JP5332303B2 - サービス提供方法、ストリーミングサーバ、ストリーミング送信方法及びプログラム - Google Patents

サービス提供方法、ストリーミングサーバ、ストリーミング送信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばNGN(Next Generation Network:次世代ネットワーク)と称される電話網を利用した映像配信に適用して好適なサービス提供方法、ストリーミングサーバ、ストリーミング送信方法及びプログラムに関する。
従来、複数の端末に映像を配信する場合、通信を制御するプロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を利用する技術がある。近年は、SIPを利用して音声や動画を配信可能な通信回線(一般に、次世代ネットワークと呼ばれており、NGNと略称される。)が実用化されつつある。NGNは、音声通話用の電話網を、IP(Internet Protocol)を利用したIP電話化すると共に、インターネットへの接続もできる構成としてある。さらに、放送網などの各コンテンツデータを提供する網への接続も可能として、ストリーミング・サービスの端末への提供も可能としてある。
ストリーミング・サービスを行う場合には、サービスを提供するコンテンツ提供サーバをNGNに接続する。そして、そのコンテンツ提供サーバは、配信用に用意されたマルチキャスト伝送の仕組みを利用して、NGNに接続された多数の端末に対して同時にコンテンツを配信する。コンテンツ提供サーバを設けることで、例えば放送波を、NGNを利用して再送させて、放送波の届かない難視聴エリアの端末へ配信することが可能となる。また、NGNに接続されたコンテンツ提供サーバが、独自にNGNを利用した放送をすること等も可能となるため、様々なコンテンツを配信できる。
今後は、NGN等のネットワークを用いるコンテンツ配信サービスとして、サービス提供者が撮影した映像をIP(Internet Protocol)パケットに分割し、NGNを利用してユーザに伝送する、IPカメラを用いた映像配信サービスが予想される。このような映像配信サービスで配信されるコンテンツとして、例えば、遠隔地にいるサービス提供者とユーザが、カメラで撮像した顔の画像を相互に送り、直接顔を見ながら話しができる、法律相談や占い等の有料サービスがある。映像配信サービスは、サービス提供者が使用するサービス提供装置と、ユーザが使用する端末との間で回線を接続して行われる。このサービスにおいて、サービス提供者は、自身の応答状況をユーザに示すため、サービス提供装置の使用状態に関する情報が含まれるプレゼンス情報を、ユーザが使用する端末に通知する。ユーザは、サービス提供者からプレゼンス情報を受け取ると、サービス提供者の応答状況を知ることができる。
特許文献1には、プレゼンスとメタデータを利用してユーザに情報を自動的に通知する技術について記載されている。
特開2005−208685号公報
ところで、この映像配信サービスにおいて、サービス提供装置からユーザ端末にプレゼンス情報を通知する際に用いられるプロトコルとして、NGNで標準使用されるSIPを用いると、ユーザ端末がプレゼンス情報を取り出す処理が煩雑になってしまう。また、特定のサービス提供者のサービスが人気である場合、このサービス提供者のサービスを受けようして、多数のユーザが一斉にサービス提供装置に接続してプレゼンス情報を取得しようとする。サービス提供装置に対してユーザ端末からの接続要求が集中すると、サービス提供装置に異常に負荷がかかったり、サービス提供装置の処理が遅延したりする要因となる。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、サービス提供者がサービスを希望するユーザに対して、良好にサービスを提供することを目的とする。
本発明において、動画と音声の提供を含むサービスを要求する映像表示装置にサービスを提供するサービス提供装置は、第1の伝送方式を用いて、サービス提供装置が提供するサービスの内容を含むコンテンツを送信するストリーミングサーバに、サービス提供装置の使用状態とサービス提供装置への接続情報を含むプレゼンス情報を送信する。
ストリーミングサーバは、コンテンツを映像表示装置にストリーミング送信する場合に、サービス提供装置から受信したプレゼンス情報を動画コンテンツに挿入する。
映像表示装置は、ストリーミングサーバから受信した動画コンテンツのデータよりプレゼンス情報を取り出し、プレゼンス情報の内容に基づいた表示を行い、その表示に基づいたユーザの選択操作があるとき、プレゼンス情報に含まれる接続情報を使用した接続処理を第2の伝送方式で行って、サービス提供装置にサービスの提供を要求する。
サービス提供装置は、サービスを要求する映像表示装置に対して、第2の伝送方式を用いてサービスを提供するための伝送路を確立し、伝送路を経由して、映像表示装置にサービスを送信する。
このようにしたことで、所定のサービスを要求する映像表示装置は、始めにストリーミングサーバからサービス提供装置のプレゼンス情報を取得する。そして、映像表示装置は、プレゼンス情報に基づいて、サービス提供装置に所定のサービスを要求する。サービス提供装置は、要求されたサービスを行うために、第2の伝送方式を用いて、映像表示装置と伝送路を確立した上で、所定のサービスをマルチキャストで配信する。
本発明によれば、サービス提供装置のプレゼンス情報は、第1の伝送方式を用いて、ストリーミングサーバを介して映像表示装置に送られる。そして、サービス提供装置に接続要求する映像表示装置は、まずストリーミングサーバから受信したプレゼンス情報に基づいてサービス提供装置の使用状態を知ることができる。このため、サービス提供装置に対して多数の映像表示装置が一斉に接続要求しないため、サービス提供装置の負荷を分散できる。そして、サービス提供装置は、処理が遅延することなく、映像表示装置にサービスを提供できるという効果がある。
以下、本発明の一実施の形態例について、添付図面を参照して説明する。
本実施の形態においては、NGNと称される次世代型の電話回線ネットワークに接続されるシステムとして構成したものである。NGNは、主として光ファイバで接続した大容量のデータ転送が行える電話回線によるネットワークであり、音声通話などの通常の電話用回線の他に、マルチキャストなどの配信処理で、比較的データ容量が大きな動画データの配信を行える構成としてある。
図1は、本例のサービス提供システム1の構成例を示す概略図である。
本実施の形態例では、サービス提供システム1に適用した例について説明する。
サービス提供システム1は、動画と音声の提供を含むサービスを要求された端末に提供するサービス提供装置2と、サービス提供装置2に対してサービスを要求する映像表示装置3を備える。サービス提供装置2は、法律相談や占い等のサービスをユーザに提供するサービス提供会社によって運営される。
また、サービス提供システム1は、サービス提供装置2の使用状態を示すプレゼンス情報をサービス提供装置2から受信するSIPプレゼンスサーバ4を備える。また、サービス提供システム1は、サービス提供装置2が提供するサービスの内容を含むコンテンツを映像表示装置3にストリーミング送信するストリーミングサーバ5を備える。ストリーミングサーバ5が送信するコンテンツには、複数のサービス提供者を一括して表示するポータルサイトとしての情報や、サービス提供者の広告、サービスの内容、静止画、動画、音声等の情報が含まれる。
サービス提供装置2は、サービス提供者の顔を撮像する撮像部21と、映像を表示する表示部26を備える。同様に、映像表示装置3は、ユーザの顔を撮像する撮像部31と、映像を表示する表示部35を備える。また、サービス提供装置2と映像表示装置3は、不図示のマイクロホン、スピーカを備える。
次に、サービス提供システム1の動作例について説明する。
サービス提供装置2は、第1の伝送方式(HTTP)を用いて、SIPプレゼンスサーバ4にプレゼンス情報を送る(経路11)。このプレゼンス情報は、サービス提供装置2の使用状態を示す情報が含まれる。例えば、サービス提供者が、「オンライン」、「オフライン」、「退席中」、「通話中」であることがプレゼンス情報によって示される。「オンライン」のとき、ユーザは通話できる。「オフライン」のとき、サービス提供装置2の電源がオフ状態であるため、ユーザは通話できない。「退席中」のとき、サービス提供者は自席から離れているため、ユーザは通話できない。「通話中」のとき、サービス提供者は他のユーザに対応中であるため、ユーザは通話できない。
プレゼンス情報は、一旦SIPプレゼンスサーバ4に登録される。SIPプレゼンスサーバ4は、複数台のサービス提供装置2から受信したプレゼンス情報をサービス提供者毎に管理し、変更されたプレゼンス情報をストリーミングサーバ5に通知する(経路12)。
ストリーミングサーバ5は、変更されたプレゼンス情報を受信すると、このプレゼンス情報をコンテンツに挿入する。ただし、コンテンツは、ストリーミングサーバ5によって複数のMPEG(Moving Picture Experts Group)パケットに分割されており、MPEGパケットのデータ構成を規定するメタデータにプレゼンス情報が挿入される。MPEGパケットの構成例については後述する。そして、ストリーミングサーバ5は、連続するMPEGパケットで構成されるMPEGストリームを生成し、HTTPを用いて、映像表示装置3にMPEGストリームをストリーミング送信する(経路13)。このとき、RTSP(Real Time Streaming Protocol)を用いてもよい。映像表示装置3は、受信したMPEGストリームからプレゼンス情報を取り出し、コンテンツをサービス提供装置3の使用状態を表示部35に表示する。
ユーザが表示部35に表示されたサービス提供者のプレゼンス情報から、要求したいサービスを選択すると、図示しないSIPサーバ、プロキシサーバを介して映像表示装置3とサービス提供装置2との間でSIPセッションが確立される(経路14)。このとき、第2の伝送方式(SIP)が用いられる。
ここで、サービス提供装置2と映像表示装置3には、固有の電話番号が割り振られている。サービスを受けようとするユーザがサービス提供装置2に割り振られた電話番号を指定すると、SIPセッションが確立され、サービス提供者とユーザは、互いに撮像された映像を見ながら通話できる。この通話は、NGNが提供するサービスである。
映像表示装置3は、サービス提供装置2と接続した場合(通話中)に、相手の顔等を表示させる機能の他に、ストリーミングサーバ5からIP放送により配信されるコンテンツを表示する機能も有する。このため、映像表示装置3は、ストリーミングサーバ5から受信したコンテンツをリアルタイムで表示部35に表示し、不図示のスピーカから音声を放音できる。
また、ストリーミングサーバ5は、サービス提供装置2から受信したプレゼンス情報を、プレゼンス機能を持たない映像表示装置にストリーミング送信できる。このため、サービス提供装置2に接続してプレゼンス情報を取得できない映像表示装置であっても、ストリーミングサーバ5から受信したコンテンツに基づいてサービス提供装置2のプレゼンス情報を取得できる。この結果、どのようなユーザであっても、サービス提供者が現在サービスを提供できるかどうかを事前に知ってから、NGNによる通信を開始できる。
ここで、NGNについて説明する。
NGNは、SIPによる制御が可能なネットワークである。NGNは、別々に構築されているインターネットサービス用IPネットワークと電話サービス用の電話網を、IP技術を用いてQoS(Quality of Service)やセキュリティを向上させたIP通信網として統合し、現行の公衆網を代替する次世代IPネットワークである。電話だけでなくテレビ放送もIPネットワークで統一的に提供しようとする動きも進められている。
SIPは、セッションを開設するため、通信相手を特定する機能と、発信/着信/切断の機能を提供している。SIPはメッセージすなわち通信データをテキスト形式で表現する。このSIPを用いたシステムは、大きくユーザ・エージェントとSIPサーバから構成される。ユーザ・エージェントは、いわゆるIP(Internet Protocol)電話の機能を持つPCなどのSIP端末のことである。このユーザ・エージェントは、リクエストを送信する機能を持つユーザ・エージェント・クライアントと、リクエストに応答する機能を持つユーザ・エージェント・サーバにより構成される。
そして、SIPは、電話ネットワークをIPネットワークに統合するために必要な技術として検討されてきた経緯がある。したがって、SIPのシステムの重要な機能として、IP電話を始めとする様々なIPネットワーク・アプリケーションでは、従来の電話番号を利用できるENUM(E.164 Number Mapping)がある。
ENUMの標準化は、IETFとITU−Tが共同して作業を進めている。ENUMとSIPの連携ということでは、SIP端末によるENUM検索と、SIPサーバによるENUM検索がある。
ENUMは、電話番号をネット上のアドレスやサービスと対応づけ、アクセス手段として利用する技術である。ITU−T(国際電気通信連合)が定めた国際的に一意な電話番号体系(「E164」と呼ばれる)と特殊なドメイン領域(「.e164.arpa」のサブドメイン)をDNS(Domain Name System)で対応させることにより、電話番号とネットワーク上のサービスやアドレスを対応させている。1つの番号に対応させるアドレスなどは複数でもよい。例えば、自分の電話番号をENUMで電子メールアドレスやFAX番号、WebサイトのURLなどと対応させておけば、電話番号が自分へのアクセス手段の統一的な識別番号として利用できるようになる。例えば「03-1234-5678」という電話番号に対応するENUM(E164番号)のドメイン名は、先頭の0を日本の国番号81で置換して逆順に並べた「8.7.6.5.4.3.2.1.3.1.8.e164.arpa」となる。
このようなENUMの機能によって、ユーザは特に意識することなく従来の電話番号を使用して、様々なIPネットワーク・アプリケーションを利用できる。
図2は、サービス提供装置2の内部構成例を示すブロック図である。
サービス提供装置2は、サービス提供者を撮像し、動画を生成する撮像部21と、撮像部21で生成された動画を映像表示装置3に送信する動画送信部22を備える。また、サービス提供装置2は、映像表示装置3からユーザが撮像された動画を受信する動画受信部23を備える。動画受信部23で受信した動画は、表示部26に表示される。また、サービス提供装置2は、サービス提供者が変更したプレゼンス情報をSIPプレゼンスサーバ4に送信するSIPプレゼンス部24を備える。SIPプレゼンスサーバ4に送られたプレゼンス情報は、SIPプレゼンスサーバ4に登録される。また、サービス提供装置2は、サービス提供者のサービスを要求する映像表示装置3との間でSIPセッションを確立し、終了するSIPシグナリング部25を備える。
図3は、映像表示装置3の内部構成例を示すブロック図である。
映像表示装置3は、ユーザを撮像し、動画を生成する撮像部31と、撮像部31で生成された動画をサービス提供装置2に送信する動画送信部32を備える。また、映像表示装置3は、サービス提供装置2からサービス提供者が撮像された動画を受信する動画受信部33を備える。動画受信部33で受信した動画は、表示部35に表示される。また、映像表示装置3は、サービス提供者のサービスを要求するサービス提供装置2との間でSIPセッションを確立し、終了するSIPシグナリング部34を備える。また、映像表示装置3に対してユーザ操作が可能な操作部36を備える。操作部36は、映像表示装置3の筐体に取り付けられるボタン等や、表示部35に表示されたメニュー画面から任意のメニューを選択可能なリモートコントロール装置を含む。
図4は、ストリーミングサーバ5の内部構成例を示すブロック図である。
ストリーミングサーバ5は、SIPプレゼンスサーバ4からプレゼンス情報を受信するプレゼンス情報受信部51と、受信したプレゼンス情報を保存するプレゼンス情報保存部55を備える。また、ストリーミングサーバ5は、映像表示装置3に送信するコンテンツを保存するコンテンツ保存部54と、コンテンツ保存部54から読み出したコンテンツを映像表示装置3に送信するコンテンツ送信部53を備える。そして、ストリーミングサーバ5は、所定の方式でコンテンツにプレゼンス情報を挿入するプレゼンス情報挿入部52を備える。プレゼンス情報がコンテンツに挿入されるタイミングは、プレゼンス情報が変更された時である。
ストリーミングサーバ5は、静止画やポータルサイトの情報が含まれるコンテンツを、映像表示装置2が最初にアクセスし、コンテンツの送信を要求したときに送信する。このため、ストリーミングサーバ5は、何度も同じデータを映像表示装置3に送る必要がなく、ストリーミングサーバ5と映像表示装置3を接続する回線の帯域を圧迫しない。
また、ストリーミングサーバ5が保存するプレゼンス情報は、サービス提供装置2を利用するサービス提供者毎に管理される。このため、ストリーミングサーバ5は、複数台のサービス提供装置2から変更したプレゼンス情報を受け取っても、サービス提供者毎に変更したプレゼンス情報を反映したコンテンツを生成し、映像表示装置3にこのコンテンツを送信できる。
ところで、プレゼンス情報挿入部52がプレゼンス情報をコンテンツに挿入する際には、コンテンツを複数のMPEGパケットに分割する。そして、プレゼンス情報挿入部52は、MPEGパケットのメタデータにプレゼンス情報を挿入する。コンテンツ送信部53は、複数のMPEGパケットが連続するMPEGストリームを映像表示装置3に送信している。
図5は、サービス提供装置2が映像表示装置3にプレゼンス情報を配信する処理の例を簡略化して示す。本例では、映像表示装置3がストリーミングサーバ5からMPEGストリーム(コンテンツ)を受信している状態とする。このとき、映像表示装置3は、ストリーミングサーバ5からIP放送を受信し、表示部35に映像を表示している。
始めに、サービス提供装置2は、サービス提供者側でプレゼンス情報の変更があると、SIPプレゼンス部24からSIPプレゼンスサーバ4に変更されたプレゼンス情報が通知される(ステップS1)。プレゼンス情報の変更とは、例えば、サービス提供者が退席していた状態である「退席中」から、着席した状態である「オンライン」に変わったことを表す情報である。
次に、SIPプレゼンスサーバ4は、サービス提供装置2から受信したプレゼンス情報をストリーミングサーバ5に送信する(ステップS2)。その後、ストリーミングサーバ5は、プレゼンス情報をMPEGパケットに格納し、映像表示装置3にMPEGストリームを送信する(ステップS3)。
図6は、各装置間で送受信されるプレゼンス情報の記述例である。
本例において、プレゼンス情報のメッセージフォーマットは、PIDF(Presence Information Data Format:RFC3863)に則って、XML(Extensible Markup Language)文書として記述される。
サービス提供装置2からSIPプレゼンスサーバ4を介して、ストリーミングサーバ5に送られるプレゼンス情報には、サービス提供者の電話番号(本例では、「046-1234-5678」)や、サービス提供者の現在の状態に関する情報が含まれる。サービス提供者が「Busy」状態であることが読み取れる。「Busy」状態である場合、このサービス提供者は「退席」または「会議中」であり、不在であることを意味する。
映像表示装置3は、ストリーミングサーバ5から受信したMPEGストリームからプレゼンス情報を読出す。そして、ユーザがサービス提供者からサービスを受ける場合、サービス提供者が保有するサービス提供装置2に割り当てられた電話番号を発信する。そして、サービス提供装置2が映像表示装置3の発信を受け付けると、SIPセッションを確立し、NGNを介して通話可能となる。このとき、ユーザは、サービス提供者からサービスを提供されている状態となる。
次に、プレゼンス情報を格納するストリームフォーマットの例として、MPEG2−TS(MPEG2-TransportStream)について説明する。
図7は、MPEG2−TS構成としたトランスポートストリームとトランスポートパケットの構成例である。トランスポートストリームとトランスポートパケットは、上述したMPEGストリームとMPEGパケットを上位概念化した表現である。このため、ここで説明するトランスポートストリームとトランスポートパケットに該当する映像伝送フォーマットであれば、使用されるストリームフォーマットは、MPEG2に限られない。
図7(a)は、トランスポートストリームの構成例である。
MPEG2−TSは、連続した固定長のトランスポートパケットで構成される。図7(a)より、トランスポートストリームは、複数のトランスポートパケットが連続して構成されることが示される。トランスポートパケットには、基本的に、所定の単位でコンテンツを分割した動画または静止画の情報が含まれるが、音声、プログラムの情報が含まれる場合もある。
図7(b)は、トランスポートパケットの構成例である。
トランスポートパケットは、ヘッダ部とボディ部で構成される。通常、ヘッダ部には、パケットの種類、シーケンス番号、タイムスタンプ、送信元、送信先等の情報が含まれる。また、ボディ部には、音声、動画や、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)等のメタデータが格納される。メタデータは、MPEGストリームに含まれ、MPEGのデータ構成を規定するデータである。本例では、ボディ部にメタデータとして、プレゼンス情報を格納する。
図8は、プレゼンス情報を含むトランスポートパケットの挿入例である。
ここでは、IP放送で用いられるMEPG2ストリームに、プレゼンス情報を挿入する様子を示す。ストリーミングサーバ5は、SIPプレゼンスサーバ4から変更されたプレゼンス情報を受け取ると、プレゼンス情報を格納したトランスポートパケットを挿入したトランスポートストリームを映像表示装置3に送信する。そして、映像表示装置3は、受信したトランスポートストリームからトランスポートパケットを取り出して、サービス提供装置2が変更したプレゼンス情報を取得できる。
次に、図9を参照して、プレゼンス情報をトランスポートストリームに格納して送信する処理の例について説明する。ここでは、各ブロックが行う処理の要求と応答に着目して詳細化して示す。
始めに、サービス提供装置2のSIPプレゼンス部24は、サービス提供者の状態に応じてプレゼンス情報を変更し(ステップS11)、SIPプレゼンスサーバ4にプレゼンス情報を通知する(ステップS12)。SIPプレゼンスサーバ4は、プレゼンス情報を正常に受け取ったことをSIPプレゼンス部24に応答する(ステップS13)。
次に、SIPプレゼンスサーバ4は、変更されたプレゼンス情報をストリーミングサーバ5に通知する(ステップS14)。ストリーミングサーバ5は、受け取ったプレゼンス情報をMPEGストリームに格納する(ステップS15)。
一方、映像表示装置3の動画受信部33は、表示部35にコンテンツを表示させるため視聴開始状態となる(ステップS16)。そして、動画受信部33は、ストリーミングサーバ5にMPEGストリームの送信開始を要求する(ステップS17)。
ストリーミングサーバ5は、動画受信部33にMPEGストリームの送信開始の要求を正常に受け取ったことを応答する(ステップS18)。そして、ストリーミングサーバ5は、動画受信部33にMPEGストリームを送信する(ステップS19)。そして、動画受信部33は、MPEGストリームの受信を開始する(ステップS20)。
ストリーミングサーバ5は、SIPプレゼンスサーバ4からプレゼンス情報を受け取ると、動画受信部33にMPEGストリームを送信し、プレゼンス情報の変更を通知する(ステップS21)。動画受信部33は、MPEGストリームから再生したコンテンツとプレゼンス情報を表示部35に表示させる(ステップS22)。
ユーザがサービス提供者にサービスを要求する場合、ユーザは表示部35に表示されたプレゼンス情報に基づいて、操作部36を使用してサービス提供者の電話番号を入力する(ステップS23)。SIPシグナリング34は、入力された電話番号をサービス提供装置2に発信する(ステップS24)。
電話番号が発信されると、映像表示装置3のSIPシグナリング部34は、サービス提供装置2のSIPシグナリング部25に対してSIPセッションの確立を要求する(ステップS25)。
SIPシグナリング部25は、SIPセッションが確立されたことをSIPシグナリング部34に応答する(ステップS26)。SIPシグナリング部34は、この応答を受けると、動画受信部33にサービス提供装置2から送られる動画データの受信開始を要求する(ステップS27)。
一方、サービス提供装置2のSIPシグナリング部25は、動画送信部22に動画データの送信開始を要求する(ステップS28)。動画送信部22は、動画データの送信開始の要求を受けると、映像表示装置3に動画データの送信を開始する(ステップS29)。このとき、送信される動画データには、サービス提供者を撮像した映像、音声が含まれる。
動画送信部22は、映像表示装置3の動画受信部33にSIPセッションを確立した状態で動画データを送信する(ステップS30)。そして、動画受信部33は、動画データの受信を開始する(ステップS31)。ユーザは、受信した動画データからサービス提供者の動画を表示部35に表示させ、通話を続ける。
次に、映像表示装置3の表示部35に表示される選択メニューの表示例について、図10〜図13を参照して説明する。
図10は、選択メニューの初期画面の表示例を示す。
表示部35に表示される画面は、サービス提供者の顔等が表示されるメイン画面41と、各種のメニューを選択可能なメニュー画面42で構成される。映像表示装置3は、ストリーミングサーバ5で運営されるポータルサイトにアクセスすると、メイン画面41とメニュー画面42を含むコンテンツを受信し、表示部35に表示できる。
図11は、プレゼンス情報が更新された場合の表示例を示す。
サービス提供装置2が変更したプレゼンス情報は、SIPプレゼンスサーバ4、ストリーミングサーバ5を介して映像表示装置3に通知される。映像表示装置3は、受け取ったプレゼンス情報を解析し、メイン画面41の下部にサービス提供者の名称、電話番号、メッセージ43をオーバレイ表示する。
図12は、サービス提供者に電話を発信する場合の表示例を示す。
メイン画面41にサービス提供者が「オンライン」になったことが表示されると、このサービス提供者に電話を発信するかどうかを選択可能なサブ画面44がメイン画面41に表示される。ここで、ユーザは、操作部36を用いてオンラインになったサービス提供会社が運用するサービス提供装置2に電話発信することを選択する。サービス提供会社が直接、映像表示装置3にサービスを提供するのであれば、以下の画面に遷移しない。
図13は、サービス提供者を選択する画面の表示例を示す。
映像表示装置3の表示部35には、複数のサービス提供者が接続する場合、任意のサービス提供者が使用するサービス提供装置2を選ぶため、画面が表示される(図13と図14を参照。)。図12に示すサブ画面44よりサービス提供者に電話を発信することが選択されると、サービス提供会社に所属する各サービス提供者のプレゼンス情報がアイコン45a〜45fに表示される。プレゼンス情報が変更されると、すぐにアイコン45a〜45fに反映される。ユーザは、メイン画面41に表示されているサービス提供者以外のサービス提供者を表示させたい場合、メニュー46を選択して画面を遷移させる。
図14は、サービス提供者への電話の発信を選択する画面の表示例を示す。
図13に示すメイン画面41において、ユーザが操作部36でアイコン45eを選択すると、選択したサービス提供者に電話を発信するかどうかを選択可能なサブ画面47が表示される。ユーザは、「はい」を選択することによって、サブ画面47に表示されたサービス提供者に電話を発信する。そして、ユーザは、希望するサービス提供者からサービスを受けることができる。
以上説明した本実施の形態例に係るサービス提供システム1によれば、サービス提供装置2に接続されたサービス提供者のプレゼンス情報が変わる度にSIPプレゼンスサーバ4に登録される。そして、SIPプレゼンスサーバ4は、変更されたプレゼンス情報をストリーミングサーバ5に送信し、ストリーミングサーバ5は、受け取ったプレゼンス情報を映像表示装置3に送信しているMPEGストリームに付与する。映像表示装置3は、受信したMPEGストリームに付与されたプレゼンス情報を読み出し、表示部35に変更されたサービス提供者のプレゼンス情報を表示する。ユーザは、コンテンツを受信しながらサービス提供者のプレゼンス情報の変更を知るため、希望するサービス提供者の状況を容易に知ることができるという効果がある。
また、ストリーミングサーバ5は、受信したプレゼンス情報をプレゼンス情報保存部55に保存し、サービス提供装置2がプレゼンス情報を変更した場合に、変更したプレゼンス情報をコンテンツに挿入する。このため、サービス提供装置2は、変更されたプレゼンス情報のみSIPプレゼンスサーバ4に送ればよいため、サービス提供装置2、SIPプレゼンスサーバ4、ストリーミングサーバ5を接続する回線の帯域を圧迫しない。
また、コンテンツは、ストリーミングサーバ5によって、動画または音声のデータを含む連続するトランスポートパケットで構成されるトランスポートストリームで送信される。ストリーミングサーバ5は、コンテンツを複数のトランスポートパケットに分割することで大きなデータ量を有するコンテンツであっても、映像表示装置3に少しずつ送信できる。また、トランスポートパケットが送信途中に喪失した場合であっても、再送信が容易である。また、ストリーミングサーバ5は、トランスポートストリームにプレゼンス情報を含むトランスポートパケットを挿入することで、トランスポートパケットの連続性を維持した状態で映像表示装置3にトランスポートストリームを送信できる。
また、トランスポートストリームは、MPEGストリームであり、プレゼンス情報は、MPEGストリームに含まれ、MPEGのデータ構成を規定するメタデータに挿入される。ストリーミングサーバ5は、コンテンツを汎用のMPEGストリームで送信するため、映像表示装置3が受信したMPEGストリームを解析し、コンテンツを再生したり、プレゼンス情報を取り出したりすることが容易となる。
なお、上述した実施の形態例では、トランスポートパケットが連続するトランスポートストリームの一部に、プレゼンス情報が付与されたトランスポートパケットを挿入する処理について説明したが、コンテンツ自体に変更されたプレゼンス情報を付与して、映像表示装置3にコンテンツを送信してもよい。
ここで、図15を参照して、プレゼンス情報をスーパインポーズとしてコンテンツ(動画)に挿入して送信する処理の例について説明する。ここでは、各ブロックが行う処理の要求と応答に着目して詳細化して示す。ただし、ステップS41〜S44,S46〜S50,S51〜S60までの処理は、上述したプレゼンス情報をトランスポートストリームに格納して送信する処理の例(図9参照)と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本例では、SIPプレゼンスサーバ4は、変更されたプレゼンス情報をストリーミングサーバ5に通知する(ステップS44)。ストリーミングサーバ5は、受け取ったプレゼンス情報をスーパインポーズとしてコンテンツに挿入する(ステップS45)。このとき、プレゼンス情報挿入部52は、受信したプレゼンス情報を、前記コンテンツを再生して得られる画像に重ねて合成する。そして、プレゼンス情報挿入部52は、合成した画像から前記コンテンツを生成する。コンテンツ送信部53は、生成されたコンテンツをMPEGストリームとして映像表示装置3にストリーミング送信する(ステップS51)。
このように、ストリーミングサーバ5は、受信したプレゼンス情報を、前記コンテンツを再生して得られる画像に重ねて合成(スーパインポーズ)し、合成した画像からコンテンツを生成して、映像表示装置3にストリーミング送信する。このため、ユーザは、リアルタイムで更新されるコンテンツを視聴しながら、サービス提供者のプレゼンスを知ることができる。また、プレゼンス情報は、コンテンツの一部に含まれる動画として送信されるので、映像表示装置3はプレゼンス情報を表示するために特別な機能を有さなくてもよい。ただし、プレゼンス情報をコンテンツにスーパインポーズする処理は、ストリーミングサーバ5の他、サービス提供装置2またはSIPプレゼンスサーバ4で行ってもよい。
なお、ここまで説明した実施の形態においては、図1などに示した各機器を、それぞれの処理を行う専用の装置として構成されたものを想定したが、例えばストリーミングサーバなどの各機器として、汎用のコンピュータ装置を使用して構成させてもよい。この場合、そのコンピュータ装置に実装させることで上述説明した各処理機能部が構成されるプログラム(ソフトウェア)を用意すれば良い。プログラムは、各種記憶媒体に記憶させて配布する他に、インターネットなどの伝送媒体を経由してダウンロードさせる構成としてもよい。
本発明の一実施の形態例におけるサービス提供システムの例を示す構成図である。 本発明の一実施の形態例におけるサービス提供装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例における映像表示装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例におけるストリーミングサーバの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス情報を配信する処理の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス情報の記述例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるトランスポートストリームとトランスポートパケットの構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるトランスポートパケットの挿入例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるサービス提供システムの処理の例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施の形態例における選択メニューの初期画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス情報が更新された場合の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話の発信を選択する画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるサービス提供者を選択する画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるサービス提供者への電話の発信を選択する画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス情報をスーパインポーズとしてコンテンツ(動画)に挿入して送信する処理の例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…サービス提供システム、2…サービス提供装置、3…映像表示装置、4…SIPプレゼンスサーバ、5…ストリーミングサーバ、21…撮像部、22…動画送信部、23…動画受信部、24…SIPプレゼンス部、25…SIPシグナリング部、26…表示部、31…撮像部、32…動画送信部、33…動画受信部、34…SIPシグナリング部、35…表示部、36…操作部

Claims (13)

  1. 動画と音声の提供を含むサービスを要求する映像表示装置に前記サービスを提供するサービス提供装置は、第1の伝送方式を用いて、前記サービス提供装置が提供するサービスの内容を含む動画コンテンツを送信するストリーミングサーバに、前記サービス提供装置の使用状態と前記サービス提供装置への接続情報を含むプレゼンス情報を送信し、
    前記ストリーミングサーバは、前記サービス提供装置から受信した前記プレゼンス情報を前記動画コンテンツのデータに挿入した状態で、前記動画コンテンツのデータを前記映像表示装置にストリーミング送信し、
    前記映像表示装置は、前記ストリーミングサーバから受信した前記動画コンテンツのデータより前記プレゼンス情報を取り出し、前記プレゼンス情報の内容に基づいた表示を行い、その表示に基づいたユーザの選択操作があるとき、前記プレゼンス情報に含まれる接続情報を使用した接続処理を第2の伝送方式で行って、前記サービス提供装置に前記サービスの提供を要求し、
    前記サービス提供装置は、前記サービスを要求する映像表示装置に対して、前記第2の伝送方式を用いて前記サービスを提供するための伝送路を確立し、前記伝送路を経由して、前記映像表示装置に前記サービスを提供する
    サービス提供方法。
  2. 請求項1記載のサービス提供方法において、
    前記映像表示装置は、受信した動画コンテンツのデータより取り出したプレゼンス情報に含まれる前記サービス提供装置の使用状態として、少なくともオンラインとビジーの区別を表示する
    サービス提供方法。
  3. 請求項2記載のサービス提供方法において、
    前記映像表示装置は、前記使用状態でオンラインであることが示されるとき、前記接続情報を使用した接続処理が行える画面を表示する
    サービス提供方法。
  4. 請求項3記載のサービス提供方法において、
    前記動画コンテンツのデータは、動画コンテンツのパケットデータが連続したトランスポートストリームとして送信され、
    前記プレゼンス情報は、所定のコンピュータ言語で記述されたパケットデータであり、そのプレゼンス情報のパケットデータを前記動画コンテンツのパケットデータが連続したトランスポートストリームに挿入して、前記映像表示装置にストリーミング送信する
    サービス提供方法。
  5. 請求項4記載のサービス提供方法において、
    前記トランスポートストリームは、MPEGストリームであり、
    前記プレゼンス情報は、前記MPEGストリームに含まれ、MPEGのデータ構成を規定するメタデータに挿入される
    サービス提供方法。
  6. 請求項1記載のサービス提供方法において、
    前記ストリーミングサーバは、前記受信したプレゼンス情報を保存部に保存し、前記サービス提供装置が前記プレゼンス情報を変更した場合に、前記変更したプレゼンス情報を前記コンテンツに挿入する
    サービス提供方法。
  7. 動画と音声の提供を含むサービスを要求する映像表示装置に前記サービスを提供するサービス提供装置から、第1の伝送方式を用いて、前記サービス提供装置の使用状態と前記サービス提供装置への接続情報を含むプレゼンス情報を受信するプレゼンス受信部と、
    前記サービス提供装置から受信した前記プレゼンス情報を、配信する動画コンテンツに挿入するプレゼンス挿入部と、
    前記サービス提供装置が提供するサービスの内容を含む前記プレゼンス情報が挿入された前記動画コンテンツを前記映像表示装置にストリーミング送信するコンテンツ送信部と、を備える
    ストリーミングサーバ。
  8. 請求項7記載のストリーミングサーバにおいて、
    前記プレゼンス情報に含まれる前記サービス提供装置の使用状態には、少なくともオンラインとビジーの区別が含まれる
    ストリーミングサーバ。
  9. 請求項8記載のストリーミングサーバにおいて、
    前記動画コンテンツのデータは、動画コンテンツのパケットデータが連続したトランスポートストリームとして送信され、
    前記プレゼンス情報は、所定のコンピュータ言語で記述されたパケットデータであり、そのプレゼンス情報のパケットデータを前記動画コンテンツのパケットデータが連続したトランスポートストリームに挿入して、ストリーミング送信する
    ストリーミングサーバ。
  10. サービスを提供するサービス提供装置から、第1の伝送方式を用いて、前記サービス提供装置の使用状態と前記サービス提供装置への接続情報を含むプレゼンス情報を受信するプレゼンス情報受信処理と、
    前記サービス提供装置から受信した前記プレゼンス情報を、配信する動画コンテンツに挿入するプレゼンス情報挿入処理と、
    前記サービス提供装置が提供するサービスの内容を含む前記プレゼンス情報が挿入された前記動画コンテンツを、映像表示装置にストリーミング送信するコンテンツ送信処理と、を含む
    ストリーミング送信方法。
  11. 動画と音声の提供を含むサービスを要求する映像表示装置に前記サービスを提供するサービス提供装置から、第1の伝送方式を用いて、前記サービス提供装置の使用状態と前記サービス提供装置への接続情報を含むプレゼンス情報を受信し、
    前記サービス提供装置から受信した前記プレゼンス情報を配信する動画コンテンツに挿入し、
    前記サービス提供装置が提供するサービスの内容を含む前記プレゼンス情報が挿入された前記動画コンテンツを前記映像表示装置にストリーミング送信する処理を実行させる
    プログラム。
  12. 請求項11記載のプログラムにおいて、
    前記プレゼンス情報に含まれる前記サービス提供装置の使用状態には、少なくともオンラインとビジーの区別が含まれる
    プログラム。
  13. 請求項12記載のプログラムにおいて、
    前記動画コンテンツのデータは、動画コンテンツのパケットデータが連続したトランスポートストリームとして送信され、
    前記プレゼンス情報は、所定のコンピュータ言語で記述されたパケットデータであり、そのプレゼンス情報のパケットデータを前記動画コンテンツのパケットデータが連続したトランスポートストリームに挿入して、ストリーミング送信する
    プログラム。
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