JPH06286766A - ハーネスクランプ用具 - Google Patents

ハーネスクランプ用具

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Publication number
JPH06286766A
JPH06286766A JP6968793A JP6968793A JPH06286766A JP H06286766 A JPH06286766 A JP H06286766A JP 6968793 A JP6968793 A JP 6968793A JP 6968793 A JP6968793 A JP 6968793A JP H06286766 A JPH06286766 A JP H06286766A
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JP
Japan
Prior art keywords
harness
pair
portions
counter substrate
surrounding band
Prior art date
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Pending
Application number
JP6968793A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeharu Noma
重治 野間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
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Publication of JPH06286766A publication Critical patent/JPH06286766A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の削減を図りつつも迅速かつ確実に
ハーネスを車体に固定することができるハーネスクラン
プ用具を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のハーネスクランプ用具20は、屈曲
部20aを境に互いに対向されると共に弾性が付与され
て離反接近可能の一対の弾性対向基板部21、22を備
え、一対の弾性対向基板部21、22の先方部分にはそ
れぞれハーネス23を包囲する湾曲面21a、22aを
内側に有する一対の包囲バンド部24、25が形成さ
れ、包囲バンド部24、25にはその先方部分にハーネ
ス23の径に応じて包囲バンド部24の長さを変更して
互いに包囲バンド部24、25の先端部を係止する係止
爪部27、30がそれぞれ形成され、弾性対向基板部2
1から包囲バンド部24に移行する境界部分には弾性対
向基板部21、22を車体36に固定する際に内側方向
にハーネス23を押圧する押圧用爪片37が形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハーネスをクランプし
て車体に固定するハーネスクランプ用具の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車体からエンジンに至るハーネスの渡り
部分、オルタネータへの配線等のハーネスの部分は他の
部分に較べて確実にハーネスを固定することが要求され
るため、従来から、図1に示す構造のハーネスクランプ
用具が用いられている。この図1において、1はハーネ
ス、2は合成樹脂製のハーネス保護筒、3はハーネス固
定用鉄板である。ハーネスクランプ用具はこのハーネス
保護筒2、ハーネス固定用鉄板3から概略構成される。
そのハーネス保護筒2は円筒形状を呈し、その両端部に
は上半部にフランジ部4が形成されている。そのフラン
ジ部4にはその周方向に等間隔を開けて切込み5が形成
されている。また、そのハーネス保護筒2の下端には図
2に示すように軸方向に延びるスリ割6が形成され、ハ
ーネス保護筒2の下半部はこのスリ割6を境にして互い
に拡開され得る湾曲片部7、8とされている。このハー
ネス保護筒2はハーネス1の外形に応じて準備され、ハ
ーネス1にハーネス保護筒2を装着するときには湾曲片
部7、8を矢印A、A方向に開いて装着する。ハーネス
1には図3に示すようにその外周に螺旋状溝9が形成さ
れ、ハーネス保護筒2の内面側にはその螺旋状溝9と係
合する突条10が適宜箇所に形成され、ハーネス保護筒
2に対してハーネス1が軸方向にズレないようにされて
いる。そのハーネス保護筒2はハーネス1に装着された
状態で、その外周にテープ11が巻回され、ハーネス1
はハーネス保護筒2に保持される。
【0003】ハーネス固定用鉄板3は図1、2に示すよ
うに一対の固定用板部12、13と緊締湾曲バンド部1
4とを有し、一対の固定用板部12、13には締結ボル
ト挿入穴15が形成されている。そのハーネス固定用鉄
板3にはその緊締湾曲バンド部14に一対の固定用板部
12、13を離反させた状態でハーネス保護筒2が挿入
され、ハーネス固定用鉄板3はハーネス保護筒2のフラ
ンジ部4によりその位置ズレを防止されるようにして図
示を略す締結ボルトを用いて車体に固定される。
【0004】この従来のハーネスクランプ用具によれ
ば、ハーネスを確実に車体に固定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のハーネスクランプ用具は、ハーネス保護筒2、固定
用鉄板3、締結ボルト、テープ等をハーネスの径に合わ
せて準備しなければならず、その部品点数が非常に多く
なり、部品の管理が煩わしいという問題点を有する。ま
た、そのハーネスを車体に固定する作業も面倒であり、
手間がかかりすぎるという問題点もある。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、部品点数の削減を図り
つつも迅速かつ確実にハーネスを車体に固定することの
できるハーネスクランプ用具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるハーネス
クランプ用具は、上記の課題を解決するため、屈曲部を
境に互いに対向されると共に弾性が付与されて離反接近
可能の一対の弾性対向基板部を備え、該一対の弾性対向
基板部の先方部分にはそれぞれハーネスを包囲する湾曲
面を内側に有する一対の包囲バンド部が形成され、該包
囲バンド部にはその先方部分に前記ハーネスの径に応じ
て前記包囲バンド部の長さを変更して互いに該包囲バン
ド部の先端部を係止する係止爪部がそれぞれ形成され、
前記弾性対向基板部から前記包囲バンド部に移行する境
界部分には前記弾性対向基板部を前記車体に固定する際
に内側方向に前記ハーネスを押圧する押圧用爪片が形成
されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係わるハーネスクランプ用具によれ
ば、一対の弾性対向基盤部は屈曲部を境に弾性が付与さ
れている。一対の包囲バンド部の係合を解除した状態
で、ハーネスをその一対の包囲バンド部により包囲す
る。そして、一対の包囲バンド部の長さをそのハーネス
の径に合わせて変更してこの一対の包囲バンド部の一方
の係止爪部を他方の係止爪部に係合させてハーネスを緊
締する。そして、一対の弾性対向基板部を図示を略すボ
ルト等の締結部材により締付け固定すると、弾性対向基
板部から包囲バンド部に移行する境界部分に形成されて
いる押圧用爪片が弾性対向基板部の互いに接近する方向
の変位により内側方向にハーネスを押圧する。これによ
り、ハーネスを確実に車体に固定できることとなる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係わるハーネスクランプ用
具の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0010】図4ないし図8において、20はハーネス
クランプ用具で、合成樹脂製である。このハーネスクラ
ンプ用具20は、図4、図5に示すようにヒンジ形状の
屈曲部20aを境に互いに対向されると共に弾性が付与
されて離反接近可能の一対の弾性対向基板部21、22
を備えている。この一対の弾性対向基板部21、22の
先方部分にはそれぞれハーネス23(図6ないし図8参
照)を包囲する湾曲面21a、22aを内側に有する一
対の包囲バンド部24、25が形成されている。包囲バ
ンド部24の先端部26には係止爪部27が形成されて
いる。包囲バンド部25の先端部28には先端部26を
挿入するための貫通孔29が形成されている。その貫通
孔29の内壁には係止爪部27と対向する係止爪部30
が形成されている。その包囲バンド部24、25の湾曲
面21a、22aにはハーネス23の螺旋状溝31(図
7参照)に嵌合する突条32が湾曲面21a、22aの
湾曲方向に沿って形成されている。弾性対向基板部2
1、22には図6、図8に示す締結ボルト33の挿通穴
34、35が形成されている。弾性対向基板部21から
包囲バンド部24に移行する境界部分には弾性対向基板
部21を図6、図8に示す車体36に固定する際に内側
方向にハーネス23を押圧する押圧用爪片37が形成さ
れている。包囲バンド部24と包囲バンド部25とはそ
の係止爪部27、30の係合位置を変更することにより
ハーネス23の径に応じて包囲バンド部24の長さを変
更することができるようになっている。
【0011】包囲バンド部24の係止爪部27と包囲バ
ンド部25の係止爪部30との係合を解除した状態でハ
ーネス23を包囲バンド部24、25により包囲し、包
囲バンド部24の先端部26を貫通孔28に挿通して包
囲バンド部24を図6、図8に示すように矢印B方向に
引っ張り、この状態で係止爪部27と係止爪部30とを
係合させる。これにより、ハーネス23の径に応じてそ
の引出し量が加減され、ハーネス23がその径に応じて
包囲バンド部24、25に緊締保持される。その際、突
条32がハーネス23の螺旋状溝31に嵌合され、ハー
ネス23の長手方向の位置ズレが防止される。
【0012】そして、締結ボルト33により弾性対向基
板部21、22を互いに接近させつつ車体36に固定す
る際、弾性対向基板部21の矢印C方向の回動変位によ
り押圧用爪片37が内側方向Dに変位し、ハーネス23
が押圧用爪片37とその反対側に位置する包囲バンド部
24の部分と共同してハーネス23を緊締することとな
る。
【0013】仮に、図9に示すように、弾性対向基板部
21から包囲バンド部24に移行する境界部分に押圧用
爪片を設けないことにすると、弾性対向基板部21、2
2と包囲バンド部24との間に開放空間38が生じ、ハ
ーネス23のクランプを確実に行うことができない状態
を呈することがあるが、本発明によれば、車体36にハ
ーネスクランプ用具を固定する際、押圧爪片37がハー
ネス23を内側に向けて押圧するので、ハーネス23の
緊締が確実となる。
【0014】以上実施例について説明したが、包囲バン
ド部24の先端部に係合解除用突起を設け、ワンタッチ
操作で係止爪相互の係止を解除する構成とすることもで
きる。また、専用マシンによりハーネスをハーネスクラ
ンプ用具にクランプする構成とすることもできる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係わるハーネスクランプ用具
は、以上説明したように構成したので、部品点数の削減
を図りつつも迅速かつ確実にハーネスを車体に固定する
ことができるという効果を奏する。
【0016】特に、本発明に係わるハーネスクランプ用
具は、弾性対向基板部から包囲バンド部に移行する境界
部分に押圧用爪片を形成し、車体にハーネスクランプ用
具を固定する際の弾性対向基板部の互いに接近する方向
の変位により内側方向にハーネスを押圧する構成とした
ので、ハーネスの緊締を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のハーネスクランプ用具の概略構成を示す
斜視図である。
【図2】図1のハーネスクランプ用具を矢印X方向から
目視した状態を示す側面図である。
【図3】図2の矢印Y−Y線に沿う断面図である。
【図4】本発明に係わるハーネスクランプ用具の構成を
示す斜視図である。
【図5】本発明に係わるハーネスクランプ用具の構成を
示す縦断面図である。
【図6】大径のハーネスのクランプ状態を示す断面図で
ある。
【図7】図5に示す突条とハーネスの螺旋状溝との嵌合
状態を示す部分断面図である。
【図8】小径のハーネスのクランプ状態を示す断面図で
ある。
【図9】押圧用爪片がないとした場合の不具合を示す説
明図である。
【符号の説明】
20…ハーネスクランプ用具 20a…屈曲部 21、22…弾性対向基板部 23…ハーネス 21a、22a…湾曲面 24、25…包囲バンド部 27、30…係止爪部 36…車体 37…押圧用爪片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲部を境に互いに対向されると共に弾
    性が付与されて離反接近可能の一対の弾性対向基板部を
    備え、該一対の弾性対向基板部の先方部分にはそれぞれ
    ハーネスを包囲する湾曲面を内側に有する一対の包囲バ
    ンド部が形成され、該包囲バンド部にはその先方部分に
    前記ハーネスの径に応じて前記包囲バンド部の長さを変
    更して互いに該包囲バンド部の先端部を係止する係止爪
    部がそれぞれ形成され、前記弾性対向基板部から前記包
    囲バンド部に移行する境界部分には前記弾性対向基板部
    を前記車体に固定する際に内側方向に前記ハーネスを押
    圧する押圧用爪片が形成されていることを特徴とするハ
    ーネスクランプ用具。
JP6968793A 1993-03-29 1993-03-29 ハーネスクランプ用具 Pending JPH06286766A (ja)

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