JP2577066B2 - 耐火パネル - Google Patents

耐火パネル

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属薄板を表、裏面材とし、特殊な構成材を
芯材としたサンドイッチ構造のパネルにおいて、防火フ
ォームの特長と芯材の性能を有効に活用して耐火構造に
合格しうるサンドイッチ構造の耐火パネルに関するもの
である。
〔従来の技術〕 この種パネルにおいては芯材が軽量である反面、防火
性に欠けるため、例えばパーライト粒、硼砂、バーミキ
ュライト、ポリリン酸アンモン、炭酸カルシウム等の無
機骨材、無機粉体を芯材内に混合するか、芯材の表層に
高密度に充填したパネルの構造が一般的であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種構造においては芯材が1〜5分
間位の間に液状→クリーム状→発泡体→固形化したフォ
ームへと変化すると共に、無機骨材、無機粉体、無機繊
維は芯材原料を吸油したり、吸着したりするため、原料
の反応系を乱し、かつ原料の各成分の混合が不均一とな
り、発泡倍率、発泡組織にも大きく悪影響を及ぼし、コ
ストアップ、機械強度に劣る不利があった。また、レゾ
ールタイプのフェノール樹脂原料を用いた際は反応時の
縮合水が接着性、特に表、裏面材が不通気性の構成の際
は大きく悪影響を受けるものである。勿論、防火構造、
耐火構造に合格するためには前記した無機材を大量に添
加する必要があり、折角の軽量化が半減し、かつ均一的
な防火層の形成が困難であり、その上、反応系、発泡繊
維にも前記したような多大な不具合が生ずるものであっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、フェノール
フォームの形成時の縮合水の接着に対する悪影響を芯材
の無機骨材の抱水力で給水したり、吸水樹脂を一部バイ
ンダとして用いるなどして防火性、耐火性を損なわずに
確実に耐火構造に合格でき、その上、軽量で断熱性、生
産性にもすぐれた耐火パネルを提案するものである。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係る耐火パネルの一実
施例について詳細に説明する。すなわち、第1図は上記
耐火パネルの代表的な一例を示す断面図であり、1、2
は金属薄板で表面材、裏面材として機能するものであ
り、板厚は0.27〜3.2mm位であり、平板、エンボス加工
板、押出板等のいずれか1種からなるものである。その
素材としては、例えば表面処理鋼板、フッ素塗膜鋼板、
亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼板、アルミ・亜鉛合金メッ
キ鋼板(商品名ガルファン、ガルバリウム鋼板、スーパ
ージンク)、アルミニウム板、アルミニウム合金板、ア
ルミニウム複合板、クラッド鋼板、制振鋼板、チタン合
金板等の金属薄板の1種からなるものである。なお、こ
の形状はパネルの断面形状に応じて成形等するものであ
る。2は防火フォームで金属薄板1、2の裏面に形成す
る接着剤、クッション材、断熱材として機能するもので
あり、厚さとしては3〜15mm位、密度としては20〜70kg
/m3位である。は芯材で成形体、あるいは順次積層し
て最終的に形成するかのいずれかの方法で製造したもの
であり、厚さは15〜50mm位であって、軽量で高熱下でも
断熱性を発揮すると共に、防火フォーム3の形成時に生
ずる縮合水を給水して防火フォーム3の発泡、防火フォ
ーム3の他部材との接着性の低下を排除するのに役立つ
ものである。さらに説明すると、芯材は無機軽量骨材
5(粒径は1〜30mm位)でほぼ均一粒径、あるいは混合
物のいずれかであって、細密充填構造とし、かつ無機軽
量骨材5間、あるいは無機軽量骨材5の接触面の一部に
は微量のバインダ6を介在させ一体に形成したものであ
る。なお無機軽量骨材5としてはパーライト粒、発泡バ
ーミキュライト、セリサイト、発泡コンクリート粒、発
泡人工骨材の1種からなり、嵩比重としては0.1〜1.0位
のものを用いる。また、バインダ6としては好水樹脂、
メラミン樹脂、ポリイソシアヌレート用原料、フェノー
ル樹脂(ベンジリックタイプも含む)、石膏、セメン
ト、ケイ酸カルシウム、ラテックス組成物、防火塗料
(特に、無機系が50%以上含有されているもの)、ポリ
フェニレン樹脂、無機繊維入り無機系接着剤(水ガラス
も幾分添加することもある)、カチオン、アニオン系の
接着剤、ポリリン酸アンモンとゴムラテックスの混合
物、膨脹グラファイト粉とメラミン樹脂からなる組成
物、ガラス溶融物、無機材溶融物を幾分まぶす程度、ノ
ボラックタイプのフェノール樹脂、フェノール成分とメ
チレンジイソシアネート(MDI)と発泡剤からなる細気
泡組織の充填物などの1種からなり、無機軽量骨材5間
の空隙を全部充填するのでなく、部分的に接着するのが
主構造で、目的によって必要によりクッション性を付与
するため有機系接着剤を充填することもある。
次に製造法について簡単に説明する。
いま、金属薄板1の裏面上にレゾールタイプのフェノ
ールフォーム原料を吐出し、厚さ5mm、密度50kg/m3とな
るように塗布し、第2図に示すようにその上に芯材
積層し、さらに上記芯材上に上記原料を薄く吐出し、
さらに裏面に金属薄板2を積層し、型内でキュアして一
体化し、厚さ50mmの耐火パネルを形成するものである。
また、防火フォーム3は芯材の表層空隙部に約5〜10
mmに亘って浸入し、各無機軽量骨材5間の空隙を防火フ
ォーム3で充填していた。なお、芯材は平均粒径10〜
7mmφを無機ラテックス系で部分的に接着し、圧縮強度
を1〜20kg/m2としたものを用いた。このようにして製
造した耐火パネルに対し、JIS−A−1304による耐火試
験の結果は30分、1時間のいずれにも合格した。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係る耐火パネルの一実施例
にすぎず、第3図に示すように無機軽量骨材5間に無機
成分が3〜9割混入のゴムラテックス粒4aを芯材にク
ッション性を付与するために混在させたり、第4図に示
すようにゼリー状の成形体の中に無機軽量骨材5を混在
させたり、デンプン、吸水樹脂、ゲル状となる物質と無
機軽量骨材5を一体に袋に封入したり、あるいはゼリー
状物と無機軽量骨材5を混合して防火フォーム3上に吐
出し、防火フォーム3原料、金属薄板2の順に積層した
耐火パネル、あるいは無機系のネット状物に無機軽量骨
材5を収納し、変形を容易としたようなものである。ま
た、耐火パネルの形状としては第5図(a)〜(m)、
第6図(a)〜(z)、および第7図(a)〜(j)に
示す断面とすることもできる。なお、防火フォーム3は
省略して示し芯材は概略的に示す。
〔発明の効果〕
上述したように本発明で係る耐火パネルによれば、芯
材が耐火性、高熱下における断熱性、他部材との一体化
に接着剤として有効に作用するため、耐火構造試験に合
格できる性能があり、しかも軽量で、強度、クッション
性もあり、さらに生産性、コスト的にもすぐれた特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る耐火パネルの一実施例を示す説明
図、第2図は耐火パネルの一工程を示す説明図、第3
図、第4図、第5図(a)〜(m)、第6図(a)〜
(z)、および第7図(a)〜(j)はその他の実施例
を示す説明図である。 1、2……金属薄板、3……防火フォーム、 ……芯材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属薄板と芯材間に防火フォームを一体に
    介在させ、上記芯材は無機軽量骨材を細密充填し、かつ
    主に各骨材の接触部をバインダで一体に結合した構造と
    すると共に、少なくとも前記防火フォームが芯材側のあ
    る深さまで浸透して各骨材間の空隙を防火フォームで充
    填して一体に構成したことを特徴とする耐火パネル。
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