JP2002194918A - 耐震スリット材 - Google Patents
耐震スリット材Info
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- JP2002194918A JP2002194918A JP2000391662A JP2000391662A JP2002194918A JP 2002194918 A JP2002194918 A JP 2002194918A JP 2000391662 A JP2000391662 A JP 2000391662A JP 2000391662 A JP2000391662 A JP 2000391662A JP 2002194918 A JP2002194918 A JP 2002194918A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】地震作用に追従して変形し得るとともに、地震
の沈静化後は元の設置状態に復元し得る、追従性能及び
復元性能のよい耐震スリット材を提供し、これにより、
コンクリート部と芯材との界面部分に従来生じた隙間の
発生を回避して、耐震スリット材としての遮音性能や止
水性能、耐火性能などの低下を防止し、使用の永続性を
図る。 【解決手段】耐震スリット材1を構成するスリット材本
体2を変形可能に形成するとともに、そのスリット材本
体1の外面に、柱部、梁部又は壁部を構成するコンクリ
ート10,11内部に埋設されるアンカー部3〜6を設
ける。耐震スリット材1を構成するスリット材本体2の
外壁部7を弾性変形可能に形成し、その外壁部の弾性復
元力により元の設置状態に復元するように構成してもよ
い。
の沈静化後は元の設置状態に復元し得る、追従性能及び
復元性能のよい耐震スリット材を提供し、これにより、
コンクリート部と芯材との界面部分に従来生じた隙間の
発生を回避して、耐震スリット材としての遮音性能や止
水性能、耐火性能などの低下を防止し、使用の永続性を
図る。 【解決手段】耐震スリット材1を構成するスリット材本
体2を変形可能に形成するとともに、そのスリット材本
体1の外面に、柱部、梁部又は壁部を構成するコンクリ
ート10,11内部に埋設されるアンカー部3〜6を設
ける。耐震スリット材1を構成するスリット材本体2の
外壁部7を弾性変形可能に形成し、その外壁部の弾性復
元力により元の設置状態に復元するように構成してもよ
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート建築
物の柱部又は梁部と壁部との接合部相互間に設置される
耐震スリット材に関する。
物の柱部又は梁部と壁部との接合部相互間に設置される
耐震スリット材に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリートないし鉄骨鉄筋コンク
リート等のコンクリート建築物においては、腰壁、垂れ
壁、袖壁等の壁部とこれに連なる柱部や梁部との接合部
相互間に耐震スリット材を設置して、その耐震スリット
材の変形機能により、壁部と柱部や梁部との間の力の伝
達を遮断することによって、地震による柱部や梁部のせ
ん断破壊や脆性破壊を回避する技術手段が従来から広く
知られている。この種の従来の耐震スリット材は、芯材
に発泡合成樹脂を用いているものが多く、地震時にはこ
れが圧縮変形して遮断機能を果たすように構成してい
た。しかしながら、一度圧縮されてつぶれた芯材は、地
震の沈静化後も完全には元の厚みに復元しないため、コ
ンクリート部と芯材との界面部分に隙間を生じてしまう
場合も多かった。これにより、延いては耐震スリット材
としての遮音性能や止水性能、耐火性能などを損なう恐
れがあった。
リート等のコンクリート建築物においては、腰壁、垂れ
壁、袖壁等の壁部とこれに連なる柱部や梁部との接合部
相互間に耐震スリット材を設置して、その耐震スリット
材の変形機能により、壁部と柱部や梁部との間の力の伝
達を遮断することによって、地震による柱部や梁部のせ
ん断破壊や脆性破壊を回避する技術手段が従来から広く
知られている。この種の従来の耐震スリット材は、芯材
に発泡合成樹脂を用いているものが多く、地震時にはこ
れが圧縮変形して遮断機能を果たすように構成してい
た。しかしながら、一度圧縮されてつぶれた芯材は、地
震の沈静化後も完全には元の厚みに復元しないため、コ
ンクリート部と芯材との界面部分に隙間を生じてしまう
場合も多かった。これにより、延いては耐震スリット材
としての遮音性能や止水性能、耐火性能などを損なう恐
れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の技術問題に鑑みて発明したものであり、地震作
用に追従して変形し得るとともに、地震の沈静化後は元
の設置状態に復元し得る、追従性能及び復元性能のよい
耐震スリット材を提供し、これにより、コンクリート部
と芯材との界面部分に従来生じた隙間の発生を回避し
て、耐震スリット材としての遮音性能や止水性能、耐火
性能などの低下を防止し、使用の永続性を図ることを目
的とするものである。
な従来の技術問題に鑑みて発明したものであり、地震作
用に追従して変形し得るとともに、地震の沈静化後は元
の設置状態に復元し得る、追従性能及び復元性能のよい
耐震スリット材を提供し、これにより、コンクリート部
と芯材との界面部分に従来生じた隙間の発生を回避し
て、耐震スリット材としての遮音性能や止水性能、耐火
性能などの低下を防止し、使用の永続性を図ることを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、前記耐震スリット材を構成するスリット材
本体の外壁部を弾性変形可能に形成し、その外壁部自体
の弾性復元力により元の設置状態に復元し得るように構
成するという技術手段を採用した。以上のように、本発
明では、スリット材本体を形成する外壁部自体の弾性復
元力により復元するように構成したので、簡単な構成に
より地震作用に対する追従性能及び復元性能を大幅に向
上することができる。したがって、この地震に対する追
従性能及び復元性能の向上により、地震の沈静化後のコ
ンクリート部との界面部分に従来生じた間隙の発生を的
確に防止することができる。なお、前記外壁部内を間仕
切りにより複数の空間に仕切るようにすれば、その間仕
切りよる補強作用も相俟って、地震に対する追従性能及
び復元性能の向上が更に容易になる。また、外壁部とし
てより薄い材料や軟らかい材料の使用が可能になる。
決するため、前記耐震スリット材を構成するスリット材
本体の外壁部を弾性変形可能に形成し、その外壁部自体
の弾性復元力により元の設置状態に復元し得るように構
成するという技術手段を採用した。以上のように、本発
明では、スリット材本体を形成する外壁部自体の弾性復
元力により復元するように構成したので、簡単な構成に
より地震作用に対する追従性能及び復元性能を大幅に向
上することができる。したがって、この地震に対する追
従性能及び復元性能の向上により、地震の沈静化後のコ
ンクリート部との界面部分に従来生じた間隙の発生を的
確に防止することができる。なお、前記外壁部内を間仕
切りにより複数の空間に仕切るようにすれば、その間仕
切りよる補強作用も相俟って、地震に対する追従性能及
び復元性能の向上が更に容易になる。また、外壁部とし
てより薄い材料や軟らかい材料の使用が可能になる。
【0005】また、他の形態の発明として、前記耐震ス
リット材を構成するスリット材本体を変形可能に形成す
るとともに、そのスリット材本体の外面に、柱部、梁部
又は壁部を構成するコンクリート内部に埋設されるアン
カー部を設けるという技術手段を採用した。すなわち、
本発明では、スリット材本体の変形可能性と外面に設け
たアンカー部との組合わせにより、地震に対する追従性
能及び復元性能の大幅な向上を図った。なお、前記アン
カー部の周辺に止水機能をもった止水材を設けて止水性
能の向上を図ることも可能である。さらに、スリット材
本体内を仕切って形成した空間内に変形可能な耐火材を
収容して、耐火性能の向上を図ることも可能である。
リット材を構成するスリット材本体を変形可能に形成す
るとともに、そのスリット材本体の外面に、柱部、梁部
又は壁部を構成するコンクリート内部に埋設されるアン
カー部を設けるという技術手段を採用した。すなわち、
本発明では、スリット材本体の変形可能性と外面に設け
たアンカー部との組合わせにより、地震に対する追従性
能及び復元性能の大幅な向上を図った。なお、前記アン
カー部の周辺に止水機能をもった止水材を設けて止水性
能の向上を図ることも可能である。さらに、スリット材
本体内を仕切って形成した空間内に変形可能な耐火材を
収容して、耐火性能の向上を図ることも可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る耐震スリット材は、
柱部と壁部との間に設置される垂直スリット材や、梁部
と壁部との間に設置される水平スリット材などとして広
く適用することが可能である。耐震スリット材の主要素
であるスリット材本体の外壁部を弾性変形可能に形成す
ることにより元の設置状態に復元し得るように構成する
形態の場合には、その外壁部を形成する素材として、軟
質ゴム(合成ゴムや天然ゴム)などの所期の弾性復元力
を有するものが使用される。なお、耐震スリット材を形
成する外壁部の内方には、何も詰めないのが原則である
が、地震時における外壁部の変形や地震後の復元に殆ど
影響しないスポンジ状物などの詰物をしても差支えな
い。また、前記スリット材本体は、全体を一体形成して
もよいし、組立てて使用するように分割構成することも
可能である。また、前記外壁部内の仕切られた空間内に
収容する変形可能な耐火材としては、ロックウールやセ
ラミックファイバーなどが使用できる。さらに、外壁部
のコンクリート打設圧力に対する補強用として、内方に
合成樹脂製等からなるの筒状やコ字状のスリット幅維持
材を挿入してもよい。
柱部と壁部との間に設置される垂直スリット材や、梁部
と壁部との間に設置される水平スリット材などとして広
く適用することが可能である。耐震スリット材の主要素
であるスリット材本体の外壁部を弾性変形可能に形成す
ることにより元の設置状態に復元し得るように構成する
形態の場合には、その外壁部を形成する素材として、軟
質ゴム(合成ゴムや天然ゴム)などの所期の弾性復元力
を有するものが使用される。なお、耐震スリット材を形
成する外壁部の内方には、何も詰めないのが原則である
が、地震時における外壁部の変形や地震後の復元に殆ど
影響しないスポンジ状物などの詰物をしても差支えな
い。また、前記スリット材本体は、全体を一体形成して
もよいし、組立てて使用するように分割構成することも
可能である。また、前記外壁部内の仕切られた空間内に
収容する変形可能な耐火材としては、ロックウールやセ
ラミックファイバーなどが使用できる。さらに、外壁部
のコンクリート打設圧力に対する補強用として、内方に
合成樹脂製等からなるの筒状やコ字状のスリット幅維持
材を挿入してもよい。
【0007】また、耐震スリット材を構成するスリット
材本体の外面にアンカー部を設ける形態の場合には、弾
性復元力による復元能力を有するもの限られず、地震時
につぶされても破壊されない材料であれば、地震の沈静
化後、アンカー部の定着作用によって元の設置状態に復
元される。したがって、アンカー部を設ける場合には、
スリット材本体を、発泡ポリエチレンや発泡ウレタン等
の変形可能な発泡合成樹脂板を使用して構成したり、あ
るいは変形可能な軟質樹脂(ポリオレフィン系、ポリエ
ステル系等の熱可塑性エラストマー、例えば軟質塩化ビ
ニル)などにより外壁部を形成して内方を空洞部として
構成したり、その外壁部内に変形可能な適宜の素材を収
容して構成したりすることが可能である。なお、アンカ
ー部としては、所期の定着作用を有するものであればよ
く、スリット材本体の外面に一体形成した平板部の先端
部を団子状に形成したものや屈曲したもの、あるいは前
記平板部に定着用の凹みや開口部を設けたものなどが可
能である。アンカー部の周辺に設けられる止水材として
は、水膨潤性ゴムやブチルゴムなどが使用される。ま
た、スリット材本体が軟質塩化ビニルなどの場合は、水
膨潤性ポリ塩化ビニルからなる止水材を共押出加工によ
り一体成形してもよい。
材本体の外面にアンカー部を設ける形態の場合には、弾
性復元力による復元能力を有するもの限られず、地震時
につぶされても破壊されない材料であれば、地震の沈静
化後、アンカー部の定着作用によって元の設置状態に復
元される。したがって、アンカー部を設ける場合には、
スリット材本体を、発泡ポリエチレンや発泡ウレタン等
の変形可能な発泡合成樹脂板を使用して構成したり、あ
るいは変形可能な軟質樹脂(ポリオレフィン系、ポリエ
ステル系等の熱可塑性エラストマー、例えば軟質塩化ビ
ニル)などにより外壁部を形成して内方を空洞部として
構成したり、その外壁部内に変形可能な適宜の素材を収
容して構成したりすることが可能である。なお、アンカ
ー部としては、所期の定着作用を有するものであればよ
く、スリット材本体の外面に一体形成した平板部の先端
部を団子状に形成したものや屈曲したもの、あるいは前
記平板部に定着用の凹みや開口部を設けたものなどが可
能である。アンカー部の周辺に設けられる止水材として
は、水膨潤性ゴムやブチルゴムなどが使用される。ま
た、スリット材本体が軟質塩化ビニルなどの場合は、水
膨潤性ポリ塩化ビニルからなる止水材を共押出加工によ
り一体成形してもよい。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は本発明の第1実施例に係る耐震スリッ
ト材の設置状態を水平方向に切断して示した横断面図で
ある。図示のように、本実施例に係る耐震スリット材1
は、スリット材本体2と該スリット材本体2の両面に一
体形成したアンカー部3〜6から構成される。そのスリ
ット材本体2は、外壁部7及び該外壁部7内の空洞部を
仕切る間仕切り8,9から構成される。前記外壁部7の
一部には、地震時における両側のコンクリート部10,
11相互間のスリット幅Sの変動に追従して変形しやす
いように、断面形状がくの字状の屈曲部12,13が形
成されている。また、屈曲部12,13の両側には、図
示しない型枠への固定部材が相互間に嵌入し得る係合片
14〜17が一体形成されている。なお、前記間仕切り
8,9も屈曲部12,13と同様にくの字状の断面形状
に形成している。
説明する。図1は本発明の第1実施例に係る耐震スリッ
ト材の設置状態を水平方向に切断して示した横断面図で
ある。図示のように、本実施例に係る耐震スリット材1
は、スリット材本体2と該スリット材本体2の両面に一
体形成したアンカー部3〜6から構成される。そのスリ
ット材本体2は、外壁部7及び該外壁部7内の空洞部を
仕切る間仕切り8,9から構成される。前記外壁部7の
一部には、地震時における両側のコンクリート部10,
11相互間のスリット幅Sの変動に追従して変形しやす
いように、断面形状がくの字状の屈曲部12,13が形
成されている。また、屈曲部12,13の両側には、図
示しない型枠への固定部材が相互間に嵌入し得る係合片
14〜17が一体形成されている。なお、前記間仕切り
8,9も屈曲部12,13と同様にくの字状の断面形状
に形成している。
【0009】前記アンカー部3〜6は、それぞれ前記外
壁部7に対して垂直に一体形成された平板部18と、該
平板部18の先端部に直交するように一体形成された抵
抗片部19とから構成され、その抵抗片部19によって
定着力、すなわち引抜き抵抗力を発生するように構成し
ている。なお、この抵抗片部19に替えて、平板部18
の先端部を団子状に形成したり、屈曲部を形成してもよ
く、また前述のように平板部18自体に凹みや開口部を
形成して定着力を発生させるように構成することも可能
である。さらに、本実施例では、前記短片部19の外側
に水膨潤性ゴムやブチルゴム等からなる止水材20を設
置して止水性能を向上している。また、スリット材本体
2の両面に加熱により膨張するシート状の熱膨張耐火材
21,22を貼付して耐火性能を向上している。因み
に、以上のようにスリット材本体2及びアンカー部3〜
6から構成される耐震スリット材1は、同じ断面形状か
らなる連続した長尺ものとして一体形成され、必要な長
さに応じて切断して使用し得るように構成される。
壁部7に対して垂直に一体形成された平板部18と、該
平板部18の先端部に直交するように一体形成された抵
抗片部19とから構成され、その抵抗片部19によって
定着力、すなわち引抜き抵抗力を発生するように構成し
ている。なお、この抵抗片部19に替えて、平板部18
の先端部を団子状に形成したり、屈曲部を形成してもよ
く、また前述のように平板部18自体に凹みや開口部を
形成して定着力を発生させるように構成することも可能
である。さらに、本実施例では、前記短片部19の外側
に水膨潤性ゴムやブチルゴム等からなる止水材20を設
置して止水性能を向上している。また、スリット材本体
2の両面に加熱により膨張するシート状の熱膨張耐火材
21,22を貼付して耐火性能を向上している。因み
に、以上のようにスリット材本体2及びアンカー部3〜
6から構成される耐震スリット材1は、同じ断面形状か
らなる連続した長尺ものとして一体形成され、必要な長
さに応じて切断して使用し得るように構成される。
【0010】図2は前記第1実施例に係る耐震スリット
材1の地震時における状態を例示した横断面図である。
例えば、地震作用により両側のコンクリート部10,1
1相互間のスリット幅SがS′に縮小された場合には、
前記スリット材本体2の外壁部7に形成した屈曲部1
2,13が図示のように追従して変形する。この場合、
外壁部7の内方は空洞であり、その上下端が開放されて
いるので、追従した変形がきわめて容易である。したが
って、地震時のコンクリート部10,11相互間のスリ
ット幅Sの変動に対する追従性能が良好であり、それら
のコンクリート部10,11相互間の力の伝達を的確に
遮断することができる。なお、地震作用によって、コン
クリート部10,11相互間が逆に図2の状態から図1
のスリット幅Sに拡大した場合には、前記アンカー部3
〜6の定着力によって外壁部7が両側に引張られ、屈曲
部12,13が容易に追従して変形する。この場合に
も、コンクリート部10,11相互間のスリット幅Sの
変動に対する追従性能が良好なことから、コンクリート
部10,11相互間の力の伝達を的確に遮断することが
できる。以上のように、本実施例では、アンカー部3〜
6の定着力によって外壁部7が両側に引張られて元の状
態に復元されることから、外壁部7は変形可能であれば
足り、特に弾性復元力まで必要とされないが、弾性体で
構成してもよいことはいうまでもない。さらに、外壁部
7が弾性体から構成され、充分な弾性復元力を有する場
合には、アンカー部3〜6を省略することも可能であ
る。
材1の地震時における状態を例示した横断面図である。
例えば、地震作用により両側のコンクリート部10,1
1相互間のスリット幅SがS′に縮小された場合には、
前記スリット材本体2の外壁部7に形成した屈曲部1
2,13が図示のように追従して変形する。この場合、
外壁部7の内方は空洞であり、その上下端が開放されて
いるので、追従した変形がきわめて容易である。したが
って、地震時のコンクリート部10,11相互間のスリ
ット幅Sの変動に対する追従性能が良好であり、それら
のコンクリート部10,11相互間の力の伝達を的確に
遮断することができる。なお、地震作用によって、コン
クリート部10,11相互間が逆に図2の状態から図1
のスリット幅Sに拡大した場合には、前記アンカー部3
〜6の定着力によって外壁部7が両側に引張られ、屈曲
部12,13が容易に追従して変形する。この場合に
も、コンクリート部10,11相互間のスリット幅Sの
変動に対する追従性能が良好なことから、コンクリート
部10,11相互間の力の伝達を的確に遮断することが
できる。以上のように、本実施例では、アンカー部3〜
6の定着力によって外壁部7が両側に引張られて元の状
態に復元されることから、外壁部7は変形可能であれば
足り、特に弾性復元力まで必要とされないが、弾性体で
構成してもよいことはいうまでもない。さらに、外壁部
7が弾性体から構成され、充分な弾性復元力を有する場
合には、アンカー部3〜6を省略することも可能であ
る。
【0011】図3〜図7は本発明の他の実施例を示した
横断面図である。図3に示した第2実施例は、前記第1
実施例の変形例であり、前記間仕切り8,9を省略して
外壁部7の内部を一室の空洞部とした点でのみ相違す
る。本実施例は、地震時において前記第1実施例と同様
の耐震機能を奏するものであり、スリット材本体2の横
幅が比較的小さい場合に好適である。また、図4に示し
た第3実施例も前記第1実施例の変形例であり、外壁部
7内の間仕切り8,9により仕切られた適宜の空間内に
ロックウールやセラミックファイバーなどの変形可能な
耐火材23を収容した点でのみ相違する。本実施例は、
地震時において前記第1実施例と同様の耐震機能を奏す
るとともに、外壁部7が破損した場合には耐火材23の
機能により火炎や熱風の侵入を防止して耐火性能を向上
することができる。
横断面図である。図3に示した第2実施例は、前記第1
実施例の変形例であり、前記間仕切り8,9を省略して
外壁部7の内部を一室の空洞部とした点でのみ相違す
る。本実施例は、地震時において前記第1実施例と同様
の耐震機能を奏するものであり、スリット材本体2の横
幅が比較的小さい場合に好適である。また、図4に示し
た第3実施例も前記第1実施例の変形例であり、外壁部
7内の間仕切り8,9により仕切られた適宜の空間内に
ロックウールやセラミックファイバーなどの変形可能な
耐火材23を収容した点でのみ相違する。本実施例は、
地震時において前記第1実施例と同様の耐震機能を奏す
るとともに、外壁部7が破損した場合には耐火材23の
機能により火炎や熱風の侵入を防止して耐火性能を向上
することができる。
【0012】図5に示した第4実施例は、スリット材本
体を組立てて使用するように分割構成した場合を示した
ものである。すなわち、本実施例に係るスリット材本体
24は、図示のように前記第1実施例に係るスリット材
本体2の中央部に中継ぎ部25を介在させて3つの部分
に分割構成したものである。本実施例は、スリット材本
体の横幅が比較的大きい場合に好適であり、地震時おい
て前記第1実施例と同様の耐震機能を奏する。図中、2
6,27は前記間仕切り8,9と同様の間仕切りであ
る。
体を組立てて使用するように分割構成した場合を示した
ものである。すなわち、本実施例に係るスリット材本体
24は、図示のように前記第1実施例に係るスリット材
本体2の中央部に中継ぎ部25を介在させて3つの部分
に分割構成したものである。本実施例は、スリット材本
体の横幅が比較的大きい場合に好適であり、地震時おい
て前記第1実施例と同様の耐震機能を奏する。図中、2
6,27は前記間仕切り8,9と同様の間仕切りであ
る。
【0013】図6に示した第5実施例は、以上の実施例
と異なり、スリット材本体を中実状に構成した場合を示
したものである。すなわち、本実施例に係る耐震スリッ
ト材28を構成するスリット材本体29は、図示のよう
に変形可能な適宜の素材から中実状に一体形成されてお
り、両面には前記第1実施例と同様にアンカー部30〜
33を一体形成している。地震時には、アンカー部30
〜33の定着力によって、スリット材本体29が地震作
用に追従して変形することにより両側のコンクリート部
10,11相互間の力の伝達を遮断するとともに、地震
の沈静後にはスリット材本体29を元の設置状態に復元
する。すなわち、アンカー部30〜33の定着作用によ
って追従性能及び復元性能の良好なスリット材本体29
が得られる。なお、スリット材本体29を弾性体から構
成してもよいことはいうまでもない。図中、34は止水
材である。
と異なり、スリット材本体を中実状に構成した場合を示
したものである。すなわち、本実施例に係る耐震スリッ
ト材28を構成するスリット材本体29は、図示のよう
に変形可能な適宜の素材から中実状に一体形成されてお
り、両面には前記第1実施例と同様にアンカー部30〜
33を一体形成している。地震時には、アンカー部30
〜33の定着力によって、スリット材本体29が地震作
用に追従して変形することにより両側のコンクリート部
10,11相互間の力の伝達を遮断するとともに、地震
の沈静後にはスリット材本体29を元の設置状態に復元
する。すなわち、アンカー部30〜33の定着作用によ
って追従性能及び復元性能の良好なスリット材本体29
が得られる。なお、スリット材本体29を弾性体から構
成してもよいことはいうまでもない。図中、34は止水
材である。
【0014】図7に示した第6実施例は、前記第1実施
例及び第5実施例を組合わせた形態の場合を示したもの
である。すなわち、本実施例に係る耐震スリット材35
を構成するスリット材本体36は、図示のように内部に
変形可能な素材からなる充填物37を充填した状態に第
1実施例と同様の外壁部38を一体形成したものから構
成され、地震時において同様の耐震機能を奏する。な
お、充填物37として耐火性のよい素材を使用すれば、
耐火性能のきわめて良好な耐震スリット材を提供するこ
とができる。
例及び第5実施例を組合わせた形態の場合を示したもの
である。すなわち、本実施例に係る耐震スリット材35
を構成するスリット材本体36は、図示のように内部に
変形可能な素材からなる充填物37を充填した状態に第
1実施例と同様の外壁部38を一体形成したものから構
成され、地震時において同様の耐震機能を奏する。な
お、充填物37として耐火性のよい素材を使用すれば、
耐火性能のきわめて良好な耐震スリット材を提供するこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 (1)耐震スリット材を構成するスリット材本体の外壁
部を弾性変形可能に構成したので、地震に対する追従変
形性能が良好であるとともに、地震の沈静後に元の設置
状態に復元し得る復元性能を有することから、従来のよ
うに地震作用によってコンクリート部との界面部分に隙
間が生じることなく、所期の遮音性能や止水性能、耐火
性能などを永続することができ、良好な耐震スリット材
として長期間使用することができる。 (2)外壁部内を間仕切りにより複数の空間に仕切るよ
うにすれば、間仕切りよる補強作用も相俟って、地震に
対する追従性能及び復元性能の向上が更に容易になる。
また、外壁部としてより薄い材料や軟らかい材料の使用
が可能になる。 (3)耐震スリット材を構成するスリット材本体の外面
にアンカー部を設けるようにすれば、そのコンクリート
躯体に定着したアンカー部により、地震時の躯体の変動
に対する追従変形性能が向上されるとともに、地震の沈
静後の復元性能も向上されることから、コンクリート部
との界面部分に隙間が生じることなく、所期の遮音性能
や止水性能、耐火性能などを永続することができ、良好
な耐震スリット材として長期間使用することができる。 (4)アンカー部の周辺に止水材を設けるようにすれ
ば、簡便に止水性能を向上することができる。 (5)スリット材本体内を仕切って形成された空間内に
変形可能な耐火材を収容するようにすれば、防火性能を
向上した耐震スリット材を簡便に提供することができ
る。
できる。 (1)耐震スリット材を構成するスリット材本体の外壁
部を弾性変形可能に構成したので、地震に対する追従変
形性能が良好であるとともに、地震の沈静後に元の設置
状態に復元し得る復元性能を有することから、従来のよ
うに地震作用によってコンクリート部との界面部分に隙
間が生じることなく、所期の遮音性能や止水性能、耐火
性能などを永続することができ、良好な耐震スリット材
として長期間使用することができる。 (2)外壁部内を間仕切りにより複数の空間に仕切るよ
うにすれば、間仕切りよる補強作用も相俟って、地震に
対する追従性能及び復元性能の向上が更に容易になる。
また、外壁部としてより薄い材料や軟らかい材料の使用
が可能になる。 (3)耐震スリット材を構成するスリット材本体の外面
にアンカー部を設けるようにすれば、そのコンクリート
躯体に定着したアンカー部により、地震時の躯体の変動
に対する追従変形性能が向上されるとともに、地震の沈
静後の復元性能も向上されることから、コンクリート部
との界面部分に隙間が生じることなく、所期の遮音性能
や止水性能、耐火性能などを永続することができ、良好
な耐震スリット材として長期間使用することができる。 (4)アンカー部の周辺に止水材を設けるようにすれ
ば、簡便に止水性能を向上することができる。 (5)スリット材本体内を仕切って形成された空間内に
変形可能な耐火材を収容するようにすれば、防火性能を
向上した耐震スリット材を簡便に提供することができ
る。
【図1】 本発明の第1実施例に係る耐震スリット材の
設置状態を水平方向に切断して示した横断面図である。
設置状態を水平方向に切断して示した横断面図である。
【図2】 同実施例の地震時における状態を例示した横
断面図である。
断面図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示した横断面図であ
る。
る。
【図4】 本発明の第3実施例を示した横断面図であ
る。
る。
【図5】 本発明の第4実施例を示した横断面図であ
る。
る。
【図6】 本発明の第5実施例を示した横断面図であ
る。
る。
【図7】 本発明の第6実施例を示した横断面図であ
る。
る。
1…耐震スリット材、2…スリット材本体、3〜6…ア
ンカー部、7…外壁部、8,9…間仕切り、10,11
…コンクリート部、12,13…屈曲部、14〜17…
係合片、18…平板部、19…抵抗片部、20…止水
材、21,22…熱膨張耐火材、23…耐火材、24…
スリット材本体、25…中継ぎ部、26,27…間仕切
り、28…耐震スリット材、29…スリット材本体、3
0〜33…アンカー部、34…止水材、35…耐震スリ
ット材、36…スリット材本体、37…充填物、38…
外壁部
ンカー部、7…外壁部、8,9…間仕切り、10,11
…コンクリート部、12,13…屈曲部、14〜17…
係合片、18…平板部、19…抵抗片部、20…止水
材、21,22…熱膨張耐火材、23…耐火材、24…
スリット材本体、25…中継ぎ部、26,27…間仕切
り、28…耐震スリット材、29…スリット材本体、3
0〜33…アンカー部、34…止水材、35…耐震スリ
ット材、36…スリット材本体、37…充填物、38…
外壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正浩 埼玉県三郷市彦成3−12−17−503 (72)発明者 逸見 輝子 埼玉県川越市木野目403−6 (72)発明者 倉島 正 東京都昭島市中神町2−21−9 ドラーフ タイト工業株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DA01 DE01 DF02 DG02 DH31 DH35 DH39 EA01 FA01 FA02 FA03 FA71 GA01 GA07 GA60 GA67 HA32 HA34 HD01 HD03 HD07 HD09 HE01 HE02 LA09 LA10 MA03 PA02
Claims (5)
- 【請求項1】 コンクリート建築物の柱部又は梁部と壁
部との接合部相互間に設置される耐震スリット材であっ
て、該耐震スリット材を構成するスリット材本体の外壁
部を弾性変形可能に形成し、その外壁部自体の弾性復元
力により元の設置状態に復元し得るように構成したこと
を特徴とする耐震スリット材。 - 【請求項2】 前記外壁部内を間仕切りにより複数の空
間に仕切ったことを特徴とする請求項1に記載の耐震ス
リット材。 - 【請求項3】 コンクリート建築物の柱部又は梁部と壁
部との接合部相互間に設置される耐震スリット材であっ
て、該耐震スリット材を構成するスリット材本体を変形
可能に形成するとともに、そのスリット材本体の外面
に、柱部、梁部又は壁部を構成するコンクリート内部に
埋設されるアンカー部を設けたことを特徴とする耐震ス
リット材。 - 【請求項4】 前記アンカー部の周辺に止水機能をもっ
た止水材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の耐
震スリット材。 - 【請求項5】 前記スリット材本体内を仕切って形成し
た空間内に変形可能な耐火材を収容したことを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか一項に記載の耐震スリット
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000391662A JP2002194918A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 耐震スリット材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000391662A JP2002194918A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 耐震スリット材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002194918A true JP2002194918A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18857768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000391662A Pending JP2002194918A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 耐震スリット材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002194918A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299081A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Hiroyasu Ooka | 後施工耐震スリット材 |
JP2006028980A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Hiroyasu Ooka | 後施工耐震スリット材 |
JP2006169754A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Fujita Corp | 制振装置を備えたコンクリート造建物のコンクリート壁及びコンクリート壁に埋設して用いる制振装置 |
JP2015206186A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | さくら構造株式会社 | 鉄筋コンクリート躯体の制震構造 |
CN110565822A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-12-13 | 徐宁 | 一种装配式混凝土建筑结构缝用减震结构 |
CN111733987A (zh) * | 2020-06-04 | 2020-10-02 | 广东荣鸿建设有限公司 | 一种房屋建筑防震缝防碰撞装置 |
WO2023015680A1 (zh) * | 2021-08-11 | 2023-02-16 | 中建科工集团有限公司 | 墙板结构与建筑用墙体 |
-
2000
- 2000-12-22 JP JP2000391662A patent/JP2002194918A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299081A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Hiroyasu Ooka | 後施工耐震スリット材 |
JP2006028980A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Hiroyasu Ooka | 後施工耐震スリット材 |
JP2006169754A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Fujita Corp | 制振装置を備えたコンクリート造建物のコンクリート壁及びコンクリート壁に埋設して用いる制振装置 |
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CN111733987A (zh) * | 2020-06-04 | 2020-10-02 | 广东荣鸿建设有限公司 | 一种房屋建筑防震缝防碰撞装置 |
CN111733987B (zh) * | 2020-06-04 | 2022-04-05 | 广东荣鸿建设有限公司 | 一种房屋建筑防震缝防碰撞装置 |
WO2023015680A1 (zh) * | 2021-08-11 | 2023-02-16 | 中建科工集团有限公司 | 墙板结构与建筑用墙体 |
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