JPH08274806A - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JPH08274806A
JPH08274806A JP7396695A JP7396695A JPH08274806A JP H08274806 A JPH08274806 A JP H08274806A JP 7396695 A JP7396695 A JP 7396695A JP 7396695 A JP7396695 A JP 7396695A JP H08274806 A JPH08274806 A JP H08274806A
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隆司 和久津
Hideo Shimizu
秀夫 清水
Nobuyasu Nakajima
暢康 中島
Katsuya Noujin
克也 農人
Mutsumi Serizawa
睦 芹澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】効率的な遠隔制御による多者間通信を可能にす
る。 【構成】サービスエリア内のネットワーク10を介して
接続された複数の端末1,2と、ネットワーク10を介
してアクセス可能であって、要求された情報を所定の端
末に対して送信する複数のデータベース12−1〜12
−4と、端末1からネットワーク10に送信された特定
の情報Aを特定の端末2に対して送信する要求を示す配
送依頼(1)に応じて、情報Aを端末2に対して最も効
率的に送信することができるデータベースを選択し、こ
の選択したデータベースに情報Aを端末2に送信するよ
うに要求するデータベース管理機構16とを具備して構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サービスエリア内に分
散配置されたデータベース中の情報を、サービスエリア
内の通信網を介して配送するネットワークシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、サービスエリア内に分散配置され
たデータベース(分散データベース)中の情報を、サー
ビスエリア内の通信網を介して配送するネットワークシ
ステムにおいて、データベース中に格納された情報を入
手できるのは、ネットワークを介して対象とするデータ
ベースに接続した端末のみであった。すなわち、従来の
ネットワークシステムでは、ネットワークを介した2者
間の通信によってデータベースの情報が得られていた。
【0003】従って、従来のネットワークシステムで
は、端末1からの操作によって、データベース中に格納
された情報を、同じネットワークを介して接続された他
の端末2に対して送信するといった遠隔制御を行なう場
合には、次のような手順が必要となっている。まず、端
末1は、対象とする情報が格納されたデータベースをネ
ットワークを介して探し出し、そのデータベースから対
象とする情報を入手して、一端、自端末1に格納する。
そして、改めて、情報をネットワークを介して、端末1
から端末2に対して情報を送信する。
【0004】ところで、一般のネットワークシステムで
は、電話のようなリアルタイム性が要求される音声通信
を行なう場合には、ネットワーク中に音声通信を行なう
端末間の経路を実際に形成しているが、前述したデータ
ベースに格納されていた情報を入手するような必ずしも
リアルタイム性がない通信を行なう場合であっても、音
声通信の場合と同様にネットワーク中の経路を形成して
いる。
【0005】また、データベースシステムでは、データ
ベース自体に対して、あるいはデータベースに格納され
た特定の情報単位で、アクセスの禁止/許可を行なうア
クセス制御が可能となっている。従って、前述したよう
な端末1から端末2に対して情報を送信しようとする場
合、端末1に対象とする情報が格納されたデータベース
(あるいは対象とする情報)に対するアクセス権がない
場合、情報の送信ができなくなってしまう。この場合、
端末1以外のアクセス権のある端末を利用するか、端末
2自体を操作することによって、対象とする情報をデー
タベースから端末2に送信する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のネッ
トワークシステムでは、データベースに格納された情報
の送信は、2者間通信によって行なわれていた。従っ
て、対象とする情報をデータベースから端末1に配送
し、さらに端末1から端末2に対して情報を配送する必
要があった。すなわち、端末1からの操作によって、デ
ータベースから直接、端末2に対して情報の転送ができ
なかったため、配送すべき情報量が多くなるに従ってネ
ットワークを介した送信に係わる費用が膨大なものとな
り、またネットワーク上のトラヒックが増大し、負荷が
大きくなってしまう。さらに、端末1とデータベースと
の間の通信、端末1と端末2間との通信を行なう必要が
あり、データの配送が煩雑となっていた。特に、配送の
対象とする情報、情報の送信先等が複数になってくる
と、さらに効率の低下を招くことになる。
【0007】また、データベースの情報を配送する際に
は、必ずしもリアルタイム性が要求されていないにも関
わらず、常に即時的にデータベース中の経路を形成しな
ければならなかったためにシステムに対する負担となっ
ていた。
【0008】さらに、アクセス制御によって対象とする
情報にアクセスできない場合、例えば端末1にアクセス
権がない場合には、最終的に端末1がデータベース中の
情報を取得しなにも関わらず、2者間通信により情報の
配送が行なわれるために、端末1からの遠隔制御ができ
ず必要以上の制約となっていた。また、アクセス権がな
い場合には、他の端末あるいは情報の配送先の端末2を
用いるしかないため、それらの端末が利用者(端末1の
位置)から遠隔地にある場合には、無駄な時間及び費用
を要してしまう。
【0009】すなわち従来のネットワークシステムにお
いて、遠隔制御による多者間通信を行なうためには、送
信に係る費用、時間、システムに対する負担等、多くの
問題を要していた。
【0010】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的とするところは、効率的な遠隔制
御による多者間通信が可能なネットワークシステムを提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明は、サービスエ
リア内のネットワークを介して接続された複数の端末
と、ネットワークを介してアクセス可能であって、要求
された情報を所定の端末に対して送信する複数のデータ
ベースと、端末からネットワークに送信された特定の情
報を特定の端末に対して送信する要求を示す配送依頼に
応じて、前記特定の情報を前記特定の端末に対して最も
効率的に送信することができるデータベースを選択し、
この選択したデータベースに前記特定の情報を前記特定
の端末に送信するように要求するデータベース管理機構
とを具備したことを特徴とする。
【0012】第2発明は、前記データベース管理機構
は、最も効率的に送信することができるデータベースと
して、前記配送依頼に基づいて、前記特定の端末に最も
近いデータベースを選択することを特徴とする。
【0013】第3発明は、前記データベース管理機構
は、選択したデータベースから前記特定の情報を前記特
定の端末に対して送信するために要する費用を算出し、
該費用を管理することを特徴とする。
【0014】第4発明は、前記データベース管理機構
は、算出した送信するために要する費用を、配送依頼を
行なった端末に提示し、この提示に応じた該端末からの
実際に送信を行うか否かの決定の通知に応じて、選択し
たデータベースへの送信要求を行なうことを特徴とす
る。
【0015】第5発明は、端末は1つの配送依頼によっ
て複数の特定の情報の送信を要求するもので、前記デー
タベース管理機構は、1つの配送依頼によって要求され
た複数の特定の情報のそれぞれについて、最も効率的に
前記特定の端末に対して送信することができるデータベ
ースを選択することを特徴とする。
【0016】第6の発明は、端末は1つの配送依頼によ
って複数の特定の端末への情報の送信を要求するもの
で、前記データベース管理機構は、1つの配送依頼によ
って要求された複数の端末のそれぞれについて、最も効
率的に前記特定の情報を送信することができるデータベ
ースを選択することを特徴とする。
【0017】第7の発明は、配送依頼を送信する端末は
無線端末であり、前記特定の端末は固定端末または固定
サーバであることを特徴とする。
【0018】第8発明は、配送依頼を送信する端末の、
情報を格納することが可能な記憶容量が、前記特定の情
報の情報量より少ない時に、前記配送依頼に基づいた情
報の送信を行なうことを特徴とする。
【0019】第9発明は、前記複数のデータベースに格
納された同一の内容を持つ情報は、前記複数のデータベ
ースの1つである親データベースに格納された情報が同
時に送信されて内容が更新されることを特徴とする。
【0020】第10発明は、前記複数のデータベースに
格納された情報毎に、情報を識別するためのタイトル及
び番号が付与され、前記タイトル及び番号を用いて、適
宜新たなる番号の情報と入れ替えられることを特徴とす
る。
【0021】第11発明は、前記複数のデータベースの
それぞれは、自データベース内に格納された各情報に対
するアクセス要求の統計に基づいて、アクセス要求の少
ない情報については前記親データベースからの情報の転
送を打ち切り、親データベースからの情報の送信がない
にも係わらずアクセス要求の多い情報については前記親
データベースからの情報の送信を要求することを特徴と
する。
【0022】第12発明は、前記データベース管理機構
は、前記特定の情報の情報形態に応じて、同情報形態の
情報を取り扱うことが可能な特定の端末に対して、前記
特定の情報の送信を要求することを特徴とする。
【0023】第13発明は、前記データベース制御機構
が、前記ネットワークに複数接続されたことを特徴とす
る。
【0024】第14発明は、前記データベース管理機構
によって選択されたデータベースから前記特定の端末に
前記特定の情報を送信する際に、前記特定の情報を可逆
な情報圧縮した上で送信することを特徴とする。
【0025】第15発明は、前記データベース管理機構
によって選択されたデータベースから前記特定の端末に
前記特定の情報を送信する際に、前記特定の情報を非可
逆な情報圧縮した上で送信することを特徴とする。
【0026】第16発明は、前記データベース管理機構
は、配送依頼が一定期間毎に更新される特定の情報の更
新後の内容の送信である場合に、前記特定の情報が更新
される毎に、選択したデータベースに送信の要求を行な
うことを特徴とする。
【0027】第17発明は、前記データベース管理機構
によって選択されたデータベースは、指定された特定の
情報の更新された部分だけを、前記特定の端末に対して
送信することを特徴とする。
【0028】第18発明は、前記複数のデータベースの
それぞれに格納された情報には、前記複数の端末のそれ
ぞれに対するアクセス権が存在し、このアクセス権に応
じて端末の各情報へのアクセス要求が管理されることを
特徴とする。
【0029】第19発明は、データベース管理機構は、
前記特定の情報に対するアクセス権がない端末からの配
送依頼に対して、前記特定の端末が前記特定の情報に対
するアクセス権がある場合に、前記特定の情報を前記特
定の端末に送信するようにデータベースに要求すること
を特徴とする。
【0030】第20発明は、ネットワークには前記複数
の端末が格納すべき情報を格納することが可能な情報格
納手段が設けられ、配送依頼を送信する端末の情報を格
納することが可能な記憶容量が、前記特定の情報の情報
量より少ない時に、前記配送依頼に基づいた情報の送信
によって、前記特定の情報を前記情報格納手段に送信す
ることを特徴とする。
【0031】
【作用】遠隔地の通信相手にネットワークに接続してい
る分散型データベースに格納された情報を送信したいと
き、自分の端末を経由することなく遠隔制御により情報
送信を制御することができれば、情報送信に係わる料金
を節約することができる。料金の低減は遠隔制御に係わ
る情報の送信量と比べて実際に送信したい情報の送信量
の方が大きい場合に顕著である。ネットワークに接続さ
れた分散型データベースでは同じ情報が全てではない
が、いくつかのノードで蓄積されているのが普通であ
り、どのノードから情報を送信するかを選択することが
できる。利用者にとってみればどのノードから送信され
るかを知る必要もないし、利用料金が安いことの方が重
要である。したがって、どのデータベースに情報が格納
してあるかという情報と、どのような経路を選べば最も
料金が安くなるかという制御はネットワーク側が独自に
行える方がよい。これは、利用者にとってみれば非常に
簡便である。
【0032】本願の発明は、以上のような特徴を持つネ
ットワークシステムである。
【0033】すなわち、第1の発明はデータベース制御
機構が効率的に情報を送信し得る経路を選択する。この
ために、データベース制御機構は、との情報がどのデー
タベースに格納されているかを知っている必要がある。
【0034】第2の発明はデータベース制御機構が送り
元(データベース)から送り先に最も近い経路を選択す
る。
【0035】第3の発明は、制御情報にネットワーク利
用の課金情報を載せることによりさらにネットワークの
トラヒックを低減させることが可能となる。
【0036】第4の発明は、利用者に対して実際に送信
した場合の料金を提示することにより利用者の自由度を
保証できる。すなわち、利用者にとって送信する情報の
重要度と料金は相反する関係にあり、料金に見合う程重
要でない情報は送信したくないので、料金をあらかじめ
知ることにより利用者は適正なコスト配分を行うことが
できる。
【0037】第5の発明は、1つの制御情報(配送依
頼)が複数の情報の送信に関する依頼を含むことを可能
にするものである。これにより、利用者は複数の情報の
送信に際して、複数回依頼を行う煩雑さを避けることが
できる。また、制御情報の送信回数が減ることにより、
ネットワークのトラヒック低減にも貢献する。
【0038】第6の発明は、制御情報が複数の宛先への
複数の情報送信依頼を含むことを可能にするものであ
り、利用者は複数回依頼を行う煩雑さを避けることがで
きる。
【0039】第7の発明は、送信を依頼する端末が無線
端末であるものである。利用者は無線移動端末等を使う
こともでき、データベースへのアクセスについての制約
がなくなる。
【0040】第8の発明は、端末のメモリの空き容量を
調べることにより、アクセス対象とする情報がメモリ空
き量より大きいとき、すなわち端末に情報を格納するこ
とが不可能である時に、他の端末に対する情報送信の依
頼を行うものである。例えば、期限付きでアクセスでき
る情報Aがあって、送信は即時的に行わなければいけな
いという状況にあって、端末側に情報を格納する余地が
ない時、ネットワークを介して他の端末の空きメモリ
を、あたかも自端末の空きメモリのようにして使うこと
が可能となる。
【0041】第9の発明は、データベースに格納されて
いる情報が、複数のデータベースの1つである親データ
ベースから同報されたものであることを特徴としてい
る。データベースを介して多数の端末に対して新聞や書
籍等の情報を配布するような場合、同一の内容が複数の
データベースに、一貫性、即時性をもって格納される。
【0042】第10の発明は、分散型データベースの各
ノードの負担を軽減するために古い情報を最新の情報に
置き換えるための手段を提供する。一般に新しい情報ほ
どアクセスが集中するので、各ノードに分散配置するこ
とでネットワーク全体のトラヒックを軽減させる事が可
能となる。
【0043】第11の発明は、ネットワーク全体のトラ
ヒックを軽減させることを目的としており、データベー
ス中の各情報毎にアクセス要求について統計を計算し、
アクセスの多い情報は、アクセスの多いノードに配置す
るようにする。これは、いわば利用者にとって重要な情
報を身近に置いておくことを意味し、これにより情報を
最も効率的に送信することができる。
【0044】第12の発明は、データベースに格納され
ている情報にはさまざまな形態があり、また端末にも取
り扱うことのできる情報に制限があることから、情報転
送依頼者の指示により、データベース制御機構は複数の
端末のいずれかで情報を取り扱うことのできる端末に対
して情報を転送する。
【0045】第13の発明は、データベース制御機構を
複数設けることにより、データベース制御機構へのトラ
ヒックの集中を避け、同時に利用者にとってみれば、容
易にアクセスできる、もしくは近いデータベース制御機
構を利用することでネットワークに係わるコストを低減
できる。
【0046】第14の発明は、転送する情報を可逆な形
態に情報圧縮することでネットワーク送信に係わるコス
ト及びトラヒックの軽減を行う。
【0047】第15の発明は、転送する情報を非可逆的
な情報圧縮を行うことにより、第14の発明より、さら
にネットワーク送信にに係わるコスト及びトラヒックの
軽減を行う。画像や音声、動画のように若干の歪みを許
容する形態の情報があり、この場合、非可逆的な情報圧
縮を行うことにより、送信レートをあげることができ
る。
【0048】第16の発明は、例えば新聞のように一定
期間毎に更新される情報があって、更新された情報の送
信を予約しておけば、データベース管理機構は、定期的
に該情報を指定された端末に対してデータベースよりネ
ットワークを介して転送するよう制御する。従って、利
用者に対する負担が軽減され、またネットワークのトラ
ヒックが低減される。
【0049】第17の発明は、第16の発明において、
一定期間毎に更新される情報の更新された部分のみを送
信することにより、送信に係わるコストとネットワーク
のトラヒックの軽減を行う。
【0050】第18の発明は、データベースに格納され
ている個々の情報にアクセス権が設定されてもよく、ア
クセス権のない利用者は情報にアクセスできないことを
管理する。これは、例えばセキュリティの点や課金され
る情報をデータベースがもつために行われる。
【0051】第19の発明は、第18の発明において、
配送依頼を行なう端末に、対象とする情報に対するアク
セス権がないか、または情報が格納されているデータベ
ースへのアクセス権がない場合であっても、転送先の端
末に情報へのアクセス権がある場合においては情報の転
送を可能にする。
【0052】第20の発明は、対象とする情報が端末の
空き量より大きいとき、すなわち端末に情報を格納する
のが不可能であるとき、情報をネットワーク側の持つ情
報蓄積場所に送信する。すなわち、ネットワークそのも
のを端末の空きメモリのごとく使うことが可能となる。
【0053】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明によるネットワークシステムの構成
を示す図である。ネットワークシステムは、サービエリ
ア内に分散配置された同一の情報を格納することが可能
な複数のデータベース12−1,12−2と、システム
中に存在する複数のデータベース12−1,12−2に
対する遠隔制御に係わるデータベース制御機構16と、
サービスエリア内の通信網を介して接続される複数の端
末とによって構成される。
【0054】図1においては、端末として、無線通信シ
ステムにおける携帯電子装置を一例として示している。
無線通信システムは、無線装置を備えた携帯電子装置
と、携帯電子装置からの無線信号を受信すると共に携帯
電子装置に情報を無線信号により送信する基地局14と
により構成されている。ネットワーク10には複数の基
地局14−1,14−2が直接接続され、端末(電子携
帯装置)は、基地局14−1,14−2を介して、ネッ
トワーク10と接続される。
【0055】基地局14と携帯電子装置との間で無線通
信を行なう無線送信システムは、信号送信速度が非対
称、すなわち基地局14が携帯電子装置に対して信号を
送信するダウンリンク送信速度が、携帯電子装置から基
地局14に対して信号を送信するアップリンク送信速度
よりも高速となっている。ここでは、ダウンリンク送信
が狭域であり(広域のダウンリンクがあっても良い)、
アップリンク送信が広域となっている。
【0056】例えば、基地局14は、ダウンリンク送信
に高帯域信号を用いて、画像を含む通信や、音声、ファ
イル編集、情報配布・広報、放送等のサービス(マルチ
メディアサービス)を携帯電子装置に対して提供する。
携帯電子装置は、アップリンク送信に狭帯域信号を用い
て、ダウンリンクを制御する情報や、チャネルの選択、
マルチメディアの場合はメディアを選択する制御信号、
音声データ等を基地局14に送信する。
【0057】基地局14がカバーする(携帯電子装置と
の間で通信が可能な)エリアに、複数の携帯電子装置1
0が存在する場合には、可能な範囲で、それぞれの携帯
電子装置10に対してアップリンクとダウンリンクの回
線を確立する。
【0058】基地局14は、携帯電子装置からの要求等
に応じて、ネットワーク10を介して前述したようなサ
ービスを取得して携帯電子装置に提供する。
【0059】次に、本発明の第1実施例及び第2実施例
について説明する。第1実施例及び第2実施例では、遠
隔にある端末からの指示によって、データベース中に格
納された所定の情報を、任意の端末に送信する。
【0060】図2は、本発明の第1実施例及び第2実施
例におけるネットワークシステムの構成を示している。
図2に示すネットワーク10には、複数のデータベース
12−1〜12−4、基地局14−1、データベース管
理機構16、端末2が接続された状態を示している。デ
ータベース12−1〜12−4は、例えばサーバ(図示
せず)によって管理される。サーバは、データベース管
理機構16や他の端末との間で送受される制御情報に基
づいて、データベースに格納された情報の送信等の制御
を行なう。基地局14−1は、端末1との間で無線通信
を行なう。また、データベース12−1,12−3,1
2−4には、例えば同じ情報Aが格納されているものと
する。
【0061】データベース管理機構16は、ネットワー
ク10を介して端末等から通知された配送依頼サービス
の要求に応じて、所定の情報が所定の端末等に配送され
るように制御するものである。データベース管理機構1
6は、ネットワーク10に接続された各データベース中
に、どのような情報が格納されているかを示す情報を管
理している。
【0062】(1)第1実施例では、まず端末1は、基
地局14−1との間の無線通信を介して、ネットワーク
10に対して、データベース管理機構16宛ての情報A
を端末2へ送信するための、配送依頼サービスの要求を
送出する。ネットワーク10は、データベース管理機構
16に接続し、基地局14−1を介した端末1からの要
求を送信する。(2)データベース管理機構16は、端
末1からの要求を受信すると、効率的に情報Aを端末2
に送信し得るノードを選定し、同ノードに対して、情報
Aの端末2への送信を要求する制御情報をネットワーク
10を介して送信する。(3)該ノードは、データベー
ス管理機構16からの制御情報に従って、情報Aをネッ
トワーク10を介して、端末2に送信する。
【0063】第2実施例では、データベース管理機構1
6は、端末1からの要求を受信した場合に、効率的に情
報Aを端末2に送信し得るノードを選定する際、情報の
送り先である端末2に最も近いデータベース12−1を
選定する。情報の送り先に最も近いとは、ネットワーク
の経路上、最も近い、あるいはデータベース12−1と
端末2との設置位置の物理的な距離が最も近いなどがあ
る。
【0064】なお、図2中においては、遠隔操作を行な
う端末1は、移動端末を例にして説明しているが、特に
限定されるものではなく、この他にも別なネットワー
ク、端末等であっても良い。また、端末2についても同
様に、ネットワーク10に接続された端末2の他であっ
ても勿論良い。
【0065】次に、本発明の第3実施例及び第4実施例
について説明する。第3実施例及び第4実施例では、ネ
ットワーク10を使用する際に要する費用に基づいて、
配送依頼サービスを実行する。
【0066】図3(a)は、本発明の第3実施例及び第
4実施例におけるネットワークシステムの構成(図2と
同一)、図3(b)はデータベース管理機構16から配
送依頼サービスを要求した端末に対して送信される制御
情報の一例を示している。
【0067】(1)まず端末1は、基地局14−1との
間の無線通信を介して、ネットワーク10に対して、デ
ータベース管理機構16宛ての、情報Aを端末2へ送信
するための配送依頼サービスの要求を送出する。ネット
ワーク10は、データベース管理機構16に接続し、基
地局14−1を介した端末1からの要求を送信する。 (2)データベース管理機構16は、端末1からの要求
を受信すると、効率的に情報Aを端末2に送信し得るノ
ードを選定すると共に、選定したノードによる対象とす
る情報Aの送信に係わる費用を算出し管理する。また、
データベース管理機構16は、該費用で実際に送信を行
ってよいかどうかの問い合わせを、例えば図3(b)に
示すように、制御情報に指示された情報の送信に要する
必要を示す課金情報を付加して、配送依頼サービスを要
求した端末1に問い合わせる。(3)端末1は、データ
ベース管理機構16からの問い合わせに対し、例えば端
末1に設けられた表示装置等に、課金情報に応じた費用
に関する表示を行なって利用者に通知し、情報の送信を
実行するか否かの指示の操作を待つ。利用者は、例え
ば、送信しようとする情報の重要度等と費用とに基づい
て判断を行なう。ここで、端末1は、情報の送信の実行
が指示されると、この決定をデータベース管理機構16
に通知する。(4)データベース管理機構16は、効率
的に情報Aを端末2に送信し得るノードに対して、端末
2への情報送信の指令を送る。例えば、データベース1
2−1からの情報Aの配送が最も容易であれば、データ
ベース管理機構16は、データベース12−1(を管理
するサーバ)に、ネットワーク10を介して情報配送の
要求を送信する。(5)データベース12−1からは指
定された情報Aが読み出され、端末1を介することなく
端末2に送信される。
【0068】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。第5実施例では1つの送信先に対する複数の情報の
送信を、1つの配送依頼サービス要求に応じて実行す
る。
【0069】図4は、本発明の第5実施例におけるネッ
トワークシステムの構成を示している。図4に示すネッ
トワーク10に接続されたデータベース12−1,12
−2には情報Aが格納され、データベース12−2には
情報Bが格納されているものとする。データベース管理
機構16は、各データベース12−1,12−2中に格
納された情報を管理している。
【0070】(1)まず、端末1は、ネットワーク10
に対して、データベース管理機構16宛ての、情報A及
び情報Bを端末2へ送信するための配送依頼サービスの
要求を送出する。ネットワーク10は、データベース管
理機構16に接続し、端末1からの要求を送信する。
(2)データベース管理機構16は、端末1からの要求
を受信すると、指定された各情報A,B毎に、効率的に
情報を端末2に送信し得るノードを選定する。(2a)
データベース管理機構16は、端末1からの要求を受信
すると、情報Aと情報Bのそれぞれについて、効率的に
端末2に送信し得るノードを選定する。情報Aについ
て、データベース12−1からの送信が最も容易である
と選定されると、データベース管理機構16は、データ
ベース12−1(を管理するサーバ)に対して、情報A
の端末2に対する送信を要求する制御情報を、ネットワ
ーク10を介して送信する。(2b)また、情報Bにつ
いては、データベース12−1には格納されておらず、
データベース12−2からの送信が最も容易であると選
定されたものとする。データベース管理機構16は、デ
ータベース12−2(を管理するサーバ)に対して、情
報Bの端末2に対する送信を要求する制御情報を、ネッ
トワーク10を介して送信する。(3a)データベース
12−1からは指定された情報Aが読み出され、端末1
を介することなく端末2に送信される。(3b)また、
データベース12−2からは指定された情報Bが読み出
され、同様にして端末2に送信される。
【0071】このようにして、複数の情報A,Bを送信
する依頼を、1つの配送依頼サービス要求によって行な
うことが可能なので、端末1からデータベース管理機構
16への制御情報の送信回数を最低限とすることがで
き、ネットワーク10のトラヒックの低減が図れる。ま
た、利用者は、データ配送サービスの依頼を、情報の数
だけ複数回行なう煩雑さを避けることができる。
【0072】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。第6実施例では複数の送信先に対する情報の送信
を、1つの配送依頼サービス要求に応じて実行する。
【0073】図5は、本発明の第6実施例におけるネッ
トワークシステムの構成を示している。図5に示すネッ
トワーク10に接続されたデータベース12−1,12
−2には何れにも情報Aが格納されているものとする。
【0074】(1)まず、端末1は、ネットワーク10
に対して、データベース管理機構16宛ての、情報Aを
端末2及び端末3へ送信するための配送依頼サービスの
要求を送出する。ネットワーク10は、データベース管
理機構16に接続し、端末1からの要求を送信する。
(2)データベース管理機構16は、端末1からの要求
を受信すると、効率的に情報Aを端末2に送信し得るノ
ードを選定する。端末2に対しては、データベース12
−1からの送信が最も容易であると選定されると、デー
タベース管理機構16は、データベース12−1(を管
理するサーバ)に対して、情報Aの端末2に対する送信
を要求する制御情報を、ネットワーク10を介して送信
する。(3)また同時に、データベース管理機構16
は、効率的に情報Aを端末3に送信し得るデータベース
を選定する。端末3に対しては、データベース12−2
からの送信が最も容易であると選定されると、データベ
ース管理機構16は、データベース12−2(を管理す
るサーバ)に対して、情報Aの端末3に対する送信を要
求する制御情報を、ネットワーク10を介して送信す
る。(4)データベース12−1からは指定された情報
Aが読み出され、端末1を介することなく端末2に送信
される。(5)同様にして、データベース12−2から
は指定された情報Aが読み出され端末2に送信される。
【0075】このようにして、複数の送信先へ情報を送
信する依頼を、1つの配送依頼サービス要求によって行
なうことが可能なので、端末1からデータベース管理機
構16への制御情報の送信回数を最低限とすることがで
き、ネットワーク10のトラヒックの低減が図れる。ま
た、利用者は、データ配送サービスの依頼を、送信先の
数だけ複数回行なう煩雑さを避けることができる。
【0076】また、第5実施例と第4実施例とを組合わ
せることによって、複数の情報を、複数の送信先へ送信
する依頼を、1つの配送依頼サービス要求によって行な
うことも可能である。
【0077】なお、配送依頼サービスを遠隔から要求す
る端末1を無線端末とし、情報の送信先となる端末2を
固定端末または固定サーバとすることにより、利用者
は、図1に示す無線通信システムによる無線端末を使用
して、データベースへのアクセスにより制約が無くなる
(第7実施例)。
【0078】次に、本発明の第8実施例について説明す
る。第8実施例ではデータベースにアクセスしようとす
る端末におけるメモリの空き容量に応じて、配送依頼サ
ービスを要求する。
【0079】図6は、本発明の第8実施例におけるネッ
トワークシステムの構成を示している。図6に示すデー
タベース管理機構16は、ネットワーク10に接続され
たデータベースに格納された各情報の格納先の他に、各
情報の情報サイズも管理している。
【0080】(1)まず、端末1は、自装置内の情報を
格納するために使用できるメモリの空き量と、アクセス
対象とする情報を示す情報名(情報A)と、自装置のメ
モリ空き容量に余裕がない場合の情報の送り先(端末
2)とを示す情報を、ネットワーク10を介して、デー
タベース管理機構16に通知する。
【0081】(2)データベース管理機構16は、端末
1が要求した情報Aの情報サイズと、端末1のメモリ空
き量を比較し、図7に示す判定に従って制御する。比較
の結果、端末1のメモリ空き容量が、対象とする情報A
の情報量よりも少なかった場合には、データベース管理
機構16は、効率的に情報Aを端末2へ送信し得るノー
ドを選定し、該当するデータベース12−1(を管理す
るサーバ)に対して、情報Aの送信を要求する制御情報
を送信する。すなわち、データベース管理機構16は、
本来、端末1が格納すべきであった情報Aを、端末2に
おいて格納しておくように依頼する。一方、端末1のメ
モリ空き容量が、対象とする情報Aの情報量よりも大き
かった場合には、データベース管理部16は、効率的に
情報Aを端末1へ送信し得るノードを選定し、該当する
データベース12−1(を管理するサーバ)に対して、
情報Aの端末1に対する送信を要求する制御情報を送信
する。
【0082】(3a)端末1にメモリ空き容量が足りな
い場合には、データベース12−1から指定された情報
Aが読み出され、端末2に送信される。(3b)また、
端末1にメモリ空き容量が十分にある場合には、データ
ベース12−1から指定された情報Aが読み出され、端
末1に送信される。なお、端末1にメモリの空き容量が
十分ある場合であっても、必ずしも端末1に情報Aを送
信する必要はなく、他の端末2への送信、あるいは送信
のとり止めも可能である。
【0083】このようにして、データベース12−1中
の情報Aのアクセスを端末1から要求したものの、メモ
リ空き容量が足りない場合に、他の端末2に対して情報
の送信を依頼できることにより、例えば、情報Aが期限
付きでアクセスできるものであり、情報Aの送信を即時
的に行なわなければならない時、ネットワーク10を介
して端末2の空きメモリを、あたかも端末1の空きメモ
リのようにして使用することが可能となる。
【0084】また、第8実施例の別の方法としては次の
ようにしても良い。(1)まず、端末1は、データベー
ス制御機構16に対して、アクセス対象とする情報を示
す情報名(情報A)を通知する。(2)データベース管
理機構16は、端末1から通知された情報名に対応する
情報の情報サイズを端末1に対して通知する。(3)端
末1は、対象とする情報の情報量と、自装置内のメモリ
空き量とを比較することにより、どのように送信を行う
かをデータベース管理機構16に対して指示する。どの
ように送信を行なうかは、利用者に必要な情報を通知し
て判断させても良く、また条件に従って予め設定された
制御を行なうようにしても良い。
【0085】次に、本発明の第9実施例について説明す
る。第9実施例ではネットワークに接続された複数のデ
ータベースに格納される内容を効率的に更新する。
【0086】図8は本発明の第9実施例におけるネット
ワークシステムの構成を示している。図8に示すネット
ワーク10には、分散データベースとして複数のデータ
ベース12−1〜12−5,20が接続されている。デ
ータベース管理機構16は、各データベース12−1〜
12−5,20に格納された各情報の格納先を管理し、
また格納先に応じた情報の配送を行う。
【0087】各データベースに格納される情報のインテ
グリティを保証するために、情報の更新は、分散データ
ベース中の1つのデータベース(親データベース22)
において行ない、更新(バージョン)の管理を一括して
行う。親データベース22において更新された内容は、
ネットワーク10を介して、データベース管理機構16
に送信される。データベース管理機構16は、各データ
ベースに格納されている各情報の格納先に応じて、更新
内容を対象とするデータベースに対し、ネットワーク1
0を介して同報する。
【0088】例えば、データベースに新聞や書籍等の情
報を格納しておき、ネットワーク10を介して、多数の
端末に対して情報を配布できるシステムの場合、複数の
データベースに同一の内容を格納することによって、各
端末が近くのデータベースにアクセスして情報を取得す
ることができる。例えば、図8において、データベース
12−3〜12−5に共通して同一の情報が格納される
場合、親データベース22において情報の更新を行なう
ことによって、データベース管理機構16を介して、同
一の内容が各データベース12−3〜12−5に格納さ
れる。
【0089】なお、全ての情報を1つの親データベース
22において管理する必要はなく、情報によって一括管
理する親データベースが異なってよい。また、情報には
対応する親データベースに関する情報も含まれているも
のとする。
【0090】次に、本発明の第10実施例について説明
する。第10実施例ではデータベースに格納された情報
を適宜、新しい内容に更新できるようにする。
【0091】図9は本発明の第10実施例におけるネッ
トワークシステムを示す。データベース12に格納され
ている情報は、タイトルによって分類されている。ま
た、タイトル毎に、特定の情報を示す独立している番号
(図中No.)が付されている。番号は、各情報のバー
ジョン管理のために使われる。
【0092】例えば、データベース12には、A新聞の
情報が格納され、毎日、最新の内容に更新されるものと
する。A新聞のタイトルは、例えば「A新聞」であり、
データベース12に格納されている情報は更新され、新
しい番号が付与される。また、分散データベースに散在
する情報は、例えば前述した第9実施例のようにして、
データベース管理機構16を介して分配される。
【0093】このようにして、データベース12中に格
納される情報に対して、タイトル及び情報の内容を示す
情報を付与し、情報の内容を新しい内容に変更する場合
に、同一のタイトルの古い番号を新しい番号に置き換え
ることによって管理する。こうして、データベースの内
容を適宜、最新の情報に置き換えられるようにして、複
数のデータベースに同一の情報を分散配置することがで
きる。一般に、新しい情報ほどアクセスが集中するの
で、情報を分散させることにより、ネットワーク前端の
トラヒック量を低減することができる。
【0094】次に、本発明の第11実施例について説明
する。
【0095】図10は第11実施例における制御手順の
一例を示す。図11は第11実施例におけるネットワー
クシステムの構成を示す。ネットワーク10には、複数
のデータベース12−1,12−2が接続されている。
各データベース12−1,12−2は、前述した第9実
施例のようにして、親データベースにおける内容の変更
に応じて、データベース管理機構16を介して情報の内
容が更新される。各データベース12−1,12−2
(を管理するサーバ)は、自データベースに対するアク
セスに関して、所定の情報単位毎に統計をとる。例え
ば、前述した第10実施例におけるタイトル毎に、情報
のアクセス要求の頻度、及び情報の送信の頻度について
統計をとる。
【0096】データベース12−1,12−2は、例え
ばアクセス要求の頻度の統計の計算を行なった結果、ア
クセス要求が予め設定された所定の回数より少いあるい
はアクセスが無かったタイトルの情報については、これ
からもアクセスが少い(あるいは無い)ものとみなし
て、親データベースにおける更新内容の送信の打ち切り
をデータベース管理機構16に通知する。すなわち、デ
ータベース12−1,12−2中の該当するタイトルの
内容について、継続して最新の内容にしておくための操
作を停止する。
【0097】(1)一方、例えば、データベース12−
2は、アクセス要求の頻度の統計の計算を行なった結
果、親データベースからの更新内容の送信がないにも係
わらず、アクセス要求が予め設定された所定の回数以上
であったタイトルについては、最新の内容の送信要求を
データベース管理機構16に通知する(送信依頼)。
(2)データベース管理機構16は、データベース12
−2からの情報の最新の内容の送信要求を受けると、該
当するタイトルの情報を管理する親データベース(ここ
ではデータベース12−1とする)に、最新の内容のデ
ータベース12−2に対する送信を要求する。(3)デ
ータベース管理機構16からの送信要求を受けたデータ
ベース12−1は、該当するタイトルの最新の内容をデ
ータベース12−2に送信する。これにより、データベ
ース12−2では、アクセス回数が多いタイトルの情報
の内容を最新にすることができる。すなわち、利用者に
とって重要な情報を、利用者が効率的に情報を取得する
ことができるデータベースに格納しておくことにより、
送信コストを低減した効率的なネットワークサービスを
提供できる。
【0098】ネットワーク10を介して分散データベー
スにアクセスする利用者にとって、データベースは分散
データベースあるにも係わらずあたかも単一のデータベ
ースであるかのように振る舞う。このような分散データ
ベースの構築には、例えば全てのノードがみな同じ情報
を持つことによって達成できるが、情報の配送及び蓄積
に係わるコストが問題となる。そこで、各ノードには一
部の情報を蓄積することにし、もし該ノードに対して蓄
積していない情報が要求されたとき、該ノードはネット
ワーク10を介してデータベース管理機構16に該情報
を他のノードより送信することを依頼することにすれば
蓄積に係わるコストを低減させることが可能となる。
【0099】情報のアクセスには時間及び空間における
偏りがある。例えばニュースのデータベースでは最新の
ニュースに対する要求が多く、また地域に密着した話題
はその地域において最も要求が多いことが予想される。
従って、データベースにおける限られた蓄積能力で通信
コストを抑えるためには、よく要求される情報は該ノー
ドにおいて保持し、そうでない情報は他ノードより送信
してもらうのが得策である。
【0100】この機構を実現するために、各ノードにお
ける情報のアクセス要求の頻度、及び情報の送信の頻
度、そして必要であればその他の情報に関する統計を計
算することにする。また、各ノードから、毎回統計情報
に基づく送信要求をデータベース管理機構16に対して
要求することは無駄なので、どの情報をどのノードに配
送するかはデータベース管理機構16が管理することに
し、各ノードは統計情報に基づき新たな情報の送信及び
情報送信の打ち切りの必要が生じたときのみ、該要求を
データベース管理機構に要求することにすれば、さらに
ネットワーク10のトラヒックの低減を図ることができ
る。
【0101】次に、第12実施例について説明する。
【0102】図12は第12実施例におけるネットワー
クシステムの構成を示す。第12実施例では、データベ
ースに格納された情報の形態と、情報の送り先となり得
る端末等の能力に応じて情報の送信先を決定する。
【0103】ネットワーク10に接続されたデータベー
ス12−1には、文字情報、画像情報、音声情報、動画
情報等、さまざまな形態の情報を格納することができ
る。ここでは、動画情報が格納されているものとする。
【0104】ネットワーク10に接続された複数の端末
2,3は、例えば文字情報と画像情報は表示できるが音
声情報の出力はできない等、その能力に応じてさまざま
な形態がある。ここでは、端末2は、文字情報と画像情
報が情報を扱えるものの音声情報と動画情報を扱う能力
がなく、また端末3は、全ての情報を扱う能力を有して
いるものとする。
【0105】データベース管理機構16は、ネットワー
ク10に接続されたデータベースに格納された各情報の
格納先の他に、各情報の種類、及び各端末の能力(情報
の蓄積可能サイズ、処理速度についての情報等を含む)
に関する情報を管理している。
【0106】(1)まず端末1は、データベース管理機
構16に対して、データベース12−1に格納された情
報(ここでは動画情報とする)についての配送依頼サー
ビス要求を送出する。端末1は、情報の形態及び送信先
の端末の扱える情報の形態等を全て把握している必要は
なく、対象とする情報の指定、及び情報の送信先とする
複数の端末を指定する。(2)配送依頼サービス要求を
受信したデータベース管理機構16は、指定された情報
の形態に応じて、複数の送信先となる端末から情報を扱
うことが格納な端末を選択し、この端末に対する指定さ
れた情報の送信をデータベース12−1(を管理するサ
ーバ)に要求する。(3)データベース12−1から指
定された情報(動画情報)が読み出され、ネットワーク
10を介して動画情報の処理が可能な端末3に送信され
る。
【0107】なお、データベース管理機構16は、端末
1が指定した複数の送信先に、対象とする情報の形態を
扱うことが可能な端末が存在しない場合には、その旨を
端末1に対して通知する。
【0108】なお、データベース管理機構16は、送信
先の端末において実施される処理に応じて送信先を決定
するようにしても良い。例えば、単なる情報の蓄積であ
れば、対象とする情報分の蓄積能力があれば良く、さら
に送信先の端末において情報の出力を実時間で行なう場
合には、この処理能力を有する端末が情報の送信先とな
り得る。
【0109】このように、端末1からの配送依頼サービ
スの要求に対して、データベース管理機構16は、送信
先の端末の能力に応じて、情報の配送が無駄になってし
まう要求を行なわず、データベース12−1に対して適
切な情報の配送先の指定を行なうことができる。
【0110】次に、第13実施例について説明する。第
13実施例では、ネットワークシステム中に複数のデー
タ管理機構を設けて、配送依頼サービス要求が集中する
ことを回避する。
【0111】図13は本発明の第13実施例におけるネ
ットワークシステムの構成を示している。図13に示す
ネットワーク10には、複数のデータベース管理機構1
6−1〜16−3が接続されている。各データベース管
理機構16−1〜16−3は、それぞれが端末等からの
配送依頼サービス要求に応じて、指定された情報を効率
的に所定の端末等に送信できるように制御する。
【0112】例えば前述した第1実施例及び第2実施例
において、データベース管理機構16が1つだけしか存
在しない場合、ネットワーク10ではデータベース管理
機構16に対するトラヒックが集中するという問題点が
考えられる。第13実施例では、複数のデータベース管
理機構16−1〜16−3を設けることにより、トラヒ
ックの集中を避けることができる。また、利用者は、配
送依頼サービス要求を行なう際に、最もネットワーク1
0における送信コストのかからないデータベース管理機
構を選択することができる。図13に示すように、端末
1と端末4は、それぞれ最も近いデータベース管理機構
16−1,16−3に配送依頼サービスを要求すること
ができる。
【0113】次に、第14実施例について説明する。第
14実施例はネットワーク10を介して情報を端末等に
送信する際に、適宜、情報圧縮を行なうことによって送
信すべき情報量を低減して、情報の送信に要するコスト
を低減する。
【0114】図14は本発明の第14実施例におけるネ
ットワークシステムを示す。例えば、データベース管理
機構16(図示せず)からの要求により、データベース
12−1から情報を送信する際、情報の可逆な圧縮を行
なった上で、ネットワーク10を介して送信先の端末に
送信する。
【0115】なお、情報の圧縮は、データベース12−
1(を管理するサーバ)側で行なっても良いし、またネ
ットワーク10側で行なっても良い。また、情報圧縮方
式を複数用意し、情報圧縮に係わるコスト及び時間に応
じて選択できるものとする。これは、通常情報の圧縮を
行なう際には、圧縮比と情報圧縮に係わる計算量が対立
する関係にあるためである。
【0116】情報圧縮方式の選択は、データベース管理
機構16からデータベース12−1に対する情報送信の
要求に付加された、送信先の端末の能力に応じた情報圧
縮方式を特定する指示に応じて行なう。例えば、送信先
の端末が計算能力が低い場合には、データベース管理機
構16は、情報復元に要する計算量の少ない情報圧縮方
式が選択されるように指示する。
【0117】こうして、データベース管理機構16の指
示に従い、情報をその形態に応じた情報圧縮を行った上
で送信することにより、通信に係わるコストを下げ、ネ
ットワーク10におけるトラヒックの低減を図ることが
できる。
【0118】次に、第15実施例について説明する。第
15実施例は、第14実施例と同様に情報圧縮した上で
情報の送信を行なうが非可逆な情報圧縮を行なうこと
で、さらにコスト及びトラヒックの低減を図る(構成は
第14実施例における図14と同)。
【0119】例えば、画像は、画像サイズを縮小するこ
とにより細部は分からなくても大まかな情報はつかめ
る。また、動画情報は、数コマ毎に1つのコマの画像を
抜いても多少動きが不自然になる可能性はあるものの動
画として情報は確保される。また、文書情報は、送信先
の端末での処理によっては、全文書の内容のうち目次も
しくは内容抄録、概要だけで十分な場合がある。こうし
た、非可逆的な情報圧縮により、ネットワーク10を介
して送信すべき情報量を削減できる。
【0120】まず、端末1は、データベース管理機構1
6に対して、情報を端末2へ送信する配送依頼サービス
要求を行なう。端末1の指示によりデータベース管理機
構16は、対象とする情報の形態に応じて、非可逆的な
情報圧縮を行った上で送信するように、該当するデータ
ベース12−1に指示する。
【0121】この際、端末1では対象とする情報の形態
が分かっている必要はなく、データベース管理機構16
が図15に示す制御手順に従って、圧縮を指示すること
ができる。すなわち、データベース管理機構16は、端
末1から指示された情報の形態が、音声、画像、動画等
の非可逆な圧縮が可能な携帯であれば、データベース1
2−1に非可逆的な情報圧縮を行なった上での送信を指
示する。また、情報の形態が、文書またはファイルのよ
うな、非可逆の情報圧縮により情報の本質が失われる可
能性があると判断した場合には、可逆な情報圧縮を行な
った上での送信を指示する。
【0122】また、情報の形態が音声、画像、動画等で
あった場合であっても、非可逆的な情報圧縮により情報
の本質が失われる可能性があると判断した場合は、デー
タベース制御機構16は、その旨を端末1に通知して、
指示の取り消しを促す。
【0123】また、情報の形態が文書やファイル等であ
った場合であっても、例えば文書の特定の部分(目次、
内容抄録、概要等)を指定することによって、送信すべ
き情報量を低減させることができる。この場合、サービ
ス要求を行なう端末1からの指定するか、あるいはデー
タベース管理機構16において情報圧縮した上での送信
が必要である場合に送信すべき部分を管理しておくこと
によって、データベース12−1に送信すべき部分を指
定する。
【0124】このように、データベース12−1から端
末に対して送信する情報が、詳細ついて分からなくても
よい場合があり、そのような場合に非可逆的な情報圧縮
を行うことにより、送信量の削減とネットワークのトラ
ヒックの軽減を図ることができる。
【0125】次に、第16実施例について説明する。
【0126】図16は本発明の第16実施例におけるネ
ットワークシステムの構成を示している。第16実施例
では端末等からの配送依頼サービス要求に応じて、逐次
的に情報の送信を行なうのではなく、予め指定された所
定の時点において自動的に情報送信を行なう。
【0127】図16に本発明の第16実施例におけるネ
ットワークシステムの構成を示している。(1)まず、
端末1は、データベース管理機構16に対して、配送依
頼サービスの予約を要求する。配送依頼サービスの予約
では、例えば、データベース中の一定期間毎に更新され
る情報、例えば新聞の内容についての、端末2に対する
送信を指示しておく。(2)データベース管理機構16
は、各端末からの配送依頼サービスに関する予約を管理
している。データベース管理機構16は、予約で指定さ
れた情報が更新された場合に、更新された最新の内容に
ついて指定された端末2へ送信する要求をデータベース
12−1に送信する。(3)データベース12−1は、
データベース管理機構16からの要求に従って、指定さ
れた情報(更新された最新の内容)を、ネットワーク1
0を介して端末2に送信する。
【0128】なお、配送依頼サービスに関する予約を、
親データベースにおいて管理するようにしても良い。す
なわち、親データベースは、配送依頼サービスの対象と
なっている情報についての更新を行なった際に、データ
ベース管理機構16に通知する。データベース管理機構
16は、変更された情報を持つデータベースの内容を更
新すると共に、更新された情報の端末2への送信を要求
する。親データベースにおいて予約を管理することによ
り、データベース管理機構16は、情報の更新を容易に
検出することができる。
【0129】また、配送依頼サービスに関する予約は、
情報が更新される毎に情報送信を要求するだけでなく、
情報の内容の変更有無に関係なく一定期間毎、あるいは
端末1から指定された所定の時点で要求するものであっ
ても良い。
【0130】このように、データベース12−1中の情
報の内容が変更される毎に情報の送信を行なうような場
合に、データベース管理機構16に対して端末1から配
送依頼サービス要求を毎回行なう必要がないので、ネッ
トワーク10の送信に係わるコスト及びトラヒックを低
減させることができ、また利用者の操作負担を軽減でき
る。
【0131】次に、第17実施例について説明する。図
17は本発明の第17実施例におけるネットワークシス
テムの構成を示している。第17実施例では前述した第
16実施例のようにして予約の対象となった情報につい
て、更新された部分のみを送信する。
【0132】例えば、毎年改定される会員名簿において
は、全会員の情報を送信しなくても、新会員と脱会者に
関する情報だけを送信するだけで十分である。こうし
た、一定期間毎に更新されるが、全部が更新されるわけ
ではない情報について、更新された部分情報のみを、所
定の端末に対して送信するように予め指示しておけば、
端末1からの要求がなくても、定期的に端末2に情報を
送信することができる。アクセス制御は、データベース
12−1が行う方式と、データベース制御機構16が行
う方式がある。
【0133】次に、第18実施例について説明する。第
18実施例においては、データベースに対するアクセス
権に基づいて情報のアクセス制御を行なう。
【0134】図18及び図19は本発明の第18実施例
におけるネットワークシステムを示す。図18に示すよ
うに、データベース12−1は、アクセス制御されてお
り、許可を得ている端末だけによって利用される。
(1)例えば、端末1からデータベース12−1に格納
された情報に対する送信要求があった場合、(2)デー
タベース管理機構16は、端末1から指定された情報に
ついて、アクセス権の有無に応じてアクセスを行なう。
アクセス制御は、データベース管理機能16で行なう他
に、データベース12−1側で行なうようにしても良
い。
【0135】また、図19に示すように、データベース
12−1に格納されている個々の情報にアクセス権が設
定されても良い。アクセス権のない利用者が、対応する
情報にアクセスできないように管理する。また、アクセ
ス制御は、データベース単位、情報単位の他、いくつか
の情報をまとめたグループ単位等、制御対象となる情報
範囲に種類があっても良い。
【0136】次に、第19実施例について説明する。第
19実施例では、配送依頼サービスを要求する端末と、
配送依頼サービスによる情報の送信先となる端末のそれ
ぞれのアクセス権に基づいて、情報の送信を行なう。
【0137】図20は本発明の第19実施例におけるネ
ットワークシステムを示す。第19実施例において、第
18実施例と同様に、データベース管理機構16または
データベースにおいてアクセス制御を行なう。ここで、
端末1には、データベース12−1に対するアクセス
権、あるいは端末2に送信しようとする情報に対するア
クセス権がなく、端末2にはデータベース12−1に対
するアクセス権(あるいは情報に対するアクセス権)が
あるものとする。
【0138】(1)端末1は、データベース管理機構1
6に対して、データベース12−1に格納された情報A
を端末2に送信する配送依頼サービスを要求する。
(2)端末1からの要求を受信すると、データベース管
理機構16は、指定された情報A、及び同情報Aを格納
するデータベース12−1に対して、情報Aの送信先で
ある端末2がアクセス権を持つかを判別する。端末2が
アクセス権をもつ場合には、データベース管理機構16
は、データベース12−1に対して情報Aの端末2に対
する送信を要求する。(3)データベース12−1は、
データベース管理機構16からの要求に応じて、対象と
する情報Aをネットワーク10を介して端末2へ送信す
る。
【0139】こうして、端末1がデータベース12−1
のアクセス権を持っていなくても、情報Aの送信先の端
末2がアクセス権を持っているとき、データベース12
−1から端末2への送信をデータベース制御機構16が
許可する。ただし、端末1は、アクセス権をもっていな
いので、端末1に対するデータベース12−1中の情報
の送信はしない。
【0140】なお、データベース12−1においてアク
セス権の管理を行なっている場合には、データベース管
理機構16は、端末1からの要求に応じてデータベース
12−1に情報Aの端末2に対する送信を要求する。デ
ータベース12−1は、データベース管理機構16から
の要求に対し、端末2がアクセス権を持っていれば指定
された情報Aを端末2へ送信する。また、端末2がアク
セス権を持っていない場合には、情報Aの送信は行なわ
ず、例えばデータベース管理機構16に通知する。
【0141】このように、送信先となる端末2のアクセ
ス権の有無に応じて、情報の送信制御が行なわれるの
で、配送依頼サービスの要求を行なう端末1にアクセス
権がなくても遠隔制御が可能となり、利用者にとって対
象範囲が拡張される。
【0142】次に、第20実施例について説明する。第
20実施例では、データベースにアクセスしようとする
端末におけるメモリ空き容量に応じて配送依頼サービス
を実行する。
【0143】図21は本発明の第20実施例におけるネ
ットワークシステムを示す。ネットワーク10には、配
送依頼サービスによる情報の送り先となり、端末のメモ
リ空容量の不足時に代用可能な情報蓄積装置30が接続
されている。データベース管理機構16は、ネットワー
ク10に接続されたデータベースに格納された各情報の
格納先の他に、各情報の情報サイズも管理している。
【0144】(1)まず、端末1は、自装置内の情報を
格納するために使用できるメモリの空き量と、アクセス
対象とする情報を示す情報名(情報A)とを示す情報
を、ネットワーク10を介して、データベース管理機構
16に通知する。(2)データベース管理機構16は、
端末1が要求した情報Aの情報サイズと、端末1のメモ
リ空き量を比較し、その結果、端末1のメモリ空き容量
が対象とする情報Aの情報量よりも少ない場合には、ど
のように処理すべきかを端末1に問い合わせる。端末1
は、データベース管理機構16からの問い合わせに対し
て、情報蓄積装置30の一時借り受けと、情報蓄積装置
30に対する情報Aの送信を要求する。(2)データベ
ース管理機構16は、効率的に情報Aを情報蓄積場所3
0へ送信し得るノードを選定し、該当するデータベース
12−1(を管理するサーバ)に対して、情報Aの送信
を要求する制御情報を送信する。すなわち、データベー
ス管理機構16は、本来、端末1が格納すべきであった
情報Aを、情報蓄積場所30において格納しておくよう
に依頼する。(3)データベース管理機構16からの要
求に応じて、データベース12−1から指定された情報
Aが読み出され、情報蓄積装置30に送信される。情報
蓄積装置30に格納された情報Aは、端末1にメモリの
空きができた場合に、端末1からの要求に応じて読み出
すことができる。
【0145】このようにして、メモリ空き容量が足りな
い場合には、情報蓄積装置30に情報Aを格納すること
が可能となり、あたかもネットワーク10そのものを端
末1の空きメモリのように使用することができる。
【0146】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、効
率的な遠隔制御による多者間通信が可能となる。すなわ
ち、(1)利用者は情報の伝送に係わる費用を低く抑え
つつ、遠隔に存在するデータベースから任意の端末等に
対して情報を送信することができ、(2)またネットワ
ークでは必要以上にトラヒックの発生を押さえ、またト
ラヒックの集中を避けることができるために、ネットワ
ークの伝送能力の低下を招かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネットワークシステムの構成を示
す図。
【図2】本発明の第1実施例及び第2実施例におけるネ
ットワークシステムを示す図。
【図3】本発明の第3実施例及び第4実施例におけるネ
ットワークシステムを示す図。
【図4】本発明の第5実施例におけるネットワークシス
テムを示す図。
【図5】本発明の第6実施例におけるネットワークシス
テムを示す図。
【図6】本発明の第8実施例におけるネットワークシス
テムを示す図。
【図7】本発明の第8実施例における比較判定を説明す
るための図。
【図8】本発明の第9実施例におけるネットワークシス
テムを示す図。
【図9】本発明の第10実施例におけるネットワークシ
ステムを示す図。
【図10】本発明の第11実施例における制御手順の一
例を示す図。
【図11】本発明の第11実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図12】本発明の第12実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図13】本発明の第13実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図14】本発明の第14実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図15】本発明の第15実施例における制御手順の一
例を示す図。
【図16】本発明の第16実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図17】本発明の第17実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図18】本発明の第18実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図19】本発明の第18実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図20】本発明の第19実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【図21】本発明の第20実施例におけるネットワーク
システムを示す図。
【符号の説明】
10…ネットワーク、12,12−1,12−2,12
−3,12−4…データベース、14−1,14−2…
基地局、16,16−1,16−2,16−3…データ
ベース管理機構、22…親データベース、30…情報蓄
積装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 農人 克也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 芹澤 睦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリア内のネットワークを介し
    て接続され、所定の端末に対して所定の情報を送信する
    要求を示す配送依頼をネットワークに送信する端末と、 前記ネットワークに接続され、前記配送要求に応じて所
    定の情報を所定の端末に送信可能な複数のデータベース
    装置とを備えたネットワークシステムにおいて、 端末から送信された配送依頼に応じて、前記所定の情報
    を所定の端末に対して最も効率的に送信可能なデータベ
    ース装置を選択し、選択されたデータベース装置に対し
    て前記所定の情報を所定の端末に送信するよう要求する
    データベース管理機構を具備したことを特徴とするネッ
    トワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記データベース管理機構は、最も効率
    的に送信することができるデータベース装置として、前
    記配送依頼に基づいて、前記所定の端末に物理的に最も
    近い、または送信に要する時間が最も短いデータベース
    装置を選択することを特徴とする請求項1記載のネット
    ワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記データベース管理機構は、選択した
    データベース装置から前記特定の情報を前記特定の端末
    に対して送信するために要する費用に基づいてデータベ
    ース装置を選択することを特徴とする請求項1記載のネ
    ットワークシステム。
  4. 【請求項4】 配送依頼を送信する端末は無線端末であ
    り、前記特定の端末は固定端末または固定サーバである
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記複数のデータベース装置は当該装置
    間に共通した情報が蓄積されており、その更新される情
    報が前記複数のデータベース装置に対して同時に送信さ
    れることにより前記共通の情報が更新されることを特徴
    とする請求項1記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記データベース管理機構は、 前記特定の情報の情報形態に応じて、同情報形態の情報
    を取り扱うことが可能な特定の端末に対して、前記特定
    の情報の送信を要求することを特徴とする請求項1記載
    のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記データベース管理機構によって選択
    されたデータベース装置から前記特定の端末に前記特定
    の情報を送信する際に、前記特定の情報を情報圧縮した
    上で送信することを特徴とする請求項1記載のネットワ
    ークシステム。
  8. 【請求項8】 前記データベース管理機構は、前記配送
    要求に応じて所定の端末に送信されるべき所定の情報が
    一定期間毎に更新される毎に、選択されたデータベース
    装置に前記所定の情報の送信を要求することを特徴とす
    る請求項1記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 ネットワークには前記複数の端末が格納
    すべき情報を格納することが可能な情報格納手段が設け
    られ、配送依頼を送信する端末の情報を格納することが
    可能な記憶容量が、前記特定の情報の情報量より少ない
    時に、前記配送依頼に基づいた情報の送信によって、前
    記特定の情報を前記情報格納手段に送信することを特徴
    とする請求項1記載のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 前記配送依頼を送信する端末は、所定
    の情報が送信されるべき所定の端末と異なる端末である
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステ
    ム。
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