JP2577065B2 - 防火パネル - Google Patents

防火パネル

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサンドイッチ構造のパネルにおいて、特に芯
材として合成樹脂発泡体を用いても防火構造に合格しう
るパネルに関するものである。
〔従来の技術〕
この種パネルにおいては芯材が軽量である反面、防火
性に欠けるため、例えばパーライト粒、硼砂、バーミキ
ュライト、ポリリン酸アンモン、炭酸カルシウム等の無
機骨材、無機粉体を芯材内に混合するか、芯材の表層に
高密度に充填したパネルの構造が一般的であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種構造においては芯材が1〜5分
間位の間に液状→クリーム状→発泡体→固形化したフォ
ームへと変化すると共に、無機骨材、無機粉体、無機繊
維は芯材原料を吸油したり、吸着したりするため、原料
の反応系を乱し、かつ原料の各成分の混合が不均一とな
り、発泡倍率、発泡組織にも大きく悪影響を及ぼし、コ
ストアップ、機械強度、接着強度に劣る不利があった。
勿論、防火構造、耐火構造に合格するためには大量に添
加する必要があり、折角の軽量化が半減し、かつ均一的
な防火層の形成が困難であり、その上、反応系、発泡組
織にも前記したような多大な不具合が生ずるものであっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、80〜100℃
位の加熱で体積が5〜50倍位に瞬時に発泡して炭化層お
よび高熱下での断熱層としても機能する防火フィルム層
を接着剤層として機能する塗膜によって金属薄板と一体
化し、この防火フィルム層と芯材とを芯材の接着性によ
って一体に形成し、防火性、断熱性、強度コスト、生産
性のいずれにもすぐれた防火パネルを提案するものであ
る。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係る防火パネルの一実
施例について詳細に説明する。すなわち、第1図は上記
防火パネルの代表的な一例を示す断面図であり、1、2
は金属薄板で表面材、裏面材として機能するものであ
り、板厚は0.2〜3.2mm位であり、平板、エンボス加工
板、押出板等のいずれか1種からなるものである。その
素材としては、例えば表面処理鋼板、フッ素塗膜鋼板、
亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼板、アルミ・亜鉛合金メッ
キ鋼板(商品名ガルファン、ガルバリウム鋼板、スーパ
ージンク)、アルミニウム板、アルミニウム合金板、ア
ルミニウム複合板、クラッド鋼板、制振鋼板、チタン合
金板等の金属薄板の1種からなるものである。なお、そ
の形状はパネルの断面形状に応じて成形等するものであ
る。3は接着剤塗膜層(以下、塗膜層という)で有機
系、無機系の素材からなり、層厚は0.1〜3mm位の密実
体、低発泡体(2〜3倍位)で下記する防火フィルム4
と金属薄板1、2とを一体に固着するのに役立つもので
ある。勿論、高熱下における断熱層の補助材、断熱層と
しても機能するものである。塗膜層3の具体例として
は、主成分としてエポキシ樹脂、ポリイソシアヌレート
フォーム原料、ポリフェニレンフォーム原料、リン安系
炭化触媒、ポリリン酸アンモン、ポリエチレンフォーム
シート(断熱鋼板)、アルカリ性タイプ無機質系塗料、
酸性タイプ無機質系塗料、塩化ビニル樹脂系塗料、メラ
ミン樹脂系塗料、レゾールタイプフェノール樹脂系塗料
の1種以上からなるものである。4は防火フィルムで膨
脹グラファイトと合成樹脂を適宜比で配合し、約0.3〜2
mm位の厚さのフィルム状に形成したものである。防火フ
ィルム4は高熱に曝されると瞬時に5〜50倍位に発泡
し、金属薄板1と下記する芯材7間に炭化層を形成し、
これより深層への熱伝導を抑制するためのものである。
さらに説明すると、防火フィルム4は黒鉛とメラミン樹
脂、黒鉛とポリエチレン樹脂、黒鉛とガラス繊維、無機
ウィスカー(石膏、マイカ)とメラミン樹脂とから形成
したもの等である。特に、防火フィルム4は第2図に拡
大して示すように黒鉛5、樹脂分6、その他の無機繊維
(図示せず)のように形成するものである。7は芯材で
あり主にパネルに断熱性を付与したり、接着剤、成形
材、防火材、クッション材、防音材などの機能を有する
素材の1種以上からなるものである。具体的には合成樹
脂発泡体、例えばポリウレタンフォーム、ポリイソシア
ヌレートフォーム、フェノールフォーム、エポキシフォ
ーム、ポリエチレンフォーム、ポリフェニレンフォー
ム、ポリスチレンフォーム等の1種からなり、原料、成
形体のいずれの場合でも一体化しうるものである。
次に第1図に示すような防火パネルの製造方法につい
て簡単に説明すると、まず金属薄板1(カラー鋼板0.35
mm厚)の裏面に塗膜層3(レゾールタイプ、フェノール
樹脂を主原料とする塗料)を40ミクロン(ウェット)で
平均に塗布され、未硬化の状態下で防火フィルム4(厚
さ1mm、黒鉛5:メラミン樹脂分6の比を10:5とした)を
載置し、ローラ、舟で押圧し、次にこの防火フィルム4
上に芯材7の原料(レゾールタイプのフェノールフォー
ム用樹脂原料)を吐出し、その上に裏面材となる金属薄
板2(ここでは金属帯と紙のラミネート紙)を積層して
図示しない型に送給し、1〜5分間位のキュア(オーブ
ン、または常温)で第1図に示すような断面の防火パネ
ルを製造したものである。なお、芯材7の密度は40kg/m
3で厚さは30mmとした。そこで、このように製造した防
火パネルの防火性を確認するため、金属薄板1の表面を
900℃のブンゼンバーナの火炎と直角となるようにして1
0分間曝した。その結果は第3図に示すように防火フィ
ルム4が約10mm位に膨脹し、かつポーラスな炭化層とな
っていた。勿論、芯材7の表層は一部分が炭化していた
にすぎなかった。また,この防火パネルに対し、JIS−
A−1302、JIS−A−1321号の各試験をしたところ、い
ずれも合格した。さらに、芯材7としてポリイソシアヌ
レートフォームを用いた際はレゾールタイプのフェノー
ルフォームより幾分、数値が低下したが合格する性能で
あった。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係る防火パネルの一実施例
にすぎず、第4図に示すように形成することもできる。
すなわち、防火フィルム4の少なくとも表面にメラミン
樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂等の被
覆層を形成し、より防火フィルム4の性能劣化を抑制し
たり、無機系(ステンレスワイヤも含む)有機系ネット
を骨格部材として防火フィルム4を形成したり、第5図
に示すように芯材7の両面に前記した構造を形成した防
火パネルとすることもできる。さらに、防火パネルの断
面としては、第6図(a)〜(m)、第7図(a)〜
(z)、および第8図(a)〜(j)に示すように形成
することもできるものである。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る防火パネルによれば、
芯材間に防火フィルムを介在させたため、高熱に防火パ
ネルが曝されても準不燃材、防火構造に合格できる。
芯材と金属薄板の一体化が容易であり、生産性がよい。
芯材の発泡組織、発泡倍率を損ねることが少ない。
防火パネルは連続的に生産できる。等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る防火パネルの一実施例を示す説明
図、第2図は防火フィルムの拡大図、第3図は高熱下に
曝された後の防火パネルの一部を示す断面図、第4図〜
第8図(a)〜(j)はその他の実施例を示す説明図で
ある。 1、2……金属薄板、3……接着剤塗膜層、 4……防火フィルム、7……芯材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属薄板間に合成樹脂発泡体からなる芯材
    を一体に介在した防火パネルにおいて、金属薄板と芯材
    間の少なくとも一つに膨脹グラファイト粉を合成樹脂で
    バインドしてフィルム化した防火フィルムを介在させた
    ことを特徴とする防火パネル。
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