JP2684690B2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2684690B2
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foamed
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inorganic layer
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栄 白井
啓吾 笹本
晃 高野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は断熱,吸音性に優れた床材に関する。
〔従来の技術〕
従来、床材としては、主にコンクリートスラブに直接
カーペット或いはリノリウム等を施工したものが用いら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のコンクリートスラブ上にカーペ
ットやリノリウム等を直接施工した床材は、断熱性及び
吸音性が悪く、このためカーペットを厚く敷きつめるこ
とにより対処しているのが現状である。
本発明はかかる問題を改善するためになされたもの
で、断熱,吸音性に優れた床材を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、床基材の一面に
無機珪酸塩を主体とする無機質珪酸塩発泡ポリマー中に
発泡樹脂ビーズが分散された発泡無機質層を形成し、か
つこの発泡無機質層上に表面仕上層を形成したものであ
る。
ここで、床基材としては、コンクリートスラブ、鉄板
等にて形成することができ、表面仕上層は石膏、モルタ
ルにて形成したり、化粧板を積層するなどのことにより
構成される。
また、上記発泡樹脂ビーズとしては、例えば発泡ポリ
スチレンビーズが用いられる。
〔作 用〕
本発明の床材は、上述したように床基材と表面仕上層
との間に無機珪酸塩を主体とする無機質珪酸塩発泡ポリ
マー中に発泡樹脂ビーズが分散された発泡無機質層が介
装されているものであり、この発泡無機質層は通常その
密度が0.2〜0.9g/cm3で、軽量であるから、床材全体の
重量がこの発泡無機質層の介装により著しく増大すると
いうような不都合はなく、優れた断熱性を発揮し、結露
防止の点でも優れている上、吸音効果も極めて良好であ
る。このため、表面仕上層として断熱性,吸音性に考慮
する必要がなく種々の化粧が可能となる。
しかも、上記発泡無機質層は、その耐熱温度が通常50
0〜1000℃で、発泡樹脂ビーズが分散されているにも拘
らず、その耐熱,耐火性に優れており、防災上有利であ
ると共に、引張り、圧縮、曲げ等の機械的応力に強く、
優れた機械的特性を示すものである。
従って、上記発泡無機質層は発泡樹脂ビーズの特性が
無機質珪酸塩発泡ポリマーの特性とあいまって効果的に
発揮され、この発泡無機質層が介装された床材は床材と
しての好適な性能を有しているものである。
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
〔実施例〕
図面は本発明の床材の一実施例を示すもので、この床
材1は、コンクリートスラブ(第1図)、鉄板(第2
図)等からなる床基材2上に発泡無機質層3が積層一体
化されていると共に、この発泡無機質層3上に表面仕上
層4が積層一体化されてなるものである。なお、発泡無
機質層3の厚さは50〜100mm、表面仕上層4の厚さは20
〜50mmとすることができるが、勿論これに限定されるも
のではない。
この場合、上記発泡無機質層3は、無機珪酸塩を主体
とする無機質珪酸塩ポリマーからなるマトリックス5中
に発泡樹脂ビーズ6が分散された構成とされている。
ここで、上記マトリックス5を構成する無機質珪酸塩
発泡ポリマーは、珪酸塩、メタ珪酸塩を主成分とし、界
面活性剤が配合されてなる無機自硬性組成物より形成さ
れるもので、この組成物中に発泡樹脂ビーズ6を分散混
合した配合物を発泡硬化することにより、発泡無機質層
3が得られるものである。
上記無機自硬性組成物につき更に詳述すると、その組
成としては下記の通りである(なお、%は重量%を示
す)。
珪酸塩 15〜66%,より好ましくは30〜60% カオリン 0〜28%,より好ましくは5〜20% 水溶性マグネシウム塩 0〜1%,より好ましくは0.2
〜0.8% 珪弗化塩 2〜20%,より好ましくは5〜15% メタ珪酸塩 3〜58%,より好ましくは3〜30% 界面活性剤 0.1〜2%,より好ましくは0.1〜1% 水 0.15%,より好ましくは5〜13% この場合、珪酸塩としては珪酸ソーダ、水溶性マグネ
シウム塩としては塩化マグネシウム、珪弗化塩としては
珪弗化ソーダ、メタ珪酸塩としてはメタ珪酸ソーダ、界
面活性剤としてはラウリル硫酸ソーダ等のアニオン系界
面活性剤が好適に用いられる。
また、上記組成物中に分散混合される発泡樹脂ビーズ
としては、発泡ポリスチレンビーズ、発泡ポリプロピレ
ンビーズ、発泡ポリエチレンビーズなどが挙げられる。
その大きさは適宜選定され、また上記発泡樹脂ビーズと
しては、10〜50倍発泡のビーズが好適に用いられる。
上記無機自硬性組成物に対する発泡樹脂ビーズの混合
割合も種々選択することができるが、発泡樹脂ビーズと
の接着性の点から前者:後者=99:1〜85:15(重量比)
とすることが好適である。
なお、上記組成物には、必要により無機もしくは有機
充填材として、ロックウール,ガラスウール等の無機繊
維、ポリエステル,ポリアミド,ポリプロピレン,ビニ
ロン等の有機短繊維、ひる石,シラスバルーン,ガラス
バルーン,パーライト,発泡ガラス屑の軽量発泡骨材、
その他雲母粉末、砂、岩石やガラス細片など、適宜な材
料を混合することができる。この場合、これらの混合物
の混合割合は特に制限されないが、上記組成物及び発泡
樹脂ビーズの総量100部に対して50部以下、特に30部以
下とすることができる。
上記発泡無機質層は、上述した組成物に発泡樹脂ビー
ズを分散混合した配合物を型枠に注入したり、或いは床
基材や表面仕上層に直接スプレーで吹付けたり、或いは
床基材と表面仕上層とを所定間隔(形成すべき発泡無機
質層の厚さ分)離間して対向させ、その間隙に配合物を
注入するなどのことにより製造されるが、この場合配合
物は十分撹拌して配合物中に空気を巻き込んで発泡させ
た状態で注入もしくは吹付けするものである。なお、こ
の撹拌時間や撹拌速度は配合物中への空気巻き込み量に
より相違するが、通常50〜1000rpmで5〜30分程度の撹
拌が採用される。ここで、空気巻き込み量は最終硬化物
の密度が0.2〜0.9g/cm3になるように選定することが好
ましい(なお、上記配合物にこのように空気を巻き込ま
ないで硬化させた場合の密度は通常0.6〜1.1g/cm3であ
る)。空気を巻き込んだ配合物を静置すると、この配合
物(上記組成物)は自硬性であり、巻き込まれた空気に
よりエアボイドを形成した発泡状態で硬化する。
なお、床基材や仕上層に対し上記空気が巻き込まれた
配合物を吹き付け成形し、硬化させた場合、その硬化物
は自己接着力を有し、コンクリート等に対する接着力が
高いので接着剤を使用することなく接着一体化すること
ができる。
〔発明の効果〕 本発明の床材は、その発泡無機質層の密度が通常0.2
〜0.9g/cm3で、軽量であり、またその耐熱温度が通常50
0〜1000℃で、耐熱,耐火性に優れ、更に機械的強度も
高く、熱による膨張、収縮や変形がし難いものであり、
かつ断熱効果、吸音効果が非常に優れている。
それ故、かかる発泡無機質層を有する本発明の床材は
断熱,吸音性能が極めて良好なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本発明の一実施例を示す断
面図である。 1……床材、2……床基材、3……発泡無機質層、 4……表面仕上層、5……マトリックス、 6……発泡樹脂ビーズ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床基材の一面に無機珪酸塩を主体とする無
    機質珪酸塩発泡ポリマー中に発泡樹脂ビーズが分散され
    た発泡無機質層を形成し、かつこの発泡無機質層上に表
    面仕上層を形成したことを特徴とする床材。
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US6904157B2 (en) 2000-08-10 2005-06-07 Shima System Co., Ltd. Structure around a speaker unit and applied electric or electronic apparatus thereof

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