JPH08270212A - ロープ牽引装置 - Google Patents
ロープ牽引装置Info
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- JPH08270212A JPH08270212A JP7097853A JP9785395A JPH08270212A JP H08270212 A JPH08270212 A JP H08270212A JP 7097853 A JP7097853 A JP 7097853A JP 9785395 A JP9785395 A JP 9785395A JP H08270212 A JPH08270212 A JP H08270212A
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- rope
- sheave
- lock mechanism
- tow
- auxiliary
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G3/00—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
- E04G3/28—Mobile scaffolds; Scaffolds with mobile platforms
- E04G3/30—Mobile scaffolds; Scaffolds with mobile platforms suspended by flexible supporting elements, e.g. cables
- E04G3/32—Hoisting devices; Safety devices
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66D—CAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
- B66D1/00—Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
- B66D1/60—Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans adapted for special purposes
- B66D1/74—Capstans
- B66D1/7415—Friction drives, e.g. pulleys, having a cable winding angle of less than 360 degrees
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66D—CAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
- B66D5/00—Braking or detent devices characterised by application to lifting or hoisting gear, e.g. for controlling the lowering of loads
- B66D5/02—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes
- B66D5/04—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes actuated by centrifugal force
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66D—CAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
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- B66D5/02—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes
- B66D5/12—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes with axial effect
- B66D5/14—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes with axial effect embodying discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
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- B66D5/00—Braking or detent devices characterised by application to lifting or hoisting gear, e.g. for controlling the lowering of loads
- B66D5/02—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes
- B66D5/16—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes for action on ropes or cables
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D59/00—Self-acting brakes, e.g. coming into operation at a predetermined speed
- F16D59/02—Self-acting brakes, e.g. coming into operation at a predetermined speed spring-loaded and adapted to be released by mechanical, fluid, or electromagnetic means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2121/00—Type of actuator operation force
- F16D2121/18—Electric or magnetic
- F16D2121/20—Electric or magnetic using electromagnets
- F16D2121/22—Electric or magnetic using electromagnets for releasing a normally applied brake
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- Structural Engineering (AREA)
- Movable Scaffolding (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロック装置を必ず使用させることができ、停
電でブレーキが作動しても速やかに移動でき、労力も少
なくて済むロープ牽引装置を提供すること。 【構成】 機枠31と一体にロープ5の速度の上昇を検
出してロックするロック機構50と補助ロープ8の速度
の上昇を検出してロックする補助ロック機構70を設
け、ロック機構50にロープ5を挿通させてロープ牽引
装置30を使用させる構造とし、安全性を向上する。さ
らに、2つのロック機構50,70が独立して各ロープ
の速度の上昇を検出し、いずれか一方の速度の上昇で両
方のロック機構50,70をロックさせる連結機構80
を設けている。また、ブレーキ機構43を外側に配置
し、外側から手動で解放する操作レバー43hを設けて
おり、停電でブレーキが作動しても簡単に解放して自重
で降下できる。
電でブレーキが作動しても速やかに移動でき、労力も少
なくて済むロープ牽引装置を提供すること。 【構成】 機枠31と一体にロープ5の速度の上昇を検
出してロックするロック機構50と補助ロープ8の速度
の上昇を検出してロックする補助ロック機構70を設
け、ロック機構50にロープ5を挿通させてロープ牽引
装置30を使用させる構造とし、安全性を向上する。さ
らに、2つのロック機構50,70が独立して各ロープ
の速度の上昇を検出し、いずれか一方の速度の上昇で両
方のロック機構50,70をロックさせる連結機構80
を設けている。また、ブレーキ機構43を外側に配置
し、外側から手動で解放する操作レバー43hを設けて
おり、停電でブレーキが作動しても簡単に解放して自重
で降下できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴンドラ、エレベー
タ、クレーンなどの建設荷役運搬用巻上機などとして用
いられるロープ牽引装置の改良に関し、万一の場合の落
下の防止や安全な降下などを企図したものである。
タ、クレーンなどの建設荷役運搬用巻上機などとして用
いられるロープ牽引装置の改良に関し、万一の場合の落
下の防止や安全な降下などを企図したものである。
【0002】
【従来の技術】ゴンドラ、エレベータ、クレーンなどの
建設荷役運搬用巻上機の一つにドラムにロープなどを巻
き取ったり、巻き戻したりすることなく、シーブに一回
巻回したままロープに沿って昇降などの移動を行うよう
にしたロープ牽引装置がある。
建設荷役運搬用巻上機の一つにドラムにロープなどを巻
き取ったり、巻き戻したりすることなく、シーブに一回
巻回したままロープに沿って昇降などの移動を行うよう
にしたロープ牽引装置がある。
【0003】例えば、図7に示すように、建築構造物1
などの壁面作業などに使用されるゴンドラ2の移動用と
して用いられるロープ牽引装置3はゴンドラ2に取付け
られており、建築構造物1の屋上に取付けた支持架台4
から吊り下げたロープ5をロープ牽引装置3に挿通して
このロープ5に沿ってゴンドラ2を昇降するようになっ
ている。
などの壁面作業などに使用されるゴンドラ2の移動用と
して用いられるロープ牽引装置3はゴンドラ2に取付け
られており、建築構造物1の屋上に取付けた支持架台4
から吊り下げたロープ5をロープ牽引装置3に挿通して
このロープ5に沿ってゴンドラ2を昇降するようになっ
ている。
【0004】このロープ牽引装置3は、図8およびその
A−A断面を図9に示すように、機枠11に回転可能に
軸受12を介して取付けられる溝部分が板ばねで構成さ
れたシーブ13を備えており、このシーブ13の外周と
間隔をあけてシーブ13に沿ってロープ5を滑らないよ
うに押付けるガイドローラ14が多数機枠11に取付け
てある。そして、このシーブ13を駆動するため、機枠
11の一方側にブレーキ付きモータ15が取付けられ、
その駆動軸16にメカニカルブレーキ機構17及びクラ
ッチ機構18を介して機枠11の他方側に取付けたサイ
クロ減速機19の中心部の入力側が連結され、外周部の
出力側がシーブ13と一体に連結してある。
A−A断面を図9に示すように、機枠11に回転可能に
軸受12を介して取付けられる溝部分が板ばねで構成さ
れたシーブ13を備えており、このシーブ13の外周と
間隔をあけてシーブ13に沿ってロープ5を滑らないよ
うに押付けるガイドローラ14が多数機枠11に取付け
てある。そして、このシーブ13を駆動するため、機枠
11の一方側にブレーキ付きモータ15が取付けられ、
その駆動軸16にメカニカルブレーキ機構17及びクラ
ッチ機構18を介して機枠11の他方側に取付けたサイ
クロ減速機19の中心部の入力側が連結され、外周部の
出力側がシーブ13と一体に連結してある。
【0005】したがって、モータ15によってシーブ1
3が回転駆動されると、シーブ13に巻き掛けられたロ
ープ5と板ばねで構成したシーブ13の溝との間の摩擦
力によってロープ5に牽引力が加わり、ロープ5に沿っ
てゴンドラ2を昇降することができる。
3が回転駆動されると、シーブ13に巻き掛けられたロ
ープ5と板ばねで構成したシーブ13の溝との間の摩擦
力によってロープ5に牽引力が加わり、ロープ5に沿っ
てゴンドラ2を昇降することができる。
【0006】そして、万一の停電などの場合には、運転
時に電磁力などによって解除して使用するメカニカルブ
レーキ機構17を動作させることで、停止状態にすると
ともに、サイクロ減速機19の中心部外側の入力側に形
成してある手動ハンドルの連結部20に図示しないハン
ドルを連結して手動で昇降できるようになっている。
時に電磁力などによって解除して使用するメカニカルブ
レーキ機構17を動作させることで、停止状態にすると
ともに、サイクロ減速機19の中心部外側の入力側に形
成してある手動ハンドルの連結部20に図示しないハン
ドルを連結して手動で昇降できるようになっている。
【0007】さらに、ゴンドラ2などの安全性を二重に
するため、ゴンドラ2のロープ牽引装置3の上方にロッ
ク装置6を取付けておき、ロック装置6を介して導き出
されたロープ5をロープ牽引装置3に挿通させるように
し、ロープ5の相対移動速度の上昇を検出して1対の楔
部材でロープ5を挾み付けてロック状態とするようにし
ている。
するため、ゴンドラ2のロープ牽引装置3の上方にロッ
ク装置6を取付けておき、ロック装置6を介して導き出
されたロープ5をロープ牽引装置3に挿通させるように
し、ロープ5の相対移動速度の上昇を検出して1対の楔
部材でロープ5を挾み付けてロック状態とするようにし
ている。
【0008】さらに、ゴンドラ2に搭乗して作業を行う
作業者にも安全帯を取付け、その一端を屋上から吊り下
げた安全ロープ7等に係止してゴンドラ2の昇降に応じ
て図示しない係止部を移動しながら作業を行うようにし
ている。
作業者にも安全帯を取付け、その一端を屋上から吊り下
げた安全ロープ7等に係止してゴンドラ2の昇降に応じ
て図示しない係止部を移動しながら作業を行うようにし
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のゴン
ドラ作業では、安全確保のためロック装置6を介してロ
ープ5をロープ牽引装置3に挿通するようにすべきとこ
ろ、必ずしもロック装置6を使用しなくても作業ができ
ることからロック装置6を使用せず、このような使用状
態での万一の場合の安全性の確保が十分でないという問
題がある。
ドラ作業では、安全確保のためロック装置6を介してロ
ープ5をロープ牽引装置3に挿通するようにすべきとこ
ろ、必ずしもロック装置6を使用しなくても作業ができ
ることからロック装置6を使用せず、このような使用状
態での万一の場合の安全性の確保が十分でないという問
題がある。
【0010】また、従来のロープ牽引装置3では、メカ
ニカルブレーキ機構17が停電などで動作してブレーキ
状態となった後、ゴンドラ2を昇降しようとすると、サ
イクロ減速機19の入力側の連結部20に連結した手動
ハンドルを回して昇降するようにしなければならず、減
速比が大きいことから非常に多くの回転を与えなければ
昇降できず、昇降に要する時間と労力を非常に多く必要
とするという問題がある。
ニカルブレーキ機構17が停電などで動作してブレーキ
状態となった後、ゴンドラ2を昇降しようとすると、サ
イクロ減速機19の入力側の連結部20に連結した手動
ハンドルを回して昇降するようにしなければならず、減
速比が大きいことから非常に多くの回転を与えなければ
昇降できず、昇降に要する時間と労力を非常に多く必要
とするという問題がある。
【0011】この発明は、上記従来の各ロープ牽引装置
の問題点に鑑みてなされたものであって、ロック装置を
必ず使用して安全性を確保することができるロープ牽引
装置を提供しようとするものである。
の問題点に鑑みてなされたものであって、ロック装置を
必ず使用して安全性を確保することができるロープ牽引
装置を提供しようとするものである。
【0012】また、この発明は、停電などでブレーキが
作動した状態でも速やかに移動することができ、そのた
めの労力も少なくて済むロープ牽引装置を提供しようと
するものである。
作動した状態でも速やかに移動することができ、そのた
めの労力も少なくて済むロープ牽引装置を提供しようと
するものである。
【0013】さらに、この発明は、ロック装置を必ず使
用して安全性を確保することができるとともに、停電な
どでブレーキが作動した状態でも速やかに移動すること
ができ、そのための労力も少なくて済むロープ牽引装置
を提供しようとするものである。
用して安全性を確保することができるとともに、停電な
どでブレーキが作動した状態でも速やかに移動すること
ができ、そのための労力も少なくて済むロープ牽引装置
を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するこの
発明の請求項1記載のロープ牽引装置は、回転駆動され
るシーブに牽引ロープを巻回しながらこの牽引ロープ上
を移動するロープ牽引装置において、このロープ牽引装
置の牽引ロープ入口に一体に牽引ロープの相対移動速度
の上昇を検出してロックするロック機構を設ける一方、
この牽引ロープのロック機構と一体に補助ロープの相対
移動速度の上昇を検出してロックする補助ロック機構を
設け、これらロック機構と補助ロック機構とが独立して
各ロープの相対移動速度の上昇を検出可能かつ、いずれ
か一方の相対移動速度の上昇で両方のロック機構をロッ
ク可能にする連結機構を備えたことを特徴とするもので
ある。
発明の請求項1記載のロープ牽引装置は、回転駆動され
るシーブに牽引ロープを巻回しながらこの牽引ロープ上
を移動するロープ牽引装置において、このロープ牽引装
置の牽引ロープ入口に一体に牽引ロープの相対移動速度
の上昇を検出してロックするロック機構を設ける一方、
この牽引ロープのロック機構と一体に補助ロープの相対
移動速度の上昇を検出してロックする補助ロック機構を
設け、これらロック機構と補助ロック機構とが独立して
各ロープの相対移動速度の上昇を検出可能かつ、いずれ
か一方の相対移動速度の上昇で両方のロック機構をロッ
ク可能にする連結機構を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0015】また、この発明の請求項2記載のロープ牽
引装置は、回転駆動されるシーブに牽引ロープを巻回し
ながらこの牽引ロープ上を移動するロープ牽引装置にお
いて、前記シーブの一端に減速機を介して回転駆動する
駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に常時作
動状態で運転時に解放状態として回転可能とするブレー
キ機構を連結する一方、緊急時にこのブレーキ機構の作
動状態を解放して前記シーブの回転を可能とする手動操
作機構を設けてなることを特徴とするものである。
引装置は、回転駆動されるシーブに牽引ロープを巻回し
ながらこの牽引ロープ上を移動するロープ牽引装置にお
いて、前記シーブの一端に減速機を介して回転駆動する
駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に常時作
動状態で運転時に解放状態として回転可能とするブレー
キ機構を連結する一方、緊急時にこのブレーキ機構の作
動状態を解放して前記シーブの回転を可能とする手動操
作機構を設けてなることを特徴とするものである。
【0016】さらに、この発明の請求項3記載のロープ
牽引装置は、回転駆動されるシーブに牽引ロープを巻回
しながらこの牽引ロープ上を移動するロープ牽引装置に
おいて、このロープ牽引装置の牽引ロープ入口に一体に
牽引ロープの相対移動速度の上昇を検出してロックする
ロック機構を設ける一方、この牽引ロープのロック機構
と一体に補助ロープの相対移動速度の上昇を検出してロ
ックする補助ロック機構を設け、これらロック機構と補
助ロック機構とが独立して各ロープの相対移動速度の上
昇を検出可能かつ、いずれか一方の相対移動速度の上昇
で両方のロック機構をロック可能にする連結機構を備
え、さらに前記シーブの一端に減速機を介して回転駆動
する駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に常
時作動状態で運転時に解放状態として回転可能とするブ
レーキ機構を連結する一方、緊急時にこのブレーキ機構
の作動状態を解放して前記シーブの回転を可能とする手
動操作機構を設けてなることを特徴とするものである。
牽引装置は、回転駆動されるシーブに牽引ロープを巻回
しながらこの牽引ロープ上を移動するロープ牽引装置に
おいて、このロープ牽引装置の牽引ロープ入口に一体に
牽引ロープの相対移動速度の上昇を検出してロックする
ロック機構を設ける一方、この牽引ロープのロック機構
と一体に補助ロープの相対移動速度の上昇を検出してロ
ックする補助ロック機構を設け、これらロック機構と補
助ロック機構とが独立して各ロープの相対移動速度の上
昇を検出可能かつ、いずれか一方の相対移動速度の上昇
で両方のロック機構をロック可能にする連結機構を備
え、さらに前記シーブの一端に減速機を介して回転駆動
する駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に常
時作動状態で運転時に解放状態として回転可能とするブ
レーキ機構を連結する一方、緊急時にこのブレーキ機構
の作動状態を解放して前記シーブの回転を可能とする手
動操作機構を設けてなることを特徴とするものである。
【0017】
【作用】この発明の請求項1記載のロープ牽引装置によ
れば、ロープ牽引装置の牽引ロープ入口に一体に牽引ロ
ープの相対移動速度の上昇を検出してロックするロック
機構と補助ロープの相対移動速度の上昇を検出してロッ
クする補助ロック機構を設け、ロック機構に牽引ロープ
を挿通しなければロープ牽引装置を使用できない構造と
してあり、ロック機構をかならず使用させて安全性を向
上できるようになる。
れば、ロープ牽引装置の牽引ロープ入口に一体に牽引ロ
ープの相対移動速度の上昇を検出してロックするロック
機構と補助ロープの相対移動速度の上昇を検出してロッ
クする補助ロック機構を設け、ロック機構に牽引ロープ
を挿通しなければロープ牽引装置を使用できない構造と
してあり、ロック機構をかならず使用させて安全性を向
上できるようになる。
【0018】さらに、補助ロック機構をも設け、2つの
ロック機構が独立して各ロープの相対移動速度の上昇を
検出し、いずれか一方の相対移動速度の上昇で両方のロ
ック機構をロックできるように連結機構を設けており、
2つのロック機構で一層の安全性の向上が図れるように
している。
ロック機構が独立して各ロープの相対移動速度の上昇を
検出し、いずれか一方の相対移動速度の上昇で両方のロ
ック機構をロックできるように連結機構を設けており、
2つのロック機構で一層の安全性の向上が図れるように
している。
【0019】また、この発明の請求項2記載のロープ牽
引装置によれば、シーブの一端に減速機を介して回転駆
動する駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に
常時作動状態で運転時に解放状態として回転可能とする
ブレーキ機構を連結してブレーキ機構を外側に配置する
ようにし、外側に位置するブレーキ機構を手動で操作す
る手動操作機構を設けるようにしており、停電などでブ
レーキが作動した状態でも簡単に解放して自重を利用し
た降下が簡単かつ速やかにできるようにしている。
引装置によれば、シーブの一端に減速機を介して回転駆
動する駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に
常時作動状態で運転時に解放状態として回転可能とする
ブレーキ機構を連結してブレーキ機構を外側に配置する
ようにし、外側に位置するブレーキ機構を手動で操作す
る手動操作機構を設けるようにしており、停電などでブ
レーキが作動した状態でも簡単に解放して自重を利用し
た降下が簡単かつ速やかにできるようにしている。
【0020】さらに、この発明の請求項3記載のロープ
牽引装置によれば、請求項1の作用とともに、請求項2
の作用をなすようにしてあり、ロック機構をかならず使
用させて安全性を向上できるとともに、2つのロック機
構で一層の安全性の向上が図れ、しかも停電などでブレ
ーキが作動した状態でも簡単に解放して自重を利用した
降下が簡単かつ速やかにできるようにしている。
牽引装置によれば、請求項1の作用とともに、請求項2
の作用をなすようにしてあり、ロック機構をかならず使
用させて安全性を向上できるとともに、2つのロック機
構で一層の安全性の向上が図れ、しかも停電などでブレ
ーキが作動した状態でも簡単に解放して自重を利用した
降下が簡単かつ速やかにできるようにしている。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1および図2はこの発明のロープ牽引
装置の一実施例にかかる全体構造を示す横断面図および
縦断面図である。
細に説明する。図1および図2はこの発明のロープ牽引
装置の一実施例にかかる全体構造を示す横断面図および
縦断面図である。
【0022】このロープ牽引装置30では、機枠31に
内蔵されるシーブ32の外周部に牽引ロープであるワイ
ヤロープ5を巻き掛けるためのロープ挿入溝33が形成
されている。このロープ挿入溝33は両側面が垂直線に
対して外側に5度程度傾斜したほぼU字形の断面形状と
され、たとえばSUS420J2ステンレス鋼等の弾性
材で作られて弾性体として構成されるとともに、ロープ
挿入溝23のU字形の側壁部の間隔がワイヤロープ5の
外径よりも小さくなるようにしてある。
内蔵されるシーブ32の外周部に牽引ロープであるワイ
ヤロープ5を巻き掛けるためのロープ挿入溝33が形成
されている。このロープ挿入溝33は両側面が垂直線に
対して外側に5度程度傾斜したほぼU字形の断面形状と
され、たとえばSUS420J2ステンレス鋼等の弾性
材で作られて弾性体として構成されるとともに、ロープ
挿入溝23のU字形の側壁部の間隔がワイヤロープ5の
外径よりも小さくなるようにしてある。
【0023】これにより、ワイヤロープ5がシーブ32
に巻き掛けられると、ロープ挿入溝33を押拡げ、その
弾性力により両側から均一にワイヤロープ5に摩擦力が
加わりシーブ32からワイヤロープ5への動力の伝達が
行われる。
に巻き掛けられると、ロープ挿入溝33を押拡げ、その
弾性力により両側から均一にワイヤロープ5に摩擦力が
加わりシーブ32からワイヤロープ5への動力の伝達が
行われる。
【0024】このシーブ32の内周部には、円板状のシ
ーブ保持部材34が配置され、シーブ32の側面の段差
部とシーブ保持部材34の段差部とを嵌合してボルト3
5で一体に固定するようになっている。
ーブ保持部材34が配置され、シーブ32の側面の段差
部とシーブ保持部材34の段差部とを嵌合してボルト3
5で一体に固定するようになっている。
【0025】そして、このシーブ保持部材34は、後に
説明するサイクロ減速機41を介して機枠31に支持す
ることで、シーブ32が回転可能になっており、サイク
ロ減速機41は軸受36および軸受36aを介して機枠
31に回転可能に支持されている。
説明するサイクロ減速機41を介して機枠31に支持す
ることで、シーブ32が回転可能になっており、サイク
ロ減速機41は軸受36および軸受36aを介して機枠
31に回転可能に支持されている。
【0026】このシーブ32の環状のロープ挿入溝33
の接線方向が上下方向となる機枠31の上隅部内にロー
プガイド37が取付けてあり、上方から挿入されるワイ
ヤロープ5をシーブ32のロープ挿入溝33に案内する
とともに、ほぼ270度巻き掛けられたワイヤロープ5
をシーブ32の軸方向に5度程度ずらしてさらに円周方
向にほぼ90度方向を変えて機枠31の下端のワイヤロ
ープ出口38に案内するようにガイド溝が形成してあ
る。
の接線方向が上下方向となる機枠31の上隅部内にロー
プガイド37が取付けてあり、上方から挿入されるワイ
ヤロープ5をシーブ32のロープ挿入溝33に案内する
とともに、ほぼ270度巻き掛けられたワイヤロープ5
をシーブ32の軸方向に5度程度ずらしてさらに円周方
向にほぼ90度方向を変えて機枠31の下端のワイヤロ
ープ出口38に案内するようにガイド溝が形成してあ
る。
【0027】また、シーブ32の最上部と対向して1個
のガイドローラ39が機枠31に回転可能に取付けてあ
り、シーブ32にほぼ1回巻き掛けられたワイヤロープ
5を押さえるようになっている。
のガイドローラ39が機枠31に回転可能に取付けてあ
り、シーブ32にほぼ1回巻き掛けられたワイヤロープ
5を押さえるようになっている。
【0028】このようにシーブ32に巻き掛けられたワ
イヤロープ5の状態やロープ挿入溝33の状態を点検で
きるように、図1に示すように、機枠31の外周約18
0度分の側壁31aがピン31bを介して回動可能に支
持され、ボルトの着脱によって固定状態にしたり、開い
た状態にできるようにしてある。
イヤロープ5の状態やロープ挿入溝33の状態を点検で
きるように、図1に示すように、機枠31の外周約18
0度分の側壁31aがピン31bを介して回動可能に支
持され、ボルトの着脱によって固定状態にしたり、開い
た状態にできるようにしてある。
【0029】このシーブ32の駆動のため、機枠31の
内周部に軸受36aを介して支持枠40とサイクロ減速
機41の枠41aが嵌合されて回転可能に支持され、サ
イクロ減速機41の出力部とされるとともに、この支持
枠40にサイクロ減速機41の枠41aを通してボルト
41bでシーブ32と一体のシーブ保持部材34が固定
されている。そして、サイクロ減速機41の円筒軸部4
1dはボルト41eで機枠31に固定され、中心に配置
された偏心軸41fが入力部としてある。
内周部に軸受36aを介して支持枠40とサイクロ減速
機41の枠41aが嵌合されて回転可能に支持され、サ
イクロ減速機41の出力部とされるとともに、この支持
枠40にサイクロ減速機41の枠41aを通してボルト
41bでシーブ32と一体のシーブ保持部材34が固定
されている。そして、サイクロ減速機41の円筒軸部4
1dはボルト41eで機枠31に固定され、中心に配置
された偏心軸41fが入力部としてある。
【0030】この偏心軸41fは円筒軸部41dとシー
ブ保持部材34に軸受41gで支持されている。そし
て、偏心軸41fに曲線板41hが軸受41iを介して
取付けられており、さらに曲線板41hは枠41aとピ
ン41cとに嵌合されている。
ブ保持部材34に軸受41gで支持されている。そし
て、偏心軸41fに曲線板41hが軸受41iを介して
取付けられており、さらに曲線板41hは枠41aとピ
ン41cとに嵌合されている。
【0031】したがって、サイクロ減速機41の偏心軸
41fが回転されると、動力が枠41aとシーブ保持部
材34に伝達され、シーブ32を回転することができる
ようになっている。
41fが回転されると、動力が枠41aとシーブ保持部
材34に伝達され、シーブ32を回転することができる
ようになっている。
【0032】このサイクロ減速機41およびシーブ保持
部材34の中心に配置された偏心軸41fには、機枠3
1の一方の側面に取付けられるモータ42の出力軸がキ
ーを介して連結される。
部材34の中心に配置された偏心軸41fには、機枠3
1の一方の側面に取付けられるモータ42の出力軸がキ
ーを介して連結される。
【0033】さらに、このサイクロ減速機41の中心に
配置された偏心軸41fの他端には、機枠31の他方の
側面に取付けられるブレーキ機構43のロータ43aが
一体に回転するように連結され、機枠31側の取付フラ
ンジ43bとステータ43cに固定されたアマチュア4
3dとの間に位置するようになっている。
配置された偏心軸41fの他端には、機枠31の他方の
側面に取付けられるブレーキ機構43のロータ43aが
一体に回転するように連結され、機枠31側の取付フラ
ンジ43bとステータ43cに固定されたアマチュア4
3dとの間に位置するようになっている。
【0034】このアマチュア43dの外側のステータ4
3cには、円周方向等間隔にトルクスプリング43eと
電磁コイル43fが取付けてあり、トルクスプリング4
3eによってアマチュア43dを常時前方に押出し、ロ
ータ43aを機枠31側の取付フランジ43bに押し付
けてブレーキ状態にする一方、電磁コイル43fに通電
してアマチュア43dを引き付けることでブレーキ状態
を解放できるようになっている。
3cには、円周方向等間隔にトルクスプリング43eと
電磁コイル43fが取付けてあり、トルクスプリング4
3eによってアマチュア43dを常時前方に押出し、ロ
ータ43aを機枠31側の取付フランジ43bに押し付
けてブレーキ状態にする一方、電磁コイル43fに通電
してアマチュア43dを引き付けることでブレーキ状態
を解放できるようになっている。
【0035】さらに、このブレーキ機構43では、停電
などで電磁コイル43fに通電出来ない状態になると、
シーブ32の回転駆動ができなくなってゴンドラなどが
停止状態となることからアマチュア43dの外周部に連
結ピン43gが取付けられて外部の操作レバー43hに
連結してあり、操作レバー43hを引いてアマチュア4
3dを引き離すことでブレーキを手動で解放できるよう
にしてある。
などで電磁コイル43fに通電出来ない状態になると、
シーブ32の回転駆動ができなくなってゴンドラなどが
停止状態となることからアマチュア43dの外周部に連
結ピン43gが取付けられて外部の操作レバー43hに
連結してあり、操作レバー43hを引いてアマチュア4
3dを引き離すことでブレーキを手動で解放できるよう
にしてある。
【0036】したがって、このように構成したロープ牽
引装置30では、機枠31の上端からワイヤロープ5を
挿入し、ロープガイド37を介してシーブ32のロープ
挿入溝33に入れ、ほぼ270度巻き掛けて最上部に導
いてガイドローラ39の間を通して再びロープガイド3
7に入れた後、ワイヤロープ出口38から下方に導出す
る。
引装置30では、機枠31の上端からワイヤロープ5を
挿入し、ロープガイド37を介してシーブ32のロープ
挿入溝33に入れ、ほぼ270度巻き掛けて最上部に導
いてガイドローラ39の間を通して再びロープガイド3
7に入れた後、ワイヤロープ出口38から下方に導出す
る。
【0037】この状態でモータ42を起動すると同時に
ブレーキ機構43に通電してブレーキを解放状態にする
と、サイクロ減速機41を介してシーブ32が駆動さ
れ、シーブ32に巻き掛けられたワイヤロープ5がロー
プ挿入溝33を押拡げ、その弾性力により両側から均一
にワイヤロープ5に摩擦力が加わりシーブ32からワイ
ヤロープ5に動力が伝達され、ワイヤロープ5の引込み
および繰出しが行われ、これによって、ゴンドラなどを
昇降することができる。
ブレーキ機構43に通電してブレーキを解放状態にする
と、サイクロ減速機41を介してシーブ32が駆動さ
れ、シーブ32に巻き掛けられたワイヤロープ5がロー
プ挿入溝33を押拡げ、その弾性力により両側から均一
にワイヤロープ5に摩擦力が加わりシーブ32からワイ
ヤロープ5に動力が伝達され、ワイヤロープ5の引込み
および繰出しが行われ、これによって、ゴンドラなどを
昇降することができる。
【0038】一方、停電などで、モータ42が停止する
とともに、ブレーキ機構43への通電ができなくなって
ブレーキ状態が保持された場合でも、ブレーキ機構43
の操作レバー43hを操作してアマチュア43dをロー
タ43aから引き離すようにすると、ブレーキを解放す
ることができ、この操作レバー43hで少しずつブレー
キを解放することでゴンドラ等の自重を利用して下降す
ることができる。
とともに、ブレーキ機構43への通電ができなくなって
ブレーキ状態が保持された場合でも、ブレーキ機構43
の操作レバー43hを操作してアマチュア43dをロー
タ43aから引き離すようにすると、ブレーキを解放す
ることができ、この操作レバー43hで少しずつブレー
キを解放することでゴンドラ等の自重を利用して下降す
ることができる。
【0039】このブレーキの手動操作による解放で下降
できるので、従来の減速機の入力軸を手動ハンドルで回
転する場合に比べ迅速に下降することができる。
できるので、従来の減速機の入力軸を手動ハンドルで回
転する場合に比べ迅速に下降することができる。
【0040】次に、このロープ牽引装置30に一体に設
けられるロック機構および補助ロック機構について図面
に基づいて説明する。
けられるロック機構および補助ロック機構について図面
に基づいて説明する。
【0041】図3〜図6はこの発明のロープ牽引装置の
ロック機構部分を抽出して示す図面であり、図3は外観
の正面図および側面図、図4は縦断面図,図3のB矢視
図およびC矢視図、図5はロック状態の図3のD矢視図
およびE矢視図、図6は連結機構の分解斜視図である。
ロック機構部分を抽出して示す図面であり、図3は外観
の正面図および側面図、図4は縦断面図,図3のB矢視
図およびC矢視図、図5はロック状態の図3のD矢視図
およびE矢視図、図6は連結機構の分解斜視図である。
【0042】このロープ牽引装置30と一体に設けられ
るロック機構50および補助ロック機構70はほぼ同一
構造であり、各ロック機構でワイヤロープの相対移動速
度の異常検出は独立しているが、一方が動作した場合に
は他方も連動してロック状態となり、リセットも1本の
軸で連動して行うことができるようにしてある。
るロック機構50および補助ロック機構70はほぼ同一
構造であり、各ロック機構でワイヤロープの相対移動速
度の異常検出は独立しているが、一方が動作した場合に
は他方も連動してロック状態となり、リセットも1本の
軸で連動して行うことができるようにしてある。
【0043】これらロック機構50及び補助ロック機構
70はロープ牽引機構30の機枠31の上端のワイヤロ
ープ5の入口の上部に機枠31と一体に形成されたケー
ス51に装備される。
70はロープ牽引機構30の機枠31の上端のワイヤロ
ープ5の入口の上部に機枠31と一体に形成されたケー
ス51に装備される。
【0044】このケース51内には、仕切壁51aが形
成されて左右に仕切られており、一方側にロック機構5
0が配置され、他方側に補助ロック機構70が配置され
る。
成されて左右に仕切られており、一方側にロック機構5
0が配置され、他方側に補助ロック機構70が配置され
る。
【0045】まず、ロック機構50では、ケース51の
下方に機枠31のロープガイド37の垂直のガイド溝の
中心線の延長線を挾んで固定側楔部材52と移動側楔部
材53とが対をなして配置されている。これら固定側楔
部材52と移動側楔部材53のそれぞれの対向面には、
ワイヤロープ5の外径より僅かに小さいに半円状の溝が
形成してある。
下方に機枠31のロープガイド37の垂直のガイド溝の
中心線の延長線を挾んで固定側楔部材52と移動側楔部
材53とが対をなして配置されている。これら固定側楔
部材52と移動側楔部材53のそれぞれの対向面には、
ワイヤロープ5の外径より僅かに小さいに半円状の溝が
形成してある。
【0046】そして、固定側楔部材52は、その中心部
が水平のピン54で僅かに揺動できるように取付けられ
ている。
が水平のピン54で僅かに揺動できるように取付けられ
ている。
【0047】一方、移動側楔部材53はカム機構55で
上部前方に移動させることができるようになっており、
移動側楔部材53の背面が下側が幅広のテーパ状に形成
され、カム軸56のロック用カム57と接触するように
なっている。
上部前方に移動させることができるようになっており、
移動側楔部材53の背面が下側が幅広のテーパ状に形成
され、カム軸56のロック用カム57と接触するように
なっている。
【0048】これにより、ロック用カム57が回転する
と、移動側楔部材53の背面が上部前方に移動され固定
側楔部材52との間でワイヤロープ5をロックすること
ができる。
と、移動側楔部材53の背面が上部前方に移動され固定
側楔部材52との間でワイヤロープ5をロックすること
ができる。
【0049】一方、ロック用カム57を挾む両側に嵌合
したガイド板58の案内溝58aに移動側楔部材53の
側面に取付けたピン53aを当接させるようにしてあ
り、ロック用カム57を逆方向に回転することで、移動
側楔部材53を下部後方に移動して移動側楔部材53を
定位置に着床させることができ、これによりリセット状
態としてワイヤロープ5をスムーズに通過させることが
できるようにしてある。
したガイド板58の案内溝58aに移動側楔部材53の
側面に取付けたピン53aを当接させるようにしてあ
り、ロック用カム57を逆方向に回転することで、移動
側楔部材53を下部後方に移動して移動側楔部材53を
定位置に着床させることができ、これによりリセット状
態としてワイヤロープ5をスムーズに通過させることが
できるようにしてある。
【0050】このようなワイヤロープ5のロックをワイ
ヤロープ5の相対移動速度の増大で自動的に行うため、
ケース51の固定側楔部材52と移動側楔部材53の上
方にワイヤロープ5と接触して回転する1対のローラ5
9,60が配置され、一方が速度検出ローラ59とされ
て軸受61を介して回転可能にケース51に支持され、
他方は押付ローラ60としてローラ59への接近方向に
移動できるようにブラケット62の溝62aにその軸部
が移動可能かつ回転可能に支持され、さらに軸部が接近
方向にばね63で押し付けられている。そして、これら
ローラ59,60の外周のワイヤロープ5との接触部に
は、ゴムライニングが施してあり、ワイヤロープ5の移
動速度を確実にローラ59の回転速度で検出できるよう
にしてある。
ヤロープ5の相対移動速度の増大で自動的に行うため、
ケース51の固定側楔部材52と移動側楔部材53の上
方にワイヤロープ5と接触して回転する1対のローラ5
9,60が配置され、一方が速度検出ローラ59とされ
て軸受61を介して回転可能にケース51に支持され、
他方は押付ローラ60としてローラ59への接近方向に
移動できるようにブラケット62の溝62aにその軸部
が移動可能かつ回転可能に支持され、さらに軸部が接近
方向にばね63で押し付けられている。そして、これら
ローラ59,60の外周のワイヤロープ5との接触部に
は、ゴムライニングが施してあり、ワイヤロープ5の移
動速度を確実にローラ59の回転速度で検出できるよう
にしてある。
【0051】この速度検出ローラ59の回転軸59aに
は、ガバナ64が取付けられる。このガバナ64は回転
軸59aに固定されて一体に回転する円板64aを備え
ており、この円板64aに半円状の2つの錘64bが対
角位置で回動可能に取付けられるとともに、遠心力によ
る外側への拡がりが円板64aに取付けたピンと錘64
bの孔の係合および2つの錘64bを連結するばね64
cによって規制したり、設定できるようになっている。
は、ガバナ64が取付けられる。このガバナ64は回転
軸59aに固定されて一体に回転する円板64aを備え
ており、この円板64aに半円状の2つの錘64bが対
角位置で回動可能に取付けられるとともに、遠心力によ
る外側への拡がりが円板64aに取付けたピンと錘64
bの孔の係合および2つの錘64bを連結するばね64
cによって規制したり、設定できるようになっている。
【0052】したがって、ワイヤロープ5の相対移動速
度が上昇して速度検出ローラ59が設定速度を越える
と、ガバナ64の2つの錘64bが外側に拡がることに
なる。
度が上昇して速度検出ローラ59が設定速度を越える
と、ガバナ64の2つの錘64bが外側に拡がることに
なる。
【0053】そこで、この2つの錘64bの外側への拡
がりで動作するレバー65がケース51に回動可能に支
持されており、レバー65の上部がガバナ64の動作時
にのみ錘64bで押され、通常時にはレバー65と円板
64aおよび錘64bの外周との間に隙間が形成されて
配置されている。
がりで動作するレバー65がケース51に回動可能に支
持されており、レバー65の上部がガバナ64の動作時
にのみ錘64bで押され、通常時にはレバー65と円板
64aおよび錘64bの外周との間に隙間が形成されて
配置されている。
【0054】そして、このレバー65の下端に係止部6
5aが形成してあり、移動側楔部材53を移動するカム
軸56に形成した係止部56aに係止される。このカム
軸56には、移動側楔部材53を退避させた解放状態か
らロック状態に回動するためのロック用ばね66がケー
ス51との間に装着してあり、ロック用ばね66に抗し
て解放状態にカム軸56を回動させた位置でレバー65
の係止部65aがカム軸56の係止部56aと係止する
ようにしてある。そして、レバー65にもその回動軸に
カム軸56の係止部56aと係止状態を保持する方向に
付勢するばね67が装着してある。
5aが形成してあり、移動側楔部材53を移動するカム
軸56に形成した係止部56aに係止される。このカム
軸56には、移動側楔部材53を退避させた解放状態か
らロック状態に回動するためのロック用ばね66がケー
ス51との間に装着してあり、ロック用ばね66に抗し
て解放状態にカム軸56を回動させた位置でレバー65
の係止部65aがカム軸56の係止部56aと係止する
ようにしてある。そして、レバー65にもその回動軸に
カム軸56の係止部56aと係止状態を保持する方向に
付勢するばね67が装着してある。
【0055】また、レバー65の回動中心と下端の係止
部65aとの間にケース51の外部から貫通するトリッ
プロッド68が対向しており、トリップロッド68を押
し込むことでレバー65の係止部65aをカム軸56の
係止部56aから外すように回動することができるよう
になっている。
部65aとの間にケース51の外部から貫通するトリッ
プロッド68が対向しており、トリップロッド68を押
し込むことでレバー65の係止部65aをカム軸56の
係止部56aから外すように回動することができるよう
になっている。
【0056】さらに、このロック機構50をリセット状
態にするためカム軸56が中空軸とされるとともに、中
空部の全長に断面扇形の係止溝56bが形成してあり、
ケース51の外部から操作ロッド69が挿通され、操作
ロッド69に取付けたピン69aを係止溝56bに係止
することでカム軸56を外部からロック用ばね66に抗
して回動してカム軸56の係止部56aにレバー65の
係止部65aを係止することでリセット状態にすること
ができる。
態にするためカム軸56が中空軸とされるとともに、中
空部の全長に断面扇形の係止溝56bが形成してあり、
ケース51の外部から操作ロッド69が挿通され、操作
ロッド69に取付けたピン69aを係止溝56bに係止
することでカム軸56を外部からロック用ばね66に抗
して回動してカム軸56の係止部56aにレバー65の
係止部65aを係止することでリセット状態にすること
ができる。
【0057】このように構成したロック機構50では、
ロック機構50をリセット状態にしておき、ケース51
の上端のロープ挿入口51bからワイヤロープ5を挿入
し、1対の速度検出ローラ59と押付ローラ60の間を
介して固定側楔部材52と移動側楔部材53の間を通し
てケース51の底部から一体に形成されたロープ牽引装
置30の機枠31内に入れ、ロープガイド37を介して
シーブ32に巻き掛けてロープ牽引機構30に装着した
後、機枠31の下端のワイヤロープ出口38からワイヤ
ロープ5を導き出して垂らした状態にする。
ロック機構50をリセット状態にしておき、ケース51
の上端のロープ挿入口51bからワイヤロープ5を挿入
し、1対の速度検出ローラ59と押付ローラ60の間を
介して固定側楔部材52と移動側楔部材53の間を通し
てケース51の底部から一体に形成されたロープ牽引装
置30の機枠31内に入れ、ロープガイド37を介して
シーブ32に巻き掛けてロープ牽引機構30に装着した
後、機枠31の下端のワイヤロープ出口38からワイヤ
ロープ5を導き出して垂らした状態にする。
【0058】すると、ロック機構50のケース51内で
ワイヤロープ5は押付ローラ60によって速度検出ロー
ラ59とで挾まれた状態となり、ワイヤロープ5が移動
すると、これら2つのローラ59,60がともに回転駆
動され、これによってガバナ64の錘64bも回転され
る。
ワイヤロープ5は押付ローラ60によって速度検出ロー
ラ59とで挾まれた状態となり、ワイヤロープ5が移動
すると、これら2つのローラ59,60がともに回転駆
動され、これによってガバナ64の錘64bも回転され
る。
【0059】通常のロープ牽引装置30の運転状態で
は、ガバナ64の2つの錘64bがばね64cで互いを
引き寄せるように連結されているので、ロック機構50
はリセット状態が維持され、ワイヤロープ5は速度検出
ローラ59と押付ローラ60を回転駆動するだけでなん
ら拘束を受けずに自由にロック機構50内を走行するこ
とができる。
は、ガバナ64の2つの錘64bがばね64cで互いを
引き寄せるように連結されているので、ロック機構50
はリセット状態が維持され、ワイヤロープ5は速度検出
ローラ59と押付ローラ60を回転駆動するだけでなん
ら拘束を受けずに自由にロック機構50内を走行するこ
とができる。
【0060】一方、ロープ牽引装置30の故障等により
コンドラが急速度で異常降下を開始すると、押付ローラ
60でワイヤロープ5が押し付けられている速度検出ロ
ーラ59が高速回転し、速度検出ローラ59と連動して
一体に回転するガバナ64の2つの錘64bが、遠心力
の作用によりばね64cの引張力に抗して円板64aの
周縁よりも外方に突出してレバー65の上端部を打圧す
る。
コンドラが急速度で異常降下を開始すると、押付ローラ
60でワイヤロープ5が押し付けられている速度検出ロ
ーラ59が高速回転し、速度検出ローラ59と連動して
一体に回転するガバナ64の2つの錘64bが、遠心力
の作用によりばね64cの引張力に抗して円板64aの
周縁よりも外方に突出してレバー65の上端部を打圧す
る。
【0061】これによってレバー65はその下端部の係
止部65aがカム軸56の係止部56aから外れる方向
に瞬時に回動され、カム軸56の回転の拘束が解除され
る。
止部65aがカム軸56の係止部56aから外れる方向
に瞬時に回動され、カム軸56の回転の拘束が解除され
る。
【0062】すると、カム軸56に連結してあるロック
用ばね66によってカム軸56が回動され、ロック用カ
ム57および一体に嵌合された2枚のガイド板58も回
動される。
用ばね66によってカム軸56が回動され、ロック用カ
ム57および一体に嵌合された2枚のガイド板58も回
動される。
【0063】これによって移動側楔部材53のテーパ状
の背面がロック用カム57で前方に押し上げられると同
時に、移動側楔部材53がワイヤロープ5に接触しなが
ら上方に移動する。このとき、移動側楔部材53のテー
パ状の背面とロック用カム57の接触による楔作用によ
り固定側楔部材52との間でワイヤロープ5を強固に挾
み付ける。
の背面がロック用カム57で前方に押し上げられると同
時に、移動側楔部材53がワイヤロープ5に接触しなが
ら上方に移動する。このとき、移動側楔部材53のテー
パ状の背面とロック用カム57の接触による楔作用によ
り固定側楔部材52との間でワイヤロープ5を強固に挾
み付ける。
【0064】したがって、ワイヤロープ5は固定側楔部
材52と移動側楔部材53とによって強く挟圧されてロ
ック状態となり、ゴンドラの異常降下が停止される。
材52と移動側楔部材53とによって強く挟圧されてロ
ック状態となり、ゴンドラの異常降下が停止される。
【0065】なお、このようなロック状態となったロッ
ク機構50を解除する場合には、操作ロッド69のピン
69aをカム軸56の係止溝56bに入れ、ロック用ば
ね66に抗して移動側楔部材53を下げる方向にカム軸
56を回動することにより、ばね67でカム軸56側に
押されているレバー65の係止部65aがカム軸56の
係止部56aに係止されてリセット状態にすることがで
き、ワイヤロープ5の移動が自由にできるようになる。
ク機構50を解除する場合には、操作ロッド69のピン
69aをカム軸56の係止溝56bに入れ、ロック用ば
ね66に抗して移動側楔部材53を下げる方向にカム軸
56を回動することにより、ばね67でカム軸56側に
押されているレバー65の係止部65aがカム軸56の
係止部56aに係止されてリセット状態にすることがで
き、ワイヤロープ5の移動が自由にできるようになる。
【0066】このロープ牽引機構30には、安全の多重
化のため昇降用のワイヤロープ5を利用してロックする
ロック機構50とともに、屋上などから別に吊り下げた
補助ワイヤロープ8を利用してロックする補助ロック機
構70が設けてある。
化のため昇降用のワイヤロープ5を利用してロックする
ロック機構50とともに、屋上などから別に吊り下げた
補助ワイヤロープ8を利用してロックする補助ロック機
構70が設けてある。
【0067】この補助ロック機構70は、その基本構造
は既に説明したロック機構50と同一であるので、同一
部分に同一記号を記し説明は省略するが、ロック機構5
0と補助ロック機構70との2つのロック機構を設置す
ることから、より安全性の向上を図るとともに、操作性
の向上のため連結機構80を介して連結され、各ロック
機構でワイヤロープの相対移動速度の異常検出は独立し
ているが、一方が動作した場合には必ず他方も連動して
ロック状態となり、リセットも連動して行うことができ
るようにしてある。
は既に説明したロック機構50と同一であるので、同一
部分に同一記号を記し説明は省略するが、ロック機構5
0と補助ロック機構70との2つのロック機構を設置す
ることから、より安全性の向上を図るとともに、操作性
の向上のため連結機構80を介して連結され、各ロック
機構でワイヤロープの相対移動速度の異常検出は独立し
ているが、一方が動作した場合には必ず他方も連動して
ロック状態となり、リセットも連動して行うことができ
るようにしてある。
【0068】補助ロック機構70はロープ牽引装置30
の機枠31と一体のケース51の仕切壁51aを挾んで
ロック機構50と対称に設置されており、各構成部品は
同一位置に配置されている。そして、ロックする対象が
補助ワイヤロープ8であることから、補助ロック機構7
0が装着されるケース51の下方は解放状態となってお
り、ワイヤロープ8はロープ牽引装置30内を経ること
無く吊り下げた状態で使用される。
の機枠31と一体のケース51の仕切壁51aを挾んで
ロック機構50と対称に設置されており、各構成部品は
同一位置に配置されている。そして、ロックする対象が
補助ワイヤロープ8であることから、補助ロック機構7
0が装着されるケース51の下方は解放状態となってお
り、ワイヤロープ8はロープ牽引装置30内を経ること
無く吊り下げた状態で使用される。
【0069】これらロック機構50と補助ロック機構7
0の連結機構80は、図4〜図5および要部を抽出した
図6に示すように、それぞれのガバナ64が作動してロ
ック状態にする場合に、いずれか一方のガバナ64が動
作しても連動してロック状態とするよう、レバー65の
回動軸65bの連結端部に、互いに逆側が半円断面に切
欠かれた切欠部81が形成してあり、切欠部81同志を
密着させてケース51に装着する。
0の連結機構80は、図4〜図5および要部を抽出した
図6に示すように、それぞれのガバナ64が作動してロ
ック状態にする場合に、いずれか一方のガバナ64が動
作しても連動してロック状態とするよう、レバー65の
回動軸65bの連結端部に、互いに逆側が半円断面に切
欠かれた切欠部81が形成してあり、切欠部81同志を
密着させてケース51に装着する。
【0070】すると、ワイヤロープ5の相対速度の異常
はロック機構50の速度検出ローラ59で検出される一
方、補助ワイヤロープ8の相対速度の異常は補助ロック
機構70の速度検出ローラ59で検出されることにな
り、それぞれで独立してワイヤロープの異常を検出でき
る。
はロック機構50の速度検出ローラ59で検出される一
方、補助ワイヤロープ8の相対速度の異常は補助ロック
機構70の速度検出ローラ59で検出されることにな
り、それぞれで独立してワイヤロープの異常を検出でき
る。
【0071】一方、ロック機構50と補助ロック機構7
0のいずれかの速度検出ローラ59しか動作しないよう
な故障などが生じても、連結機構80の切欠部81同志
でレバー65が接触しているので、一方のロック機構の
レバー65の回動が他方のロック機構のレバー65に伝
達されることになり、2つのレバー65の係止部65a
がカム軸56の係止部56aから外れ、ロック用ばね6
6によるカム軸56の回動によってロック機構50と補
助ロック機構70のいずれもがロック状態になる。
0のいずれかの速度検出ローラ59しか動作しないよう
な故障などが生じても、連結機構80の切欠部81同志
でレバー65が接触しているので、一方のロック機構の
レバー65の回動が他方のロック機構のレバー65に伝
達されることになり、2つのレバー65の係止部65a
がカム軸56の係止部56aから外れ、ロック用ばね6
6によるカム軸56の回動によってロック機構50と補
助ロック機構70のいずれもがロック状態になる。
【0072】なお、ワイヤロープの相対速度の異常を検
出する場合のほか、保守点検などのためロック状態にす
る場合には、ロック機構50に設けたトリップロッド6
8でレバー65を回動することで、連結機構80を介し
てロック機構50と補助ロック機構70の両方をロック
状態にすることができる。
出する場合のほか、保守点検などのためロック状態にす
る場合には、ロック機構50に設けたトリップロッド6
8でレバー65を回動することで、連結機構80を介し
てロック機構50と補助ロック機構70の両方をロック
状態にすることができる。
【0073】次に、ロック状態になったロック機構50
と補助ロック機構70の両方をリセットする場合に、そ
れぞれをリセットするのでは煩雑であることから、連結
機構80によって連動するようにしてある。
と補助ロック機構70の両方をリセットする場合に、そ
れぞれをリセットするのでは煩雑であることから、連結
機構80によって連動するようにしてある。
【0074】ロック機構50のリセットは、操作ロッド
69のピン69aをカム軸56の係止溝56bに入れて
回動することで行うようになっているが、リセットのた
めの連結機構80では、ロック機構50のカム軸56に
形成する断面扇形の係止溝56bをカム軸56を貫通し
て軸方向全体に形成しておき、補助ロック機構70のカ
ム軸56に形成する断面扇形の係止溝56bを貫通させ
ずに底付きの状態で形成しておく。そして、これら係止
溝56bを介してカム軸56を回動する操作ロッド82
を1本の長いものとし、2本のカム軸56の係止溝56
bに同時に係止できる位置に2つのピン82aが取付け
てある。
69のピン69aをカム軸56の係止溝56bに入れて
回動することで行うようになっているが、リセットのた
めの連結機構80では、ロック機構50のカム軸56に
形成する断面扇形の係止溝56bをカム軸56を貫通し
て軸方向全体に形成しておき、補助ロック機構70のカ
ム軸56に形成する断面扇形の係止溝56bを貫通させ
ずに底付きの状態で形成しておく。そして、これら係止
溝56bを介してカム軸56を回動する操作ロッド82
を1本の長いものとし、2本のカム軸56の係止溝56
bに同時に係止できる位置に2つのピン82aが取付け
てある。
【0075】そして、この操作ロッド82はケース51
に対して軸方向に移動できるようにに取付けられるとと
もに、先端部に装着したばね83によって外側に押し戻
すように付勢されており、操作ロッド82を外側に押し
戻した状態で2つのピン82aがカム軸56の係止溝5
6bから外れた位置になるようにしてある。
に対して軸方向に移動できるようにに取付けられるとと
もに、先端部に装着したばね83によって外側に押し戻
すように付勢されており、操作ロッド82を外側に押し
戻した状態で2つのピン82aがカム軸56の係止溝5
6bから外れた位置になるようにしてある。
【0076】したがって、操作ロッド82をばね83に
抗して押し込んだ状態とし、2本のピン82aをそれぞ
れカム軸56の係止溝56b内に位置させ、この状態を
維持したまま操作ロッド82を回動することで、ロック
機構50のカム軸56と補助ロック機構70のカム軸5
6を同時に回動してリセット状態にすることができる。
抗して押し込んだ状態とし、2本のピン82aをそれぞ
れカム軸56の係止溝56b内に位置させ、この状態を
維持したまま操作ロッド82を回動することで、ロック
機構50のカム軸56と補助ロック機構70のカム軸5
6を同時に回動してリセット状態にすることができる。
【0077】以上のような連結機構80により、ワイヤ
ロープの相対速度の異常は各ロック機構50,70で独
立して行うことができ、しかも一方でワイヤロープの相
対速度の異常が検出された場合には必ず他方も連動して
ロック状態にでき、一方、リセットは連動させて1度に
行うことができるので、単に2台のロック機構を設けた
場合より安全性の向上を図ることができるとともに、操
作性も向上する。
ロープの相対速度の異常は各ロック機構50,70で独
立して行うことができ、しかも一方でワイヤロープの相
対速度の異常が検出された場合には必ず他方も連動して
ロック状態にでき、一方、リセットは連動させて1度に
行うことができるので、単に2台のロック機構を設けた
場合より安全性の向上を図ることができるとともに、操
作性も向上する。
【0078】なお、ロック機構50および補助ロック機
構70では、ワイヤロープ5,8との接触によって速度
検出ローラ59を回転させるようにしているので、2つ
の速度検出ローラ59が回転しないような場合には、自
動的にロック状態に出来なくなることから、ケース51
にそれぞれ覗窓51cが形成してあり、外部から点検で
きるようにしてある。
構70では、ワイヤロープ5,8との接触によって速度
検出ローラ59を回転させるようにしているので、2つ
の速度検出ローラ59が回転しないような場合には、自
動的にロック状態に出来なくなることから、ケース51
にそれぞれ覗窓51cが形成してあり、外部から点検で
きるようにしてある。
【0079】また、ロック機構50には、レバー65の
位置によってロック状態とリセット状態を電気的に検出
するリミットスイッチ84がケース51の底部に取付け
てあり、ロック状態になったときにモータ42への通電
を停止するように構成してある。このリミットスイッチ
84も連結機構80によりレバー65が連動することか
ら、いずれかがロック状態になれば、必ずこれを検出す
ることができる。
位置によってロック状態とリセット状態を電気的に検出
するリミットスイッチ84がケース51の底部に取付け
てあり、ロック状態になったときにモータ42への通電
を停止するように構成してある。このリミットスイッチ
84も連結機構80によりレバー65が連動することか
ら、いずれかがロック状態になれば、必ずこれを検出す
ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うにこの発明の請求項1記載のロープ牽引装置によれ
ば、ロープ牽引装置の牽引ロープ入口に一体に牽引ロー
プの相対移動速度の上昇を検出してロックするロック機
構と補助ロープの相対移動速度の上昇を検出してロック
する補助ロック機構を設け、ロック機構に牽引ロープを
挿通しなければロープ牽引装置を使用できない構造とし
たので、ロック機構をかならず使用させることができ、
安全性を向上することができる。
うにこの発明の請求項1記載のロープ牽引装置によれ
ば、ロープ牽引装置の牽引ロープ入口に一体に牽引ロー
プの相対移動速度の上昇を検出してロックするロック機
構と補助ロープの相対移動速度の上昇を検出してロック
する補助ロック機構を設け、ロック機構に牽引ロープを
挿通しなければロープ牽引装置を使用できない構造とし
たので、ロック機構をかならず使用させることができ、
安全性を向上することができる。
【0081】さらに、補助ロック機構をも設け、2つの
ロック機構が独立して各ロープの相対移動速度の上昇を
検出し、いずれか一方の相対移動速度の上昇で両方のロ
ック機構をロックできる連結機構を設けたので、単に2
つのロック機構を設けた場合に比べ、他方で一方を補完
することができ、一層の安全性の向上が図れる。
ロック機構が独立して各ロープの相対移動速度の上昇を
検出し、いずれか一方の相対移動速度の上昇で両方のロ
ック機構をロックできる連結機構を設けたので、単に2
つのロック機構を設けた場合に比べ、他方で一方を補完
することができ、一層の安全性の向上が図れる。
【0082】また、この発明の請求項2記載のロープ牽
引装置によれば、シーブの一端に減速機を介して回転駆
動する駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に
常時作動状態で運転時に解放状態として回転可能とする
ブレーキ機構を連結してブレーキ機構を外側に配置する
ようにし、外側に位置するブレーキ機構に手動で操作す
る手動操作機構を設けるようにしたので、停電などでブ
レーキが作動した状態でも簡単に解放して自重を利用し
た降下が簡単かつ速やかにできる。
引装置によれば、シーブの一端に減速機を介して回転駆
動する駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に
常時作動状態で運転時に解放状態として回転可能とする
ブレーキ機構を連結してブレーキ機構を外側に配置する
ようにし、外側に位置するブレーキ機構に手動で操作す
る手動操作機構を設けるようにしたので、停電などでブ
レーキが作動した状態でも簡単に解放して自重を利用し
た降下が簡単かつ速やかにできる。
【0083】また、ロープ牽引装置自体の構造が簡単か
つコンパクトになるとともに、減速機とブレーキ機構が
分離して設置してあるので、保守点検が容易で、調整も
容易となるとともに、従来の一体構造では、一方の軸の
損傷が他方に影響する恐れもあるが、それぞれが分離し
ているので、単独に機能し、安全性も向上する。
つコンパクトになるとともに、減速機とブレーキ機構が
分離して設置してあるので、保守点検が容易で、調整も
容易となるとともに、従来の一体構造では、一方の軸の
損傷が他方に影響する恐れもあるが、それぞれが分離し
ているので、単独に機能し、安全性も向上する。
【0084】さらに、この発明の請求項3記載のロープ
牽引装置によれば、請求項1記載の発明の構成と請求項
2記載の発明の構成をともに備えるので、ロック機構を
かならず使用させて安全性を向上できるとともに、2つ
のロック機構で一層の安全性の向上が図れ、しかも停電
などでブレーキが作動した状態でも簡単に解放して自重
を利用した降下が簡単かつ速やかにできる。
牽引装置によれば、請求項1記載の発明の構成と請求項
2記載の発明の構成をともに備えるので、ロック機構を
かならず使用させて安全性を向上できるとともに、2つ
のロック機構で一層の安全性の向上が図れ、しかも停電
などでブレーキが作動した状態でも簡単に解放して自重
を利用した降下が簡単かつ速やかにできる。
【0085】また、従来のロープ牽引装置に比べ構造が
簡単になり、しかも軽量かつ小型コンパクトにすること
ができる。
簡単になり、しかも軽量かつ小型コンパクトにすること
ができる。
【図1】この発明のロープ牽引装置の一実施例にかかる
全体構造を示す横断面図である。
全体構造を示す横断面図である。
【図2】この発明のロープ牽引装置の一実施例にかかる
全体構造を示す縦断面図である。
全体構造を示す縦断面図である。
【図3】この発明のロープ牽引装置のロック機構部分を
抽出して示す外観の正面図および側面図である。
抽出して示す外観の正面図および側面図である。
【図4】この発明のロープ牽引装置のロック機構部分を
抽出して示す縦断面図,図3のB矢視図およびC矢視図
である。
抽出して示す縦断面図,図3のB矢視図およびC矢視図
である。
【図5】この発明のロープ牽引装置のロック機構部分を
抽出して示すロック状態の図3のD矢視図およびE矢視
図である。
抽出して示すロック状態の図3のD矢視図およびE矢視
図である。
【図6】この発明のロープ牽引装置のロック機構部分を
抽出して示す連結機構の分解斜視図である。
抽出して示す連結機構の分解斜視図である。
【図7】この発明のロープ牽引装置の使用例にかかるゴ
ンドラの概略構成図である。
ンドラの概略構成図である。
【図8】従来のロープ牽引装置の一例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図9】従来のロープ牽引装置の一例を示す横断面図で
ある。
ある。
2 ゴンドラ 5 ワイヤロープ(牽引ロープ) 8 補助ワイヤロープ 30 ロープ牽引装置 32 シーブ 41 サイクロ減速機 42 モータ 43 ブレーキ機構 43h 操作レバー 50 ロック機構 52 固定側楔部材 53 移動側楔部材 55 カム機構 56 カム軸 57 ロック用カム 59 速度検出ローラ 64 ガバアナ 65 レバー 70 補助ロック機構 80 連結機構 81 切欠部 82 操作ロッド 82a ピン 83 ばね
Claims (3)
- 【請求項1】 回転駆動されるシーブに牽引ロープを巻
回しながらこの牽引ロープ上を移動するロープ牽引装置
において、このロープ牽引装置の牽引ロープ入口に一体
に牽引ロープの相対移動速度の上昇を検出してロックす
るロック機構を設ける一方、この牽引ロープのロック機
構と一体に補助ロープの相対移動速度の上昇を検出して
ロックする補助ロック機構を設け、これらロック機構と
補助ロック機構とが独立して各ロープの相対移動速度の
上昇を検出可能かつ、いずれか一方の相対移動速度の上
昇で両方のロック機構をロック可能にする連結機構を備
えたことを特徴とするロープ牽引装置。 - 【請求項2】 回転駆動されるシーブに牽引ロープを巻
回しながらこの牽引ロープ上を移動するロープ牽引装置
において、前記シーブの一端に減速機を介して回転駆動
する駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に常
時作動状態で運転時に解放状態として回転可能とするブ
レーキ機構を連結する一方、緊急時にこのブレーキ機構
の作動状態を解放して前記シーブの回転を可能とする手
動操作機構を設けてなることを特徴とするロープ牽引装
置。 - 【請求項3】 回転駆動されるシーブに牽引ロープを巻
回しながらこの牽引ロープ上を移動するロープ牽引装置
において、このロープ牽引装置の牽引ロープ入口に一体
に牽引ロープの相対移動速度の上昇を検出してロックす
るロック機構を設ける一方、この牽引ロープのロック機
構と一体に補助ロープの相対移動速度の上昇を検出して
ロックする補助ロック機構を設け、これらロック機構と
補助ロック機構とが独立して各ロープの相対移動速度の
上昇を検出可能かつ、いずれか一方の相対移動速度の上
昇で両方のロック機構をロック可能にする連結機構を備
え、さらに前記シーブの一端に減速機を介して回転駆動
する駆動機を連結するとともに、このシーブの他端に常
時作動状態で運転時に解放状態として回転可能とするブ
レーキ機構を連結する一方、緊急時にこのブレーキ機構
の作動状態を解放して前記シーブの回転を可能とする手
動操作機構を設けてなることを特徴とするロープ牽引装
置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7097853A JPH08270212A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ロープ牽引装置 |
CN95109816A CN1047361C (zh) | 1995-03-30 | 1995-08-18 | 绳索牵引装置 |
TW089205043U TW493619U (en) | 1995-03-30 | 1996-03-19 | Rope traction device |
US08/619,406 US5738339A (en) | 1995-03-30 | 1996-03-21 | Rope traction device with connected locking units |
DE69619572T DE69619572T2 (de) | 1995-03-30 | 1996-03-21 | Kabelzugvorrichtung |
EP96104499A EP0734995B1 (en) | 1995-03-30 | 1996-03-21 | Rope traction device |
CA002172589A CA2172589C (en) | 1995-03-30 | 1996-03-25 | Rope traction device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7097853A JPH08270212A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ロープ牽引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270212A true JPH08270212A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14203306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7097853A Pending JPH08270212A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ロープ牽引装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5738339A (ja) |
EP (1) | EP0734995B1 (ja) |
JP (1) | JPH08270212A (ja) |
CN (1) | CN1047361C (ja) |
CA (1) | CA2172589C (ja) |
DE (1) | DE69619572T2 (ja) |
TW (1) | TW493619U (ja) |
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ATE258074T1 (de) * | 1997-06-09 | 2004-02-15 | Rollgliss Ag | Bremsvorrichtung für auf/abseilgerät |
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