JPH0826682B2 - エレベータ式立体駐車装置のエレベータ構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はエレベータ式立体駐車装置のエレベータ構造
に関するものである。

従来の技術および課題 近年タワー式立体駐車装置の高速化，低騒音化，低価
格化を目的として、エレベータ式立体駐車装置の普及が
進んでいるが、同方式にはなお解決すべき問題がある。
即ちエレベータ上へ車載パレットを載せ該パレットとと
もに自動車を指定階へ格納する方式は、出庫が連続する
場合前出庫済車用の空きパレットを前出庫済車が格納さ
れていた指定階へ返却するための余分の動作時間を要す
る。またエレベータ側に格納棚引出し押戻し機構あるい
は移載用腕機構を有するものは、エレベータが指定階へ
到着した後でなければ格納棚の引出し動作あるいは移載
動作が開始できず、また格納棚の押戻し完了あるいは移
載動作完了後でなければエレベータは指定階を離脱して
次の動作に移ることができない。従って入出庫時間の最
短化の実現が困難であるとともに、電源，制御ケーブル
をエレベータとともに昇降させなければならない難点が
ある。

上記のようなものに対し、建物の昇降室内を昇降作動
するエレベータと、該昇降室の左右の格納室（駐車室）
内に上下多段に配設され横行用の動力源により横行可能
である複数の格納棚よりなり、エレベータに設けた車載
用のフオークと格納棚に設けた車載用のフオークとと櫛
合によって昇降室内にてエレベータから格納棚へ（入庫
時），また格納棚からエレベータへ（出庫時）と車両の
受渡しが可能であるエレベータ式立体駐車装置におい
て、エレベータを左昇降フオークと右昇降フオークとに
分割し、それぞれが２本のガイドレールにガイドされて
昇降するよう構成し、これにより出庫時はエレベータの
上昇と格納棚の昇降室内への横行とを同時に行い、入庫
時は格納棚への車両受渡し後エレベータの下降と格納棚
の格納室内への横行とを同時的に行うことができ、入出
庫時間の短縮をはかることができるようにしたものが開
発されている（特開昭62−86272号公報参照）。

この先行技術のものは、上記したように入出庫時間の
短縮をはかり駐車効率を向上させることができるという
点で極めて効果的ではあるが、エレベータを左右の昇降
フオークに分割し左側のフオーク上に車両の左側の前後
車輪を，右側のフオーク上に車両の右側の前後車輪を載
せてそれぞれ独立して昇降作動するものであるから、左
昇降フオーク，右昇降フオークはそれぞれ片持ち構造と
なり、車重によるモーメントによってガイドレールとガ
イドローラとの間のころがり抵抗が大きく、省エネルギ
の面，振動騒音対策の面および高速化の面で不利である
という課題を有しているばかりか、万一昇降用チェーン
が１本切れると車両転落のおそれが大であり安全対策面
でも不利である。

本発明は上記のような従来の課題に対処することを目
的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は、上記のようにエレベータと、格納棚とから
なり、該各格納棚が建物に設けた横行用動力源および前
後のガイド部材よりなる横行機構にて横行可能であり、
かつエレベータフオークと格納棚の棚フオークとの櫛合
により車両の受渡しが可能であるエレベータ式立体駐車
装置において、上記エレベータを、第７図に示すよう
に、水平の左右の側梁3,4と、該側梁3,4の前後両端に下
向き直角に固設しガイドレール２内に遊嵌し昇降をガイ
ドされる長さ約0.5mの縦梁５と、左右の縦梁５の下端部
を上記横行機構のガイド部材に干渉しないよう内側にオ
フセットした位置で連結する前後の横梁８と、上記左右
の側梁3,4に内向きにそれぞれ突出させて固設した車載
用の左右のエレベータフオーク９とで一体に構成したこ
とを第１の特徴とし、更に上記前後の縦梁5,5の下端を
連結する左右の下側側梁３′,4′を設けたことを第２の
特徴とするものである。

作 用 上記により、入出庫動作数の最小化即ち入出庫時間の
最短化をはかった上で、エレベータの応力分布が楽にな
り、ガイドレールとの間のころがり抵抗または接触抵抗
はほとんど解消し、昇降作動の高速化，振動騒音の低
減，省エネルギ化をはかり得るとともに、万一昇降用チ
ェーンが１本切れた場合でもチェーンの３本吊りで車両
を支持し車両の転落は回避でき安全性の向上をはかるこ
とができ、更に車両受渡し時のバランスをも良好とし得
るものである。

実施例 以下本発明の実施例を付図を参照して説明する。

第１図乃至第７図は本発明の実施例を示すもので、駐
車建物内中央の昇降室Ａの左側および右側に格納室Ｂを
設けた例を示している。

昇降室Ａ内の４隅には、垂直のガイドレール２が設置
され、エレベータ33が該ガイドレール２にガイドされ昇
降用モータ31の駆動により昇降用チェーン１を介して昇
降室Ａ内を昇降作動するようになっている。

エレベータ33は、第７図（イ）に示すように、左右の
側梁3,4と、該側梁3,4の前後両端部に下向きに固設され
た縦梁５と、左右の縦梁5,5の下端部を連結する前後の
横梁８と、上記左右の側梁3,4にそれぞれ内向きに複数
本突設されたエレベータフオーク９とにより一体に構成
され、エレベータフオーク９上に前後左右の車輪が乗っ
た状態で車両を載置することができるようになってい
る。

上記縦梁５はガイドレール２に遊嵌ガイドされるもの
であり、該縦梁５の長さは、ガイド機能，強度および後
述する格納棚との間の車両受渡し作動等を考慮して、ほ
ぼ0.5m程度の長さに設定するのが適当である。また横梁
８は後述する手動輪6,遊輪７等の格納棚横行機構に干渉
することがないよう縦梁５の下端より内側にオフセット
して固設されている。なお第７図（ロ）のように前後の
縦梁５の下端部を連結する下側側梁３′,4′を設けても
良く、このようにすればエレベータ33の強度は一層向上
する。

昇降室Ａの左右の格納室Ｂには、前記エレベータ33の
エレベータフオーク９と櫛合する棚フオーク29を左右に
複数本突設した格納棚28が上下多段に配設されている。

該格納棚28は前後の溝部が建物の横梁32に取り付けた
副動輪16,遊輪27に嵌合することにより横方向に移行可
能なるよう載置支持されている。

上記建物の横梁32の左右方向中央部分（昇降室Ａ内の
部分）には上記左右の副動輪16,遊輪27と一直線上に並
ぶように主動輪６と複数の遊輪７が取付けられており、
主動輪６と左右いずれか一方の副動輪16の回転によって
左右いずれか一方の格納棚28が格納室Ｂから昇降室Ａ内
へ，また昇降室Ａ内から格納室Ｂ内へと同一平面内にお
いて横行できるようになっている。

格納棚28の横行機構は、建物の上部中央に取付けられ
た１台の動輪駆動モータ10と、該動輪駆動モータ10の回
転を各階の主動輪６の軸15にそれぞれ伝達する軸11,ス
プロケット12,13およびチェーン14と、主動輪６の軸15
に設けられた複式クラッチ25（機械式，電磁式，油圧
式，空圧式等の任意の複式クラッチを用い得る）と、該
主動輪６の軸15の回転を複式クラッチ25の作動により左
右いずれか一方の副動輪16に選択的に伝達するスプロケ
ット17,18,21,22およびチェーン19,20と、上記複式クラ
ッチ25を作動させる電磁ソレノイド或は油圧シリンダ，
空圧シリンダ等のアクチュエータ26とから構成される。

上記格納棚の横行機構のうち、スプロケット17,18,2
1,22、それらに掛装されるチェーン19,20および複式ク
ラッチ25,アクチュエータ26は、エレベータ33をガイド
するガイドレール２の背後に設けられており、これによ
りエレベータ33の昇降に横行機構が全く干渉することが
ないようになっている。

なお動輪駆動モータ10は図示実施例のように原則とし
て１台で複数階の格納棚の横行，横還を行なうものであ
るが、建物が高く格納棚28の階数が多い場合は、その階
数を複数階ずついくつかのブロックに分け、各ブロック
ごとに昇降室Ａの前後に各１台宛の動輪駆動モータを設
けそのブロックの複数階の主動輪６をチェーン14にて駆
動するようにしても良い。

また第３図の仮想線にて示すように、前後の副動輪16
の軸23と23,24と24とをそれぞれ前後方向に通した１本
のシャフト23′,24′にて構成し、該シャフト23′,24′
の回転により前後２つの副動輪16が一体的に回転するよ
う構成すれば、前後いずれか一方の複式クラッチ25,ス
プロケット17,18,21,22,チェーン19,20,複式クラッチ25
およびアクチュエータ26を省略することができる。

30は車両の乗入台であり、該乗入台30は第６図に示す
ようにエレベータ33のエレベータフオーク９と櫛合する
複数の切欠きを左右縁部に設けてあり、昇降室Ａの最下
部すなわち乗入階（通常１階）に固定されている。なお
前記した昇降用モータ31は１台で４本のチェーン１を駆
動している（第２図参照）。

上記における入出庫作動を以下説明する。

入庫に当たっては、乗入階の床と同レベルに設置され
ている乗入台30に第６図に示すように同レベルに停止し
ているエレベータ33のフオーク９上へ４輪が正しく載る
ように自動車を乗り入れる。制御系に対し入庫，指定階
および左右等必要な指示を与えることにより、先ず昇降
用モータ31が起動され昇降用チェーン１によりエレベー
タ33は指定階を通過してなお少し上昇し、縦梁５の縦方
向方法（約0.5m）のほぼ中央が入庫指定階の格納棚28の
位置に合致したところで上昇を停止し、直ちに入庫指定
階の複式クラッチ25を、右側入庫ならスプロケット17
に，左側入庫ならスプロケット18に噛み合わせるようア
クチュエータ26を作動させ、動輪駆動モータ10による主
動輪6,副動輪16を指定格納棚28が昇降室Ａ内に横行する
よう駆動する。格納棚28が昇降室Ａの中央で停止するよ
う動輪駆動モータ10は制御される。格納棚28が停止した
らエレベータ33は直ちに下降を開始し、棚フオーク29上
へ自動車を受渡し停止することなく１階へ復帰する。一
方格納棚28は自動車を受取りエレベータ33が下方へ通過
後直ちに動輪駆動モータ10の逆転により格納位置へ横還
し動輪駆動モータ10が停止し、複式クラッチ25は中立位
置へ復帰し入庫を完了する。

以上述べた入庫動作のうち、自動車受渡し後のエレベ
ータ下降動作と、格納棚28の横還動作は大部分同時進行
させることができる。

出庫に当たっては、制御系に対し出庫，指定階および
左右等の必要な指示を与えることにより、指定階のアク
チュエータ26により複式クラッチ25が指定通り左右いず
れか一方のスプロケットに噛合い作動するのに続き動輪
駆動モータ10が起動し主動輪６と副動輪16を指定格納棚
28が昇降室Ａ内へ横行するよう駆動する。併せて昇降用
モータ31も起動させるが、指定格納棚28が昇降室Ａの中
央位置に横行停止するのとタイミングを合せてエレベー
タ33を指定格納棚28に対し上昇方向に垂直交叉させ、棚
フオーク29上にある自動車をエレベータフオーク９上へ
受取った後なお縦梁５の縦方向寸法のほぼ中央に当該格
納棚28の位置が合致するまで上昇して停止し、直ちに格
納棚28は動輪駆動モータ10の逆転により前格納位置へ復
帰して停止し、複式クラッチ25は中立位置へ復帰し、直
ちにエレベータは１階まで下降停止し出庫動作は完了す
る。この状態で自動車は乗り出しが可能となる。

以上述べた出庫動作のうち格納棚28の昇降室Ａ内への
横行動作と、エレベータ33の上昇動作の大部分は同時進
行させることができる。

以上述べた入出庫動作におけるエレベータ33と指定格
納棚28の動作順序を第８図および第９図にそれぞれ示
す。

即ち、入庫時は第８図の（ニ）から（ホ）に至る自動
車受渡し後のエレベータ33の下降と格納棚28の横還とは
同時進行であり、出庫時は第９図の（イ）から（ロ）に
至る自動車の受渡し前のエレベータ33の上昇と格納棚28
の横行とは同時進行であり、入出庫動作数の最小化をは
かり得る。

以上述べたように、入出庫動作数の最小化即ち入出庫
時間の最短化をはかり得るのは、格納棚28の横行，横還
が建物に設けた専用のモータにてエレベータ33とは無関
係に独立して行えることと、エレベータ33の構造を第７
図（イ），（ロ）に示すように前後の横梁8,8は車載用
のエレベータフオーク９に対し約0.5m程度下方に位置す
るとともに縦梁５の下端部より内方にオフセットして設
けられ左右のエレベータフオーク9,9の間はもとよりそ
の前後方向に格納棚28と干渉するようなものが全くない
構造としたことによるものである。

更にまた、エレベータ33を、左右の側梁3,4と、該側
梁3,4の前後端部に下向きに直角に固設したほぼ0.5m長
さの縦梁５と、左右の縦梁5,5の下端部を内方へオフセ
ットした位置にて連結する前後の横梁８と、上記左右の
側梁3,4に内側へ向けてそれぞれ固設した車載用の左右
のエレベータフオーク９とで一体に構成し、縦梁５をガ
イドレール２に遊嵌して昇降をガイドされる構造とした
ことにより、応力分布が楽になり、全体的に安定化し、
ガイドレールとの間のころがり抵抗または接触抵抗は殆
ど解消し、昇降作動の高速化，振動騒音の低減，省エネ
ルギ化をはかり得るとともに、万一昇降用のチェーン１
が１本切れた場合でもチェーンの３本吊りで車両を支持
し車両の転落は回避でき安全上極めて有利である等の利
益をもたらし得るものである。

上記実施例では昇降室Ａの左右に格納室Ｂを設けた例
を示しているが、昇降室Ａの前後に格納室Ｂを設けたも
のにも本発明は適用可能であり、この場合は格納棚28は
前後方向に横行し、エレベータ33は左右の側梁3,4が前
後の側梁となり前後の横梁８が左右の横梁となる等、上
記実施例における左右を前後と読み替え，前後を左右と
読み替えるだけで、その他の構成は前記実施例と同じで
あるが、図示実施例の場合は２階以上が格納室Ｂとなる
に対し、昇降室Ａの前後に格納室Ｂを設けるものにあっ
ては１階（乗入階）の後方部も１台分の格納室とするこ
とができる利点がある。

なお格納棚の横行機構を図示実施例のように構成すれ
ば格納棚横行用動力源を原則として１台のモータにてす
ませることができ、制御の簡素化，低価格化および保守
の簡易化をはかり得る点極めて効果的であるが、各格納
棚ごとに横行用の動力源を備えたものに本発明のエレベ
ータ構造のものを組合せても良く、このようにしても入
出庫動作数の最小化即ち入出庫時間の最短化をはかり、
且つエレベータの昇降作動の高速化，振動騒音の低減，
省エネルギ化および安全性の向上をはかると言う本発明
の目的を達成し得るものである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、車両を載せて昇降室内
を昇降作動するエレベータと、昇降室の左右または前後
に形成した格納室内に上下多段に配設され格納室内から
昇降室内へおよびその逆に横行動力源によりそれぞれ独
立して横行可能である複数の格納棚とからなり、昇降室
内でエレベータのフオークと格納棚のフオークとが櫛合
してエレベータから格納棚へ，また格納棚からエレベー
タへと車両の受渡しが可能であるエレベータ式立体駐車
装置において、上記エレベータを、左右の側梁3,4と、
該側梁3,4の前後端部に下向き直角に固設された長さほ
ぼ0.5m程度の縦梁５と、左右の縦梁５の下端部を内側に
オフセットした位置において連結する前後の横梁８と、
上記側梁3,4に内側向きにそれぞれ固設された車載用の
左右のエレベータフオーク９とで一体に構成し、上記縦
梁５をガイドレールに遊嵌して昇降をガイドされる構造
としたことにより、入出庫動作数の最小化即ち入出庫時
間の最短化をはかった上で、エレベータ昇降作動の高速
化，振動騒音の低減，省エネルギ化および安全性の向上
をはかり、且つ車両受渡し時のバランスを良好とし得る
もので、実用上多大の効果をもたらし得るものである。

【図面の簡単な説明】

附図は本発明の実施例を示すもので、第１図はエレベー
タ式立体駐車装置の正面図、第２図は第１図装置の側面
図、第３図は第１図のＸ−Ｘ矢視図、第４図は格納棚横
行機構部の詳細平面図、第５図は第４図の正面図、第６
図は乗入台とエレベータとの配置関係を示す平面図、第
７図（イ），（ロ）はそれぞれ本発明にかかるエレベー
タ構造を示す斜視図、第８図（イ），（ロ），（ハ），
（ニ），（ホ）および第９図（イ），（ロ），（ハ），
（ニ），（ホ）は入庫作動および出庫作動の順序をそれ
ぞれ示す説明図である。 １……エレベータ昇降用チェーン、２……ガイドレー
ル、3,4……側梁、５……縦梁、８……横梁、９……エ
レベータフオーク、10……動輪駆動モータ、28……格納
棚、29……棚フオーク、30……乗入台、31……昇降用モ
ータ、33……エレベータ、Ａ……昇降室、Ｂ……格納
室。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】駐車装置建物内の昇降室Ａ内を前後左右の
   ４本のガイドレール２にガイドされて昇降用モータによ
   り昇降作動するエレベータ33と、該昇降室Ａの左右また
   は前後に形成された格納室Ｂ内に上下多段に配設された
   複数の駐車用の格納棚28とからなり、該各格納棚28は格
   納室Ｂから昇降室Ａ内へ，また昇降室Ａ内から格納室Ｂ
   内へ建物に設けた横行用動力源および前後のガイド部材
   よりなる横行機構にてそれぞれ横行可能であり、かつ昇
   降室Ａ内でエレベータ33のフオークと格納棚28のフオー
   クとが櫛合してエレベータ33から格納棚28へ，または格
   納棚28からエレベータ33へと車両の受渡しが可能である
   エレベータ式立体駐車装置において、上記エレベータ33
   を、水平の左右の側梁3,4と、該側梁3,4の前後両端に下
   向き直角に固設しガイドレール２内に遊嵌し昇降をガイ
   ドされる流さ約0.5mの縦梁５と、左右の縦梁５の下端部
   を上記横行機構のガイド部材に干渉しないよう内側にオ
   フセットした位置で連結する前後の横梁８と、上記左右
   の側梁3,4に内向きにそれぞれ突出させて固設した車載
   用の左右のエレベータフオーク９とで一体に構成したこ
   とを特徴とするエレベータ式立体駐車装置のエレベータ
   構造。
2. 【請求項２】請求項（１）に記載のエレベータ33におい
   て、前後の縦梁5,5の下端を連結する左右の下側側梁
   ３′,4′を設けたことを特徴とするエレベータ式立体駐
   車装置のエレベータ構造。