JPH08272041A - カラー写真ハロゲン化銀材料 - Google Patents
カラー写真ハロゲン化銀材料Info
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- JPH08272041A JPH08272041A JP8092993A JP9299396A JPH08272041A JP H08272041 A JPH08272041 A JP H08272041A JP 8092993 A JP8092993 A JP 8092993A JP 9299396 A JP9299396 A JP 9299396A JP H08272041 A JPH08272041 A JP H08272041A
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- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/815—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by means for filtering or absorbing ultraviolet light, e.g. optical bleaching
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- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
- G03C1/035—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein characterised by the crystal form or composition, e.g. mixed grain
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 写真材料にＵＶからの長期間の保護を与え
る。 【解決手段】 本発明は１０〜１００ｎｍの平均一次粒
子直径を有するＴｉＯ2顔料を少なくとも１層に含むカ
ラーは写真ハロゲン化銀材料を提供する。
る。 【解決手段】 本発明は１０〜１００ｎｍの平均一次粒
子直径を有するＴｉＯ2顔料を少なくとも１層に含むカ
ラーは写真ハロゲン化銀材料を提供する。
Description
【０００１】カラー写真材料は常に、処理後に材料中に
存在する画像形成色素類の光−安定性の向上又は維持の
ためのＵＶ吸収剤類を含む。ＵＶ光の豊富な昼光は、画
像形成色素類を退色させ得る。
存在する画像形成色素類の光−安定性の向上又は維持の
ためのＵＶ吸収剤類を含む。ＵＶ光の豊富な昼光は、画
像形成色素類を退色させ得る。
【０００２】ＵＶ光の吸収のために写真材料中で通常用
いられる化合物の例はアリール−置換ベンゾトリアゾー
ル化合物（ＵＳ ３ ５３３ ７９４、ＤＥ ４２ ２
９ ２３３）、４−チアゾリドン化合物（ＵＳ ３ ３１４
７９４、ＵＳ ３ ３５２ ６８１）、ベンゾフェノ
ン化合物（ＪＰ−Ａ−２７８４／７１）、ケイ皮酸エス
テル類（ＵＳ ３ ７０５ ８０５、ＵＳ ３ ７０７
３７５）、ブタジエン化合物（ＵＳ ７ ０４５ ２
２９）、ベンズオキサゾール化合物（ＵＳ３ ７００
４５５）、アリール−置換トリアジン化合物（ＤＥ ２
１ １３８３３、ＥＰ ５２０ ９３８、ＥＰ ５３０
１３５、ＥＰ ５３１ ２５８）及びベンゾイルチオ
フェン化合物（ＧＢ ９７３ ９１９、ＥＰ ５２１ ８２３）を含む。媒染剤に浸漬することにより特定の層
に固定することができるＵＶ−吸収性カプラー類、又は
ポリマー類も用いることができる。
いられる化合物の例はアリール−置換ベンゾトリアゾー
ル化合物（ＵＳ ３ ５３３ ７９４、ＤＥ ４２ ２
９ ２３３）、４−チアゾリドン化合物（ＵＳ ３ ３１４
７９４、ＵＳ ３ ３５２ ６８１）、ベンゾフェノ
ン化合物（ＪＰ−Ａ−２７８４／７１）、ケイ皮酸エス
テル類（ＵＳ ３ ７０５ ８０５、ＵＳ ３ ７０７
３７５）、ブタジエン化合物（ＵＳ ７ ０４５ ２
２９）、ベンズオキサゾール化合物（ＵＳ３ ７００
４５５）、アリール−置換トリアジン化合物（ＤＥ ２
１ １３８３３、ＥＰ ５２０ ９３８、ＥＰ ５３０
１３５、ＥＰ ５３１ ２５８）及びベンゾイルチオ
フェン化合物（ＧＢ ９７３ ９１９、ＥＰ ５２１ ８２３）を含む。媒染剤に浸漬することにより特定の層
に固定することができるＵＶ−吸収性カプラー類、又は
ポリマー類も用いることができる。
【０００３】これらの有機化合物の欠点は、それらがそ
れ自身、限られた程度にしか光−安定性でないことであ
る。ＵＶ−吸収性化合物が光により破壊されると、画像
形成色素は退色し始める。
れ自身、限られた程度にしか光−安定性でないことであ
る。ＵＶ−吸収性化合物が光により破壊されると、画像
形成色素は退色し始める。
【０００４】本発明の目的は、写真材料の長期保護に適
したＵＶ−吸収性物質を提供することである。
したＵＶ−吸収性物質を提供することである。
【０００５】今回、平均一次粒子直径が１０〜１００ｎ
ｍ、好ましくは１５〜３０ｎｍのＴｉＯ2顔料を用い
て、この目的が達成され得ることが見いだされた。これ
らのＴｉＯ2顔料は透明であり、約０．２μｍの最適粒
径を有するＴｉＯ2（ルチル及びアナタース）に基づく
従来の白色顔料と比較して光−散乱性をほとんど示さな
い。さらにそれらは、特に他の金属酸化物の含有率が可
能な限り低く、５重量％未満、好ましくは２重量％未満
である場合、無色である。
ｍ、好ましくは１５〜３０ｎｍのＴｉＯ2顔料を用い
て、この目的が達成され得ることが見いだされた。これ
らのＴｉＯ2顔料は透明であり、約０．２μｍの最適粒
径を有するＴｉＯ2（ルチル及びアナタース）に基づく
従来の白色顔料と比較して光−散乱性をほとんど示さな
い。さらにそれらは、特に他の金属酸化物の含有率が可
能な限り低く、５重量％未満、好ましくは２重量％未満
である場合、無色である。
【０００６】本発明のＴｉＯ2顔料は、一次粒子の８０
％より多くが１００ｎｍ未満の直径を有する場合に特に
有利である。
％より多くが１００ｎｍ未満の直径を有する場合に特に
有利である。
【０００７】上記の性質を有する透明ＴｉＯ2顔料は、
例えばＧｕｎｔｅｒ Ｂｕｘｂａｕｍ，Ｉｎｄｕｓｔｒ
ｉａｌ Ｉｎｏｒｇａｎｉｃ Ｐｉｇｍｅｎｔｓ，ＶＣ
ＨＷｅｉｎｈｅｉｍ，Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ，Ｂａｓｌｅ，
Ｃａｍｂｒｉｄｇｅ，Ｔｏｋｙｏ（１９９３），ｐａｇ
ｅｓ２２７−２２８から既知である。
例えばＧｕｎｔｅｒ Ｂｕｘｂａｕｍ，Ｉｎｄｕｓｔｒ
ｉａｌ Ｉｎｏｒｇａｎｉｃ Ｐｉｇｍｅｎｔｓ，ＶＣ
ＨＷｅｉｎｈｅｉｍ，Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ，Ｂａｓｌｅ，
Ｃａｍｂｒｉｄｇｅ，Ｔｏｋｙｏ（１９９３），ｐａｇ
ｅｓ２２７−２２８から既知である。
【０００８】本発明のＴｉＯ2顔料は写真材料におい
て、現像により形成され、ＵＶから保護されるべき色素
が位置している層より、光源から遠くない層で用いられ
るのが好ましい。
て、現像により形成され、ＵＶから保護されるべき色素
が位置している層より、光源から遠くない層で用いられ
るのが好ましい。
【０００９】本発明のＴｉＯ2顔料は、保護されるべき
色素を含む層より光源に近く配置される層で用いられる
のが好ましい。
色素を含む層より光源に近く配置される層で用いられる
のが好ましい。
【００１０】特に、本発明のＴｉＯ2顔料は写真材料の
１ｍ2当たり０．３ｍｇ〜５ｇ、好ましくは３０ｍｇ〜
３ｇの量で用いられる。
１ｍ2当たり０．３ｍｇ〜５ｇ、好ましくは３０ｍｇ〜
３ｇの量で用いられる。
【００１１】本発明のＴｉＯ2顔料がゼラチン溶液中に
分散され、かくして流延して層を形成することができる
と特に有利である。これは、通常高−沸点有機溶媒中に
分散され、かくしてゼラチン溶液中の微滴として乳化さ
れねばならない従来のＵＶ吸収剤類を用いる場合より有
意に薄い層を得る結果を生ずる。
分散され、かくして流延して層を形成することができる
と特に有利である。これは、通常高−沸点有機溶媒中に
分散され、かくしてゼラチン溶液中の微滴として乳化さ
れねばならない従来のＵＶ吸収剤類を用いる場合より有
意に薄い層を得る結果を生ずる。
【００１２】本発明のＴｉＯ2顔料は、それらが有機Ｕ
Ｖ吸収剤と対照的にＵＶ光により破壊されないので、写
真現像の後に得られる色素の永続的保護を与える。
Ｖ吸収剤と対照的にＵＶ光により破壊されないので、写
真現像の後に得られる色素の永続的保護を与える。
【００１３】本発明のＴｉＯ2顔料はカラー写真プリン
ト材料、すなわち印画紙（ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｃ
ｐａｐｅｒ）及びディスプレー目的のための透明カラー
写真フィルムに加えられるのが好ましい。
ト材料、すなわち印画紙（ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｃ
ｐａｐｅｒ）及びディスプレー目的のための透明カラー
写真フィルムに加えられるのが好ましい。
【００１４】写真材料は支持体及び少なくとも１層の感
光性ハロゲン化銀乳剤層を含む。適した支持体はＲｅｓ
ｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａ
ｒｔ１（１９９５）ｐ．２８５に開示されている。
光性ハロゲン化銀乳剤層を含む。適した支持体はＲｅｓ
ｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａ
ｒｔ１（１９９５）ｐ．２８５に開示されている。
【００１５】カラー写真材料は通常少なくとも１層の赤
−感性、少なくとも１層の緑−感性及び少なくとも１層
の青−感性ハロゲン化銀乳剤層を、場合により中間層及
び保護層と共に含む。
−感性、少なくとも１層の緑−感性及び少なくとも１層
の青−感性ハロゲン化銀乳剤層を、場合により中間層及
び保護層と共に含む。
【００１６】カラー写真ネガティブフィルム及び反転フ
ィルムは支持体上に以下の順序で、２又は３層の赤−感
性シアンカプリング、２又は３層の緑−感性マゼンタカ
プリング、及び２又は３層の青−感性イエローカプリン
グハロゲン化銀乳剤層を含む。同じ分光感度の層はそれ
らの感光度により区別され、感度がより低い層が感度が
より高い層より通常支持体に近く配置される。
ィルムは支持体上に以下の順序で、２又は３層の赤−感
性シアンカプリング、２又は３層の緑−感性マゼンタカ
プリング、及び２又は３層の青−感性イエローカプリン
グハロゲン化銀乳剤層を含む。同じ分光感度の層はそれ
らの感光度により区別され、感度がより低い層が感度が
より高い層より通常支持体に近く配置される。
【００１７】緑−及び青−感性層の間に、通常イエロー
フィルター層があり、青光がイエローフィルター層より
支持体に近い層に達するのを防ぐ。
フィルター層があり、青光がイエローフィルター層より
支持体に近い層に達するのを防ぐ。
【００１８】異なる層配置の可能性及びそれらの写真特
性への影響は、Ｊ．Ｉｎｆ．Ｒｅｃ．Ｍａｔｓ．，１９
９４，Ｖｏｌ．２２，ｐ．１８３−１９３に記載されて
いる。
性への影響は、Ｊ．Ｉｎｆ．Ｒｅｃ．Ｍａｔｓ．，１９
９４，Ｖｏｌ．２２，ｐ．１８３−１９３に記載されて
いる。
【００１９】通常カラー写真フィルムより感光度が低い
カラー印画紙は、通常支持体上に以下の層の配列：青−
感性イエローカプラー含有、緑−感性マゼンタカプラー
含有、及び赤−感性シアンカプラー含有ハロゲン化銀乳
剤層を含み、イエローフィルター層は省略することがで
きる。
カラー印画紙は、通常支持体上に以下の層の配列：青−
感性イエローカプラー含有、緑−感性マゼンタカプラー
含有、及び赤−感性シアンカプラー含有ハロゲン化銀乳
剤層を含み、イエローフィルター層は省略することがで
きる。
【００２０】ある結果を得るために、感光性層の数及び
配置を変えることができる。例えばカラー写真フィルム
においてすべての高感度層を１つの層単位に合わせ、す
べての低感度層を１つの層単位に合わせ、感度を強化す
ることができる（ＤＥ ２５３０ ６４５）。
配置を変えることができる。例えばカラー写真フィルム
においてすべての高感度層を１つの層単位に合わせ、す
べての低感度層を１つの層単位に合わせ、感度を強化す
ることができる（ＤＥ ２５３０ ６４５）。
【００２１】写真乳剤層の必須の成分は結合剤、ハロゲ
ン化銀粒子及びカラーカプラーである。
ン化銀粒子及びカラーカプラーである。
【００２２】適した結合剤類に関する情報はＲｅｓｅａ
ｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ
２（１９９５），ｐ．２８６に開示されている。
ｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ
２（１９９５），ｐ．２８６に開示されている。
【００２３】適したハロゲン化銀乳剤、それらの製造、
熟成、安定化、ならびに適した分光増感及び適した分光
増感色素に関する情報は、Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃ
ｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ３（１９９５），
ｐ．２８６及びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒ
ｅ ３７０３８，Ｔｅｉｌ ＸＶ（１９９５），ｐ．８
９に開示されている。
熟成、安定化、ならびに適した分光増感及び適した分光
増感色素に関する情報は、Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃ
ｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ３（１９９５），
ｐ．２８６及びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒ
ｅ ３７０３８，Ｔｅｉｌ ＸＶ（１９９５），ｐ．８
９に開示されている。
【００２４】カメラを用いて写真を撮るために適した感
度を有する写真材料は通常、銀ブロミドヨーダイド乳剤
を含み、それは少量の銀クロリドを含むことができる。
写真プリント材料は最高８０モル％のＡｇＢｒを含む銀
クロリドブロミド乳剤、又は９５モル％より多いＡｇＣ
ｌを含む銀クロリドブロミド乳剤を含む。
度を有する写真材料は通常、銀ブロミドヨーダイド乳剤
を含み、それは少量の銀クロリドを含むことができる。
写真プリント材料は最高８０モル％のＡｇＢｒを含む銀
クロリドブロミド乳剤、又は９５モル％より多いＡｇＣ
ｌを含む銀クロリドブロミド乳剤を含む。
【００２５】カラーカプラーに関する情報はＲｅｓｅａ
ｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ
４（１９９５），ｐ．２８８及びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄ
ｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７０３８，ＰａｒｔＩＩ（１９
９５），ｐ．８０に開示されている。カラーカプラー及
びカラー現像薬の酸化生成物から形成される染料の最大
吸収は以下の領域内にあるのが好ましい： イエロー ４３０〜４６０ｎｍ マゼンタ ５４０〜５６０ｎｍ シアン ６３０〜７００ｎｍ 感度、粒状性、鮮鋭度及び色分解を向上させるために、
カラー現像薬の酸化生成物との反応により写真結果に影
響を与える他の化合物を放出する化合物、例えば現像抑
制剤を放出するＤＩＲ−カプラー類がカラー写真フィル
ムにおいてしばしば用いられる。
ｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ
４（１９９５），ｐ．２８８及びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄ
ｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７０３８，ＰａｒｔＩＩ（１９
９５），ｐ．８０に開示されている。カラーカプラー及
びカラー現像薬の酸化生成物から形成される染料の最大
吸収は以下の領域内にあるのが好ましい： イエロー ４３０〜４６０ｎｍ マゼンタ ５４０〜５６０ｎｍ シアン ６３０〜７００ｎｍ 感度、粒状性、鮮鋭度及び色分解を向上させるために、
カラー現像薬の酸化生成物との反応により写真結果に影
響を与える他の化合物を放出する化合物、例えば現像抑
制剤を放出するＤＩＲ−カプラー類がカラー写真フィル
ムにおいてしばしば用いられる。
【００２６】そのような化合物、主にカプラー類に関す
る情報はＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３
７２５４，Ｐａｒｔ５（１９９５），ｐ．２９０及びＲ
ｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７０３８，
Ｐａｒｔ ＸＩＶ（１９９５），ｐ．８６に開示されて
いる。
る情報はＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３
７２５４，Ｐａｒｔ５（１９９５），ｐ．２９０及びＲ
ｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７０３８，
Ｐａｒｔ ＸＩＶ（１９９５），ｐ．８６に開示されて
いる。
【００２７】通常疎水性である層のカラーカプラー類及
び他の成分は、高沸点有機溶媒類中に溶解又は分散され
るのが好ましい。得られる溶液又は分散液を次いで、結
合剤の水溶液、通常ゼラチン溶液中に乳化する。
び他の成分は、高沸点有機溶媒類中に溶解又は分散され
るのが好ましい。得られる溶液又は分散液を次いで、結
合剤の水溶液、通常ゼラチン溶液中に乳化する。
【００２８】乾燥後、高沸点有機溶媒を用いた溶液又は
分散液を、０．０５〜０．８ｎｍの直径を有する微滴と
して層に分布させる。
分散液を、０．０５〜０．８ｎｍの直径を有する微滴と
して層に分布させる。
【００２９】適した高沸点有機溶媒、該溶媒を用いた溶
液を写真材料の層中に導入する方法、及びさらに化学化
合物を写真層中に導入する方法は、Ｒｅｓｅａｒｃｈ
Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ６（１９
９５），ｐ．２９２に開示されている。
液を写真材料の層中に導入する方法、及びさらに化学化
合物を写真層中に導入する方法は、Ｒｅｓｅａｒｃｈ
Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ６（１９
９５），ｐ．２９２に開示されている。
【００３０】分光感度の異なる層の間の中間層は、現像
薬の酸化生成物が、ある感光性層から分光感度の異なる
他の感光性層に望ましくない拡散をするのを防ぐ試薬を
含むことができる。
薬の酸化生成物が、ある感光性層から分光感度の異なる
他の感光性層に望ましくない拡散をするのを防ぐ試薬を
含むことができる。
【００３１】この目的のために適した化合物（ホワイト
カプラー、掃去剤）はＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏ
ｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ７（１９９５），ｐ．
２９２及びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ
３７０３８，ＰａｒｔＩＩＩ（１９９５），ｐ．８４に
開示されている。
カプラー、掃去剤）はＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏ
ｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ７（１９９５），ｐ．
２９２及びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ
３７０３８，ＰａｒｔＩＩＩ（１９９５），ｐ．８４に
開示されている。
【００３２】写真材料はさらに他のＵＶ−吸収剤、光学
的増白剤、スペーサー類、フィルター色素、ホルマリン
掃去剤、光安定剤、酸化−防止剤、Ｄmin−色素、色素
類、カプラー及びホワイトの安定性を向上させるため
の、及び色カブリ（ｃｏｌｏｒｆｏｇｇｉｎｇ）を減少
させるための添加剤、可塑剤（ラテックス類）、殺生物
剤、ならびに他を含むことができる。
的増白剤、スペーサー類、フィルター色素、ホルマリン
掃去剤、光安定剤、酸化−防止剤、Ｄmin−色素、色素
類、カプラー及びホワイトの安定性を向上させるため
の、及び色カブリ（ｃｏｌｏｒｆｏｇｇｉｎｇ）を減少
させるための添加剤、可塑剤（ラテックス類）、殺生物
剤、ならびに他を含むことができる。
【００３３】適した化合物はＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓ
ｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ８（１９９
５），ｐ．２９２及びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏ
ｓｕｒｅ３７０３８，Ｐａｒｔ ＩＶ、Ｖ、ＶＩ、ＶＩ
Ｉ、Ｘ、ＸＩ及びＸＩＩ（１９９５），ｐ．８４に開示
されている。
ｃｌｏｓｕｒｅ ３７２５４，Ｐａｒｔ８（１９９
５），ｐ．２９２及びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏ
ｓｕｒｅ３７０３８，Ｐａｒｔ ＩＶ、Ｖ、ＶＩ、ＶＩ
Ｉ、Ｘ、ＸＩ及びＸＩＩ（１９９５），ｐ．８４に開示
されている。
【００３４】写真材料の層は通常硬膜される。適した硬
膜剤はＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７
２５４，Ｐａｒｔ９（１９９５），ｐ．２９４及びＲｅ
ｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７０３８，ｐ
ａｒｔＸＩＩ（１９９５），ｐ．８６に開示されてい
る。
膜剤はＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７
２５４，Ｐａｒｔ９（１９９５），ｐ．２９４及びＲｅ
ｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７０３８，ｐ
ａｒｔＸＩＩ（１９９５），ｐ．８６に開示されてい
る。
【００３５】カラー写真材料は画像通りの露光の後、処
理される。種々の処理法及びそのために必要な化学物質
の詳細は、Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ
３７２５４，Ｐａｒｔ１０（１９９５），ｐ．２９４及
びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７０３
８，ｐａｒｔＸＶＩ〜ＸＸＩＩＩ（１９９５），ｐ．９
５に開示されている。
理される。種々の処理法及びそのために必要な化学物質
の詳細は、Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ
３７２５４，Ｐａｒｔ１０（１９９５），ｐ．２９４及
びＲｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ ３７０３
８，ｐａｒｔＸＶＩ〜ＸＸＩＩＩ（１９９５），ｐ．９
５に開示されている。
【００３６】
【実施例】実施例１ （比較） 両側にポリエチレンがコーティングされた紙から成るフ
ィルムベース上に以下の層を記載の順序で堆積（ｄｅｐ
ｏｓｉｔｉｎｇ）させることにより、カラー写真記録材
料を製造した。記載の量はそれぞれの場合に１ｍ2に関
する。ハロゲン化銀の堆積の場合は対応するＡｇＮＯ3
の量を示す。
ィルムベース上に以下の層を記載の順序で堆積（ｄｅｐ
ｏｓｉｔｉｎｇ）させることにより、カラー写真記録材
料を製造した。記載の量はそれぞれの場合に１ｍ2に関
する。ハロゲン化銀の堆積の場合は対応するＡｇＮＯ3
の量を示す。
【００３７】第１層（基質層）： ０．１ｇのゼラチン 第２層（青−感性層）： １．２５ｇのゼラチン ０．４２ｇのイエローカプラーＧＢ−１ ０．１８ｇのイエローカプラーＧＢ−２ ０．０５ｇのトリクレシルホスフェート（ＴＣＰ） ０．１０ｇの安定剤ＳＴ−１ ０．３０ｍｇの安定剤ＳＴ−２ ０．７０ｍｇの増感剤Ｓ−１ と共に０．５ｇのＡｇＮＯ3を含む青−増感ハロゲン化
銀乳剤（９９．５モル％のクロリド、０．５モル％のブ
ロミド、平均粒径０．９μｍ） 第３層（中間層）： １．１ｇのゼラチン ０．０６ｇのＯｘｆｏｒｍ掃去剤Ｏ−１ ０．０６ｇのＯｘｆｏｒｍ掃去剤Ｏ−２ ０．１２ｇのＴＣＰ 第４層（緑−感性層）： ０．７７ｇのゼラチン ０．４１ｇのマゼンタカプラーＰＰ−１ ０．０６ｇの安定剤ＳＴ−３ ０．５０ｍｇの安定剤ＳＴ−４ ０．１２ｇのＯ−２ ０．３４ｇのフタル酸ジブチル ０．７０ｍｇの増感剤Ｓ−２ と共に０．４０ｇのＡｇＮＯ3を含む緑−増感ハロゲン
化銀乳剤（９９．５モル％のクロリド、０．５モル％の
ブロミド、平均粒径０．４７μｍ） 第５層（ＵＶ保護層）： １．１５ｇのゼラチン ０．５０ｇのＵＶ吸収剤ＵＶ−１ ０．１０ｇのＵＶ吸収剤ＵＶ−２ ０．０３ｇのＯ−１ ０．０３ｇのＯ−２ ０．３５ｇのＴＣＰ 第６層（赤−感性層）： １．００ｇのゼラチン ０．４６ｇのシアンカプラーＢＧ−１ ０．４６ｇのＴＣＰ ０．６０ｍｇの安定剤ＳＴ−５ ０．０３ｍｇの増感剤Ｓ−３ と共に０．３０ｇのＡｇＮＯ3を含む赤−増感ハロゲン
化銀乳剤（９９．５モル％のクロリド、０．５モル％の
ブロミド、平均粒径０．５０μｍ） 第７層（ＵＶ保護層）： ０．３５ｇのゼラチン ０．１５ｇのＵＶ−１ ０．０３ｇのＵＶ−２ ０．０９ｇのＴＣＰ 第８層（保護層）： ０．９ｇのゼラチン ０．３ｇの硬膜剤Ｈ−１ ０．０５ｇの光学的増白剤Ｗ−１ ０．０７ｇのポリビニルピロリドン １．２ｍｇのシリコン油 ２．５ｍｇのポリメチルメタクリレートスペーサー
銀乳剤（９９．５モル％のクロリド、０．５モル％のブ
ロミド、平均粒径０．９μｍ） 第３層（中間層）： １．１ｇのゼラチン ０．０６ｇのＯｘｆｏｒｍ掃去剤Ｏ−１ ０．０６ｇのＯｘｆｏｒｍ掃去剤Ｏ−２ ０．１２ｇのＴＣＰ 第４層（緑−感性層）： ０．７７ｇのゼラチン ０．４１ｇのマゼンタカプラーＰＰ−１ ０．０６ｇの安定剤ＳＴ−３ ０．５０ｍｇの安定剤ＳＴ−４ ０．１２ｇのＯ−２ ０．３４ｇのフタル酸ジブチル ０．７０ｍｇの増感剤Ｓ−２ と共に０．４０ｇのＡｇＮＯ3を含む緑−増感ハロゲン
化銀乳剤（９９．５モル％のクロリド、０．５モル％の
ブロミド、平均粒径０．４７μｍ） 第５層（ＵＶ保護層）： １．１５ｇのゼラチン ０．５０ｇのＵＶ吸収剤ＵＶ−１ ０．１０ｇのＵＶ吸収剤ＵＶ−２ ０．０３ｇのＯ−１ ０．０３ｇのＯ−２ ０．３５ｇのＴＣＰ 第６層（赤−感性層）： １．００ｇのゼラチン ０．４６ｇのシアンカプラーＢＧ−１ ０．４６ｇのＴＣＰ ０．６０ｍｇの安定剤ＳＴ−５ ０．０３ｍｇの増感剤Ｓ−３ と共に０．３０ｇのＡｇＮＯ3を含む赤−増感ハロゲン
化銀乳剤（９９．５モル％のクロリド、０．５モル％の
ブロミド、平均粒径０．５０μｍ） 第７層（ＵＶ保護層）： ０．３５ｇのゼラチン ０．１５ｇのＵＶ−１ ０．０３ｇのＵＶ−２ ０．０９ｇのＴＣＰ 第８層（保護層）： ０．９ｇのゼラチン ０．３ｇの硬膜剤Ｈ−１ ０．０５ｇの光学的増白剤Ｗ−１ ０．０７ｇのポリビニルピロリドン １．２ｍｇのシリコン油 ２．５ｍｇのポリメチルメタクリレートスペーサー
【００３８】
【化１】
【００３９】
【化２】
【００４０】
【化３】
【００４１】
【化４】
【００４２】実施例２（本発明に従う） これは以下の通りに比較材料と異なる： ａ）第５層においてＵＶ−１及びＵＶ−２を省略した。
【００４３】ｂ）第７層は以下の組成を有した： ０．３０ｇのゼラチン ０．２５ｇのＴｉＯ2（粒径約３０ｎｍ、密度３．８ｇ
／ｃｍ3） カラー写真記録材料を階段光学くさびを通して露光し
た。この方法の経過中、追加のフィルターを露光装置の
ビーム路中に置き、Ｄ＝０．６の光学濃度においてくさ
びが中性に現れるようにした。さらにそれぞれの場合に
赤光、緑光及び青光に関するフィルターを用いて階段光
学くさびを通して材料を露光し、シアン、マゼンタ及び
イエローの色分解が得られるようにした。露光された材
料を以下の通りに処理した： 段階 時間 温度 現像 ４５秒 ３５℃ 漂白定着 ４５秒 ３５℃ 水洗 ９０秒 ３３℃ 処理液は以下の規格に従って調製した：カラー現像薬溶液 テトラエチレングリコール ２０．０ｇ Ｎ，Ｎ−ジエチルヒドロキシルアミン ４．０ｇ （Ｎ−エチル−Ｎ−（２−メタンスルホンアミド）エチル）− ４−アミノ−３−メチルベンゼンサルフェート ５．０ｇ 亜硫酸カリウム ０．２ｇ 炭酸カリウム ３０．０ｇ ポリマレイン酸無水物 ２．５ｇ ヒドロキシエタンジホスホン酸 ０．２ｇ 光学的増白剤（４，４’−ジアミノスチルベン− スルホン酸誘導体） ２．０ｇ 臭化カリウム ０．０２ｇ 水で１リットルとし；ＫＯＨ又はＨ2ＳＯ4を用いてｐＨをｐＨ１０．２に調節。
／ｃｍ3） カラー写真記録材料を階段光学くさびを通して露光し
た。この方法の経過中、追加のフィルターを露光装置の
ビーム路中に置き、Ｄ＝０．６の光学濃度においてくさ
びが中性に現れるようにした。さらにそれぞれの場合に
赤光、緑光及び青光に関するフィルターを用いて階段光
学くさびを通して材料を露光し、シアン、マゼンタ及び
イエローの色分解が得られるようにした。露光された材
料を以下の通りに処理した： 段階 時間 温度 現像 ４５秒 ３５℃ 漂白定着 ４５秒 ３５℃ 水洗 ９０秒 ３３℃ 処理液は以下の規格に従って調製した：カラー現像薬溶液 テトラエチレングリコール ２０．０ｇ Ｎ，Ｎ−ジエチルヒドロキシルアミン ４．０ｇ （Ｎ−エチル−Ｎ−（２−メタンスルホンアミド）エチル）− ４−アミノ−３−メチルベンゼンサルフェート ５．０ｇ 亜硫酸カリウム ０．２ｇ 炭酸カリウム ３０．０ｇ ポリマレイン酸無水物 ２．５ｇ ヒドロキシエタンジホスホン酸 ０．２ｇ 光学的増白剤（４，４’−ジアミノスチルベン− スルホン酸誘導体） ２．０ｇ 臭化カリウム ０．０２ｇ 水で１リットルとし；ＫＯＨ又はＨ2ＳＯ4を用いてｐＨをｐＨ１０．２に調節。
【００４４】漂白定着溶液 チオ硫酸アンモニウム ７５．０ｇ 亜硫酸水素ナトリウム １３．５ｇ エチレンジアミンテトラ酢酸 （鉄アンモニウム塩） ４５．０ｇ 水で１リットルとし；アンモニア又は酢酸を用いてｐＨをｐＨ６．０に調節。
【００４５】処理後、中性及び色分解くさびをキセノン
アークランプからの９．６百万Ｌｘｈ、１４．４百万Ｌ
ｘｈ及び２４百万Ｌｘｈの輻射線に暴露し、％による濃
度の変化を、カブリを介した０．３、０．６、１．０及
び１．４の濃度において測定した。
アークランプからの９．６百万Ｌｘｈ、１４．４百万Ｌ
ｘｈ及び２４百万Ｌｘｈの輻射線に暴露し、％による濃
度の変化を、カブリを介した０．３、０．６、１．０及
び１．４の濃度において測定した。
【００４６】結果：表１を参照されたい。実施例２ａ〜
２ｆは全体的に、特に高輻射線量（２４百万Ｌｘｈ）に
おいて得られる優れた光安定性を示す。
２ｆは全体的に、特に高輻射線量（２４百万Ｌｘｈ）に
おいて得られる優れた光安定性を示す。
【００４７】
【表１】
【００４８】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
である。
【００４９】１．１０〜１００ｎｍの平均一次粒子直径
を有する二酸化チタン顔料を少なくとも１層に含むこと
を特徴とするカラー写真ハロゲン化銀材料。
を有する二酸化チタン顔料を少なくとも１層に含むこと
を特徴とするカラー写真ハロゲン化銀材料。
【００５０】２．二酸化チタン顔料が１５〜３０ｎｍの
平均一次粒子直径を有することを特徴とする上記１項に
記載のカラー写真ハロゲン化銀材料。
平均一次粒子直径を有することを特徴とする上記１項に
記載のカラー写真ハロゲン化銀材料。
【００５１】３．二酸化チタン顔料が写真材料の１ｍ2
当たり０．３ｍｇ〜５ｍｇの量で用いられることを特徴
とする上記１項に記載のカラー写真ハロゲン化銀材料。
当たり０．３ｍｇ〜５ｍｇの量で用いられることを特徴
とする上記１項に記載のカラー写真ハロゲン化銀材料。
【００５２】４．１０〜１００ｎｍの平均一次粒子直径
を有する二酸化チタン顔料を少なくとも１層に含むこと
を特徴とするカラー写真ハロゲン化銀プリント材料。
を有する二酸化チタン顔料を少なくとも１層に含むこと
を特徴とするカラー写真ハロゲン化銀プリント材料。
Claims (2)
- 【請求項１】 １０〜１００ｎｍの平均一次粒子直径を
有する二酸化チタン顔料を少なくとも１層に含むことを
特徴とするカラー写真ハロゲン化銀材料。 - 【請求項２】 １０〜１００ｎｍの平均一次粒子直径を
有する二酸化チタン顔料を少なくとも１層に含むことを
特徴とするカラー写真ハロゲン化銀プリント材料。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19511316.0 | 1995-03-28 | ||
| DE19511316A DE19511316A1 (de) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | Farbfotografisches Silberhalogenidmaterial |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08272041A true JPH08272041A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=7757943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8092993A Pending JPH08272041A (ja) | 1995-03-28 | 1996-03-25 | カラー写真ハロゲン化銀材料 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5731136A (ja) |
| EP (1) | EP0736800B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08272041A (ja) |
| DE (2) | DE19511316A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5736308A (en) * | 1996-04-09 | 1998-04-07 | Agfa-Gevaert Ag | Color photographic silver halide material |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19619946A1 (de) * | 1996-05-17 | 1997-11-20 | Agfa Gevaert Ag | Farbfotografisches Silberhalogenidmaterial |
| FR2765355A1 (fr) * | 1997-06-25 | 1999-01-01 | Eastman Kodak Co | Nouveau film photographique inversible pour caisson lumineux |
| DE19746513A1 (de) * | 1997-10-22 | 1999-04-29 | Agfa Gevaert Ag | Farbfotografisches Aufzeichnungsmaterial |
| DE19832937A1 (de) * | 1998-07-22 | 2000-01-27 | Agfa Gevaert Ag | Farbfotografisches Aufzeichnungsmaterial |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5075206A (en) * | 1989-03-28 | 1991-12-24 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Photographic support with titanium dioxide pigment polyolefin layer on a substrate |
| DE4302896A1 (de) * | 1993-02-02 | 1994-08-04 | Degussa | Eisenoxidhaltiges Titandioxidpulver |
-
1995
- 1995-03-28 DE DE19511316A patent/DE19511316A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-03-15 DE DE59600294T patent/DE59600294D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-15 EP EP96104127A patent/EP0736800B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-19 US US08/618,208 patent/US5731136A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-25 JP JP8092993A patent/JPH08272041A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5736308A (en) * | 1996-04-09 | 1998-04-07 | Agfa-Gevaert Ag | Color photographic silver halide material |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19511316A1 (de) | 1996-10-02 |
| EP0736800A1 (de) | 1996-10-09 |
| DE59600294D1 (de) | 1998-07-30 |
| EP0736800B1 (de) | 1998-06-24 |
| US5731136A (en) | 1998-03-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |