JP3156641B2 - 線材束の保持具 - Google Patents

線材束の保持具

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JP3156641B2 JP19835797A JP19835797A JP3156641B2 JP 3156641 B2 JP3156641 B2 JP 3156641B2 JP 19835797 A JP19835797 A JP 19835797A JP 19835797 A JP19835797 A JP 19835797A JP 3156641 B2 JP3156641 B2 JP 3156641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材束の保持具に
関し、詳しくは、ワイヤハーネス等の線材束の結束して
車体や電気機器等のパネルに装着することができる線材
束の保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等のパネルにワ
イヤハーネス等の線材束を結束して固定するために結束
バンドを用いることが知られている。この結束バンドと
しては、例えば、図4、5に示すようなものが知られて
いる。図4、5において、1は結束バンドであり、この
結束バンド1は延在方向に鋸状凹凸部2aが形成された
バンド部材2を有している。また、バンド部材2の所定
箇所には係止部材3が設けられており、この係止部材3
は車体や電気機器等のパネル4に設けられた係合穴4a
に挿通され、パネル4の表面に抜け止め係止される逆止
係止体3aおよびパネル4の背面に当接して逆止係止体
3の係止力を増大させる羽根状部材3bから構成されて
いる。
【0003】また、バンド部材2の基端部には鋸状凹凸
部2aに係止する図示しない係止爪が内蔵された挿通孔
を有する保持部材6が設けられており、保持部材6の挿
通孔にはワイヤハーネス7に巻回されたバンド部材2の
先端部が挿通されるようになっている。このとき、鋸状
凹凸部2aが係止爪に係止されることにより、バンド部
材2がワイヤハーネス7を保持するようになっている。
【0004】また、その他の結束バンドとしては、図
6、7に示すようなものが知られている。図6、7にお
いて、11は結束バンドであり、この結束バンド11は延在
方向に鋸状凹凸部12aが形成されたバンド部材12を有し
ている。また、バンド部材12の所定箇所には外周部にネ
ジ部を有する突出部材13が設けられており、この突出部
材13は車体や電気機器等のパネル14に設けられたネジ穴
14aに螺合されるようになっている。
【0005】また、バンド部材12の基端部には鋸状凹凸
部12aに係止する係止爪15aを有する挿通孔15bが設け
られており、この挿通孔15bにはワイヤハーネス16に巻
回されたバンド部材12の先端部が挿通されるようになっ
ている。このとき、鋸状凹凸部12aが係止爪15aに係止
されることにより、バンド部材12がワイヤハーネス16を
保持するようになっている。
【0006】また、係止爪15aは鋸状凹凸部12aに当接
離隔自在に移動するようになっており、鋸状凹凸部12a
から離隔したときに、バンド部材12の係止を開放して挿
通孔15bからバンド部材12を抜き出せるようにしてい
る。この結束バンド12にあっては、鋸状凹凸部12aから
係止爪15aを離隔させてバンド部材12の係止を開放する
ことにより、挿通孔15bからバンド部材12を抜き出すこ
とができるため、図7(a)に示すように、ワイヤハー
ネス16の保持を解除した後、図7(b)に示すように結
束バンド11を回転させることにより、パネル14から簡単
に取り外すことができ、結束バンド11を再利用すること
ができるというメリットを有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
結束バンド1にあっては、パネル4の表面に逆止係止体
3aが抜け止め係止されることにより、結束バンド1が
パネル4に取付けられていたため、パネル4から結束バ
ンド1を取り外すためには結束バンド1を壊す以外に方
法がなく、結束バンド1を再利用することができないと
いう問題があった。
【0008】また、後者に記載の結束バンド11にあって
は、鋸状凹凸部12aから係止爪15aを離隔させてバンド
部材12の係止を開放することができるとともに、外周部
にネジ部を有する突出部材13をネジ穴14aに螺合してパ
ネル14に取付けられるようになっているため、結束バン
ド11を再利用することができるが、ネジ穴14の径に応じ
た径を有する多種類の突出部材13が必要になってしまう
ため、部品点数が増大して結束バンド11の管理が面倒で
ある上に多種類の金型が必要であることから結束バンド
11の製造コストが増大してしまうという問題があった。
【0009】そこで本発明は、部品点数を大幅に低減し
て部品管理の簡素化および製造コストの低減化を図りつ
つ再利用することができる線材束の保持具を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、延在方向に亘って鋸状凹凸
部が形成されたバンド部材と、該バンド部材の所定箇所
に形成され、相手側部材に抜け止め係止される係止部材
と、前記バンド部材の先端部が挿通される挿通孔を有す
るとともに該挿通孔内に前記鋸状凹凸部に係止する係止
爪を有し、前記バンド部材を保持する保持部材と、が一
体的に形成され、前記バンド部材によって線材束を保持
する線材束の保持具において、前記係止爪が前記鋸状凹
凸部に当接離隔可能に設けられ、該係止爪が前記鋸状凹
凸部から離隔したときに、バンド部材の係止が開放され
るとともに、前記係止部材が、前記バンド部材から立設
され外周部にネジ部が形成された突出部材と、該突出部
材と別体に設けられるとともに内周部に前記ネジ部に螺
合可能なネジ部が形成された開口部を有し、前記相手側
部材に抜け止め係止される逆止係止体とからなることを
特徴としている。
【0011】本発明では、線材束を保持する際には、線
材束にバンド部材を巻回させ、バンド部材の先端部を挿
通孔に挿通して係止爪を鋸状凹凸部に係止させることに
より、保持部材によってバンド部材を保持する。そし
て、保持具を相手側部材に取付ける際には、逆止係止体
の開口部にバンド部材に立設された突出部材の先端部分
を挿入した後、逆止係止体を相手側部材に押込むと突出
部材が逆止係止体の開口部に深く進入して突出部材のネ
ジ部に逆止係止体のネジ部が螺合して一体化する。この
結果、保持具が相手側部材に強固に取付けられる。
【0012】一方、保持具を相手側部材から取り外す際
には、鋸状凹凸部から係止爪を離隔させてバンド部材の
係止を開放することにより、ハンド部材による線材束の
保持を解除した後、保持具を回転させて突出部材のネジ
部と逆止係止体のネジ部の螺合を解除することにより、
保持具を逆止係止体から取り外す。また、相手側部材の
開口部にネジ穴が形成されている場合には、逆止係止体
を突出部材に装着させずに、突出部材をネジ穴にそのま
ま螺合させるだけで良いため、既存の保持具をそのまま
使用することができる。
【0013】このように、外周部にネジ部が形成された
既存の突出部材を有する保持具を使用しても保持具を相
手側部材から簡単に取り外すことができ、保持具を再利
用することができるとともに、保持具の部品点数を大幅
に低減して部品管理を簡素化することができるとともに
多種類の金型を不要にして保持具の製造コストを低減さ
せることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜3は本発明に係る線材束の保
持具の一実施形態を示す図である。まず、構成を説明す
る。図1において、21は結束バンドであり、この結束バ
ンド21は延在方向に鋸状凹凸部22aが形成されたバンド
部材22を有している。また、バンド部材22の所定箇所に
は外周部にネジ部23aを有する突出部材23が設けられて
おり、この突出部材23はバンド部材22の所定箇所に立設
されている。
【0015】また、バンド部材22の基端部には鋸状凹凸
部22aに係止する係止爪25aを有する挿通孔25bが設け
られており、この挿通孔25bにはワイヤハーネス26に巻
回されたバンド部材22の先端部が挿通されるようになっ
ている。このとき、鋸状凹凸部22aが係止爪25aに係止
されることにより、バンド部材22がワイヤハーネス26を
保持するようになっている。
【0016】また、係止爪25aは鋸状凹凸部22aに当接
離隔自在に移動するようになっており、鋸状凹凸部22a
から離隔したときに、バンド部材22の係止を開放して挿
通孔25bからバンド部材22を抜き出せるようにしてい
る。本実施形態では、係止爪25aおよび挿通孔25bが保
持部材を構成している。一方、符号27は保持部材23と別
体に設けられた逆止係止体であり、この逆止係止体27の
内周部にはネジ部23aに螺合可能なネジ部27aが形成さ
れた開口部27bが開口している。本実施形態では、突出
部材23および逆止係止体27が係止部材を構成している。
【0017】また、逆止係止体27は後述するように車体
や電気機器等のパネル(相手側部材)の開口部に挿通さ
れて抜け止め係止されるようになっている。次に、図
2、3に基づいて作用を説明する。まず、ワイヤハーネ
ス26を保持する際には、ワイヤハーネス26にバンド部材
22を巻回させてバンド部材22の先端部を挿通孔25bに挿
通して係止爪25aを鋸状凹凸部22aに係止させることに
より、ワイヤハーネス26を強固に保持する。
【0018】次いで、結束バンド21をパネル24に取付け
る際には、逆止係止体27の開口部27bに突出部材23の先
端部分を挿入する(図2(a)参照)。次いで、図2
(b)に示すように、逆止係止体27をパネル24の開口部
24aに押込むと、逆止係止体27を広げながら突出部材23
が開口部27bに深く進入して行くとともに、突出部材23
のネジ部23aに逆止係止体27のネジ部27aが螺合して一
体化した状態で、逆止係止体27aがパネル24に抜け止め
係止する。この結果、結束バンド21がパネル24に強固に
取付けられる。
【0019】なお、突出部材23に装着される前の逆止係
止体27の底部は、開口部24aの間に隙間ができるような
幅に形成されると、逆止係止体27がパネル24の開口部24
aに押込まれる際に突出部材23を逆止係止体27に確実に
挿入することができる。一方、結束バンド21をパネル24
から取り外す際には、図3(a)に示すように、鋸状凹
凸部22aから係止爪25aを離隔させてバンド部材22の係
止を開放することにより、ハンド部材22によるワイヤハ
ーネス26の保持を解除した後、図3(b)(c)に示す
ように、結束バンド21を回転させて突出部材23のネジ部
23aと逆止係止体27のネジ部27aの螺合を解除すること
により、結束バンド21を逆止係止体27から取り外す。
【0020】また、パネル24の開口部にネジ穴が形成さ
れている場合には、逆止係止体27を突出部材23に装着さ
せずに、突出部材23をネジ穴にそのまま螺合させるだけ
で良いため、既存の結束バンドをそのまま使用すること
ができる。以上説明したように、本実施形態では、外周
部にネジ部23aが形成された既存の突出部材23を有する
結束バンド21を使用しても結束バンド21をパネル24から
簡単に取り外すことができ、結束バンド21を再利用する
ことができるとともに、結束バンド21の部品点数を大幅
に低減して部品管理を簡素化することができるとともに
多種類の金型を不要にして結束バンド21の製造コストを
低減させることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、外周部にネジ部が形成
された既存の突出部材を有する保持具を使用しても保持
具を相手側部材から簡単に取り外すことができ、保持具
を再利用することができるとともに、保持具の部品点数
を大幅に低減して部品管理を簡素化することができると
ともに多種類の金型を不要にして保持具の製造コストを
低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材束の保持具の一実施形態を示
す図であり、(a)はその構成図、(b)は保持部材の
断面図である。
【図2】一実施形態の保持具をパネルに取付ける手順を
示す図である。
【図3】一実施形態の保持具をパネルから取り外す手順
を示す図である。
【図4】従来の保持具の構成図である。
【図5】従来の保持具をパネルに取付ける直前の状態を
示す図である。
【図6】(a)は従来の他の保持具の構成図、(b)は
保持部材の断面図、(c)は保持具をパネルに取付ける
直前の状態を示す図である。
【図7】(a)は従来の他の保持具からワイヤハーネス
を取り外した状態を示す図、(b)はその保持具をパネ
ルから取り外す状態を示す図である。
【符号の説明】
21 結束バンド 22 バンド部材 22a 鋸状凹凸部 23 突出部材 23a ネジ部 24 パネル(相手側部材) 24a 開口部(相手側部材) 25a 係止爪(保持部材) 25b 挿通孔(保持部材) 26 ワイヤハーネス(線材束) 27 逆止係止体 27a ネジ部 27b 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/30 F16L 3/08 F16L 3/137

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】延在方向に亘って鋸状凹凸部が形成された
    バンド部材と、該バンド部材の所定箇所に形成され、相
    手側部材に抜け止め係止される係止部材と、前記バンド
    部材の先端部が挿通される挿通孔を有するとともに該挿
    通孔内に前記鋸状凹凸部に係止する係止爪を有し、前記
    バンド部材を保持する保持部材と、が一体的に形成さ
    れ、前記バンド部材によって線材束を保持する線材束の
    保持具において、 前記係止爪が前記鋸状凹凸部に当接離隔可能に設けら
    れ、該係止爪が前記鋸状凹凸部から離隔したときに、バ
    ンド部材の係止が開放されるとともに、 前記係止部材が、前記バンド部材から立設され外周部に
    ネジ部が形成された突出部材と、該突出部材と別体に設
    けられるとともに内周部に前記ネジ部に螺合可能なネジ
    部が形成された開口部を有し、前記相手側部材に抜け止
    め係止される逆止係止体とからなることを特徴とする線
    材束の保持具。
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