JP2010159056A - 乗物用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な構造で着用状態における被着用者の足の抜き差しを防止でき、被着用者の身体の安全性を容易に確保できるようにする。
【解決手段】乗物用シート1にチャイルドシート2を収納可能に備え付けた乗物用シート装置において、チャイルドシート2は使用時に乗物用シート1の背凭れ部6から座部3に沿って配置され且つ乗物用シート1上に着座した状態で被着用者が入る袋状のチャイルドシート本体11を備え、チャイルドシート本体11の表側の少なくとも上部を左右に開閉する開閉用ファスナー19を、チャイルドシート本体11の表側の上端から前端側へと長手方向に設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チャイルドシートを収納可能に備え付けた乗物用シート装置に関するものである。
チャイルドシートには、乗物用シート上に載置して固定する着脱式の他に、乗物用シートに収納可能に備え付けた備え付け式のものがある(特許文献1)。
従来の備え付け式のチャイルドシートは、乗物用シートの座部上に載置される使用状態と、乗物用シートの背凭れ部に沿って起立する収納状態との間で支軸廻りに回動自在なマットを備え、このマットの前部側の左右方向の略中央に連結された下部シートベルトと、上端が背凭れ部の左右両側に連結されたV字状の上部シートベルトとの端部同士を、係脱自在に係合する係合具を介してY字状に連結するようにしている。
特開平9−58318号公報
従来の備え付け式のチャイルドシートでは、マット上に着座する被着用者の股間に位置する下部シートベルトにより下半身の前方への移動を阻止し、被着用者の左右の肩に位置する左右の上部シートベルトにより上半身の前方への倒れを阻止するようにしている。
しかし、子供は常に手足を動かす等して遊びながら乗車することが多いにも拘わらず、従来のチャイルドシートは身体の前側でシートベルトをY字状に連結して前方への移動を拘束するため、シートベルトが緩むか締め付けが不十分であれば、比較的簡単に足を抜いて下部シートベルトの片側で両足を揃えることもできる。
このような状態での走行中に急ブレーキその他で被着用者の身体に急激な衝撃が加われば、下部シートベルトが機能せずに身体が前方へと移動し、場合によってはV字状の上部シートベルトにより被着用者の首を前側から締め付ける等の惧れがあり、安全性の点で問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、比較的簡単な構造で被着用者の足の抜き差しを防止でき、身体の安全性を容易に確保できる乗物用シート装置を提供することを目的とする。
本発明は、乗物用シート1にチャイルドシート2を収納可能に備え付けた乗物用シート装置において、前記チャイルドシート2は使用時に前記乗物用シート1の背凭れ部6から座部3に沿って配置され且つ前記乗物用シート1上に着座した状態で被着用者が入る袋状のチャイルドシート本体11を備え、該チャイルドシート本体11の表側の少なくとも上部を左右に開閉する開閉用ファスナー19を、該チャイルドシート本体11の表側の上端から前端側へと長手方向に設けたものである。
本発明によれば、比較的簡単な構造で着用状態における被着用者の足の抜き差しを防止でき、被着用者の身体の安全性を容易に確保できる利点がある。
本発明の第1の実施例を示すチャイルドシート付き乗物用シート装置の斜視図である。 同側面断面図である。 同要部の側面断面図である。 同要部の平面断面図である。 同要部の正面断面図である。 本発明の第2の実施例を示すチャイルドシート付き乗物用シート装置の要部の側面断面図である。 同要部の平面断面図である。 同要部の正面断面図である。 本発明の第3の実施例を示すチャイルドシート付き乗物用シート装置の斜視図である。 同要部の平面断面図である。 同要部の正面断面図である。 本発明の第4の実施例を示すチャイルドシート付き乗物用シート装置の斜視図である。 同要部の平面断面図である。 同要部の正面断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1〜図5は本発明の第1の実施例を例示する。図1、図2において、1は自動車等の乗物に備えられた乗物用シート、2は乗物用シート1に収納可能に備え付けられたチャイルドシートである。
乗物用シート1は乗物の床等に取り付けられた座部3と、この座部3の後端側でその支持枠3a等に左右方向の枢軸5を介して角度調整可能に枢着された背凭れ部6と、この背凭れ部6の上側に取り付けられたヘッドレスト7とを有する。
背凭れ部6の前面下部には、正面視略矩形状の凹部8と、この凹部8を前側から塞ぐ正面視略矩形状のマット9とが左右方向の略中央に設けられている。凹部8は背凭れ部6の上下方向の中間から下端側へと左右方向の所定幅で形成されている。
マット9は下端部が背凭れ部6の支持枠6a等に左右方向の支軸10により枢着され、その支軸10を支点として、チャイルドシート2の使用時に前側に倒して座部3上に載置される使用状態(図1、図2の実線参照)と、凹部8に嵌合して凹部8との間でチャイルドシート2を覆い且つ背凭れ部6の一部を構成する起立状態(図2の二点鎖線参照)との間で回動自在である。マット9は起立状態では背凭れ部6の凹部8に嵌合して保持され、その前面が凹部8周辺の背凭れ部6の前面側と略面一状になっている。
なお、座部3、背凭れ部6は、従来公知のように内部の支持枠3a,6aの他に、支持枠3a,6aに支持されたクッション材と、クッション材を覆う皮革等の表皮材とを有する。またマット9は前後両面とも適度なクッション性を有する構造になっている。
チャイルドシート2は、図3〜図5に示すように、使用時に被着用者の首から下の身体が入る袋状のチャイルドシート本体11と、このチャイルドシート本体11の上端を背凭れ部6に連結する左右一対の上部シートベルト12と、座部3上でチャイルドシート本体11の中間部を左右方向に縛る下部シートベルト13とを有する。
チャイルドシート本体11はゴム系ネット材、化学繊維系ネット材等の可撓性及び通気性を有する表材14と裏材15との左右両側縁を縫着その他で長手方向に接合する等して、上端側が開放し先端側が閉塞された袋状に製袋されている。なお、チャイルドシート本体11は袋状に編み上げたものでもよい。また表材14、裏材15は若干の伸縮性を有するものを使用してもよい。
チャイルドシート本体11は、背凭れ部6の凹部8の前面に沿って上下方向に配置され且つ被着用者の首から下の上半身が入る上半部16と、使用状態のときに座部3上のマット9の上面に沿って前後方向に載置され且つマット9上に着座状態の被着用者の下半身が入る下半部17とを有する。そして、このチャイルドシート本体11の表側には、少なくとも上部を左右に開閉する開閉用ファスナー19が上半部16の上端から下半部17の前端側へと長手方向に設けられている。
上半部16は、裏材15の上端縁、左右両側縁がその長手方向の固着部18a,18bで背凭れ部6の表皮材6cに縫着される等、裏材15が適当箇所で背凭れ部6に縫着その他により固着されている。下半部17はマット9を支軸10廻りに起立させたときに上半部16の下端部分で二つ折り状になって凹部8内に収まり、凹部8に嵌合するマット9により前側から覆われるようになっている。
なお、裏材15はマット9上に着座状態の被着用者の足先から腰辺りまでの長さでもよいし、マット9の後端側までの長さでもよい。
上半部16の表材14の上端側は裏材15の上端よりも高くなっており、この表材14の上端部には、左右方向の略中央に被着用者の首に対応する切り欠き部22が形成され、その左右両側に被着用者の腕に対応する腕通し部23が形成されている。チャイルドシート本体11の下半部17の先端側には、無孔材からなるカバー25が被着用者の足先を覆うように設けられている。
なお、カバー25は表材14、裏材15を覆うように設けてもよいし、表材14と裏材15との先端同士を接続するように設けてもよい。
開閉用ファスナー19は一対のファスナーチェーン同士がスライダー20の操作により噛合し離脱するスライドファスナー21により構成され、被着用者が出入りする際にチャイルドシート本体11の表側を左右両側に開放できるように、上半部16の上端から下半部17の先端部に跨がって表材14の左右方向の略中央でチャイルドシート本体11の長手方向に設けられている。
なお、開閉用ファスナー19は上半部16のみに設けてもよいし、上半部16から下半部17の中間部にかけて設けてもよい。また開閉用ファスナー19としてはスライドファスナー21が適当であるが、ホック、ボタン、面ファスナー、その他のファスナーを使用してもよい。
各上部シートベルト12の一端は、切り欠き部22の左右両側で表材14の上端に縫着、その他で連結され、また他端は背凭れ部6の凹部8内の上部側の引き出し口26を経て背凭れ部6内に挿入され、その背凭れ部6内の支持枠6aのブラケット6bに連結されている。なお、各上部シートベルト12の他端は引き出し口26を経て背凭れ部6内の公知の巻き取り機構に長さ調整可能に出し入れ自在に接続してもよい。
下部シートベルト13は左右一対のベルト27,28と、この各ベルト27,28に連結され且つ互いに着脱自在に接続可能な左右一対の接続具29,30とを有し、上半部16と下半部17とが屈曲する屈曲部の近傍、例えば下半部17の後端側近傍に対応して左右方向に配置されている。各ベルト27,28の他端は座部3の側面の引き出し口27a,28aを経て座部3内の公知の巻き取り機構(図示省略)に出し入れ自在に接続されている。なお、下部シートベルト13は上半部16の下端近傍に対応して配置し、背凭れ部6の下端部の左右両側に連結してもよい。
上記構成の乗物用シート装置において、チャイルドシート2を使用しない場合には、図2に仮想線で示すように、マット9を支軸10廻りに起立させて背凭れ部6の凹部8内に嵌め込み、チャイルドシート2を凹部8内に収納しておく。このため備え付け式のチャイルドシート2であるにも拘わらず邪魔になることはない。
またチャイルドシート2の収納状態では、起立状態のマット9が背凭れ部6の一部となり、通常の背凭れ部6と同様に使用することができる。なお、下部シートベルト13の各ベルト27,28は、接続具29,30が座部3の左右両側の近傍に近接する程度まで座部3内に引き込まれている。
チャイルドシート2を使用する場合には、先ず図2に実線で示すように、マット9を支軸10廻りに前方へと回動させて座部3上に倒し、そのマット9上にチャイルドシート本体11の下半部17を載せた後、スライドファスナー21のスライダー20を先端側へと引き下げてチャイルドシート本体11の表面側を左右に開放する。
次に下半身がチャイルドシート本体11の下半部17に入り、上半身が背凭れ部6の凹部8に凭れるように、開放部分からチャイルドシート本体11内に被着用者を入れて、左右の腕通し部23に左右の腕を通し、その後、スライドファスナー21のスライダー20を引き上げてチャイルドシート本体11の表面側を閉じる。そして、最後に下部シートベルト13の各ベルト27,28を引き出して接続具29,30で接続すればよい。
従って、被着用者が袋状のチャイルドシート本体11内に入る構造であるにも拘わらず、スライドファスナー21によりチャイルドシート本体11の表側を開閉することにより、チャイルドシート本体11に対する被着用者の出入りが容易であり、簡便に使用できる。
チャイルドシート本体11は足先の先端側が閉塞された袋状であり、しかも下半部17の後部側を下部シートベルト13で座部3に縛り付けているため、チャイルドシート本体11の下半部17内で被着用者が自由に足を動かし得る程度の余裕を持たせたとしても、急ブレーキその他で衝撃が加わった場合に被着用者が従来のように前方に移動する等の惧れもなく、比較的簡単な構造で容易に安全性を確保することができる。また下半部17内で自由に足を動かし得る程度の余裕を持たせることができるため、チャイルドシート2による束縛感も少なくできる。
更にチャイルドシート本体11の上半部16は、裏材15の上縁及び左右両側縁等の固着部18a,18bで背凭れ部6に固着しているため、開閉用ファスナー19により前面側を左右に開放したときに、被着用者をチャイルドシート本体11内に容易に収容することができる。
しかも、チャイルドシート本体11の下半部17はマット9から分離して、使用時には下半部17をマット9上に載せるようにしているため、背凭れ部6の角度が変化しても、チャイルドシート本体11の裏材15に不必要なシワ等ができることもなく、背凭れ部6の角度を自在に調整することができる。またチャイルドシート本体11はネット材で構成しているため、袋状であるにも拘わらず、着用時の蒸れ等の発生を最小限に押えることができる。
図6〜図8は本発明の第2の実施例を例示する。この実施例では、表材14はその先端縁及び左右両側縁の固着部33,34でマット9の表皮材9aに縫合その他により固着され、この表材14とマット9の表皮材9aとにより、チャイルドシート本体11の下半部17が袋状に構成されている。
また表材14の上部側は、第1の実施例と同様に左右両側縁の固着部18bで背凭れ部6の表皮材6cに縫合その他により固着され、この表材14と背凭れ部6の表皮材6cとにより、チャイルドシート本体11の下半部17が筒状に構成されている。
なお、上半部16の表材14の上端側には、切り欠き部22の左右両側に被着用者の腕に対応して腕通し部23が形成されている。上半部16の固着部18bと下半部17の固着部34との間には、背凭れ部6を枢軸5廻りに角度調整できるように非固着部35が設けられている。他の構成は第1の実施例と同じである。
このように背凭れ部6、マット9とを利用してチャイルドシート本体11の一部を構成することも可能である。この場合には、第1の実施例の裏材15が不要であるため、構造的にも更に簡素化できる。
図9〜図11は本発明の第3の実施例を例示する。この実施例のチャイルドシート2では、チャイルドシート本体11は第1、第2の実施例とは異なって乗物用シート1の座部3及び背凭れ部6から分離して設けられており、その表材14の上端部が左右一対の上部シートベルト12を介して背凭れ部6内の支持枠6aに連結されている。なお、下部シートベルト13は第1の実施例と略同一である。
背凭れ部6にはスライドファスナー36により開閉自在に構成された収納ポケット37が前面側の左右両側部に上下方向に設けられている。左右一対の上部シートベルト12は、収納ポケット37内の上端側を経て背凭れ部6の支持枠6aに連結されている。そして、その一方の上部シートベルト12は、収納ポケット37側のベルト38とチャイルドシート本体11側のベルト39とを一対の接続具40,41を介して着脱自在に接合するようになっている。
左右の収納ポケット37の内、接続具40,41のない上部シートベルト12に対応する収納ポケット37は、チャイルドシート本体11を折り畳むか巻き込む等により細長くした状態で挿入し収納できるようになっている。また他方の収納ポケット37は上部シートベルト12の接続具40付きのベルト38を収納できるようになっている。他の構成は第1の実施例と略同じである。
チャイルドシート2を使用しない場合には、左右の収納ポケット37に収納し、スライドファスナー36によりその開口側を閉じて置く。
チャイルドシート2を使用する場合には、収納ポケット37からチャイルドシート本体11を取り出して、その上部シートベルト12の接続具40,41を接続した後、図9に示すようにチャイルドシート本体11の上半部16を背凭れ部6の前面に沿って配置し、下半部17を座部3上に載せる。そして、開閉用ファスナー19によりチャイルドシート本体11の表側を開けてチャイルドシート本体11内に被着用者を入れる。そして、開閉用ファスナー19を閉じた後、下部シートベルト13を締めればよい。
このように構成すれば、乗物用シート1の背凭れ部6の左右両側に収納ポケット37、上部シートベルト12を追加する程度の変更で容易に実施することができる。また収納ポケット37は乗物用シート1の背凭れ部6の左右両側にあり、使用しない場合にはチャイルドシート2の全てを収納ポケット37に収納しているため、これらが邪魔になることはない。
図12〜図14は本発明の第4の実施例を例示する。この実施例のチャイルドシート2では、チャイルドシート本体11は開閉用ファスナー19を介して左右に分離可能に接続された左半部44と右半部45とを備えている。背凭れ部6の左右両側には、左右に分離された左半部44、右半部45を収納するスライドファスナー36付きの収納ポケット37が設けられ、左半部44、右半部45の表側上端部に連結された上部シートベルト12が収納ポケット37内を経て背凭れ部6に連結されている。
左半部44、右半部45はチャイルドシート本体11の略中央で左右に分離されており、その表材14の上端から先端を経て裏材15の上端側に跨がって開閉用ファスナー19、例えばスライドファスナー21が設けられている。スライドファスナー21は裏材15の上端側で一方のファスナーチェーンの端部をスライダー20に係合し、そのスライダー20をチャイルドシート本体11の先端側を経て表材14の上端側へと引き上げることにより左半部44と右半部45を接続するようになっている。
なお、収納ポケット37は左右とも略同じ程度の大きさになっている。下部シートベルト13は第1の実施例と同様である。
この実施例でも、チャイルドシート2を使用しない場合には、スライドファスナー21の部分でチャイルドシート本体11を左半部44と右半部45とに分離して上部シートベルト12と共に収納ポケット37に収納し、スライドファスナー36により開口側を閉じて置く。このようにチャイルドシート本体11を左右に二分して収納ポケット37に収納することにより、背凭れ部6の左右の収納ポケット37を略対称にすることができ、チャイルドシート本体11を収納ポケット37に収納してもその一方が極端に嵩張る等の問題も生じない。
チャイルドシート2を使用する場合には、各収納ポケット37から左半部44、右半部45を取り出し、スライドファスナー21により左半部44と右半部45との対向端縁を接続して袋状のチャイルドシート本体11を構成する。
そして、スライドファスナー21のスライダー20を表側の半分程度まで引き上げた状態で、チャイルドシート本体11の上半部16を背凭れ部6の前面に沿って配置し、下半部17を座部3上に載せる。その後、チャイルドシート本体11内に被着用者を入れてスライダー20を引き上げて閉じ、下部シートベルト13を締めればよい。
このような構成の場合にも、乗物用シート1の背凭れ部6の左右両側に収納ポケット37、上部シートベルト12を追加する程度の変更で容易に実施することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、この実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、第1の実施例では、チャイルドシート本体11を固着部18a,18bで背もたれ部6側に固着しているが、チャイルドシート本体11はその上半部16を面ファスナー等の着脱用のファスナー手段を介して背もたれ部6の凹部8内に着脱自在に取り付け、各上部シートベルト12の途中に着脱自在な接続具を介装する等して、必要に応じてチャイルドシート2全体を乗物用シート1に対して着脱できるようにしてもよい。またチャイルドシート本体11の下半部17もマット9に面ファスナー等の着脱用のファスナー手段を介して着脱自在に取り付けてもよい。
更にチャイルドシート本体11は座部3及び背凭れ部6に沿って側面視略くの字状に製袋してもよい。またチャイルドシート本体11は、他の素材で構成してもよい。表材14、裏材15のネット材は、被着用者の手足の指等が入り込まない程度であることが望ましい。チャイルドシート本体11の上半部16の腕通し部23は、各実施例に例示するように孔状でもよいし、切欠き状でもよい。
第2、第3の実施例の場合、チャイルドシート2を使用する場合に、チャイルドシート本体11の裏材15の上端側の左右両側部等をホックその他の固定手段により背凭れ部6の対応位置に着脱自在に固定するようにしてもよい。このようにすれば、チャイルドシート本体11の裏材15の上端側を固定できその捲れ等を防止できるので、チャイルドシート本体11に対する被着用者の出し入れを容易にできる。
収納ポケット37の開閉用ファスナーはスライドファスナー36が適当であるが、ホック、ボタン、面ファスナー、その他のファスナーを使用してもよい。また乗物用シート1は自動車用が一般的であるが、本発明は航空機、船舶その他の各種の乗物用の場合にも同様に実施可能である。
1 乗物用シート
2 チャイルドシート
3 座部
6 背凭れ部
8 凹部
9 マット
11 チャイルドシート本体
12 上部シートベルト
13 下部シートベルト
16 上半部
17 下半部
19 開閉用ファスナー
22 切り欠き部
37 収納ポケット
44 左半部
45 右半部

Claims (8)

  1. 乗物用シート(1)にチャイルドシート(2)を収納可能に備え付けた乗物用シート装置において、前記チャイルドシート(2)は使用時に前記乗物用シート(1)の背凭れ部(6)から座部(3)に沿って配置され且つ前記乗物用シート(1)上に着座した状態で被着用者が入る袋状のチャイルドシート本体(11)を備え、該チャイルドシート本体 (11)の表側の少なくとも上部を左右に開閉する開閉用ファスナー(19)を、該チャイルドシート本体(11)の表側の上端から前端側へと長手方向に設けたことを特徴とする乗物用シート装置。
  2. 前記チャイルドシート本体(11)の表側上端部に前記被着用者の首に対応する切り欠き部(22)を設け、該切り欠き部(22)の左右両側で前記チャイルドシート本体(11)の表側を左右一対の上部シートベルト(12)を介して前記背凭れ部(6)に連結したことを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート装置。
  3. 前記チャイルドシート本体(11)は少なくとも一部がネット状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート装置。
  4. 前記背凭れ部(6)は、その前側に前記チャイルドシート(2)の上半部(16)が配置された凹部(8)と、前記座部(3)上に載置される使用状態と前記凹部(8)に嵌合して前記チャイルドシート(2)を覆う起立状態との間で回動自在なマット(9)とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の乗物用シート装置。
  5. 前記背凭れ部(6)の側部に前記チャイルドシート本体(11)を収納する収納ポケット(37)を開閉自在に備え、前記チャイルドシート本体(11)の上端部に連結された上部シートベルト(12)を前記収納ポケット(37)内を経て前記背凭れ部(6)に連結したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の乗物用シート装置。
  6. 左右の前記上部シートベルト(12)の内、一方の前記上部シートベルト(12)を着脱自在とし、前記チャイルドシート(2)及び他方の前記上部シートベルト(12)を前記背凭れ部(6)の他方側に配置された前記収納ポケット(37)に収納するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート装置。
  7. 前記チャイルドシート本体(11)は前記開閉用ファスナー(19)を介して左右に分離可能に接続された左半部(44)及び右半部(45)を備え、前記背凭れ部(6)の左右両側に、前記左半部(44)及び前記右半部(45)と、前記左半部(44)及び前記右半部(45)の上端部に連結された前記各上部シートベルト(12)とを収納する収納ポケット(37)を備えたことを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート装置。
  8. 前記チャイルドシート本体(11)の上半部(16)と下半部(17)とが屈曲する屈曲部の近傍を前記乗物用シート(1)に縛る下部シートベルト(13)を設けたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の乗物用シート装置。
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