー
    ド可変装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の演算手段で算出される制御量
    の差の値が負の時は該差の値に応じて前記駆動手段を前
    記レンズフードが収納される方向に制御することを特徴
    とする請求項1記載のズームレンズのフード可変装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の演算手段で算出される制御量
    は、今回算出した制御量と前回算出した制御量との差で
    あり、この差の値が正の時は該差の値に応じて前記駆動
    手段を前記レンズフードが拡開される方向に制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載のズームレンズのフード可
    変装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の演算手段で算出される制御量
    の差の値が負の時は該差の値に応じて前記駆動手段を前
    記レンズフードが収納される方向に制御することを特徴
    とする請求項1記載のズームレンズのフード可変装置。
  7. 【請求項7】 電源がオフされている時は、前記第1の
    制御手段により前記駆動手段を算出した制御量分フード
    収納方向に制御することを特徴とする請求項1記載のズ
    ームレンズのフード可変装置。
  8. 【請求項8】 電源がオフされている時は、前記第2の
    制御手段により前記駆動手段を算出した制御量分フード
    収納方向に制御することを特徴とする請求項1記載のズ
    ームレンズのフード可変装置。
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