JP4848727B2 - 映像配信システム、映像配信方法および映像同期共有装置 - Google Patents

映像配信システム、映像配信方法および映像同期共有装置 Download PDF

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本発明は、映像配信システム、映像配信方法および映像同期共有装置に係り、特に、端末同士で同じ映像を同時再生することが可能な映像配信システム、映像配信方法および映像同期共有装置に係る。
ADSL(asymmetric digital subscriber line)、光ファイバー等によるブロードバンドでのインターネット接続サービスの普及によってブロードバンドネットワークを利用したビデオオンデマンド(以下、VODという)サービスのような蓄積された映像や音声を利用者側コンピュータに配信するサービスが始まり、利用者はレンタルビデオ店やCDショップに行くことなく居ながらにして好きな映画や音楽を楽しむことができるようになった。このようなVODなどによる映像配信では、ユーザが映像配信サーバに対して個々に配信要求を行い、配信を受けるのが一般的である。
一方、複数のメンバーが、共通した映像の配信を受けて再生すると共に、各メンバー間で、その共通の映像に基づいて音声や文字によるコミュニケーションを楽しむことができるシステムが考えられている。このようなシステムでは、複数のメンバーがお互いに同じ場面を共有しながらコミュニケーションを行うために、再生映像の同時性が重要となる。このため、情報の送信あるいは受信を行う各装置の時計の時刻を統一的に管理し、IP(internet protocol)マルチキャスト技術を用いて、共通の映像データを複数のメンバーにリアルタイムで配信し、映像データを含むパケットの、配信から到着までの時間を各端末装置毎に算出し、算出結果を相互に比較して最大の遅延時間を検出し、この最大遅延時間が経過するまで、各メンバーのIP端末装置における映像再生を待たせることにより、各メンバー間で映像の同時再生を可能とするシステムが知られている(特許文献1参照)。
また、関連する技術として、ストリーミング方式の番組配信において、受信者が番組の受信を中断した後に、その中断箇所から受信を再開することが可能な映像配信システムが知られている(特許文献2参照)。
特開2003-235027号公報 特開2003-163918号公報
ところで、特許文献1の映像配信システムは、各端末が共有する映像データを、映像配信サーバからIPマルチキャストによって各端末に配送している。しかしながら、IPマルチキャストに対応するには、ネットワークに対応のプロトコルが必要であって、ほとんどのネットワークでは、単純な汎用性のあるユニキャストのみをサポートし、マルチキャストに対応していない。このため、従来から存在する映像配信サーバでは、一つの端末から指定された映像を指定された経過時間から配信する、いわゆるユニキャストの機能のみをサポートすることが一般的である。したがって、このような映像配信サーバでは、マルチキャストによる映像配信サービスの提供が困難であって端末間で映像を同期して共有することができない。
本発明の1つのアスペクトに係る映像配信システムは、第1の端末装置の有するシステム時刻と第2の端末装置の有するシステム時刻とから時刻差を求める手段と、所定の映像を端末装置間で同期して再生可能となるように、第1の端末装置と第2の端末装置とに対し時刻差に基づくタイミングでもって同一内容の映像をそれぞれ配信する手段と、を備える。
本発明の他のアスペクトに係る映像配信システムは、第1および第2の端末装置からの配信要求に応じて映像をそれぞれ配信する映像配信サーバを備える。また、第1の端末装置と第2の端末装置とからそれぞれ第1の端末装置の有する第1のシステム時刻と第2の端末装置の有する第2のシステム時刻とを受け取り、映像配信サーバから所定の映像の配信を受けている第1の端末装置から第2の端末装置との所定の映像に関する共有要求がある場合に、第1および第2のシステム時刻に基づいて第1および第2の端末装置におけるシステム時刻の時刻差を求め、所定の映像の識別情報と、所定の映像の映像開始からの第1の端末装置における第1の経過時間と、第1の経過時間を計時した際の第1の端末装置における第3のシステム時刻に対して時刻差を補正した第4のシステム時刻と、を第2の端末装置に通知する映像同期共有装置を備える。
第1の展開形態の映像配信システムにおいて、映像同期共有装置から通知を受けた第2の端末装置は、第4のシステム時刻と現在の第2の端末装置における第5のシステム時刻との差を第1の経過時間に加えた第2の経過時間、および識別情報を含む映像配信要求を映像配信サーバに送信するようにしてもよい。
第2の展開形態の映像配信システムにおいて、映像同期共有装置は、第1のシステム時刻を受け取った際に映像同期共有装置の有するシステム時刻との第1の時間差を求め、第2のシステム時刻を受け取った際に映像同期共有装置の有するシステム時刻との第2の時間差を求め、第1および第2の時間差から時刻差を求めるようにしてもよい。
第3の展開形態の映像配信システムにおいて、第1の端末装置と第2の端末装置とが通信を行う際に互いを接続する通信サーバをさらに備え、映像同期共有装置は、第1の端末装置と第2の端末装置とが接続しているとの情報を通信サーバから受け取ることで、第2の端末装置を同定するようにしてもよい。
第4の展開形態の映像配信システムにおいて、映像同期共有装置は、共有要求があった場合に、端末装置を選択するための端末選択画面情報を第1の端末装置に対し送信し、第1の端末装置から受け取る端末選択情報によって第2の端末装置を同定するようにしてもよい。
第5の展開形態の映像配信システムにおいて、端末選択画面情報は、映像配信システムに既に登録されている端末装置の一覧を含んでもよい。
本発明の1つのアスペクトに係る映像同期共有装置は、ネットワークを介して接続される端末装置間で映像配信サーバに蓄積された映像を同期させて再生するように制御する映像同期共有装置である。この装置は、第1の端末装置から第1の端末装置の有するシステム時刻を受け取り、第2の端末装置から第2の端末装置の有するシステム時刻を受け取り、第1および第2の端末装置におけるシステム時刻のずれを計算する時刻同期部と、映像配信サーバから所定の映像の配信を受けている第1の端末装置から第2の端末装置との所定の映像に関する共有要求を受け取る要求受信部と、要求受信部が共有要求を受け取った場合に、所定の映像の識別情報と、所定の映像の映像開始からの第1の端末装置における経過時間と、経過時間を計時した際の第1の端末装置におけるシステム時刻に対してずれを補正したシステム時刻と、を第2の端末装置に通知する共有要求転送部と、を備える。
第1の展開形態の映像同期共有装置において、映像共有要求には、映像配信サーバのアドレスと、共有対象となる映像の識別情報と、該映像の映像開始からの第1の端末装置における経過時間と、該経過時間を計時した際の第1の端末装置におけるシステム時刻とが含まれ、共有要求転送部は、映像共有要求中の該システム時刻を、ずれを補正したシステム時刻に書き換えた映像共有要求を第2の端末装置に転送するようにしてもよい。
第2の展開形態の映像同期共有装置において、要求受信部は、第1の端末装置と第2の端末装置とが接続しているとの情報を両端末装置間を接続する通信サーバから受け取ることで、共有要求転送部は、書き換えた映像共有要求の転送先が第2の端末装置であることを認識するようにしてもよい。
第3の展開形態の映像同期共有装置において、映像共有要求を受信した場合に端末装置を選択するための端末選択画面情報を第1の端末装置に対し送信する端末選択画面送信部をさらに備え、共有要求転送部は、端末選択画面情報に対応して第1の端末装置から受け取る端末選択情報によって映像共有要求の転送先が第2の端末装置であることを認識するようにしてもよい。
第4の展開形態の映像同期共有装置において、端末選択画面情報は、映像同期共有装置に既に登録されている端末装置の一覧を含んでもよい。
本発明の1つのアスペクトに係る映像配信方法は、映像配信システムが複数の端末装置に同一の映像をそれぞれ配信する方法である。この方法は、第1の端末装置の有するシステム時刻を含む端末情報を登録するステップと、第2の端末装置の有するシステム時刻を含む端末情報を登録するステップと、を含む。また、第1の端末装置からの配信要求に応じ、第1の端末装置に対して所定の映像を配信するステップと、第2の端末装置との所定の映像の共有要求を第1の端末装置から受け取るステップと、登録されている第1の端末装置のシステム時刻と登録されている第2の端末装置のシステム時刻とから時刻差の補正値を求めるステップと、を含む。さらに、第2の端末装置に対し、第1および第2の端末装置において同一タイミングで所定の映像のシーンが再現されるように補正値に基づくタイミング情報を含んで所定の映像の共有を通知するステップを含む。またさらに、通知を受け取った第2の端末装置からの配信要求に応じ、所定の映像と同一の映像を第2の端末装置に対して配信するステップを含む。
本発明の他のアスペクトに係る映像配信方法は、第1の端末装置が第1の端末装置のシステム時刻を映像同期共有装置に送信するステップと、映像同期共有装置は、受信した第1の端末装置のシステム時刻と受信した際の映像同期共有装置自身のシステム時刻との時間差を第1の相対時刻として算出して格納するステップと、第2の端末装置が第2の端末装置のシステム時刻を映像同期共有装置に送信するステップと、映像同期共有装置は、受信した第2の端末装置のシステム時刻と受信した際の映像同期共有装置自身のシステム時刻との時間差を第2の相対時刻として算出して格納するステップと、を含む。また、第1の端末装置は、通信サーバを介して第2の端末装置に接続し、両端末間で通信を行うステップと、通信サーバは、どの端末同士が接続しているかについての接続情報を映像同期共有装置に送信するステップと、映像同期共有装置は、受信した接続情報を登録するステップと、を含む。さらに、第1の端末装置は、映像配信サーバに対して所定の映像の配信要求を行うステップと、配信要求を受け取った映像配信サーバは、第1の端末装置に対し所定の映像を配信するステップと、を含む。また、第1の端末装置は、映像配信サーバのネットワークアドレスと、所定の映像を指定する再生映像識別子と、所定の映像の映像開始からの経過時間と、第1の端末装置の現在のシステム時刻とを含む映像共有コマンドを映像同期共有装置に送信するステップと、映像共有コマンドを受信した映像同期共有装置は、格納されている第1および第2の相対時刻を取り出し、第1の端末装置と第2の端末装置の時刻のずれを計算し、第1の端末装置から送信されてきたシステム時刻を第2の端末装置のシステム時刻に補正するステップと、映像同期共有装置は、補正されたシステム時刻を映像共有コマンドに反映させた上で、第2の端末装置に転送映像共有コマンドとして転送するステップと、を含む。さらに、第2の端末装置は、転送映像共有コマンドに含まれているシステム時刻と現在の第2の端末装置のシステム時刻との差を加えた映像開始からの経過時間、および再生映像識別子を含んだ映像配信要求を映像配信サーバに送信するステップと、第2の端末装置からの映像配信要求を受信した映像配信サーバは、指定された経過時間以降の、指定された映像を第2の端末装置に対し配信するステップと、を含む。
本発明のさらに他のアスペクトに係る映像配信方法は、第1の端末装置が第1の端末装置のシステム時刻を映像同期共有装置に送信するステップと、映像同期共有装置は、受信した第1の端末装置のシステム時刻と受信した際の映像同期共有装置自身のシステム時刻との時間差を第1の相対時刻として算出して格納するステップと、第2の端末装置が第2の端末装置のシステム時刻を映像同期共有装置に送信するステップと、映像同期共有装置は、受信した第2の端末装置のシステム時刻と受信した際の映像同期共有装置自身のシステム時刻との時間差を第2の相対時刻として算出して格納するステップと、を含む。また、第1の端末装置は、映像配信サーバに対して所定の映像の配信要求を行うステップと、配信要求を受け取った映像配信サーバは、第1の端末装置に対し所定の映像を配信するステップと、を含む。さらに、第1の端末装置は、映像配信サーバのネットワークアドレスと、所定の映像を指定する再生映像識別子と、所定の映像の映像開始からの経過時間と、第1の端末装置の現在のシステム時刻とを含む映像共有コマンドを映像同期共有装置に送信するステップと、映像共有コマンドを受信した映像同期共有装置は、第1の端末装置に端末装置を選択するための端末選択画面情報を送信するステップと、映像同期共有装置は、端末選択画面情報を元に選択した端末選択情報を第1の端末装置から受け取るステップと、を含む。またさらに、映像同期共有装置は、端末選択情報によって第1の端末装置の映像共有対象が第2の端末装置であると認識するステップと、映像同期共有装置は、格納されている第1の相対時刻と第2の相対時刻とを取り出し、第1の端末装置と第2の端末装置の時刻のずれを計算し、第1の端末装置から送信されてきたシステム時刻を第2の端末装置のシステム時刻に補正するステップと、映像同期共有装置は、補正されたシステム時刻を映像共有コマンドに反映させた上で、第2の端末装置に転送映像共有コマンドとして転送するステップと、を含む。また、第2の端末装置は、転送映像共有コマンドに含まれているシステム時刻と現在の第2の端末装置のシステム時刻との差を加えた映像開始からの経過時間、および再生映像識別子を含んだ映像配信要求を映像配信サーバに送信するステップと、第2の端末装置からの映像配信要求を受信した映像配信サーバは、指定された経過時間以降の、指定された映像を第2の端末装置に対し配信するステップと、を含む。
本発明の1つのアスペクトに係るプログラムは、ネットワークを介して接続される端末装置間で映像配信サーバに蓄積された映像を同期させて再生するように制御するプログラムである。このプログラムは、映像同期共有装置におけるコンピュータに、第1の端末装置から第1の端末装置の有するシステム時刻を受け取り、第2の端末装置から第2の端末装置の有するシステム時刻を受け取り、第1および第2の端末装置におけるシステム時刻のずれを計算する時刻同期部、映像配信サーバから所定の映像の配信を受けている第1の端末装置から第2の端末装置との所定の映像に関する共有要求を受け取る要求受信部、要求受信部が共有要求を受け取った場合に、所定の映像の識別情報と、所定の映像の映像開始からの第1の端末装置における経過時間と、経過時間を計時した際の第1の端末装置におけるシステム時刻に対してずれを補正したシステム時刻と、を第2の端末装置に通知する共有要求転送部、として機能させる。
本発明によれば、汎用性のあるユニキャストのみをサポートするシステムにおいても、端末同士で同じ内容の映像を共有して同時に視聴することができる。
また、本発明によれば、端末同士でシステム時刻がずれている場合であっても、端末間のシステム時刻のずれを予め考慮した上でシステム時刻を補正することで、配信映像を同期させることができる。
本発明の実施形態に係る映像配信システムは、映像同期共有装置(図1の10)、映像配信サーバ(図1の20)、チャットサーバ(図1の30)、ユーザ端末(図1の50、60)を備え、これらはネットワーク(図1の100)を介して接続される。ユーザ端末(図1の50、60)は、映像同期共有装置(図1の10)にシステム時刻を含めた端末情報を送信する。映像同期共有装置(図1の10)は、ユーザ端末間のシステム時刻のずれを計算して保持する。一方、ユーザ端末同士(図1の50、60)は、チャットサーバ(図1の30)に接続して双方向での通信を行う。この際、チャットサーバ(図1の30)は、映像同期共有装置(図1の10)にユーザ端末間の接続情報を登録する。その後、ユーザ端末(図1の50)は、映像配信サーバ(図1の20)に映像配信を要求し、映像配信サーバ(図1の20)は、ユーザ端末(図1の50)に要求された映像を配信する。次に、ユーザ端末(図1の50)は、ユーザ端末(図1の60)と映像を同期して共有するため、映像同期共有装置(図1の10)に現在のシステム時刻、映像開始からの経過時間を含んだ映像共有コマンドを送信する。映像同期共有装置(図1の10)は、ユーザ端末(図1の50)とユーザ端末(図1の60)のシステム時刻のずれを補正した上で、ユーザ端末(図1の60)に映像共有コマンドを転送する。ユーザ端末(図1の60)は、受信した映像共有コマンドを元に映像配信サーバ(図1の20)に映像配信要求を送信し、映像配信サーバ(図1の20)から配信映像を受信する。
以上のような構成の映像配信システムは、特定のユーザ端末に対して配信された映像を他のユーザ端末と共有するためのシステムであって、ユーザ端末からの指示によってどの再生時点から共有を開始してもユーザ端末間で映像を同期して視聴することができる。
このシステムの特徴は、ユーザ端末からの指示によって相手側ユーザ端末と配信映像を共有する点である。更に、共有する映像を端末から直接送るのではなく映像情報の交換だけを行い、実際の映像は、映像配信サーバからユニキャストで配信される点である。また、端末間のシステム時刻のずれを予め考慮した上でシステム時刻を補正し、相手側ユーザ端末に送信指示を送ることによって、端末同士でシステム時刻がずれている場合であっても配信映像を同期させることが可能な点にある。
ところで、特許文献1の映像配信システムは、各装置の時計の時刻を統一的に管理するために時刻同期サーバを備え、各端末は、時刻同期サーバが管理する時刻に自端末の時刻を合せるようにしている。言い換えれば、各端末は、不本意にサーバ側の設定条件に合せられてしまうともいえる。これに対し、本発明の映像配信システムでは、時刻同期サーバを持たず、各端末の時刻差を調べた上で、相手端末の時刻に合せて補正している。これによって、ユーザの使用する端末の設定環境には極力手を加えないようなシステムとなっている。以下、実施例に即し、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る映像配信システムの構成を示すブロック図である。図1において、映像配信システムは、映像同期共有装置10、映像配信サーバ20、チャットサーバ30と、ユーザ端末50、ユーザ端末60と、これらを相互に接続するネットワーク100とから構成されている。
映像同期共有装置10は、例えば、通信事業者、xSP(any type of service provider、各種サービスプロバイダ)事業者などのセンター運営者に設置され、ワークステーション・サーバ等の情報処理装置によって構成される。映像同期共有装置10は、ネットワーク接続部11、要求受信部12、時刻同期部13、共有要求転送部14、端末情報管理部15、端末情報格納部16を含む。なお、これら各部は、映像同期共有装置10に内蔵されるコンピュータにプログラムを実行させて実現するようにしてもよい。
ネットワーク接続部11は、ネットワーク100と接続し、他の装置との情報の送受を行う。ネットワーク100とのインタフェースは、ここではインターネットの標準的な通信プロトコルであるTCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)の実装を想定しているが、特にそのプロトコルに限定されるものではない。要求受信部12は、ユーザ端末50、60及びチャットサーバ30からの端末情報・接続情報の登録、及び映像共有コマンドを受付けて、それぞれの要求によって共有要求転送部14、端末情報管理部15への振り分けを行う。時刻同期部13は、受信したユーザ端末50のシステム時刻と映像同期共有装置10のシステム時刻とのずれを計算し、相対時刻として算出する。また、ユーザ端末50から共有要求コマンドを受信した際、パラメータとして渡されたユーザ端末50のシステム時刻から接続先のユーザ端末60のシステム時刻への補正も行う。
共有要求転送部14は、ユーザ端末50からの共有要求コマンドをユーザ端末50が接続中の他のユーザ端末60に対し転送する。転送に当たっては、端末情報格納部16から端末接続情報を取り出して転送先のユーザ端末60を特定するとともに、時刻同期部13により補正されたシステム時刻に変換する。端末情報管理部15は、ユーザ端末50およびユーザ端末60から受信したユーザ端末のネットワークアドレス情報、ユーザID、システム時刻などの情報を端末情報格納部16に格納する。この際、時刻同期部13によって計算された映像同期共有装置10との相対時刻の形式でシステム時刻の登録を行う。また、チャットサーバ30から受信した、ユーザ端末間の接続情報も端末情報格納部16に格納する。端末情報格納部16は、個々のユーザ端末を識別する情報と、時刻同期部13により算出された映像同期共有装置10との相対時刻とを格納するとともに、チャットサーバ30でのユーザ端末間の接続情報も保持する。
映像配信サーバ20は、配信対象となる映像データを格納し、ユーザ端末50あるいはユーザ端末60からの配信要求に応じてネットワーク100を介しユニキャストで映像を配信する機能を備えている。
チャットサーバ30は、ユーザ端末50、60間でのコミュニケーションサービスを実現する機能を備える。この機能としては、チャット、テレビ電話、テレビ会議などを想定する。なお、ユーザ双方で文字、音声、映像等でコミュニケーション可能なものであれば、特にこれらに限定されるものではない。
ユーザ端末50及びユーザ端末60は、パソコン、セットトップボックス、ネットワーク接続機能を有するテレビなどで構成されるが、常時若しくは任意にネットワークに接続できる状態にある機器であればその種類を問わない。なお、ここでは、ユーザ端末50を映像共有側、ユーザ端末60を映像被共有側としているが、機能上は何ら変わるものではない。
次に、図1、図2を参照して、映像配信システムの動作について詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施例に係る映像配信システムの動作を表わすフローチャートである。
ユーザ端末50は、端末起動時、若しくはチャットソフト、テレビ電話ソフト、その他通信ソフトウェアの起動時などのタイミングで映像同期共有装置10に接続し、ユーザ端末50のネットワークアドレス情報、ユーザ端末50のシステム時刻、ユーザIDなどの情報を送信する。映像同期共有装置10の要求受信部12によって受信された情報は、端末情報管理部15に送られ、時刻同期部13によってユーザ端末50のシステム時刻と映像同期共有装置10自身のシステム時刻との時間差を計算し相対時刻として算出して、端末情報格納部16に格納する(ステップA1)。
ユーザ端末60においてもステップA1と同様に映像同期共有装置10に対し、端末情報の登録が行われる(ステップA2)。
次に、ユーザ端末50は、チャットサーバ30を介してユーザ端末60に接続し、両端末間でチャット通信を行う(ステップA3)。例えば、図3(a)に示すような映像共有側端末画面70のチャットソフトウィンドウ72aと、図3(b)に示すような映像被共有側端末画面74のチャットソフトウィンドウ72bとを介してテレビ電話による通信を行う。ここでは、例えばテレビ電話ソフトで他のユーザと接続して会話するような状況を想定しているが、1対1でのチャットなど相手を特定して通信を行うようなものであれば、特に通信方法を限定するものではない。
ユーザ端末50とユーザ端末60が接続したことで、チャットサーバ30は、どの端末同士が接続しているかについての接続情報を映像同期共有装置10に送信する。映像同期共有装置10の要求受信部12によって受信された接続情報は、端末情報管理部15に送られ、端末情報格納部16に端末接続情報として登録される(ステップA4)。
ユーザ端末50は、映像配信サーバ20に対して任意の映像の配信要求を行う(ステップA5)。
配信要求を受け取った映像配信サーバ20は、ユーザ端末50に対し要求された映像を配信する(ステップA6)。
ユーザ端末50を操作しているユーザは、ユーザ端末のディスプレイに表示されている図3(a)に示すような映像共有側端末画面70の配信映像表示ウィンドウ71aに存在する共有開始ボタン73をクリックする。ユーザ端末50は、クリックされたボタンに対応する映像共有コマンドを映像同期共有装置10に送信する(ステップA7)。映像共有コマンドは、例えば図4に示すような形式であって、映像配信サーバ20のネットワークでのアドレス、現在視聴している映像を指定する再生映像識別子、映像開始からの経過時間、ユーザ端末50の現在のシステム時刻の各パラメータを含む。
映像同期共有装置10の要求受信部12によって受信された共有要求コマンドは、共有要求転送部14に送られる。共有要求転送部14は、ユーザ端末50のシステム時刻を時刻同期部13に渡す。時刻同期部13は、端末情報格納部16から現在ユーザ端末50が接続している相手つまりユーザ端末60の相対時刻とユーザ端末50の相対時刻とを取り出し、ユーザ端末50とユーザ端末60の時刻のずれを計算し、ユーザ端末50から送信されてきたシステム時刻をユーザ端末60のシステム時刻に補正する(ステップA8)。このシステム時刻の補正によって、ユーザ端末50とユーザ端末60のシステム時刻とが一致していない場合であっても、ある時刻での映像開始からの経過時間を実質的に一致させることが可能となる。
共有要求転送部14は、補正されたシステム時刻を映像共有コマンドに反映させた上で、ユーザ端末50の接続相手であるユーザ端末60に映像共有コマンドを転送する(ステップA9)。
映像同期共有装置10からの映像共有コマンドを受信したユーザ端末60は、映像共有コマンドに含まれているシステム時刻と現在のユーザ端末60のシステム時刻との差を加えた映像開始からの経過時間、および映像を指定するための再生映像識別子を含んだ映像配信要求を映像配信サーバ20に送信する(ステップA10)。
ユーザ端末60からの映像配信要求を受信した映像配信サーバ20は、指定された経過時間以降の、指定された映像をユーザ端末60に対し配信する。ユーザ端末60は、図3(b)に示すように映像被共有側端末画面74上に配信映像表示ウィンドウ71bを表示して配信される映像を再生する(ステップA11)。
映像配信システムは、以上のように動作し、ユーザ端末50における配信映像表示ウィンドウ71aとユーザ端末60における配信映像表示ウィンドウ71bとにおいて、同じ映像が同期して表示される。すなわち、ユーザ端末50のユーザとユーザ端末60のユーザとは、同じ内容の映像を同時に視聴することができる。
図5は、本発明の第2の実施例に係る映像配信システムの構成を示すブロック図である。図5において、図1と同一の符号は、同一物を表わし、その説明を省略する。図5に示す映像配信システムは、図1の映像配信システムに対し、チャットサーバ30を省くこと、映像同期共有装置10aが端末選択画面送信部17をさらに備えることが主として異なる。すなわち、あらかじめチャットサーバなどで接続相手が特定されておらず、映像共有時においてどのユーザ端末と映像を共有するか決定する必要があるため、映像同期共有装置10aは、ユーザ端末50に対して映像を共有する端末を選択するための画面を送信する機能を有する端末選択画面送信部17を備える。
次に映像配信システムの動作について説明する。図6は、本発明の第2の実施例に係る映像配信システムの動作を表わすフローチャートである。図6において、端末情報を登録するまでの処理を表わすステップB1、B2は、図2のステップA1、A2とそれぞれ同様の処理を行うステップである。また、ユーザ端末50が映像を受信し映像共有コマンドを送信するまでの処理を表わすステップB3〜B5も、図2のステップA5〜A7とそれぞれ同様の処理を行うステップである。
映像共有コマンドを受け付けた映像同期共有装置10aの端末選択画面送信部17は、端末情報格納部16から、現在、映像同期共有装置10aに接続している端末を抽出し、図7に示すような端末選択画面75における映像共有選択ウィンドウ76の情報をユーザ端末50に送信する(ステップB6)。
ユーザ端末50は、映像共有選択ウィンドウ76の表示内容から映像を共有したい相手(ユーザA、Bなど)を選んで選択ボタンをクリックし、端末選択情報を映像同期共有装置10aに送る(ステップB7)。映像同期共有装置10aの要求受信部12により受信された端末選択情報は、端末情報管理部15に送られ、端末情報格納部16に端末接続情報として登録される。
共有要求転送部14は、映像共有コマンドに含まれている、ユーザ端末50のシステム時刻を時刻同期部13に渡す。時刻同期部13は、端末情報格納部16から現在ユーザ端末50が映像を共有しようとしている相手つまりユーザ端末60の相対時刻とユーザ端末50の相対時刻とを取り出し、ユーザ端末50とユーザ端末60の時刻のずれを計算し、ユーザ端末50から送信されてきたシステム時刻をユーザ端末60のシステム時刻に補正する(ステップB8)。これによって、ユーザ端末50とユーザ端末60のシステム時刻が一致していない場合であっても、ある時刻での映像経過時間を実質的に一致させることが可能となる。
なお、ステップB8以降の処理を表わすステップB9〜B11は、図2のステップA9〜A11とそれぞれ同等の処理を行うステップである。
以上のように、第2の実施例に係る映像配信システムでは、チャットサーバなどであらかじめ端末同士が接続されていない場合であっても、映像を共有する相手端末の選択情報を映像同期共有装置10aに送ることによって端末を選択して映像を共有することが可能となる。
本発明によれば、チャットやテレビ電話などのユーザ間でのコミュニケーションサービスの付加サービスといった用途に適応できる。また、eラーニングで遠地の先生から生徒端末へのVODの表示などに適用可能である。
本発明の第1の実施例に係る映像配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る映像配信システムの動作を表わすフローチャートである。 ユーザ端末における表示画面の例を示す図である。 映像共有コマンドの構成を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る映像配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る映像配信システムの動作を表わすフローチャートである。 映像共有選択ウィンドウの表示例を示す図である。
符号の説明
10、10a 映像同期共有装置
11 ネットワーク接続部
12 要求受信部
13 時刻同期部
14 共有要求転送部
15 端末情報管理部
16 端末情報格納部
17 端末選択画面送信部
20 映像配信サーバ
30 チャットサーバ
50、60 ユーザ端末
70 映像共有側端末画面
71a、71b 配信映像表示ウィンドウ
72a、72b チャットソフトウィンドウ
73 共有開始ボタン
74 映像被共有側端末画面
75 端末選択画面
76 映像共有選択ウィンドウ
100 ネットワーク

Claims (21)

  1. 第1および第2の端末装置からの配信要求に応じて映像をそれぞれ配信する映像配信サーバと、
    前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とからそれぞれ前記第1の端末装置の有する第1のシステム時刻と前記第2の端末装置の有する第2のシステム時刻とを受け取り、前記映像配信サーバから所定の映像の配信を受けている前記第1の端末装置から前記第2の端末装置との前記所定の映像に関する共有要求がある場合に、前記第1および第2のシステム時刻に基づいて前記第1および第2の端末装置におけるシステム時刻の時刻差を求め、前記所定の映像の識別情報と、前記所定の映像の映像開始からの前記第1の端末装置における第1の経過時間と、前記第1の経過時間を計時した際の前記第1の端末装置における第3のシステム時刻に対して前記時刻差を補正した第4のシステム時刻と、を前記第2の端末装置に通知する映像同期共有装置と、
    を備えることを特徴とする映像配信システム。
  2. 前記映像同期共有装置から前記通知を受けた前記第2の端末装置は、前記第4のシステム時刻と現在の前記第2の端末装置における第5のシステム時刻との差を前記第1の経過時間に加えた第2の経過時間、および前記識別情報を含む映像配信要求を前記映像配信サーバに送信することを特徴とする請求項記載の映像配信システム。
  3. 前記映像同期共有装置は、前記第1のシステム時刻を受け取った際に前記映像同期共有装置の有するシステム時刻との第1の時間差を求め、前記第2のシステム時刻を受け取った際に前記映像同期共有装置の有するシステム時刻との第2の時間差を求め、前記第1および第2の時間差から前記時刻差を求めることを特徴とする請求項記載の映像配信システム。
  4. 前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とが通信を行う際に互いを接続する通信サーバをさらに備え、
    前記映像同期共有装置は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とが接続しているとの情報を前記通信サーバから受け取ることで、前記第2の端末装置を同定することを特徴とする請求項記載の映像配信システム。
  5. 前記映像同期共有装置は、前記共有要求があった場合に、端末装置を選択するための端末選択画面情報を前記第1の端末装置に対し送信し、前記第1の端末装置から受け取る端末選択情報によって前記第2の端末装置を同定することを特徴とする請求項記載の映像配信システム。
  6. 前記端末選択画面情報は、前記映像配信システムに既に登録されている端末装置の一覧を含むことを特徴とする請求項記載の映像配信システム。
  7. ネットワークを介して接続される端末装置間で映像配信サーバに蓄積された映像を同期させて再生するように制御する映像同期共有装置であって、
    第1の端末装置から前記第1の端末装置の有するシステム時刻を受け取り、第2の端末装置から前記第2の端末装置の有するシステム時刻を受け取り、前記第1および第2の端末装置におけるシステム時刻のずれを計算する時刻同期部と、
    前記映像配信サーバから所定の映像の配信を受けている前記第1の端末装置から前記第2の端末装置との前記所定の映像に関する共有要求を受け取る要求受信部と、
    前記要求受信部が前記共有要求を受け取った場合に、前記所定の映像の識別情報と、前記所定の映像の映像開始からの前記第1の端末装置における経過時間と、前記経過時間を計時した際の前記第1の端末装置におけるシステム時刻に対して前記ずれを補正したシステム時刻と、を前記第2の端末装置に通知する共有要求転送部と、
    を備えることを特徴とする映像同期共有装置。
  8. 前記映像共有要求には、前記映像配信サーバのアドレスと、共有対象となる映像の識別情報と、該映像の映像開始からの前記第1の端末装置における経過時間と、該経過時間を計時した際の前記第1の端末装置におけるシステム時刻とが含まれ、
    前記共有要求転送部は、前記映像共有要求中の該システム時刻を、前記ずれを補正したシステム時刻に書き換えた映像共有要求を前記第2の端末装置に転送することを特徴とする請求項記載の映像同期共有装置。
  9. 前記要求受信部は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とが接続しているとの情報を両端末装置間を接続する通信サーバから受け取ることで、前記共有要求転送部は、前記書き換えた映像共有要求の転送先が前記第2の端末装置であることを認識することを特徴とする請求項記載の映像同期共有装置。
  10. 前記映像共有要求を受信した場合に端末装置を選択するための端末選択画面情報を前記第1の端末装置に対し送信する端末選択画面送信部をさらに備え、
    前記共有要求転送部は、前記端末選択画面情報に対応して前記第1の端末装置から受け取る端末選択情報によって前記映像共有要求の転送先が前記第2の端末装置であることを認識することを特徴とする請求項記載の映像同期共有装置。
  11. 前記端末選択画面情報は、前記映像同期共有装置に既に登録されている端末装置の一覧を含むことを特徴とする請求項10記載の映像同期共有装置。
  12. 映像配信システムが複数の端末装置に同一の映像をそれぞれ配信する方法であって、
    第1の端末装置の有するシステム時刻を含む端末情報を登録するステップと、
    第2の端末装置の有するシステム時刻を含む端末情報を登録するステップと、
    前記第1の端末装置からの配信要求に応じ、前記第1の端末装置に対して所定の映像を配信するステップと、
    前記第2の端末装置との前記所定の映像の共有要求を前記第1の端末装置から受け取るステップと、
    登録されている前記第1の端末装置のシステム時刻と登録されている前記第2の端末装置のシステム時刻とから時刻差の補正値を求めるステップと、
    前記第2の端末装置に対し、前記第1および第2の端末装置において同一タイミングで前記所定の映像のシーンが再現されるように前記補正値に基づくタイミング情報を含んで前記所定の映像の共有を通知するステップと、
    前記通知を受け取った前記第2の端末装置からの配信要求に応じ、前記所定の映像と同一の映像を前記第2の端末装置に対して配信するステップと、
    を含むことを特徴とする映像配信方法。
  13. 前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とが通信を行うに際し双方を接続する通信サーバから、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とが接続しているとの情報を受け取るステップをさらに含み、
    前記所定の映像の共有先が前記第2の端末装置であることを認識することを特徴とする請求項12記載の映像配信方法。
  14. 前記共有要求を受け取った後に、
    端末装置を選択するための端末選択画面情報を前記第1の端末装置に対し送信するステップと、
    前記第1の端末装置から端末選択情報を受け取るステップとをさらに含み、
    前記端末選択情報によって前記所定の映像の共有先が前記第2の端末装置であることを認識することを特徴とする請求項12記載の映像配信方法。
  15. 第1の端末装置が前記第1の端末装置のシステム時刻を映像同期共有装置に送信するステップと、
    前記映像同期共有装置は、受信した前記第1の端末装置のシステム時刻と受信した際の前記映像同期共有装置自身のシステム時刻との時間差を第1の相対時刻として算出して格納するステップと、
    第2の端末装置が前記第2の端末装置のシステム時刻を前記映像同期共有装置に送信するステップと、
    前記映像同期共有装置は、受信した前記第2の端末装置のシステム時刻と受信した際の前記映像同期共有装置自身のシステム時刻との時間差を第2の相対時刻として算出して格納するステップと、
    前記第1の端末装置は、通信サーバを介して前記第2の端末装置に接続し、両端末間で通信を行うステップと、
    前記通信サーバは、どの端末同士が接続しているかについての接続情報を前記映像同期共有装置に送信するステップと、
    前記映像同期共有装置は、受信した前記接続情報を登録するステップと、
    前記第1の端末装置は、映像配信サーバに対して所定の映像の配信要求を行うステップと、
    前記配信要求を受け取った前記映像配信サーバは、前記第1の端末装置に対し前記所定の映像を配信するステップと、
    前記第1の端末装置は、前記映像配信サーバのネットワークアドレスと、前記所定の映像を指定する再生映像識別子と、前記所定の映像の映像開始からの経過時間と、前記第1の端末装置の現在のシステム時刻とを含む映像共有コマンドを前記映像同期共有装置に送信するステップと、
    前記映像共有コマンドを受信した前記映像同期共有装置は、格納されている前記第1および第2の相対時刻を取り出し、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置の時刻のずれを計算し、前記第1の端末装置から送信されてきたシステム時刻を前記第2の端末装置のシステム時刻に補正するステップと、
    前記映像同期共有装置は、前記補正されたシステム時刻を前記映像共有コマンドに反映させた上で、前記第2の端末装置に転送映像共有コマンドとして転送するステップと、
    前記第2の端末装置は、前記転送映像共有コマンドに含まれているシステム時刻と現在の前記第2の端末装置のシステム時刻との差を加えた映像開始からの経過時間、および前記再生映像識別子を含んだ映像配信要求を前記映像配信サーバに送信するステップと、
    前記第2の端末装置からの前記映像配信要求を受信した前記映像配信サーバは、指定された経過時間以降の、指定された映像を前記第2の端末装置に対し配信するステップと、
    を含むことを特徴とする映像配信方法。
  16. 第1の端末装置が前記第1の端末装置のシステム時刻を映像同期共有装置に送信するステップと、
    前記映像同期共有装置は、受信した前記第1の端末装置のシステム時刻と受信した際の前記映像同期共有装置自身のシステム時刻との時間差を第1の相対時刻として算出して格納するステップと、
    第2の端末装置が前記第2の端末装置のシステム時刻を前記映像同期共有装置に送信するステップと、
    前記映像同期共有装置は、受信した前記第2の端末装置のシステム時刻と受信した際の前記映像同期共有装置自身のシステム時刻との時間差を第2の相対時刻として算出して格納するステップと、
    前記第1の端末装置は、映像配信サーバに対して所定の映像の配信要求を行うステップと、
    前記配信要求を受け取った前記映像配信サーバは、前記第1の端末装置に対し前記所定の映像を配信するステップと、
    前記第1の端末装置は、前記映像配信サーバのネットワークアドレスと、前記所定の映像を指定する再生映像識別子と、前記所定の映像の映像開始からの経過時間と、前記第1の端末装置の現在のシステム時刻とを含む映像共有コマンドを前記映像同期共有装置に送信するステップと、
    前記映像共有コマンドを受信した前記映像同期共有装置は、前記第1の端末装置に端末装置を選択するための端末選択画面情報を送信するステップと、
    前記映像同期共有装置は、前記端末選択画面情報を元に選択した端末選択情報を前記第1の端末装置から受け取るステップと、
    前記映像同期共有装置は、前記端末選択情報によって前記第1の端末装置の映像共有対象が前記第2の端末装置であると認識するステップと、
    前記映像同期共有装置は、格納されている前記第1の相対時刻と前記第2の相対時刻とを取り出し、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置の時刻のずれを計算し、前記第1の端末装置から送信されてきたシステム時刻を前記第2の端末装置のシステム時刻に補正するステップと、
    前記映像同期共有装置は、前記補正されたシステム時刻を前記映像共有コマンドに反映させた上で、前記第2の端末装置に転送映像共有コマンドとして転送するステップと、
    前記第2の端末装置は、前記転送映像共有コマンドに含まれているシステム時刻と現在の前記第2の端末装置のシステム時刻との差を加えた映像開始からの経過時間、および前記再生映像識別子を含んだ映像配信要求を前記映像配信サーバに送信するステップと、
    前記第2の端末装置からの前記映像配信要求を受信した前記映像配信サーバは、指定された経過時間以降の、指定された映像を前記第2の端末装置に対し配信するステップと、
    を含むことを特徴とする映像配信方法。
  17. ネットワークを介して接続される端末装置間で映像配信サーバに蓄積された映像を同期させて再生するように制御するプログラムであって、映像同期共有装置におけるコンピュータに、
    第1の端末装置から前記第1の端末装置の有するシステム時刻を受け取り、第2の端末装置から前記第2の端末装置の有するシステム時刻を受け取り、前記第1および第2の端末装置におけるシステム時刻のずれを計算する時刻同期部、
    前記映像配信サーバから所定の映像の配信を受けている前記第1の端末装置から前記第2の端末装置との前記所定の映像に関する共有要求を受け取る要求受信部、
    前記要求受信部が前記共有要求を受け取った場合に、前記所定の映像の識別情報と、前記所定の映像の映像開始からの前記第1の端末装置における経過時間と、前記経過時間を計時した際の前記第1の端末装置におけるシステム時刻に対して前記ずれを補正したシステム時刻と、を前記第2の端末装置に通知する共有要求転送部、
    として機能させるプログラム。
  18. 前記映像共有要求には、前記映像配信サーバのアドレスと、共有対象となる映像の識別情報と、該映像の映像開始からの前記第1の端末装置における経過時間と、該経過時間を計時した際の前記第1の端末装置におけるシステム時刻とが含まれ、
    前記共有要求転送部が、前記映像共有要求中の該システム時刻を、前記ずれを補正したシステム時刻に書き換えた映像共有要求を前記第2の端末装置に転送するように機能させる請求項17記載のプログラム。
  19. 前記要求受信部は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とが接続しているとの情報を両端末装置間を接続する通信サーバから受け取ることで、前記共有要求転送部が、前記書き換えた映像共有要求の転送先が前記第2の端末装置であることを認識するように機能させる請求項18記載のプログラム。
  20. 前記映像共有要求を受信した場合に端末装置を選択するための端末選択画面情報を前記第1の端末装置に対し送信する端末選択画面送信部としてさらに機能させ、
    前記共有要求転送部が、前記端末選択画面情報に対応して前記第1の端末装置から受け取る端末選択情報によって前記映像共有要求の転送先が前記第2の端末装置であることを認識するように機能させる請求項18記載のプログラム。
  21. 前記端末選択画面情報は、前記映像同期共有装置に既に登録されている端末装置の一覧を含む請求項20記載のプログラム。
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