JPH08268129A

JPH08268129A - 一体式ブースタシート及び交換可能なシートユニット付き車両シート

Info

Publication number: JPH08268129A
Application number: JP8070218A
Authority: JP
Inventors: James L Weber; ジェイムズ・エル・ウェーバ; Vasile Nae; バジル・ネイ
Original assignee: Hoover Universal Inc
Current assignee: Hoover Universal Inc
Priority date: 1995-03-28
Filing date: 1996-03-26
Publication date: 1996-10-15
Also published as: EP0734901A3; US5568959A; EP0734901A2; BR9601147A; KR960033882A; EP0734901B1; DE69621277T2; TW290502B; DE69621277D1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】ブースタシート，チャイルドシート，肘掛等
の特徴を備えた交換可能なシート。【解決手段】チャイルドブースタシートクッション３
４は、使用位置において前方に延びまたシートクッショ
ン１２より高くなり、子供を大人用拘束システム２０，
２２，２４を使用できる位置まで引き揚げるための子供
（引き揚げ）用ブースタシートクッション３４として使
用できる。シートバック１４は可動なパネル３０を有
し、このパネル３０はブースタシートクッション３４が
格納されているシートバック１４の凹部３２を覆う。ブ
ースタシートクッション３４がその使用位置まで動かさ
れると、パネル３０はその閉位置に戻され、これにより
パネル３０は大人・子供両用のシートバック面１８を形
成する。ブースタシートは、シートバック１４から取り
外せると共に、独自の特徴を有する別の一体式チャイル
ドシートユニットあるいは肘掛けユニットなどと交換可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一体式(integrate
d)ブースタシートを有する車両シートに関すると共に、
ブースタシート，チャイルドシート及び肘掛け等の独自
のシート特徴を備えた交換可能なシートユニット(seat
modules)を有する車両シートに関する。

【０００２】

【従来の技術，発明が解決しようとする課題及び発明の
概要】内蔵式チャイルドシート（一般に一体式チャイル
ドシートと称される）を有する車両シートは、近年その
人気が高くなってきている。一体式チャイルドシートを
オプションとして取付可能な車両の数は増加している。
しかし、一体式チャイルドシートは、子供の成長期間に
おいて、生後すぐから子供が大人用シート面に着座でき
大人用拘束ベルトを使用可能になるまでのごく短い期間
しか役に立たない。そして、子供の体が一体式チャイル
ドシートに入らなくなった後は、子供を大人用シートク
ッション面より高い位置、つまりその子供が大人用肩ベ
ルト拘束具を使用するのに適した上昇位置まで引き揚げ
るため、ブースタシートが必要となる。すると、付属品
として取り付けるタイプのブースタシートを購入しなけ
ればならないが、この種のブースタシートではそれ以前
に使用した一体式チャイルドシートほどの便利さ・オプ
ションを享受できない。従って、本発明の目的の一つ
は、車両シートアッセンブリ用の一体式(integrated)ブ
ースタシートを提供することである。

【０００３】自動車の所有者は、一般に子供が一体式チ
ャイルドシートを使用する期間より長期にわたって車両
を所有することから、本発明のもう一つの目的は、様々
なシート特徴を有する（複数の）交換可能なシートユニ
ットを任意に装着・交換可能なシートを提供することで
ある。例えば、幼児が使用するために、一体式チャイル
ドシートユニットを車両シート内に設置可能である。一
体式チャイルドシートが（子供にとって）窮屈になれ
ば、このチャイルドシートユニットはブースタシートユ
ニットに交換される。ブースタシートが窮屈になった後
は、ブースタシートはさらに別のユニット、例えば大人
の乗客が使用するための肘掛けを備えた肘掛けユニット
に交換可能である。交換可能なシートユニットを使用す
ることにより、車両シートアッセンブリをより柔軟かつ
有効に利用できるようになる。

【０００４】本発明のブースタシートは、以下ブースタ
シートユニットとの関連で説明されるが、ユニット内部
のみの使用に限定されるものではない。このブースタシ
ートは、車両シートアッセンブリの永久設置部品として
の特徴を有してもよい。ブースタシートユニットはフレ
ームを有し、このフレームはシートバックフレームにボ
ルトもしくは他の容易に取り外し可能な締め具で接続さ
れている。シートバックパネルが上記ユニットフレーム
に接続され、閉位置と開位置との間を可動である。閉位
置において、シートバックパネルはシートアッセンブリ
のシートバック面の一部分を形成する。その開位置にお
いては、シートバック内の凹部が露出する。ブースタシ
ートクッションがこのシートバック凹部内に格納され
る。ブースタシートパネルは凹部内の格納位置から使用
位置（使用位置においてブースタシートパネルはシート
バックの前方に張り出すと共にシートアッセンブリのシ
ートクッションより高く位置されるよう、シートクッシ
ョンとの間に間隔を取って設置される）へと可動であ
る。つまり、ブースタシートクッションにより小児用シ
ート面が提供され、この小児用シート面はシートクッシ
ョンの大人用シート面より高い位置に間隔を取って設置
される。ブースタシートパネルがその使用位置に固定さ
れると、シートバックパネルはその閉位置に戻されてシ
ートバック内の凹部を覆い、ブースタシート着座者のた
めのシートバック面を形成する。ブースタシートクッシ
ョンにより、そこに着座している子供は、大人用肩ベル
ト拘束具（車両シートに付属のものでも車両自体に付属
のものでもよい）を使用する上で適当な高さまで引き揚
げられる。

【０００５】最も広い意味で、本発明は、大人の着座者
が着座する上部シート面を有する下部シートクッション
を含む車両シートに係る。このシートはさらにシートバ
ックを含み、シートバックは下部シートクッションの後
方端から上方に延びると共に、大人の着座者がもたれる
大人用シートバック面を有する。大人用シートバックは
シートバックパネルを有し、シートバックパネルは開位
置と閉位置との間を可動であり、その閉位置において大
人用シートバック面の一部を形成する。一方その開位置
においては、シートバック内の凹部が露出される。チャ
イルドブースタクッションは、その格納位置において上
記シートバックの凹部内に格納されている。シートバッ
クパネルが開位置になると、ブースタクッションはその
使用位置へ移動でき、使用位置においてブースタクッシ
ョンはシートバックから前方に延びると共に、下部シー
トクッションの上部シート面より垂直方向に高くなるよ
う（上部シート面との間に）間隔を取って位置される。
これにより、子供はチャイルドブースタシートクッショ
ンに着座でき、また（大人用）下部シートクッションに
着座する場合より高く引き揚げられた状態に位置され
る。シートバックパネルは、チャイルドブースタシート
が使用位置に移動された後、その閉位置に復帰可能であ
り、これによりシートバックパネルは、シートアッセン
ブリの子供・大人の着座者両用の背もたれ面を形成す
る。

【０００６】本発明の他の目的，特徴及び利点は、添付
図面との関連において以下の説明及び特許請求の範囲が
考慮されれば明らかとなろう。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明による一対のブースタシー
トユニットを有するシートアッセンブリ１０が図１に示
されている。シートアッセンブリ１０は、ほぼ水平な下
部シートクッション１２と、シートクッション１２の後
ろ側から上方に延びるシートバック１４とを含む。シー
トクッション１２は上部シート面１６を有し、この上に
大人の着座者が着座する。一方、シートバック１４は正
面を向いているシートバック前面１８を有し、シート着
座者はシートアッセンブリ１０内に着座したときこのシ
ートバック前面１８にもたれる。シートアッセンブリ１
０は、図示されるように２つのシート位置を有する。し
かし、本発明は、２つのシート位置を有するシートアッ
センブリに限定されない。

【０００８】乗客拘束システム２０，２２，２４が上記
シートアッセンブリ１０に付属する。乗客拘束システム
は、車両シートアッセンブリの側部に沿った拘束ベルト
２０と、シートアッセンブリの中央に位置する一対のバ
ックル２２とを含む。ベルト２０にはスライド式留め金
２４が取り付けられ、このスライド式留め金２４はベル
ト２０が着座者の胴体及び膝に接近して引き寄せられた
ときバックル２２に挿入される。留め金２４がバックル
２２に挿入されると、ベルト２０は、シート着座者を拘
束するための肩ベルト及び膝ベルトの両方を形成する。
拘束ベルト２０は、シートアッセンブリ１０の上に着座
した大人を適切に拘束する上で適当な位置に来るよう
に、車両内に設置される。ところが、小さな子供がこの
拘束ベルト２０を利用するためには、ベルト２０が子供
の肩及び胴体上部を適当な位置で横切って所望の保護が
もたらされるよう、子供をシートクッション１２より高
く位置しなければならない。

【０００９】子供を適切な高さに位置付けるため、シー
ト１０は一対のブースタシートユニット２６，２８を有
する。図１において、ブースタシートユニット２６はブ
ースタシートが格納された状態で示されており、この位
置の場合シートは大人により使用可能である。一方、も
う一つのブースタシートユニット２８では、これを子供
が使用できるよう展開している過程が示されている。

【００１０】ブースタシートユニット２６，２８は各々
シートバックパネル３０を有し、シートバックパネル３
０はその閉位置にある場合シートバック面１８の一部を
形成する。シートバックパネル３０は、ユニット２８で
示されるように開位置へと可動であり、（開位置では）
シートバックパネル３０はその上端に関して回転される
ことにより、上方かつ前方に引き揚げられる。シートバ
ックパネル３０が開けられると、シートバック１４内の
凹部３２が露出する。可動なブースタシートクッション
３４が凹部３２内に格納されている。シートバックパネ
ル３０がその開位置にある場合、ブースタシートクッシ
ョン３４は、図１内の矢印３６によって示されるよう
に、前方かつ下方へと回転させることが可能である。ブ
ースタシートクッション３４は、図２で示されるように
その使用位置まで移動された場合、シートバックからほ
ぼ前方へと延びると共に上部ブースタシート面３８を有
し、この上部ブースタシート面３８は、シートクッショ
ン１２の上部面１６の上に間隔を置いて位置される。

【００１１】ブースタシートクッション３４はその外端
部（シートバックとの接合部から遠い方の端部）に支持
脚４０を有する。支持脚４０は回動自在に取り付けら
れ、シートクッション１２と接触するよう、下方へ延び
る。ブースタシートクッション３４がその使用位置まで
回動されると、シートバックパネル３０は、図２に示さ
れるようにもう一度開位置に戻される。すなわち、シー
トバックパネル３０は、子供の着座者・大人の着座者両
用に使用される。ここで、子供をブースタシート面３８
に着座させると、子供は拘束ベルト２０を使用する上で
適切な位置（高さ）に置かれることになる。

【００１２】図３を参照すると、ブースタシートユニッ
ト４４が、シートアッセンブリ１０の残りの部分とは分
離した状態で示されている。ブースタシートユニット４
４は、シートバックパネル３０，ブースタシートクッシ
ョン３４及び支持脚４０を有する。ユニット４４にはま
たフレーム４６が含まれ、このフレーム４６にシートバ
ックパネル３０及びブースタシートクッション３４が接
続される。フレーム４６にはパネル４７が含まれ、パネ
ル４７は凹部３２の背部壁を形成する。ユニットフレー
ム４６は、その上端部に一対の取付フランジ４８（一方
のみ図示）を、またその下端部に別の一対の取付フラン
ジ５０（一方のみ図示）を有する。シートバックパネル
３０は後方に延びる一対の取付フランジ５２を有し、こ
の取付フランジ５２はフレーム４６の上部取付フランジ
４８に回動自在に接続される。同様に、ブースタシート
クッション３４が、下部取付フランジ５０に回動自在に
接続されてユニットフレーム４６に取り付けられる。

【００１３】ユニットフレーム４６はまた溶接ナット５
４を有し、この溶接ナット５４により、ブースタシート
ユニット４４がシートアッセンブリ１０のフレーム５６
に接続可能となる。ボルト５８がフレーム５６を貫いて
前方へと延び、これらボルト５８はユニット４４をシー
トフレーム５６に接続するべく溶接ナット５４内にねじ
式に挿入される。ユニット４４内のナット及びボルト接
続が取り外し可能であることにより、ブースタシートユ
ニット４４を他のシートユニット（例えば一体式チャイ
ルドシートユニット等）に交換でき、これについては後
述する。シートバックパネル３０の後ろ側にあると上記
で説明された凹部３２は、シートバックパネル３０とフ
レーム４６のパネル４７との間に形成される。この凹部
３２内に、使用されていない状態のブースタシートクッ
ション３４及びその支持脚４０が格納される。

【００１４】図４を参照すると、ブースタシートは展開
された状態の使用位置で示されており、ブースタシート
クッション３４がシートクッション１２の上を前方に延
びている。ブースタシートクッション３４は硬い皿状部
材(pan) で形成されており、その表面に発泡体パッドを
有する。この発泡体パッド及び皿状部材はカバー材料で
覆われている。皿状部材は、その（取付フランジ５０か
ら遠い方の）外端部（使用時は前端部となる）近くに、
下方へ延びる一対の取付フランジ６０を有し、このフラ
ンジ６０に支持脚４０が回動自在に接続される。ブース
タシートが使用される場合、支持脚４０は下方（ブース
タシートクッション３４に対してほぼ垂直）に延び、シ
ートクッション１２の上面に当接する。図３に示される
ようにブースタシートが格納位置にある場合は、支持脚
４０がブースタシートクッション３４にほぼ平行な位置
まで回動し、クッション３４及び支持脚４０の両方が凹
部３２内部に格納されるようになっている。ブースタシ
ートクッション３４の取付フランジ５０に近い方の端部
は硬い皿状部材のみで構成されており、発泡体パッドを
施さず直接カバー材料で覆われている。これにより、ク
ッション３４と取付フランジ５０との接合部に隣接した
薄い取付部分３５が形成される。取付部分３５は、凹部
３２の下端部分においてシートバックパネル３０とシー
トクッション１２との間に位置される。取付部分３５を
薄くしてあるので、ブースタシートが展開された状態に
ある場合、シートバックパネル３０は図４に示されるよ
うにその垂直位置に復帰可能である。

【００１５】図５を参照すると、シートバックパネル３
０が分解斜視図により示されている。シートバックパネ
ル３０はワイヤフレーム６２を有し、ワイヤフレーム６
２は取付フランジ５２を有する。弾性を有するサスペン
ションマット６４がフレーム６２全体に張られ、サスペ
ンションマット６４はその両縁部に沿って押し出し成型
されたＪ字形クリップファスナ６６によりフレーム６２
に接続される。発泡体パッド６８がサスペンションマッ
ト６４の上に置かれ、このアッセンブリ全体が耐久性の
ある化粧カバーで覆われる。シートバックパネル３０用
のワイヤフレーム６２及びサスペンションマット６４の
上記構造により、シートバック１４用の薄いけれども快
適なパネル３０がもたらされる。

【００１６】シートバック１４用に考案された、各々が
独自の特徴を有する（複数の）交換可能なユニットの概
念が、図６に示されると共に同図に基づいて説明され
る。図６にはシートアッセンブリ１００が示され、シー
トアッセンブリ１００はシートクッション１１２と、シ
ートバック１１４とを有する。シート１００は３つのシ
ート位置、すなわち左側位置１１６，中央位置１１８及
び右側位置１２０を有する。これら３つのシート位置の
いづれの位置でも、交換可能なシートユニットを収容で
きるよう構成可能である。シート１００の中央シート位
置１１８には、シートバック１１４内の腔部１２２が示
されている。腔部１２２には各種のシートユニット（例
えば先述のブースタシートユニット４４，チャイルドシ
ートユニット１２４，肘掛けユニット１２６もしくは他
のユニット）のどれを格納してもよい。また、腔部１２
２は、中央シート位置１１８のみに制限されず、上記の
３つのシート位置のいづれの位置にあってもよい。

【００１７】チャイルドシートユニット１２４はフレー
ム１２７を有し、フレーム１２７には一対のパネル１２
８，１３０が蝶番１３２を介して回動自在に接続されて
いる。パネル１２８，１３０は前方に開き延ばすことが
でき、その場合ほぼ水平なチャイルドシートを形成す
る。パネルが開き延ばされると、その凹部内のベルト及
びバックルを含む小児拘束システム１３６（小児による
使用に限る）が露出する。チャイルドシートユニット１
２４のフレーム１２７は、ボルトもしくは他のねじ式締
め具（腔部１２２の後部面の穴１３８を後方から前方へ
貫いて延びる）によりシートバック１１４に接続され
る。これらのボルトは、チャイルドシートユニットフレ
ーム１２７に付属する溶接ナット１４０内にねじ式に挿
入される。

【００１８】同様に、肘掛けユニット１２６のフレーム
がシートバック１１４にボルトにより接続される。肘掛
けユニット１２６は回転式パネル１４２を含み、回転式
パネル１４２はその垂直位置（この位置において回転式
パネルはシートバック１１４のシート前面の一部分を形
成する）から、前方に延びた使用位置（この位置におい
て回転式パネルはシート着座者用肘掛けを形成する。な
お、この場合着座者は肘掛けユニット１２６の左右どち
ら側に位置していてもよい）へと回動自在である。

【００１９】以上、要するに、この交換可能なユニット
により、シートを車両所有者の変化していく要求に適う
よう再構成することができる。例えば、幼児に対して
は、彼らがあるサイズに成長するまでチャイルドシート
ユニットを使用できる。子供がそのサイズに達した後
は、チャイルドシートユニットをブースタシートユニッ
トに取り替えることができ、そうすれば、このシート
を、チャイルドシートに座るには（体が）大きすぎるが
大人用シートに座るにはまだ小さすぎる子供に使わせる
ことが可能となる。子供がもうブースタシートを必要と
しなくなったら、ブースタシートユニットを取り外して
肘掛けユニットと交換し、着座者（肘掛けユニットの左
右どちら側に座っていてもよい）に一層快適な着座感を
提供できる。もちろん、他のタイプのユニットを設置し
てもよい。

【００２０】なお、本発明は、上記において図示され説
明された構成のみに限定されず、特許請求の範囲に定義
された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々
な変更及び修正がなされ得ることを理解されたい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の２つのブースタシートを有するシート
アッセンブリの斜視図であり、格納位置にある一方のブ
ースタシート及び格納位置から使用位置へ動かされてい
る過程にある他方のブースタシートを示す。

【図２】図１に類似の斜視図であり、使用位置にあるブ
ースタシートを示す。

【図３】本発明のシートアッセンブリの部分側面図であ
り、シートフレームから分離されたブースタシートユニ
ットを示す。

【図４】図３に類似のシートアッセンブリの断面図であ
り、展開された状態のブースタシートを示す。

【図５】本発明の可動なシートバックパネルの構造を示
す分解斜視図である。

【図６】本発明の複数の交換可能なシートユニットを示
す分解斜視図である。

【符号の説明】

１０シートアッセンブリ１２下部シートクッション１４シートバック１６上部シート面１８シートバック前面３０シートバックパネル３２凹部３４チャイルドブースタシートクッション

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】大人のシート着座者が着座する上部シー
ト面を有すると共に後方端を有する下部シートクッショ
ンと、上記下部シートクションの上記後方端からほぼ上方に延
びると共にシート着座者がもたれるシートバック前面を
有するシートバックと、チャイルドブースタシートクッションとを含み、上記シートバックが、開位置と閉位置との間を可動なシ
ートバックパネルを有し、上記シートバックパネルが上
記閉位置にあるとき上記シートバックパネルがシート着
座者がもたれる上記シートバック前面の一部分を形成
し、上記シートバックパネルが上記開位置にあるとき上
記シートバック内の凹部を露出し、上記チャイルドブースタシートクッションが上記シート
バックの上記凹部内部では格納位置にあり、上記シート
バックパネルが上記閉位置にある場合は上記チャイルド
ブースタシートクッションが上記シートバックパネルに
より上記凹部内に隠蔽され、一方上記シートバックパネ
ルが上記開位置にある場合は上記チャイルドブースタシ
ートクッションがその使用位置に移動可能であり、上記
チャイルドブースタシートクッションが上記使用位置に
おいて上記シートバックから前方に延びると共に上記下
部シートクッションの上記上部シート面より垂直方向に
高く間隔を取って位置され、これにより子供が上記チャ
イルドブースタシートクッションに着座できると共に上
記子供が上記下部シートクッションに着座する場合より
高く引き揚げられた状態に位置され、上記チャイルドブースタシートクッションが上記使用位
置に移動された後、上記シートバックパネルが上記閉位
置に復帰可能であり、これにより上記シートバックパネ
ルが子供及び大人の着座者両用のシートバック面を形成
する車両シート。
【請求項２】上記チャイルドブースタシートクッショ
ンが、上記格納位置と上記使用位置との間での回転のた
めに上記シートバックに接続される請求項１記載の車両
シート。
【請求項３】上記シートバックパネルが、上記開位置
と上記閉位置との間での回転のために上記シートバック
に接続される請求項１記載の車両シート。
【請求項４】上記チャイルドブースタシートクッショ
ンの端部のうち上記チャイルドブースタシートクッショ
ンと上記シートバックとの接続部から遠い方の端部に接
続される支持脚をさらに含み、この支持脚が上記下部シ
ートクッションに当接すると共に上記チャイルドブース
タシートクッションの上記シートバックとの接続部から
遠い方の端部を上記下部シートクッションより高い位置
で支持する請求項１記載の車両シート。
【請求項５】上記支持脚が、上記チャイルドブースタ
シートクッションにほぼ垂直な位置と上記チャイルドブ
ースタシートクッションにほぼ平行な位置との間を回動
するよう上記チャイルドブースタシートクッションに回
動自在に接続される請求項４記載の車両シート。
【請求項６】大人のシート着座者が着座する上部シー
ト面を有すると共に後方端を有する下部シートクッショ
ンと、上記上部シート面を有する上記下部シートクッションの
上記後方端からほぼ上方へ延びると共に内部に腔部を有
するシートバックと、上記腔部内に配置されると共に上記腔部内で上記シート
バックに取り付けられる交換可能なブースタシートユニ
ットとを含み、上記ブースタシートユニットが、ユニットフレームと、
上記ユニットフレームに取り付けられたチャイルドブー
スタシートクッションとを有し、上記チャイルドブース
タシートクッションが、上記ユニット内では格納位置に
ありまた使用位置に移動可能であって、上記使用位置で
は上記チャイルドブースタシートクッションが上記シー
トバックから前方に延びると共に上記下部シートクッシ
ョンの上記上部シート面より高く位置され、これにより
子供が上記チャイルドブースタシートクッションに着座
できると共に上記子供が上記下部シートクッションに着
座する場合より高く位置され、また上記ユニットがシー
トバック面を形成する可動のシートバックパネルをさら
に含み、上記チャイルドブースタシートクッションが上
記凹部内に格納されている場合は上記可動なシートバッ
クパネルがこのチャイルドブースタシートクッションを
覆い、また上記シートバックパネルが、上記下部シート
クッションに着座している大人及び上記チャイルドブー
スタシートクッションに着座している子供両用の上記シ
ートバック面を形成する車両シート。
【請求項７】上記ブースタシートユニットが上記シー
トバックにねじ式の締め具により取り付けられ、上記ユ
ニットの取り外し及び交換を容易にする請求項６記載の
車両シート。
【請求項８】チャイルドシートユニットをさらに含
み、上記チャイルドシートユニットがチャイルドシート
ユニットフレームと、このチャイルドシートユニットフ
レームに取り付けられた回動自在な少なくとも１つのパ
ネルとを含み、上記パネルが格納位置と使用位置との間
を動き、上記使用位置において上記パネルは上記シート
バックから前方かつ上記下部シートクッションよりも高
い位置に延びてチャイルドシートクッションを形成し、
これにより子供が上記チャイルドシートクッション及び
拘束システムの上に着座でき、上記拘束システムが上記
フレームに取り付けられて上記チャイルドシートクッシ
ョンに着座している子供を拘束し、また上記チャイルド
シートユニットが、上記ブースタシートユニットが取り
外されたとき上記腔部において上記シートバックに取り
付けられるようになっている請求項６記載の車両シー
ト。
【請求項９】肘掛けユニットをさらに含み、上記肘掛
けユニットがパネルを有し、このパネルが格納位置と使
用位置との間を可動であり、上記格納位置では上記パネ
ルが上記ユニット内に格納され、上記使用位置では上記
パネルが上記シートバックから前方に延びると共に上記
下部シートクッションの上にあり、上記肘掛けユニット
に隣接する上記下部シートクッションに着座しているシ
ート着座者はその腕を上記パネルの上に置くことがで
き、また上記肘掛けユニットが、上記ブースタシートユ
ニットが取り外されたとき上記腔部において上記シート
バックに取り付けられるようになっている請求項６記載
の車両シート。
【請求項１０】大人のシート着座者が着座する上部シ
ート面を有すると共に後方端を有する下部シートクッシ
ョンと、上記下部シートクッションの上記後方端からほぼ上方に
延びると共にシート着座者がもたれるシートバック前面
を有し、またその内部に腔部を有して上記シートバック
面に陥没面を形成するシートバックと、可動なシートバックパネルと、チャイルドブースタシートパネルとを含み、上記可動なシートバックパネルが閉位置を有し、この閉
位置で上記可動なシートバックパネルが上記腔部を覆う
と共に上記腔部の上に上記シートバック面を形成し、上
記シートバックパネルが開位置に移動可能であってこの
開位置では上記腔部が露出し、また上記シートバックパ
ネルが、上記閉位置と上記開位置との間を回動できるよ
う接続されたワイヤフレームと、上記ワイヤフレームの
上に張られたサスペンションマットと、上記サスペンシ
ョンマットの上の発泡体パッドと、上記ワイヤフレー
ム，サスペンションマット及び発泡体パッドを覆う化粧
カバーとを有し、上記チャイルドブースタシートパネルがその格納位置で
は上記腔部内に格納され、上記可動なシートバックパネ
ルが上記開位置にあるときは上記チャイルドブースタシ
ートパネルが上記格納位置から使用位置へと可動であ
り、上記使用位置では上記チャイルドブースタシートパ
ネルが上記シートバックから前方かつ上記下部シートク
ッションの前記上部シート面より高い位置に延び、その
後上記シートバックパネルは上記閉位置に戻され、これ
により子供が上記チャイルドブースタシートパネルに着
座可能であると共に上記子供が上記下部シートクッショ
ンに着座する場合よりも高く位置され、また上記子供が
その背中で上記可動なシートバックパネルにもたれるこ
とが可能な車両シート。