JP2003283512A - 情報提供装置、情報受信装置、および情報送受信システム - Google Patents

情報提供装置、情報受信装置、および情報送受信システム

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JP2003283512A
JP2003283512A JP2002085933A JP2002085933A JP2003283512A JP 2003283512 A JP2003283512 A JP 2003283512A JP 2002085933 A JP2002085933 A JP 2002085933A JP 2002085933 A JP2002085933 A JP 2002085933A JP 2003283512 A JP2003283512 A JP 2003283512A
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Toshiki Kitsu
津 俊 樹 岐
Yoshiaki Takahata
畠 由 彰 高
Yuzo Tamada
田 雄 三 玉
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/10Flow control between communication endpoints
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信できる情報量が変動した場合でも、情
報提供者、情報受信者の多様な要望に応えられることが
できる。 【解決手段】 情報提供者の情報を、ネットワークと、
このネットワークに接続され、二つ以上の異なる無線イ
ンタフェースのいずれか一つを持つ複数の中継装置を介
して情報受信者に提供する情報提供装置であって、情報
が格納される情報格納部2bと、情報格納部に格納され
る情報を管理する情報管理部と、情報提供者が情報を情
報受信者に送信する際、異なる無線インタフェースのい
ずれかを選択するための関連情報を記憶する第1の関連
情報記憶部と、情報受信者から情報の送信要求があった
場合に、情報が格納されているか否かを情報管理部に問
い合わせて情報が格納されている場合には情報を情報格
納部から受け取るとともにこの情報に対する関連情報を
第1関連情報記憶部から受け取り、受け取った情報を関
連情報に基づく無線インタフェースを持つ中継装置を介
して送信するように処理する処理部と、を具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供装置、情
報受信装置、および情報送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】不特定多数に対して情報を送受信するシ
ステムには、ワールドワイドウェッブ(World Wide We
b)などがある。近年はネットワーク技術、コンピュー
タ技術の発展により、コンピュータがより高速にネット
ワークを経由して情報を送受信できるようになり、ま
た、ネットワークも有線による接続だけではなく、無線
LAN(Local Area Network)など、様々な媒体を利用
できるようになってきている。
【0003】このコンピュータ技術、ネットワークイン
フラストラクチャなどの進歩により、従来は不可能であ
った動画、音声情報の送受信も可能になってきている。
特に無線媒体の技術の進歩は目覚しく、無線媒体を経由
して動画、音声などの情報量の多い情報を送受信するこ
とも可能になってきており、街中に、ホットスポットと
呼ばれる無線アクセスポイントが設置され、そのアクセ
スポイントに接続して情報を送受信するサービスも普及
してきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、様々な媒体を
利用して、動画、音声などの情報を送受信することは出
来たが、単に情報を送受信するだけで、情報を提供する
側、情報を受信する側の意図は全く考慮されていなかっ
た。
【0005】例えば、リアルネットワークス(Real Net
works)のサービスのように、動画・音声をリアルタイ
ムに配信するサービスは存在するが、これは途切れなく
動画・音声を配信するために、配信サーバと受信側コン
ピュータとの間のトラフィックの混雑度を監視し、混雑
度に依存して動画・音声の情報量を変化させるだけで、
動画・音声の提供者、および受信者の意図とは無関係に
情報量が変化されており、この動画は良いクオリティで
提供したい、受信側は出来るだけ良いクオリティで受信
したい、などということは実現できていない。
【0006】また、情報を受信する側の機器が無線イン
タフェースを使用して情報を受信する場合には、ネット
ワークのトラフィックの混雑度の変動だけではなく、電
波状況の変動の影響も受けることになり、特に単位時間
に受信できる情報量の変動が大きくなって、許容できな
い遅延が生じたり、接続が切断されたりする問題も存在
する。
【0007】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであって、送受信できる情報量が変動した場合でも、
情報提供者、情報受信者の多様な要望に応えられること
が可能な、情報提供装置、情報受信装置、および情報送
受信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
る情報提供装置は、情報提供者の情報を、ネットワーク
と、このネットワークに接続され、二つ以上の異なる無
線インタフェースのいずれか一つを持つ複数の中継装置
を介して情報受信者に提供する情報提供装置において、
前記情報が格納される情報格納部と、前記情報格納部に
格納される情報を管理する情報管理部と、前記情報提供
者が前記情報を前記情報受信者に送信する際、前記異な
る前記無線インタフェースのいずれかを選択するための
関連情報を記憶する第1の関連情報記憶部と、前記情報
受信者から前記情報の送信要求があった場合に、前記情
報が格納されているか否かを前記情報管理部に問い合わ
せて前記情報が格納されている場合には前記情報を前記
情報格納部から受け取るとともにこの情報に対する関連
情報を前記第1関連情報記憶部から受け取り、受け取っ
た前記情報を前記関連情報に基づく前記無線インタフェ
ースを持つ中継装置を介して送信するように処理する処
理部と、を具備したことと特徴とする。
【0009】なお、前記情報受信者が持つ無線インタフ
ェースを確認する確認手段を更に具備し、前記処理部
は、前記情報受信者が送信しようとする前記情報に関連
する前記関連情報が指定する無線インタフェースを具備
している場合にのみこの無線インタフェースを持つ中継
装置を介して送信するように構成しても良い。
【0010】本発明の第2の態様による情報提供装置
は、情報提供者の情報を、ネットワークと、このネット
ワークに接続され、二つ以上の異なる無線インタフェー
スのいずれか一つを持つ複数の中継装置を介して情報受
信者に提供する情報提供装置において、前記情報が格納
される情報格納部と、前記情報格納部に格納される情報
を管理する情報管理部と、前記情報提供者が前記情報を
前記情報受信者に送信する際、前記異なる前記無線イン
タフェースのいずれかを選択するための関連情報を記憶
する第1の関連情報記憶部と、前記情報受信者が、前記
中継装置がカバーする無線エリアに入ったことを検出す
る検出手段と、この無線エリアに関連した前記情報が格
納されているか否かを前記情報管理部に問い合わせて前
記情報が格納されている場合には前記情報を前記情報格
納部から受け取るとともにこの情報に対する関連情報を
前記第1関連情報記憶部から受け取り、受け取った前記
情報を前記関連情報に基づく前記無線インタフェースを
持つ中継装置を介して送信するように処理する処理部
と、を具備したことと特徴とする。
【0011】なお、前記情報受信者が持つ無線インタフ
ェースを確認する確認手段を更に具備し、前記処理部
は、前記情報受信者が送信しようとする前記情報に関連
する前記関連情報が指定する無線インタフェースを具備
している場合にのみこの無線インタフェースを持つ中継
装置を介して送信するように構成しても良い。
【0012】本発明の第3の態様による情報受信装置
は、情報提供者の情報を、ネットワークと、このネット
ワークに接続され、二つ以上の異なる無線インタフェー
スのいずれか一つを持つ複数の中継装置を介して受信す
る情報受信装置において、無線を介して前記中継装置に
接続される、異なる複数の無線インタフェースと、前記
いずれかの無線インタフェースを介して、前記情報提供
者が提供する所望の情報を要求する情報要求手段と、前
記要求した情報を受信する際に、前記いずれかの無線イ
ンタフェースを選択するための関連情報を、前記いずれ
かの無線インタフェースを介して受信する関連情報受信
手段と、前記関連情報に基づく無線インタフェースによ
る通信が可能か否かを判断する受信状況監視部と、前記
受信状況監視部が該無線インタフェースによる通信が可
能と判断した場合に、前記無線インタフェースを介し
て、前記情報を受信する情報受信手段と、を具備したこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の第4の態様による情報送受信シス
テムは、情報提供者の情報を、ネットワークと、このネ
ットワークに接続され、二つ以上の異なる無線インタフ
ェースのいずれか一つを持つ複数の中継装置を介して受
信する情報提供装置およびこの情報を提供する情報提供
装置からなる情報送受信システムにおいて、前記情報提
供装置は、前記情報が格納される情報格納部と、前記情
報格納部に格納される情報を管理する情報管理部と、前
記情報提供者が前記情報を前記情報受信装置に送信する
際、前記異なる前記無線インタフェースのいずれかを選
択するための関連情報を記憶する第1の関連情報記憶部
と、前記情報受信者から前記情報の送信要求があった場
合に、前記情報が格納されているか否かを前記情報管理
部に問い合わせて前記情報が格納されている場合には前
記情報を前記情報格納部から受け取るとともにこの情報
に対する関連情報を前記第1関連情報記憶部から受け取
り、受け取った前記情報を前記関連情報に基づく前記無
線インタフェースを持つ中継装置を介して送信するよう
に処理する処理部と、を具備し、前記情報受信装置は、
無線を介して前記中継装置に接続される異なる複数の無
線インタフェースと、前記いずれかの無線インタフェー
スを介して、前記情報提供者が提供する所望の情報を要
求する情報要求手段と、前記要求した情報を受信する際
に、前記いずれかの無線インタフェースを選択するため
の関連情報を、前記いずれかの無線インタフェースを介
して受信する関連情報受信手段と、前記関連情報に基づ
く無線インタフェースによる通信が可能か否かを判断す
る受信状況監視部と、前記受信状況監視部が該無線イン
タフェースによる通信が可能と判断した場合に、前記無
線インタフェースを介して、前記情報を受信する情報受
信手段と、を具備したことを特徴とする。
【0014】なお、前記情報受信装置は、所望の情報を
受信する際に使用する無線インタフェースを定めた受信
関連情報を記憶する受信関連情報記憶手段とを更に具備
し、前記情報受信手段は、前記情報提供者から受信した
前記関連情報と前記受信関連情報のいずれかに基づく無
線インタフェースを選択して、前記情報を受信するよう
に構成しても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図面を参照
して説明する。
【0016】本発明の実施形態による情報送受信システ
ムの構成を図1に示す。この実施形態の情報送受信シス
テムは、情報提供者が情報を配信するために利用するサ
ーバと、ネットワーク10と、少なくとも一個のアクセ
スポイント(中継装置)21と、情報受信者が持つ情報
受信用機器25とを備えている。
【0017】サーバ2は、情報を格納する機能と、格納
された情報を情報受信者の要求に従って配信する機能
と、情報提供者の意図(関連情報)を記憶する機能を有
している。情報受信用機器25は、複数のネットワーク
インタフェース、例えば802.11ネットワークインタフェ
ース22、Bluetoothインタフェース23を有し、情報
受信者の意図(関連情報)を記憶する機能を備えてい
る。アクセスポイント21は、ネットワーク10を介し
てサーバ2と通信を行うとともに、802.11、Bluetooth
などの複数のネットワークインタフェースを持ち、情報
受信者と情報受信用機器25を介して通信を行ない、情
報提供者、情報受信者の意図(関連情報)を反映する機
能と、各ネットワークインタフェースに接続されている
情報受信者が持つ機器の数をリアルタイムに把握する機
能を有している。
【0018】本実施形態では、情報提供者は動画、音声
など、連続性のある情報をストリーム配信するものとし
て説明する。この場合、情報提供者の意図(関連情報)
としては、動画、音声の質が考えられる。すなわち、良
い質で情報を提供したい意図(関連情報)がある場合に
は、情報量が多くなり、そうでない場合は、少ない情報
量で良いことになる。
【0019】まず、本実施形態の情報送受信システムに
係るサーバ2に関して説明する。本実施形態におけるサ
ーバ2の構成を図2に示す。図2に示すように、サーバ
2は、情報管理部2aと、情報格納部2bと、意図記憶
部(関連情報記憶部)2cと、要求処理部2dとを備え
ている。
【0020】情報提供者は、動画、音声などの情報をサ
ーバ2の情報格納部2bに格納、蓄積する。情報格納部
2bは、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ
などを用いることが出来る。サーバ2が格納する情報に
は、一意に識別できる識別子が付加され、情報管理部2
aが識別子と、サーバ2内のどの場所にその情報が格納
されているかを管理する。情報管理部2aが管理する情
報の例を図3に示す。図3に示すように、情報管理部2
aによって管理される情報は、情報名と、識別子(I
D)と、格納されている場所とを有している。
【0021】情報提供者が情報をサーバ2内の情報格納
部2bに格納する時のフローチャートを図4に示す。ま
ず、図4のステップS1に示すように、情報提供者は、
要求処理部2dに対して格納要求を出す。すると、図4
のステップS2に示すように、要求処理部2dが情報管
理部2aに情報の格納を要求する。その後、図4のステ
ップS3、S4に示すように、情報管理部2aは情報格
納部2bに十分な空きかあるか否かを調べさせる。空き
がない場合は、ステップS5に示すように、情報管理部
2aは要求処理部2dに格納要求が失敗したことを伝え
る。空きがある場合にはステップS6に示すように、情
報管理部2aは識別子と情報の格納場所を割り当てて、
情報を格納する。その後、ステップS7に示すように、
情報管理部2aは、要求処理部2dに格納が成功したこ
とを伝える。
【0022】また、情報を格納する際には、サーバ2内
の意図(関連情報)記憶部2cに、それぞれの情報に対
し、情報提供者の意図(関連情報)を記録する。情報提
供者が特に意図(関連情報)を持たない場合、意図(関
連情報)記憶部2cには情報に対する意図(関連情報)
は記録されない。
【0023】図5にサーバ内の意図(関連情報)記憶部
2cが保持する情報の例を示す。情報に付けられた識別
子に対応して、情報提供者の意図(関連情報)が記録さ
れる。情報Aに対しては、highなる意図(関連情報)が
付加されているが、これはこの情報を良い質で提供した
い、という情報提供者の意図(関連情報)を示してい
る。また情報Bに対しては、何も意図(関連情報)が付
加されていないが、これはこの情報に関しては、情報提
供者は特別な意図(関連情報)を持たないことを示して
いる。本実施形態の情報送受信システムにおいては、情
報を良い質で提供したい 「high」という意図(関連情
報)がある場合には、802.11ネットワークインタフェー
ス22経由で機器に配信したい意図(関連情報)を意味
し、情報の質は悪くても良い 「low」という意図(関連
情報)がある場合には、Bluetoothネットワークインタ
フェース23経由で情報受信用機器25に配信したい意
図(関連情報)を意味する。意図(関連情報)が書かれ
ていない場合には、802.11、Bluetoothのどちらのネッ
トワークインタフェースを経由して配信しても構わない
意図(関連情報)を意味する。
【0024】また、意図(関連情報)記憶部2cは、情
報送受信システム内の1台以上のアクセスポイント21
に対し、情報の質を重視する、もしくは情報の質は悪く
ても良い意図(関連情報)を伝え、意図(関連情報)を
伝えられたアクセスポイント21は、その意図(関連情
報)に従って、接続する情報受信用機器25を802.11イ
ンタフェース22、Bluetoothインタフェース23のい
ずれかに優先して接続させるようにしても良い。
【0025】情報受信者からの要求を受けたときのサー
バ2の動作を図7に示すフローチャートを参照して説明
する。まず、図7のステップS11に示すように、サー
バ2は情報受信者からの要求を待つ状態にある。情報受
信者からアクセスポイント21経由で要求が来た場合に
は、要求処理部2dが情報管理部2aに情報の有無を問
い合わせる(ステップS12、S13参照)。情報が格
納されている場合には、ステップS15に進み、要求処
理部2dが情報管理部2aから情報に付加された識別子
と、格納されている場所を受け取る。
【0026】そして、ステップS16に示すように、要
求処理部2dは受け取った識別子を基に、意図(関連情
報)記憶部2cに情報提供者の意図(関連情報)を問い
合わせる。すると、ステップS17に示すように、意図
(関連情報)記憶部2cは、識別子に対応する意図(関
連情報)を要求処理部2dに返す。ステップS18に示
すように、要求処理部2は意図(関連情報)記憶部2c
から受け取った提供者の意図(関連情報)とともに、情
報を要求が経由されてきたアクセスポイント21にスト
リーム配信する。意図(関連情報)と情報の配信は、図
5(a)に示すように、情報の先頭などに意図(関連情
報)を付加する形で配信しても良いし、図5(b)に示
すように、意図(関連情報)の中に関連する情報を示す
情報を付加し、別々に配信しても良い。
【0027】なお、ステップS13において、要求に対
する情報がなかった場合には、情報管理部2aは要求処
理部2dに情報がなかった旨の返答をする(ステップS
14参照)。すると、要求処理部2dは、情報がなかっ
たことをアクセスポイント21経由で情報受信者に伝え
る。その際、単に情報がなかった、という情報のみを伝
えても良いし、情報はなかったが、要求に関連する情報
があることを伝えても良いし、情報がなかったことと同
時に、全く関係ない情報を伝えても良い。最後の例は、
例えば広告のようなものを配信するケースが考えられ
る。
【0028】次に情報受信者が持つ情報受信用機器25
について説明する。
【0029】情報受信者が持つ情報受信用機器25は、
一つもしくは複数のネットワークインタフェースを備え
る。複数のネットワークインタフェースを備える時は、
例えば802.11ネットワークインタフェースとBluetooth
ネットワークインタフェースのように、速度、ネットワ
ークインタフェースとしての性質などが異なるものを備
えていることが望ましいが、同じネットワークインタフ
ェースを複数備えていても良い。本実施形態では、情報
受信者が持つ情報受信用機器25は、802.11ネットワー
クインタフェース22とBluetoothネットワークインタ
フェース23を備えているものとする。
【0030】本実施形態において、情報受信者が持つ情
報受信用機器25の構成を図8に示す。本実施形態にお
いて、情報受信者が持つ機器は、ネットワークインタフ
ェースとして802.11ネットワークインタフェース22と
Bluetoothネットワークインタフェース23を備えてい
る。情報受信用機器25は、どのネットワークインタフ
ェースを使用するかを選択するネットワークインタフェ
ース選択部25a、情報受信者の意図(関連情報)を記
憶する意図(関連情報)記憶部25b、情報受信可能な
状態かどうかを監視する受信状況監視部25c、情報受
信者とのユーザインタフェースを実現するユーザインタ
フェース部25dとを備えている。なお、情報受信用機
器25が複数のネットワークインタフェースを備えてい
る場合には、それを情報受信者にユーザインタフェース
部25dを通じて明示的に伝えても良いし、伝えなくて
も良い。また、複数のネットワークインタフェースが存
在する時に、どのネットワークインタフェースを使用し
て情報の送受信を行うかは、ネットワークインタフェー
ス選択部25aが状況に応じて選択しても良いし、情報
受信者が明示的にネットワークインタフェースを選択し
ても良い。
【0031】受信状況監視部25cは、ネットワークイ
ンタフェースに対し、定期的、もしくは不定期的に、近
傍に接続可能なアクセスポイント21がないか問い合わ
せを行わせる機能と、その問い合わせの結果、接続可能
なアクセスポイント21が発見された時に、それをネッ
トワークインタフェース選択部25aに通知する機能
と、情報受信用機器25がアクセスポイント21に接続
されている時に、情報受信用機器25を持ち歩いている
場合など、情報受信用機器25がアクセスポイント21
の近傍から離れて行くときに、接続が切断されそうなこ
とを通知する機能と、アクセスポイント21の圏外に出
てしまった結果、接続が切断されたことを通知する機能
を備えている。
【0032】ネットワークインタフェース選択部25a
は、情報受信用機器25の近傍にアクセスポイント21
が発見されたときに、受信状況監視部25cから通知を
受け、この場合に、アクセスポイント21経由でサーバ
2から送信される情報提供者の意図(関連情報)または
意図(関連情報)記憶部25bに記憶された情報受信者
の意図(関連情報)に基づいて、指定されたネットワー
クインタフェースを選択して使用してアクセスポイント
21に接続する機能と、ユーザインタフェース部25d
に、情報が受信可能になったことを通知する機能を備え
ている。なお、意図(関連情報)記憶部25bに記憶さ
れた情報受信者の意図(関連情報)に基づいて、指定さ
れたネットワークインタフェースを選択して使用してア
クセスポイント21に接続するように構成しても良い。
【0033】意図(関連情報)記憶部25bは、情報受
信者の意図(関連情報)をユーザインタフェース部25
dを介して受け取り、格納する機能を備えている。情報
受信者の意図(関連情報)としては、情報量、情報を得
る速度、情報を受信したくない場合に受信拒否を指定す
る機能などがある。図9に意図(関連情報)記憶部25
bが記憶する意図(関連情報)の例を示す。意図(関連
情報)記憶部25bによって記憶される意図(関連情
報)は、図9に示すように、例えば、情報量、伝送速度
等である。
【0034】なお、情報受信者は、特に意図(関連情
報)がない場合には、意図(関連情報)記憶部25bに
意図(関連情報)を記憶させなくても良い。意図(関連
情報)を変えたい場合には、ユーザインタフェース部2
5d経由で、新しい意図(関連情報)を上書き記憶させ
ても良い。また、意図(関連情報)記憶部25bには、
記憶させている意図(関連情報)を消去する機能を持た
せても良い。この場合、情報受信者はユーザインタフェ
ース部25d経由で記憶させた意図(関連情報)を消去
することもできる。
【0035】また、意図(関連情報)記憶部25bに
は、ネットワークインタフェースを選択するための情報
だけでなく、情報受信者の好みなど、プロファイルを記
憶させ、それに基づいて受信する情報を意図(関連情
報)記憶部25bが決定するようにしても良い。
【0036】ユーザインタフェース部25dは、情報受
信者とのインタフェースを司る部分であり、情報の送受
信の可能、不可能を情報受信者に通知する機能、配信さ
れてきた動画を表示する機能、配信されてきた音声を再
生する機能、受信したい情報をサーバ2に配信するよう
要求する機能、動画、音声の配信の中止、中断、再開を
サーバに要求する機能、情報受信者が意図(関連情報)
などを入力する機能を備えている。
【0037】動画を表示する機能は、配信されてきた動
画をハードウェア、もしくはソフトウェア処理により、
表示可能な形式に変換し、液晶ディスプレイ、有機ELデ
ィスプレイなどに表示することで実現することができ
る。
【0038】音声を再生する機能は、同様に配信されて
きた音声をハードウェア、もしくはソフトウェア処理に
より、再生可能な形式に変換し、スピーカー、ヘッドホ
ン、ヘッドセットなどを用いて実現することができる。
【0039】情報受信者の入力は、キーボード、マウ
ス、ヘッドセット、マイクなどを使った音声入力などで
実現できる。音声入力の場合、音声認識は、機器に組み
込んだハードウェア、もしくはソフトウェアにより実現
しても良いし、音声をアクセスポイント、サーバ2など
に送信して、アクセスポイント21側、サーバ2側で認
識するようにしても良い。
【0040】なお、情報の送受信が可能になった時に、
ネットワークインタフェース選択部25aから通知が来
るが、それを情報受信者に通知せず、直接情報を受信す
るようにしても良い。また、複数種類の情報を受信可能
な場合には、情報受信者に受信可能な情報の種類を提示
しても良いし、情報受信者の好みなどを記憶したプロフ
ァイルを利用して、複数種類の情報からプロファイルの
内容に最も近い情報を直接受信するようにしても良い。
【0041】図10、図11に、本実施形態において、
情報受信者が持つ情報受信用機器25の基本的な動作の
フローチャートを示す。なお、この例においては、情報
提供者の意図(関連情報)と、情報受信者の意図(関連
情報)が一致しているものとして説明する。
【0042】まず、図10のステップS21、S22に
示すように、情報受信用機器25内の受信状況監視部2
5cが、情報受信用機器25の近傍にアクセスポイント
21が存在するか否かを調べる。情報受信用機器25が
接続可能なアクセスポイント21の無線到達圏内に達す
ると、受信状況監視部25cが情報の送受信が可能にな
ったことを検出し、ネットワークインタフェース選択部
25aに通知する(ステップS23参照)。ネットワー
クインタフェース選択部25aは、意図(関連情報)記
憶部25bに記憶されている情報受信者の意図(関連情
報)を読み出し(ステップS24参照)、この読み出さ
れた意図(関連情報)に従ってネットワークインタフェ
ースを選択するとともに、ユーザインタフェース部を介
して情報受信者に情報の送受信が可能になったことを通
知する。本実施形態では、情報受信者の意図(関連情
報)が情報量、もしくは情報を得る速度を重視している
場合には 802.11ネットワークインタフェース22を、
それ以外の場合は Bluetoothネットワークインタフェー
ス23を選択する(ステップS25、S26、S27、
S28参照)。また、情報受信者の意図(関連情報)が
少ない情報量、もしくは遅い速度を重視している場合に
は、Bluetoothネットワークインタフェース23を選択
する(ステップS25、S26、S27、S28参
照)。
【0043】情報の送受信が可能になった時には(図1
1のステップS29参照)、ユーザインタフェース部2
5dは、情報受信者にその旨を文字、画像、音声などの
手段を使って知らせる(図11のステップS30参
照)。情報受信者が受信したい情報を選択した時には
(ステップS31参照)、ユーザインタフェース部25
dは、その情報を配信するよう、ネットワークインタフ
ェース選択部25aが選択したネットワークインタフェ
ース経由で、サーバ2に要求を送信し(ステップS32
参照)、要求を受信したサーバが情報の配信を開始し、
これにより、配信された情報が情報受信用機器25に表
示される(図11のステップS32参照)。その後、ス
テップS21に戻る。
【0044】上記動作説明においては、情報提供者と情
報受信者の意図(関連情報)が一致している場合につい
て説明したが、食い違っている場合が存在する。この場
合、情報提供者の意図(関連情報)が情報量を重視して
いるときは、ネットワークインタフェース選択部25a
は802.11ネットワークインタフェース22を使用して、
アクセスポイント21に接続する。情報受信用機器25
がBluetoothネットワークインタフェース23に接続し
ている場合には、一旦接続を切って、802.11ネットワー
クインタフェース22に接続する。
【0045】情報提供者が特に意図(関連情報)を持っ
ていない、もしくは少ない情報量を意図(関連情報)し
ているときには、ネットワークインタフェース選択部2
5aはBluetoothネットワークインタフェース23を選
択する。
【0046】上記説明では、情報提供者の意図(関連情
報)を優先したが、その逆に情報受信者の意図(受信関
連情報)を優先しても良い。この場合、情報提供者の意
図(関連情報)に関係なく、情報受信者が情報量、もし
くは情報を得る速度を意図している場合には、ネットワ
ークインタフェース選択部25aは802.11ネットワーク
インタフェース22を選択し、情報受信者が少ない情報
量、もしくは遅い速度、もしくは意図(関連情報)を持
っていない場合には、ネットワークインタフェース選択
部25aはBluetoothネットワークインタフェース23
を選択する。
【0047】また、アクセスポイント21に接続可能な
機器の数には上限があるが、情報提供者、もしくは情報
受信者が802.11ネットワークインタフェース22による
接続を意図していても、既に接続可能な機器の数の上限
に達しており、接続できない場合が存在する。この場
合、ネットワークインタフェース選択部25aは802.11
ネットワークインタフェース22の代わりにBluetooth
ネットワークインタフェース23を選択し、アクセスポ
イント21に接続しても良いし、802.11ネットワークイ
ンタフェース23が利用できない旨をユーザインタフェ
ース選択部25a経由で情報受信者に通知し、Bluetoot
hネットワークインタフェース23を用いた接続を行わ
なくても良い。
【0048】最後に、本実施形態に係るアクセスポイン
ト21の構成を、図12を参照して説明する。図12
は、本実施形態に係るアクセスポイント21の構成を示
す図である。本実施形態においては、アクセスポイント
21は、図12に示すように、802.11ネットワークイン
タフェース22、Bluetoothネットワークインタフェー
ス23、イーサネット(登録商標)インタフェースを1
つずつ、もしくは各々複数備えているものとする。イー
サネット(登録商標)インタフェースは、本実施形態で
は、サーバ2との通信に使用するが、サーバとアクセス
ポイントを結ぶネットワークはイーサネット(登録商
標)だけではなく、IEEE1394、ATM、無線ネットワー
ク、有線電話や携帯電話で使用されている公衆網などで
も良い。
【0049】本実施形態におけるアクセスポイント21
は、情報提供者の意図(関連情報)を反映してアクセス
ポイント21のどのネットワークインタフェースを選択
するかを決定する機能を持つネットワークインタフェー
ス決定部21a、接続可能な機器の数の上限を動的に変
更し、ネットワークの帯域を確保したり、意図(関連情
報)を反映したインタフェースに接続させる機能を持つ
接続制御部21b、サーバ2から配信されてくる動画、
音声などを情報受信用機器25にストリーム配信する機
能を持つストリーム配信部21c、どのネットワークイ
ンタフェースに情報受信用機器25がいくつ接続されて
いるかを把握する機能を持つ接続状況監視部21dを備
えるように構成されている。
【0050】図13,図14に、情報受信用機器25が
アクセスポイント21に接続する時のアクセスポイント
21における処理のフローチャートを示す。
【0051】情報受信用機器25から接続要求が来た場
合に、接続制御部21bは、接続要求先のネットワーク
インタフェースに既に接続されている機器の数を調べ
(図13のステップS41、S42参照)、空きがある
場合には、接続させるとともに、接続状況監視部21d
に接続したことを通知する(図13のステップS43、
S45参照)。なお、空きがない場合には、接続制御部
21bは接続不可の応答を情報受信用機器25に返して
ステップS41に戻る。
【0052】その後、機器から情報の配信要求が送信さ
れてきた時には、イーサネット(登録商標)を通じて要
求をサーバ2に転送する(図13のステップS46参
照)。その後、サーバ2から情報提供者の意図(関連情
報)とともに情報が配信されてきた時に、上記情報がス
トリーム配信部21cに、上記意図(関連情報)がイン
タフェース決定部21aに渡される(図13のステップ
S47参照)。
【0053】次に、図13のステップS48に示すよう
に、情報受信用機器25の接続しているインタフェース
が意図(関連情報)と一致しているか否かがインタフェ
ース決定部21aが調べる。一致しているときには、後
述の図14に示すステップS51に進む。情報受信用機
器25が情報提供者の意図(関連情報)と違うインタフ
ェースに接続している時には、図14のステップS49
に示すように、インタフェース決定部21aが情報受信
用機器25との接続を切断することを接続制御部21b
に指示する。そして、図14のステップS49に示すよ
うに、接続制御部21bが情報受信用機器25とネゴシ
エーションして一旦接続を切断し、切断したことを接続
状況監視部21dに通知する。その後、図14のステッ
プS50に示すように、インタフェース決定部21aが
接続制御部21bに他のネットワークインタフェースと
の再接続を指示する。すると、ステップS51に示すよ
うに、接続制御部21bが接続状況監視部21dに空き
状況を問い合わせる。空きがある場合は、情報受信用機
器25を接続させ、接続状況監視部21dに通知する
(ステップS52、ステップS53参照)。その後、図
13に示すステップS41に戻る。
【0054】なお、ステップS52において、他のネッ
トワークインタフェースに空きが無い場合には、ステッ
プS53に示すように、接続できないことを情報受信用
機器25に通知し、ステップS41に戻っても良い。ま
た、アクセスポイント21は接続を強制的に切断するこ
とにより、接続を拒否しても良いし、そのままネットワ
ークインタフェースを変更すること無く接続させ、情報
を配信しても良い。
【0055】また、接続制御部21bは、接続可能な上
限値より少ない数の情報受信用機器25が接続された状
態において、新たに情報受信用機器25が接続要求を出
してきた時に、既にインタフェースに空きが無い、と応
答を返し、数台分の機器が接続できるようリザーブして
おいても良い。この場合、後にもう一方のインタフェー
スに新たに機器が接続要求を出して接続し、情報の配信
要求を出した時に、情報提供者の意図(関連情報)と異
なるインタフェースに接続されている場合に、一旦接続
を切って、リザーブしてあるインタフェース側に再接続
させることが可能となり、情報提供者の意図(関連情
報)を反映することが可能となる。
【0056】アクセスポイント21と情報受信用機器2
5との間の接続状態は切断されることがあるが、接続状
況監視部21dが、アクセスポイント21の各インタフ
ェースに接続されている機器を定期的、もしくは不定期
的に調べ、接続が切断されている機器が発見された場合
には、接続制御部21bに、その旨を伝える。
【0057】上記実施形態では、アクセスポイント21
は情報提供者の意図(関連情報)を優先して情報受信用
機器25を接続するが、逆に情報受信者の意図(関連情
報)を優先するようにしても良い。この場合は、単に接
続制御部21bはアクセスポイント21の各インタフェ
ースに接続されている情報受信用機器25の数を管理し
ており、情報受信者からの接続要求にしたがって、空き
があれば接続させ、空きが無ければその旨を情報受信用
機器25に伝える。なお、情報受信者の意図するネット
ワークインタフェースに空きが無い場合が考えられる
が、接続制御部21bは、接続可能な空きの存在するイ
ンタフェースがあるかどうかを調べ、空きがあればそち
らに接続させるようにしても良い。
【0058】また、上記実施形態では、アクセスポイン
ト21はネットワークインタフェースとして802.11とBl
uetoothの両方を備えていたが、802.11のみを備えたア
クセスポイントと、Bluetoothのみを備えたアクセスポ
イントを1台、もしくは複数台、近い場所に固めて設置
しても良い。
【0059】なお、情報提供者側の意図(関連情報)を
情報受信者側に伝えるには、まず (1)情報提供者側(サーバ側)の意図(関連情報)
を、情報受信者に提示する画面に埋め込む。例えば、表
示部の画面の中に −Bluetoothの規格 −Bluetoothの製品例 −Bluetoothとは? などの選択ボタンが付いていて、ユーザが選択できたと
する。これらのそれぞれのデータは、規格=テキスト、
製品例=静止画、とは?=動画、であった場合、サーバ
側が、それぞれのボタンに、規格=Low、製品例=Middl
e、とは?=High、という意図(関連情報)を埋め込ん
でおく。
【0060】(2)情報受信者が「Bluetoothの規格」
のボタンを押した場合には、端末(情報受信用機器2
5)はサーバ2の意図(関連情報)がLowであることを
認識して、情報の要求を送るインタフェースとしてBlue
toothを選択する。情報受信者が「Bluetooth とは?」
のボタンを押した場合には、端末25はサーバ2の意図
(関連情報)がHighであると認識して、情報の要求を送
るインタフェースとして802.11ネットワークインタフェ
ースを選択する。サーバの意図(関連情報)が製品例=
Middleの場合には、端末25がインタフェースの状況を
監視して、Bluetoothネットワークインタフェースから
要求を送出するか、802.11ネットワークインタフェース
から送出するかを選択する。
【0061】(3)上記のような選択を端末側が行える
ように、サーバ2と端末25の間は一つ一つの要求が一
つのセッションとして完結するように動作する。つま
り、一つの要求毎に経路を選択してセッションを確立し
てからデータを送出する。
【0062】以上述べたように、本実施形態によれば、
サーバ2、アクセスポイント21、情報受信者の所持す
る情報受信用機器25に、複数の性質の異なる無線イン
タフェース等を搭載し、情報提供者、情報受信者の意図
(関連情報)を反映する機能をサーバ、アクセスポイン
ト、機器に備えることにより、情報提供者、情報受信者
の多様な好みに応えることができる。
【0063】例えば、情報提供者は、提供したい情報の
質と量(ストリーミングコンテンツなら、画質/音質の良
いもの = ビットレートの高いものから、情報が伝わる
最低限の画質/音質のもの = ビットレートの低いものま
で)を情報に対して意図(関連情報)を関連づけること
で、所望の形態の情報を提供することが可能となる。
【0064】情報受信者は、場所、時間などにより、受
信したい情報量、速度を決めることができる。詳細な情
報、通常の情報、簡略な情報、などが情報量であり、速
度は、速く情報を得たいか、遅くても良いか、である。
これにより、情報受信者の所望の形態の情報を受信する
ことが可能となる。
【0065】サーバ2側に用意する情報への優先順位付
けと、アクセスポイント21でのネットワークインタフ
ェース毎の機器接続数の上限の設定により、情報提供者
の意図(関連情報)を反映できる。質の良いコンテンツ
を提供したい、という意図(関連情報)がある場合は、
アクセスポイント21にて、Bluetoothネットワークイ
ンタフェース23の接続数の上限を低く設定することに
より、情報受信用機器25は802.11ネットワークインタ
フェース22の方に接続することになり、情報提供者の
意図(関連情報)が実現できる。
【0066】また、上記実施形態においては、802.11ネ
ットワークインタフェース22とBluetoothネットワー
クインタフェース23とは、情報量や伝送速度等に基づ
いて選択されたが、消費電力の大小や料金等に基づいて
選択するようにしても良い。例えば、情報受信用機器2
5の消費電力が大きくても良い場合や料金が高くても良
い場合は、802.11ネットワークインタフェース22を選
択し、小さい方が良い場合や料金が低い方が良い場合
は、Bluetoothネットワークインタフェース選択するよ
うにしても良い。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、送
受信できる情報量が変動した場合でも、情報提供者、情
報受信者の多様な要望に応えられることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による情報送受信システム
の構成を示すブロック図。
【図2】実施形態に係るサーバの構成を示すブロック
図。
【図3】図2に示すサーバ内の情報管理部に管理される
情報の例を示す図。
【図4】情報をサーバに格納するときの処理手順を示す
フローチャート。
【図5】図2に示すサーバ内の意図(関連情報)記憶部
に記憶される情報の例を示す図。
【図6】配信される情報の例を示す図。
【図7】サーバの動作を説明するフローチャート。
【図8】実施形態に係る情報受信用機器の構成を示すブ
ロック図。
【図9】意図(関連情報)記憶部に記憶される意図(関
連情報)の例を示す図。
【図10】情報受信用機器の動作を示すフローチャー
ト。
【図11】情報受信用機器の動作を示すフローチャー
ト。
【図12】実施形態に係るアクセスポイントの構成を示
すブロック図。
【図13】アクセスポイントの接続時の動作を示すフロ
ーチャート。
【図14】アクセスポイントの接続時の動作を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
2 サーバ 2a 情報管理部 2b 情報格納部 2c 意図(関連情報)記憶部 2d 要求管理部 10 ネットワーク 21 アクセスポイント 21a インタフェース決定部 21b 接続制御部 21c ストリーム配信部 21d 接続状況監視部 22 802.11ネットワークインタフェース 23 Bluetoothネットワークインタフェース 25 情報受信用機器 25a ネットワークインタフェース選択部 25b 意図(関連情報)記憶部 25c 受信状況監視部 25d ユーザインタフェース
フロントページの続き (72)発明者 玉 田 雄 三 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5C064 BA01 BB05 BC18 BC25 BD02 BD05 BD08 5K033 DA19 DB12 DB16 DB18 EA06 EA07 5K067 AA21 BB21 DD51 EE04 EE10 EE16 EE35 FF02 FF17 HH23 KK03 KK15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報提供者の情報を、ネットワークと、こ
    のネットワークに接続され、二つ以上の異なる無線イン
    タフェースのいずれか一つを持つ複数の中継装置を介し
    て情報受信者に提供する情報提供装置において、 前記情報が格納される情報格納部と、 前記情報格納部に格納される情報を管理する情報管理部
    と、 前記情報提供者が前記情報を前記情報受信者に送信する
    際、前記異なる前記無線インタフェースのいずれかを選
    択するための関連情報を記憶する第1の関連情報記憶部
    と、 前記情報受信者から前記情報の送信要求があった場合
    に、前記情報が格納されているか否かを前記情報管理部
    に問い合わせて前記情報が格納されている場合には前記
    情報を前記情報格納部から受け取るとともにこの情報に
    対する関連情報を前記第1関連情報記憶部から受け取
    り、受け取った前記情報を前記関連情報に基づく前記無
    線インタフェースを持つ中継装置を介して送信するよう
    に処理する処理部と、 を具備したことと特徴とする情報提供装置。
  2. 【請求項2】前記情報受信者が持つ無線インタフェース
    を確認する確認手段を更に具備し、 前記処理部は、前記情報受信者が送信しようとする前記
    情報に関連する前記関連情報が指定する無線インタフェ
    ースを具備している場合にのみこの無線インタフェース
    を持つ中継装置を介して送信することを特徴とした請求
    項1記載の情報提供装置。
  3. 【請求項3】情報提供者の情報を、ネットワークと、こ
    のネットワークに接続され、二つ以上の異なる無線イン
    タフェースのいずれか一つを持つ複数の中継装置を介し
    て情報受信者に提供する情報提供装置において、 前記情報が格納される情報格納部と、 前記情報格納部に格納される情報を管理する情報管理部
    と、 前記情報提供者が前記情報を前記情報受信者に送信する
    際、前記異なる前記無線インタフェースのいずれかを選
    択するための関連情報を記憶する第1の関連情報記憶部
    と、 前記情報受信者が、前記中継装置がカバーする無線エリ
    アに入ったことを検出する検出手段と、 この無線エリアに関連した前記情報が格納されているか
    否かを前記情報管理部に問い合わせて前記情報が格納さ
    れている場合には前記情報を前記情報格納部から受け取
    るとともにこの情報に対する関連情報を前記第1関連情
    報記憶部から受け取り、受け取った前記情報を前記関連
    情報に基づく前記無線インタフェースを持つ中継装置を
    介して送信するように処理する処理部と、 を具備したことと特徴とする情報提供装置。
  4. 【請求項4】前記情報受信者が持つ無線インタフェース
    を確認する確認手段を更に具備し、 前記処理部は、前記情報受信者が送信しようとする前記
    情報に関連する前記関連情報が指定する無線インタフェ
    ースを具備している場合にのみこの無線インタフェース
    を持つ中継装置を介して送信することを特徴とした請求
    項3記載の情報提供装置。
  5. 【請求項5】情報提供者の情報を、ネットワークと、こ
    のネットワークに接続され、二つ以上の異なる無線イン
    タフェースのいずれか一つを持つ複数の中継装置を介し
    て受信する情報受信装置において、 無線を介して前記中継装置に接続される、異なる複数の
    無線インタフェースと、 前記いずれかの無線インタフェースを介して、前記情報
    提供者が提供する所望の情報を要求する情報要求手段
    と、 前記要求した情報を受信する際に、前記いずれかの無線
    インタフェースを選択するための関連情報を、前記いず
    れかの無線インタフェースを介して受信する関連情報受
    信手段と、 前記関連情報に基づく無線インタフェースによる通信が
    可能か否かを判断する受信状況監視部と、 前記受信状況監視部が該無線インタフェースによる通信
    が可能と判断した場合に、前記無線インタフェースを介
    して、前記情報を受信する情報受信手段と、を具備した
    ことを特徴とする情報受信装置。
  6. 【請求項6】情報提供者の情報を、ネットワークと、こ
    のネットワークに接続され、二つ以上の異なる無線イン
    タフェースのいずれか一つを持つ複数の中継装置を介し
    て受信する情報提供装置およびこの情報を提供する情報
    提供装置からなる情報送受信システムにおいて、 前記情報提供装置は、 前記情報が格納される情報格納部と、 前記情報格納部に格納される情報を管理する情報管理部
    と、 前記情報提供者が前記情報を前記情報受信装置に送信す
    る際、前記異なる前記無線インタフェースのいずれかを
    選択するための関連情報を記憶する第1の関連情報記憶
    部と、 前記情報受信者から前記情報の送信要求があった場合
    に、前記情報が格納されているか否かを前記情報管理部
    に問い合わせて前記情報が格納されている場合には前記
    情報を前記情報格納部から受け取るとともにこの情報に
    対する関連情報を前記第1関連情報記憶部から受け取
    り、受け取った前記情報を前記関連情報に基づく前記無
    線インタフェースを持つ中継装置を介して送信するよう
    に処理する処理部と、 を具備し、 前記情報受信装置は、 無線を介して前記中継装置に接続される、異なる複数の
    無線インタフェースと、 前記いずれかの無線インタフェースを介して、前記情報
    提供者が提供する所望の情報を要求する情報要求手段
    と、 前記要求した情報を受信する際に、前記いずれかの無線
    インタフェースを選択するための関連情報を、前記いず
    れかの無線インタフェースを介して受信する関連情報受
    信手段と、 前記関連情報に基づく無線インタフェースによる通信が
    可能か否かを判断する受信状況監視部と、 前記受信状況監視部が該無線インタフェースによる通信
    が可能と判断した場合に、前記無線インタフェースを介
    して、前記情報を受信する情報受信手段と、 を具備したことを特徴とする情報送受信システム。
  7. 【請求項7】前記情報受信装置は、 所望の情報を受信する際に使用する無線インタフェース
    を定めた受信関連情報を記憶する受信関連情報記憶手段
    とを更に具備し、 前記情報受信手段は、前記情報提供者から受信した前記
    関連情報と前記受信関連情報のいずれかに基づく無線イ
    ンタフェースを選択して、前記情報を受信することを特
    徴とする請求項6記載の情報送受信システム。
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