JPH07295126A - 写真記録材料 - Google Patents

写真記録材料

Info

Publication number
JPH07295126A
JPH07295126A JP5227801A JP22780193A JPH07295126A JP H07295126 A JPH07295126 A JP H07295126A JP 5227801 A JP5227801 A JP 5227801A JP 22780193 A JP22780193 A JP 22780193A JP H07295126 A JPH07295126 A JP H07295126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
application publication
patent application
color
compounds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5227801A
Other languages
English (en)
Inventor
Markus Geiger
マルクス・ガイガー
Hans-Horst Steinbach
ハンス−ホルスト・シユタインバツハ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert AG
Original Assignee
Agfa Gevaert AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert AG filed Critical Agfa Gevaert AG
Publication of JPH07295126A publication Critical patent/JPH07295126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/7614Cover layers; Backing layers; Base or auxiliary layers characterised by means for lubricating, for rendering anti-abrasive or for preventing adhesion
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/151Matting or other surface reflectivity altering material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/152Making camera copy, e.g. mechanical negative

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持体とその上に少なくとも1つの感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層ならびに前記感光性層上に保護層およ
び必要に応じて反対側に層を含有し、前記保護層および
/または反対側の層がゼラチンを含有する写真記録材料
であって、ゼラチンを含有する前記保護層および/また
はゼラチンを含有する反対側の層は式I 【化1】 のリコーン油を含有しそして硬膜化されていることを特
徴とする写真記録材料。 【効果】 該写真記録材料は等しくすぐれた処理前後の
すべり摩擦係数および静止摩擦係数および一定のすぐれ
た乾式引っ掻き抵抗を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、改良された表面性質をもつ写真
記録材料に関する。
【0002】写真記録材料は、通常、少なくとも1つの
感光性ハロゲン化銀乳剤層が適用された支持体および、
この上部の、少なくとも1つの保護層から成る。ハロゲ
ン化銀粒子のために通常使用されている結合剤はゼラチ
ンであり、これは適当な硬膜化剤(hardening
agent)で硬膜化され、こうして写真材料は露光
後に30℃を越える温度においてさえ処理することがで
きる。
【0003】写真材料は、一般に、ロールの製品または
積み重ねられた個々のシートとして入手可能である。両
者の場合において、静止摩擦およびすべり摩擦の係数が
最適な値であり、それらは処理前後にできるだけ同一で
あることが要求される。これらの係数が低過ぎる場合、
すなわち、表面のすべりが大き過ぎる場合、正確な積み
重ねは不可能である;個々のシートは互いにすべる。対
応して、ロールは同一平面の側面を形成せず、その結
果、乾燥後、転化の間、現像装置、カメラなどにおいて
使用する間の注ぎラインについての問題が生ずる。これ
らの係数が高過ぎる場合、シートは互いに強く付着し過
ぎるか、あるいは、ロールの場合において、過度の力を
巻出すために使用しなくてはならず、その結果、静電放
電または火花発生が生じ、材料が裂け、そして現像装置
またはカメラの輸送メカニズムの破壊が生ずる。
【0004】最初に最適に調節された係数が処理により
劣化する場合、製品の処理のとき同一の問題が生ずる。
【0005】これらの理由で、潤剤、例えば、ジアルキ
ルシリコーンまたはパラフィンを通常写真材料の最外層
に添加する。これらの製品は事実静止摩擦およびすべり
摩擦の係数を改良するが、係数は処理を通して十分に一
定にとどまらない。
【0006】かくして、本発明の目的は、処理の間にで
きるだけ最小に変化する、最適に調節されたすべり摩擦
および静止摩擦の係数を有する写真材料を提供すること
である。
【0007】静止摩擦は材料を静止状態からすべらせる
ために克服しなくてはならない摩擦であり、そしてすべ
り摩擦はすべる間の摩擦であると理解される。
【0008】驚くべきことには、この目的は、ゼラチン
を含有する写真材料の外側層の少なくとも1つの中に、
式I
【0009】
【化3】
【0010】式中、R1はヒドロキシ、アルコキシ、シ
クロアルコキシ、アリールオキシであり、R2は式
【0011】
【化4】
【0012】の残基またはR1であり、R3、R4はアル
キル、アリール、シクロアルキルであり、R5、R6
H、アルキル、アミノアルキル、ポリアミノアルキルで
あり、Aは3〜20個の炭素原子を有する直鎖状または
分枝鎖状のアルケン残基であり、ここでSi原子とN原
子との間に少なくとも3個の炭素原子の炭素鎖が存在
し、mは10〜1000、好ましくは50〜200であ
り、そしてpは1〜350、好ましくは10〜100で
ある、のリコーン油を混入し、そして前記層を硬膜化す
る(harden)ことによって達成することができ
る。
【0013】したがって、本発明は、支持体とその上に
少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層ならびに前
記感光性層上に保護層および必要に応じて反対側に層を
含有し、前記保護層および/または反対側の層がゼラチ
ンを含有する写真記録材料であって、ゼラチンを含有す
る前記保護層および/またはゼラチンを含有する反対側
の層は式Iのリコーン油を含有しそして硬膜化されてい
ることを特徴とする写真記録材料を提供する。
【0014】好ましくは、保護層の中の式Iのリコーン
油は少なくとも1つの感光性層上に使用する。この保護
層はとくに0.2〜2g/m2のゼラチンを含有する。
リコーン油はとくに1〜100mg/m2の量、好まし
くは2〜20mg/m2の量で使用する。
【0015】すべての普通の硬膜化剤、例えば、トリア
ジン硬膜化剤、ビニルスルホン硬膜化剤を使用すること
ができるが、とくにいわゆるインスタント硬膜化剤を使
用することができる。
【0016】すべり摩擦係数は次のようにして決定す
る:測定はDIN53 375に従い実施する。試験片
を塗布した(または逆の)側をそり(sled)(質量
450g;支持表面6×4cm)の下にしかつ同一材料
の試料の塗布した側に配置して適用する。ばねを介して
力をそりに加える。すべり摩擦は、10mm/秒の特定
したすべり速度で135mmの距離にわたって一定時間
で10秒の測定開始まで、静止摩擦を克服した直後に有
効に止まる力である。すべり摩擦係数はすべり摩擦力お
よび標準の力から計算する。
【0017】すべり摩擦係数は、材料の処理前後に0.
3〜0.4の間であるべきである。静止摩擦係数は、す
べり摩擦係数の測定に類似する方法で決定し、そして測
定の初期値である。
【0018】測定はダスト不含の条件下にクリーンルー
ムの中で23℃および55%の相対湿度において実施す
る。
【0019】静止摩擦係数は、処理前後に、また0.3
〜0.4の間であるべきである。
【0020】好ましくは、式Iにおいて、R1はC1−C
4アルコキシであり、R2はC1−C4アルコキシまたは式
【0021】
【化5】
【0022】の残基であり、R3、R4はC1−C4アルキ
ル、特にCH3又はC25であり、R5、R6は水素、C1
−C4アルキル、シクロヘキシル、フェニル、残基−C
2−CH2−NH2または残基−(CH2−CH2−N
H)q−CH2−CH2−NH2であり、mは50〜200
であり、nは3〜8であり、pは30〜150であり、
そしてqは1〜8である。
【0023】式Iの適当な化合物は、例えば、次の通り
である:
【0024】
【化6】
【0025】リコーン油は保護層のゼラチンと一緒に適
用することができる。
【0026】しかしながら、ゼラチンをまず注ぎ、次い
でリコーン油を上部に、必要に応じて硬膜化剤溶液とと
もに適用することができる。
【0027】とくに、リコーン油は水性乳剤の形態で適
用し、ここにおいて乳剤は、例えば、35重量%のリコ
ーン油、3重量%の乳化剤および62重量%の水から成
る。適当な乳化剤はアニオン性(例えば、ラウリル硫酸
ナトリウム)、非イオン性(例えば、オクチルポリグリ
コールエーテル)またはカチオン性(例えば、臭化セチ
ルアンモニウム)である。
【0028】乾式引っ掻き抵抗(dry scratc
h resistance)は、ダイヤモンドを90°
の先端の角度および76μmの先端の半径で、材料の表
面を横切って垂直の力を増加して案内することによって
決定する。最初の可視の損傷が層に対して起こる力を記
載する。
【0029】写真材料は黒白または色の材料であること
ができる。
【0030】カラー写真材料の例は、カラーネガフィル
ム、カラー反転フィルム、カラーポジフィルム、カラー
写真紙、カラー反転ペーパー、色素拡散転写法または銀
色素漂白方法のための色素感光性材料である。
【0031】カラー写真材料の製造のための適当な支持
体は、例えば、半合成および合成のポリマー、例えば、
硝酸セルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ートおよびポリカーボネートのフィルム、およびバライ
タ層またはα−オレフィンポリマーで積層したペーパー
である。これらの支持体は色素および顔料、例えば、二
酸化チタンで着色することができる。それらは、また、
光に対するスクリーニングの目的で黒色に色素すること
ができる。支持体の表面は、一般に、写真乳剤層の付着
を改良するために処理し、例えば、コロナ放電処理し、
引き続いて支持体層を適用する。
【0032】カラー写真材料は、通常、少なくとも1つ
の赤感性ハロゲン化銀乳剤層、少なくとも1つの緑感性
ハロゲン化銀乳剤層および少なくとも1つの青感性ハロ
ゲン化銀乳剤層および、必要に応じて、中間層および保
護層を含有する。
【0033】結合剤、ハロゲン化銀粒子およびカラーカ
プラーは、写真乳剤層の必須の構成成分である。
【0034】ゼラチンは結合剤として使用することが好
ましい。しかしながら、それを他の合成ポリマー、半合
成ポリマーまたはなおさらに天然に産出するポリマーに
よって、部分的にあるいは完全に置換することができ
る。合成ゼラチン置換体は、例えば、ポリビニルアルコ
ール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミ
ド、ポリアクリル酸およびそれらの誘導体、とくにコポ
リマーである。天然に産出するゼラチン置換体は、例え
ば、他のタンパク質、例えば、アルブミンまたはカゼイ
ン、セルロース、糖、澱粉またはアルギネートである。
半合成ゼラチン置換体は、一般に、変性した天然生成物
である。セルロース誘導体、例えば、ヒドロキシアルキ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよびフタ
リルセルロースであり、そして、また、アルキル化剤ま
たはアシル化剤との反応によって、あるいは重合可能な
モノマーのグラフト化によって得られたゼラチン誘導体
はこのような変性天然生成物の例である。
【0035】結合剤は、適当な硬膜剤との反応によって
十分に抵抗性の層を生成できるように、適当な数の官能
基を含有すべきである。このようなタイプの官能基は、
とくに、アミノ基およびまたカルボキシル基、ヒドロキ
シル基および活性メチレン基である。
【0036】ゼラチンは、好ましくは、酸性またはアル
カリ性の消化によって得ることができる。酸化されたゼ
ラチンを、また、使用することができる。このようのゼ
ラチンの製造は、例えば、ゼラチンの科学および技術
(The Science and Technolo
gy of Gelatine)、A.G.ワード(W
ard)およびA.コーツ(Courts)編、アカデ
ミック・プレス(Academic Press)、1
977、295ページ以降。使用する特定のゼラチン
は、できるだけわずかの写真的に活性な不純物(不活性
ゼラチン)を含有すべきである。高い粘度および低い膨
潤性のゼラチンは、とくに有利である。
【0037】写真材料の中に感光性構成成分として存在
するハロゲン化銀は、ハロゲン化物として、塩化物、臭
化物またはヨウ化物またはそれらの混合物を含有するこ
とができる。例えば、少なくとも1つの層のハロゲン化
物の含量は、0〜15モル%のヨウ化物、0〜100モ
ル%の塩化物および0〜100モル%の臭化物から成る
ことができる。カラーネガフィルムおよびカラー反転フ
ィルムの場合において、臭ヨウ化銀乳剤を通常使用し、
カラーネガペーパーおよびカラー反転ペーパーの場合に
おいて、純粋な塩化銀乳剤までの高い塩化物含量の塩化
臭化銀乳剤を通常使用する。結晶は、主として詰まった
結晶から成り、これらの結晶は、例えば、規則正しい立
方体または八角形の形態または転移の形態を有すること
ができ、これらを使用することができる。ハロゲン化銀
は、また、小板様結晶が存在することが好ましく、その
平均の直径対厚さの比は好ましくは少なくとも5:1で
あり、結晶の直径は結晶の投影した面積に相当する面積
をもつ円の直径として定義される。しかしながら、層
は、また、板状ハロゲン化銀を有することができ、ここ
で直径対厚さの比は5:1より大きく、例えば、12:
1〜30:1である。
【0038】ハロゲン化銀粒子は、また、多層粒子の構
造を有し、最も簡単な場合において、内側および外側の
コア領域(コア/シェル)をもち、ハロゲン化物の組成
および/または他の変更、例えば、個々の粒子領域のド
ーピングは異なる。乳剤の平均の粒子サイズは好ましく
は0.2μm〜2.0μmであり、そして粒子サイズの
分布は均質分散および異質分散の両者であることができ
る。均質分散の粒子サイズの分布は、粒子の95%が平
均の粒子サイズが±30%以下で偏ることを意味する。
均質分散のハロゲン化銀乳剤またはそれらの混合物は好
ましい。ハロゲン化銀に加えて、乳剤は、また、有機銀
塩、例えば、銀ベンズトリアゾレートまたは銀ベヘネー
トを含有することができる。
【0039】別々に調製したハロゲン化銀乳剤の1また
はそれ以上のタイプを、また、混合物の形態で使用でき
る。
【0040】ハロゲン化銀の沈澱および/またはハロゲ
ン化銀粒子の物理的熟成の間に、金属、例えば、Cd、
Zn、Pb、Tl、Bi、Ir、Rh、Feの塩類また
は錯塩類はまた存在することができる。
【0041】さらに、沈澱は、増感色素の存在下に実施
することができる。錯化剤および/または色素は、任意
の時間に、例えば、pH値を変化させることによって、
あるいは酸化的処理によって不活性化することができ
る。
【0042】結晶の形成が完結した後、あるいはより早
い段階においてさえ、可溶性塩類は、例えば、ヌードリ
ング(noodling)および洗浄によって、凝集お
よび洗浄によって、限外濾過によって、あるいはイオン
交換によって乳剤から除去する。
【0043】ハロゲン化銀乳剤は、一般に、定められた
条件(pH、pAg、温度、ゼラチン、ハロゲン化銀お
よび増感剤の濃度)下に、感光度およびカブリの両者が
最適となるまで、化学的に増感する。この方法は、例え
ば、次の文献に記載されている:H.フリーザー(Fr
ieser)「ハロゲン化銀を使用する写真法の基礎
(Die Grundlagen der Photo
graphischenProzesse mit S
ilberhalogeniden)」、675−73
4ページ、Akademische Verlagsg
ensellschaft)」(1986)。
【0044】この段階において、化学的増感は、イオ
ウ、セレン、テルルおよび/または周期系の第VIII
亜族の金属(例えば、金、発禁、パラジウム、イリジウ
ム)の化合物を使用して実施することができる。さら
に、チオシアネート、表面活性化合物、例えば、チオエ
ーテル、複素環族窒素化合物(例えば、イミダゾール、
アゾインデン)またはさらに分光増感剤[例えば、F.
ヘイマー(Hamer)、「シアンニン色素および関連
化合物(Cyanine Dyes and Rela
ted Compounds)」、1964、およびウ
ルマンの工業化学の百科事典(Ullmans Enc
yklopaedie der technische
n Chemie)、第4版、Vol.18、p.43
1以降、およびリサーチ・ディスクロージャー(Res
earch Disclosure)No.1764
3、節VIII]を、また、使用することができる。還
元剤[スズ(II)塩、ヒドラジン誘導体、アミノボラ
ン、シラン、ホルムアミジンスルホン酸]の添加により
還元増感は、化学的増感の代わりにまたはそれに加え
て、水素により、低いpAg値(例えば、5以下)およ
び/または高いpH(例えば、8以上)により実施する
ことができる。
【0045】写真乳剤がカブリを防止する化合物あるい
は製造、貯蔵および写真処理の間の写真機能を安定化す
る化合物を含有することができる。
【0046】このタイプのとくに適当な化合物は、アザ
インデン、好ましくはテトラインデンおよびペンタイン
デン、とくにヒドロキシル基またはアミノ基で置換され
たものである。これらのような化合物は、例えば、ビル
(Birr)、Z.Wiss.Phot.47(195
2)、pp.2−58、に記載されている。他の適当な
カブリ防止剤は、金属、例えば、水銀またはカドミウム
の塩類、芳香族スルホン酸またはスルフィン酸、例え
ば、ベンゼンスルフィン酸、または窒素含有複素環式化
合物、例えば、ベンズイミダゾール、ニトロインダゾー
ル、置換されていてもよいベンズトリアゾールまたはベ
ンズチアゾリウム塩である。メルカプト基を含有するヘ
テロサイクル化合物はとくに適当であり、このような化
合物の例はメルカプトベンズチアゾール、メルカプトベ
ンズイミダゾール、メルカプトテトラゾール、メルカプ
トチアジアゾール、メルカプトピリミジンである;これ
らのメルカプトアゾールは、なお、水可溶化基、例え
ば、カルボキシル基またはスルホ基を含有することがで
きる。他の適当な化合物は、リサーチ・ディスクロージ
ャー(Reseach Disclosure)No.
17643(1978)、節VIに発表されている。
【0047】安定剤は、熟成の前、間または後にハロゲ
ン化銀乳剤に添加することができる。化合物は、もちろ
んまた、ハロゲン化銀層に関連する他の写真層に添加す
ることができる。
【0048】前述の2またはそれ以上の化合物の混合物
を、また、使用することができる。本発明に従って製造
する感光性材料の写真乳剤層または他の親水性コロイド
層は、種々の目的で、塗布促進のため、帯電を防止する
ために、すべり性質を改良するため、分散液を乳化する
ため、接着を防止するため、および写真特性(例えば、
現像の加速、高いコントラスト、増感など)を改良する
ために、表面活性剤を含有することができる。天然の表
面活性化合物、例えば、サポニン、に加えて、合成の表
面活性化合物(界面活性剤)を主として使用する:非イ
オン性界面活性剤、例えば、アルキレンオキシド化合
物、グリセロール化合物またはグリシジル化合物;カチ
ン性界面活性剤、例えば、高級アルキルアミン、第四ア
ンモニウム塩、ピリジン化合物および他の複素環族化合
物、スルホニウム化合物またはホスホニウム化合物;酸
性基、例えば、カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸
エステルまたはリン酸エステルの基を含有するアニオン
性界面活性剤;両性界面活性剤、例えば、アミノ酸およ
びアミノスルホン酸化合物および、また、アミノアルコ
ールのイオウまたはリン酸エステル。他の適当な界面活
性剤は、例えば、英国特許明細書第1,330,356
号、英国特許明細書第1,524,631号、米国特許明
細書第3,666,478号および米国特許明細書第3,
689,906号。
【0049】写真乳剤は、メチン色素または他の色素を
使用して分光的に増感することができる。とく適当な色
素はシアニン色素、メロシアニン色素および錯塩メロシ
アニン色素である。
【0050】分光増感剤、適当なそれらの組み合わせお
よびそれらの超増感剤としてポリメチン色素の外観は、
リサーチ・ディスクロージャー(Research D
isclosure)No.17643/1978、章
IVに見いだすことができる。
【0051】次の色素(スペクトル領域の順序)は、と
くに適当である: 1、赤増感剤として 9−エチルカルボシアニン類およびベンゾチアゾール、
ベンズセレノアゾールまたはナフトチアゾール、塩基性
末端基、これらは5−および/または6−位置において
ハロゲン、メチル、メトキシ、カルボキシ、アリールに
より置換されることができる、およびまた、9−エチル
ナフトキサチアシアニン類またはベンズイミダゾカルボ
ニシアニン類、ただし色素は複素環族窒素に少なくとも
1つのスルホアルキル基を含有する。
【0052】2、緑増感剤として 9−エチルカルボシアニン類およびベンゾキサゾール、
ナフトキサゾールまたはベンゾキサゾール類およびベン
ズチアゾール類、塩基性末端基およびまた、ベンズイミ
ザゾカルボシアニン、これらは、また、さらに置換され
ることができそして、また、複素環族の窒素において少
なくとも1つのスルホアルキル基を含有しなくてはなら
ない。
【0053】3、青増感剤 複素環族窒素に少なくとも1つスルホアルキル基およ
び、必要に応じて、芳香族核に他の置換基を含有する対
称および非対称のベンズイミジアゾ−、オキサ−、チア
−またはセレナシアニン類およびまた、ローダミン基を
含有するアオメロシアニン類。
【0054】ハロゲン化銀の固有の感光度が特定のスペ
クトル領域、例えば、臭化銀の青感性のために十分であ
る場合、増感剤を省略することができる。
【0055】非拡散性モノマーまたはポリマーのカプラ
ーは、異なるように増感された乳剤層と関連させ、そし
て同一層またはそれに隣接する層中に位置することがで
きる。シアンカプラーは通常赤感性層と関連させ、マゼ
ンタカプラーを緑感性層と関連させ、そしてイエローカ
プラーを青感性層と関連させる。
【0056】シアン成分の色素画像を生成するカラーカ
プラーは、一般に、フェノールまたはα−ナフトール型
のカプラーである。
【0057】マゼンタ成分の部分的色素画像を生成する
カラーカプラーは、一般に、5−ピラゾロンタイプ、イ
ンダゾロンタイプまたはピラゾロン型のカプラーであ
る。
【0058】イエロー部分的色画像を生成するカラーカ
プラーは、一般に、開鎖のケトメチレン基をもつカプラ
ー、とくにα−アシルアセトアミド型のカプラーであ
る;これらのカプラーの適当な例は、α−ベンゾイルア
セトアニリドおよびα−ピバロイルアセトアニリドあ
る。
【0059】カラーカプラーは、4当量のカプラーまた
は2当量のカプラーであることができる。2当量のカプ
ラーは、カプリング反応の間に排除される置換基をカプ
リング位置に有する4当量のカプラーから誘導される。
2当量のカプラーは、事実上無色のカプラーおよび、生
ずる画像の色素の色によって置換されるべき、カラーカ
プリングのとき消失する、それら自身の強い色をもつカ
プラー(マスクカプラー)の両者を包含する。既知の白
色カプラーは、原理的には、また、2当量のカプラーと
して見なすべきであるが、それらがカラー現像剤の酸化
生成物と反応すると、実質的に無色の生成物を生成す
る。2当量のカプラーは、また、カラー現像剤の酸化生
成物との反応の結果解放される除去可能な基をカプリン
グ位置に有し、そして、直接あるいは本来切り放される
基から1または2以上のそれ以上の基が切り放された
後、要求される特定の写真活性、例えば、現像の抑制剤
または促進剤、を発現するカプラーを包含する[例え
ば、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第27 03
145号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第28
55 697号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第
31 05 026号およびドイツ国特許出願公開(D
E−A)第33 19 428号]。このような2当量
のカプラーの例は既知のDIRカプラーおよびまたDA
RおよびFARカプラーである。
【0060】アゾール型の現像抑制剤、例えば、トリア
ゾールおよびベンゾトリアゾールを含有するDIRカプ
ラーは、次のドイツ国特許出願公開(DE−A)に記載
されている:第24 14 006号、第26 10
546号、第26 59 417号、第27 54 2
81号、第27 26 180号、第36 26 21
9号、第36 30 546号、第36 36 824
号、第36 44 416号および第28 42 06
3号。カラー再現、すなわち、カラー分解およびカラー
純度に関して、およびディテール、すなわち、鮮鋭度お
よび粒状性に関してそれ以上の利点は、DIRカプラー
を使用して得ることができ、それらのDIRカプラー
は、例えば、酸化した発色現像剤とのカプリングの直接
の結果としてばかりでなく、かつまた、例えば、時間制
御基を使用して達成される、それ以上の二次反応後に、
例えば、現像抑制剤を解放する。それらのDIRカプラ
ーの例は、次の特許に見いだすすることができる:ドイ
ツ国特許出願公開(DE−A)第28 55 697
号、第32 99 671号、第38 18 231
号、第35 18 797号、欧州特許出願公開(EP
−A)第157 146号および第204 175号;
米国特許(US−A)第4,146,396号および第
4,438,393号および英国特許出願公開(GB−
A)第2,072,363号。
【0061】現像剤浴中で分解して写真的に実質的に不
活性な生成物となる現像抑制剤を解放するDIRカプラ
ーは、例えば、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第3
209 486号および欧州特許出願公開(EP−
A)第167 168号および第219 713号に記
載されている。混乱のない現像および安定な処理は、こ
の手段により達成される。
【0062】DIRカプラー、とくに拡散容易な抑制剤
を使用するとき、カラー再現の改良、例えば、より分化
したカラー再現は適当なにより光学的増感の間に、例え
ば、次の特許に記載されているようにして得ることがで
きる:欧州特許出願公開(EP−A)第304 304
号、第167 173号、英国特許出願公開(GB−
A)第2,165,058号、ドイツ国特許出願公開
(DE−A)第37 00419号および米国特許(U
S−A)第4,707,436号。
【0063】多層写真材料において、DIRカプラーは
種々の層、例えば、非感光性層または中間層に添加する
ことができる。しかしながら、それらは好ましくは感光
性ハロゲン化銀乳剤層に添加し、ハロゲン化銀乳剤の特
性、例えば、そのヨウ化物を含有する、ハロゲン化銀粒
子またはそれらの粒子サイズ分布は得られる写真の性質
に影響を及ぼす。解放された抑制剤の効果は、例えば、
ドイツ国特許出願公開(DE−A)第24 31 22
3号に従って抑制剤捕捉層の組み込みにより制限するこ
とができる。反応性または安定性の理由で、DIRカプ
ラーを導入する特定の層において、カプリング反応の間
にその層において生成されべきカラーと異なるカラーを
生成するDIRカプラーを使用することは有利であるこ
とがある。
【0064】感光度、コントラストおよび最大デンシテ
ィを増加するために、現像促進剤またはカブリ剤を解放
するすべてのDARまたはFARカプラーを使用するこ
とができる。現像促進剤またはカブリ剤を解放するすべ
てのDARまたはFARカプラーを使用することによっ
て、このタイプの化合物は、例えば、次の特許に記載さ
れている:ドイツ国特許出願公開(DE−A)第25
34 4665号、第32 09 110号、第33
33 355号、第34 10 616号、第34 2
9 545号、第34 41 823号、欧州特許出願
公開(EP−A)第89 834号、第110 511
号、第118 087号、第147 765号および米
国特許(US−A)第4,618,572号および第
4,656,123号。
【0065】BAR(漂白促進剤解放性)カプラーの1
例は、欧州特許出願公開(EP−A)第193 389
号に見いだすことができる。
【0066】ドイツ国特許出願公開(DE−A)第35
06 805号に従い、カプラーから解放された写真
的に活性な基の解放後この基と他の基との間の分子間反
応により、前者の基の作用を変更することは有利なこと
がある。
【0067】DIR、DARおよびFARカプラーの場
合において、カプリング反応の間解放される基の活性は
高度に望ましく、これらのカプラーの色素生成性質は重
要性が低いので、カプリング反応の間実質的に無色の生
成物を与えるDIR、DARおよびFARカプラーは、
また、適当である[ドイツ国特許出願公開(DE−A)
第1 547 640号]。
【0068】排除可能な基は、また、カラー現像剤の酸
化生成物との反応が、拡散できるか、あるいは少なくと
もある程度の、制限された移動性を有する、カプリング
生成物、例えば、色素を生成するように、バラスト基
(ballast group)であることができる
(米国特許(US−A)第4 420 556号)。
【0069】材料は、また、解放しうるカプラーと異な
る化合物を含有することができ、それらの例は、現像抑
制剤、現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀
の溶媒、カブリ剤または抗カブリ剤および、例えば、次
の特許に記載されているタイプの他の化合物である:米
国特許(US−A)第4,636,546号、第4,3
45,024号、第4,684,604号およびドイツ
国特許出願公開(DE−A)第31 45 640号、
第25 15 213号および欧州特許出願公開(EP
−A)第198 438号。これらの化合物はDIR、
DARまたはFARカプラーと同一の機能を果たすが、
ただしそれらはカップリング生成物を形成しない。
【0070】高分子量のカラーカプラーは、例えば、次
の特許に記載されている:ドイツ国特許(DE−C)第
1 297 417号、ドイツ国特許出願公開(DE−
A)第24 07 569号、ドイツ国特許出願公開
(DE−A)第31 48 125号、ドイツ国特許出
願公開(DE−A)第32 17 200号、ドイツ国
特許出願公開(DE−A)第33 20 079号、ド
イツ国特許出願公開(DE−A)第33 24 932
号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第3331 7
43号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第33 0
40 376号、欧州特許出願公開(EP−A)第0
027 284号および米国特許(US−A)第4 0
80 211号。高分子量カラーカプラーは、一般に、
エチレン系不飽和モノマーのカラーカプラー重合するこ
とによって調製される。しかしながら、それらは、ま
た、ポリ付加またはポリ縮合によって得ることができ
る。
【0071】カプラーまたは他の化合物は、最初に特定
の化合物の溶液、分散液または乳濁液を調製し、次いで
それを特定の層のための塗布溶液に添加することによっ
て、ハロゲン化銀乳剤層に混入することができる。適当
な溶媒または分散剤の選択は、化合物の特定の溶解度に
依存する。
【0072】水中に実質的に不溶性の化合物を粉砕法に
よって導入する方法は、例えば、ドイツ国特許出願公開
(DE−A)第26 09 741号およびドイツ国特
許出願公開(DE−A)第26 09 742号に記載
されている。
【0073】疎水性化合物は、また、塗布溶液に、高沸
点溶媒、いわゆる油形成剤を使用して導入できる。対応
する方法は、例えば、米国特許(US−A)第2,32
2,027号、米国特許(US−A)第2,801,1
70号、米国特許(US−A)第2,801,171号
および欧州特許出願公開(EP−A)第0 04303
7号に記載されている。
【0074】高沸点溶媒を使用する代わりに、また、オ
リゴマーまたはポリマー、いわゆる油形成剤を使用する
ことが可能である。
【0075】化合物を、また、塗布溶液に帯電したラテ
ックスの形態で導入することができる。例えば、ドイツ
国特許出願公開(DE−A)第25 41 230号、
ドイツ国特許出願公開(DE−A)第25 41 27
4号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第28 35
856号、欧州特許出願公開(EP−A)第0 01
4 921号、欧州特許出願公開(EP−A)第0 0
69 671号、欧州特許出願公開(EP−A)第0
130 115号、米国特許(US−A)第4,29
1,113号参照。
【0076】アニオン性水溶性化合物(例えば、色素)
を、また、カチオン性ポリマー、いわゆる媒染ポリマー
の助けにより、非拡散形態で混入することができる。
【0077】適当な油形成剤は、例えば、フタル酸アル
キルエステル、リン酸エステル、クエン酸エステル、安
息香酸エステル、アミド、脂肪酸エステル、トリメシン
酸エステル、アルコール、フェノール、アニリン誘導体
および炭化水素である。
【0078】適当な油形成剤の例は次のとおりである:
ジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジ
−2−エチルヘキシルフタレート、デシルフタレート、
トリフェニルホスフェート、トリクレシルホスフェー
ト、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリ
シクロヘキシルホスフェート、とり−2−エチルヘキシ
ルホスフェート、トリデシルホスフェート、トリブトキ
シエチルホスフェート、トリクロロプロピルホスフェー
ト、ジ−2−エチルヘキシルフェニルホスフェート、2
−エチルヘキシルベンゾエート、ドデシルベンゾエー
ト、2−エチルヘキシル−p−ヒドロキシベンゾエー
ト、ジエチルドデカンアミド、N−テトラデシルピロリ
ドン、イソステアリルアルコール、2,4−ジ−t−ア
ミルフェノール、ジオクチルアセテート、グリセロール
トリブチレート、イソステアリルラクテート、トリオク
チルシトレート、N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5
−t−オクチルアニリン、パラフィン、ドデシルベンゼ
ンおよびジイソプロピルナフタレン。
【0079】異なって増感された感光性層の各々は、単
一の層から成ることができるか、あるいは2またはそれ
以上の部分的なハロゲン化銀乳剤層からなることができ
る[ドイツ国特許(DE−C)第1,121,470
号)。ここで、赤感性ハロゲン化銀乳剤層は、しばし
ば、緑感性ハロゲン化銀乳剤層より層支持体に近く配置
され、引き続いて緑感性層は青感性ハロゲン化銀乳剤層
より近く配置され、非感光性イエローフィルター層は一
般に緑感性層と青感性層との間に存在する。
【0080】緑感性層または赤感性層の自然感光性は適
当に低い場合、イエローフィルター層なしに他の層配置
を選択することができ、ここで、例えば、赤感性層、次
いで赤感性層および最後に緑感性層が支持体上に配置さ
れる。
【0081】一般に、異なる分光感度の層の間に配置さ
れる非感光性中間層は、1つの感光性層から分光感度が
異なる他の感光性層中への現像剤酸化生成物の不都合な
拡散を防止するための化合物を含有することができる。
【0082】スカベンジャーとして知られている、問題
のタイプの適当な化合物は、次の文献に記載されてい
る:リサーチ・ディスクロージャー(Research
Disclosure)No.17643(1978
年12月)、章VII、17842(1979年2月)
および18716(1979年11月)、p.650お
よび欧州特許出願公開(EP−A)第0 069 07
0号、第0 098 072号、第0 124 877
号、第0 125 522号。
【0083】同一の分光感度のいくつかの層が存在する
場合、それらはそれらの組成に関してとくにハロゲン化
銀の結晶のタイプおよび量に関して、互いに異なること
ができる。一般に、感光度が高い部分的層は感光度が低
い部分的層よりも支持体層に対して遠くに配置される。
同一分光感度の部分的層は互いに隣接して配置すること
ができるか、あるいは他の層、例えば、異なる分光感度
の層により分離することができる。例えば、すべての高
い感光度の層および低い感光度の層をそれぞれ組み合わ
せて、層の単位または層のパックを形成することができ
る[ドイツ国特許出願公開(DE−A)第19 58
709号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第25
30 645号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第
26 22 922号]。
【0084】写真材料は、また、紫外線吸収剤、ホワイ
トナー、スペーサー、フィルター色素、ホルマリンスカ
ベンジャー、光安定剤、酸化防止剤、Dmin色素、色
素、カプラーおよび白色の安定化のための添加剤、カラ
ーカブリ減少剤、可塑剤(ラテックス)、殺生物剤およ
び他の添加剤含有することができる。
【0085】紫外線吸収化合物は、一方において、紫外
線に富んだ日光の影響下に退行に対して画像色素を保護
し、そして、他方において、フィルター色素として、露
光時の日光の紫外線成分を吸収し、こうしてフィルムの
色再現を改良する。異なる構造の化合物は、通常、2つ
の機能で使用する。例は次のとおりである:アリール置
換ベンゾトリアゾール[米国特許(US−A)第3,5
33,794号]、4−チアゾリドン化合物[米国特許
(US−A)第3,314,794号および米国特許
(US−A)第3,352,681号]、ベンゾフェノ
ン化合物[日本国特許出願公開(JP−A)2784/
71号]、桂皮酸エステル化合物[米国特許(US−
A)第3,705,805号および米国特許(US−
A)第3,707,375号]、ブタジエン化合物[米
国特許(US−A)第4,045,229号]またはベ
ンゾキサゾール化合物[米国特許(US−A)第3,7
00,455号]。
【0086】また、紫外線吸収性カプラー(例えば、α
−ナフトール型のシアンカプラー)および紫外線吸収性
ポリマーを使用することができる。これらの紫外線吸収
剤は媒染により特別の層の中に固定することができる。
【0087】可視光のために適当なフィルター色素は、
オキソノール色素、ヘミオキソノール色素、スチリル色
素、メロシアニン色素、シアニン色素およびアゾ色素を
包含する。これらの色素のうちで、オキソノール色素、
ヘミオキソノール色素およびメロシアニン色素をとくに
有利に使用することができる。
【0088】適当なホワイトナー(whitener)
は、例えば、リサーチ・ディスクロージャー(Rese
ach Disclosure)No.17643(1
978年12月)のV章、米国特許(US−A)第2,
632,701号および米国特許(US−A)第3,2
69,840号および英国特許出願公開(GB−A)第
852,075号および英国特許出願公開(GB−A)
第1,319,763号に記載されている。
【0089】ある種の結合剤層、とくに支持体最も遠い
層であるが、場合によって同様に中間層は、とくにそれ
らが製造の間支持体から最も遠い層である場合、無機ま
たは有機の写真的に不活性の粒子を、例えば、艶消し剤
またはスペーサーとして、含有することができる[ドイ
ツ国特許出願公開(DE−A)第3 331 542
号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第3 424
893号、リサーチ・ディスクロージャー(Resea
ch Disclosure)No.17643(19
78年12月)のXVI章]。本発明による保護層は、
好ましくは、このようなスペーサーを、とくに2〜10
mg/m2の量で含有する。
【0090】スペーサーの平均の粒子直径はとくに0.
2〜10μmの範囲、好ましくは0.7〜2.5μmの
範囲である。スペーサーは水中に不溶性であり、そして
アルカリ中に不溶性または可溶性であることができ、ア
ルカリ可溶性スペーサーは、一般に、アルカリ性現像剤
浴中の写真材料から除去される。適当なポリマーの例
は、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸およびメチ
ルメタクリレートのコポリマーおよびまたヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースヘキサヒドロフタレートであ
る。
【0091】色素、カプラーおよび白色の安定性を改良
しかつカラーカブリの減少するための添加剤[リサーチ
・ディスクロージャー(Research Discl
osure)No.17643(1978年12月)章
VII]は、化合物の次のクラスに属すことができる:
ハイドロキノン、6−ヒドロキシクロマン、5−ヒドロ
キシクマロン、スピロクマロン、スピロインダン、p−
アルコキシフェノール、立体障害フェノール、没食子酸
誘導体、メチレンジオキシベンゼン、アミノフェノー
ル、立体障害アミン、エステル化またはエーテル化され
たフェノール性ヒドロキシル基を含有する誘導体、金属
錯塩。
【0092】立体障害アミンの部分的構造およびまた立
体障害フェノールの部分的構造の両者を1つのかつ同一
分子中にを含有する化合物[米国特許(US−A)第
4,268,593号]は、熱、湿気および光の発生の
結果、イエロー色素の画像の障害[劣化(deteri
orationまたはdegradation)]を防
止するためにとくに有効である。スピロインダン類[日
本国特許出願公開(JP−A)159 644/81
号]およびハイドロキノンジエーテルまたはモノエーテ
ルにより置換されたクマロン類[日本国特許出願公開
(JP−A)89 835/80号]は、マゼンタ−赤
色素画像の障害(劣化)、とくに光の作用の結果の障害
の防止に特に有効である。
【0093】写真材料の層は、通常の硬膜剤で硬膜する
ことができる。適当な硬膜剤は、例えば、次のとおりで
ある:ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒドおよび同
様なアルデヒド化合物、ジアセチル、シクロペンタジオ
ンおよび同様なケトン化合物、ビス−(2−クロロエチ
ル尿素)、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,
3,5−トリアジンおよび活性ハロゲンを含有する他の
化合物[米国特許(US−A)第3,288,775
号、米国特許(US−A)第2,732,303号、英
国特許出願公開(GB−A)第974,723号および
英国特許出願公開(GB−A)第1,167,207
号]、ジビニルスルホン化合物、5−アセチル−1,3
−ジアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジ
ンおよび反応性オレフィン結合を含有する他の化合物
[米国特許(US−A)第3,635,718号、米国
特許(US−A)第3,232,763号および英国特
許出願公開(GB−A)第994,869号];N−ヒ
ドロキシメチルフタルイミドおよび他のN−メチロール
化合物[米国特許(US−A)第2,732,316号
および米国特許(US−A)第2,586,168
号];イソシアネート[米国特許(US−A)第3,1
03,437号];アジリジン化合物[米国特許(US
−A)第3,017,280号および米国特許(US−
A)第2,983,611号];および酸誘導体[米国
特許(US−A)第2,725,294号および米国特
許(US−A)第2,725,295号];カーボジイ
ミドタイプの化合物[米国特許(US−A)第2,72
5,294号];カルバモイルピリジニウム塩類[ドイ
ツ国特許出願公開(DE−A)第22 25 230号
およびドイツ国特許出願公開(DE−A)第24 39
551号];カルバモイルオキシプリジニウム化合物
[ドイツ国特許出願公開(DE−A)第24 39 8
14号];リン−ハロゲン結合を含有する化合物[日本
国特許出願公開(JP−A)113 929/83号;
N−カルボニルオキシイミド化合物[日本国特許出願公
開(JP−A)43353/81号];N−スルホニル
オキシイミド化合物[米国特許(US−A)第4,11
1,926号]、ジヒドロキノリン化合物[米国特許
(US−A)第4,013,468号、2−スルホニル
オキシピリジニウム塩類[日本国特許出願公開(JP−
A)110 762/81号]、ホルムアミジニウム塩
類[欧州特許出願公開(EP−A)第0 162 30
8号]、2またはそれ以上のN−アシルオキシイミノ基
を含有する化合物[米国特許(US−A)第4,05
2、373号]、エポキシ化合物[米国特許(US−
A)第3,091、537号]、イソキゾールタイプの
化合物[米国特許(US−A)第3,321,313号
および米国特許(US−A)第3,543,292
号];ハロカルボキシアルデヒド、例えば、ムココール
酸;ジオキサン誘導体、例えば、ジヒドロキシジオキサ
ンおよびジクロロジオキサン;および無機硬膜剤、例え
ば、クロム明礬および硫酸ジルコニウム。
【0094】硬膜は、既知の方法において、硬膜剤を硬
膜すべき層のための流延溶液に添加することによるか、
あるいは硬膜すべき層を拡散性硬膜剤を含有する層でオ
ーバーコートすることにより実施することができる。
【0095】述べたクラスのうちで、遅く作用する硬膜
剤および速く作用する硬膜剤およびとくに有利であるい
わゆるインスタント硬膜剤が存在する。インスタント硬
膜剤は、塗布直後であるが、一番遅くて24時間におい
て、そして、好ましくは、塗布後8時間に、交差反応の
結果、センシトメトリーがそれ以上変化せずかつ層の組
み合わせの膨潤が存在しないような程度に、硬膜が進行
してしまうような方法で、適当な結合剤を架橋する化合
物であると理解すべきである。膨潤とは、フィルムの水
性処理の間の湿った層の厚さと乾燥層の厚さとの間の差
を意味する[フォトグラフィック・サイエンス・エンジ
ニアリング(Photogr.Sci.Eng.)8
(1964)、275;フォトグラフィック・サイエン
ス・エンジニアリング(Photogr.Sci.En
g.)(1972)、449]。
【0096】ゼラチンと急速に反応するこれらの硬膜剤
は、例えば、ゼラチンの遊離カルボキシル基と反応する
ことができるカルバモイルピリジニウム塩類であり、こ
うしてこれらの基はゼラチンの遊離アミノ基と反応し
て、ペプチド結合を形成しかつゼラチンを架橋する。
【0097】インスタント硬膜化剤の適当な例は、例え
ば、次の一般式に相当する化合物である:
【0098】
【化7】
【0099】式中、R1はアルキル、アリールまたはア
ラルキルであり、R2はR1と同一の意味を有するか、あ
るいはアルケン、アリーレン、アラルケンまたはアルカ
ラルケンを表し、第2結合剤は次の式
【0100】
【化8】
【0101】に相当する基に結合しているか、あるいは
1およびR2は、一緒になって、置換されていてもよい
複素環式環を完成するために必要な原子を表し、前記複
素環式環は、例えば、ピペリジン、ピペラジンまたはモ
ルホリンであり、該環は例えば、C−Cアルキルま
たはハロゲンで置換されることができ、Rは水素、ア
ルキル、アリール、アルコキシ、−NR−COR5
−(CH2m−NR89、−(CH2n−CONR13
14または であるか、あるいはポリマー鎖への架橋構成員または直
接結合であり、R4、R6、R7、R9、R14、R15
17、R18およびR19は水素またはC1−Cアルキル
を表し、R5は水素C1−C4アルキルまたはNR67
表し、R8は−COR10を表し、R10はNR1112を表
し、R11はC1−C4アルキルまたはアリール、とくにフ
ェニルを表し、R12は水素、C1−C4アルキルまたはア
リール、とくにフェニルを表し、R13は水素、C1−C4
アルキルまたはアリール、とくにフェニルを表し、R16
は水素、C1−C4アルキル、−COR18または−CON
HR19を表し、mは1〜3の数であり、nは0〜3の数
であり、pは2〜3の数であり、YはOまたはNR17
表すか、あるいはR13およびR14は、一緒になって、置
換されていてもよい複素環式環を完成するために必要な
原子を表し、前記複素環式環は、例えば、ピペリジン、
ピペラジンまたはモルホリンであり、該環は例えば、C
−Cアルキルまたはハロゲンで置換されることがで
き、Zは、融合ベンゼン環を有してもよい、5員または
6員の芳香族複素環式環を完成するために必要なC原子
を表し、そしてX-はアニオン性基が分子の残部に既に
結合しているとき存在しないアニオンを表す;
【0102】
【化9】
【0103】式中R1、R2、R3およびX-は式(a)に
ついて定義したとおりである。
【0104】層の組み合わせのすべての層に同一の硬膜
化作用を有する拡散性硬膜化剤が存在する。しかしなが
ら、また、その作用がある層に限定される、非拡散性
の、低分子量および高分子量の硬膜化剤が存在する。こ
の型の硬膜化剤を使用すると、個々の層、例えば、保護
層をとくに高度に架橋することができる。これはハロゲ
ン化銀層を最小に硬膜して銀の被覆力を増加し、そして
機械的性質を保護層により改良しなくてはならない場合
に重要である[欧州特許出願公開(EP−A)第0 1
14 699号]。
【0105】カラー写真材料は、通常、現像、定着およ
び洗浄または引き続く洗浄を伴わない安定化により処理
され、そして漂白および定着を単一の工程において組み
合わせることができる。発色現像剤化合物は、それらの
酸化生成物の形態でカラーカプラーと反応してアゾメチ
ンまたはインドフェノール色素を形成することができる
現像剤化合物である。適当な発色現像剤化合物は、次の
通りである:p−フェニレンジアミン型の少なくとも1
つの第一アミン基結晶芳香族化合物、例えば、N,N−
ジアルキル−p−フェニレンジアミン、例えば、N,N
−ジエチル−p−フェニレンジアミン、1−(N−エチ
ル−N−メタンスルホニルアミドエチル)−3−メチル
−p−フェニレンジアミン、1−(N−エチル−N−ヒ
ドロキシエチル)−3−メチル−p−フェニレンジアミ
ンおよび1−(N−エチル−N−メトキシエチル)−3
−メチル−p−フェニレンジアミン。他の有用な発色現
像剤は、例えば、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミ
カル・ソサイアティー(J.Am.Chem.So
c.)、73、3106(1951)およびG.ハイス
ト(Haist)、現代の写真処理(Modern P
hotographicProcessing)、19
79、ジョン・ウィリー・アンド・サンズ(John
Wiely and Sons)、p.545以降、に
記載されている。
【0106】発色現像に引き続いて、酸性の短い停止液
または洗浄が存在することができる。
【0107】発色現像後、材料は通常漂白および定着す
る。適当な漂白剤は、例えば、Fe(III)塩類およ
びFe(III)錯塩類、例えば、フェリシアニド、ジ
クロメート、水溶性コバルト錯塩類である。とくに好ま
しい漂白剤は、アミノポリカルボン酸の鉄(III)錯
塩、よりとくに、例えば、エチレンジアミン四酢酸、プ
ロピレン四酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニ
トリロトリ酢酸、イミノ二酢酸、N−ヒドロキシエチル
エチレンジアミントリ酢酸、アルキルイミノジカルボン
酸、および対応するリン酸の鉄(III)錯塩である。
他の適当な漂白剤は過硫酸塩類および過酸化物、例え
ば、過酸化水素である。
【0108】漂白定着浴/定着浴に引き続いて、一般
に、洗浄を実施し、これは向流で実施するか、あるいは
水の供給もついくつかの槽から成る。
【0109】有利な結果は、ホルムアルデヒドほとんど
または全く含有しない仕上げ浴を引き続いて使用すると
き、得ることができる。
【0110】しかしながら、洗浄は安定化液で完全に置
換することができ、この安定化液は通常向流で使用す
る。ホルムアルデヒドを添加する場合、この安定化浴
は、また、仕上げ浴の機能を果たす。
【0111】カラー反転材料では、まず黒白現像液で現
像し、その酸化生成物をカラーカプラーと反応すること
ができない。現像に引き続いて拡散の第2露光し、次い
で発色現像剤で現像し、漂白しそして定着する。黒白材
料を黒白現像液で現像し、定着し、そして洗浄または安
定化する。
【0112】
【実施例】両側がポリエチレンで塗布されたペイパーに
示した順序で次の層を塗布することによって、カラー写
真記録材料を製造した。示す量はすべて1m2に基づ
く。塗布したハロゲン化銀について、AgNO3の対応
する量を示す。
【0113】実施例1 層の構造1 第1層(支持体層) 0.2gのゼラチン 第2層(青感性層) 次の成分を含有する、0.50gのAgNO3の青感性
ハロゲン化銀乳剤(99.5モル%の塩化物、0.5モ
ル%の臭化物、平均粒子直径0.78μm): 1.38gのゼラチン 0.60gのイエローカプラーY−1 0.48gのトリクレシルホスフェート(TCP) 第3層(中間層) 1.18gのゼラチン 0.08gの2,5−ジオクチルハイドロキノン 0.08gのジブチルフタレート(DBP) 第4層(緑感性層) 次の成分を含有する、0.40gのAgNO3の緑感性
ハロゲン化銀乳剤(99.5モル%の塩化物、0.5モ
ル%の臭化物、平均粒子直径0.45μm): 1.02gのゼラチン 0.37gのマゼンタカプラーM−1 0.40gのDBP 第5層(中間層) 1.20gのゼラチン 0.66gの式
【0114】
【化10】
【0115】に相当する紫外線吸収剤 0.005gの2,5−ジオクチルハイドロキノン 0.36gのTCP 第6層(赤感性層) 次の成分を含有する、0.28gのAgNO3の赤感性
ハロゲン化銀乳剤(99.5モル%の塩化物、0.5モ
ル%の臭化物、平均粒子直径0.42μm): 0.84gのゼラチン 0.39gのシアンカプラーC−1 0.39gのTCP 第7層(中間層) 0.65gのゼラチン 0.21gの第5層の紫外線吸収剤 0.11gのTCP 第8層(保護層) 0.65gのゼラチン 0.39gの次の式に相当する硬膜剤
【0116】
【化11】
【0117】0.005gの1μmの粒子直径をもつポ
リメチルメテクリレート粒子
【0118】
【化12】
【0119】 処理 a)発色現像剤−45秒−35℃ トリエタノールアミン 9.0g/l N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 4.0g/l ジエチレングリコール 0.05g/l 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−メタン ルホンアミドエチルアニリンサルフェート 5.0g/l 亜硫酸カリウム 0.2g/l トリエチレングリコール 0.05g/l 炭酸カリウム 22g/l 水酸化カリウム 0.4g/l エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 2.2g/l 塩化カリウム 2.5g/l 1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,4,6− リスルホン酸3ナトリウム塩 0.3g/l 水で1,000mlにする;pH10.0 b)漂白/定着液−45秒−35℃ チオ硫酸アンモニウム 75g/l 亜硫酸水素ナトリウム 13.5g/l 酢酸アンモニウム 2.0g/l エチレンジアミン四酢酸(鉄アンモニウム塩) 57g/l アンモニア、25重量% 9.5g/l 酢酸 9.0g/l 水で1,000mlにする;pH5.5 c)リンス−2分−33℃ 実施例2〜11 これらの実施例は、第8層が次の表に記載する化合物を
さらに含有するという事実により、実施例1と異なる。
【0120】処理前後のすべり摩擦係数、処理前後の静
止摩擦係数および処理前後の乾式引っ掻き抵抗を材料に
ついて決定した。
【0121】
【表1】
【0122】V1は式
【0123】
【化13】
【0124】のポリジメチルシロキサンである。
【0125】V2は、混合物:52gのトリクロロモノ
メチルシラン、130gのジメチルジクロロシラン、2
2gのトリメチルモノクロロシランをキシレン/メタノ
ール/水の中で加水分解することによって製造された、
メトキシ基を含有する架橋したジメチルシロキサンであ
る。
【0126】V3は、混合物:840gのトリクロロモ
ノメチルシラン、90gのジメチルモノクロロシラン、
14gのトリメチルモノシランをキシレン/ブタノール
/水の中で加水分解することによって製造された、キシ
レン/ブタノール中のブトキシ基を含有する、高度に架
橋したメチルシロキサンである。
【0127】本発明による実施例5〜8は処理前後のす
べり摩擦係数、静止摩擦係数および乾式引っ掻き抵抗に
ついて一定の値を提供するが、比較試験はレベルが低過
ぎるか、あるいは処理前にすぐれた値が存在する場合、
処理後にかなりの劣化が存在することを理解することが
できる。
【0128】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0129】1、支持体とその上に少なくとも1つの感
光性ハロゲン化銀乳剤層ならびに前記感光性層上に保護
層および必要に応じて反対側に層を含有し、前記保護層
および/または反対側の層がゼラチンを含有する写真記
録材料であって、ゼラチンを含有する前記保護層および
/またはゼラチンを含有する反対側の層は式I
【0130】
【化14】
【0131】式中、R1はヒドロキシ、アルコキシ、シ
クロアルコキシ、アリールオキシであり、R2は式
【0132】
【化15】
【0133】の残基またはR1であり、R3、R4はアル
キル、アリール、シクロアルキルであり、R5、R6
H、アルキル、アミノアルキル、ポリアミノアルキルで
あり、Aは3〜20個の炭素原子を有する直鎖状または
分枝鎖状のアルケン残基であり、ここでSi原子とN原
子との間に少なくとも3個の炭素原子の炭素鎖が存在
し、mは10〜1000であり、そしてpは1〜350
である、 のリコーン油を含有しそして硬膜化されていることを特
徴とする写真記録材料。
【0134】2、保護層の中の式Iのリコーン油は感光
性層上に使用し、少なくとも1つの感光性層が存在する
ことを特徴とする上記第1項記載の写真材料。
【0135】3、保護層が0.2〜2gのゼラチン/m
2および1〜100mg/m2の量のリコーン油を含有す
る上記第2項記載の写真材料。
【0136】4、R1がC1−C4アルコキシであり、R2
がC1−C4アルコキシまたは式
【0137】
【化16】
【0138】の残基であり、R3、R4はC1−C4アルキ
ルであり、R5、R6は水素、C1−C4アルキル、シクロ
ヘキシルまたはフェニル、残基−CH2−CH2−NH2
または残基−(CH2−CH2−NH)q−CH2−CH2
−NH2であり、Aは−(CH2−CH2−)n−であり、
mは50〜200であり、nは3〜8であり、pは30
〜150であり、そしてqは1〜8である、ことを特徴
とする上記第1項記載の写真材料。
【0139】5、保護層および/または反対側の層が有
機または無機の性質の不活性粒子を含有することを特徴
とする上記第1項記載の写真材料。
【0140】6、不活性粒子が0.7〜2.5μmの粒
子直径を有し、そして1〜10mg/m2の量で使用す
ることを特徴とする上記第5項記載の写真材料。
【0141】7、硬膜化をインスタント硬膜化剤を使用
して実施することを特徴とする上記第1項記載の写真材
料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ホルスト・シユタインバツハ ドイツ連邦共和国デー51789リントラー・ バイエルシユトラーセ4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体とその上に少なくとも1つの感光
    性ハロゲン化銀乳剤層ならびに前記感光性層上に保護層
    および必要に応じて反対側に層を含有し、前記保護層お
    よび/または反対側の層がゼラチンを含有する写真記録
    材料であって、ゼラチンを含有する前記保護層および/
    またはゼラチンを含有する反対側の層は式I 【化1】 式中、 R1はヒドロキシ、アルコキシ、シクロアルコキシ、ア
    リールオキシであり、 R2は式 【化2】 の残基またはR1であり、 R3、R4はアルキル、アリール、シクロアルキルであ
    り、 R5、R6はH、アルキル、アミノアルキル、ポリアミノ
    アルキルであり、 Aは3〜20個の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖
    状のアルケン残基であり、ここでSi原子とN原子との
    間に少なくとも3個の炭素原子の炭素鎖が存在し、 mは10〜1000であり、そしてpは1〜350であ
    る、のリコーン油を含有しそして硬膜化されていること
    を特徴とする写真記録材料。
JP5227801A 1992-08-24 1993-08-23 写真記録材料 Pending JPH07295126A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4228003.6 1992-08-24
DE4228003 1992-08-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07295126A true JPH07295126A (ja) 1995-11-10

Family

ID=6466247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5227801A Pending JPH07295126A (ja) 1992-08-24 1993-08-23 写真記録材料

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5288602A (ja)
EP (1) EP0585672B1 (ja)
JP (1) JPH07295126A (ja)
DE (1) DE59301159D1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5575407A (en) * 1990-10-25 1996-11-19 Contico International, Inc. Low cost trigger sprayer having container with integral saddle
US5451495A (en) * 1994-08-15 1995-09-19 Eastman Kodak Company Recording element having a crosslinked polymeric layer
US5723270A (en) * 1996-11-19 1998-03-03 Eastman Kodak Company Photographic elements having a process-surviving polysiloxane block copolymer backing
US5723271A (en) * 1996-11-19 1998-03-03 Eastman Kodak Company Photographic elements having a process-surviving polysiloxane block copolymer backing
EP0911695A1 (en) * 1997-10-20 1999-04-28 Eastman Kodak Company Aqueous coating compositions for surface protective layers for imaging elements
DE19850363A1 (de) 1998-11-02 2000-05-04 Basf Ag Polymere für kosmetische Formulierungen
GB0329925D0 (en) 2003-12-24 2004-01-28 Eastman Kodak Co Imaging element having improved durability
US7153636B1 (en) * 2005-08-01 2006-12-26 Eastman Kodak Company Thermally developable materials with abrasion-resistant backside coatings
JP4551944B2 (ja) * 2007-05-15 2010-09-29 利春 深井 油分乳化物

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4109449A (en) * 1976-06-23 1978-08-29 Gibson Otto L Fruit picking apparatus
IT1129033B (it) * 1980-09-17 1986-06-04 Minnesota Mining & Mfg Elementi fotografici a colori aventi migliorare proprieta' meccaniche
JPS6142653A (ja) * 1984-08-07 1986-03-01 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPH04127142A (ja) * 1990-06-22 1992-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
US5208139A (en) * 1990-12-11 1993-05-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic materials
JP2802684B2 (ja) * 1990-12-11 1998-09-24 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料
JP2927370B2 (ja) * 1991-01-04 1999-07-28 コニカ株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料

Also Published As

Publication number Publication date
DE59301159D1 (de) 1996-01-25
EP0585672B1 (de) 1995-12-13
EP0585672A3 (en) 1994-07-13
US5288602A (en) 1994-02-22
EP0585672A2 (de) 1994-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4985351A (en) Photographic recording material
JPH07295126A (ja) 写真記録材料
US5215875A (en) Color photographic recording material
US5200301A (en) Color photographic recording material
JP2723628B2 (ja) 写真記録材料
JP3337095B2 (ja) カラー写真記録材料
JPH06208211A (ja) カラー写真のハロゲン化銀材料
JP2841341B2 (ja) カラー写真記録材料
JP2839166B2 (ja) カラー写真材料
JP3554027B2 (ja) カラー写真記録材料
JPH05181237A (ja) カラー写真記録材料
JPH07181642A (ja) カラー写真記録材料
JPH0713282A (ja) 写真記録材料
JP2812746B2 (ja) ハロゲン化銀記録材料
US5134059A (en) Color photographic recording material containing color couplers
US5407789A (en) Photographic recording material
JPH05249637A (ja) カラー写真記録材料
JPH02228648A (ja) ハロゲン化銀記録材料
JPH07181646A (ja) カラー写真記録材料
JPH0643580A (ja) 写真記録材料
US5354649A (en) Color photographic silver halide material
US5143823A (en) Color photographic recording material containing color couplers
JPH02181743A (ja) 写真記録材料
JPH06161058A (ja) カラー写真記録材料
JPH06175267A (ja) 写真ハロゲン化銀材料