JPH08275346A - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents
ワイヤハーネス用クランプInfo
- Publication number
- JPH08275346A JPH08275346A JP7094389A JP9438995A JPH08275346A JP H08275346 A JPH08275346 A JP H08275346A JP 7094389 A JP7094389 A JP 7094389A JP 9438995 A JP9438995 A JP 9438995A JP H08275346 A JPH08275346 A JP H08275346A
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- Japan
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- band
- wire harness
- winding
- clamp
- locking
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体へ係止する係止頭４を立設して、バンド
挿通係止孔５を設けた基部３に、ワイヤハーネス１０へ
巻き着ける巻着バンド２を伸設した巻着バンド型のワイ
ヤハーネス用クランプ１において、バンド挿通係止孔５
から突き出す巻着バンド２の余剰部分２Ａの切断除去を
無用にして、ワイヤハーネス１０への取り付け作業性の
向上と、ワイヤハーネス１０の量産成形ラインの生産性
向上を図る。 【構成】 巻着バンド２の先端部位のバンド内面に係止
突起６を設けると共に、巻着バンド２の中間部分に、バ
ンド長手方向に細ピッチを有して連設され、かつ、係止
突起６を受け入れ係止する係止凹部７を設け、ワイヤハ
ーネス１０に巻き着け緊締して、バンド挿通係止孔５か
ら突き出した巻着バンド２の余剰部分２Ａの係止突起６
を、下巻き状態の巻着バンド２の係止凹部７のいずれか
に、かみ合せ係止することによって、余剰部分２Ａを下
巻き状態の巻着バンド２に重ね合せセットする構造が特
徴である。
挿通係止孔５を設けた基部３に、ワイヤハーネス１０へ
巻き着ける巻着バンド２を伸設した巻着バンド型のワイ
ヤハーネス用クランプ１において、バンド挿通係止孔５
から突き出す巻着バンド２の余剰部分２Ａの切断除去を
無用にして、ワイヤハーネス１０への取り付け作業性の
向上と、ワイヤハーネス１０の量産成形ラインの生産性
向上を図る。 【構成】 巻着バンド２の先端部位のバンド内面に係止
突起６を設けると共に、巻着バンド２の中間部分に、バ
ンド長手方向に細ピッチを有して連設され、かつ、係止
突起６を受け入れ係止する係止凹部７を設け、ワイヤハ
ーネス１０に巻き着け緊締して、バンド挿通係止孔５か
ら突き出した巻着バンド２の余剰部分２Ａの係止突起６
を、下巻き状態の巻着バンド２の係止凹部７のいずれか
に、かみ合せ係止することによって、余剰部分２Ａを下
巻き状態の巻着バンド２に重ね合せセットする構造が特
徴である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの外周
に取り付けて、突設した係止頭を車体・機器の取着部に
係止し、そのワイヤハーネスの配設姿勢を整えて保持す
るのに使用するワイヤハーネス用クランプに関するもの
である。
に取り付けて、突設した係止頭を車体・機器の取着部に
係止し、そのワイヤハーネスの配設姿勢を整えて保持す
るのに使用するワイヤハーネス用クランプに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤハーネス用クランプは（図４参
照）、ワイヤハーネス１０に巻き着ける巻着バンド２
を、車体・機器の嵌着孔等の取着部（図示しない）に係
止する係止頭４を立設した基部３に伸設すると共に、そ
の基部３に巻着バンド２を挿通係止するバンド挿通係止
孔５を設け、その巻着バンド２をワイヤハーネス１０に
巻き着けてバンド挿通係止孔５を通して緊締係止し、ワ
イヤハーネス１０の所定位置に係止頭４を立設固定する
巻着バンド型のものが普及している。
照）、ワイヤハーネス１０に巻き着ける巻着バンド２
を、車体・機器の嵌着孔等の取着部（図示しない）に係
止する係止頭４を立設した基部３に伸設すると共に、そ
の基部３に巻着バンド２を挿通係止するバンド挿通係止
孔５を設け、その巻着バンド２をワイヤハーネス１０に
巻き着けてバンド挿通係止孔５を通して緊締係止し、ワ
イヤハーネス１０の所定位置に係止頭４を立設固定する
巻着バンド型のものが普及している。
【０００３】そして、その巻着バンド型ワイヤハーネス
用クランプ１は、種類点数を可及的に少数化して、ワイ
ヤハーネス１０の部品管理性のシンプル化とコスト低減
を図る意図から、巻着バンド２を長めに設定して、径サ
イズが異なる多様なワイヤハーネス１０に共用できるも
のが用いられている。
用クランプ１は、種類点数を可及的に少数化して、ワイ
ヤハーネス１０の部品管理性のシンプル化とコスト低減
を図る意図から、巻着バンド２を長めに設定して、径サ
イズが異なる多様なワイヤハーネス１０に共用できるも
のが用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の巻着バン
ド型ワイヤハーネス用クランプ１は、巻き着けるワイヤ
ハーネス１０の径が小なるときは、巻着バンド２の余剰
部分２Ａがバンド挿通係止孔５から長く突き出して、周
辺の車体や器物に接触し、車体等への配設作業の障害と
なるので、ワイヤハーネス１０へワイヤハーネス用クラ
ンプ１を取り付けたとき、その余剰部分２Ａを切断除去
する作業が必要になる。
ド型ワイヤハーネス用クランプ１は、巻き着けるワイヤ
ハーネス１０の径が小なるときは、巻着バンド２の余剰
部分２Ａがバンド挿通係止孔５から長く突き出して、周
辺の車体や器物に接触し、車体等への配設作業の障害と
なるので、ワイヤハーネス１０へワイヤハーネス用クラ
ンプ１を取り付けたとき、その余剰部分２Ａを切断除去
する作業が必要になる。
【０００５】しかし、この余剰部分２Ａの切断除去作業
は、バンド挿通係止孔５に通して引き出した巻着バンド
２を、ペンチ等のツールで強く引き出して緊締係止し、
続いて、ニッパ等の切断ツールに持ち代えて、余剰部分
２Ａを切断除去する面倒な手作業となるので作業性が極
めて悪く、さらに、このワイヤハーネス用クランプ１の
ワイヤハーネス１０への取り付けは、加工タクトの速い
ワイヤハーネス成形加工ラインで行なわれるので、余剰
部分２Ａの切断除去の非能率作業の存在によって、ワイ
ヤハーネス成形加工ラインの加工タクトを遅速化させる
一要因となっている。
は、バンド挿通係止孔５に通して引き出した巻着バンド
２を、ペンチ等のツールで強く引き出して緊締係止し、
続いて、ニッパ等の切断ツールに持ち代えて、余剰部分
２Ａを切断除去する面倒な手作業となるので作業性が極
めて悪く、さらに、このワイヤハーネス用クランプ１の
ワイヤハーネス１０への取り付けは、加工タクトの速い
ワイヤハーネス成形加工ラインで行なわれるので、余剰
部分２Ａの切断除去の非能率作業の存在によって、ワイ
ヤハーネス成形加工ラインの加工タクトを遅速化させる
一要因となっている。
【０００６】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る巻着バンド型ワイヤハーネス用クランプを提供するも
のである。
る巻着バンド型ワイヤハーネス用クランプを提供するも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用クランプは「車体・機器へ
の係止頭を立設して、バンド挿通係止孔を有する基部
に、ワイヤハーネスへ巻き着ける巻着バンドを伸設した
ワイヤハーネス用クランプにおいて、前記巻着バンドの
先端部位のバンド内面に、バンド止め用係止突起を突設
すると共に、前記巻着バンドのバンド表面に、前記係止
突起を受け入れ係止する係止凹部を、バンド長手方向に
連設し、前記バンド挿通係止孔から突き出す前記巻着バ
ンドの余剰部分を、前記ワイヤハーネスへの前記巻着バ
ンドの巻き着け部分に、重合セット可能にした構造」か
らなるバンド余剰部分の係止セット機構を備えたワイヤ
ハーネス用クランプと、
る本発明のワイヤハーネス用クランプは「車体・機器へ
の係止頭を立設して、バンド挿通係止孔を有する基部
に、ワイヤハーネスへ巻き着ける巻着バンドを伸設した
ワイヤハーネス用クランプにおいて、前記巻着バンドの
先端部位のバンド内面に、バンド止め用係止突起を突設
すると共に、前記巻着バンドのバンド表面に、前記係止
突起を受け入れ係止する係止凹部を、バンド長手方向に
連設し、前記バンド挿通係止孔から突き出す前記巻着バ
ンドの余剰部分を、前記ワイヤハーネスへの前記巻着バ
ンドの巻き着け部分に、重合セット可能にした構造」か
らなるバンド余剰部分の係止セット機構を備えたワイヤ
ハーネス用クランプと、
【０００８】「車体・機器への係止頭を立設して、バン
ド挿通係止孔を有する基部に、ワイヤハーネスへ巻き着
ける巻着バンドを伸設したワイヤハーネス用クランプに
おいて、前記巻着バンドの後半部分に、前記巻着バンド
の先端部分を通して押え込むバンド挿通押え環を設け、
前記バンド挿通係止孔から突き出す前記巻着バンドの余
剰部分を、前記バンド挿通押え環に通して、前記ワイヤ
ハーネスへの前記巻着バンドの巻き着け部分に、重合セ
ット可能にした構造」のバンド挿通押え環を備えたワイ
ヤハーネス用クランプになっている。
ド挿通係止孔を有する基部に、ワイヤハーネスへ巻き着
ける巻着バンドを伸設したワイヤハーネス用クランプに
おいて、前記巻着バンドの後半部分に、前記巻着バンド
の先端部分を通して押え込むバンド挿通押え環を設け、
前記バンド挿通係止孔から突き出す前記巻着バンドの余
剰部分を、前記バンド挿通押え環に通して、前記ワイヤ
ハーネスへの前記巻着バンドの巻き着け部分に、重合セ
ット可能にした構造」のバンド挿通押え環を備えたワイ
ヤハーネス用クランプになっている。
【０００９】即ち、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、ワイヤハーネスに巻き着けて緊締係止し、バンド挿
通係止孔から突出する巻着バンドの余剰部分を、前記の
係止突起と係止凹部からなる係止機構の係合、または、
前記バンド挿通押え環への通しによって、ワイヤハーネ
スへ巻き着けた下巻き部分に重ね合せセットして、自然
状態の突出姿勢の余剰部分が、車体等への配設の障害と
なるのを未然防止する構造を特徴としている。
は、ワイヤハーネスに巻き着けて緊締係止し、バンド挿
通係止孔から突出する巻着バンドの余剰部分を、前記の
係止突起と係止凹部からなる係止機構の係合、または、
前記バンド挿通押え環への通しによって、ワイヤハーネ
スへ巻き着けた下巻き部分に重ね合せセットして、自然
状態の突出姿勢の余剰部分が、車体等への配設の障害と
なるのを未然防止する構造を特徴としている。
【００１０】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用クラン
プは、バンド挿通係止孔から突き出す巻着バンドの余剰
部分を、予めワイヤハーネスへ緊締巻着した巻着バンド
の下巻き部分に重合セットできるので、その余剰部分に
よるワイヤハーネス配設の障害はなく、従来施されてい
た余剰部分の切断除去の作業が無用になる。
プは、バンド挿通係止孔から突き出す巻着バンドの余剰
部分を、予めワイヤハーネスへ緊締巻着した巻着バンド
の下巻き部分に重合セットできるので、その余剰部分に
よるワイヤハーネス配設の障害はなく、従来施されてい
た余剰部分の切断除去の作業が無用になる。
【００１１】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、前記の係止セット機構を有する本発明一実施例のワ
イヤハーネス用クランプ１を示す図１を参照して、車体
の嵌着孔の取着部（図示しない）に嵌着係止する係止頭
４を立設した基部３に、ワイヤハーネス１０に巻き着け
る巻着バンド２を伸設し、その巻着バンド２を、基部３
のバンド挿通係止孔５に挿通して、バンド挿通係止孔５
内の弾性係止片１４の係止爪１５に、巻着バンド２のバ
ンド外面の係止溝１２を、かみ合せ係止して緊締し、ワ
イヤハーネス１０の所定位置に係止頭４を立設固定する
巻着バンド型のワイヤハーネス用クランプ１において、
巻着バンド２には、係止突起６と係止凹部７からなる余
剰部分２Ａの係止セット機構が設けてある。
ず、前記の係止セット機構を有する本発明一実施例のワ
イヤハーネス用クランプ１を示す図１を参照して、車体
の嵌着孔の取着部（図示しない）に嵌着係止する係止頭
４を立設した基部３に、ワイヤハーネス１０に巻き着け
る巻着バンド２を伸設し、その巻着バンド２を、基部３
のバンド挿通係止孔５に挿通して、バンド挿通係止孔５
内の弾性係止片１４の係止爪１５に、巻着バンド２のバ
ンド外面の係止溝１２を、かみ合せ係止して緊締し、ワ
イヤハーネス１０の所定位置に係止頭４を立設固定する
巻着バンド型のワイヤハーネス用クランプ１において、
巻着バンド２には、係止突起６と係止凹部７からなる余
剰部分２Ａの係止セット機構が設けてある。
【００１２】即ち、巻着バンド２の先端部位のバンド内
面には、先太形状のバンドセット用の係止突起６が隆設
されると共に、巻着バンド２の中間部分には、巻着バン
ド２を貫設した貫通孔からなる係止凹部７が、バンド長
手方向に細かいピッチを有して連設され、ワイヤハーネ
ス１０へ巻着緊締して、バンド挿通係止孔５から突き出
した巻着バンド２の余剰部分２Ａの先端の係止突起６
を、ワイヤハーネス１０に巻き着けた巻着バンド２の係
止凹部７のいずれかに押し付けると、両者が「パチン」
とかみ合って係止され、余剰部分２Ａが、下巻き姿勢の
部分へ重ね合わされて重合セットされ、余剰部分２Ａの
先端部位を強めに引き起さない限り、その係止が解離し
ないようになっている。
面には、先太形状のバンドセット用の係止突起６が隆設
されると共に、巻着バンド２の中間部分には、巻着バン
ド２を貫設した貫通孔からなる係止凹部７が、バンド長
手方向に細かいピッチを有して連設され、ワイヤハーネ
ス１０へ巻着緊締して、バンド挿通係止孔５から突き出
した巻着バンド２の余剰部分２Ａの先端の係止突起６
を、ワイヤハーネス１０に巻き着けた巻着バンド２の係
止凹部７のいずれかに押し付けると、両者が「パチン」
とかみ合って係止され、余剰部分２Ａが、下巻き姿勢の
部分へ重ね合わされて重合セットされ、余剰部分２Ａの
先端部位を強めに引き起さない限り、その係止が解離し
ないようになっている。
【００１３】続いて、図２を参照して前記バンド挿通押
え環を有する本発明一実施例のワイヤハーネス用クラン
プを詳しく説明する。即ち、図１実施例と同様な巻着バ
ンド型のワイヤハーネス用クランプ１において、巻着バ
ンド２の後半部分には、巻着バンド２の先端部分を通し
て、その後半部分に先端部分を重ね合せセットする門型
ゲート形状のバンド挿通押え環８が、巻着バンド２に一
体に設けられている。
え環を有する本発明一実施例のワイヤハーネス用クラン
プを詳しく説明する。即ち、図１実施例と同様な巻着バ
ンド型のワイヤハーネス用クランプ１において、巻着バ
ンド２の後半部分には、巻着バンド２の先端部分を通し
て、その後半部分に先端部分を重ね合せセットする門型
ゲート形状のバンド挿通押え環８が、巻着バンド２に一
体に設けられている。
【００１４】そして、ワイヤハーネス１０に巻き着け緊
締してバンド挿通係止孔５から突き出した余剰部分２Ａ
を、バンド挿通押え環８に通してセットすると、余剰部
分２Ａが予めワヤハーネス１０に巻き着け緊締している
下巻き部分に、重ね合せて係止セットできる。なお、こ
の図１・図２実施例のワイヤハーネス用クランプ１の係
止頭４は、係止柱１６の上端から垂設した一対の係止羽
根片１７を有し、その下方に車体に圧接する圧接片１３
を備えた公知形状になっている。
締してバンド挿通係止孔５から突き出した余剰部分２Ａ
を、バンド挿通押え環８に通してセットすると、余剰部
分２Ａが予めワヤハーネス１０に巻き着け緊締している
下巻き部分に、重ね合せて係止セットできる。なお、こ
の図１・図２実施例のワイヤハーネス用クランプ１の係
止頭４は、係止柱１６の上端から垂設した一対の係止羽
根片１７を有し、その下方に車体に圧接する圧接片１３
を備えた公知形状になっている。
【００１５】以上の図１・図２実施例のものは前記の作
用があり、小径のワイヤハーネス１０に巻き着け緊締し
て、バンド挿通係止孔５から突き出した巻着バンド２の
余剰部分２Ａは、予めワイヤハーネス１０に巻き着け緊
締している下巻き部分に、重ね合せて係止セットできる
ので、ワイヤハーネス１０の車体への配設の障害となる
自由状態の突き出し姿勢の余剰部分２Ａが不存在にな
り、従来施されていた煩雑な巻着バンド２の切断除去作
業が無用になる。
用があり、小径のワイヤハーネス１０に巻き着け緊締し
て、バンド挿通係止孔５から突き出した巻着バンド２の
余剰部分２Ａは、予めワイヤハーネス１０に巻き着け緊
締している下巻き部分に、重ね合せて係止セットできる
ので、ワイヤハーネス１０の車体への配設の障害となる
自由状態の突き出し姿勢の余剰部分２Ａが不存在にな
り、従来施されていた煩雑な巻着バンド２の切断除去作
業が無用になる。
【００１６】つぎに、図３を参照して前記図２実施例の
他の態様を説明する。即ち、この図３のものは、同じく
バンド挿通押え環８を有するものにおいて、バンド挿通
押え環８の側部に、余剰部分２Ａが挿入できる挿入スリ
ット９が設けられ、この挿入スリット９はテーパー状の
開口部を有して、余剰部分２Ａのバンド側部を弾性開口
して受け入れると共に、その受け入れ後は弾性縮口し
て、挿入した余剰部分２Ａが容易に飛び出さない形状を
有している。そして、バンド挿通係止孔５から突き出し
た余剰部分２Ａを、その挿入スリット９から入れて、前
記の重合姿勢にセット係止される。この図３のものは、
余剰部分２Ａをバンド挿通押え環８の側方から押し込む
のみでセット係止ができる。
他の態様を説明する。即ち、この図３のものは、同じく
バンド挿通押え環８を有するものにおいて、バンド挿通
押え環８の側部に、余剰部分２Ａが挿入できる挿入スリ
ット９が設けられ、この挿入スリット９はテーパー状の
開口部を有して、余剰部分２Ａのバンド側部を弾性開口
して受け入れると共に、その受け入れ後は弾性縮口し
て、挿入した余剰部分２Ａが容易に飛び出さない形状を
有している。そして、バンド挿通係止孔５から突き出し
た余剰部分２Ａを、その挿入スリット９から入れて、前
記の重合姿勢にセット係止される。この図３のものは、
余剰部分２Ａをバンド挿通押え環８の側方から押し込む
のみでセット係止ができる。
【００１７】なお、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、前記の実施例に限定されず、バンド挿通押え環８を
複数にしたり、係止頭４を他の公知形状にする等の変化
がある。
は、前記の実施例に限定されず、バンド挿通押え環８を
複数にしたり、係止頭４を他の公知形状にする等の変化
がある。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用クランプは、巻着バンド型のものにおいて、ワ
イヤハーネスへ巻着緊締した巻着バンドの余剰部分を、
巻着緊締状態の下巻き部分へ、容易に重合セット係止す
ることができるので、従来の煩雑な巻着バンドの切断除
去の作業が無用になり、ワイヤハーネスへの取り付け作
業性を向上すると共に、その作業性向上によって、ワイ
ヤハーネスの量産成形ラインの生産性向上を図る効果が
ある。
ーネス用クランプは、巻着バンド型のものにおいて、ワ
イヤハーネスへ巻着緊締した巻着バンドの余剰部分を、
巻着緊締状態の下巻き部分へ、容易に重合セット係止す
ることができるので、従来の煩雑な巻着バンドの切断除
去の作業が無用になり、ワイヤハーネスへの取り付け作
業性を向上すると共に、その作業性向上によって、ワイ
ヤハーネスの量産成形ラインの生産性向上を図る効果が
ある。
【図１】本発明一実施例のワイヤハーネス用クランプを
示し、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はその巻着バンドの
部分斜視図、（Ｃ）はその使用状態の拡大側面図、
（Ｄ）はその使用状態の斜視図
示し、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はその巻着バンドの
部分斜視図、（Ｃ）はその使用状態の拡大側面図、
（Ｄ）はその使用状態の斜視図
【図２】本発明一実施例のワイヤハーネス用クランプを
示し、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はその使用状態の斜
視図
示し、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はその使用状態の斜
視図
【図３】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プのバンド挿通押え環の斜視図
プのバンド挿通押え環の斜視図
【図４】従来のワイヤハーネス用クランプを示し、
（Ａ）はその使用状態の斜視図、（Ｂ）はその使用状態
の側面図
（Ａ）はその使用状態の斜視図、（Ｂ）はその使用状態
の側面図
１ ワイヤハーネス用クランプ ２ 巻着バンド ２Ａ 巻着バンドの余剰部分 ３ 基部 ４ 係止頭 ５ バンド挿通係止孔 ６ 係止突起 ７ 係止凹部 ８ バンド挿通押え環 ９ 挿入スリット １０ ワイヤハーネス １２ 係止溝 １３ 圧接片 １４ 弾性係止片 １５ 係止爪
Claims (3)
- 【請求項１】 車体・機器への係止頭を立設して、バン
ド挿通係止孔を有する基部に、ワイヤハーネスへ巻き着
ける巻着バンドを伸設したワイヤハーネス用クランプに
おいて、前記巻着バンドの先端部位のバンド内面に、バ
ンド止め用係止突起を突設すると共に、前記巻着バンド
のバンド表面に、前記係止突起を受け入れ係止する係止
凹部を、バンド長手方向に連設し、前記バンド挿通係止
孔から突き出す前記巻着バンドの余剰部分を、前記ワイ
ヤハーネスへの前記巻着バンドの巻き着け部分に、重合
セット可能にした構造を特徴とするワイヤハーネス用ク
ランプ。 - 【請求項２】 車体・機器への係止頭を立設して、バン
ド挿通係止孔を有する基部に、ワイヤハーネスへ巻き着
ける巻着バンドを伸設したワイヤハーネス用クランプに
おいて、前記巻着バンドの後半部分に、前記巻着バンド
の先端部分を通して押え込むバンド挿通押え環を設け、
前記バンド挿通係止孔から突き出す前記巻着バンドの余
剰部分を、前記バンド挿通押え環に通して、前記ワイヤ
ハーネスへの前記巻着バンドの巻き着け部分に、重合セ
ット可能にした構造を特徴とするワイヤハーネス用クラ
ンプ。 - 【請求項３】 バンド挿通押え環の側部に、巻着バンド
の余剰部分を挿入する挿入スリットを設けた請求項２の
ワイヤハーネス用クランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7094389A JPH08275346A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | ワイヤハーネス用クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7094389A JPH08275346A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | ワイヤハーネス用クランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08275346A true JPH08275346A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14108935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7094389A Pending JPH08275346A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | ワイヤハーネス用クランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08275346A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008039190A (ja) * | 2007-09-13 | 2008-02-21 | S K Koki:Kk | 結束バンド |
| JP2009083576A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Pioneer Electronic Corp | 保持具 |
| CN103460534A (zh) * | 2011-03-25 | 2013-12-18 | 矢崎总业株式会社 | 存储盒和电接线盒 |
| KR102282568B1 (ko) * | 2020-01-23 | 2021-07-28 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 케이블 고정용 클램프 |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP7094389A patent/JPH08275346A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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