JPH09228507A - 複合断熱パネル - Google Patents

複合断熱パネル

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Publication number
JPH09228507A
JPH09228507A JP8067356A JP6735696A JPH09228507A JP H09228507 A JPH09228507 A JP H09228507A JP 8067356 A JP8067356 A JP 8067356A JP 6735696 A JP6735696 A JP 6735696A JP H09228507 A JPH09228507 A JP H09228507A
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JP
Japan
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foam layer
phenol resin
resin foam
layer
composite heat
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Pending
Application number
JP8067356A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sugaya
良雄 菅家
Toru Mizukami
徹 水上
Norihisa Matsumoto
憲久 松本
Mitsuharu Kashiwatani
光治 柏谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INOUE REINETSU KK
Asahi Fiber Glass Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
INOUE REINETSU KK
Asahi Fiber Glass Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
Application filed by INOUE REINETSU KK, Asahi Fiber Glass Co Ltd, Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical INOUE REINETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防火耐火性に優れるとともに断熱性に優れ、
しかも軽量である複合断熱パネルを提供する。 【解決手段】 ポリウレタンフォーム層5と、このポリ
ウレタンフォーム層5の少なくとも片面に接合された、
ハニカム体3で補強されたフェノール樹脂フォーム層4
とによって芯材7aを構成し、この芯材7aの両面を金
属板からなる表皮材1、1で被覆して複合断熱パネル1
1とする。ポリウレタンフォーム層5のフェノール樹脂
フォーム層4が接合された側を室外側とすることが好ま
しい。また、フェノール樹脂フォーム層4は、少なくと
も片面が無機質繊維シート2で被覆されていることが好
ましく、また、難燃剤が配合されていることが好まし
い。更に、フェノール樹脂フォーム層4の厚さは10〜50
mmが好ましく、フェノール樹脂フォームの密度は20〜30
0Kg/m3であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火耐火性、断熱
性、軽量性に優れていて、特に冷凍冷蔵倉庫の天井、内
外壁、間仕切り等に好適な複合断熱パネルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物等の天井、内外壁、間仕切
り等に使用する一般的な断熱パネルとしては、ポリウレ
タンフォームを芯材とし、その芯材を表皮材で被覆した
パネルが主に使用されている。しかしながら、ポリウレ
タンフォームは、断熱性に優れる反面、可燃性であるた
め、これを建築物等に使用した場合には、火災防止等の
ために建築基準法、消防法によって建築物の規模や建設
地域によって規制される場合がある。
【0003】このため、上記規制を受ける場所では、防
火、耐火性を考慮して、ポリウレタンフォームに難燃剤
を添加した断熱パネル、押出し発泡ポリスチレンボード
の両面に石こうボードを貼付した断熱パネル、又はポリ
イソシアヌレートフォームを芯材にして表皮材を貼付し
た断熱パネル等が使用されている。
【0004】しかしながら、ポリウレタンフォームに難
燃剤を添加した場合、フォームの機械的強度、断熱性能
等が低下するとともに、発泡が阻害されるため十分な厚
さが得られないので、高い断熱性能を必要とする場所に
は使用できないという問題があった。また、押出し発泡
ポリスチレンボードの両面に石こうボードを貼付した断
熱パネルは、石こうボードの厚さが一般的には12mm程度
であることから、重量が重くなるという問題があった。
更に、芯材としてポリイソシアヌレートフォームを用い
る場合、十分な厚さのものが得にくいという問題がある
ため、高い断熱性能を必要とする場合には使用できない
という問題があった。
【0005】一方、有機系フォームのうち最も不燃性が
高いものとしては、フェノール樹脂フォームが知られて
いるが、フェノール樹脂フォーム単独では芯材としての
強度が劣り、表皮材との接着性も低いため、単独では断
熱パネルの芯材としては利用できないという欠点を有し
ている。この欠点を解消する手段として、特開平3−1
09145号、特開平4−319428号、及び特開平
5−222784号には、断熱パネル等の芯材として、
フェノール樹脂フォームとハニカム体との複合体を用い
たものが開示されている。
【0006】これらのうち、特開平3−109145
号、特開平4−319428号には、ハニカム体の両面
に、ガラス繊維等のマット状繊維物に発泡性フェノール
樹脂を加熱融着させた複合物を積層し、加熱加圧するこ
とにより発泡成形した芯材が開示されている。
【0007】また、特開平5−222784号には、ハ
ニカム体にフェノール樹脂フォームを充填してなる芯材
の片面又は両面に、鉱物質繊維ボードを積層し、更にそ
の外側を表皮材で被覆してなる断熱パネルが開示されて
いる。この断熱パネルは、芯材の外側に高密度の鉱物質
繊維ボードを配置し、断熱パネル全体の厚さに対する、
鉱物質繊維ボードの厚さと表皮材の厚さとの合計が占め
る割合を高くしているため、防火耐火性に優れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法により得られる断熱パネルも、例えば冷凍冷蔵倉
庫の天井、内外壁、間仕切り等に用いようとした場合に
は、断熱性が十分であるとは言えなかった。すなわち、
1 級やF級の冷凍冷蔵倉庫の設置基準においては、そ
の天井、内外壁、間仕切り等の断熱性能の指標であるK
値が0.20〜0.08kcal/m2・h・℃という高い断熱性能が求め
られるが、上記従来の断熱パネルにおいてそのような断
熱性能を付与すると、厚さが著しく大となり、コストが
高くなり、施工性も悪くなるという問題があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、防火耐火性、断熱性に優れ、しかも
軽量な複合断熱パネルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の複合断熱パネルは、ポリウレタンフォーム
層と、このポリウレタンフォーム層の少なくとも片面に
接合された、ハニカム体で補強されたフェノール樹脂フ
ォーム層とからなる芯材と、この芯材の両面を被覆した
金属板からなる表皮材とから構成されていることを特徴
とする。
【0011】本発明においては、前記フェノール樹脂フ
ォーム層の少なくとも片面が無機質繊維シートで被覆さ
れていることが好ましい。
【0012】また、前記フェノール樹脂フォーム層は、
少なくとも前記ポリウレタンフォーム層の室外側となる
面に接合されていることが好ましい。
【0013】更に、前記フェノール樹脂フォーム層に
は、難燃剤が配合されていることが好ましい。
【0014】更にまた、前記フェノール樹脂フォーム層
の厚さが10〜50mmであり、密度が20〜300Kg/m3であるこ
とが好ましい。
【0015】なお、本発明において、ハニカム体で補強
されたフェノール樹脂フォーム層とは、ハニカム体のセ
ル内の少なくとも一部にフェノール樹脂フォームが充填
されてハニカム体とフェノール樹脂フォームとが一体化
した層を意味する。
【0016】本発明によれば、防火耐火性には優れるが
断熱性が十分でないフェノール樹脂フォーム層と、断熱
性に優れるが防火耐火性は十分でないポリウレタンフォ
ーム層とを複合化させたものを芯材としたことにより、
フェノール樹脂フォーム層によって防火耐火性を向上さ
せ、ポリウレタンフォーム層によって断熱性を向上させ
ることができる。また、フェノール樹脂フォーム層が、
ハニカム体で補強されているので、圧縮強度が向上し、
脆さが改善され、加熱等によって亀裂が発生しても、そ
の拡大を防止することができる。したがって、防火耐火
性、断熱性に優れるとともに、軽量で強固な複合断熱パ
ネルを得ることができる。
【0017】また、本発明の好ましい態様において、フ
ェノール樹脂フォーム層がポリウレタンフォーム層の少
なくとも室外側となる面に接合されている場合には、火
災等が発生したときに火に最も接触しやすい室外側の壁
の防火耐火性が付与されるので、冷凍冷蔵倉庫等の設置
基準に適合したものとなり、火災の拡大をより効果的に
防止できる。
【0018】また、フェノール樹脂フォーム層に、難燃
剤が配合されている場合には、防火耐火性をより向上さ
せることができる。
【0019】更に、フェノール樹脂フォーム層の厚さを
10〜50mmとすることにより、十分な防火耐火性を有する
範囲で、厚さ及びコストが増大し過ぎないようにするこ
とができる。更にまた、フェノール樹脂フォームの密度
を20〜300Kg/m3とすることにより、断熱性、強度、軽量
性のバランスが優れたものとなる。
【0020】更に、フェノール樹脂フォーム層の少なく
とも片面が無機質繊維シートで被覆されている場合に
は、発泡性フェノール樹脂を発泡させる際に発生する発
泡剤の余剰な分解ガス及びハニカム体の空間内の空気を
外へ逃がすための通路となるため、ハニカム体の空間内
にフェノール樹脂フォームを充填させやすくすることが
できる。また、無機質繊維シートの繊維の一部が、フェ
ノール樹脂フォームや、ポリウレタンフォーム等に食い
込むため、無機質繊維シートに隣接する層どうしの剥離
強度を向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の複合断熱パネ
ルの一実施例が示されている。この複合断熱パネル11
は、芯材7aと、その両面を被覆した表皮材1、1とか
らなる。芯材7aは、ポリウレタンフォーム層5と、ハ
ニカム体3に補強され、両面が無機質繊維シート2、2
で被覆されたフェノール樹脂フォーム層4とから構成さ
れ、芯材7aのフェノール樹脂フォーム層4側の表皮材
1は、接着剤層6を介して接着され、ポリウレタンフォ
ーム層5側の表皮材1は、ポリウレタンを注入発泡させ
てポリウレタンフォームとすることにより接着されてい
る。なお、この実施例における、フェノール樹脂フォー
ム層4は、ハニカム体3内に、フェノール樹脂フォーム
がほぼ完全に充填されている。
【0022】図2には、本発明の複合断熱パネルの他の
実施例が示されている。この複合断熱パネル21は、芯
材7bと、その両面を被覆した表皮材1、1とからな
る。芯材7bは、ポリウレタンフォーム層5と、ハニカ
ム体3に補強され、両面が無機質繊維シート2、2で被
覆されたフェノール樹脂フォーム層4とが接着剤層6を
介して接着され、芯材7bのフェノール樹脂フォーム層
4側、ポリウレタンフォーム層5側とも、接着剤層6、
6を介して表皮材1、1が接着されている。なお、この
実施例における、フェノール樹脂フォーム層4も、図1
に示される複合断熱パネル11と同様に、ハニカム体3
内に、フェノール樹脂フォームがほぼ完全に充填されて
いる。
【0023】図3には、本発明の複合断熱パネルの更に
他の実施例が示されている。この複合断熱パネル31
は、芯材7cと、その両面を被覆した表皮材1、1とか
らなる。芯材7cは、ポリウレタンフォーム層5の両面
に、ハニカム体3に補強され、両面が無機質繊維シート
2、2で被覆されたフェノール樹脂フォーム層4、4が
接着剤層6、6を介して接着され、フェノール樹脂フォ
ーム層4、4のそれぞれの外側面に、接着剤層6を介し
て表皮材1、1が接着されている。なお、この実施例に
おける、フェノール樹脂フォーム層4も、図1の複合断
熱パネル11と同様に、ハニカム体3内に、フェノール
樹脂フォームがほぼ完全に充填されている。
【0024】図4には、本発明の複合断熱パネルの更に
他の実施例が示されている。この複合断熱パネル41
は、芯材7dと、その両面を被覆した表皮材1、1とか
らなる。芯材7dは、ポリウレタンフォーム層5と、ハ
ニカム体3に補強され、片面のみが無機質繊維シート2
で被覆されたフェノール樹脂フォーム層4とから構成さ
れ、芯材7dのフェノール樹脂フォーム層4側の表皮材
1は、接着剤層6を介して接着され、ポリウレタンフォ
ーム層5側の表皮材1は、ポリウレタンを注入発泡して
ポリウレタンフォームにすることにより接着されてい
る。
【0025】なお、この実施例においては、フェノール
樹脂フォーム層4がハニカム体3内の途中まで充填され
ており、ポリウレタンフォームがハニカム体3の反対側
の残った空間に充填されて、フェノール樹脂フォーム層
4とポリウレタンフォーム層5との接着強度向上に寄与
している。
【0026】図5には、本発明の複合断熱パネルの更に
他の実施例が示されている。この複合断熱パネル51
は、芯材7eと、その両面を被覆した表皮材1、1とか
らなる。芯材7eは、ハニカム体3に補強され、外側の
片面のみが無機質繊維シート2で被覆されたフェノール
樹脂フォーム層4、4と、このフェノール樹脂フォーム
層4、4の内側に所定の間隙を設けてポウレタンを注入
発泡させることにより形成したポリウレタンフォーム層
5とからなる。表皮材1、1は、フェノール樹脂フォー
ム層4、4の片面に被覆された無機質繊維シート2、2
の外側に、接着剤層6を介して接着されている。
【0027】なお、この実施例におけるフェノール樹脂
フォーム層4も、図4に示した複合断熱パネル41と同
様に、ハニカム体3内の途中までフェノール樹脂フォー
ムが充填され、残りの空間にはポリウレタンフォーム層
5が充填されて、接着強度の向上が図られている。
【0028】本発明においてポリウレタンフォーム層5
は、特に限定されず、断熱パネル用に通常用いられるも
のを用いることができる。すなわち、ジイソシアネー
ト、ポリイソシアネート等のイソシアネート化合物と、
ポリエステル、ポリエーテルポリオール等のポリヒドロ
キシ化合物とを含むポリウレタン原料に、水、フレオン
等の発泡剤や、触媒を加えたものを型内に注入し、発泡
させると同時に架橋させることにより得ることができ
る。なお、ポリウレタンフォーム層5は、難燃性を考慮
して難燃剤が配合されていてもよいし、イソシアヌレー
ト変成されていてもよい。
【0029】本発明においてフェノール樹脂フォーム層
4は、通常使用されるフェノール樹脂に発泡剤を添加し
て発泡性フェノール樹脂とした後、発泡させることによ
り得ることができる。フェノール樹脂としては、通常使
用されているレゾール型又はノボラック型のフェノール
樹脂を使用することができる。使用する表皮材が、例え
ば防食処理されていない金属板の場合には、硬化剤によ
る表皮材の腐食の発生を防止する必要がないノボラック
型のフェノール樹脂を使用することが好ましい。このフ
ェノール樹脂に発泡剤を添加混合することで、発泡性フ
ェノール樹脂を得ることができる。発泡剤としては、加
熱によって熱分解してガスを発生する無機系及び有機系
発泡剤が使用され、特にジニトロソペンタメチレンテト
ラミン等の有機系発泡剤が好ましく使用される。
【0030】上記発泡性フェノール樹脂には、発泡硬化
後の不燃性を向上させるために、フェノール樹脂の1〜
80重量%、望ましくは10〜75重量%の難燃剤を添加して
もよい。上記添加量が1重量%未満では難燃剤の効果が
十分でなく、添加量が80重量%を超える場合には発泡性
フェノール樹脂の発泡を大きく阻害し、断熱性能を低下
させ、複合断熱パネルの重量の大幅な増加を招くので好
ましくない。
【0031】難燃剤としては、ハロゲン系難燃剤、りん
系難燃剤、三酸化アンチモン、無機水酸化物、無機水和
物、又は無機塩等から選ばれた1種又は2種以上を使用
することができるが、難燃剤がその分解脱水による吸熱
効果を有するという点で無機水酸化物、無機水和物、無
機塩を使用することが好ましく、特に、平均粒子径1〜
300 μm、好ましくは3〜300 μmのものを、フェノー
ル樹脂フォームの50〜80重量%、好ましくは50〜75重量
%含有させることが、耐火性を向上させるうえで好まし
い。
【0032】無機水酸化物、無機水和物、無機塩からな
る難燃剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、ドーソナイト、アルミン酸
カルシウム、2水和石膏、ほう酸亜鉛、ほう砂、カオリ
ンクレー、炭酸カルシウム等を用いることが好ましい。
これらのうち、吸熱効果が大きいことから水酸化アルミ
ニウムを用いるのがより好ましい。
【0033】なお、上記平均粒子径とは、沈降天秤法あ
るいは乾式篩分析によって測定されたD50の値を意味す
る。平均粒子径が1μm未満の場合、難燃剤の嵩が高す
ぎて、フェノール樹脂フォームの50重量%以上含有させ
ることが困難になって、十分な耐火性を得ることができ
なくなるばかりでなく、発泡性フェノール樹脂の発泡を
大きく阻害するため、所定量の発泡性フェノール樹脂を
用いた場合、ハニカム体のセル内へのフェノール樹脂フ
ォームの充填が不十分になり、十分充填しようとする
と、多量の発泡性フェノール樹脂が必要になって、パネ
ルの重量増、コスト高を招くので好ましくない。また、
平均粒子径が300 μmを超える場合、嵩比重が大きくな
るため、比重分離しやすく、フェノール樹脂フォーム中
に均一に分散させることが困難になる。
【0034】本発明の複合断熱パネルにおいては、フェ
ノール樹脂フォーム層4の厚さは10〜50mmであることが
好ましく、ポリウレタンフォーム層5の厚さは40〜200m
m であることが好ましく、この範囲で、必要な断熱性能
及び防火耐火性能に応じて適宜選択することが好まし
い。フェノール樹脂フォーム層4の厚さが10mm未満の場
合には防火耐火性が不十分であり、50mmを超えると、複
合断熱パネル全体としての厚さが増大し、コスト高にな
るうえ、厚さの割には断熱性能が低くなるので好ましく
ない。
【0035】また、フェノール樹脂フォーム層4の密度
は、20〜300kg/m3が好ましく、断熱性能、強度、軽量性
を考慮すると、30〜200kg/m3がより好ましい。一方、ポ
リウレタンフォーム層5の密度は、20〜100kg/m3である
ことが好ましい。
【0036】なお、フェノール樹脂フォーム層4は、ポ
リウレタンフォーム層5の少なくとも片面に接合させる
が、フェノール樹脂フォーム層4が形成された側が室外
側とすることが防火耐火性の点から好ましい。また、フ
ェノール樹脂フォーム層4を、ポリウレタンフォーム層
5の両面、すなわち、室外側だけでなく室内側にも設け
ておくと、万一火災が発生した際にも、火災の拡大を防
止することができるのでより好ましい。
【0037】本発明において使用するハニカム体3とし
ては、特に限定されず、公知のものを使用することがで
きる。ハニカム体のセル形状の例としては、ハニカムコ
ア(六角形状)、ロールコア(円形状)、コルゲートコ
ア(段ボール形状)等を挙げることができ、材質の例と
しては、クラフト紙、セミ中芯紙等のペーパーハニカ
ム、アルミニウム等の金属ハニカム等を挙げることがで
きる。しかし、複合断熱パネルの断熱性を低下させない
ため、熱伝導率が小さいペーパーハニカムが好ましい。
また、ペーパーハニカムの場合には、難燃性等を向上さ
せる目的で、フェノール樹脂、水酸化アルミニウム等を
含浸させてあってもよい。
【0038】本発明における無機質繊維シート2として
は、ガラス繊維、岩綿、アルミナ繊維等の無機質繊維を
使用することができる。なかでも、繊維を一定長さで切
断したものから形成した不織布、紙、又は上記繊維を堆
積させて樹脂バインダーによって固着させたマット等を
使用することができる。また、繊維は、剥離強度を向上
させるために、できるだけモノフィラメント化させたも
のが好ましい。更に、無機質繊維シート2は、フェノー
ル樹脂フォームとの接着性を向上させるために表面処理
を施してあってもよい。
【0039】また、無機質繊維シート2は、厚さが0.1
〜5mmであることが好ましく、0.2〜3mmであることが
より好ましい。厚さが0.1 mm未満の場合は、無機質繊維
シート2自体の通気性が低く、発泡性フェノール樹脂の
発泡時に発生する発泡剤の余剰ガス及びハニカム体3の
セル内の空気がパネル外へ抜けにくくなり、ハニカム体
3のセル内にフェノール樹脂フォームが完全に充填され
ず空隙が残る。厚さが5mmより大きい場合には、無機質
繊維シート2内の、フェノール樹脂フォーム及び表皮材
1に塗布した接着剤が浸透していない層の厚さが大きく
なり、この層からの層間剥離が問題となる。また、この
層が断熱層となり、加熱加圧したときの発泡成形が困難
となる。
【0040】また、無機質繊維シート2は、単位面積重
量が30〜1500g/m2であることが好ましい。単位面積重量
が30g/m2未満では、無機質繊維シート2と発泡性フェノ
ール樹脂との複合物を製造する際に、発泡性フェノール
樹脂が担持されにくく、また複合物としたときの強度も
低いので取扱性に劣る。単位面積重量が1500g/m2より大
きい場合には、通気性が低くなる。
【0041】本発明において表皮材1としては、防火耐
火性を向上させ、更に、透湿による結露や芯材の劣化及
び断熱性能の低下を防止するために、複合断熱パネルの
表裏両面ともに金属板とする。金属板としては、鋼板、
ガルバニウム鋼板、アルミニウム板等を使用することが
でき、これらは、外観向上や腐食防止のために、塗装や
表面処理が施してあってもよい。また、表皮材1の厚さ
は、防火耐火性が十分で、かつ軽量であるように0.2 〜
1mmとすることが好ましい。
【0042】次に本発明の複合断熱パネルの好ましい製
造方法について説明する。まず、無機質繊維シート2に
発泡性フェノール樹脂を付着させた複合物を製造する。
この複合物の製造方法としては、無機質繊維シート2上
に、粉体の例えばノボラック型の発泡性フェノール樹脂
を散布し、発泡性フェノール樹脂が溶融する温度以上
で、かつ、発泡硬化する温度以下に加熱して、無機質繊
維シート2へ発泡性フェノール樹脂を融着させる方法、
あるいは、粉体の発泡性フェノール樹脂をポリビニルア
ルコール水溶液に混合し、無機質繊維シート2上に塗布
した後、乾燥固着させる方法等が好ましい。
【0043】次に、ハニカム体3の片面又は両面に、上
記発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シート2との複合
物を、発泡性フェノール樹脂の面がハニカム体3に接す
るように積層し、更にその外側の片面に、ホットメルト
接着剤、熱硬化性樹脂等を介して表皮材1を積層して積
層体とする。
【0044】続いて、この積層体を、上型及び下型を有
し、加熱機能を備えるプレス装置にセットし、加熱加圧
して発泡性フェノール樹脂を発泡硬化させ、上記各層を
一体成形することによって、フェノール樹脂フォーム層
4を得ることができる。スペーサーは、プレス装置の上
型と下型との間隔を、目的とするフェノール樹脂フォー
ム層4の厚さに合わせるために使用される。また、複数
の積層体と積層体との間に面状ヒーターを挿入すること
によって、複数のフェノール樹脂フォーム層4の多段プ
レス成形を行うことも可能である。
【0045】上記プレス装置による成形時の温度は、15
0 〜200 ℃が好ましい。上記温度が150 ℃未満である
と、発泡性フェノール樹脂の発泡が不十分となるか、又
は、成形時間が長くなって経済的ではない。また、上記
温度が200 ℃を超えると、フェノール樹脂が徐々にでは
あるが熱分解をおこしてフェノール樹脂フォーム層4の
品質が低下するので好ましくない。
【0046】なお、フェノール樹脂フォーム層4の成形
方法は、上記一体成形方法に限定されず、次のような方
法で行うこともできる。すなわち、ハニカム体3の片面
又は両面に、発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シート
2との複合物を、発泡性フェノール樹脂の面がハニカム
体3に接するように積層した後、この積層物を加熱加圧
して、発泡性フェノール樹脂を発泡硬化させてフェノー
ル樹脂フォーム層4を形成する。その後、得られたフェ
ノール樹脂フォーム層4の片側に、表皮材1を貼付す
る。この貼付方法としては、エポキシ樹脂等の接着剤を
表皮材1に塗布した後、常温又は加熱下で、フェノール
樹脂フォーム層4に接着する等の方法によるのが好まし
い。
【0047】次に、上記のようにして形成されたフェノ
ール樹脂フォーム層4にポリウレタンフォーム層5を接
合するが、その方法の一つとしては、注入発泡用の型の
一方の側にフェノール樹脂フォーム層4を配置し、もう
一方の側に表皮材1を配置した後、フェノール樹脂フォ
ーム層4と、表皮材1との間にポリウレタンを注入発泡
させてポリウレタンフォーム層5を形成するか、又は、
両側にフェノール樹脂フォーム層4を配置し、フェノー
ル樹脂フォーム層4と、フェノール樹脂フォーム層4と
の間にポリウレタンを注入発泡させてポリウレタンフォ
ーム層5を形成する。なお、両側にフェノール樹脂フォ
ーム層4を配置する場合には、一枚のフェノール樹脂フ
ォーム層4を、面方向にスライスし、その間にポリウレ
タンを注入発泡させてポリウレタンフォーム層5を形成
してもよい。
【0048】また、フェノール樹脂フォーム層4とポリ
ウレタンフォーム層5とを接合する他の方法としては、
ポリウレタンフォームボードを単独で製造し、そのポリ
ウレタンフォームボードの片面又は両面に、接着剤を介
してフェノール樹脂フォーム層4を接合させる方法を採
用することもできる。
【0049】なお、表皮材1は、上記のようにフェノー
ル樹脂フォーム層4の成形時、及びポリウレタンフォー
ム層5の成形時に、一体成形あるいは接着剤を介して同
時接着させることが好ましいが、フェノール樹脂フォー
ム層4とポリウレタンフォーム層5とを接合させて芯材
を形成した後に、エポキシ樹脂系等の接着剤を用いて接
着してもよい。
【0050】
【実施例】
実施例1 無機質繊維シートとして単位面積重量が300 g/m2
ガラスチョップドストランドマットを用い、その上にノ
ボラック型の発泡性フェノール樹脂を、単位面積当たり
の散布量が400 g/m2 となるように散布した後、90℃
で、加熱加圧して、発泡性フェノール樹脂を溶融、融着
させて発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複
合物を得た。
【0051】厚さ18mmのペーパーハニカムの両面に、得
られた発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複
合物を、発泡性フェノール樹脂の付着面がペーパーハニ
カム側となるように積層し、加熱機能を備えたプレス装
置にセットし、その両脇に高さ20mmのアルミニウム製の
スペーサーを配置した後、170 ℃で、5分間加熱加圧し
て、発泡性フェノール樹脂を発泡させて、厚さ20mmのハ
ニカム体で補強されたフェノール樹脂フォーム層を得
た。
【0052】次に、表皮材としての厚さ0.5mm のカラー
鋼板の裏面に、エポキシ樹脂接着剤を300 g/m2 塗布
し、得られたフェノール樹脂フォーム層の片面に接着さ
せた後、注入発泡用の型の一方の側にセットし、もう一
方の側の表皮材として厚さ0.5mm のカラー鋼板を型の他
方の側にセットし、次いで、ポリウレタンを注入発泡さ
せてポリウレタンフォーム層として、図1に示すタイプ
の厚さ150mm の複合断熱パネルを得た。
【0053】この複合断熱パネルは、フェノール樹脂フ
ォーム層の厚さが20mm、ポリウレタンフォーム層の厚さ
が129mm である。
【0054】実施例2 実施例1において、発泡性フェノール樹脂の単位面積当
たりの散布量を800 g/m2 に代え、あとは実施例1と
同様にして発泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートと
の複合物を得た。
【0055】厚さ29mmのペーパーハニカムの片面に、発
泡性フェノール樹脂と無機質繊維シートとの複合物を、
発泡性フェノール樹脂の付着面がペーパーハニカム側と
なるように積層し、実施例1と同様のプレス装置にセッ
トし、その両脇に高さ30mmのアルミニウム製のスペーサ
ーを配置した後、170 ℃で、10分間加熱加圧して、発泡
性フェノール樹脂を発泡させて、厚さ30mmのハニカム体
で補強されたフェノール樹脂フォーム層を得た。なお、
このハニカム体のセル内には、フェノール樹脂フォーム
が厚さ約20mmで充填されており、ハニカム体の無機質繊
維シートがない方の端面には空隙が残っていた。
【0056】次いで、得られたフェノール樹脂フォーム
層の無機質繊維シートが付着した方の面に、実施例1と
同様にして一方の表皮材をなすカラー鋼板を接着させた
後、注入発泡用の型の一方の側にセットし、他方の表皮
材をなすカラー鋼板を型のもう一方の側にセットし、ポ
リウレタンを注入発泡させてポリウレタンフォーム層を
形成して、図4に示すタイプの厚さ150mm の複合断熱パ
ネルを得た。
【0057】この複合断熱パネルは、フェノール樹脂フ
ォーム層の厚さが、フェノール樹脂フォーム自体の厚さ
として約21mm、ポリウレタンフォーム層の厚さが、ハニ
カム体に侵入した部分も入れて約128mm である。
【0058】実施例3 実施例1において、ノボラック型の発泡性フェノール樹
脂を、ノボラック型の発泡性フェノール樹脂の粉体150
重量部に、難燃剤として水酸化アルミニウム200 重量部
を混合したものに代え、単位面積当たりの散布量を3500
g/m2 に代え、ペーパーハニカムの厚さを48mmに代え
、スぺーサーの厚さを50mmに代え、加熱加圧時間を10分
間に代え、あとは実施例1と同様にして厚さ180mm の複
合断熱パネルを得た。
【0059】この複合断熱パネルは、フェノール樹脂フ
ォーム層の厚さが50mm、ポリウレタンフォーム層の厚さ
が129mm である。
【0060】比較例1 注入発泡用の型に、表皮材として厚さ0.5mm のカラー鋼
板を上下にセットし、その間にポリウレタンを注入発泡
させてポリウレタンフォームとし、厚さ150mmの断熱パ
ネルを得た。この断熱パネルは、芯材全体がポリウレタ
ンフォームとなっている。
【0061】比較例2 耐熱性離型性シート上に、ノボラック型の発泡性フェノ
ール樹脂を単位面積当たりの散布量が800 g/m2 とな
るように散布した後、加熱機能を備えたプレス装置にセ
ットし、その両脇に高さ20mmのスぺーサーを配置し、17
0 ℃で、10分間加熱加圧して、発泡性フェノール樹脂を
発泡させて、厚さ20mmのフェノール樹脂フォーム層を得
た。
【0062】次に、表皮材としての厚さ0.5mm のカラー
鋼板の裏面に、エポキシ樹脂接着剤を300 g/m2 塗布
し、得られたフェノール樹脂フォーム層の片面に接着さ
せた後、注入発泡用の型の一方の側にセットし、もう一
方の側の表皮材として厚さ0.5mm のカラー鋼板を型の他
方の側にセットし、次いで、ポリウレタンを注入発泡さ
せてポリウレタンフォーム層として、厚さ150mm の複合
断熱パネルを得た。
【0063】この複合断熱パネルは、フェノール樹脂フ
ォーム層の厚さが20mm、ポリウレタンフォーム層の厚さ
が129mm で、フェノール樹脂フォーム層は、ハニカム体
で補強されていない。
【0064】試験例 実施例1、2、3及び比較例1、2で得たパネルについ
て、パネル重量を測定し、接着強度、断熱性能及び防火
耐火性能の試験を行った。なお、試験方法は表1に示す
方法とした。その結果を表2に示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】表2の結果から、実施例1〜3は、断熱性
能、防火耐火性能ともに優れ、しかも、比較例1、2と
比べてほぼ同等に軽量であることがわかる。これに対し
て、比較例1は、フェノール樹脂フォーム層がないこと
から防火耐火性能に乏しいことがわかる。また、比較例
2は、防火耐火性能には優れているが、フェノール樹脂
フォーム層がハニカム体で補強されておらず、また無機
質繊維シートも介在していないため、表皮材とフェノー
ル樹脂フォーム層との接着強度が著しく低く、実用に耐
えるパネルではないことがわかる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合断熱
パネルによれば、ハニカム体で補強されたフェノール樹
脂フォーム層とポリウレタンフォーム層とを複合化させ
た芯材を用いたことにより、防火耐火性に優れるととも
に断熱性に優れ、しかも軽量強固な複合断熱パネルを得
ることができる。したがって、本発明の複合断熱パネル
は、特に高い防火耐火性及び断熱性が要求されるC1
やF級の冷凍冷蔵倉庫用の断熱パネルとしても使用可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合断熱パネルの一実施例を示す断面
図である。
【図2】本発明の複合断熱パネルの他の実施例を示す断
面図である。
【図3】本発明の複合断熱パネルの更に他の実施例を示
す断面図である。
【図4】本発明の複合断熱パネルの更に他の実施例を示
す断面図である。
【図5】本発明の複合断熱パネルの更に他の実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 表皮材 2 無機質繊維シート 3 ハニカム体 4 フェノール樹脂フォーム層 5 ポリウレタンフォーム層 6 接着剤層 7a、7b、7c、7d、7e 芯材 11、21、31、41、51 複合断熱パネル
フロントページの続き (72)発明者 水上 徹 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目6番地3 旭ファイバーグラス株式会社内 (72)発明者 松本 憲久 滋賀県東浅井郡虎姫町酢500番地 日本軽 金属株式会社滋賀工場内 (72)発明者 柏谷 光治 大阪府羽曳野市はびきの5−6−22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタンフォーム層と、このポリウ
    レタンフォーム層の少なくとも片面に接合された、ハニ
    カム体で補強されたフェノール樹脂フォーム層とからな
    る芯材と、この芯材の両面を被覆した金属板からなる表
    皮材とから構成されていることを特徴とする複合断熱パ
    ネル。
  2. 【請求項2】 前記フェノール樹脂フォーム層の少なく
    とも片面が無機質繊維シートで被覆されている請求項1
    記載の複合断熱パネル。
  3. 【請求項3】 前記フェノール樹脂フォーム層が、前記
    ポリウレタンフォーム層の室外側となる面に接合されて
    いる請求項1又は2記載の複合断熱パネル。
  4. 【請求項4】 前記フェノール樹脂フォーム層に、難燃
    剤が配合されている請求項1〜3のいずれか一つに記載
    の複合断熱パネル。
  5. 【請求項5】 前記フェノール樹脂フォーム層の厚さが
    10〜50mmであり、密度が20〜300Kg/m3である請求項1〜
    4のいずれか一つに記載の複合断熱パネル。
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