JPH08263303A - データ処理方式 - Google Patents

データ処理方式

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JPH08263303A
JPH08263303A JP8035152A JP3515296A JPH08263303A JP H08263303 A JPH08263303 A JP H08263303A JP 8035152 A JP8035152 A JP 8035152A JP 3515296 A JP3515296 A JP 3515296A JP H08263303 A JPH08263303 A JP H08263303A
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JP
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data
interrupt
processor
signal
control processor
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JP8035152A
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English (en)
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Hugh Densham Rodney
ヒュー デンシャム ロドニー
Kentish William
ケンティッシュ ウィリアム
Charles Eastty Peter
チャールズ イースティ ピーター
Conrad C Cooke
チャールズ クック コンラッド
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Sony Europe BV United Kingdom Branch
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Sony United Kingdom Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置の動作中に起こる事象を検出
し、該事象の種類やソースの決定を容易にすると共に、
補間器に供給される係数データに対する更新のタイミン
グを決める。 【解決手段】 示すべき事象に対して装置内で予め決め
られた複数のメモリ位置の対A,Bにデータを書込み、
各対A,Bからデータを読出し、これらのデータを処理
して対応事象が発生したか否かを示す割込みデータを発
生し、もしそうなら割込み信号を制御プロセッサに送り
事象に対応する割込みデータを該プロセッサ内で予め決
められたメモリ位置Cに書込み、該プロセッサは該位置
C内の割込みデータを読み、割込み信号が示す事象を決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にいってデ
ータ処理方式に関するものである。本発明の具体構成
は、データ処理装置の動作中に起こるかも知れない事象
(出来事)の検出及び(又は)表示並びにかかる装置に
よって行われる動作のタイミングの決定に関係してい
る。本発明の種々の具体構成は、録音スタジオ内の信号
処理ラックによって行われる如きデジタル音声(オーデ
ィオ)データ処理の分野に応用することができる。ただ
し、これに限られるわけではない。以下、本発明を特定
のかかる応用例について述べるが、本発明は、他のデー
タ処理装置にも応用できるものであることを理解された
い。
【0002】
【従来の技術】録音スタジオでは、図1の簡略ブロック
図に示すように、信号処理ラック1は、オペレータ操作
卓(コンソール)2と交信し、リンク及びI/Oブロッ
ク3で示すように、信号処理ラックと各種入力/出力装
置(例えば、スピーカ、マイクロホン、DATなど)と
の間における音声及び制御データのやり取りのため、ス
タジオ回路網(ネットワーク)の中にも接続されてい
る。該回路網の動作は操作卓又はミキシングデスク2で
制御され、該回路網の装置間におけるデータの授受や、
信号処理ラックによる必要な処理の実施は、操作卓の制
御器の操作に応じて行われる。
【0003】信号処理ラック1は、操作卓2の各種制御
器の状態に応動する制御側と、該制御器の設定に応じて
所要の音声処理機能を実施し、音声データを上記リンク
を介して上記回路網の装置に伝達する音声処理側とに分
けられる、と考えることができる。
【0004】本発明を適用できる信号処理ラック1の例
では、図2に模式的に示すように、デジタル音声データ
の処理は並列の処理アレイによって行われる。図2は、
A〜Fで表した8つの信号処理集積回路(SPIC)4
のアレイを示す。これらのSPIC、即ちデータプロセ
ッサ4は少なくとも電気的に方形アレイに配列され、各
SPICは、水平データバスH及び垂直データバスVに
接続される。各SPIC4は、これに接続される2つの
バスの各々でデータを交信するように構成され、水平及
び垂直バスH,Vの各々は一定数のSPIC4によって
共用される。
【0005】全体の並列処理アレイは勿論、図2に示す
より相当に多い数のSPICより成る。信号処理(S
P)ラック1は実際には、各々が例えば8つのSPIC
のアレイをもつ16個のカードを含んでいる。水平及び
垂直バスはこれらのカード間を接続し、従って、それら
のSPICは電気的に1つの大きな方形アレイを形成す
る。バスは、例えば4つのカード毎に周期的パイプライ
ン・レジスタとループに接続され、該ループの周りの双
方向交信を可能とし、アレイの処理能力を拡大してい
る。
【0006】アレイ内のSPIC4は同期して動作し、
各SPICは、内部メモリに記憶された命令系列に従っ
て、各音声サンプル(サンプリング)期間に一連の動作
を行う。SPICは、考えられるすべての所要処理動作
がそのアレイによって実施できるように、組立て時に命
令系列が予めプログラムされる。1つの特定の例では、
各SPICに512個の命令がプログラムされ、連続す
る命令が内部メモリから読出され、クロック信号の連続
する周期にSPICがこれらの命令を実施する。各カー
ドに制御プロセッサ(図示せず)が設けられ、当該カー
ドにおけるSPICの各種の動作を制御する。動作時、
SPICは制御プロセッサの制御の下に命令系列を通し
て同期的に動作し、制御プロセッサは、オペレータ操作
卓2に応答して、SPICに所要の各種処理動作を実施
させる。
【0007】本装置の動作中、SPICのアレイを制御
する制御プロセッサは、或る事象の発生、例えば信号の
過負荷やパリティエラーの如きエラー状態の発生の警報
を受ける必要がある。更に例を挙げると、幾つかのSP
ICのプログラムされた動作の一部が、種々の目的のた
めのタイマを実現すること、例えばオペレータ操作卓上
のインディケータが発光すべき時間を設定することであ
って、制御プロセッサが、かようなタイマの時間満了の
警報を受けて適正な制御機能を行わねばならないことが
ある。SPICは勿論、かような事象発生時に制御プロ
セッサに信号を送るように構成することができる。しか
し、各SPICは、各音声サンプリング期間に多く(例
えば、何百の)処理動作を行うので、かような信号を発
生したり、該信号のソース(源)を識別したりするタス
クは、処理装置の総合能率を高めようとすれば、できる
限り簡単且つ能率的に実施しなければならない。
【0008】SPICは、その動作の一部として、制御
プロセッサがオペレータ操作卓2から受ける、種々の操
作卓の制御器の設定を示す制御信号に従って、音声デー
タを処理できることが要求される。例えば、信号レベル
に対する制御設定が変われば、SPICによって処理さ
れる音声信号は、異なる値、即ち係数を乗じて実際の音
声信号レベルが変わる必要がある。オペレータ操作卓か
ら導出される制御信号のサンプリング周波数は一般に、
音声サンプリング周波数より著しく低い。例えば、50
kHzと比べて1kHzか又はそれより低い。したがっ
て、制御信号を補間して、制御信号のサンプリング周波
数の1周期内に多数の音声サンプルに亘って次第に変化
する係数値を得る必要がある。これを実現するため、各
SPICに係数補間器を配設する。制御プロセッサは、
操作卓からの制御信号に従って係数データを計算し、該
係数データを周期的に上記補間器に供給する。この補間
器は該係数データを使って補間された係数を導出し、こ
れを対応するSPICに用いる。係数が補間される期間
は、補間器に供給される係数サンプリングレート信号
(CSR信号)によって決められる。実際には、本装置
に供給される幾つかのCSR信号はクロックレートが違
っており、従って補間は、種々の目的のために種々異な
るCSR信号に従って行われることがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、制御プロセッ
サによって計算される係数データは、制御動作に使われ
る係数を更新するため1つより多くのSPICに供給さ
れる必要があり、新しい係数データが対応SPICに供
給されて、それらのSPICが同じ音声サンプル期間に
新しい係数値を用いてスタートすることが重要である。
例えば、複数のSPICは、それらの動作の一部とし
て、種々の多タップ又は多ポールのフィルタを実現する
ことがあり、歪みを防ぐため、これらのフィルタに対す
る更新された係数がサンプルと同期して導入されねばな
らない。したがって、補間器に供給される係数データに
対する更新のタイミングを決める便利な方法を提供する
必要がある。これが、本発明の課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一面におい
て、データ処理装置に複数の所定の事象のどれかが発生
したことを示す割込み(interrupt)信号で上記装置の制
御プロセッサに供給される割込み信号を上記装置内で発
生する方法を提供する。その方法は、示すべき事象に応
じて、上記装置の複数のメモリ位置の対の少なくとも一
方のメモリ位置にデータを書込むステップであって、上
記メモリ位置の対は上記事象の夫々1つに対し上記装置
内に予め定められている上記ステップと、上記メモリ位
置の対からデータを読出すステップと、上記メモリ位置
の各対から読出されたデータを処理して、上記の対応す
る事象が発生したかどうかを示す割込みデータを発生
し、もしそうであれば割込み信号を上記制御プロセッサ
に送るステップと、上記事象に対応する割込みデータ
を、上記事象に対し上記制御プロセッサ内で予め定めら
れた夫々第3のメモリ位置に書込むステップとを含み、
割込み信号を受けると、上記制御プロセッサは、上記第
3メモリ位置内の割込みデータを読出して該割込み信号
によって示された事象を決定することを特徴としてい
る。
【0011】本発明は、他の面において、データ処理装
置を提供する。その装置は、上記装置の動作中に複数の
所定事象のどれかが発生したことを示す割込み信号を受
けるための割込み入力を有する制御プロセッサと、各対
が上記事象の夫々1つに対して予め決められた複数のメ
モリ位置の対を与えるメモリ手段と、対応する事象が発
生すると、上記対の少なくとも一方のメモリ位置にデー
タを書込む手段と、上記メモリ位置の対からデータを読
出す手段と、上記メモリ位置の各対から読出したデータ
を処理して、対応する事象が発生したかどうかを示す割
込みデータを発生し、上記事象に対応する割込みデータ
をメモリ手段の夫々の第3メモリ位置に書込む処理手段
であって、もし割込みデータが上記事象の発生を示せば
割込み信号を上記制御プロセッサの割込み入力に割込み
信号を送信するように構成された処理手段とを具え、上
記第3メモリ位置は夫々の事象に対し上記制御プロセッ
サ内に予め決められており、該制御プロセッサは、割込
み信号を受けると、上記第3メモリ位置にある割込みデ
ータを読出して該割込み信号によって示された事象を決
定するように構成されたことを特徴としている。
【0012】例えば、事象は、装置内の特定個所におけ
る信号過負荷の発生のこともあり、或いは装置で実施さ
れタイマによって示される如き所定期間の満了のことも
ある。
【0013】本発明の具体構成では、実際に割込み信号
を発生する方法は、1対のメモリ位置からデータを読出
すこと、割込みデータを発生し割込みデータによって促
されると割込み信号を送ること、及び割込みデータを第
3メモリ位置に書込むことを含むものが基準となる。割
込み信号が実際に発生されるかどうかは、先行する処理
動作の結果としてメモリ位置の対に書込まれるデータに
よって決まる。また、第3メモリ位置は特定の事象に対
応しているので、制御プロセッサは、割込み信号を受け
ると、所定の第3メモリ位置にアクセスしてこれらの位
置に記憶された割込みデータから、どの事象により割込
み信号が発生したかを決めるだけでよい。
【0014】本発明は、更に他の面において、各々が、
クロック信号の連続する周期内にデータプロセッサのプ
ログラムメモリから読出した一連の命令に従って一連の
動作を実行するように構成されたデータプロセッサのア
レイを具えたデータ処理装置を提供している。上記デー
タプロセッサは1以上のデータバスを介してデータを交
信するように接続されており、各データプロセッサは、
上記バスに出力されたデータにパリティを加えるパリテ
ィ発生器と、上記バスから受けたデータのパリティを検
査し、パリティエラーを発見するとエラー信号を発生す
るパリティ検査器と、パリティエラーが発生したクロッ
ク信号の周期を示すカウントを記憶するように構成され
たレジスタ手段とを含む。
【0015】本発明のこの面によれば、データプロセッ
サが装置の各データサンプリング期間内に多くの動作を
行っても、パリティエラーが発見されると、該エラーが
発生したクロック信号の周期を示すカウントがレジスタ
手段に記憶され、これによりエラーの源(ソース)の識
別が極めて容易になる。エラー信号を制御プロセッサに
供給し、制御プロセッサが、データプロセッサのレジス
タ手段に記憶されたカウントを、当該プロセッサからの
エラー信号を検出すると読出すように構成してもよい。
クロック信号の種々異なる周期に行われるデータプロセ
ッサ間の交信が制御プロセッサ内で予め定められていれ
ば、制御プロセッサは、レジスタ手段から読出したカウ
ントから、エラーを含むデータを送信した特定のデータ
プロセッサを識別することができる。
【0016】本発明は、別の面において、各データプロ
セッサが、係数データを受けそれから補間された係数を
発生しそれをデータプロセッサの処理動作に使用するた
めの補間器を含む複数のデータプロセッサと、該補間器
に供給される係数データを発生する制御プロセッサとを
具え、各補間器は、各データプロセッサに供給される複
数の係数クロック信号に応じて係数を発生するように構
成され、各データプロセッサは、1以上の上記クロック
信号の状態に応じてタイミング割込み信号を発生し、該
タイミング割込み信号は、更新された係数データの補間
器への供給タイミングを定めるものであるデータ処理装
置を提供する。
【0017】本発明のこの面の具体構成は、補間器に供
給される係数データに対する適正な更新のタイミングを
定める便利な手段を提供する。
【0018】データ処理装置は勿論、本発明の1以上の
種々の面を具体化したものを含む。また、本明細書にお
いて、本発明を具体化した装置について特徴を述べる場
合、本発明の方法によっても対応する特徴が与えられる
であろう。逆も同様である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を具
体的に説明する。図3は、図2の並列処理アレイ内のデ
ータプロセッサ、即ちSPIC4の一般構成を示す略式
ブロック図である。本発明の好適な具体構成を述べる前
に、SPIC4の基本的な構成及び作用を説明する。
【0020】SPIC4は、該SPICの動作を制御す
る命令系列が記憶されているプログラムRAM5を有す
る。プログラムRAM5はアドレス計算器6に接続さ
れ、該計算器は、全体的に7で示すデータRAM部への
アドレス入力を発生する。データRAM部7は、夫々読
出し及び書込みアドレス入力RA及びWA並びにデータ
入力Dをもつ3つのデータRAM7a,7b及び7cを
含む。データRAM部7からの3つのデータ出力は、M
UXブロック9で全体的に示すマルチプレクサ(スイッ
チング)装置への4つの入力の内の3つを形成する。M
UXブロック9の4番目の入力10は、後述のように補
間器23から係数cを受ける。MUXブロック9は、そ
の4入力のどれかを行われる命令に応じてその4出力の
どれかに接続することができるように構成される。
【0021】MUXブロック9の上の2出力は、乗算器
(Mult)11への2入力を形成し、該乗算器の出力は、
この出力のビットシフトを行う乗算器シフタ(Mult Shi
ft)12に接続される(例えば、乗算器11への入力が
32ビット幅であれば、乗算器の出力が64ビットにな
ることがあり、乗算器シフタ12は、行われる命令に従
って所要の32ビットを選択してその出力に供給す
る。)。乗算器シフタ12の出力は計算論理ユニット
(ALU)13に供給される。乗算器11への一方の入
力はまた、マルチプレクサ9の第3出力と同様に、AL
U13の入力に直接接続される。ALU13の出力はマ
ルチプレクサ14の1入力に接続され、該マルチプレク
サの出力は3つのデータRAM7a,7b及び7cのデ
ータ入力Dに接続される。
【0022】マルチプレクサ9の4番目の出力15は、
出行するデータ用のパリティビットを発生するパリティ
発生器8を介して第1及び第2I/O(入力/出力)手
段16H及び16Vに接続される。I/O手段16H,
16Vは、データプロセッサをデータ転送のために水平
及び垂直データバスH,Vで夫々接続する。図4にもっ
と詳細に示すように、I/O手段の各セクション16
H,16Vは、夫々の出力データパス17H,17V及
び夫々の入力データパス18H,18Vを含む。マルチ
プレクサ9の出力15は、出力データパス17H及び1
7Vに接続される。出力データパス17Vにはレジスタ
(V OUT REG)19V及び出力ドライバ20Vが接続さ
れ、該ドライバの出力は垂直(V)バスに接続される。
入力データパス18Vについては、Vバスが入力バッフ
ァ21Vを介してレジスタ(V IN REG) 22Vに接続さ
れる。I/Oセクション16Hのデータパス17H及び
18Hは、同様に対応するレジスタ(H OUT REG 及び H
IN REG)19H及び22H並びに出力ドライバ20H及
び入力バッファ21Hを介して、水平(H)バスに接続
される。入力データパスにおけるレジスタ22H及び2
2Vの出力はパリティ検査ユニット25に接続され、そ
こで、バスから受けたデータのパリティ検査が行われ
る。パリティ検査ユニット25の出力は、マルチプレク
サ14の第2入力となる。
【0023】図2のアレイにおける各SPIC4は、組
立て時に、プログラムRAM5に記憶された一連の命令
に従って、各音声サンプル期間に一連の動作を行うよう
にプログラムされる。述べようとする具体例では、各S
PIC4は、音声サンプル期間毎に512のかような命
令を実施できる。組立ての際、命令は、制御プロセッ
サ、この例では68030プロセッサ26を介してプロ
グラムRAM5に書込まれる。信号処理ラック1(図
1)のカード当たり1つの制御プロセッサがある。動作
時、512の命令は、音声サンプル期間につき512の
クロック周期、即ち「ティック」を発生するクロック2
7からの信号に従い、プログラムRAM5から順次読出
される。
【0024】クロック27は、すべて同期化され、音声
サンプリング周波数で動作する全体的な「スタートサン
プルクロック」により、ティック(刻時)カウントを開
始するようトリガされる。したがって、アレイ内のSP
ICはすべて、各音声サンプル期間中の夫々の命令系列
を通して同期的に進行する。
【0025】並列処理アレイは全体として、スタジオ回
路網の配置及びオペレータ操作卓2における制御器の設
定に応じて必要となる、考えられるすべての機能の実現
を考えに入れている。特定の機能を切替えたり、データ
の経路選択を変えたりするために、制御プロセッサ26
は、直接プログラムRAM5に書込んでデータRAM部
7に対するアクセスアドレスを変えることができる。例
えば、一定の機能を切替えるのに、当該機能に対応する
命令によってアクセスされるアドレスを、該機能が働い
ているときに用いる処理されたデータを含むアドレスか
ら、該機能が切離されるときに用いる未処理データを含
むアドレスに変えることができる。
【0026】制御プロセッサ26はまた係数補間器23
に接続され、該補間器は、制御プロセッサ26より供給
される係数データから、SPICの処理動作に使われる
係数cを発生する。各SPIC4に対し別個の補間器2
3が設けられる。補間器の動作は、あとで述べる。補間
器23より出力される係数は、マルチプレクサ9の入力
10に供給される。
【0027】図5は、プログラムRAM5に記憶される
命令用の命令ワードの一般的フォーマットを示す模式図
である。この命令は、48ビットの長さである。命令ワ
ードの最初の8ビットは、命令のタイプ、例えばデータ
RAM部7の2つにあるデータを加算せよ、データRA
M部の1つにあるデータに係数を乗算せよ等々を示す動
作コードを構成する。命令ワードの次の12ビットは、
SPICの内部動作を制御する、例えばMUXブロック
9及びマルチプレクサ14の切替え、データRAM部7
の可能化(イネーブリング)、I/Oセクション16
H,16Vにおける出力ドライバ20H,20Vの可能
化を含むI/Oアクセス等々を制御するための制御デー
タを構成する。命令ワードの次の28ビットは、4つの
7ビットのアドレス領域に分けられる。第1の3つのア
ドレス領域は、3つのデータRAM7a,7b及び7c
に対する読出しアドレスを表す。最後のアドレス領域
は、データRAM部7の1以上にデータを書込むための
書込みアドレスを表す。
【0028】再び図3に戻り、各命令がプログラムRA
M5から読出されるに従い、アドレスがアドレス計算器
6に供給され、そこで、データRAM部7に対する読出
し及び書込みアドレスが復号される。残りの命令データ
は、図3で太く示される制御ライン30に出力される。
この略式ブロック図では、制御ラインは、データRAM
部7、MUXブロック9、乗算器11、乗算器シフタ1
2、ALU13、I/O手段16H,16V及びマルチ
プレクサ14に接続され、これらの素子の動作を命令ワ
ードに従って制御するように示されている。
【0029】SPIC4の内部ハードウェアは、高度に
パイプライン化されている。パイプライン・レジスタを
図3では1点鎖線で模式的に示し、P1〜P7で表して
ある。これらは、プログラムRAM5からデータRAM
部7、MUXブロック9、ALU13及びマルチプレク
サ14を経てデータRAM部7に戻るデータ及び制御パ
ス(信号路)を、次の如き8つのパイプライン段0〜7
に分ける。 パイプライン段 動 作 0 プログラム読出し 1 アドレス計算 2 データ読出し 3 乗算器1 4 乗算器2 5 乗算器シフト 6 ALU 7 データ書込み
【0030】各パイプライン段0〜7はカウンタ27の
1ティックに対応し、該ティックはプログラムRAM5
から連続する命令の読出しをトリガする。即ち、音声サ
ンプル期間のスタートのティック0で、命令0がプログ
ラムRAM5からパイプライン・レジスタP1に読出さ
れる。次のティックで、命令1がプログラムRAM5か
らパイプライン・レジスタP1に読出され、その時命令
0に対するアドレス計算がアドレス計算器6で行われ
る。このあとの次々のティックで、命令が次々にプログ
ラムRAM5から読出され、その間、命令0に対する命
令データ、この命令により発生されたデータが内部パイ
プライン段を通って伝搬する。パイプライン段1でアド
レス計算器6により発生された読出しアドレスは、直ぐ
次のパイプライン段でデータRAM部7へのアクセスに
使用され、一方、パイプライン段1で発生された書込み
アドレスwaは、パイプライン段7まで必要とならな
い。図3に模式的に示すように、書込みアドレスwa
は、パイプライン・レジスタP2から延長されたアドレ
スラインに供給され、パイプライン・レジスタP3〜P
7を経てパイプライン段7でデータRAM部7の書込み
アドレス入力WAに現れる。
【0031】例えば、データRAM7a及び7b内の指
定されたアドレスにあるデータを乗算し、その積をデー
タRAM7c内の指定されたアドレスに書込むことを要
求する命令を考える。その動作は、次のようになる。最
初のティックで、命令がプログラムRAM5から読出さ
れる。次のティックで、データRAM7a及び7bに対
する読出しアドレス及びデータRAM7cに対する書込
みアドレスがアドレス計算器6で発生される。第3のテ
ィックで、該読出しアドレスがデータRAM7a,7b
に供給され、これらのRAMは制御ライン30上の命令
ワードによってイネーブルされ、適正なデータサンプル
がパイプライン・レジスタP3に読出される。データR
AM7cに対する書込みアドレスは、パイプライン・レ
ジスタP3のアドレスライン延長部に送られ、次々のテ
ィックで後続のパイプライン段を通って伝搬する。第4
のティックで、MUXブロック9が、データRAM部7
から読出したデータサンプルを乗算器11の2入力に供
給するように制御され、乗算器11は乗算処理の第1段
階を行う。第5のティックで、乗算器11は、乗算処理
の第2段階を行い、その積をパイプライン・レジスタP
5に供給する。第6ティックで、命令ワードの制御の下
に乗算器シフタ12により上記積のビット・シフトが行
われ、その結果がパイプライン・レジスタP6に供給さ
れる。第7ティックで、上記積がALU13を経てパイ
プライン・レジスタP7に供給される。第8ティック
で、書込みアドレスwaがデータRAM部7に送られ、
マルチプレクサ14がALU13からの出力をデータR
AMに供給するように制御される。この段階の間、デー
タRAM7cは命令ワード内の制御データによってイネ
ーブルされ、それにより、上記積がこのデータRAM内
の適正なアドレスに書込まれ、動作が完了する。
【0032】上述より、ティック0で読出される命令0
が変数Xを発生する場合、そのデータは、第7ティック
の終わりまでデータRAM部7に書込まれないことが分
かるであろう。したがって、変数Xは、第8ティックま
で他のどんな命令によっても使用可能とならない。ティ
ックnでプログラムRAM5から読出される命令は、テ
ィックn+2でデータRAM部7からデータが読出され
るので、変数Xを使用しうる最初の命令は、ティック6
でプログラムRAM5から読出される命令6である。
【0033】H又はVバスを用いるSPIC4間の転送
は、標準のパイプライン・タイミングで行われる。よっ
て、ティック0での命令0がバスの1つにデータを出力
することを要求する場合、該データは、ティック3で、
MUXブロック9の出力15上のI/Oセクション16
H,16Vに供給されることになる。このティックの終
わりに、上記データは、I/Oセクションの出力レジス
タ19H及び19Vに記憶され、これは、図4に括弧で
示すように等価のパイプライン・レジスタP4に相当す
る。ティック4で、命令ワード内の制御データは、出力
セクションへの制御ライン接続を介して出力ドライバ2
0H,20Vの適正な一方をイネーブルし、ティック4
でデータがH又はVバスに現れることになる。
【0034】同様に、ティック0でのデータ入力命令に
対し、データはティック4で、I/Oセクションの入力
レジスタ22H及び22Vの適正な一方にバスから供給
され、これらの入力レジスタは、図4に括弧で示すよう
に等価のパイプライン・レジスタP5に相当する。ティ
ック5で、データは、該入力レジスタによって等価のパ
イプライン・レジスタ(P6)に出力される。ティック
6でパリティ検査が行われ、ティック7でデータがマル
チプレクサ14からデータRAM部7の適正な1つに供
給される。
【0035】図6は、同じバスを介する2つのSPIC
間の交信動作を図式的に示すもので、ここでは図2のS
PIC A及びCを取上げる。この例は、データをSP
ICAからSPIC Cへ転送する場合を示す。ティッ
ク0で、データRAM部7内の1つの指定されたアドレ
スからのデータをHバスに出力することを指示する命令
0が、SPIC A内のプログラムRAM5から読出さ
れる。同じティック0で、命令0がSPIC C内のプ
ログラムRAM5から読出され、Hバスからのデータを
データRAM部7の1つの指定されたアドレスに入力す
ることが指示される。ティック1で、SPIC A内の
アドレス計算器6により読出しアドレスの計算が行わ
れ、SPIC C内のアドレス計算器6により書込みア
ドレスの計算が行われる。ティック2で、データが、S
PIC A内のデータRAM部7の1つにおける適正な
アドレスから読出され、入力命令がSPIC C内のパ
イプライン・レジスタP3に供給される。
【0036】ティック3で、データは、SPIC Aの
I/Oセクション16H内の出力レジスタ19Hに供給
され、入力命令はSPIC C内のパイプライン・レジ
スタP4に供給される。ティック4で、SPIC A内
の出力ドライバ20Hがイネーブル(可能化)されてH
バスにデータを出力し、データは、SPIC CのI/
Oセクション16H内の入力レジスタ22H(等価のパ
イプライン・レジスタ(P5)に相当)によって受信さ
れる。ティック5で、データは、SPIC C内の入力
レジスタ22Hから等価のパイプライン・レジスタ(P
6)に供給される。ティック6で、SPIC C内のパ
リティ検査ユニット25によりパリティ検査が行われ
る。ティック7で、データは、SPIC C内のデータ
RAM部7の1つにおける指定されたアドレスに書込ま
れる。したがって、同じバスによる2つのSPIC間の
交信は、合計8ティックを要する。
【0037】各SPICにおいて、512の命令の一定
数が、動作中に起こるかも知れない各種の事象、例え
ば、装置内の種々の個所における信号の過負荷をテスト
する処理に関係している。100チャネルの操作卓で
は、信号処理ラック1に約1000の過負荷検出点があ
り、各SPIC4は、これらの点の例えば10〜20個
所における信号の過負荷をテストするための命令を有す
ることがある。かかる事象が検出されると、適正な処置
が取れるように制御プロセッサ26に示されねばならな
い。例えば、信号過負荷の場合、制御プロセッサがオペ
レータ操作卓上のインディケータを発光させ、オペレー
タが適切な調整を行えるようにしてもよい。したがっ
て、SPICは、これらの事象のどれかを検出すると割
込み(中断)信号を発生するように構成され、割込み信
号は制御プロセッサ26に供給される。本発明の好適な
具体構成は、割込み信号を発生し割込みのソース、即ち
割込みを発生させた事象を識別する、極めて効率的な装
置を提供する。これを今から説明する。
【0038】各SPIC4では、プログラムRAM5に
記憶された命令系列は、当該SPICが事象を検出する
と割込みを発生する必要がある各事象に対する割込みテ
スト命令を含む。割込みテスト命令は、命令が、夫々の
データRAM、例えば7a及び7b内の2つの指定され
たメモリ位置からデータを読出すこと、ALU13にお
いてこれらデータ値の一方を他方から減算すること、及
び減算結果を残りのデータRAM、例えば7c内の指定
されたデータ位置に書込むことを含む点において、通常
の減算命令とよく似ている。しかし、割込みテスト命令
については、命令ワードの動作コード(図4参照)が命
令を割込みテスト命令として識別する。例えば、動作コ
ードの1ビット(割込み制御ビット)を割込みテスト命
令に対してのみセットしてもよく、このビットを割込み
テスト命令用のALU出力と一緒に使用して、割込みテ
スト命令用のALU出力が非ゼロのとき、そして、その
ときのみ、割込み信号を制御プロセッサに送信するよう
にすることができる。
【0039】或いは、特殊な8ビット動作コードにより
命令を割込みテスト命令として識別し、例えばALU1
3又は制御ライン30内の復号器が動作コードに応じて
1ビット出力を発生し、このビットが、割込みテスト命
令に対してのみセットされ、割込み制御ビットとして働
くようにしてもよい。同じく、この割込み制御ビットを
ALU出力と共に使用して、ALU出力が非ゼロのとき
割込み信号を発生するようにすることもできる。このよ
うにすれば、割込みテスト命令により、2つの指定され
たデータ位置から命令によって読出されるデータ値が等
しくないとき、SPICによって割込み信号が発生され
ることになる。この理由により、割込みテスト命令を
「不等時割込み命令」(INE命令)と名付け、以後こ
のように呼ぶこととする。
【0040】図7は、INE(interrupt-if-not-equa
l)命令から割込みを発生させるための、図3のSPI
C4の一部を詳細に示す図である。図7に、3つの入力
35〜37をもつALU13が示される。入力35及び
37は、直接MUXブロック9の出力に接続され、入力
36は、図3の乗算器シフタ12に接続される。ALU
13はマルチプレクサ14に接続される出力(図3)で
ある出力38を有する。ALUはまた、ANDゲート4
0の反転入力に接続される1ビット出力39を有する制
御ライン30が、命令ワードに従ってALU13の動作
を制御するために、図7に示す如くALU13に接続さ
れる。しかし、この例では、制御ライン30の1ビット
分岐線42が直接ANDゲート40の第2入力に接続さ
れる。ANDゲート40の出力は、SPIC4の割込み
出力43を構成して、制御プロセッサ26に割込み信号
を供給する。
【0041】ALU13の1ビット出力39の状態は、
2つの入力35,37に供給されるデータに応じてAL
U13内の専用ロジック(論理回路)によって決定され
る。詳しくいえば、ALU13は、入力35及び37に
供給されるデータが等しいとき常に出力39を論理1に
セットする。その他の場合は、この出力は論理0にセッ
トされる。同時に、勿論、ALUにより行われるどんな
計算動作の結果も、平常どおり出力38に供給される。
制御ライン30の1ビット分岐線42に供給されるデー
タは、INE識別制御ビットである。この例では、動作
コードの1ビットがINE命令を識別するのに専用さ
れ、このビットが制御ライン30の分岐線42に供給さ
れる制御ビットである、と仮定する。ただし、同じよう
にINE命令を動作コードの特殊なビットパターンによ
って識別してもよい。この場合、動作コードから1ビッ
ト出力を発生する復号器を設け、このビットをINE命
令に対してのみセットするようにしてもよい。該復号器
を制御ライン30に設け、その1ビット出力を図7の分
岐線42に供給してもよい。或いは、復号器をALU1
3内に設け、得られる制御ビットとしての1ビット出力
を直接ANDゲート40の第2入力に接続することもで
きよう。しかし、INE識別制御ビットはINE命令に
対してのみセットされるので、発生される論理1は、命
令がINE命令として実施されるときに、ANDゲート
40の第2入力に加えられることになる。よって、割込
み出力43は、ALUの入力35及び37に供給される
データ値が等しくない場合、INE命令に対してのみ論
理1にセットされる。
【0042】図8は、INE処理の動作を模式的に示す
ものである。この図では、ブロックA,B及びCは夫
々、特定のINE命令によって定められる、データRA
M7a,7b及び7c内のメモリ位置を表す。詳しく
は、A及びBは、INE命令内の読出しアドレスに対応
する、データRAM7a及び7b内のデータ位置であ
り、データRAM7c内の位置Cは、INE命令内の書
込みアドレスに対応する。動作時、INE命令はプログ
ラムRAM5から読出され、アドレス計算が行われ、位
置A及びBのデータがデータRAM7a及び7bから読
出される。このデータは、MUXブロック9により命令
ワードの制御の下に、図8で模式的に示すようにALU
の入力35及び37に接続されたMUX出力に供給され
る。ALU13は、制御ライン30を介する命令データ
の制御の下に、位置Bのデータを位置Aのデータから減
算し、得られた「割込みデータ」を出力38に供給す
る。割込みデータ、即ち減算の結果は、マルチプレクサ
14を介してデータRAM7cに供給され、位置Cに書
込まれる。割込みデータがALU13の出力38に供給
されるに従い、出力39の状態は、位置Aから入力35
に供給されたデータが位置Bから入力37に供給された
データと等しいかどうかによってセットされる。データ
値が等しい、即ちdataA −dataB =0ならば、
出力39は論理1にセットされ、反転ののち論理0がA
NDゲート40に入力される。しかし、dataA −d
ataB ≠0ならば、論理1がANDゲート40に入力
される。同時に、制御分岐線42上にINE識別制御ビ
ットがセットされ、命令がINE命令であることが示さ
れると、割込み信号が割込み出力43に発生される。
【0043】このようにして、INE命令は、割込み信
号を発生する簡単な用途の広い方法を提供する。割込み
信号が実際にINE命令によって発生されるかどうか
は、もっぱら、INE命令が行われるときデータRAM
部7内の位置A及びBにあるデータによって決まる。こ
れらの位置にあるデータが等しくなければ、割込み信号
が発生される。割込み信号の発生を要する事象のテスト
は、SPICの命令系列における前の方の命令によって
行うことができる。正常状態では、位置A及びBのデー
タは等しく、従って、INE命令が行われる度に(音声
サンプル期間毎に1回)割込み信号は発生されない。し
かし、前の方の処理動作の結果上記のような事象が検出
される場合、データが位置A,Bの一方に両位置のデー
タが異なるように書込まれる可能性があり、次のINE
命令の実施により割込み信号が発生されることになる。
【0044】前述のとおり、INE命令によって生成さ
れる割込みデータ、即ち位置A及びBのデータの減算結
果は、位置Cに書込まれる。このデータは、割込み信号
が発生されたかどうかを識別するものである。というの
は、割込みデータは、正常状態ではゼロであり(dat
A =dataB )、割込み信号が発生される場合のみ
非ゼロとなる(dataA ≠dataB )からである。
所定のSPIC内の全INE命令に関するデータ位置C
のアドレスは、組立て時に制御プロセッサ26に記憶さ
れる。これらのアドレスは、例えば制御プロセッサのメ
モリ内に参照表の形で記憶してもよく、制御プロセッサ
は、それらのアドレスを、対応するINE命令によって
割込み信号が発生される結果となる特定の事象と結び付
ける。
【0045】したがって、SPICによる処理の間に検
出され割込み信号の発生を要する各事象に対し、当該事
象の検出の結果割込み信号を発生すべき場合、そのデー
タ位置A,Bが書込まれる対応INE命令がある。これ
らのINE命令のデータ位置Cは、該INE命令に対応
する事象に対して制御プロセッサ内で表にされる。これ
は、制御プロセッサ26が受ける割込み信号のソースを
識別するための、極めて便利な手段を提供する。詳しく
いえば、割込み信号を受けた時、制御プロセッサは、特
定のSPICにおけるINE命令に対する全部のデータ
位置Cを読出すだけでよく、これらの位置の各々に記憶
された割込みデータは、対応するINE命令によって割
込み信号が発生されたかどうかを示す。INE命令によ
って発生された割込みデータが第3のデータ位置Cに書
込まれなかった場合、制御プロセッサは、割込み信号を
受けた時、該INE命令に対する位置A,Bのすべての
対を読出して、対応するINE命令により割込み信号が
発生されたかどうかを自分で位置A,Bの各対にあるデ
ータから計算する必要がある。
【0046】図9は、信号過負荷を示す割込み信号を発
生するために、INE命令をSPIC内でどのように使
用するかの一例を示すものである。この図では、SPI
Cの動作に関係する部分を、同じ機能をもつブロック回
路図の形で表したが、勿論、動作は実際にはプログラム
RAM5に記憶された命令系列の種々の命令に応答して
SPIC回路によって行われる。図9において、装置内
の特定個所での音声レベルの絶対レベルが絶対ブロック
(ABS)45で測定され、その出力は比較器46の一
方の入力となる。最大所望信号レベルに対応する閾レベ
ル(LEV)が、比較器46の他方の入力に供給され
る。ABSブロック45の出力が閾レベルより大きくな
り、信号の過負荷を示すと、比較器46は、マルチプレ
クサ48の制御入力47に制御信号を出力する。マルチ
プレクサ48は、2つの入力49及び50をもつ。入力
49は、データRAM部7のデータ位置Lから読出され
たデータを受ける。このデータはまた、インバータ51
を介してマルチプレクサ48の入力50に供給される。
マルチプレクサ48の出力は、INE機能ブロック53
への一方の入力52を構成し、その他方の入力54は直
接マルチプレクサ48の入力49に接続される。
【0047】マルチプレクサ48の制御入力47に制御
信号がない(即ち、信号過負荷がない)とき、マルチプ
レクサ48の入力49はINE入力52に接続される。
この状態では、INEブロック53の両入力52,54
は、データ位置Lから読出されたデータを受ける。IN
E入力が等しい(データRAMの位置A,Bにあるデー
タ値が等しいことを意味する)ので、割込み出力43に
割込み信号は発生されない。しかし、制御入力47に制
御信号を受けると、マルチプレクサ48はその入力50
をINE入力52に接続する。この状態では、位置Lか
らのデータがINE入力54に供給されるが、このデー
タはINE入力52で反転される。即ち、データは、デ
ータRAMの位置A,Bの一方にdataA ≠data
B となるように書込まれる。そうすると、2つのINE
入力上のデータが等しくなくなるので、割込み出力43
に割込み信号が発生される。上述のように、いま述べた
機能は実際には、SPICのプログラムされた命令系列
の中の一定数の命令によって実施され、次々に行われ
る。図9のINE入力52,54上のデータは、INE
命令において定められた位置A,Bに供給されるデータ
であり、このデータは引続きINE命令によって読出さ
れ割込みデータが発生され、適宜図8で述べたように割
込み信号が発生される。
【0048】図10は、INE命令をSPICにおいて
どのように使用するかの他の例を示す。この場合、IN
E命令は、SPICにより実施されるタイマによって定
められたプリセット期間の満了を検出するのに使用され
る。かようなタイマは、幾つかの目的に必要である。例
えば、制御プロセッサ26は、信号の過負荷を検出する
と、制御操作卓上のLEDをトリガしてオペレータに信
号の過負荷を警告する。しかし、過負荷の持続期間がほ
んの2〜3音声サンプル期間にすぎないこともあるか
ら、LEDは、これより相当長い期間発光してオペレー
タに見られなければならない。したがって、信号過負荷
が検出された時、タイマは、プリセット期間の満了時に
割込み信号を制御プロセッサに送ってLEDを消させる
動作をするようにセットされる。INE機能は、図10
に示す如きタイマについて使用することができる。ただ
し、図に表された機能は、SPIC4のプログラムされ
た命令系列内の特定の命令によって実施されることを再
び理解されたい。
【0049】図10においてブロックX及びPは、SP
ICのデータRAM部7内のメモリ位置を表す。正常の
状態では、タイマが不動作のとき、ゼロ値データが位置
Pに記憶され、タイマの所要持続期間に応じて所定の正
の値が位置Xに記憶される。タイマを動作状態にセット
するとき、データ値−1が位置Pに書込まれる。そうす
ると、各音声サンプル期間に次の如き動作が行われる。
位置X及びPからデータが読出され、これが加算器60
に供給される。加算器60の出力は、再びデータ位置X
に書込まれ、ABSブロック61にも供給される。AB
Sブロック61は、絶対データ値をINEブロック53
の一方の入力54に供給する。加算器60の出力はま
た、直接INEブロック53の他方の入力52にも供給
される。
【0050】加算器60の出力が位置Xに戻って書込ま
れるので、もしdatap =−1であれば、位置Xにお
けるデータ値は、いま述べた機能を実施する命令が行わ
れる各音声サンプル期間につき、1だけ減じることにな
る。最初位置Xにセットされた値に対応する或る数の音
声サンプル期間ののち、加算器60の出力は、次の音声
サンプル期間に負となるであろう。加算器60の負の出
力はINE入力52に供給されるが、この出力の絶対値
がINE入力54に供給される。この時点で、INE入
力は等しくなく、INE命令は割込み信号を発生する。
制御プロセッサは、この割込み信号を受けると、適正な
制御機能を行い、位置X及びPのデータ値をリセット
し、タイマをリセットする。タイマは、位置Pに「−
1」を書込むことによりいつでも開始でき、これは、先
行する処理動作の結果として、例えば信号の過負荷の検
出により自動的に行ってもよい。
【0051】上述の具体例では、不等時割込み(IN
E)命令を特に簡単な割込みテスト命令として用いた
が、この命令を幾つかの異なる方法で、それに応じてデ
ータをメモリ位置A,Bに書込み、割込み条件をテスト
するために組立てうることは、勿論認められるであろ
う。
【0052】図3に示す如く、各SPIC4は、バスに
出力するデータにパリティを加えるパリティ発生器8を
含む。バスから受ける全データのパリティも、パリティ
検査ユニット25によって検査される。図11は、図3
のデータプロセッサの、エラー信号を発生して制御プロ
セッサ26にパリティエラー発見の警告を行うのに関係
がある部分を、もっと詳細に示すものである。
【0053】図11には、SPICのI/Oセクション
16H,16Vが示され、これらは、入来データのパリ
ティを検査しデータをマルチプレクサ14に送るパリテ
ィ検査ユニット25に接続される。パリティ検査は公知
の方法で行われ、パリティ検査ユニット25は、パリテ
ィエラーを検出するとパリティエラー信号又はパリティ
割込み信号を発生し、該信号はSPICの割込み出力6
5に供給される。割込み出力65は制御プロセッサ26
に接続され、これによりパリティ割込み信号が制御プロ
セッサに送られる。
【0054】パリティエラーが発生したことが制御プロ
セッサ26に伝達される間、各SPIC4は各音声サン
プル期間に512のプログラムされた動作を行うので、
音声サンプル期間毎にSPICに入力されるデータは非
常に多く、このため、パリティエラーが発生した特定の
データ入力の源(ソース)を識別するタスクは複雑とな
る。したがって、図11の好適な具体構成では、ティッ
ククロック27(図3)からのクロック信号をカウンタ
68に供給し、そのカウントを、ティッククロック27
からの各ティックに対して1つずつインクリメントす
る。カウンタ68は各音声サンプル期間の終わりでリセ
ットされ、従って、カウンタ68が保持するカウントは
常に現在のティック数(番号)を示し、それはまた、S
PICのプログラムRAM5から現在読出されている命
令の番号に対応する。カウンタ68に保持されるカウン
トは常に、イネーブル入力71をもつレジスタ70の入
力69に供給される。イネーブル入力71に信号を受け
ると、レジスタ70は入力69に現われたカウントをラ
ッチする。
【0055】図11に示す如く、レジスタ70のイネー
ブル入力71は、パリティ検査ユニット25のパリティ
割込み出力65に接続される。したがって、パリティ検
査ユニット25によりパリティ割込み信号が発生される
と、この信号がイネーブル入力71に現われ、レジスタ
70に現在のティックカウントをラッチさせる。こうし
て、レジスタ70は、SPICが受けたデータ内にパリ
ティエラーが検出された時のティック番号(カウント)
を記憶する。しかし、前述のようなSPICのパイプラ
イン化された動作からみて、ティックnでパリティ検査
ユニット25が受けたデータは、SPICのプログラム
RAM5から6ティック前に読出されたデータ入力命令
に対応するものである。したがって、代わりに6のカウ
ントをカウンタ68のカウントから、レジスタの入力6
9に接続された適当な減算器(図示せず)によって減算
してもよい。この場合、レジスタ70は、パリティ割込
み信号が発生された時、パリティエラーが検出されたデ
ータを受信する結果となったデータ入力命令の番号に対
応するティック番号を記憶することになる。
【0056】どちらの場合も、制御プロセッサ26が特
定のSPICからパリティ割込み信号を受けた音声サン
プル期間の終わりに、制御プロセッサ26は、当該SP
ICのレジスタ70にアクセスして、そこに記憶された
カウントを読出す。このカウントにより、エラーの源を
見付けることができる。この好適な具体構成では、種々
異なるティックにSPIC間で行われる交信はすべて、
制御プロセッサ内に予め定められている。例えば、制御
プロセッサで制御される各SPICに対し、当該SPI
Cにデータを送るSPICとティック番号とを対応させ
た参照表を、制御プロセッサのメモリ内に記憶させても
よい。ここで、ティック番号は、上述の如くレジスタ7
0に記憶されるカウントに応じて、受信したデータのパ
リティ検査を行う時のティック番号、或いは受信SPI
Cへの入力命令の番号に対応するものでよい。いずれに
せよ、制御プロセッサは、レジスタ70より読出したカ
ウントからパリティエラーが発生したデータを送信した
SPICを識別することができる。よって、エラーの源
が発見される。
【0057】上述のパリティエラー検出回路は、装置に
おけるエラーの源を識別し不良素子の識別を助けるのに
使用することができる。正常の使用状態では、制御プロ
セッサ26は、パリティエラーを検知すると、オペレー
タ操作卓のインディケータをトリガしてエラーが発生し
たことを示す。上述の如くレジスタ70のカウントから
制御プロセッサ26によって決定される、エラーの源を
示すデータは、技術者があとの段階でアクセスすること
ができる。或いは、制御プロセッサは、パリティエラー
が発生したあとレジスタ70に記憶されたカウントを単
にログ(記録)してもよく。そうすると、あとの診断プ
ログラムの実行時にこのカウントからパリティエラーの
源を決定することができる。
【0058】先に述べたとおり、装置の動作中、補間器
23はSPIC4に使用する係数cを発生する。係数c
は、補間器23によってティックレートの半分で発生で
きるので、SPICのプログラムRAM5から読出され
る命令の各連続対に対し1つの係数が発生される。した
がって、音声サンプル期間当たり256の係数が発生さ
れる。補間器では、制御プロセッサ26から補間器に供
給される係数データを補間することによって係数が発生
される。制御プロセッサ26は、オペレータ操作卓2か
ら各種制御器の設定を示す制御信号を受ける。設定が変
わると、制御プロセッサ26は、適正な補間器に供給す
べき新しい係数データを計算する。この新しい係数デー
タは本来、与えられた係数が特定期間に亘ってインクリ
メントされるべき量である。補間器23では、この増分
量の補間を、補間期間内の音声サンプル数に亘って係数
自体が徐々に変化するように行う。各係数に対する補間
期間は、全データプロセッサにCSR(係数サンプリン
グレート)信号の一部として分配されるCSRクロック
の周期に対応する。この特定の具体構成では、実際には
16のかようなCSR信号があり、各々は異なるCSR
クロックレートに対応している。したがって、CSRク
ロックのうち異なるものを選択して補間器23を制御す
ることにより、係数の補間は、種々異なる機能に所望の
感度を与えるのに必要な種々異なる期間に亘って行うこ
とができる。
【0059】16のCSR信号は、装置の専用信号発生
器によって発生され、広く全データプロセッサ4に配分
される。CSR信号は、図12にその一般的フォーマッ
トを示す事象信号として配分される。事象信号は、12
4ビットの長さがあり、データプロセッサによって各種
の制御目的に使用される28の制御ビットを含む。事象
信号の次の96ビットは、16個の6ビットCSR信号
CSR15〜CSR0に分割される。事象信号は、各音
声サンプル期間に全データプロセッサ4に直列に配分さ
れ、該プロセッサの124ビット直並列レジスタの中に
クロック入力され、従って、それらのビットは次の音声
サンプル期間の始めに並列で使用可能である。
【0060】各CSR信号は、図12に示す如き同じ一
般的フォーマットをもっている。該信号の最初の4ビッ
トは、後述のように該信号に関連するシフト又は利得を
示すシフトビット「S」である。CSR信号の5番目の
ビットは、あとで機能を述べる補間器イネーブルビット
「E」である。CSR信号の6番目のビットは、CSR
クロックビット(CK)自身である。このCSRクロッ
クビットの状態は、与えられた(或る)音声サンプル期
間内のCSRクロックの状態を示す。即ち、連続する音
声サンプル期間内のCSR信号のクロックビットは、C
SRクロック信号自身を形成する一連のクロックビット
を構成する。CSRクロックビットは、各CSRクロッ
ク周期内の或る音声サンプル期間に対してセットされ、
従って、CSRクロック信号のセットされたビット間の
音声サンプル期間の数は、与えられたCSR信号のCS
Rクロックレートに対応する。先に言及したとおり、1
6のCSR信号は異なるCSRクロックレートを有する
ので、音声サンプリングレートは各CSRクロックレー
トの異なる倍数である。各データプロセッサ4に分配さ
れるCSR信号は、補間器23に供給される。これよ
り、図13を参照して補間器23の動作を説明する。
【0061】図13に示す如く、補間器23は3つのメ
モリ、新インクリメント(NI)メモリ75、インクリ
メント(I)メモリ76及び現在値(P)メモリ77を
含む。メモリ75〜77は、前述のように音声サンプル
期間につき512ティックを発生するティッククロック
27からクロック信号を受ける。これらのメモリは、交
互に読出し及び書込みが繰返され、「読出し」は偶数テ
ィックで、「書込み」は奇数ティックで行われる。各メ
モリ75〜77は、音声サンプル期間毎に発生できる2
56の係数に対応して256のメモリ位置を有する。こ
れらのメモリ位置は、ティッククロック27の2ティッ
ク毎に次々にアクセスされる。実際の係数cは、Pメモ
リ77の連続するメモリ位置から偶数ティックで出力さ
れる。したがって、各音声サンプル期間において、Pメ
モリから出力される第1の係数は、プログラムRAM5
から読出される命令0及び1に使用し、第2の係数は命
令2及び3に使用することができる。以下、同様であ
る。
【0062】Iメモリ76の出力は、バレルシフタ78
及び加算器79を介してPメモリ77に接続される。P
メモリ77の係数出力は、加算器79の第2入力とな
る。動作時に、SPICの特定の命令に使用される特定
の係数cを変えようとする場合、制御プロセッサ26
は、適正なCSRクロックの期間に亘って係数を変える
べき量を示す係数データを発生する。制御プロセッサ2
6はその中に、例えばPROMに、異なる係数データを
書込むべき補間器メモリ位置の表を記憶している。よっ
て、制御プロセッサ26は、係数データを直接NIメモ
リ75の適正な位置に書込む。この係数データ、即ち増
分値は、適正なCSRクロックの次の周期にIメモリ7
6の対応位置にロード(転送)される。
【0063】各音声サンプル期間に、16のCSR信号
はすべて補間器23に供給される。しかし、当該期間内
に発生されると考えられる256の係数の各々に対し、
適正なCSR信号が選択される。このCSR信号のクロ
ック及びイネーブルビットCK,EはIメモリ76に供
給され、4シフトビットSはバレルシフタ78に供給さ
れる。補間器内でのCSR信号間のスイッチングは、命
令ワード内の特定の制御ビットの制御の下で行われる。
具体的には、与えられた係数cを使用できるプログラム
RAM5内の命令の各対に対し、命令ワードの該対内の
制御ビットは、特定のCSR信号CSR0〜CSR15
を識別し、これらを新しい係数値の補間に使用する。
【0064】新しい増分値がNIメモリ75の特定位置
に書込まれると、この値は、CSRクロックの次のパル
スでIメモリ76の対応位置にロードされる。これは、
当該メモリ位置に対応する係数cを求めるためである。
次の音声サンプル期間に、当該メモリ位置に対応するテ
ィックカウントで、上記増分値はIメモリ76からバレ
ルシフタ78に出力され、そこで、該増分値がCSR信
号の4シフトビットSによって決まる量だけシフトされ
る。これらのシフトビットSは、音声サンプルレートの
特定係数クロックレートに対する比によって決まる量だ
け増分値をシフトさせる。具体的にいうと、音声サンプ
ルレート及び係数クロックレート間の比がR:1とすれ
ば、バレルシフタ78は、シフトビットSの制御の下に
Iメモリ76からの増分値をRで割算する。
【0065】バレルシフタ78から出力される割算即ち
シフトされた増分値は、CSRクロックの1周期内の各
音声サンプル期間に対して現在の係数値がインクリメン
トされるべき量であり、従って、係数cは、CSRクロ
ックの1周期に亘って正確な新しい値に変えられる。バ
レルシフタ78から出力されたシフトされた増分値は、
Pメモリ77から出力された現係数cに加算され、再び
Pメモリの当該係数位置に書込まれる。よって、次の音
声サンプル期間に、出力係数は、旧係数にシフトされた
増分値を加えたものとなる。
【0066】補間器イネーブルビットEの機能は、CS
Rクロックの幾つかのパルスを切替えて、より低いCS
Rクロックレートをシミュレートできるようにすること
である。例えば、イネーブルビットEをCSRクロック
の1つおきの周期にセットすると、CSRクロックの1
つおきのパルスが切替えられ、実際のCSRクロックレ
ートの半分のクロックレートがシミュレートされる。し
たがって、イネーブルビットEは、CSRクロックレー
トの実効範囲を広げることを可能にする。
【0067】SPICの1グループに関する動作に対応
する係数データを更新しようとすれば、その係数データ
を関連補間器23のNIメモリに供給して、全部のSP
ICが同じ音声サンプル期間に新しい係数値を用いてス
タートするようにしなければならない。その一例は、S
PICの1グループにおける命令が多タップ又は多ポー
ル・フィルタを実現する場合である。明らかに、該フィ
ルタの係数を変えようとすれば、そのグループの全部の
SPICが、歪みを避けるために同じ音声サンプル期間
に新しい係数値を用いてスタートしなければならない。
よって、制御プロセッサ26は、適正なCSRクロック
の周期の間に係数データを補間器に供給しなければなら
ない。本発明の好適な具体例では、制御プロセッサによ
る補間器への更新された係数データの供給タイミング
は、次のようにして達成される。
【0068】前述のとおり、16のCSR信号が、音声
サンプル期間毎に、広域的な直列事象信号によって全デ
ータプロセッサに分配される。各SPICでは、CSR
クロックが事象信号から抽出され、これらのクロックの
1以上がタイミング割込み信号の発生に使われ、この信
号が制御プロセッサ26に送信される。タイミング割込
み信号は、制御プロセッサをトリガして更新された係数
データを補間器に供給させる。
【0069】図14は、データプロセッサ4においてタ
イミング割込み信号を発生する手段を模式的に示すもの
である。該プロセッサの直並列(S/P)レジスタ80
が事象信号を受け、この信号の124ビットが次の音声
サンプル期間のスタートで並列に使用可能となる。S/
Pレジスタ80の出力は、データプロセッサ4の適当な
素子に接続される。例えば、CSR信号CSR0〜CS
R15は、先に述べたように補間器23に供給される。
しかし、CSR信号のクロックビットを含むS/Pレジ
スタ80の特定の段の出力は、16ビット並列レジスタ
81の入力に接続される。したがって、該レジスタ81
は、各音声サンプル期間内に16のCSRクロック信号
の各々の現在のクロックビットを記憶する。S/Pレジ
スタ81の出力は、クロックビットの選択されたものの
状態に応じてタイミング割込み信号を発生するタイミン
グ割込み発生器82に接続される。一般に、2以上のC
SRクロック信号が、タイミング割込み信号の発生のた
めに予め選択される。図14に破線84で示すように、
制御プロセッサ26の制御の下に特定の選択がタイミン
グ割込み発生器82内でセットされる。
【0070】タイミング割込み発生器82内では、選択
されたクロック信号に対応する16ビット・レジスタ8
1の出力がORゲート(図示せず)を介してデータプロ
セッサ4のタイミング割込み出力85に接続される。よ
って、どの音声サンプル期間においても、選択されたク
ロック信号のクロックビットのどれか1つが論理1にセ
ットされると、当該CSRクロックの新しい周期のスタ
ートを示すタイミング割込み信号が発生されることにな
る。タイミング割込み出力85は制御プロセッサ26に
接続され、該プロセッサは、タイミング割込み信号を受
けると、SPICの16ビット・レジスタ81に記憶さ
れたデータを読出して、その中の16ビットの状態か
ら、CSRクロック信号のどれがタイミング割込みの発
生を起こさせたかを識別する。制御プロセッサ26は、
CSRクロック(単又は複数)の新しい周期のスタート
を検出すると、(例えば、次の音声サンプル期間で)更
新された係数データを補間器23の適正なものへ書込む
ことができる。その更新された係数データは補間器のN
Iメモリ75に記憶され、CSRクロックの次の周期に
対する準備が行われ、関連する機能に対応する係数が、
サンプルと同期して更新されることになる。
【0071】前述のように、係数の補間は、16のCS
Rクロック周期のどれか1つの間に行われる。しかし、
CSRクロックの全部からタイミング割込み信号を発生
する必要はない。その理由は、異なるSPICに関連す
る命令に対する新しい係数をサンプルに同期して導入す
ることは重要であるが、制御器の設定変更後ただちに係
数データ(新しい増分値)を更新する必要はないからで
ある。したがって、一定のCSRクロック信号に従って
特定の係数の組が補間されても、一旦制御プロセッサ2
6が制御器の設定の調整に応答してそれらの係数に対す
る新しい増分値を算出し終えれば、その新しい係数デー
タを、当該CSRクロックの直ぐ次の周期の前に補間器
のNIメモリ75に書込む必要はない。むしろ、CSR
クロックの特定の1つ又はそれ以上をタイミング割込み
信号の発生のために選択し、これらの割込み信号を、幾
つかの異なるCSRクロック信号に対応する係数のため
の係数データの更新のトリガに使用してもよい。実際に
は、先に言及したように、恐らく2又は3の16CSR
クロック信号がタイミング割込み信号の発生のため選択
されるであろう。
【0072】タイミング割込み発生器82内のクロック
信号の選択は、プロセッサによって異なるか、或いはプ
ロセッサの幾つか又はすべてにおいて同じこともある。
これは、複数のタイミング割込みが同じクロック信号か
ら1より多いSPICによって発生されるかも知れない
点において或る程度の冗長度を生じるが、各SPICに
図14に示すタイミング割込み発生手段を設けると、処
理装置に一層大きな柔軟性を与える。また、タイミング
割込み発生手段は処理IC内のシリコンで実現でき、こ
れは、係数データ更新のタイミングを取るため例えば制
御プロセッサ26内に専用ハードウェアを設けるよりも
費用効率がよい。
【0073】SPIC4の割込み出力85は制御プロセ
ッサ26に独立に接続してもよいが、これらの出力を、
ORゲート(図示せず)を介して制御プロセッサ26の
ただ1つのタイミング割込み入力に接続してもよい。各
プロセッサ内のレジスタ81の内容は、どの音声サンプ
ル期間においても同じであるから、制御プロセッサ26
は、タイミング割込み信号を受けると、SPICの1つ
のレジスタ81を読出してどのクロック信号が割込みを
発生させたかを決めるだけでよい。
【0074】上述の如く、割込みタイミング発生のため
のクロック信号の選択は、制御プロセッサ26の制御の
下で変えることができる。これも、処理装置の柔軟性を
増し、必要でないときのタイミング割込みを防止でき
る。例えば、該装置の最初の組立て時にタイミング割込
み発生器82を、レジスタ81の全出力がSPICのタ
イミング割込み出力85から切り離されるようにセット
することができる。こうすれば、制御プロセッサ26
は、予備的な組立て手順が行われる間不必要なタイミン
グ割込みを受けることはない。
【0075】本発明の範囲から逸脱することなく、上述
した具体例に対して多くの変形、変更をなしうること
は、勿論認められるであろう。
【0076】
【発明の効果】本発明の効果は、〔課題を解決するため
の手段〕の項において述べたので重複記載を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル音声データ処理装置の簡略ブロック図
である。
【図2】図1の装置内のデータプロセッサのアレイを示
す模式図である。
【図3】図2のアレイ内のデータプロセッサを示すブロ
ック図である。
【図4】図3のプロセッサ内のI/O手段を示す略式回
路図である。
【図5】図3のプロセッサに用いる命令ワードの一般的
フォーマットの図である。
【図6】図2のアレイにおけるデータバスを共用するプ
ロセッサ間データ転送動作を示す図表である。
【図7】図3のプロセッサ内の割込み発生回路を示す図
である。
【図8】図7の回路による割込み発生動作を示す説明図
である。
【図9】図8の割込み発生動作のデータプロセッサでの
使用例1を示すブロック図である。
【図10】図8の割込み発生動作のデータプロセッサで
の使用例2を示すブロック図である。
【図11】図3のプロセッサ内のパリティエラー検出部
を示すブロック図である。
【図12】本発明に用いる事象及びCSR信号のフォー
マットの例を示す図である。
【図13】図3のプロセッサ内の補間器の詳細を示すブ
ロック図である。
【図14】本発明に用いるタイミング割込み発生手段を
示す模式図である。
【符号の説明】
26 制御プロセッサ、7 メモリ手段、7a,7b
メモリ位置の対、7c第3のメモリ位置、13 計算論
理ユニット、 13,40 処理手段、4データプロセ
ッサ、5 プログラムメモリ、V,H データバス、8
パリティ発生器、25 パリティ検査器、70 レジ
スタ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム ケンティッシュ イギリス国 オックスフォードシャー,チ ッピング ノートン,リーズ アプローチ 1 (72)発明者 ピーター チャールズ イースティ イギリス国 オックスフォード,フェアエ ーカーズ ロード 18 (72)発明者 コンラッド チャールズ クック イギリス国 ウィットニー,オックスフォ ード ヒル 2

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置に所定の複数の事象のど
    れかが発生したことを示す割込み信号で上記装置の制御
    プロセッサに供給される割込み信号を上記装置内で発生
    する方法であって、 示すべき事象に応じて、上記装置の複数のメモリ位置の
    対の少なくとも一方のメモリ位置にデータを書込むステ
    ップであって、上記メモリ位置の対は上記事象の夫々1
    つに対し上記装置内で予め定められている上記ステップ
    と、 上記メモリ位置の対からデータを読出すステップと、 上記メモリ位置の各対から読出されたデータを処理し
    て、上記の対応する事象が発生したかどうかを示す割込
    みデータを発生し、もしそうであれば割込み信号を上記
    制御プロセッサに送信するステップと、 上記事象に対応する割込みデータを、上記事象に対して
    上記制御プロセッサ内で予め定められた夫々の第3のメ
    モリ位置に書込むステップとを含み、 上記制御プロセッサは、割込み信号を受けると、上記第
    3メモリ位置内の割込みデータを読出して該割込み信号
    によって示された事象を決定することを特徴とする、デ
    ータ処理装置において割込み信号を発生する方法。
  2. 【請求項2】 上記事象が発生すると、データが上記メ
    モリ位置の対応する対の少なくとも一方の位置に、2つ
    の位置にあるデータが異なるように書込まれ、メモリ位
    置の各対から読出されたデータの処理は、上記2つの位
    置にあるデータを比較して比較されたデータが異なるか
    どうかを示す割込みデータを得、該比較されたデータが
    異なるとき割込み信号を発生することを含む請求項1の
    方法。
  3. 【請求項3】 上記割込みデータは、上記対の一方の位
    置にあるデータを上記対の他方の位置にあるデータから
    減算することによって生成され、上記割込みデータが非
    ゼロのとき割込み信号が発生される請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 上記メモリ位置の対からデータを読出す
    ステップ、該データを処理して割込みデータを発生する
    ステップ及び該割込みデータを上記第3メモリ位置に書
    込むステップは、上記データ処理装置の各データサンプ
    リング期間内にメモリ位置の各対に対して1回行われる
    請求項1〜3のいずれか1項の方法。
  5. 【請求項5】 上記事象の少なくとも1つは、上記装置
    のタイマによって示されたプリセットされた時間の満了
    である請求項1〜4のいずれか1項の方法。
  6. 【請求項6】 上記事象の少なくとも1つは、上記装置
    内の一定の個所における信号の過負荷の発見である請求
    項1〜5のいずれか1項の方法。
  7. 【請求項7】 上記制御プロセッサは、割込み信号を受
    けると、該割込み信号により示される事象に応じて表示
    器上のインディケータを制御する請求項1〜6のいずれ
    か1項の方法。
  8. 【請求項8】 データ処理装置の動作中に複数の所定の
    事象のどれかが発生したことを示す割込み信号を受ける
    ための割込み入力をもつ制御プロセッサと、 各対が上記事象の夫々1つに対して予め決められた複数
    のメモリ位置の対を有するメモリ手段と、 対応する事象が発生すると、上記対の少なくとも一方の
    メモリ位置にデータを書込む手段と、 上記メモリ位置の対からデータを読出す手段と、 上記メモリ位置の各対から読出したデータを処理して、
    対応する事象が発生したかどうかを示す割込みデータを
    発生し、上記事象に対応する割込みデータを上記メモリ
    手段の夫々の第3のメモリ位置に書込む処理手段であっ
    て、もし割込みデータが上記事象の発生を示せば、割込
    み信号を上記制御プロセッサの割込み入力に割込み信号
    を送信するように構成された処理手段とを具え、 上記第3のメモリ位置は夫々の事象に対し上記制御プロ
    セッサ内に予め決められており、上記制御プロセッサ
    は、上記割込み信号を受けると、上記第3メモリ位置内
    にある割込みデータを読出して該割込み信号により示さ
    れた事象を決定するように構成されたデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 上記処理手段は、1対のメモリ位置にあ
    るデータを比較し、該比較されたデータが異なるかどう
    かを示す割込みデータを生成し、もしそうであれば割込
    み信号を発生するように構成された請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 上記処理手段は、上記対の一方の位置
    にあるデータを上記対の他方の位置にあるデータから減
    算することにより割込みデータを生成し、該割込みデー
    タが非ゼロのとき割込み信号を発生するように構成され
    た請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 データプロセッサのプログラムメモリ
    に記憶された一連の命令に従って一連の動作を行うよう
    に構成されたデータプロセッサを含み、上記メモリ手段
    は該プロセッサの1以上のデータメモリを有し、上記処
    理手段は該プロセッサの計算論理ユニットを有し、上記
    プログラムメモリに記憶された命令系列は、上記事象の
    各々に対する割込みテスト命令を含み、各割込みテスト
    命令は、上記プロセッサを制御してメモリ位置の予め決
    められた対からデータを読出させ、該データを割込みデ
    ータ発生のために上記計算論理ユニットに供給させ、該
    割込みデータを予め決められた第3メモリ位置に書込ま
    せるものである、請求項8〜10のいずれか1項の装
    置。
  12. 【請求項12】 上記プロセッサは、上記装置の動作中
    に上記一連の命令を各データサンプリング期間に1回行
    うように構成された請求項11の装置。
  13. 【請求項13】 上記データプロセッサは3つのデータ
    メモリを含み、各事象に対する3つの予め決められたメ
    モリ位置は、夫々のデータメモリ内の位置である請求項
    12又は13の装置。
  14. 【請求項14】 上記データプロセッサは、上記メモリ
    位置の対から読出されたデータを上記計算論理ユニット
    の1対の入力に供給するように構成され、該ユニット
    は、上記1対の入力に供給されたデータが異なるかどう
    かに従って状態がセットされる1ビット出力を有し、上
    記プロセッサはゲート手段を含み、その第1の入力は上
    記計算論理ユニットの上記1ビット出力に接続され、そ
    の第2の入力は、上記計算論理ユニットにより実施され
    る命令が割込みテスト命令であるかどうかを示す割込み
    制御ビットを受けるように接続され、上記ゲート手段
    は、その自己の2入力の状態に応じて割込み信号を発生
    するように構成された、請求項9又は10に従属する場
    合の請求項11〜13のいずれか1項の装置。
  15. 【請求項15】 割込み信号を送信するため上記制御プ
    ロセッサの夫々の割込み入力に接続された複数の上記デ
    ータプロセッサを含み、上記制御プロセッサは、当該プ
    ロセッサから割込み信号を受けると、該プロセッサの上
    記第3のメモリ位置を読出すように構成された請求項1
    1〜14のいずれか1項の装置。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15のいずれか1項の装置
    を具えたデジタル音声データ処理装置。
  17. 【請求項17】 各々が一連の動作をデータプロセッサ
    のプログラムメモリから読出された一連の命令に従って
    クロック信号の連続する周期内に実行するように構成さ
    れたデータプロセッサのアレイを含み、該データプロセ
    ッサは1以上のデータバスを介してデータを交信するよ
    う接続され、各データプロセッサは、 上記バスに出力されたデータにパリティを加えるパリテ
    ィ発生器と、 上記バスから受けたデータのパリティを検査し、パリテ
    ィエラーを検出するとエラー信号を発生するパリティ検
    査器と、 パリティエラーが発生した、上記クロック信号の周期を
    示すカウントを記憶するように構成されたレジスタ手段
    とを具える、データ処理装置。
  18. 【請求項18】 上記データプロセッサの動作はパイプ
    ライン化され、上記レジスタ手段は、パリティエラーが
    検出されたデータをバスから入力せよとの命令が、上記
    データプロセッサの上記プログラムメモリから読出され
    た、上記クロック信号の周期を表すカウントを記憶する
    ように構成された請求項17の装置。
  19. 【請求項19】 上記データプロセッサにより発生され
    たエラー信号を検出するため該データプロセッサの各々
    に接続された制御プロセッサを含み、該制御プロセッサ
    は、当該データプロセッサからエラー信号を検出すると
    該プロセッサの上記レジスタ手段に記憶されたカウント
    を読出すように構成された請求項17又は18の装置。
  20. 【請求項20】 上記クロック信号の異なる周期に行わ
    れる上記データプロセッサ間の交信が、上記制御プロセ
    ッサ内に予め決められており、それにより、上記制御プ
    ロセッサは、上記レジスタ手段から読出されたカウント
    より、パリティエラーが検出されたデータを送信したデ
    ータプロセッサを識別することができる請求項19の装
    置。
  21. 【請求項21】 上記制御プロセッサは、データプロセ
    ッサからエラー信号を検出するとエラーの発生を示すよ
    う表示器を制御するように構成された請求項19又は2
    0の装置。
  22. 【請求項22】 上記データプロセッサは、上記装置の
    動作中、夫々の動作系列を各データサンプリング期間に
    1回実行する請求項17〜21のいずれか1項の装置。
  23. 【請求項23】 請求項17〜22のいずれか1項の装
    置を含むデジタル音声データ処理装置。
  24. 【請求項24】 請求項17〜23のいずれか1項の装
    置を含むデジタル音声データ処理装置。
  25. 【請求項25】 各データプロセッサが、係数データを
    受けそれより該データプロセッサの処理動作に用いる補
    間された係数を発生する補間器を含む複数のデータプロ
    セッサと、該補間器に供給される上記係数データを発生
    する制御プロセッサとを有し、各上記補間器は、複数の
    係数クロック信号に応じて係数を発生するように構成さ
    れ、該クロック信号は各上記データプロセッサに供給さ
    れており、各上記データプロセッサは、1以上の上記ク
    ロック信号の状態に応じてタイミング割込み信号を発生
    する手段を含み、該タイミング割込み信号は、上記補間
    器への更新された係数データの供給タイミングを取るた
    め上記制御プロセッサに供給されるものである、データ
    処理装置。
  26. 【請求項26】 上記データ処理装置のデータサンプリ
    ングレートは、上記係数クロックレートの各々の異なる
    倍数であり、各上記係数クロック信号はクロックビット
    の反復系列によって表され、該系列内の1ビットは上記
    クロックレートを決めるようにセットされ、これらは、
    連続するデータサンプリング期間内に上記各データプロ
    セッサに連続して供給され、上記タイミング割込み信号
    を発生する手段は、予め選択されたクロック信号のクロ
    ックビット又は予め選択されたクロック信号のグループ
    のクロックビットのどれか1つが、上記装置のデータサ
    ンプリング期間にセットされると、信号を発生するよう
    に構成された請求項25の装置。
  27. 【請求項27】 上記タイミング割込み信号を発生する
    手段は、データサンプリング期間に上記データプロセッ
    サに供給される夫々のクロック信号のクロックビットを
    記憶するための、nビット並列レジスタ(ただし、nは
    係数クロック信号の番号)を含む請求項26の装置。
  28. 【請求項28】 上記タイミング割込み信号を発生する
    手段は、予め選択されたクロック信号又はその各々に対
    応する上記レジスタ出力を上記データプロセッサの割込
    み出力に接続する手段を含む請求項27の装置。
  29. 【請求項29】 複数のクロック信号が予め選択された
    場合、それに対応する上記レジスタ出力は、論理ORゲ
    ートを介して上記データプロセッサの割込み出力に接続
    される請求項28の装置。
  30. 【請求項30】 上記タイミング割込み信号を発生する
    手段は、上記制御プロセッサに応答して、上記割込み出
    力に接続された上記レジスタ出力を、タイミング割込み
    信号をそれから発生すべき上記クロック信号の予選択に
    おける変更に従って変更する請求項28又は29の装
    置。
  31. 【請求項31】 上記データプロセッサの割込み出力
    は、論理ORゲートを介して上記制御プロセッサの割込
    み入力に接続される請求項27〜29のいずれか1項の
    装置。
  32. 【請求項32】 上記制御プロセッサは、タイミング割
    込み信号を受けると、上記データプロセッサの少なくと
    も1つにおける上記レジスタの内容を読出して、状態に
    よって上記割込み信号の発生をトリガした上記クロック
    信号(単又は複数)を識別するように構成された請求項
    27〜31のいずれか1項の装置。
  33. 【請求項33】 上記予め選択されたクロック信号(単
    又は複数)は、上記データプロセッサの少なくとも幾つ
    かで異なっている請求項26〜32のいずれか1項の装
    置。
  34. 【請求項34】 請求項25〜33のいずれか1項の装
    置を含むデジタル音声データ処理装置。
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