JPH08259659A - エマルジョン組成物および接着剤 - Google Patents

エマルジョン組成物および接着剤

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JPH08259659A
JPH08259659A JP7065739A JP6573995A JPH08259659A JP H08259659 A JPH08259659 A JP H08259659A JP 7065739 A JP7065739 A JP 7065739A JP 6573995 A JP6573995 A JP 6573995A JP H08259659 A JPH08259659 A JP H08259659A
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JP
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emulsion
mol
pva
adhesive
parts
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JP7065739A
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English (en)
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Masato Nakamae
昌人 仲前
Toshiaki Sato
寿昭 佐藤
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)エチレン単位の含有量1〜24モル%
の変性ポリビニルアルコールを分散剤に用いて、エチレ
ン性不飽和単量体及びジエン系単量体から選ばれる一種
あるいは二種以上の不飽和単量体単位を乳化重合して得
られた水性エマルジョンならびに(B)多価イソシアネ
ート化合物からなる組成物。 【効果】 本発明の組成物は、接着剤をはじめとして各
種の用途に供される。本発明の組成物は、主剤の放置安
定性に優れ、特に接着剤として用いた場合に、初期接着
力に優れ、接着強度および耐水性が飛躍的に向上したも
のとなる。本発明の接着剤は、各種のものを接着する場
合に適用できるが、特に木材用接着剤に好適に使用でき
る。また、木材同士の接着の他、木材と紙、繊維製品
類、無機質板、フィルム等との接着にも使用可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組成物および接着剤に関
する。さらに詳しくは保存安定性、初期接着性、接着強
度および耐水性等に優れた接着剤などに有用な組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】水溶性高分子、水性エマルジョンおよび
イソシアネート系化合物を主成分とする接着剤は、従来
のアミノプラスト系接着剤とは異なり、ホルマリンの発
生がなく、常温で比較的短時間圧締するだけで、極めて
高い接着強度および耐水性が得られることから、木材用
接着剤として賞用されている(例えば特開昭48−94
739号公報,同50−69139号公報)。また、同
様の接着剤として、アリルアルコール、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、N−メチロール化アクリルアミド
等の水酸基含有単量体と酢酸ビニルなどとの共重合体エ
マルジョンおよび2価イソシアネート化合物よりなる水
性接着剤組成物(特開昭49−26346号公報)やポ
リビニルアルコールを分散剤(保護コロイド)としたポ
リ酢酸ビニルエマルジョンおよび多価イソシアネート化
合物よりなる耐水性接着剤組成物(特開平3−3317
8号公報)が提案されている。さらに、ポリビニルアル
コールで安定化されたエマルジョンポリマーからなり、
該エマルジョンポリマーが、第一段階が10〜40℃の
範囲内のガラス転移温度を有する酢酸ビニルコポリマー
を製造し、第二段階が50〜120℃のガラス転移温度
を有するメチルメタクリレートコポリマーを製造するこ
とからなる2段階重合法によって製造され、酢酸ビニル
コポリマーとメチルメタクリレートコポリマーとの比率
が10:1〜10:6の範囲である接着剤が報告されて
いる(特開平2−302485号公報)。このような状
況下で、近年、水性高分子およびイソシアネート系化合
物からなる木材接着剤についてのJISも制定されてい
る。
【0003】ところが、接着する対象の拡大とともに、
場合によっては現在の接着性能レベルをさらに向上する
必要も生じてきている。具体的には、構造用接着剤とし
てはさらに高度な耐久性が要求されること、また個々の
用途でも初期接着性の一層の向上が要求される場合があ
る。後者の場合、ポリビニルアルコール(以下、PVA
と略記することがある)を分散剤とする酢酸ビニル系樹
脂の水性エマルジョンを多用すると、初期接着性は向上
するものの耐水性が十分でないという問題があった。ま
た、この種の接着剤に配合される水性高分子であるポリ
ビニルアルコールも、接着剤の性能に大きく関与してい
る。具体的には、完全鹸化あるいはアセトアセチル基を
有するPVAを用いると、耐水接着性は向上するもの
の、部分鹸化PVAを用いた場合に比較して水性エマル
ジョンとPVAからなる主剤の低温粘度安定性や保存安
定性が低下する問題があった。また、上述のような従来
の接着剤は、ある程度の性能の発現は認められるが、主
剤の粘度安定性、初期接着性、接着強度および耐水性の
すべての点で満足すべき性能を併せ持つものは、未だ開
発されていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術における問題点を解消し、主剤の保存安定性、接着
強度および耐水性に優れ、しかも初期接着性の良好な接
着剤を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
の下に鋭意研究を重ねた結果、(A)エチレン単位の含
有量1〜24モル%の変性ポリビニルアルコールを分散
剤に用いて、エチレン性不飽和単量体及びジエン系単量
体から選ばれる一種あるいは二種以上の不飽和単量体単
位を乳化重合して得られた水性エマルジョンならびに
(B)多価イソシアネート化合物からなる組成物を見出
し、本発明を完成させるに至った。
【0006】また本発明は、上記の組成物からなる接着
剤をも提供する。さらに、本発明は、上記の接着剤によ
り接着して得られた木質製品をも提供する。
【0007】本発明の組成物を構成する水性エマルジョ
ンの分散剤であるエチレン単位の含有量1〜24モル%
の変性ポリビニルアルコールは、ビニルエステルとエチ
レンとの共重合体を鹸化することにより得られる。ビニ
ルエステルとしては、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどが挙げられるが、
酢酸ビニルが好ましい。
【0008】上記変性PVAは、本発明の効果を損なわ
ない範囲で、エチレン性不飽和単量体を共重合したもの
でも良い。このようなエチレン性不飽和単量体として
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、(無水)フタ
ル酸、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、
メタクリルアミド、トリメチル−(3−アクリルアミド
−3−ジメチルプロピル)−アンモニウムクロリド、ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及びその
ナトリウム塩、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエ
ーテル、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、臭化ビニ
ル、フッ化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデ
ン、テトラフルオロエチレン、ビニルスルホン酸ナトリ
ウム、アリルスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。
また、チオール酢酸、メルカプトプロピオン酸などのチ
オール化合物の存在下で、酢酸ビニルなどのビニルエス
テル系単量体とエチレンを共重合し、それを鹸化するこ
とによって得られる末端変性PVAも用いることができ
る。本発明の変性PVAは、エチレンのみによる変性が
最も好ましい。変性PVAの水溶性もしくは水分散性の
点などから、エチレン以外のコモノマーにより本発明の
変性PVAをさらに変性する場合には、該コモノマーの
含有量は2.0モル%未満が好ましく、1.0モル%未
満がより好ましく、0.5モル%未満がさらにより好ま
しい。また、変性PVAの鹸化度は、エチレン単位の含
有量にもよるが、50モル%以上が好ましく、90モル
%以上がより好ましく、95モル%以上がさらに好まし
い。また、変性PVAの重合度は、100〜8000の
範囲が好ましく、300〜2000がより好ましい。
【0009】本発明の水性エマルジョンは、上記の変性
PVAを分散剤に用いて、エチレン性不飽和単量体及び
ジエン系単量体から選ばれる一種あるいは二種以上の不
飽和単量体を乳化重合することにより得られる。
【0010】エチレン性不飽和単量体としては、エチレ
ン、プロピレン、イソブテン等のオレフィン類、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデ
ン等のハロゲン化オレフィン類、蟻酸ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、ピバ
リン酸ビニル等のビニルエステル類、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロ
ピル、アクリル酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸オクタデシル、アクリル酸ヒドロキシプロピル
トリメチルアンモニウムクロライド等のアクリル酸エス
テル類、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸
i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル
酸オクタデシル、メタクリル酸ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド等のメタクリル酸エステ
ル類、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロ
ールアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸お
よびそのナトリウム塩のアクリルアミド、トリメチル−
(3−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−アン
モニウムクロライド、3−アクリルアミドプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド、3−メタクリルアミド
プロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N−メチ
ルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のニトリル類、酢酸アリル、塩化アリル等のア
リル化合物、スチレン、α−メチルスチレン、P−メチ
ルスチレンスルホン酸およびそのナトリウム、カリウム
塩等のスチレン系単量体類、N−ビニルピロリドン等の
その他の単量体が挙げられる。またジエン系単量体とし
ては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等が挙げ
られる。
【0011】本発明の水性エマルジョンを得るための乳
化重合を実施するにあたっては、水、上記の変性PVA
および重合開始剤の存在下に、上記単量体を一時または
連続的に添加して、加熱、撹拌するような通常の乳化重
合法が実施しうるし、また、単量体を予め分散剤水溶液
と混合乳化したものを連続的に添加する方法も実施し得
る。
【0012】該変性PVAの使用量については特に制限
はないが、エチレン性不飽和単量体あるいはジエン系単
量体からなる重合体100重量部に対して好ましくは1
〜30重量部、より好ましくは2〜20重量部の範囲で
ある。該使用量が1重量部未満および30重量部を越え
る場合には、重合安定性が低下したり、初期接着力や耐
水接着力が低下することがある。本発明に用いられる水
性エマルジョンは、上記の方法で得られる水性エマルジ
ョンをそのまま用いても良いが、必要があれば、従来公
知のポリ酢酸ビニルエマルジョン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体エマルジョン、(メタ)アクリル酸エステル
系重合体エマルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体
エマルジョン、エポキシエマルジョン、ウレタンエマル
ジョン等を本発明の効果を損なわない範囲で添加するこ
とができる。なお、本発明の水性エマルジョンにおける
分散剤としては、エチレン単位の含有量1〜24モル%
の変性ポリビニルアルコールが用いられるが、必要に応
じて、従来公知のアニオン性、ノニオン性、カチオン性
あるいは両性の界面活性剤や、PVA系重合体、ヒドロ
キシエチルセルロースなどを併用することもできる。
【0013】本発明における水性エマルジョンの分散剤
の使用量としては、特に制限はないが、通常単量体10
0重量部に対して0.2〜50重量部、好ましくは0.
5〜20重量部である。分散剤が0.2重量部より少な
い場合は、重合安定性が低下し、50重量部より多い場
合には粘度が高くなりすぎる。
【0014】重合開始剤としては、特に制限されるもの
ではなく、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、2,2’−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、クメンハイド
ロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、イソプ
ロピルベンゼンパーオキサイド等が単独あるいは重亜硫
酸ナトリウム、酒石酸、L−アスコルビン酸、ホルムア
ルデヒドナトリウムスルホキシレート、硫酸第一鉄等の
還元剤と併用したレドックス系で用いられる。
【0015】本発明の組成物は、上記(A)水性エマル
ジョンと(B)成分である多価イソシアネート化合物か
らなる。ここで多価イソシアネート化合物は、分子中に
2個以上のイソシアネート基を有するものであり、例え
ば、トリレンジイソシアネート(TDI);水素化TD
I;トリメチロールプロパン−TDIアダクト(例えば
バイエル社製,商品名:Desmodur L);トリ
フェニルメタントリイソシアネート;メチレンビスジフ
ェニルイソシアネート(MDI);水素化MDI;重合
MDI;ヘキサメチレンジイソシアネート;キシリレン
ジイソシアネート;4,4−ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート;イソホロンジイソシアネート等があげ
られる。その他、ポリオールに過剰のポリイソシアネー
トで予めポリマー化した末端基がイソシアネート基を持
つプレポリマーを用いてもよい。
【0016】本発明の組成物は、上記(A)水性エマル
ジョンと(B)多価イソシアネート化合物を配合してな
る。(A)水性エマルジョンと(B)多価イソシアネー
ト化合物の配合割合は、固形分比で(A)/(B)=9
9/1〜10/90(重量比)の範囲であることが好ま
しく、95/5〜20/80の範囲がより好ましい。多
価イソシアネート化合物がこの範囲より少ない場合、接
着強度、耐水性が低くなり、また、この範囲を越えて多
くなると、多価イソシアネート配合後のポットライフが
短くなり実用的ではないという問題がある。
【0017】また、本発明の組成物中には、必要に応じ
て、各種ポリビニルアルコール、でんぷん,変性でんぷ
ん,酸化でんぷん,アルギン酸ソーダ,カルボキシメチ
ルセルロース,メチルセルロース,ヒドロキシメチルセ
ルロース,無水マレイン酸−イソブテン共重合体,無水
マレイン酸−スチレン共重合体,無水マレイン酸−メチ
ルビニルエーテル共重合体等の水溶性高分子化合物や尿
素−ホルマリン樹脂,尿素−メラミン−ホルマリン樹
脂,フェノール−ホルマリン樹脂等、一般に接着剤とし
て使用されている熱硬化性樹脂もそれぞれ適宜使用する
ことができる。さらに、本発明の組成物には、クレー、
カオリン、タルク、炭酸カルシウム、木粉等の充填剤、
小麦粉等の増量剤、ホウ酸、硫酸アルミニウム等の反応
促進剤、酸化チタン等の顔料あるいはその他、防腐剤、
防錆剤等の各種添加剤を必要に応じて適宜添加すること
ができる。
【0018】本発明の接着剤は、各種の被着体の接着に
使用されるが、なかでも木材の接着に好適である。塗布
量は各種の状況に応じて適宜選定すればよい。塗布方法
としては、ハケによる塗工,ロールによる塗工などが挙
げられる。接着剤を塗布した後の乾燥は、室温から20
0℃での加熱乾燥でも良いが、本発明の接着剤は室温乾
燥する場合であっても十分な接着力が発現する。本発明
の接着剤の特徴は、主剤の放置安定性が優れている上、
初期接着性および煮沸水中での耐水接着性の両方の接着
性が優れていることにある。接着剤を塗布した後の乾燥
時間は、30分間から5時間程度が好ましい。接着剤の
乾燥は圧締した状態で行うのが好ましい。圧締時の圧力
としては、5〜20kg/cm2の範囲で選択され、硬
い木材が被着体である場合には圧締の圧力は高い方が好
ましく、柔い木材が被着体である場合には木材が破壊し
ない程度の高い圧力が好ましい。
【0019】本発明の木質製品は、上記の接着剤により
接着した木質製品であり、集成材,家具などが挙げられ
る。木質製品における木材の種類としては特に制限はな
く、その一例としては、カバ、ツガ、杉、ラワン、ケヤ
キ、ペルポック、ゴム、オークなどが挙げられる。
【0020】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明する。尚、実施例および比較例中、
「部」および「%」は特に断りのない限り重量基準を示
すものとする。 実施例1 温度計、撹拌機、窒素吹き込み口を備えたガラス製重合
容器にエチレン含量5.5モル%の変性PVA(PVA
−1:重合度1400、鹸化度99.0モル%)10
部、イオン交換水90部を仕込み95℃で加熱溶解し
た。窒素置換を行った後、温度を70℃とし、酢酸ビニ
ル10部を仕込み、過酸化水素/酒石酸系レドックス開
始剤で重合を開始した。重合開始30分後に温度を80
℃とし、酢酸ビニル90部を2時間にわたって均一に滴
下した。滴下終了後、1時間熟成を行い、固形分濃度5
2.0%のエチレン変性PVAを保護コロイドとするポ
リ酢酸ビニルエマルジョンが得られた。部分鹸化ポリビ
ニルアルコール(PVA−217、クラレ製)の15%
水溶液35部と炭酸カルシウム65部を混合したもの
に、上記エマルジョン100部を加え主剤を調製した。
それに、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(日
本ポリウレタン社製、商品名:ミリオネートMR−10
0)を30部添加を添加し組成物を調製した。これを用
いて、以下の条件により試験を行った。エマルジョンか
らなる主剤を表1に、組成物の評価結果を表2に示す。
【0021】〔試験条件〕 1.主剤の放置安定性:上記主剤を、密閉容器に入れ、
5℃及び40℃の恒温槽中で2週間放置した。放置前後
の状態を観察した。 ○:変化なし △:増粘あるいは沈降が僅かに認められる ×:ゲル化あるいは沈降物の流動性なし 2.接着試験 上記組成物を用いて、以下の条件で接着試験を行った。 被着材:カバ/カバ(マサ目)含水量8% 塗布量:250g/m2 (両面塗布) 堆積時間:1分 圧締条件:20℃,24時間,圧力10kg/cm
2(常態強度、煮沸繰返し試験片のみ) JIS K−6852による圧縮剪断接着強度を測定 常態強度 :20℃、7日間養生後そのままの状態で測
定 煮沸繰返し:20℃で7日間養生後、試験片を煮沸水中
に4時間浸漬した後、60℃の空気中で20時間乾燥
し、更に煮沸水中に4時間浸漬してから、室温の水中に
冷めるまで浸し、濡れたままの状態で試験に供した。 初期接着性:貼りあわせ後、20℃で10kg/cm2
の圧力で10分間圧締し、直ちに圧縮剪断接着強度を測
【0022】実施例2 窒素吹き込み口、温度計、撹拌機を備えた耐圧オートク
レーブにエチレン単位の含有量7.1モル%の変性PV
A(PVA−2:重合度1700、鹸化度95.4モル
%)の4.5%水溶液100部を仕込み、60℃に昇温
してから、窒素置換を行った。酢酸ビニル80部を仕込
んだ後、エチレンを45kg/cm 2 まで加圧し、0.5%
過酸化水素水溶液と5%ロンガリット水溶液を圧入し、
重合を開始した。残存酢酸ビニル濃度が10%となった
ところで、エチレン放出し、エチレン圧力20kg/cm 2
とし、3%過酸化水素水溶液を圧入し重合を完結させ
た。固形分濃度49.5%のエチレン変性PVAを分散
剤とするエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンが
得られた。部分鹸化ポリビニルアルコール(PVA−2
17、クラレ製)の15%水溶液35部と炭酸カルシウ
ム65部を混合したものに、上記エマルジョン100部
を加え主剤を調製した。それに、ポリメチレンポリフェ
ニルイソシアネート(日本ポリウレタン社製、商品名:
ミリオネートMR−100)を30部添加を添加し組成
物を調製した。これを用いて、実施例1と同様に試験を
行った。エマルジョンからなる主剤を表1に、組成物の
評価結果を表2に示す。
【0023】実施例3 撹拌機、窒素吹き込み口、温度計を備えたガラス製重合
容器に、エチレン単位の含有量9.0モル%の変性PV
A(PVA−3:重合度1400、鹸化度99.2モル
%)5部、アニオン性界面活性剤(Aerosol O
T−75、三井サイテック製)1部、イオン交換水10
0部を添加し、加熱溶解した。窒素バブリングを行いな
がら70℃に昇温し、メタクリル酸メチル10部とアク
リル酸nーブチル10部を添加し、さらに、1%過硫酸
カリウム水溶液10部を添加し重合を開始した。重合開
始1時間後に、メタクリル酸メチル40部、アクリル酸
n−ブチル40部を2時間にわたって均一に滴下した。
滴下終了後、温度を80℃にし、1時間放置した。固形
分濃度48.7%のメタクリル酸メチル−アクリル酸n
−ブチル共重合体エマルジョンが得られた。部分鹸化ポ
リビニルアルコール(PVA−217、クラレ製)の1
5%水溶液35部と炭酸カルシウム65部を混合したも
のに、上記エマルジョン100部を加え主剤を調製し
た。それに、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート
(日本ポリウレタン社製、商品名:ミリオネートMR−
100)を30部添加を添加し組成物を調製した。これ
を用いて、実施例1と同様に試験を行った。エマルジョ
ンからなる主剤を表1に、組成物の評価結果を表2に示
す。
【0024】実施例4 実施例1において、PVA−1の代わりにエチレン単位
の含有量2.3モル%(PVA−4:重合度1200、
鹸化度98.0モル%)10部を用いる以外は実施例1
と同様にしてポリ酢酸ビニルエマルジョン(固形分濃度
51.7%)を得た。このエマルジョンを用いて実施例
1と同様に試験した。エマルジョンからなる主剤を表1
に、組成物の評価結果を表2に示す。
【0025】実施例5 実施例1において、PVA−1の代わりにエチレン単位
の含有量4.5モル%(PVA−5:重合度500、鹸
化度98.5モル%)10部を用いる以外は実施例1と
同様にしてポリ酢酸ビニルエマルジョン(固形分濃度5
1.8%)を得た。このエマルジョンを用いて実施例1
と同様に試験した。エマルジョンからなる主剤を表1
に、組成物の評価結果を表2に示す。
【0026】実施例6 実施例1において、PVA−1の代わりにエチレン単位
の含有量12.0モル%(PVA−6:重合度500、
鹸化度98.5モル%)10部を用いる以外は実施例1
と同様にしてポリ酢酸ビニルエマルジョン(固形分濃度
52.0%)を得た。完全鹸化ポリビニルアルコール
(PVA−117、クラレ製)の15%水溶液35部と
炭酸カルシウム65部を混合したものに、上記エマルジ
ョン100部を加え主剤を調製した。それに、ポリメチ
レンポリフェニルイソシアネート(日本ポリウレタン社
製、商品名:ミリオネートMR−100)を30部添加
を添加し組成物を調製した。これを用いて、実施例1と
同様に試験を行った。エマルジョンからなる主剤を表1
に、組成物の評価結果を表2に示す。
【0027】実施例7 実施例1において、PVA−1の代わりにエチレン単位
の含有量18.0モル%(PVA−7:合度700、鹸
化度71.0モル%、アリルスルホン酸ナトリウム0.
2モル%変性)10部を用いる以外は実施例1と同様に
してポリ酢酸ビニルエマルジョン(固形分濃度51.5
%)を得た。エチレン単位の含有量5.5モル%の変性
PVA(PVA−1:重合度1400、鹸化度99.0
モル%)の15%水溶液35部と炭酸カルシウム65部
を混合したものに、上記エマルジョン100部を加え主
剤を調製した。それに、ポリメチレンポリフェニルイソ
シアネート(日本ポリウレタン社製、商品名:ミリオネ
ートMR−100)を30部添加を添加し組成物を調製
した。これを用いて、実施例1と同様に試験を行った。
エマルジョンからなる主剤を表1に、組成物の評価結果
を表2に示す。
【0028】比較例1 実施例1において、PVA−1の代わりに完全鹸化PV
A(PVA−117、クラレ製)10部を用いる以外は
実施例1と同様にしてポリ酢酸ビニルエマルジョン(固
形分濃度52.0%)を得た。このエマルジョンを用い
て実施例1と同様に試験した。エマルジョンからなる主
剤を表1に、組成物の評価結果を表2に示す。
【0029】比較例2 実施例1において、PVA−1の代わりに部分鹸化PV
A(PVA−217、クラレ製)10部を用いる以外は
実施例1と同様にしてポリ酢酸ビニルエマルジョン(固
形分濃度52.0%)を得た。このエマルジョンを用い
て実施例1と同様に試験した。エマルジョンからなる主
剤を表1に、組成物の評価結果を表2に示す。
【0030】比較例3 実施例1において、PVA−1の代わりにエチレン単位
の含有量0.5モル%の変性PVA(PVA−8:重合
度1400、鹸化度98.5モル%)10部を用いる以
外は実施例1と同様にしてポリ酢酸ビニルエマルジョン
(固形分濃度51.9%)を得た。このエマルジョンを
用いて実施例1と同様に試験した。エマルジョンからな
る主剤を表1に、組成物の評価結果を表2に示す。
【0031】比較例4 実施例1において、PVA−1の代わりにエチレン単位
の含有量30.0モル%の変性PVA(PVA−9:重
合度500、鹸化度98.5モル%、アリルスルホン酸
ナトリウム1.0モル%変性)10部を用いる以外は実
施例1と同様にしてポリ酢酸ビニルエマルジョン(固形
分濃度51.0%)を得た。このエマルジョンを用いて
実施例1と同様に試験した。エマルジョンからなる主剤
を表1に、組成物の評価結果を表2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】 PVA−1 : エチレン単位の含有量5.5モル%, 重合度1400 鹸化度99.0モル% PVA−2 : エチレン単位の含有量7.1モル%, 重合度1700 鹸化度95.4モル% PVA−3 : エチレン単位の含有量9.0モル%, 重合度1400 鹸化度99.2モル% PVA−4 : エチレン単位の含有量2.3モル%, 重合度1200 鹸化度98.0モル% PVA−5 : エチレン単位の含有量4.5モル%, 重合度500 鹸化度98.5モル% PVA−6 : エチレン単位の含有量12.0モル%, 重合度500 鹸化度98.5モル% PVA−7 : エチレン単位の含有量7.0モル% アリルスルホン酸ナトリウム0.2モル% 重合度700, 鹸化度71.0モル% PVA−8 : エチレン単位の含有量0.5モル%, 重合度1400 鹸化度98.5モル% PVA−9 : エチレン単位の含有量30.0モル%, アリルスルホン酸ナトリウム0.2モル% 重合度500,鹸化度98.5モル% Aerosol OT−75:アニオン性界面活性剤(三井サイテック製) PVA−117 : 完全鹸化PVA(クラレ製) PVA−217 : 部分鹸化PVA(クラレ製)
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明の組成物は、接着剤をはじめとし
て各種の用途に供される。本発明の組成物は、主剤の放
置安定性に優れ、特に接着剤として用いた場合に、初期
接着力に優れ、接着強度および耐水性が飛躍的に向上し
たものとなる。本発明の接着剤は、各種のものを接着す
る場合に適用できるが、特に木材用接着剤に好適に使用
できる。また、木材同士の接着の他、木材と紙、繊維製
品類、無機質板、フィルム等との接着にも使用可能であ
る。さらに、本発明の組成物は耐水性に優れる皮膜を利
用して、無機物のバインダー、無機板あるいは木質パネ
ル等の下地塗料にも有効に用いることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)エチレン単位の含有量1〜24モ
    ル%の変性ポリビニルアルコールを分散剤に用いて、エ
    チレン性不飽和単量体及びジエン系単量体から選ばれる
    一種あるいは二種以上の不飽和単量体単位を乳化重合し
    て得られた水性エマルジョンならびに(B)多価イソシ
    アネート化合物からなる組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物からなる接着剤。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の接着剤により接着して得
    られた木質製品。
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