JPH08260584A - 耐火性を付与した目地用バックアップ材 - Google Patents
耐火性を付与した目地用バックアップ材Info
- Publication number
- JPH08260584A JPH08260584A JP9175495A JP9175495A JPH08260584A JP H08260584 A JPH08260584 A JP H08260584A JP 9175495 A JP9175495 A JP 9175495A JP 9175495 A JP9175495 A JP 9175495A JP H08260584 A JPH08260584 A JP H08260584A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- columnar body
- backup
- joint
- fire
- backup material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2次止水機能が付与され、シーリング材がバ
ックアップ材に引張られて、外壁パネルの端面から剥離
することがなく、また、施工性に優れ、耐火性を付与し
たバックアップ材を提供する。 【構成】 隣り合う外壁パネル10,10間に形成され
る目地20に挿入し、建物内部への浸水を防止するシー
リング材30の奥に詰め、耐火性を付与するバックアッ
プ材であって、ゴム状弾性体よりなる柱状体41の側面
両側に外壁パネル10,10の端面と弾接させる2次止
水リップ42を突設し、芯材として発泡性耐火ゴム材6
0を埋設すると共に、柱状体41の外面にシーリング材
30との接着を防止するポリエチレンフィルム層80を
形成してある。
ックアップ材に引張られて、外壁パネルの端面から剥離
することがなく、また、施工性に優れ、耐火性を付与し
たバックアップ材を提供する。 【構成】 隣り合う外壁パネル10,10間に形成され
る目地20に挿入し、建物内部への浸水を防止するシー
リング材30の奥に詰め、耐火性を付与するバックアッ
プ材であって、ゴム状弾性体よりなる柱状体41の側面
両側に外壁パネル10,10の端面と弾接させる2次止
水リップ42を突設し、芯材として発泡性耐火ゴム材6
0を埋設すると共に、柱状体41の外面にシーリング材
30との接着を防止するポリエチレンフィルム層80を
形成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣り合う外壁パネル間
に形成される目地に挿入し、建物内部への浸水を防止す
ると共に、耐火性を付与したバックアップ材に関するも
のである。
に形成される目地に挿入し、建物内部への浸水を防止す
ると共に、耐火性を付与したバックアップ材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示すように、隣り合う外壁
パネル10,10間に形成される目地20に挿入し、建
物内部への浸水を防止するシーリング材30の奥に詰め
る、バックアップ材40として、発泡ポリエチレン等が
使用されている。なお、50はバックアップ材40の奥
に詰めたロックウール等の耐火材である。
パネル10,10間に形成される目地20に挿入し、建
物内部への浸水を防止するシーリング材30の奥に詰め
る、バックアップ材40として、発泡ポリエチレン等が
使用されている。なお、50はバックアップ材40の奥
に詰めたロックウール等の耐火材である。
【0003】しかしながら、上記従来のバックアップ材
40は、2次止水機能及び耐火機能を持たず、ロックウ
ール等の耐火材50と併用しなければならない。また、
ロックウール等の耐火材50は散乱しやすく、施工が困
難であって、作業環境を悪化させると言う題点がある。
40は、2次止水機能及び耐火機能を持たず、ロックウ
ール等の耐火材50と併用しなければならない。また、
ロックウール等の耐火材50は散乱しやすく、施工が困
難であって、作業環境を悪化させると言う題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来のバックアップ材40を使用したシール
構造は、2次止水機能を持たず、ロックウール等の耐火
材50は散乱しやすく、施工が困難であって、作業環境
を悪化させることであって、本発明は上記問題を解決し
た2次止水機能を具備し、施工も容易な、耐火性を付与
したバックアップ材を提供するものである。
点は、上記従来のバックアップ材40を使用したシール
構造は、2次止水機能を持たず、ロックウール等の耐火
材50は散乱しやすく、施工が困難であって、作業環境
を悪化させることであって、本発明は上記問題を解決し
た2次止水機能を具備し、施工も容易な、耐火性を付与
したバックアップ材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第2図乃至第5図を参考
にして説明する。請求項1の発明は、隣り合う外壁パネ
ル10,10間に形成される目地20に挿入し、建物内
部への浸水を防止するシーリング材30の奥に詰めて耐
火性を付与するバックアップ材であって、ゴム状弾性よ
りなる柱状体41の側面両側に外壁パネル10,10の
端面と弾接させる2次止水リップ42を突設し、芯材と
して発泡性耐火ゴム材60を埋設すると共に、柱状体4
1の外面にシーリング材30との接着を防止するポリエ
チレンフィルム層80を形成してなるものである。
にして説明する。請求項1の発明は、隣り合う外壁パネ
ル10,10間に形成される目地20に挿入し、建物内
部への浸水を防止するシーリング材30の奥に詰めて耐
火性を付与するバックアップ材であって、ゴム状弾性よ
りなる柱状体41の側面両側に外壁パネル10,10の
端面と弾接させる2次止水リップ42を突設し、芯材と
して発泡性耐火ゴム材60を埋設すると共に、柱状体4
1の外面にシーリング材30との接着を防止するポリエ
チレンフィルム層80を形成してなるものである。
【0006】請求項2の発明は、上記第1の発明の構成
に加えて、柱状体41の発泡性耐火ゴム材60を埋設し
た部分の奥にブリッジ43を設け、少なくとも1個以上
の中空部分44を形成してなるものである。
に加えて、柱状体41の発泡性耐火ゴム材60を埋設し
た部分の奥にブリッジ43を設け、少なくとも1個以上
の中空部分44を形成してなるものである。
【0007】請求項3の発明は、上記第2の発明の構成
に加えて、ブリッジ43を内側に凸に略くの字状に折曲
げた断面形状に形成してなるものである。
に加えて、ブリッジ43を内側に凸に略くの字状に折曲
げた断面形状に形成してなるものである。
【0008】
【作用】柱状体41に2次止水リップ42を突設するこ
とにより、2次止水機能が付与される。シーリング材3
0との接触外面との間にポリエチレンフィルム層80が
介在するため、シーリング材30がバックアップ材40
の外面に接着することはなく、従ってシーリング材30
がバックアップ材40に引張られて、外壁パネル10,
10の端面から剥離することはない。
とにより、2次止水機能が付与される。シーリング材3
0との接触外面との間にポリエチレンフィルム層80が
介在するため、シーリング材30がバックアップ材40
の外面に接着することはなく、従ってシーリング材30
がバックアップ材40に引張られて、外壁パネル10,
10の端面から剥離することはない。
【0009】また、芯材として発泡性耐火ゴム材60を
埋設してあり、ブリッジ43を設けて、中空部分44を
形成し断熱層を形成することにより、耐火性が著しく増
大する。
埋設してあり、ブリッジ43を設けて、中空部分44を
形成し断熱層を形成することにより、耐火性が著しく増
大する。
【0010】バックアップ材40が一体であって、散乱
しやすく、施工が困難で、作業環境を悪化させるロック
ウール等の耐火材を使用する必要がなく、部品点数が少
なく、施工性が著しく改善され、施工期間・施工費用が
大幅に低減される。
しやすく、施工が困難で、作業環境を悪化させるロック
ウール等の耐火材を使用する必要がなく、部品点数が少
なく、施工性が著しく改善され、施工期間・施工費用が
大幅に低減される。
【0011】さらに、内側に凸に略くの字状に折曲げた
断面形状のブリッジ43を備えたものは、挿入性も著し
く向上する。
断面形状のブリッジ43を備えたものは、挿入性も著し
く向上する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について説明すると、10,
10は隣り合う外壁パネル、20は外壁パネル10,1
0間に形成された目地、30はその目地20に挿入し、
建物内部への浸水を防止するシーリング材、40はその
シーリング材30の奥に詰めるバックアップ材であっ
て、次のように構成される。
10は隣り合う外壁パネル、20は外壁パネル10,1
0間に形成された目地、30はその目地20に挿入し、
建物内部への浸水を防止するシーリング材、40はその
シーリング材30の奥に詰めるバックアップ材であっ
て、次のように構成される。
【0013】41はゴム状弾性体よりなる柱状体であっ
て、芯材として発泡性耐火ゴム材60を埋設してある。
42は柱状体41の側面両側に複数段突設した、外壁パ
ネル10,10の端面と弾接させる2次止水リップ、4
4は柱状体41の発泡性耐火ゴム材60を埋設した部分
の奥にブリッジ43を設けて、形成した中空部分であ
る。なお、ブリッジ43は図4に示す如く内側に凸に略
くの字状に折曲げた断面形状に形成すること、柱状体4
1の最奥部分の中空部分44を断面楕円状に、幅を大き
くすること、さらにその最奥部分の中空部分44の側面
に複数段の2次止水リツプ42を密に突設することはい
ずれも好ましいことである。80は柱状体41の外面に
シーリング材20との接着を防止するために形成したポ
リエチレンフィルム層である。尚、ポリエチレンフィル
ム層は、一般的なポリエチレンフィルム層や超高分子ポ
リエチレンフィルム層、水架橋タイプのポリエチレンフ
ィルム層さらに、ポリエチレン樹脂等の抜状の物を設け
ても良い。又、ポリエチレンフィルム層は柱状体41の
外面に一体的に形成しても良いし、又、部分的に貼り付
けても良い。
て、芯材として発泡性耐火ゴム材60を埋設してある。
42は柱状体41の側面両側に複数段突設した、外壁パ
ネル10,10の端面と弾接させる2次止水リップ、4
4は柱状体41の発泡性耐火ゴム材60を埋設した部分
の奥にブリッジ43を設けて、形成した中空部分であ
る。なお、ブリッジ43は図4に示す如く内側に凸に略
くの字状に折曲げた断面形状に形成すること、柱状体4
1の最奥部分の中空部分44を断面楕円状に、幅を大き
くすること、さらにその最奥部分の中空部分44の側面
に複数段の2次止水リツプ42を密に突設することはい
ずれも好ましいことである。80は柱状体41の外面に
シーリング材20との接着を防止するために形成したポ
リエチレンフィルム層である。尚、ポリエチレンフィル
ム層は、一般的なポリエチレンフィルム層や超高分子ポ
リエチレンフィルム層、水架橋タイプのポリエチレンフ
ィルム層さらに、ポリエチレン樹脂等の抜状の物を設け
ても良い。又、ポリエチレンフィルム層は柱状体41の
外面に一体的に形成しても良いし、又、部分的に貼り付
けても良い。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
2次止水機能及び耐火機能が付与され、シーリング材3
0がバックアップ材40に引張られて、外壁パネル1
0,10の端面から剥離することがなく、また、施工性
に優れている。
2次止水機能及び耐火機能が付与され、シーリング材3
0がバックアップ材40に引張られて、外壁パネル1
0,10の端面から剥離することがなく、また、施工性
に優れている。
【図1】従来例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図5】図4の実施例の納り状態を示す断面図である。
10 外壁パネル 20 目地 30 シーリング材 40 バックアップ材 41 柱状体 42 2次止水リップ 43 ブリッジ 44 中空部分 50 耐火材 60 発泡性耐火ゴム材 80 ポリエチレンフィルム層
Claims (3)
- 【請求項1】 隣り合う外壁パネル(10,10)間に
形成される目地(20)に挿入し、建物内部への浸水を
防止するシーリング材(30)の奥に詰め、耐火性を付
与するバックアップ材において、ゴム状弾性体よりなる
柱状体(41)の側面両側に外壁パネル(10,10)
の端面と弾接させる2次止水リップ(42)を突設し、
芯材として発泡性耐火ゴム材(60)を埋設すると共
に、柱状体(41)の外面にシーリング材(30)との
接着を防止するポリエチレンフィルム層(80)を形成
してなる、耐火性を付与した目地用バックアップ材。 - 【請求項2】 柱状体(41)の発泡性耐火ゴム材(6
0)を埋設した部分の奥にブリッジ(43)を設け、少
なくとも1個以上の中空部分(44)を形成してなる請
求項1の耐火性を付与した目地用バックアップ材。 - 【請求項3】 ブリッジ(43)を内側に凸に略くの字
状に折曲げた断面形状に形成してなる請求項2の耐火性
を付与した目地用バックアップ材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9175495A JPH08260584A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 耐火性を付与した目地用バックアップ材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9175495A JPH08260584A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 耐火性を付与した目地用バックアップ材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08260584A true JPH08260584A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=14035335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9175495A Pending JPH08260584A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 耐火性を付与した目地用バックアップ材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08260584A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003027609A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Chuo Co Ltd | 目地ジョイナー |
JP2006233631A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Nishikawa Rubber Co Ltd | シーリングバックアップ材 |
KR101052222B1 (ko) * | 2010-09-15 | 2011-07-27 | 주식회사 엑사이엔씨 | 칸막이 패널의 실링부재 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP9175495A patent/JPH08260584A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003027609A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Chuo Co Ltd | 目地ジョイナー |
JP2006233631A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Nishikawa Rubber Co Ltd | シーリングバックアップ材 |
JP4549883B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2010-09-22 | 西川ゴム工業株式会社 | シーリングバックアップ材を配置した目地構造 |
KR101052222B1 (ko) * | 2010-09-15 | 2011-07-27 | 주식회사 엑사이엔씨 | 칸막이 패널의 실링부재 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20031126 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |