JPH0755548B2 - 耐火、断熱パネル - Google Patents

耐火、断熱パネル

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JPH0755548B2
JPH0755548B2 JP62220580A JP22058087A JPH0755548B2 JP H0755548 B2 JPH0755548 B2 JP H0755548B2 JP 62220580 A JP62220580 A JP 62220580A JP 22058087 A JP22058087 A JP 22058087A JP H0755548 B2 JPH0755548 B2 JP H0755548B2
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heat insulating
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堯 石川
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は防火構造、耐火構造に有利で、かつ断熱性も具
備する耐火、断熱パネルに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に有機系フォーム、特にプラスチックフォームを芯
材としたパネルは金属薄板と裏面紙または金属薄板間に
ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォームを
一体に介在したパネル、あるいはフォーム内に無機骨
材、無機繊維を分布した芯材を有する構成であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この種パネル単体で耐火構造試験に合格
するには下記するような種々の欠点があった。すなわ
ち、前者はフォーム自体の耐火性能の関係で防火構造の
防火性しかなく、かつ表面材、裏面材の金属板厚、フォ
ーム密度に種々の限定が必要であった。さらに、芯材が
フェノールフォームの場合は防火性能が十分であるが、
耐火性能の試験(耐火構造30分、1時間)には合格でき
なかった。その最大の原因は炭化、肉やせにより裏面温
度が260℃以下にできないことであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、加工性、可撓
性、耐熱性のある、例えば付加重合型熱硬化性架橋ポリ
カルボジイミド樹脂(以下、単にイミド樹脂という)を
ガラス繊維マットを骨格材として含浸、塗布したマット
を芯材となるポリイソシアヌレートフォーム、フェノー
ルフォームの適宜位置に少なくとも一層をフォームと一
体に介在させ、耐火性、断熱性および軽量化と強度のア
ップを図った耐火、断熱パネルを提案するものである。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係る耐火、断熱パネルの
一実施例について詳細に説明する。第1図は本発明に係
る耐火、断熱パネルの代表的な一例を示す斜視図であ
り、は表面材、6は裏面材、8は芯材、9はマットで
あり、表面材と裏面材6間に芯材8を一体に固着する
と共に、芯材8の中間部分の位置に芯材8を分割するよ
うにマット9を少なくとも一層介在させた耐火、断熱パ
ネルである。さらに詳説すると、表面材は表面処理鋼
板、ステンレス鋼板、チタン合金の1種からなり、厚さ
0.27〜1.6mm位に設定する。しかも、表面材は化粧面
2の両側に取付部3、4を形成し、防火、耐火試験、お
よび通常使用時の熱橋を阻止するような側縁5を有する
形状とする。裏面材6は表面材と同質か、アスベスト
紙、クラフト紙、ステンレス箔等のいずれか1種であ
り、目的に応じて選択する。なお、裏面材6は金属材で
ある場合には表面材と同様に側縁7を設け、表面材
の側縁5と接触しない形状、寸法とする。芯材8はポリ
イソシアヌレートフォーム、フェノールフォームのいず
れかの1種からなり、かつこのフォームのの中間部分の
位置にマット9を一体に介在したものである。また、フ
ォーム原料は成形体でなく液状で表、裏面材、マット
、6、9間に吐出し、反応、発泡後、硬化するもので
ある。なお、密度は強度、耐火性、断熱性の関係から50
〜100kg/m3位とする。前記マット9はガラス繊維、カー
ボン繊維、金属繊維の1種以上をシート状、マット状に
形成し、厚さが0.5mm〜10mm位に形成し、かつこのマッ
トに加工性、可撓性、耐熱性(200〜400℃)のある樹
脂、例えばイミド樹脂を含浸、塗布等した加工性、可撓
性、耐熱性のあるマットである。このマット9の芯材8
における分割帯としての配設は、例えば第2図(a)〜
(f)に示す位置であり、その位置、マット9の厚さは
目的に応じて選ぶものである。特に、マット9は主に断
熱性の強化、芯材8の炭化遅延を目的とするものであ
る。
次に本発明に係る耐火、断熱パネルの製造方法としては
成形した0.5mmのカラー鋼板からなる表、裏面材、6
間にガラス繊維からなる厚さ3mmのマット9を2枚介在
し、マット9と表、裏面材間1、6間、および、マット
9間にフェノールフォームからなる芯材8の原料を液状
で吐出し、図示しないキュアオーブンに送給し、キュア
オーブン内で原料が反応、発泡すると共に、接着剤とし
ても機能させ、これら構成材を一体に固着し、第1図に
示すようなパネルとして製造するものである。なお、フ
ォームの密度は60kg/m3、芯材8の総厚は38mmであっ
た。そこで、この耐火、断熱パネルをJIS−A−1304に
よる非耐力壁、耐火試験(耐火1時間)の結果は下記の
ようであった。また、比較例としてはマット9の介在し
ないほかは、全て実施例と同様の構造とした。すなわ
ち、 以上説明したのは本発明に係る耐火、断熱パネルの一実
施例にすぎず、マット9に硼砂炭酸カルシウム等を含浸
させたり、芯材8にパーライト等を分散させたりするこ
ともできる。また、耐火、断熱パネルの連結部を第3図
〜第5図に示すように形成することもできる。なお、第
3図〜第5図において、10はキャップ、11はキャップ取
付具、12は釘、ビス等の固定具である。また、耐火、断
熱パネルの形状としては第6図(a)〜(e)に示すよ
うな形状とすることもでき、特に(c)図は斜線で示す
位置の少なくとも一ヶ所に、防火性、防水性を有するコ
ーキング材13を植設したものである。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る耐火、断熱パネルは、
表、裏面材間に断熱性、耐火性があり、かつ芯材の収縮
を抑制する特殊なマットを介在して芯材を分割したた
め、パネル単体で防火構造、耐火構造に合格しうる。
表、裏面材間に軽量なフォームを芯材としたため、パネ
ル全体を軽量化できる。表、裏面材間に芯材を介在さ
せ、サンドイッチ構造とし、かつ芯材を原料で供給し、
反応、発泡させその際の自己接着性で一体に固着したた
め、十分な強度が得られる。等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る耐火、断熱パネルの一実施例を示
す斜視図、第2図(a)〜(f)は上記パネルの一部を
抽出して示す説明図、第3図〜第6図(a)〜(e)は
その他の実施例を示す説明図である。 ……表面材、2……化粧面、6……裏面材、8……芯
材、9……マット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板からなる表面材と裏面材間に耐熱性
    フォームからなる芯材を一体に介在させると共に、該芯
    材の中間部分の位置に繊維マットに220〜600℃の耐熱性
    と加工性、可撓性のある樹脂を含浸または塗布した少な
    くとも一層のマットを上記芯材形成時に一体に介在、固
    着せしめたことを特徴とする耐火、断熱パネル。
JP62220580A 1987-09-02 1987-09-02 耐火、断熱パネル Expired - Fee Related JPH0755548B2 (ja)

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