JP2988316B2 - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents

ワイヤハーネス用クランプ

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JP2988316B2
JP2988316B2 JP7094388A JP9438895A JP2988316B2 JP 2988316 B2 JP2988316 B2 JP 2988316B2 JP 7094388 A JP7094388 A JP 7094388A JP 9438895 A JP9438895 A JP 9438895A JP 2988316 B2 JP2988316 B2 JP 2988316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの外周
に取り付けて、ワイヤハーネスの外周に突設姿勢にした
係止部を、車体・機器側の取着部に係止し、そのワイヤ
ハーネスの車体等への配設姿勢を整えて保持するのに使
用するワイヤハーネス用クランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用クランプは(図4参
照)、ワイヤハーネス10に巻き着ける巻着バンド2
を、車体・機器の嵌着孔等の取着部(図示しない)に係
止する係止部4を有する基部3に伸設すると共に、その
基部3に巻着バンド2を挿通係止するバンド挿通係止孔
5を設け、その巻着バンド2をワイヤハーネス10に巻
き着けてバンド挿通係止孔5を通して緊締係止し、ワイ
ヤハーネス10の所定位置に係止部4を立設固定する巻
着バンド型のものが普及している。
【0003】そして、その巻着バンド型ワイヤハーネス
用クランプ1は、種類点数を可及的に少数化して、ワイ
ヤハーネス10の部品管理性のシンプル化とコスト低減
を図る意図から、巻着バンド2を長めに設定して、径サ
イズが異なる多様なワイヤハーネス10に共用できるも
のが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の巻着バン
ド型ワイヤハーネス用クランプ1は、巻き着けるワイヤ
ハーネス10の径が小なるときは、巻着バンド2の余剰
部分2Aがバンド挿通係止孔5から長く突き出して周辺
の車体や器物に接触し、車体等への配設作業の障害とな
るので、ワイヤハーネス10へワイヤハーネス用クラン
プ1を取り付けたとき、その余剰部分2Aを切断除去す
る作業が必要になる。
【0005】即ち、図示例示のように、車体12に突設
したスタッドボルト11に、嵌合係止するボルト嵌着型
の係止部4からなるものは、その係止部4へのボルト挿
入方向と、バンド挿通係止孔5のバンド挿通方向が、構
造上平行となるので、バンド挿通係止孔5から突き出し
た巻着バンド2の余剰部分2Aが、スタッドボルト11
を立設した車体12に接触干渉して、車体12への配設
作業を妨げるので、その余剰部分2Aの根元から正確に
切断除去する作業が不可欠になる。
【0006】しかし、この余剰部分2Aの切断除去作業
は、バンド挿通係止孔5に通して引き出した巻着バンド
2を、ペンチ等のツールで強く引き出して緊締係止し、
続いて、ニッパ等の切断ツールに持ち代えて、余剰部分
2Aを切断除去する面倒な手作業となるので作業性が極
めて悪く、さらに、このワイヤハーネス用クランプ1の
ワイヤハーネス10への取り付けは、加工タクトの速い
ワイヤハーネス成形加工ラインで行なわれるので、余剰
部分2Aの切断除去の非能率作業の存在によって、その
成形加工ラインのラインタクトを遅速化させる一要因と
なっている。
【0007】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る巻着バンド型ワイヤハーネス用クランプを提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用クランプは「車体・機器へ
の係止部を立設した基部に、ワイヤハーネスへ巻き着け
る巻着バンドを伸設すると共に、前記巻着バンドのバン
ド挿通係止孔を設けたワイヤハーネス用クランプにおい
て、前記バンド挿通係止孔へ挿通した前記巻着バンドを
折れ曲げ案内して、前記ワイヤハーネスに巻き着けた前
記巻着バンドの始端部分の下側に沿って引き出す円弧形
状のバンド案内ターン部を、前記バンド挿通係止孔の孔
内後半部分に設けた構造」になっている。
【0009】即ち、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、車体等の壁面に沿ってワイヤハーネスを配設する配
設形態において、ワイヤハーネスに巻き着けてバンド挿
通係止孔から引き出す巻着バンドの余剰部分を、バンド
挿通係止孔内で強制ターンさせて、配設壁面が存在しな
い方向へ引き出されるようにしたもので、その巻着バン
ドのターン角は通常90°程度に設定される。そして、
そのバンド挿通係止孔が曲孔となって、係止した巻着バ
ンドの解離が困難になるので、巻着バンドの係止解離用
ツールの挿入孔を付設することがある。
【0010】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用クラン
プは、ワイヤハーネスへ巻き着けて緊締係止し、バンド
挿入係止孔から引き出された巻着バンドの余剰部分が、
バンド挿通係止孔内で方向変換されて、そのワイヤハー
ネスの下側に沿って引き出されるので、車体等へ配設し
たワイヤハーネスの下方に車体壁や他部材が存在する配
設形態において、巻着バンドの余剰部分による配設妨害
が回避できる。そして、その配設妨害回避によって、従
来の煩雑な余剰部分の切断除去の作業が無用になる。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図1を参照して、車体1
2に突設したスタッドボルト11に嵌着係止するボルト
挿入係止孔6からなる係止部4を背面に有する基部3か
らなり、その基部3に、ワイヤハーネス10へ巻き着け
る巻着バンド2と、その巻着バンド2のバンド挿通係止
孔5を設けた巻着バンド型のワイヤハーネス用クランプ
1において、バンド挿通係止孔5には、以下に詳述する
バンド案内ターン7部が形成されている。
【0012】即ち、バンド挿通係止孔5は、巻着バンド
2を入れる側の前半部分が係止部4の軸心Fと平行する
バンド挿通方向Eを有するストレート形状からなり、そ
の前半部分に続く後半部分が「巻着バンド2を巻き着け
るワイヤハーネス10側に円弧中心を有する四分の一円
周の円弧曲孔からなるバンド案内ターン部7」に形成さ
れている。そして、バンド挿通係止孔5に挿入された巻
着バンド2は、バンド挿通係止孔5の前半部分でストレ
ート姿勢を維持して、孔内の弾性係止片14の係止爪1
5に係止され、後半部分のバンド案内ターン部7で強制
ターンして、ワイヤハーネス10へ巻き着けた巻着バン
ド2の始端部分の下側に沿って引き出されるようになっ
ている。
【0013】そして、基部3の表面側のワイヤハーネス
当接部は円弧形状の当接凹部8に形成され、この接合凹
部8をワイヤハーネス10に跨がせて、巻着バンド2を
巻き着け緊締して取り付ける構造を有している。なお、
図中の13は係止爪15に係合させる巻着バンド2の係
止溝である。
【0014】以上の図1実施例のものは、前記の作用が
ある。即ち、ワイヤハーネス10を車体12の壁面に沿
わせて配設する配設形態上、ボルト挿入係止孔6の軸心
Fとバンド挿通係止孔5の入口側のバンド挿入方向E
は、構造上当然に平行になるので、挿入方向Eから挿入
された巻着バンド2がダイレクトに引き出されると、車
体12と直ちに干渉するものの、巻着バンド2の余剰部
分2Aはバンド案内ターン部7によって、ワイヤハーネ
ス10の下側へ沿って引き出しされるので、車体との干
渉は円滑に回避できる。
【0015】そして、この実施例のものは接合凹部8が
存在するので、ワイヤハーネス10と基部3の相対位置
が安定し、ワイヤハーネス10と車体12の間に、余剰
部分2Aを横たわせる空間が確保され、ワイヤハーネス
10の配設作業が一段とやり易く、かつ、その配設姿勢
が安定する。
【0016】続いて、図2・図3を参照して、本発明の
他の実施例を説明する。即ち、図1実施例と同様なバン
ド案内ターン部7を有するものにおいて、図2のものは
バンド案内ターン部7の外側壁に、ツール挿入孔9が付
設されており、このツール挿入孔9からドライバー等の
解離用ツール20を挿入すると、巻着バンド2を係止し
ている弾性係止片14が引き越され、その係止が容易に
解離できるようになっている。
【0017】一方、図3のものは、前記のスタッドボル
ト型の係止部4に代えて、車体12の隔板の嵌着孔18
に嵌着係止する係止部4を有し、その係止部4を突設し
た基部3に、バンド案内ターン部7を有するバンド挿通
係止孔5が設けられている。そして、この係止部4は、
係止柱16の先端から一対の羽根状係止片17を垂設し
た公知形状を有している。
【0018】なお、本発明のワイヤハーネス用クランプ
1は、前記の実施例に限定されず、例えば、バンド挿通
係止孔5内のバンド係止手段や、係止部4を他の公知形
状のものに変更することがある。
【0019】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用クランプは、巻着バンド型のものにおいて、ワ
イヤハーネスへ巻着緊締した巻着バンドの余剰部分の切
断除去作業が無用になるので、ワイヤハーネスへの取り
付け作業性を向上すると共に、その作業性向上によっ
て、ワイヤハーネスの量産成形ラインの生産性向上を図
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のワイヤハーネス用クランプ
を示し、(A)はその斜視図、(B)はその使用状態の
側面図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プの使用状態の側面図
【図3】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用クラン
プの使用状態の側面図
【図4】従来のワイヤハーネス用クランプの説明図
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用クランプ 2 巻着バンド 3 基部 4 係止部 5 バンド挿通係止孔 6 ボルト挿通係止孔 7 バンド案内ターン部 8 接合凹部 9 ツール挿入孔 10 ワイヤハーネス 11 スタッドボルト 12 車体 13 係止溝 14 弾性係止片 15 係止爪 16 係止柱 17 羽根状係止片 18 嵌着孔 20 解離用ツール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−51715(JP,A) 実開 平4−4503(JP,U) 実開 平6−45187(JP,U) 実開 平5−58914(JP,U) 実開 昭63−63028(JP,U) 実公 平3−41501(JP,Y2) 実公 平4−12289(JP,Y2) 実公 平2−32948(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/22 - 3/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体・機器への係止部を立設した基部
    に、ワイヤハーネスへ巻き着ける巻着バンドを伸設する
    と共に、前記巻着バンドのバンド挿通係止孔を設けたワ
    イヤハーネス用クランプにおいて、前記バンド挿通係止
    孔へ挿通した前記巻着バンドを折れ曲げ案内して、前記
    ワイヤハーネスに巻き着けた前記巻着バンドの始端部分
    の下側に沿って引き出す円弧形状のバンド案内ターン部
    を、前記バンド挿通係止孔の孔内後半部分に設けた構造
    を特徴とするワイヤハーネス用クランプ。
  2. 【請求項2】 ワイヤハーネスへの当接部位を、前記ワ
    イヤハーネスに跨がせる接合凹部に形成した基部からな
    る請求項1のワイヤハーネス用クランプ。
  3. 【請求項3】 バンド案内ターン部の外壁に、巻着バン
    ドの係止解離用ツールのツール挿入孔を設けた請求項1
    または請求項2のワイヤハーネス用クランプ。
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