JPH082707A - 紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置および紙葉類の繰出し制御方法 - Google Patents
紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置および紙葉類の繰出し制御方法Info
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- JPH082707A JPH082707A JP16470794A JP16470794A JPH082707A JP H082707 A JPH082707 A JP H082707A JP 16470794 A JP16470794 A JP 16470794A JP 16470794 A JP16470794 A JP 16470794A JP H082707 A JPH082707 A JP H082707A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、紙葉類を繰出す時のモータ負荷に
おいて、繰出し速度の立上がり途中で繰出し力が急激に
小さくなる傾向があることに着目し、この急激に繰出し
力が変化する繰出し特性を制御することで紙葉類の繰出
し性能を高め、しかも小型の繰出しモータを適用できる
ようにした紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置およ
び紙葉類の繰出し制御方法の提供を目的とする。 【構成】この発明は、紙葉類に接触対応して紙葉類を1
枚ずつ繰出し動作する繰出しローラを備えた紙葉類の繰
出し制御装置であって、紙葉類繰出し時の繰出し負荷を
測定する繰出し負荷測定手段と、この繰出し負荷測定手
段が測定した繰出し負荷に基づいて繰出しローラの繰出
し速度を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
おいて、繰出し速度の立上がり途中で繰出し力が急激に
小さくなる傾向があることに着目し、この急激に繰出し
力が変化する繰出し特性を制御することで紙葉類の繰出
し性能を高め、しかも小型の繰出しモータを適用できる
ようにした紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置およ
び紙葉類の繰出し制御方法の提供を目的とする。 【構成】この発明は、紙葉類に接触対応して紙葉類を1
枚ずつ繰出し動作する繰出しローラを備えた紙葉類の繰
出し制御装置であって、紙葉類繰出し時の繰出し負荷を
測定する繰出し負荷測定手段と、この繰出し負荷測定手
段が測定した繰出し負荷に基づいて繰出しローラの繰出
し速度を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば紙幣等の紙葉
類を取扱う自動取引機に内部構成されるような紙葉類の
繰出し装置に関し、さらに詳しくは紙葉類の繰出し性能
を高めた紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置および
紙葉類の繰出し制御方法に関する。
類を取扱う自動取引機に内部構成されるような紙葉類の
繰出し装置に関し、さらに詳しくは紙葉類の繰出し性能
を高めた紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置および
紙葉類の繰出し制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の紙葉類の繰出し装置
は、例えば先行出願の特願平2ー313714号に示す
ように、繰出し始動用のピックアップローラを繰出し幅
方向の両側位置に配設し、両ピックアップローラの押圧
力を個々に独立して調整する押圧力調整機構と、一枚出
し規制用のフィードローラとゲートローラからなる一枚
出し規制部と、この一枚出し規制部の対向隙間を調整す
る隙間調整機構と、一枚出し規制されて繰出された紙葉
類の繰出し状態を検知する繰出し状態検知センサとを備
えて紙葉類を一枚ずつ繰出している。このとき、紙葉類
の繰出し検知データに基づいて、繰出し調整が必要であ
れば、押圧調整あるいは隙間調整して、スキュ、連出
し、空出し等を未然に防止している。
は、例えば先行出願の特願平2ー313714号に示す
ように、繰出し始動用のピックアップローラを繰出し幅
方向の両側位置に配設し、両ピックアップローラの押圧
力を個々に独立して調整する押圧力調整機構と、一枚出
し規制用のフィードローラとゲートローラからなる一枚
出し規制部と、この一枚出し規制部の対向隙間を調整す
る隙間調整機構と、一枚出し規制されて繰出された紙葉
類の繰出し状態を検知する繰出し状態検知センサとを備
えて紙葉類を一枚ずつ繰出している。このとき、紙葉類
の繰出し検知データに基づいて、繰出し調整が必要であ
れば、押圧調整あるいは隙間調整して、スキュ、連出
し、空出し等を未然に防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、紙葉類の繰
出しに際して、この繰出される紙葉類は変形が殆どない
場合や大きく変形している場合があり、これらを繰出す
には繰出し負荷が小さい時や繰出し負荷が大きい時の様
々の繰出し条件を想定して、全て確実に繰出せるように
大きな繰出し力が得られる大型の繰出しモータを用いて
いる。
出しに際して、この繰出される紙葉類は変形が殆どない
場合や大きく変形している場合があり、これらを繰出す
には繰出し負荷が小さい時や繰出し負荷が大きい時の様
々の繰出し条件を想定して、全て確実に繰出せるように
大きな繰出し力が得られる大型の繰出しモータを用いて
いる。
【0004】しかし、この大型の繰出しモータは慣性力
が大きいため、高速回転や間欠回転が難しく、紙葉類の
繰出し制御を、きめ細かく迅速にできなかった。
が大きいため、高速回転や間欠回転が難しく、紙葉類の
繰出し制御を、きめ細かく迅速にできなかった。
【0005】そこでこの発明は、紙葉類を繰出す時のモ
ータ負荷において、繰出し速度の立上がり途中で繰出し
力が急激に小さくなる傾向があることに着目し、この急
激に繰出し力が変化する繰出し特性を制御することで紙
葉類の繰出性能を高め、しかも小型の繰出しモータを適
用できるようにした紙葉類の繰出し制御装置、取引処理
装置および紙葉類の繰出し制御方法の提供を目的とす
る。
ータ負荷において、繰出し速度の立上がり途中で繰出し
力が急激に小さくなる傾向があることに着目し、この急
激に繰出し力が変化する繰出し特性を制御することで紙
葉類の繰出性能を高め、しかも小型の繰出しモータを適
用できるようにした紙葉類の繰出し制御装置、取引処理
装置および紙葉類の繰出し制御方法の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
紙葉類に接触対応して紙葉類を1枚ずつ繰出し動作する
繰出しローラを備えた紙葉類の繰出し制御装置であっ
て、紙葉類繰出し時の繰出し負荷を測定する繰出し負荷
測定手段と、この繰出し負荷測定手段が測定した繰出し
負荷に基づいて繰出しローラの繰出し速度を制御する制
御手段を備えたことを特徴とする。
紙葉類に接触対応して紙葉類を1枚ずつ繰出し動作する
繰出しローラを備えた紙葉類の繰出し制御装置であっ
て、紙葉類繰出し時の繰出し負荷を測定する繰出し負荷
測定手段と、この繰出し負荷測定手段が測定した繰出し
負荷に基づいて繰出しローラの繰出し速度を制御する制
御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、制御手段は現繰出
し力より高負荷の繰出し力を要する時、繰出しモータの
回転速度を高繰出し力が得られる出力領域に切換えるモ
ータ速度切換え手段を備えた紙葉類の繰出し制御装置で
あることを特徴とする。
し力より高負荷の繰出し力を要する時、繰出しモータの
回転速度を高繰出し力が得られる出力領域に切換えるモ
ータ速度切換え手段を備えた紙葉類の繰出し制御装置で
あることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、紙葉類に接触対応
して紙葉類を1枚ずつ繰出し動作する繰出しローラを備
えた紙葉類の繰出し制御装置であって、紙葉類繰出し時
の繰出し負荷を測定する繰出し負荷測定手段と、この繰
出し負荷測定手段が測定した繰出し負荷測定値が繰出し
に不適な異常紙葉類に相当するとき、異常紙葉類と判定
する判定手段を備えたことを特徴とする。
して紙葉類を1枚ずつ繰出し動作する繰出しローラを備
えた紙葉類の繰出し制御装置であって、紙葉類繰出し時
の繰出し負荷を測定する繰出し負荷測定手段と、この繰
出し負荷測定手段が測定した繰出し負荷測定値が繰出し
に不適な異常紙葉類に相当するとき、異常紙葉類と判定
する判定手段を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、判定手段が異常紙
葉類と判定した時、その異常紙葉類を所定位置に搬送す
る搬送手段を備えた紙葉類の繰出し制御装置であること
を特徴とする。
葉類と判定した時、その異常紙葉類を所定位置に搬送す
る搬送手段を備えた紙葉類の繰出し制御装置であること
を特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、紙葉類の繰出し制
御装置を備えて取引を処理する取引処理装置であること
を特徴とする。
御装置を備えて取引を処理する取引処理装置であること
を特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、紙葉類の繰出し制
御装置を用いて制御する紙葉類の繰出し制御方法である
ことを特徴とする。
御装置を用いて制御する紙葉類の繰出し制御方法である
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明によれば、紙葉類の繰出し時に、繰出
し負荷測定手段が紙葉類の繰出し負荷を測定したとき、
その測定した繰出し負荷に基づいて制御手段が繰出しロ
ーラの繰出し速度を制御する。例えば、通常の繰出し力
で繰出し可能な場合は繰出し特性を変化させず、初期設
定した通常の繰出し立上り速度で繰出し動作する。これ
に対し、高繰出し力を要する場合は繰出し立上り速度を
変化させて高繰出し力が得られるように制御する。
し負荷測定手段が紙葉類の繰出し負荷を測定したとき、
その測定した繰出し負荷に基づいて制御手段が繰出しロ
ーラの繰出し速度を制御する。例えば、通常の繰出し力
で繰出し可能な場合は繰出し特性を変化させず、初期設
定した通常の繰出し立上り速度で繰出し動作する。これ
に対し、高繰出し力を要する場合は繰出し立上り速度を
変化させて高繰出し力が得られるように制御する。
【0013】また、繰出しローラの繰出し速度を制御す
る際、制御手段が現繰出し力より高負荷の繰出し力を要
すると判定した時、これに基づいてモータ速度切換え手
段が繰出しモータの回転速度を高繰出し力の出力領域に
切換える。
る際、制御手段が現繰出し力より高負荷の繰出し力を要
すると判定した時、これに基づいてモータ速度切換え手
段が繰出しモータの回転速度を高繰出し力の出力領域に
切換える。
【0014】また、紙葉類の繰出し時に繰出し負荷測定
手段が紙葉類の繰出し負荷を測定したとき、その測定し
た繰出し負荷の値が繰出しに不適な異常紙葉類に相当す
るとき、判定手段が異常紙葉類と判定する。
手段が紙葉類の繰出し負荷を測定したとき、その測定し
た繰出し負荷の値が繰出しに不適な異常紙葉類に相当す
るとき、判定手段が異常紙葉類と判定する。
【0015】また、判定手段が異常紙葉類と判定した
時、その異常紙葉類を搬送手段が所定位置に搬送処理す
る。また、紙葉類の繰出し制御装置を備えた取引処理装
置は、取引対応する紙葉類を1枚ずつ繰出し制御して取
引処理する。また、この紙葉類の繰出し制御装置を紙葉
類の繰出し制御方法により制御する。
時、その異常紙葉類を搬送手段が所定位置に搬送処理す
る。また、紙葉類の繰出し制御装置を備えた取引処理装
置は、取引対応する紙葉類を1枚ずつ繰出し制御して取
引処理する。また、この紙葉類の繰出し制御装置を紙葉
類の繰出し制御方法により制御する。
【0016】
【発明の効果】この結果、紙葉類の繰出し時には、繰出
される紙葉類毎に繰出し負荷が異なるが、高負荷がかか
った繰出し時のみ繰出し速度を変化させて繰出し力を高
めればよいため、紙葉類の全てを安定して繰出すことが
できる。
される紙葉類毎に繰出し負荷が異なるが、高負荷がかか
った繰出し時のみ繰出し速度を変化させて繰出し力を高
めればよいため、紙葉類の全てを安定して繰出すことが
できる。
【0017】したがって、通常は低負荷の繰出し力で繰
出し動作することができるため、比較的小型の繰出しモ
ータを適用できる。また、この小型の繰出しモータを適
用することにより、モータの慣性力が小さくなり、高速
回転や間欠回転が容易化し、また紙葉類の繰出し制御を
きめ細かく実行できる。さらに、通常は電流を小さく流
しておき、高負荷時のみ電流を多く流すため小型モータ
の発熱量を小さく維持でき、モータ性能の安定化と寿命
延長が図れる。
出し動作することができるため、比較的小型の繰出しモ
ータを適用できる。また、この小型の繰出しモータを適
用することにより、モータの慣性力が小さくなり、高速
回転や間欠回転が容易化し、また紙葉類の繰出し制御を
きめ細かく実行できる。さらに、通常は電流を小さく流
しておき、高負荷時のみ電流を多く流すため小型モータ
の発熱量を小さく維持でき、モータ性能の安定化と寿命
延長が図れる。
【0018】また、紙葉類を搬送路に繰出す前に紙葉類
の負荷を測定できるため、この負荷測定値から紙葉類の
搬送適否状態を知ることができ、搬送不適な場合は搬送
停止したり、所定の位置に搬送することができる。さら
に、紙幣等の紙葉類を取扱う繰出し装置を組込んだ各種
取引処理装置に適用することができる。
の負荷を測定できるため、この負荷測定値から紙葉類の
搬送適否状態を知ることができ、搬送不適な場合は搬送
停止したり、所定の位置に搬送することができる。さら
に、紙幣等の紙葉類を取扱う繰出し装置を組込んだ各種
取引処理装置に適用することができる。
【0019】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は紙幣の繰出し制御装置を示し、この紙幣
の繰出し制御装置11は集積された紙幣12…の繰出し
位置に左右一対のピックアップローラ13,13を配設
し、これらのピックアップローラ13,13が紙幣12
…の上面に接して紙幣を繰出し始動するものであって、
小型のステッピングモータMから出力された回転駆動力
を駆動伝達ベルト14に伝達し、これよりピックアップ
ローラ13に動力伝達している。
述する。図1は紙幣の繰出し制御装置を示し、この紙幣
の繰出し制御装置11は集積された紙幣12…の繰出し
位置に左右一対のピックアップローラ13,13を配設
し、これらのピックアップローラ13,13が紙幣12
…の上面に接して紙幣を繰出し始動するものであって、
小型のステッピングモータMから出力された回転駆動力
を駆動伝達ベルト14に伝達し、これよりピックアップ
ローラ13に動力伝達している。
【0020】また、ステッピングモータMと駆動伝達ベ
ルト14との間には、繰出し力測定用のトルク測定セン
サ15を配設して、紙幣繰出し時に要する繰出し負荷を
測定し、繰出しに不適な高繰出し負荷を測定した場合
は、繰出し動作を中止したり、後述するステッピングモ
ータMの繰出し立上り速度を調整して紙幣の繰出し力を
確保している。
ルト14との間には、繰出し力測定用のトルク測定セン
サ15を配設して、紙幣繰出し時に要する繰出し負荷を
測定し、繰出しに不適な高繰出し負荷を測定した場合
は、繰出し動作を中止したり、後述するステッピングモ
ータMの繰出し立上り速度を調整して紙幣の繰出し力を
確保している。
【0021】また、これらのピックアップローラ13,
13の繰出し方向後段側には、繰出し検知センサ16を
配設して紙幣の繰出しを検知確認し、また図2に示すよ
うに、1枚出し規制用のフィードローラ21、ゲートロ
ーラ22、繰出しガイド板23および図示しない押圧力
調整機構、隙間調整機構等を装備して紙幣を繰出し調整
できるようにしている。
13の繰出し方向後段側には、繰出し検知センサ16を
配設して紙幣の繰出しを検知確認し、また図2に示すよ
うに、1枚出し規制用のフィードローラ21、ゲートロ
ーラ22、繰出しガイド板23および図示しない押圧力
調整機構、隙間調整機構等を装備して紙幣を繰出し調整
できるようにしている。
【0022】また、この繰出しに際しては、積層された
紙幣12を紙幣押圧板24で下方より上方に押圧付勢
し、この押圧付勢された上方の対向位置に左右一対のピ
ックアップローラ13,13を対設し、これらのピック
アップローラ13,13に紙幣12が押圧付勢されて受
止められ、受止められた最上面の紙幣12がピックアッ
プローラ13,13により繰出し可能に接触対応して繰
出し待機されている。
紙幣12を紙幣押圧板24で下方より上方に押圧付勢
し、この押圧付勢された上方の対向位置に左右一対のピ
ックアップローラ13,13を対設し、これらのピック
アップローラ13,13に紙幣12が押圧付勢されて受
止められ、受止められた最上面の紙幣12がピックアッ
プローラ13,13により繰出し可能に接触対応して繰
出し待機されている。
【0023】この紙幣の繰出し制御装置11は、図3に
示すように、例えば自動預金支払機(ATM)に組込ま
れて紙幣を入出金処理する紙幣処理装置31等に装備さ
れ、この紙幣処理装置31の場合は入出金口32、各ス
タッカ33,34、カートリッジ35および一時保留部
36の各紙幣繰出し部に適用することができ、これらの
繰出し位置から紙幣を1枚ずつ繰出し動作する。またこ
れらの各部分32〜36および他の処理部分は搬送ライ
ン37を介して接続し、入出金取引等の紙幣搬送時に、
破れ等の大きい変形量の紙幣があれば、この搬送に不適
な紙幣を入金時には搬送中止処理し、出金時には紙幣回
収部38に回収処理して未然に搬送障害を回避してい
る。
示すように、例えば自動預金支払機(ATM)に組込ま
れて紙幣を入出金処理する紙幣処理装置31等に装備さ
れ、この紙幣処理装置31の場合は入出金口32、各ス
タッカ33,34、カートリッジ35および一時保留部
36の各紙幣繰出し部に適用することができ、これらの
繰出し位置から紙幣を1枚ずつ繰出し動作する。またこ
れらの各部分32〜36および他の処理部分は搬送ライ
ン37を介して接続し、入出金取引等の紙幣搬送時に、
破れ等の大きい変形量の紙幣があれば、この搬送に不適
な紙幣を入金時には搬送中止処理し、出金時には紙幣回
収部38に回収処理して未然に搬送障害を回避してい
る。
【0024】図4は紙幣の繰出し制御装置11の制御回
路ブロック図を示し、CPU41はROM42に格納さ
れたプログラムに従って各回路装置を制御し、その制御
データをRAM43で読出し可能に記憶する。
路ブロック図を示し、CPU41はROM42に格納さ
れたプログラムに従って各回路装置を制御し、その制御
データをRAM43で読出し可能に記憶する。
【0025】フィードローラ駆動モータ44は、紙幣繰
出し時にフィードローラ21を回転駆動させて、ピック
アップローラ13の繰出し動作に合わせて紙幣を1枚ず
つ繰出し動作する。
出し時にフィードローラ21を回転駆動させて、ピック
アップローラ13の繰出し動作に合わせて紙幣を1枚ず
つ繰出し動作する。
【0026】ところで、CPU41はトルク測定センサ
15で紙幣12の繰出し負荷を測定したとき、基準負荷
以下の場合は折れや破れのない紙幣と認められて円滑な
繰出し動作が期待できるため、繰出し条件を変化させず
ステッピングモータMを初期設定した基準立上り速度で
繰出し動作する。
15で紙幣12の繰出し負荷を測定したとき、基準負荷
以下の場合は折れや破れのない紙幣と認められて円滑な
繰出し動作が期待できるため、繰出し条件を変化させず
ステッピングモータMを初期設定した基準立上り速度で
繰出し動作する。
【0027】一方、基準負荷以上の場合は、ステッピン
グモータMの立上り速度を変化させて高繰出し力が得ら
れるように制御している。これにより、繰出しに不適な
変形量の大きい紙幣であっても、その時のみ繰出し速度
を変化させて繰出し力を調整すればよいため、繰出すべ
き紙幣の全てを安定して繰出すことができる。また、通
常は低負荷の繰出し力で繰出し動作することができるた
め、比較的小型のステッピングモータMを適用できる。
グモータMの立上り速度を変化させて高繰出し力が得ら
れるように制御している。これにより、繰出しに不適な
変形量の大きい紙幣であっても、その時のみ繰出し速度
を変化させて繰出し力を調整すればよいため、繰出すべ
き紙幣の全てを安定して繰出すことができる。また、通
常は低負荷の繰出し力で繰出し動作することができるた
め、比較的小型のステッピングモータMを適用できる。
【0028】これは図5のステッピングモータMの出力
特性に示すように、ステッピングモータMを高速回転し
た時、立上り速度V1 はパルス速度が速まるに従いトル
クが低下する傾向にあり、特に立上り途中でトルクが急
激に低下するトルク変化領域V2 がある。このトルク変
化領域V2 を捉えることで立上り速度に関連するトルク
出力度合いが明確となり、容易に最適なトルク設定がで
きる。そして、立上り速度が略完了する通常の繰出し速
度V3 ではトルクが非常に小さくなり、通常の繰出しに
要する基準負荷Pより小さくなることが認められてい
る。
特性に示すように、ステッピングモータMを高速回転し
た時、立上り速度V1 はパルス速度が速まるに従いトル
クが低下する傾向にあり、特に立上り途中でトルクが急
激に低下するトルク変化領域V2 がある。このトルク変
化領域V2 を捉えることで立上り速度に関連するトルク
出力度合いが明確となり、容易に最適なトルク設定がで
きる。そして、立上り速度が略完了する通常の繰出し速
度V3 ではトルクが非常に小さくなり、通常の繰出しに
要する基準負荷Pより小さくなることが認められてい
る。
【0029】この結果、図6に示すように、トルク測定
センサ15で高繰出し負荷を測定したとき、ステッピン
グモータMの立上り速度V1 を通常の繰出し速度V3 ま
で上げず、トルク変化領域V2 にとどめて高トルク出力
を維持させたまま繰出し動作させる。このように、ステ
ッピングモータMの立上り速度とトルクとが相互に反比
例する関係にあり、このトルクを調整可能なステッピン
グモータMの立上り速度を調整することにより紙幣の繰
出し力を確保している。
センサ15で高繰出し負荷を測定したとき、ステッピン
グモータMの立上り速度V1 を通常の繰出し速度V3 ま
で上げず、トルク変化領域V2 にとどめて高トルク出力
を維持させたまま繰出し動作させる。このように、ステ
ッピングモータMの立上り速度とトルクとが相互に反比
例する関係にあり、このトルクを調整可能なステッピン
グモータMの立上り速度を調整することにより紙幣の繰
出し力を確保している。
【0030】また、この小型のステッピングモータMを
適用することにより、モータの慣性力が小さくなり、高
速回転や間欠回転が容易化し、また紙幣の繰出し制御を
きめ細かく実行できる。
適用することにより、モータの慣性力が小さくなり、高
速回転や間欠回転が容易化し、また紙幣の繰出し制御を
きめ細かく実行できる。
【0031】このように構成された紙幣の繰出し制御装
置11の制御動作を図7のフローチャートを参照して説
明する。今、CPU41がステッピングモータMに紙幣
の繰出し信号を出力すると、ステッピングモータMは繰
出し方向に回転駆動し、これに連動してピックアップロ
ーラ13が回転始動する(ステップn1 〜n2 )。
置11の制御動作を図7のフローチャートを参照して説
明する。今、CPU41がステッピングモータMに紙幣
の繰出し信号を出力すると、ステッピングモータMは繰
出し方向に回転駆動し、これに連動してピックアップロ
ーラ13が回転始動する(ステップn1 〜n2 )。
【0032】このピックアップローラ13が回転始動し
てこれと接する紙幣を繰出し始動するとき、トルク測定
センサ15が繰出される紙幣の繰出しトルクを測定す
る。この測定したトルク測定値がステッピングモータM
のトルク出力より小さい基準負荷P以下の場合は、変形
量の少ない繰出しに適した適正紙幣と認められて初期の
繰出し条件を保ち、ステッピングモータMを初期設定し
た繰出し速度V3 まで立上らせて紙幣を円滑に繰出し動
作する(ステップn3 〜n5 )。
てこれと接する紙幣を繰出し始動するとき、トルク測定
センサ15が繰出される紙幣の繰出しトルクを測定す
る。この測定したトルク測定値がステッピングモータM
のトルク出力より小さい基準負荷P以下の場合は、変形
量の少ない繰出しに適した適正紙幣と認められて初期の
繰出し条件を保ち、ステッピングモータMを初期設定し
た繰出し速度V3 まで立上らせて紙幣を円滑に繰出し動
作する(ステップn3 〜n5 )。
【0033】一方、トルク測定値がステッピングモータ
Mのトルク出力より大きい基準負荷P以上の場合は、折
れ、破れ等の変形量の多い繰出しに不適な紙幣と認めて
繰出し条件を高負荷用に変化させる。これは、ステッピ
ングモータMの回転始動時に、その立上り速度V1 をト
ルク変化領域V2 にとどめてモータMの回転数を一定値
に抑制する。これにより、基準負荷P以上の高トルク出
力を維持させたまま繰出し動作することができ(ステッ
プn6 )、この高トルクの繰出し動作に伴って紙幣が繰
出されたことを確認すると、高トルク下で紙幣を繰出し
始動したと判定し、繰出し始動された紙幣は円滑に後段
の1枚出し規制部へとに導かれる(ステップn7 〜n8
)。
Mのトルク出力より大きい基準負荷P以上の場合は、折
れ、破れ等の変形量の多い繰出しに不適な紙幣と認めて
繰出し条件を高負荷用に変化させる。これは、ステッピ
ングモータMの回転始動時に、その立上り速度V1 をト
ルク変化領域V2 にとどめてモータMの回転数を一定値
に抑制する。これにより、基準負荷P以上の高トルク出
力を維持させたまま繰出し動作することができ(ステッ
プn6 )、この高トルクの繰出し動作に伴って紙幣が繰
出されたことを確認すると、高トルク下で紙幣を繰出し
始動したと判定し、繰出し始動された紙幣は円滑に後段
の1枚出し規制部へとに導かれる(ステップn7 〜n8
)。
【0034】ところが、繰出し確認できなければ、CP
U41は未繰出し紙幣に対して再繰出し始動を実行す
る。これは最大トルク出力が得られる回転数にステッピ
ングモータMを回転制御し、かつ電流値を最大にする
(ステップn9 〜n10)。
U41は未繰出し紙幣に対して再繰出し始動を実行す
る。これは最大トルク出力が得られる回転数にステッピ
ングモータMを回転制御し、かつ電流値を最大にする
(ステップn9 〜n10)。
【0035】この結果、紙幣の繰出し動作を確認する
と、紙幣が適正に繰出し始動されたと判定して紙幣を円
滑に後段の1枚出し規制部へと繰出し動作する(ステッ
プn11〜n12)。
と、紙幣が適正に繰出し始動されたと判定して紙幣を円
滑に後段の1枚出し規制部へと繰出し動作する(ステッ
プn11〜n12)。
【0036】このような高トルク出力を施しても繰出し
確認できなければ、CPU41は繰出し不能になったこ
とをATMの図示しない表示器やブザーを介して係員に
知らせる(ステップn13)。
確認できなければ、CPU41は繰出し不能になったこ
とをATMの図示しない表示器やブザーを介して係員に
知らせる(ステップn13)。
【0037】ところで、紙幣処理装置31の入出金口3
2に装備した紙幣の繰出し装置11が、高負荷のトルク
測定値を測定したときは、この取込み時点で搬送に不適
な紙幣と判定できるため直ちに逆送して取引客に返却
し、搬送障害を未然に防止できる。また、各スタッカ3
3,34、カートリッジ35および一時保留部36に装
備した紙幣の繰出し装置11で、紙幣の繰出しに不適な
変形量の大きい紙幣を測定した場合は、紙幣回収部38
に回収動作して未然に搬送障害を回避ができる。
2に装備した紙幣の繰出し装置11が、高負荷のトルク
測定値を測定したときは、この取込み時点で搬送に不適
な紙幣と判定できるため直ちに逆送して取引客に返却
し、搬送障害を未然に防止できる。また、各スタッカ3
3,34、カートリッジ35および一時保留部36に装
備した紙幣の繰出し装置11で、紙幣の繰出しに不適な
変形量の大きい紙幣を測定した場合は、紙幣回収部38
に回収動作して未然に搬送障害を回避ができる。
【0038】上述のように、紙幣の繰出し時には、繰出
される紙幣毎に繰出し負荷が異なるが、高負荷がかかっ
た繰出し時のみ繰出し速度を変化させて繰出し力を高め
ればよいため、流通紙幣のような場合は全てを安定して
繰出すことができる。したがって、通常は紙幣の繰出し
に適した低負荷の繰出し力で繰出し動作することができ
るため、比較的小型の繰出しモータを適用できる。ま
た、この小型の繰出しモータを適用することにより、モ
ータの慣性力が小さくなり、高速回転や間欠回転が容易
化し、また紙幣の繰出し制御をきめ細かく実行でき、さ
らに通常は電流を小さく流しておき、高負荷時のみ電流
を多く流すため、この小型モータの発熱量を小さく維持
でき、モータ性能の安定化と寿命延長が図れる。
される紙幣毎に繰出し負荷が異なるが、高負荷がかかっ
た繰出し時のみ繰出し速度を変化させて繰出し力を高め
ればよいため、流通紙幣のような場合は全てを安定して
繰出すことができる。したがって、通常は紙幣の繰出し
に適した低負荷の繰出し力で繰出し動作することができ
るため、比較的小型の繰出しモータを適用できる。ま
た、この小型の繰出しモータを適用することにより、モ
ータの慣性力が小さくなり、高速回転や間欠回転が容易
化し、また紙幣の繰出し制御をきめ細かく実行でき、さ
らに通常は電流を小さく流しておき、高負荷時のみ電流
を多く流すため、この小型モータの発熱量を小さく維持
でき、モータ性能の安定化と寿命延長が図れる。
【0039】また、紙幣を搬送ラインに繰出す前に紙幣
の負荷を測定できるため、この負荷測定値から紙幣の搬
送適否状態を知ることができ、搬送不適な場合は搬送停
止したり、所定の位置に搬送することができる。さら
に、紙幣等の紙幣を取扱う繰出し装置を組込んだ各種取
引処理装置に適用することができる。
の負荷を測定できるため、この負荷測定値から紙幣の搬
送適否状態を知ることができ、搬送不適な場合は搬送停
止したり、所定の位置に搬送することができる。さら
に、紙幣等の紙幣を取扱う繰出し装置を組込んだ各種取
引処理装置に適用することができる。
【0040】この発明の構成と、上述の一実施例との対
応において、この発明の紙葉類の繰出し制御装置は、実
施例の紙幣の繰出し制御装置11に対応し、以下同様
に、紙葉類は、紙幣12に対応し、繰出しローラは、ピ
ックアップローラ13に対応し、繰出し負荷測定手段
は、トルク測定センサ15に対応し、制御手段とモータ
速度切換え手段および判定手段は、CPU41に対応
し、繰出しモータは、ステッピングモータMに対応し、
高繰出し力が得られる出力領域は、トルク変化領域V2
に対応し、搬送手段は、搬送ライン37に対応し、所定
位置は、紙幣回収部38に対応し、取引処理装置は、紙
幣処理装置31を備えたATMに対応するも、この発明
は、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
応において、この発明の紙葉類の繰出し制御装置は、実
施例の紙幣の繰出し制御装置11に対応し、以下同様
に、紙葉類は、紙幣12に対応し、繰出しローラは、ピ
ックアップローラ13に対応し、繰出し負荷測定手段
は、トルク測定センサ15に対応し、制御手段とモータ
速度切換え手段および判定手段は、CPU41に対応
し、繰出しモータは、ステッピングモータMに対応し、
高繰出し力が得られる出力領域は、トルク変化領域V2
に対応し、搬送手段は、搬送ライン37に対応し、所定
位置は、紙幣回収部38に対応し、取引処理装置は、紙
幣処理装置31を備えたATMに対応するも、この発明
は、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図1】この発明の紙幣の繰出し制御装置の要部斜視
図。
図。
【図2】この発明の紙幣の繰出し制御装置の要部側面
図。
図。
【図3】この発明の紙幣の繰出し制御装置を装備した紙
幣処理装置の概略側面図。
幣処理装置の概略側面図。
【図4】この発明の紙幣の繰出し制御装置の制御回路ブ
ロック図。
ロック図。
【図5】この発明のステッピングモータの出力特性を示
す図表。
す図表。
【図6】この発明のステッピングモータの速度と時間と
の関係を示す図表。
の関係を示す図表。
【図7】この発明の紙幣の繰出し制御装置の繰出し制御
動作を示すフローチャート。
動作を示すフローチャート。
11…紙幣の繰出し制御装置 12…紙 幣 13…ピックアップローラ 15…トルク測定センサ 31…紙幣処理装置 37…搬送ライン 38…紙幣回収部 41…CPU M…ステッピングモータ V1 …立上り速度 V2 …トルク変化領域 V3 …通常の繰出し速度 P…基準負荷
Claims (6)
- 【請求項1】紙葉類に接触対応して紙葉類を1枚ずつ繰
出し動作する繰出しローラを備えた紙葉類の繰出し制御
装置であって、上記紙葉類繰出し時の繰出し負荷を測定
する繰出し負荷測定手段と、上記繰出し負荷測定手段が
測定した繰出し負荷に基づいて繰出しローラの繰出し速
度を制御する制御手段を備えた紙葉類の繰出し制御装
置。 - 【請求項2】制御手段は現繰出し力より高負荷の繰出し
力を要する時、繰出しモータの回転速度を高繰出し力が
得られる出力領域に切換えるモータ速度切換え手段を備
えた請求項1記載の紙葉類の繰出し制御装置。 - 【請求項3】紙葉類に接触対応して紙葉類を1枚ずつ繰
出し動作する繰出しローラを備えた紙葉類の繰出し制御
装置であって、上記紙葉類繰出し時の繰出し負荷を測定
する繰出し負荷測定手段と、上記繰出し負荷測定手段が
測定した繰出し負荷測定値が繰出しに不適な異常紙葉類
に相当するとき、異常紙葉類と判定する判定手段を備え
た紙葉類の繰出し制御装置。 - 【請求項4】判定手段が異常紙葉類と判定した時、その
異常紙葉類を所定位置に搬送する搬送手段を備えた請求
項3記載の紙葉類の繰出し制御装置。 - 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の紙葉類の
繰出し制御装置を備えて取引を処理する取引処理装置。 - 【請求項6】請求項1または3記載の装置を用いて制御
する紙葉類の繰出し制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16470794A JPH082707A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置および紙葉類の繰出し制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16470794A JPH082707A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置および紙葉類の繰出し制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH082707A true JPH082707A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15798358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16470794A Pending JPH082707A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 紙葉類の繰出し制御装置、取引処理装置および紙葉類の繰出し制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082707A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2065321A2 (en) | 2007-11-29 | 2009-06-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Measuring device, sheet-shaped material transporting device, image formation device and measuring method |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP16470794A patent/JPH082707A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2065321A2 (en) | 2007-11-29 | 2009-06-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Measuring device, sheet-shaped material transporting device, image formation device and measuring method |
US7753360B2 (en) | 2007-11-29 | 2010-07-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Measuring device, sheet-shaped material transporting device, image formation device and measuring method |
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