JPH08277586A - 耐火パネル - Google Patents

耐火パネル

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JPH08277586A
JPH08277586A JP10486695A JP10486695A JPH08277586A JP H08277586 A JPH08277586 A JP H08277586A JP 10486695 A JP10486695 A JP 10486695A JP 10486695 A JP10486695 A JP 10486695A JP H08277586 A JPH08277586 A JP H08277586A
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徹 水上
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祐次 横尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高強度で、かつ厚さが薄く、軽量で、耐火性
に優れた耐火パネルを提供する。 【構成】 ハニカム体12のセル内にフェノール樹脂フ
ォームが充填されたコア19の両面に無機質繊維シート
14が配置され、更にその外側の両面が表皮材17で被
覆されてなるパネル11の上記フェノール樹脂フォーム
に、無機水酸化物、無機水和物及び無機塩から選ばれた
一種又は二種以上からなる平均粒子径が1〜300 μmの
難燃剤を、フェノール樹脂フォームに対する重量比で1
〜4含有させる。また、ハニカム体12とフェノール樹
脂フォームとの接触面、及びハニカム体12と無機質繊
維シート14との接触面に、熱可塑性物質が介在してい
ることが好ましい。難燃剤としては、各種のものが使用
できるが、特に水酸化アルミニウムが好ましく用いられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度で、かつ厚さが
薄く、軽量で、耐火性に優れていて、特に建築物の内外
壁、間仕切り、ドア、天井等に好適な耐火パネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】オフィスビルディング、大規模店舗、公
共施設等の建築物の内外壁、間仕切り、ドア、天井等に
用いられるパネルは、JIS A 1304の耐火試験、あ
るいは建設省告示第1675号における耐火試験に合格した
耐火パネルであることが要求されている。
【0003】従来、このような耐火試験において、耐火
1時間の試験に合格したパネルとしては、主としてAL
C(発泡コンクリート)を用いたパネル、あるいはAL
C、硅藻土、石綿パーライト板等を石綿スレート板で挟
んだサンドイッチパネルなどが知られていた。
【0004】しかしながら、これらのALCパネルや、
石綿スレート板を用いたサンドイッチパネルは、パネル
重量が重く、輸送コストがかかるだけでなく、施工時に
おいても人手がかかったり、クレーン等が必要になった
りして、施工コストも高くなるという問題があった。
【0005】そこで、軽量なパネルという観点から、樹
脂フォームを用いたパネルを使用することが考えられ
る。有機樹脂フォームの中で、最も不燃性が高いのは、
フェノール樹脂フォームであるが、フェノール樹脂フォ
ームは、JIS A 1302の防火試験には十分合格する
が、実用的な厚さにおいては、上記JIS A 1304の
耐火試験、建設省告示第1675号における耐火試験におい
て耐火1時間の試験には合格することができない。
【0006】なお、フェノール樹脂フォームは、単独で
は芯材としての強度が劣り、表皮材との接着性も弱いと
いう欠点を有している。また、フェノール樹脂フォーム
を芯材として用いたパネルは、火焔によりパネル表面が
加熱されると、パネル内部のフェノール樹脂フォームが
加熱分解して炭化して収縮するため、大型パネルの場合
にはこの収縮による亀裂が生じ、この亀裂部分に空気層
の対流がおこって熱が伝わり、耐火性を維持しにくいと
いう問題もあった。
【0007】一方、フェノール樹脂フォーム中に、種々
の難燃剤を添加して、耐火性能を向上させようとする試
みもなされている。
【0008】しかしながら、難燃剤の種類、粒子径、添
加量によっては、フェノール樹脂フォームの発泡を妨げ
るため、十分な耐火性を有するフェノール樹脂フォーム
はいまだ見い出されていないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたもので、その目的
は、高強度で、かつ厚さが薄く、軽量で、耐火性に優れ
た耐火パネルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の耐火パネルは、ハニカム体のセル内にフェ
ノール樹脂フォームが充填されたコアの両面に無機質繊
維シートが配置され、更にその外側の両面が表皮材で被
覆されてなる耐火パネルにおいて、前記フェノール樹脂
フォームが無機水酸化物、無機水和物及び無機塩から選
ばれた一種又は二種以上からなる難燃剤を含有してお
り、この難燃剤の含有割合が前記フェノール樹脂フォー
ムに対する重量比で1〜4であり、前記難燃剤の平均粒
子径が1〜300 μmであることを特徴とする。
【0011】以下、本発明について好ましい態様を挙げ
て詳細に説明する。本発明におけるフェノール樹脂とし
ては、通常使用されているフェノール樹脂を使用するこ
とができるが、硬化剤による表皮材の腐食が発生しない
ノボラック型のフェノール樹脂を使用することが好まし
い。このフェノール樹脂に発泡剤を添加混合すること
で、発泡性フェノール樹脂とすることができ、発泡させ
るとフェノール樹脂フォームとなる。発泡剤としては、
加熱によって熱分解してガスを発生する無機系及び有機
系発泡剤が使用され、ジニトロソペンタメチレンテトラ
ミン等の有機系発泡剤が好ましく使用される。
【0012】本発明においては、上記フェノール樹脂フ
ォームに、平均粒子径1〜300 μm、好ましくは3〜30
0 μmの、無機水酸化物、無機水和物及び無機塩から選
ばれた一種又は二種以上からなる難燃剤を、フェノール
樹脂フォームに対する重量比で1〜4、好ましくは1〜
3となる量で含有させることにより、耐火性を向上させ
る。
【0013】なお、本発明における平均粒子径は、沈降
天秤法あるいは乾式篩分析によって測定されたD50の値
を意味する。平均粒子径が1μm未満の場合、難燃剤の
嵩が高すぎて、フェノール樹脂フォームに対して重量比
で1以上含有させることが困難になって、十分な耐火性
を得ることができなくなるばかりでなく、発泡性フェノ
ール樹脂の発泡を大きく阻害するため、所定量の発泡性
フェノール樹脂を用いた場合、ハニカム体のセル内への
フェノール樹脂フォームの充填が不十分になり、十分充
填しようとすると、多量の発泡性フェノール樹脂が必要
になって、パネルの重量増、コスト高を招くので好まし
くない。また、平均粒子径が300 μmを超える場合、嵩
比重が大きくなるため、比重分離しやすく、フェノール
樹脂フォーム中に均一に分散させることが困難になる。
【0014】難燃剤の含有割合が、フェノール樹脂フォ
ームに対する重量比で1未満の場合は、耐火性が不十分
となり、重量比で4を超えると、フェノール樹脂の発泡
が阻害されるので好ましくない。
【0015】本発明において、上記難燃剤としては、水
酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシ
ウム、ドーソナイト、アルミン酸カルシウム、2水和石
膏、ほう酸亜鉛、ほう砂、カオリンクレー、炭酸カルシ
ウム等から選ばれた一種又は二種以上を用いるのが好ま
しい。これらのうち、吸熱効果が大きいことから水酸化
アルミニウムを用いるのがより好ましい。
【0016】本発明においてハニカム体としては、特に
限定されず、公知のものを使用することができる。ハニ
カム体のセル形状の例としては、ハニカムコア、ロール
コア、コルゲートコア等を挙げることができ、材質の例
としては、クラフト紙、セミ中芯紙等のペーパーハニカ
ム、アルミニウム等の金属ハニカム等を挙げることがで
きる。これらのうち、火災が起きた場合に、パネルの裏
面温度の上昇を抑えるため、熱伝導率が小さいペーパー
ハニカムが好ましく用いられる。なお、ペーパーハニカ
ムを用いる場合には、難燃性を向上させる目的で、フェ
ノール樹脂、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム
等を含浸させておいてもよい。
【0017】本発明における無機質繊維シートとして
は、ガラス繊維、岩綿、アルミナ繊維等の織布、不織
布、紙、又は繊維を堆積させて樹脂バインダーによって
固着させたマット等を使用することができ、中でも、価
格や、発泡性フェノール樹脂が担持されやすいという点
で、ガラスチョップドストランドマットが好ましく使用
される。また、無機質繊維シートは、フェノール樹脂フ
ォームとの接着性を向上させるために表面処理を施して
あってもよい。
【0018】更に、無機質繊維シートは、厚さが0.1 〜
5mmであることが好ましく、特に0.2 〜3mmであること
が好ましい。厚さが0.1mm 未満の場合は、シートの面方
向に沿った通気性が低く、表皮材に塗布した接着剤等が
シート全体に浸透して、上記通気性がより低下するの
で、発泡性フェノール樹脂の発泡時に発生する発泡剤の
余剰ガス及びハニカム体のセル内の空気がパネル外へ抜
けにくくなり、ハニカム体のセル内へフェノール樹脂フ
ォームが完全に充填されず空隙が残る。厚さが5mmより
大きい場合には、無機質繊維シート内の、フェノール樹
脂フォーム及び表皮材に塗布した接着剤等が浸透してい
ない層の厚さが大きくなり、この層からの層間剥離が問
題となる。また、無機質繊維シートが断熱層となり、一
体成形時に発泡性フェノール樹脂の加熱発泡の所要時間
が極端に長くなるので実用的ではない。
【0019】また、無機質繊維シートは、単位重量が30
〜1500g/m2であることが好ましい。単位重量が30g/m2
満では、発泡性フェノール樹脂が担持されにくく、また
複合物とした際の強度も低く、取扱性に劣る。単位重量
が1500g/m2を超える場合は、通気性が低くなり、発泡性
フェノール樹脂の発泡時に発生する発泡剤の余剰ガス及
びハニカム体のセル内の空気がパネル外に抜けにくくな
り、ハニカム体のセル内にフェノール樹脂フォームが完
全に充填されず、空隙が残る。
【0020】本発明において、フィルム状の熱可塑性物
質は、耐火パネルの製造時において無機質繊維シートに
発泡性フェノール樹脂を付着させる際、発泡性フェノー
ル樹脂の脱落を防止するために必要に応じて用いられる
ものであり、無機質繊維シートと発泡性フェノール樹脂
との複合物の、ハニカム体に接する面を、フィルム状に
被覆するように用いられる。フィルム状に被覆する方法
としては、粉体の熱可塑性物質を溶融させてフィルム状
とするか、あるいは予めフィルム状に成形したものを用
いることができる。なお、熱可塑性物質のフィルムを設
けることにより、発泡性フェノール樹脂の脱落が防止さ
れるとともに、フェノール樹脂フォーム、無機質繊維シ
ート及びハニカム体の接着性が向上するという効果も得
られる。
【0021】熱可塑性物質としては、溶融又は軟化する
温度が150 ℃以下である熱可塑性物質を用いるのが好ま
しく、フィルムにした際に強度が優れていることから、
熱可塑性樹脂あるいは熱可塑性エラストマーを用いるの
が好ましい。溶融又は軟化する温度が150 ℃より高い場
合には、発泡性フェノール樹脂の発泡を阻害するので好
ましくない。このような熱可塑性樹脂としては、例え
ば、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル系
の樹脂等を用いるのが好ましい。また、熱可塑性エラス
トマーとしては、例えば、合成ゴム系等のホットメルト
パウダー、ホットメルトフィルム等を用いるのが好まし
い。なお、これらはいずれも市販されているので容易に
入手できる。
【0022】無機質繊維シートと発泡性フェノール樹脂
との複合物にフィルム状に被覆させる熱可塑性物質の厚
さは0.02〜1mmが好ましく、0.03〜0.5mm がより好まし
い。熱可塑性物質の厚さが0.02mmより薄いと、これらの
効果が十分に発揮されず、1mmより厚いと、成形時に発
泡性フェノール樹脂の発泡を阻害するとともに、ハニカ
ム体のセル内の空気がパネル外へ逃げにくくなり、ハニ
カム体のセル内へのフェノール樹脂フォームの充填が不
充分となる。また、可燃性の熱可塑性物質が増えること
で耐火性が低くなる。
【0023】熱可塑性物質は、発泡性フェノール樹脂を
発泡させてハニカム体内に充填させたとき、フェノール
樹脂フォームとハニカム体との接触面、及びハニカム体
と無機質繊維シートとの接触面、更にハニカム体が両面
に貫通した構造をなす場合には、両面から充填されたフ
ェノール樹脂フォームどうしの界面に、おおむね連続し
たフィルム状をなして介在される。ここで、おおむね連
続するとは、フィルム状の熱可塑性物質が完全に連続し
ているか、あるいは孔や裂け目が存在して部分的に不連
続になっている状態をいう。
【0024】本発明の耐火パネルでは、表皮材として、
金属板、無機質ボード等を用いることができるが、耐火
パネルの表裏両面とも金属板であるか、あるいは一方の
面が金属板で、もう一方の面が無機質ボードであること
が、耐火性を向上させるために好ましい。表皮材として
用いる金属板としては、鋼板、アルミニウム板等を使用
することができ、金属板は、外観向上、腐食防止等のた
めに、塗装又は表面処理を施してあってもよい。また、
無機質ボードとしては、石膏ボード、石綿セメント板、
けい酸カルシウム板、スラグ石膏板、ALC板等を使用
することができる。これらの表皮材のうち、パネルの耐
火性を確保し、かつ、表皮材の厚さを薄くして、軽量化
を図る点から、鋼板が好ましく使用される。
【0025】なお、表皮材の無機質繊維シートへの接着
手段としては、ホットメルトフィルムを配しておく方
法、熱硬化性樹脂を塗布しておく方法等が好ましく採用
される。ホットメルトフィルムとしては、軟化点が50〜
200 ℃の接着性を有するホットメルトフィルムを用いる
のが好ましい。軟化点が50℃より低い場合には、耐火パ
ネルの保管、輸送時に表皮材が剥離するおそれがあり、
軟化点が200 ℃より高い場合には、耐火パネルの一体成
形が困難となる。このようなホットメルトフィルムとし
ては、例えば、市販のポリオレフィン系、ポリアミド
系、又はポリエステル系等のホットメルトフィルムが挙
げられる。
【0026】また、熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹
脂、ウレタン樹脂等の接着性を有する樹脂が好ましく使
用される。このうち、接着性及び耐久性の面から、とく
にエポキシ樹脂に硬化剤を添加した組成物が好ましい。
【0027】本発明の耐火パネルの厚さは、特に限定さ
れないが、25〜80mmとするのが好ましく、30〜60mmとす
るのがより好ましい。耐火パネルの厚さが25mmより薄い
場合は耐火1時間の性能を維持することが困難になり、
80mmを超えると、取扱性、施工性が悪くなるだけでな
く、輸送コストも高くなるので好ましくない。
【0028】次に、本発明の耐火パネルの製造法につい
て説明する。まず、発泡性フェノール樹脂に、無機水酸
化物、無機水和物及び無機塩から選ばれた一種又は二種
以上からなる平均粒子径1〜300 μmの難燃剤を混合し
て粉体混合物を作成する。この場合、難燃剤の配合割合
は、発泡させた後のフェノール樹脂フォームに対する重
量比で1〜4となる量とする。
【0029】次に、無機質繊維シート上に、この粉体混
合物を散布し、発泡性フェノール樹脂が溶融する温度以
上かつ発泡硬化する温度未満で加熱して、無機質繊維シ
ートに発泡性フェノール樹脂が付着した複合物を得る。
【0030】なお、フェノール樹脂フォームと前記ハニ
カム体との接触面にフィルム状の熱可塑性物質を介在さ
せる場合には、無機質繊維シートに、上記粉体混合物を
加熱溶着させると共に、ハニカム体に接する面を熱可塑
性物質で被覆する。熱可塑性物質で被覆する方法の一つ
としては、無機質繊維シート上に、上記粉体混合物を散
布し、その上に、同じく粉体の熱可塑性物質を散布した
後、それぞれの樹脂が溶融する温度以上で、かつ、発泡
性フェノール樹脂が発泡硬化する温度未満に加熱して熱
可塑性物質を溶融させてフィルム状とする方法がある。
また、他の方法として、無機質繊維シート上に、上記粉
体混合物を散布し、その上に、予めフィルム状とした熱
可塑性物質を載置し、それぞれの樹脂が溶融する温度以
上で、かつ、発泡性フェノール樹脂が発泡硬化する温度
未満に加熱して、これらを一体化させる方法もある。
【0031】次に、本発明の耐火パネルの製造法の一例
を説明すると、図3に示すように、ハニカム体12の両
面に、ハニカム体12に接する面がフィルム状の熱可塑
性物質15で被覆された、発泡性フェノール樹脂13と
無機質繊維シート14との複合物16を積層し、更にそ
の両外側に、ホットメルトフィルム、熱硬化性樹脂等を
介して表皮材17を積層して、積層体18とする。な
お、フィルム状の熱可塑性物質15は必要に応じて設け
ればよく、設けなくてもよい。
【0032】続いて、この積層体18を、上型31及び
下型32を有するプレス装置にセットし、加熱加圧し
て、発泡性フェノール樹脂13を発泡硬化させ、上記各
層を一体成形して、耐火パネルを得る。スぺーサー33
は、プレス装置の上型31と下型32との間隔を、目的
とする耐火パネルの厚さに合わせるために使用される。
また、複数の積層体18と積層体18との間に、面状ヒ
ータを挿入することによって、複数の耐火パネルの多段
プレス成形を行うことも可能である。
【0033】本発明において、耐火パネルの一体成形
は、一般に使用される加熱機能を備えたプレス装置で行
うことができる。一体成形時の温度は、150 〜200 ℃が
好ましい。上記温度が150 ℃未満であると、発泡性フェ
ノール樹脂の発泡が不十分となるか、又は、成形時間が
長くなって経済的ではない。また、上記温度が200 ℃を
超えると、フェノール樹脂が徐々にではあるが熱分解を
おこして耐火パネルの品質が低下するので好ましくな
い。
【0034】また、本発明の耐火パネルのもう一つの製
造法は、次のようにして行うことができる。すなわち、
ハニカム体の両面に、このハニカム体に接する面が、必
要に応じてフィルム状の熱可塑性物質で被覆された、発
泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合物を積
層し、この積層物を加熱加圧して発泡性フェノール樹脂
を発泡硬化させて耐火パネルの芯材を形成する。その
後、得られた芯材の両外側に、表皮材を貼付する。
【0035】加熱加圧して芯材を成形する際に用いる装
置、及び温度は、上記一体成形による製造法に用いる装
置、及び温度と同様にするのが好ましい。また、芯材
に、表皮材を貼付する方法は、エポキシ樹脂等の接着剤
を表皮材に塗布した後、常温又は加熱下で、芯材に接着
する等の方法によるのが好ましい。
【0036】図1、2に、上記のようにして得られた耐
火パネルが示されている。図1に示される耐火パネル
は、フェノール樹脂フォームと、ハニカム体の壁面との
間に、フィルム状の熱可塑性物質を存在させない耐火パ
ネルであり、図2に示されるものは、フェノール樹脂フ
ォームと、ハニカム体の壁面との間に、フィルム状の熱
可塑性物質を存在させた耐火パネルである。
【0037】図1に示される耐火パネル11は、ハニカ
ム体12のセル内に、発泡したフェノール樹脂フォーム
が充填されてなるコア19と、その外側両面に接合され
た無機質繊維シート14と、更にその外側両面に接合さ
れた表皮材17とから構成されている。
【0038】また、図2に示される耐火パネル21は、
ハニカム体12のセル内に、発泡したフェノール樹脂フ
ォームが充填されてなるコア19と、その外側両面に接
合された無機質繊維シート14と、更にその外側両面に
接合された表皮材17とから構成され、フィルム状の熱
可塑性物質15が、ハニカム体12の両面から発泡して
充填されたフェノール樹脂フォームどうしの界面と、フ
ェノール樹脂フォームとハニカム体12との接触面、す
なわちハニカム体12のセルの内壁面と、更に無機質繊
維シート14とハニカム体12との接触面、すなわちハ
ニカム体の端面とにかけて、おおむね連続して存在して
いる。
【0039】
【作用】本発明によれば、難燃剤として、無機水酸化
物、無機水和物及び無機塩から選ばれた一種又は二種以
上からなる平均粒子径1〜300 μmのものを採用したこ
とにより、発泡性フェノール樹脂の発泡を大きく阻害す
ることなく、フェノール樹脂フォームに対する重量比で
1〜4という割合で、多量に含有させることが可能とな
る。その結果、パネルの厚さを薄くしても、優れた耐火
性能を付与することができる。
【0040】また、難燃剤が発泡性フェノール樹脂の発
泡を大きく阻害しないので、所定の芯材厚さにするため
の発泡性フェノール樹脂の量を低減して、パネルの軽量
化を図れると共に、コスト的にも優位となる。
【0041】更に、無機質繊維シートとハニカム体を組
合せることにより、フェノール樹脂フォームをハニカム
体のセルで小さく仕切っているため、耐火試験において
もフェノール樹脂フォームの炭化収縮による大きな亀裂
は発生せず、しかも無機質繊維シートが初期耐火性の向
上及びセル間の空気の対流防止の役割を果たしているた
め、安定した耐火性能を維持できる。また、構造体とし
てハニカム体を用いているため、強度的にも優れてい
る。
【0042】また、本発明の好ましい態様において、無
機質繊維シートに発泡性フェノール樹脂を複合させると
きにフィルム状の熱可塑性物質で被覆することにより、
得られた耐火パネルにおいて、少なくとも、フェノール
樹脂フォームとハニカム体との接触面、及びハニカム体
と無機質繊維シートとの接触面に、フィルム状の熱可塑
性物質が介在するようにした場合には、耐火パネルの製
造時において発泡性フェノール樹脂の脱落を防止できる
とともに、耐火パネルにおけるフェノール樹脂フォー
ム、無機質繊維シート及びハニカム体の相互の接着性を
向上させることができる。
【0043】
【実施例】
実施例1 ノボラック型の発泡性フェノール樹脂の粉体150 重量部
に、難燃剤として平均粒子径50μmの水酸化アルミニウ
ム200 重量部を混合して粉体混合物を得た。
【0044】次いで、無機質繊維シートとして、単位面
積重量が300g/m2 のガラスチョップドストランドマット
を用い、その上に、上記粉体混合物を、単位面積当たり
の散布量が3500g/m2となるように散布し、90℃で、加熱
加圧して、発泡性フェノール樹脂を溶融、融着させて、
発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合物を
得た。
【0045】次に、厚さ48mmのペーパーハニカムの両面
に、上記複合物を、発泡性フェノール樹脂の付着面がペ
ーパーハニカムの方へ向くように積層し、更に、その両
外側に、表皮材として、一方の面に2液性エポキシ樹脂
を単位面積当たり300g/m2 塗布した厚さ0.4mm のカラー
鋼板を、エポキシ樹脂の塗布面が無機質繊維シートの方
へ向くように積層して、一体成形用の積層体を得た。
【0046】続いて、この積層体を、加熱機能を備えた
プレス装置にセットし、その両脇に高さ50mmのアルミニ
ウム製のスぺーサーを配置し、170 ℃で、10分間加熱加
圧して耐火パネルを得た。
【0047】実施例2 ノボラック型の発泡性フェノール樹脂の粉体150 重量部
に、難燃剤として平均粒子径50μmの水酸化アルミニウ
ム200 重量部を混合して粉体混合物を得た。
【0048】次いで、無機質繊維シートとして、単位面
積重量が300g/m2 のガラスチョップドストランドマット
を用い、その上に、上記粉体混合物を単位面積当たりの
散布量が3500g/m2となるように散布し、更にその上に、
熱可塑性物質として厚さ0.05mmのポリオレフィン系ホッ
トメルトフィルムを載せ、90℃で加熱加圧してホットメ
ルトフィルムと発泡性フェノール樹脂とを溶融、融着さ
せ、発泡性フェノール樹脂側がフィルム状の熱可塑性物
質で被覆された発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シー
トとの複合物を得た。
【0049】得られた複合物は、折り曲げても発泡性フ
ェノール樹脂の脱落はなく、作業性の優れたものであっ
た。
【0050】この複合物を用い、あとは実施例1と同様
にして、耐火パネルを得た。
【0051】実施例3 ノボラック型の発泡性フェノール樹脂の粉体125 重量部
に、難燃剤として平均粒子径50μmの水酸化アルミニウ
ム250 重量部を混合して粉体混合物を得た。
【0052】次いで、無機質繊維シートとして、単位面
積重量が300g/m2 のガラスチョップドストランドマット
を用い、その上に、上記粉体混合物を単位面積当たりの
散布量が3750g/m2となるように散布し、90℃で加熱加圧
して、発泡性フェノール樹脂を溶融、融着させて、発泡
性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合物を得
た。
【0053】次に、厚さ40mmのペーパーハニカムの両面
に、上記複合物を、発泡性フェノール樹脂の付着面がペ
ーパーハニカムの方へ向くように積層し、更に、その両
外側に、表皮材として、一方の面に2液性エポキシ樹脂
を単位面積当たり300g/m2 塗布した厚さ0.4mm のカラー
鋼板を、エポキシ樹脂の塗布面が無機質繊維シートの方
へ向くように積層して、一体成形用の積層体を得た。
【0054】続いて、この積層体を、加熱機能を備えた
プレス装置にセットし、その両脇に高さ42mmのアルミニ
ウム製のスぺーサーを配置し、170 ℃で、10分間加熱加
圧して耐火パネルを得た。
【0055】比較例1 実施例1において平均粒子径50μmの水酸化アルミニウ
ムの代わりに、平均粒子径0.6 μmの水酸化アルミニウ
ムを用い、あとは実施例1と同様にしてパネルを製造し
た。
【0056】このパネルは、まず、複合物を得る際に、
平均粒子径0.6 μmの水酸化アルミニウムは平均粒子径
50μmの水酸化アルミニウムより約2.5 倍嵩高いことか
ら、粉体混合物としての発泡性フェノール樹脂を、無機
質繊維シートにしっかり固着させることができなかっ
た。また、一体成形する際に、発泡性フェノール樹脂が
十分に発泡せず、ハニカム体のセル内にほとんど充填さ
れなかった。
【0057】比較例2 実施例1において、ノボラック型の発泡性フェノール樹
脂の粉体の使用量を200 重量部に代え、平均粒子径50μ
mの水酸化アルミニウムの使用量を100 重量部に代えて
粉体混合物を得た。
【0058】また、この粉体混合物の単位面積当たりの
散布量を3000g/m2に代えて、発泡性フェノール樹脂と無
機質繊維シートとの複合物を得た。
【0059】この複合物を用い、あとは実施例1と同様
にしてパネルを得た。
【0060】比較例3 実施例1において、無機質繊維シートを用いず、耐熱離
型シート上に、発泡性フェノール樹脂と水酸化アルミニ
ウムとの粉体混合物を、単位面積当たりの散布量が7000
g/m2になるように散布し、実施例1と同様の温度で発泡
性フェノール樹脂を溶融、融着させて、粉体混合物のみ
からなるシートを得た。
【0061】次に、このシートを、加熱機能を備えたプ
レス装置にセットし、その両脇に高さ49mmのアルミニウ
ム製のスペーサーを配置し、170 ℃で、10分間加熱、加
圧して、フェノール樹脂フォームと難撚剤のみからな
る、無機質繊維シート及びハニカム体を有さない芯材を
得た。
【0062】続いて、表皮材として、一方の面に、2液
性エポキシ樹脂を単位面積当たり300g/m2 塗付した厚さ
0.4mm のカラー鋼板を、上記芯材の両面に貼付してパネ
ルを得た。
【0063】このパネルは、耐火試験の際に、大きな破
裂音がするとともに芯材に亀裂が入り、裏面温度が部分
的に、耐火試験における合格不合格のボーダーラインで
ある260 ℃を超えた。
【0064】実験例 実施例1〜3、比較例2、3で得られたパネルについ
て、パネルの厚さ、パネル重量、芯材の密度、芯材重
量、フェノール樹脂フォームに対する水酸化アルミニウ
ムの重量比、耐火性能を測定した。これらの結果を表1
に示す。
【0065】なお、フェノール樹脂フォームに対する水
酸化アルミニウムの重量比は、芯材中のフェノール樹脂
フォームを600 ℃の電気炉で焼成し、残った酸化アルミ
ニウムの重量を、水酸化アルミニウムの重量に換算し、
焼成前後の重量から算出した。また、耐火性能は、JI
S A 1304の加熱試験に準拠した方法により、耐火1
時間試験の合格、不合格、及び裏面温度を測定した。
【0066】
【表1】 (表1においてAl(OH)3 / 樹脂フォームは、フェノール樹脂フォームに対する水 酸化アルミニウムの重量比を表す。)
【0067】表1の結果から、実施例1〜3及び比較例
2、3のパネルの単位面積重量は、いずれも、厚さ50mm
のALCパネルの単位面積重量30〜35kg/m2 より軽量で
あることがわかる。また、実施例1〜3のパネルは、耐
火1時間の試験に合格し、裏面温度も235 〜240 ℃程度
であるが、比較例2、3のパネルは、耐火1時間の試験
に不合格であり、裏面温度が330 ℃以上になることがわ
かる。すなわち、フェノール樹脂フォームに対する水酸
化アルミニウムの重量比が1未満の場合、又は、無機質
繊維シート及びハニカム体を用いない場合には、耐火パ
ネルとして使用できるパネルにはならないことがわか
る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無機水酸化物、無機水和物及び無機塩から選ばれた一種
又は二種以上からなる特定の平均粒子径を有する難燃剤
を用いたことにより、発泡性フェノール樹脂の発泡を妨
げることなく、フェノール樹脂フォーム中に難燃剤を多
量に含有させることが可能となり、その結果、厚さが薄
く、軽量であっても、優れた耐火性能を有するパネルが
得られる。また、ハニカム体のセル内にフェノール樹脂
フォームが充填されたコアの両面に、無機質繊維シート
を配置し、更にその外側の両面を表皮材で被覆した構造
をなすので、強度に優れ、表皮材が剥れにくく、フェノ
ール樹脂フォームが火焔による加熱で炭化収縮しても、
フェノール樹脂フォームがハニカム体のセルで小さく仕
切られていることで亀裂が発生しにくいパネルが得られ
る。したがって、高強度で、厚さが薄く、軽量で、耐火
性に優れた耐火パネルが得られ、特に建築物の内外壁、
間仕切り、ドア、天井等のパネルとして有用である。な
お、厚さが薄く、軽量であると、輸送コストが安価にな
り、施工作業もしやすいことから、施工コストも安価に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐火パネルの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の耐火パネルの他の実施例を示す断面図
である。
【図3】本発明の耐火パネルを製造する際の一工程を示
す側面図である。
【符号の説明】
11、21 耐火パネル 12 ハニカム体 13 発泡性フェノール樹脂 14 無機質繊維シート 15 熱可塑性物質 16 複合物 17 表皮材 18 積層体 19 コア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカム体のセル内にフェノール樹脂フ
    ォームが充填されたコアの両面に無機質繊維シートが配
    置され、更にその外側の両面が表皮材で被覆されてなる
    耐火パネルにおいて、前記フェノール樹脂フォームが無
    機水酸化物、無機水和物及び無機塩から選ばれた一種又
    は二種以上からなる難燃剤を含有しており、この難燃剤
    の含有割合が、前記フェノール樹脂フォームに対する重
    量比で1〜4であり、前記難燃剤の平均粒子径が1〜30
    0 μmであることを特徴とする耐火パネル。
  2. 【請求項2】 少なくとも、前記フェノール樹脂フォー
    ムと前記ハニカム体との接触面、及び前記ハニカム体と
    前記無機質繊維シートとの接触面に、フィルム状の熱可
    塑性物質が介在されている請求項1記載の耐火パネル。
  3. 【請求項3】 前記ハニカム体が、ペーパーハニカムで
    ある請求項1又は2記載の耐火パネル。
  4. 【請求項4】 前記フェノール樹脂フォームが、ノボラ
    ック型フェノール樹脂の発泡体である請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載の耐火パネル。
  5. 【請求項5】 前記難燃剤が、水酸化アルミニウム、水
    酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、ドーソナイト、
    アルミン酸カルシウム、2水和石膏、ほう酸亜鉛、ほう
    砂、カオリンクレー、炭酸カルシウムから選ばれた一種
    又は二種以上である請求項1〜4のいずれか一つに記載
    の耐火パネル。
  6. 【請求項6】 前記難燃剤が、水酸化アルミニウムであ
    る請求項5記載の耐火パネル。
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