JPH0826702B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents
ステアリングロック装置Info
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- JPH0826702B2 JPH0826702B2 JP1732488A JP1732488A JPH0826702B2 JP H0826702 B2 JPH0826702 B2 JP H0826702B2 JP 1732488 A JP1732488 A JP 1732488A JP 1732488 A JP1732488 A JP 1732488A JP H0826702 B2 JPH0826702 B2 JP H0826702B2
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- Japan
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- key cylinder
- key
- protrusion
- cam
- cover
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ロック装置、特に自動車のステアリング
シャフトの回転を制御するステアリングロック装置に関
連する。
シャフトの回転を制御するステアリングロック装置に関
連する。
従来の技術 現在の自動車では、例えば特開昭61−295154号公報に
示されるように、自動車のステアリングシャフトとイグ
ニッションスイッチとを同時に制御するステアリングロ
ックが使用されている。このステアリングロックは、フ
レーム内に収容されかつキーにより施錠位置及び解錠位
置間で回転されるキーシリンダと、キーシリンダと共に
回転されるカムと、ステアリングシャフトに係合する施
錠位置とこの係合が解除される解錠位置との間でカムと
スプリングにより移動されるロッキングロッドと、カム
の後方に作動連結されたイグニッションスイッチとを有
する。キーシリンダにキーを挿入して回転すると、キー
は、「LOCK位置」、「OFF位置」、「ACC位置」、エンジ
ンの「ON位置」、スタータモータを作動する「START位
置」の各位置に順次回転することができる。「LOCK位
置」でキーを抜き取ると、キーシリンダの回転が不能と
なりイグニションスイッチの作動を禁止すると共に、ロ
ッキングロッドがステアリングシャフトと係合し、ステ
アリングシャフトの回転が阻止され盗難防止が図られて
いる。
示されるように、自動車のステアリングシャフトとイグ
ニッションスイッチとを同時に制御するステアリングロ
ックが使用されている。このステアリングロックは、フ
レーム内に収容されかつキーにより施錠位置及び解錠位
置間で回転されるキーシリンダと、キーシリンダと共に
回転されるカムと、ステアリングシャフトに係合する施
錠位置とこの係合が解除される解錠位置との間でカムと
スプリングにより移動されるロッキングロッドと、カム
の後方に作動連結されたイグニッションスイッチとを有
する。キーシリンダにキーを挿入して回転すると、キー
は、「LOCK位置」、「OFF位置」、「ACC位置」、エンジ
ンの「ON位置」、スタータモータを作動する「START位
置」の各位置に順次回転することができる。「LOCK位
置」でキーを抜き取ると、キーシリンダの回転が不能と
なりイグニションスイッチの作動を禁止すると共に、ロ
ッキングロッドがステアリングシャフトと係合し、ステ
アリングシャフトの回転が阻止され盗難防止が図られて
いる。
自動車が坂道等を走行中に、燃料節約のため又は誤っ
て運転者がキーをステアリングロックから抜き取ること
がある。この場合、ステアリングシャフトの回転が不能
となり衝突事故が発生する危険がある。このような事故
を防止するため、ステアリングロックには、「LOCK位
置」への回転防止装置が設けられる。例えば、特公昭49
−1908号公報に示されるように、「LOCK位置」への回転
防止装置は、ステアリングロックのキーシリンダ回動部
材に係合する係止片を設け、この係止片を押圧した後、
キーを「LOCK位置」に回転できる機械的構造が公知であ
る。また、実公昭55−1966号公報に示されるように、キ
ーシリンダにフレームとの係合部を設け、キーと共にキ
ーシリンダを内側に押圧した後、キーを「LOCK位置」に
回転できる機械的構造が公知である。「LOCK位置」への
回転防止装置は、運転者が「LOCK位置」にキーを回転す
る前に、係止片又はキーを押圧する付加的操作を行うこ
とにより運転者にキーの抜取り操作を再考する機会を与
え、安全性の向上が図られている。
て運転者がキーをステアリングロックから抜き取ること
がある。この場合、ステアリングシャフトの回転が不能
となり衝突事故が発生する危険がある。このような事故
を防止するため、ステアリングロックには、「LOCK位
置」への回転防止装置が設けられる。例えば、特公昭49
−1908号公報に示されるように、「LOCK位置」への回転
防止装置は、ステアリングロックのキーシリンダ回動部
材に係合する係止片を設け、この係止片を押圧した後、
キーを「LOCK位置」に回転できる機械的構造が公知であ
る。また、実公昭55−1966号公報に示されるように、キ
ーシリンダにフレームとの係合部を設け、キーと共にキ
ーシリンダを内側に押圧した後、キーを「LOCK位置」に
回転できる機械的構造が公知である。「LOCK位置」への
回転防止装置は、運転者が「LOCK位置」にキーを回転す
る前に、係止片又はキーを押圧する付加的操作を行うこ
とにより運転者にキーの抜取り操作を再考する機会を与
え、安全性の向上が図られている。
発明が解決しようとする課題 ところで、完全に自動車の走行が停止し運転者が自動
者から降車するときに、キーを「LOCK位置」に回転する
場合に「LOCK位置」への回転防止装置は運転車に係止片
の押圧等の付加的操作を要求している。しかし、このよ
うな付加的操作は一方の手の指で係止片を押圧すると同
時に、他方の手でキーを回転しなければならないから、
運転車には煩瑣である。このため、簡略化された操作で
作動できる係止片の取付構造が要求されていた。しか
し、従来ではこのような要求に合致したステアリングロ
ック装置は開発されておらず、緊急な開発が望まれてい
た。
者から降車するときに、キーを「LOCK位置」に回転する
場合に「LOCK位置」への回転防止装置は運転車に係止片
の押圧等の付加的操作を要求している。しかし、このよ
うな付加的操作は一方の手の指で係止片を押圧すると同
時に、他方の手でキーを回転しなければならないから、
運転車には煩瑣である。このため、簡略化された操作で
作動できる係止片の取付構造が要求されていた。しか
し、従来ではこのような要求に合致したステアリングロ
ック装置は開発されておらず、緊急な開発が望まれてい
た。
この発明は、上記要求に対応できかつ運転車の誤操作
を防止できるステアリングロック装置を提供することを
目的とする。
を防止できるステアリングロック装置を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 この発明のステアリングロック装置は、カバー(13)
を有するケーシング(11)と、ケーシング(11)内に配
置されたハウジングケース(12)と、ハウジングケース
(12)内に配置されかつ長さ方向の中心軸の周りで回転
できかつ軸方向に移動可能なキーシリンダ(16)と、キ
ーシリンダ(16)と同軸上に配置されかつキーシリンダ
(16)と共に回転される回動部材(23)と、キーシリン
ダ(16)と回動部材(23)との間に配置されかつキーシ
リンダ(16)をカバー(13)に対し付勢するばね(25)
と、ステアリングシャフトと係合可能な施錠位置とステ
アリングシャフトから離間した解錠位置との間で移動で
きるロッキングロッド(18)とを備えている。このステ
アリングロック装置には、カバー(13)又はキーシリン
ダ(16)の一方に一体に形成された突起部(30)と、カ
バー(13)又はキーシリンダ(16)の他方に形成されか
つ突起部(30)と係合するカム部(31)と、突起部(3
0)及びカム部(31)の各々に設けられたストッパ面(3
0b、31b)と、ストッパ面(30b、31b)から一定角度離
れた位置において突起部(30)及びカム部(31)の少な
くとも一方に形成された傾斜面(30a、31a)と、ハウジ
ングケース(12)に形成された凹部(41)を有するカム
面(40)と、キーシンダ(16)に形成されかつハウジン
グケース(12)のカム面(40)に沿って移動する突起
(36)とが設けられる。カバー(13)に対するキーシリ
ンダ(16)の係止解除位置において突起(36)をカム面
(40)の凹部(41)に嵌合したとき、キーシリンダ(1
6)を「ON位置」から「LOCK位置」に回転できる。
を有するケーシング(11)と、ケーシング(11)内に配
置されたハウジングケース(12)と、ハウジングケース
(12)内に配置されかつ長さ方向の中心軸の周りで回転
できかつ軸方向に移動可能なキーシリンダ(16)と、キ
ーシリンダ(16)と同軸上に配置されかつキーシリンダ
(16)と共に回転される回動部材(23)と、キーシリン
ダ(16)と回動部材(23)との間に配置されかつキーシ
リンダ(16)をカバー(13)に対し付勢するばね(25)
と、ステアリングシャフトと係合可能な施錠位置とステ
アリングシャフトから離間した解錠位置との間で移動で
きるロッキングロッド(18)とを備えている。このステ
アリングロック装置には、カバー(13)又はキーシリン
ダ(16)の一方に一体に形成された突起部(30)と、カ
バー(13)又はキーシリンダ(16)の他方に形成されか
つ突起部(30)と係合するカム部(31)と、突起部(3
0)及びカム部(31)の各々に設けられたストッパ面(3
0b、31b)と、ストッパ面(30b、31b)から一定角度離
れた位置において突起部(30)及びカム部(31)の少な
くとも一方に形成された傾斜面(30a、31a)と、ハウジ
ングケース(12)に形成された凹部(41)を有するカム
面(40)と、キーシンダ(16)に形成されかつハウジン
グケース(12)のカム面(40)に沿って移動する突起
(36)とが設けられる。カバー(13)に対するキーシリ
ンダ(16)の係止解除位置において突起(36)をカム面
(40)の凹部(41)に嵌合したとき、キーシリンダ(1
6)を「ON位置」から「LOCK位置」に回転できる。
この発明の実施例では、ハウジングケース(12)はキ
ーシリンダ(16)の回転角度を制限する2つの係止部
(42、43)を有する。カバー(13)に突起部(30)を形
成し、キーシリンダ(16)にカム部(31)を形成するか
又はカバー(13)にカム部(31)を形成し、キーシリン
ダに突起部(30)を形成する。
ーシリンダ(16)の回転角度を制限する2つの係止部
(42、43)を有する。カバー(13)に突起部(30)を形
成し、キーシリンダ(16)にカム部(31)を形成するか
又はカバー(13)にカム部(31)を形成し、キーシリン
ダに突起部(30)を形成する。
作 用 キーを「ON位置」から「LOCK位置」へ回転するとき、
キーシリンダ(16)が「LOCK位置」から一定角度離れた
係止解除位置においてキーを押圧すると、キーシリンダ
(16)に設けられた突起(36)がカム面(40)に形成さ
れた凹部(41)に嵌合されてキーシリンダ(41)が内側
に移動するので、カバー(13)及びキーシリンダ(16)
に形成された突起部(30)及びカム部(31)の各々に設
けられた2つのストッパ面(30b、31b)の係合が解除さ
れ、操作者は片手のみによりキーを「LOCK位置」へ回転
することが可能となる。
キーシリンダ(16)が「LOCK位置」から一定角度離れた
係止解除位置においてキーを押圧すると、キーシリンダ
(16)に設けられた突起(36)がカム面(40)に形成さ
れた凹部(41)に嵌合されてキーシリンダ(41)が内側
に移動するので、カバー(13)及びキーシリンダ(16)
に形成された突起部(30)及びカム部(31)の各々に設
けられた2つのストッパ面(30b、31b)の係合が解除さ
れ、操作者は片手のみによりキーを「LOCK位置」へ回転
することが可能となる。
実 施 例 以下、この発明の実施例を第1図〜第7図について説
明する。
明する。
第1図に示すように、この発明のステアリングロック
装置10は、ケーシング11と、ケーシング11内に配置され
たハウジングケース12と、ハウジングケース12の前部に
固定されたカバー13とを有する。ケーシング11に形成さ
れた孔14内には、フランジ部15を有するキーシリンダ16
が回転可能に配置される。キーシリンダ16には複数のタ
ンブラ孔17が形成され、詳細には図示しないが、各タン
ブラ孔17には公知のようにタンブラが装着されている。
装置10は、ケーシング11と、ケーシング11内に配置され
たハウジングケース12と、ハウジングケース12の前部に
固定されたカバー13とを有する。ケーシング11に形成さ
れた孔14内には、フランジ部15を有するキーシリンダ16
が回転可能に配置される。キーシリンダ16には複数のタ
ンブラ孔17が形成され、詳細には図示しないが、各タン
ブラ孔17には公知のようにタンブラが装着されている。
ハウジングケース12にはチェックレバー20が長さ方向
に滑動可能に取付けられ、またキーシリンダ16のフラン
ジ部15に形成された孔21にはドグ22が径方向に滑動可能
に装着される。また、ロッキングロッド18は、ケーシン
グ11の孔19から進退可能に取付けられる。しかし、これ
らのチェックレバー20及びドグ22は特公昭60−42055号
公報に開示されたものと同一の構造及び機能を有し、キ
ー検出部材26及びキー検出スイッチ27は、特開昭59−38
29号公報に開示されたものと同一の構造及び作用効果を
有するので、詳細な説明を省略する。キーシリンダ16の
内端部33はケーシング11内に回転可能にかつキーシリン
ダ16と同軸上に配置された回動部材23の孔24に装着され
る。また、キーシリンダ16は回動部材23の孔24内におい
てキーシリンダ16と回動部材23との間に配置されたばね
25により外側に押圧される。
に滑動可能に取付けられ、またキーシリンダ16のフラン
ジ部15に形成された孔21にはドグ22が径方向に滑動可能
に装着される。また、ロッキングロッド18は、ケーシン
グ11の孔19から進退可能に取付けられる。しかし、これ
らのチェックレバー20及びドグ22は特公昭60−42055号
公報に開示されたものと同一の構造及び機能を有し、キ
ー検出部材26及びキー検出スイッチ27は、特開昭59−38
29号公報に開示されたものと同一の構造及び作用効果を
有するので、詳細な説明を省略する。キーシリンダ16の
内端部33はケーシング11内に回転可能にかつキーシリン
ダ16と同軸上に配置された回動部材23の孔24に装着され
る。また、キーシリンダ16は回動部材23の孔24内におい
てキーシリンダ16と回動部材23との間に配置されたばね
25により外側に押圧される。
第4図及び第5図に示すように、カバー13の内壁には
突起部30が設けられる。突起部30はカバー13のダイカス
ト成形の際にカバー13と一体に成形される。突起部30
は、傾斜面30aと傾斜面30aから一定角度だけ離れた位置
に形成されたストッパ面30bとを有する。また、キーシ
リンダ16のフランジ部15の外周部には、突起部30が嵌合
するカム部31が設けられる。カム部31は、傾斜面31aと
傾斜面31aから一定角度だけ離れた位置に形成されたス
トッパ面31bとを有する。
突起部30が設けられる。突起部30はカバー13のダイカス
ト成形の際にカバー13と一体に成形される。突起部30
は、傾斜面30aと傾斜面30aから一定角度だけ離れた位置
に形成されたストッパ面30bとを有する。また、キーシ
リンダ16のフランジ部15の外周部には、突起部30が嵌合
するカム部31が設けられる。カム部31は、傾斜面31aと
傾斜面31aから一定角度だけ離れた位置に形成されたス
トッパ面31bとを有する。
また、第3図及び第7図に示すように、キーシリンダ
16のフランジ部15には、ハウジングケース12に形成され
たカム面40に沿って移動する第一の突起36を有する。第
7図(B)に示すカム面40の展開図から明らかなよう
に、第一の突起36は例えば「OFF位置」等の係止解除位
置においてカム面40に形成された凹部41に嵌合される。
また、キーシリンダ16のフランジ部15には第一の突起36
の内側に第二の突起37が形成される。第7図(A)に示
すように、ハウジングケース12はキーシリンダ16の回転
角度を制限する2つの係止部42、43を有する。キーシリ
ンダ16の第二の突起37は係止部42と43との間に配置さ
れ、係止部42と43と当接することによりキーシリンダ16
の回転角度規制が行われる。
16のフランジ部15には、ハウジングケース12に形成され
たカム面40に沿って移動する第一の突起36を有する。第
7図(B)に示すカム面40の展開図から明らかなよう
に、第一の突起36は例えば「OFF位置」等の係止解除位
置においてカム面40に形成された凹部41に嵌合される。
また、キーシリンダ16のフランジ部15には第一の突起36
の内側に第二の突起37が形成される。第7図(A)に示
すように、ハウジングケース12はキーシリンダ16の回転
角度を制限する2つの係止部42、43を有する。キーシリ
ンダ16の第二の突起37は係止部42と43との間に配置さ
れ、係止部42と43と当接することによりキーシリンダ16
の回転角度規制が行われる。
キーシリンダ16内にキーを挿入して「LOCK位置」から
「ON位置」へ回転するとき、カバー13の突起部30は第4
図においてカム部31のAで示す位置にある。この位置か
らキーを「ON位置」に回転すると、キーシリンダ16のカ
ム部31は第4図において時計方向に回転される。従っ
て、カム部31の傾斜面31aは突起部30の傾斜面30aに当接
して摺動し、キーシリンダ16はばね25の弾力に抗して内
側に移動しながら回転される。その後、カバー13の突起
部30の平坦部30cとカム部31の平坦部31cが接触する。キ
ーシリンダ16を更に回転すると、突起部30はばね25の弾
力によりカム部31のBで示す位置に嵌合される。従っ
て、キーシリンダ16を「ACC位置」、「ON位置」及び「S
TART位置」に回転することができる。
「ON位置」へ回転するとき、カバー13の突起部30は第4
図においてカム部31のAで示す位置にある。この位置か
らキーを「ON位置」に回転すると、キーシリンダ16のカ
ム部31は第4図において時計方向に回転される。従っ
て、カム部31の傾斜面31aは突起部30の傾斜面30aに当接
して摺動し、キーシリンダ16はばね25の弾力に抗して内
側に移動しながら回転される。その後、カバー13の突起
部30の平坦部30cとカム部31の平坦部31cが接触する。キ
ーシリンダ16を更に回転すると、突起部30はばね25の弾
力によりカム部31のBで示す位置に嵌合される。従っ
て、キーシリンダ16を「ACC位置」、「ON位置」及び「S
TART位置」に回転することができる。
「ON位置」から「LOCK位置」にキーを回転するとき
は、突起部30がBの位置にあるため、係止解除位置にお
いて突起部30のストッパ面30bとカム部31のストッパ面3
1bとが互いに当接するので、キーを回転することができ
なくなる。そこで、キーを内側に押圧すると、突起部30
のストッパ面30bとカム部31のストッパ面31bの係合が解
除され、キーを「LOCK位置」へ回転することができる。
は、突起部30がBの位置にあるため、係止解除位置にお
いて突起部30のストッパ面30bとカム部31のストッパ面3
1bとが互いに当接するので、キーを回転することができ
なくなる。そこで、キーを内側に押圧すると、突起部30
のストッパ面30bとカム部31のストッパ面31bの係合が解
除され、キーを「LOCK位置」へ回転することができる。
このように、キー及びキーシリンダは、「LOCK位置」
から「ON位置」へは円滑に回転できるが、キーシリンダ
16を「ON位置」から「LOCK位置」に回転するとき、キー
シリンダ16の係止解除位置においてカバー13のストッパ
面30bとカム部31のストッパ面31bとの係合により、キー
シリンダ16の回動が阻止される。その係止解除位置にお
いてキーシリンダ16を押圧すると、ストッパ面30bと31b
との係合が解除され、キーシリンダ16を「LOCK位置」へ
回転することができる。
から「ON位置」へは円滑に回転できるが、キーシリンダ
16を「ON位置」から「LOCK位置」に回転するとき、キー
シリンダ16の係止解除位置においてカバー13のストッパ
面30bとカム部31のストッパ面31bとの係合により、キー
シリンダ16の回動が阻止される。その係止解除位置にお
いてキーシリンダ16を押圧すると、ストッパ面30bと31b
との係合が解除され、キーシリンダ16を「LOCK位置」へ
回転することができる。
この発明の上記実施例は変更が可能である。上記の実
施例では、カバー13に突起部30を設けると共に、キーシ
リンダ16にカム部31を設けた例を示したが、逆に、第6
図に示すように、カバー13にカム部31を設けると共に、
キーシリンダ16に突起部30を設けることも可能である。
また、第二の突起37及び係止部42と43を除去して、突起
部30とカム部31によりキーシリンダの回転角度を制限す
る構造を採用することができる。更に、傾斜面30a及び3
1aの一方を省略することもできる。
施例では、カバー13に突起部30を設けると共に、キーシ
リンダ16にカム部31を設けた例を示したが、逆に、第6
図に示すように、カバー13にカム部31を設けると共に、
キーシリンダ16に突起部30を設けることも可能である。
また、第二の突起37及び係止部42と43を除去して、突起
部30とカム部31によりキーシリンダの回転角度を制限す
る構造を採用することができる。更に、傾斜面30a及び3
1aの一方を省略することもできる。
また、第4図及び第6図に示すように、カム部31の平
坦部31cはカム部31の両端部31d及び31eより内側にすれ
ば、係止部42、43及び第二の突起37を省略して、両端部
31d及び31eと突起部30とによりキーシリンダ16の回転角
度規制を行うことも可能である。
坦部31cはカム部31の両端部31d及び31eより内側にすれ
ば、係止部42、43及び第二の突起37を省略して、両端部
31d及び31eと突起部30とによりキーシリンダ16の回転角
度規制を行うことも可能である。
発明の効果 上述のように、この発明では、キーシリンダが「LOCK
位置」の手前の係止解除位置にあるとき、キーを手動で
押圧すると、キーの移動によりキーシリンダとカバーと
の係合が解除される。従って、キーから手を離すことな
く片手で連続的に「ON位置」から「LOCK位置」にキーを
回転することができる。
位置」の手前の係止解除位置にあるとき、キーを手動で
押圧すると、キーの移動によりキーシリンダとカバーと
の係合が解除される。従って、キーから手を離すことな
く片手で連続的に「ON位置」から「LOCK位置」にキーを
回転することができる。
第1図はこの発明のステアリングロック装置の断面図、
第2図は正面図、第3図はキーシリンダの斜視図、第4
図はこの発明の主要部の分解斜視図、第5図はカバーの
背面図、第6図はこの発明の他の実施例を示す主要部の
分解斜視図、第7図(A)はハウジングケースに形成さ
れた2つの係止部により回転角度を規制されたキーシリ
ンダの第二の突起の回転角度範囲を示す展開図、第7図
(B)はハウジングケースに形成されたカム面とキーシ
リンダに形成された第一の突起の移動状態を示す展開図
である。 10……ステアリングロック装置、11……ケーシング、12
……ハウジングケース、13……カバー、15……フランジ
部、16……キーシリンダ、23……回動部材、24……孔、
25……ばね、30……突起部、30a……傾斜面、30b……ス
トッパ面、31……カム部、31a……傾斜面、31b……スト
ッパ面、
第2図は正面図、第3図はキーシリンダの斜視図、第4
図はこの発明の主要部の分解斜視図、第5図はカバーの
背面図、第6図はこの発明の他の実施例を示す主要部の
分解斜視図、第7図(A)はハウジングケースに形成さ
れた2つの係止部により回転角度を規制されたキーシリ
ンダの第二の突起の回転角度範囲を示す展開図、第7図
(B)はハウジングケースに形成されたカム面とキーシ
リンダに形成された第一の突起の移動状態を示す展開図
である。 10……ステアリングロック装置、11……ケーシング、12
……ハウジングケース、13……カバー、15……フランジ
部、16……キーシリンダ、23……回動部材、24……孔、
25……ばね、30……突起部、30a……傾斜面、30b……ス
トッパ面、31……カム部、31a……傾斜面、31b……スト
ッパ面、
Claims (4)
- 【請求項1】カバー(13)を有するケーシング(11)
と、ケーシング(11)内に配置されたハウジンダケース
(12)と、ハウジンダケース(12)内に配置されかつ長
さ方向の中心軸の周りで回転できかつ軸方向に移動可能
なキーシリンダ(16)と、キーシリング(16)と同軸上
に配置されかつキーシリング(16)と共に回転される回
動部材(23)と、キーシリンダ(16)と回動部材(23)
との間に配置されかつキーシリンダ(16)をカバー(1
3)に対し付勢するばね(25)と、ステアリングシャフ
トと係合可能な施錠位置とステアリングシャフトから離
間した解錠位置との間で移動できるロッキングロッド
(18)とを備えたステアリングロック装置において、 カバー(13)又はキーシリンダ(16)の一方に一体に形
成された突起部(30)と、 カバー(13)又はキーシリンダ(16)の他方に形成され
かつ突起部(30)と係合するカム部(31)と、 突起部(30)及びカム部(31)の各々に設けられたスト
ッパ面(30b、31b)と、 ストッパ面(30b、31b)から一定角度離れた位置におい
て突起部(30)及びカム部(31)の少なくとも一方に形
成された傾斜面(30a、31a)と、 ハウジングケース(12)に形成された凹部(41)を有す
るカム面(40)と、 キーシリンダ(16)に形成されかつハウジングケース
(12)のカム面(40)に沿って移動する突起(36)とを
備え、 カバー(13)に対するキーシリンダ(16)の係止解除位
置において突起(36)をカム面(40)の凹部(41)に嵌
合したとき、キーシリンダ(16)を「ON位置」から「LO
CK位置」に回転できることを特徴とするステアリングロ
ック装置。 - 【請求項2】ハウジングケース(12)はキーシリンダ
(16)の回転角度を制限する2つの係止部(42、43)を
有する請求項1記載のステアリングロック装置。 - 【請求項3】カバー(13)に突起部(30)を形成し、キ
ーシリンダ(16)にカム部(31)を形成した請求項1記
載のステアリングロック装置。 - 【請求項4】カバー(13)にカム部(31)を形成し、キ
ーシリンダに突起部(30)を形成した請求項1記載のス
テアリングロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1732488A JPH0826702B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | ステアリングロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1732488A JPH0826702B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | ステアリングロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01192971A JPH01192971A (ja) | 1989-08-03 |
JPH0826702B2 true JPH0826702B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=11940860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1732488A Expired - Lifetime JPH0826702B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | ステアリングロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826702B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712195Y2 (ja) * | 1990-04-11 | 1995-03-22 | 株式会社本田ロック | 車両用ステアリングロック装置 |
JPH0712194Y2 (ja) * | 1990-04-11 | 1995-03-22 | 株式会社本田ロック | 車両用ステアリングロック装置 |
JPH075002Y2 (ja) * | 1990-04-14 | 1995-02-08 | 株式会社本田ロック | 車両用ステアリングロック装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60253676A (ja) * | 1984-05-28 | 1985-12-14 | 株式会社ユーシン | 車輌用キー装置 |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP1732488A patent/JPH0826702B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01192971A (ja) | 1989-08-03 |
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