JPH08269426A - 配合組成物および接着剤 - Google Patents

配合組成物および接着剤

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JPH08269426A
JPH08269426A JP7077672A JP7767295A JPH08269426A JP H08269426 A JPH08269426 A JP H08269426A JP 7077672 A JP7077672 A JP 7077672A JP 7767295 A JP7767295 A JP 7767295A JP H08269426 A JPH08269426 A JP H08269426A
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adhesive
mol
pva
degree
emulsion
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JP7077672A
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English (en)
Inventor
Masato Nakamae
昌人 仲前
Takeshi Kusufuji
健 楠藤
Naoki Fujiwara
直樹 藤原
Toshiaki Sato
寿昭 佐藤
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)下記の化1で示される構造単位を有す
る変性ポリビニルアルコール、(B)水性エマルジョン
および(C)多価イソシアネート化合物を配合してなる
組成物。 【化1】 (n:2〜20の整数) 【効果】 本発明の組成物は、接着剤をはじめとして各
種の用途に供される。特に接着剤として用いた場合、初
期接着力に優れ、接着強度、耐水性が飛躍的に向上した
ものとなる。この本発明の接着剤は、各種のものを接着
する場合に適用が可能であり、特に木材用接着剤に好適
に使用できる。また、木材同士の接着の他、木材と紙、
繊維製品類、無機質板、フィルム等との接着にも使用可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組成物および接着剤に関
する。さらに詳しくは各種用途、特に接着剤として有用
な組成物、該組成物からなる初期接着性、接着強度、耐
水性等にすぐれた接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】水溶性高分子、水性エマルジョンおよび
イソシアネート系化合物を主成分とする接着剤は、従来
のアミノプラスト系接着剤とは異なりホルマリンの発生
がなく、常温で比較的短時間圧締するだけで、極めて高
い接着強度および耐水性が得られることから、木材用接
着剤として賞用されている(例えば特開昭48−947
39号公報、同50−69139号公報)。また、同様
の接着剤として、アリルアルコール、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、N−メチロール化アクリルアミド等
の水酸基含有単量体と酢酸ビニルなどとの共重合体エマ
ルジョンおよび2価イソシアネート化合物よりなる水性
接着剤組成物(特開昭49−26346号公報)やポリ
ビニルアルコールを分散剤(保護コロイド)としたポリ
酢酸ビニルエマルジョンおよび多価イソシアネート化合
物よりなる耐水性接着剤組成物(特開平3−33178
号公報)が提案されている。さらに、ポリビニルアルコ
ールで安定化されたエマルジョンポリマーからなり、該
エマルジョンポリマーが、第一段階が10〜40℃の範
囲内のガラス転移温度を有する酢酸ビニルコポリマーを
製造し、第二段階が50〜120℃のガラス転移温度を
有するメチルメタクリレートコポリマーを製造すること
からなる2段階重合法によって製造され、酢酸ビニルコ
ポリマーとメチルメタクリレートコポリマーとの比率が
10:1〜10:6の範囲である接着剤が報告されてい
る(特開平2−302485号公報)。このような状況
下で、近年、水性高分子およびイソシアネート系化合物
からなる木材接着剤についてのJISも制定されてい
る。
【0003】ところが、接着する対象の拡大とともに、
場合によっては現在の接着性能レベルをさらに向上する
必要も生じてきている。具体的には、構造用接着剤とし
てはさらに高度な耐久性が要求されること、また個々の
用途でも初期接着性の一層の向上が要求される場合があ
る。後者の場合、ポリビニルアルコール(以下、PVA
と略記することがある)を分散剤とする酢酸ビニル系樹
脂の水性エマルジョンを多用すると、初期接着性は向上
するものの耐水性が十分でないという問題があった。ま
た、この種の接着剤に配合される水性高分子であるポリ
ビニルアルコールも、接着剤の性能に大きく関与してい
る。具体的には、完全鹸化あるいはアセトアセチル基を
有するPVAを用いると、耐水接着性は向上するもの
の、部分鹸化PVAを用いた場合に比較して水性エマル
ジョンとPVAからなる主剤の低温粘度安定性や保存安
定性が低下する問題があった。また、上述のような従来
の接着剤は、ある程度の性能の発現は認められるが、初
期接着性、接着強度および耐水性のすべての点で満足す
べき性能を併せ持つものは、未だ開発されていないのが
現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術における問題点を解消し、接着強度および耐水性に
優れ、しかも初期接着性の良好な接着剤を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
の下に鋭意研究を重ねた結果、(A)下記の化1で示さ
れる構造単位を有する変性ポリビニルアルコール、
(B)水性エマルジョンおよび(C)多価イソシアネー
ト化合物を配合してなる組成物を見出だし本発明を完成
させるに至った。
【0006】
【化2】 (n:2〜20の整数)
【0007】また本発明は、上記の組成物からなる接着
剤をも提供する。さらに、本発明は、上記の接着剤によ
り接着して得られた木質製品をも提供する。
【0008】本発明の組成物を構成する変性PVAは上
記の化2の構造単位を有することが必須である。上記構
造単位におけるnは、2〜20の整数であり、2〜15
が好ましく、2〜10がより好ましい。化2の構造単位
としては、3−ブテン−1−オール、5−ヘキセン−1
−オール、7−オクテン−1−オール、9−デセン−1
−オール等の単量体に由来する構造単位が挙げられる。
本発明の組成物を構成する変性PVAは、ビニルエステ
ルと上記単量体との共重合体を鹸化することにより得ら
れる。ビニルエステルとしては、蟻酸ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどが挙げ
られるが、酢酸ビニルが好ましい。
【0009】本発明の変性PVAは、本発明の効果を損
なわない範囲で、エチレン性不飽和単量体を共重合した
ものでも良い。このようなエチレン性不飽和単量体とし
ては、例えば、エチレン、プロピレン、イソブテン、ア
クリル酸、メタクリル酸、(無水)フタル酸、(無水)
マレイン酸、(無水)イタコン酸、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチル
プロピル)−アンモニウムクロリド、アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸及びそのナトリウム塩、
エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、N−ビ
ニルピロリドン、塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニ
ル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、テトラフルオ
ロエチレン、ビニルスルホン酸ナトリウム、アリルスル
ホン酸ナトリウムなどが挙げられる。また、チオール酢
酸、メルカプトプロピオン酸などのチオール化合物の存
在下で、酢酸ビニルなどのビニルエステル系単量体と上
記化2で示される構造単位を与える単量体を共重合し、
それを鹸化することによって得られる末端変性PVAも
用いることができる。本発明の組成物における変性PV
A中の上記の化2で示される構造単位の含有量として
は、特に制限はないが、0.01〜15モル%が好まし
く、0.1〜12モル%がより好ましい。本発明の変性
PVAは、上記の化2の構造単位のみによる変性が最も
好ましい。変性PVAの水溶性もしくは水分散性の点な
どから、化2で示される構造単位以外を与えるコモノマ
ーにより本発明の変性PVAをさらに変性する場合に
は、該コモノマーの含有量は5.0モル%未満が好まし
く、3.0モル%未満がより好ましく、2.0モル%未
満がさらにより好ましい。また、変性PVAの鹸化度
は、50モル%以上が好ましく、80モル%以上がより
好ましく、85モル%以上がさらに好ましい。また、該
PVAの重合度は、100〜8000の範囲が好まし
く、200〜2000がより好ましい。
【0010】本発明の組成物を構成する水性エマルジョ
ンは、分散剤として従来公知のアニオン性、カチオン
性、両性、非イオン性低分子界面活性剤や各種ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性
高分子(保護コロイド)を単独あるいは二種以上含む水
溶液中で、ラジカル重合可能なエチレン性不飽和単量体
及びジエン系単量体を乳化重合して得られる乳化重合型
の水性エマルジョンやポリウレタンエマルジョンに代表
されるポリマーの後乳化法により得られる水性エマルジ
ョンが単独あるいは二種以上併用される。
【0011】本発明の乳化重合型水性エマルジョン分散
質を構成するエチレン性不飽和単量体としては、エチレ
ン、プロピレン、イソブテン等のオレフィン類、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデ
ン等のハロゲン化オレフィン類、蟻酸ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、ピバ
リン酸ビニル等のビニルエステル類、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロ
ピル、アクリル酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸オクタデシル、アクリル酸ヒドロキシプロピル
トリメチルアンモニウムクロライド等のアクリル酸エス
テル類、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸
i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル
酸オクタデシル、メタクリル酸ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド等のメタクリル酸エステ
ル類、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロ
ールアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸お
よびそのナトリウム塩のアクリルアミド、トリメチル−
(3−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−アン
モニウムクロライド、3−アクリルアミドプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド、3−メタクリルアミド
プロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N−メチ
ルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のニトリル類、酢酸アリル、塩化アリル等のア
リル化合物、スチレン、α−メチルスチレン、P−メチ
ルスチレンスルホン酸およびそのナトリウム、カリウム
塩等のスチレン系単量体類、N−ビニルピロリドン等の
その他の単量体が挙げられる。またジエン系単量体とし
ては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等が挙げ
られる。
【0012】本発明の水性エマルジョンを得るための乳
化重合を実施するにあたっては、水、上記の分散剤、お
よび重合開始剤の存在下に、上記単量体を一時または連
続的に添加して、加熱、撹拌するような通常の乳化重合
法が実施しうるし、また、単量体を予め分散剤水溶液と
混合乳化したものを連続的に添加する方法も実施し得
る。本発明における分散剤の使用量としては、特に制限
はないが、通常単量体100重量部に対して0.2〜5
0重量部、好ましくは0.5〜20重量部である。分散
剤が0.2重量部より少ない場合は、重合安定性が低下
し、50重量部を越える場合には粘度が高くなりすぎ
る。
【0013】重合開始剤としては、特に制限されるもの
ではなく、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、2,2’−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、クメンハイド
ロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、イソプ
ロピルベンゼンパーオキサイド等が単独あるいは重亜硫
酸ナトリウム、酒石酸、L−アスコルビン酸、ホルムア
ルデヒドナトリウムスルホキシレート、硫酸第一鉄等の
還元剤と併用したレドックス系で用いられる。
【0014】本発明の組成物は、(A)変性PVA、
(B)水性エマルジョンおよび(C)成分である多価イ
ソシアネート化合物を配合してなる。ここで(C)多価
イソシアネート化合物は、分子中に2個以上のイソシア
ネート基を有するものであり、例えば、トリレンジイソ
シアネート(TDI);水素化TDI;トリメチロール
プロパン−TDIアダクト(例えばバイエル社製,商品
名:DesmodurL);トリフェニルメタントリイ
ソシアネート;メチレンビスジフェニルイソシアネート
(MDI);水素化MDI;重合MDI;ヘキサメチレ
ンジイソシアネート;キシリレンジイソシアネート;
4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート;イ
ソホロンジイソシアネート等があげられる。その他、ポ
リオールに過剰のポリイソシアネートで予めポリマー化
した末端基がイソシアネート基を持つプレポリマーを用
いてもよい。
【0015】本発明の組成物は、(A)変性PVAと
(B)水性エマルジョンを主成分とする主剤に、(C)
多価イソシアネート化合物を配合してなる。ここで、主
剤中の(A)変性PVAと(B)水性エマルジョンの配
合割合は、固形分比で(A)/(B)=99/1〜5/
95(重量比)の範囲であることが好ましく、95/5
〜10/90の範囲がより好ましい。また、(A)
(B)からなる主剤に対する(C)の多価イソシアネー
ト化合物の配合は、各種の状況に応じて適宜選定すれば
よい。しかし、好ましい配合割合は、(A)と(B)の
配合物100重量部(固形分換算)あたり、(C)多価
イソシアネート化合物1〜200重量部、特に好ましく
は5〜100重量部である。多価イソシアネート化合物
がこの範囲より少ない場合、接着強度、耐水性が低くな
り、また、この範囲を越えて多くなると、多価イソシア
ネート配合後のポットライフが短くなり実用的ではない
という問題がある。
【0016】また、本発明の組成物中には、必要に応じ
て、でんぷん、変性でんぷん、酸化でんぷん、アルギン
酸ソーダ、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、無水マレイン酸−
イソブテン共重合体、無水マレイン酸−スチレン共重合
体、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合体等
の水溶性高分子化合物や尿素−ホルマリン樹脂、尿素−
メラミン−ホルマリン樹脂、フェノール−ホルマリン樹
脂等、一般に接着剤として使用されている熱硬化性樹脂
もそれぞれ適宜使用することができる。さらに、本発明
の組成物には、クレー、カオリン、タルク、炭酸カルシ
ウム、木粉等の充填剤、小麦粉等の増量剤、ホウ酸、硫
酸アルミニウム等の反応促進剤、酸化チタン等の顔料あ
るいはその他、防腐剤、防錆剤等の各種添加剤を必要に
応じて適宜添加することができる。
【0017】本発明の接着剤は、各種の被着体の接着に
使用されるが、なかでも木材の接着に好適である。塗布
量は各種の状況に応じて適宜選定すればよい。塗布方法
としては、ハケによる塗工、ロールによる塗工などが挙
げられる。接着剤を塗布した後の乾燥は、室温から20
0℃での加熱乾燥でも良いが、本発明の接着剤は室温乾
燥する場合であっても十分な接着力が発現する。本発明
の接着剤の特徴は、主剤の放置安定性が優れている上、
初期接着性および煮沸水中での耐水接着性の両方の接着
性が優れていることにある。接着剤を塗布した後の乾燥
時間は、30分間から5時間程度が好ましい。接着剤の
乾燥は圧締した状態で行うのが好ましい。圧締時の圧力
としては、5〜20kg/cm2の範囲で選択され、硬
い木材が被着体である場合には圧締の圧力は高い方が好
ましく、柔い木材が被着体である場合には木材が破壊し
ない程度の高い圧力が好ましい。
【0018】本発明の木質製品は、上記の接着剤により
接着した木質製品であり、集成材、家具などが挙げられ
る。木質製品における木材の種類としては特に制限はな
く、その一例としては、カバ、ツガ、杉、ラワン、ケヤ
キ、ペルポック、ゴム、オークなどが挙げられる。
【0019】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明する。尚、実施例および比較例中、
「部」および「%」は特に断りのない限り重量基準を示
すものとする。 実施例1 7−オクテン−1−オール単位の含有量2.0モル%の
変性PVA(PVA−1:重合度1400、鹸化度9
9.0モル%)の15%水溶液35部と炭酸カルシウム
65部を混合し、それに、エチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジョン(OM−4200、固形分濃度55%、
クラレ製)100部を加え主剤を調製した。それに、ポ
リメチレンポリフェニルイソシアネート(日本ポリウレ
タン社製、商品名:ミリオネートMR−100)を30
部添加を添加し組成物を調製した。これを用いて、以下
の条件により試験を行った。結果を表1および表2に示
す。
【0020】〔試験条件〕 1.接着試験 上記組成物を用いて、以下の条件で接着試験を行った。 被着材:カバ/カバ(マサ目)含水量8% 塗布量:250g/m2 (両面塗布) 堆積時間:1分 圧締条件:20℃、24時間、圧力10kg/cm2 (常態強度、煮沸繰返し試験片のみ) JIS K−6852による圧縮剪断接着強度を測定 常態強度 :20℃、7日間養生後そのままの状態で測
定 煮沸繰返し:20℃で7日間養生後、試験片を煮沸水中
に4時間浸漬した後、60℃の空気中で20時間乾燥
し、更に煮沸水中に4時間浸漬してから、室温の水中に
冷めるまで浸し、濡れたままの状態で試験に供した。 初期接着性:貼りあわせ後、20℃で10kg/cm2
の圧力で10分間圧締し、直ちに圧縮剪断接着強度を測
【0021】実施例2 3−ブテン−1−オール単位の含有量8.5モル%の変
性PVA(PVA−2:重合度700、鹸化度98.0
モル%)の15%水溶液35部と炭酸カルシウム65部
を混合し、それに、スチレン−ブタジエン共重合体エマ
ルジョン(DL−612、固形分濃度50%、旭化成
製)を加え主剤を調製した。それに、ポリメチレンポリ
フェニルイソシアネート(日本ポリウレタン社製、商品
名:ミリオネートMR−100)を30部添加を添加し
組成物を調製した。これを用いて、実施例1と同様に試
験を行った。結果を表1および表2に示す。
【0022】実施例3 撹拌機、窒素吹き込み口、温度計を備えたガラス製重合
容器に、末端にメルカプト基を有するPVA(重合度5
00、鹸化度88.2モル%、メルカプト基含量4.5
×10-5モル/g−PVA)5部とイオン交換水100
部を入れ加熱溶解した。それを冷却後、硫酸でpHを
3.0とした後、窒素バブリングを行いながら70℃に
昇温した。撹拌を150rpmとし、メタクリル酸メチ
ル10部とアクリル酸nーブチル10部を添加し、さら
に、1%過硫酸カリウム水溶液10部を添加し重合を開
始した。重合開始1時間後に、メタクリル酸メチル40
部、アクリル酸n−ブチル38部、メタクリル酸ヒドロ
キシエチル2部を2時間にわたって均一に滴下した。滴
下終了後、温度を80℃にし、1時間放置した。固形分
濃度48.5%のメタクリル酸メチル−アクリル酸n−
ブチル−メタクリル酸ヒドロキシエチル共重合体エマル
ジョン(アクリルEm)が得られた。5−ヘキセン−1
−オール単位の含有量3.4モル%の変性PVA(PV
A−3:重合度1200、鹸化度96.2モル%)の1
5%水溶液35部と炭酸カルシウム65部を混合し、そ
れに、上記アクリルEmを加え主剤を調製した。それ
に、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(日本ポ
リウレタン社製、商品名:ミリオネートMR−100)
を30部添加を添加し組成物を調製した。これを用い
て、実施例1と同様に試験を行った。結果を表1および
表2に示す。
【0023】実施例4 実施例1において、PVA−1の代わりに7−オクテン
−1−オール単位の含有量4.0モル%(PVA−4:
重合度1200、鹸化度98.0モル%)の15%水溶
液を用いる以外は実施例1と同様に試験した。結果を表
1および表2に示す。
【0024】実施例5 実施例1において、PVA−1の代わりに7−オクテン
−1−オール単位の含有量3.5モル%(PVA−5:
重合度500、鹸化度92.0モル%)の15%水溶液
を用いる以外は実施例1と同様に試験した。結果を表1
および表2に示す。
【0025】実施例6 実施例1において、PVA−1の代わりに7−オクテン
−1−オール単位の含有量10.0モル%(PVA−
6:合度500、鹸化度85.3モル%、アリルスルホ
ン酸ナトリウム0.2モル%変性)の15%水溶液を用
いる以外は実施例1と同様に試験した。結果を表1およ
び表2に示す。
【0026】比較例1 実施例1において、PVA−1の代わりに無変性PVA
(PVA−7:重合度1700、鹸化度98.5モル
%)の15%水溶液を用いる以外は実施例1と同様に試
験した。結果を表1および表2に示す。
【0027】比較例2 実施例1において、PVA−1の代わりに無変性PVA
(PVA−8:重合度1700、鹸化度88.2モル
%)の15%水溶液を用いる以外は実施例1と同様に試
験した。結果を表1および表2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】PVA−1 : 7−オクテンー1−オー
ル単位の含有量2.0モル% 重合度1400、 鹸化度99.0モル% PVA−2 : 3ーブテンー1ーオール単位の含有量
8.5モル% 重合度700、 鹸化度98.0モル% PVA−3 : 5ーヘキセンー1ーオール単位の含有
量3.4モル% 重合度1200、 鹸化度96.2モル% PVA−1 : 7−オクテンー1−オール単位の含有
量2.0モル% 重合度1400、 鹸化度99.0モル% PVA−2 : 3ーブテンー1ーオール単位の含有量
8.5モル% 重合度700、 鹸化度98.0モル% PVA−3 : 5ーヘキセンー1ーオール単位の含有
量3.4モル% 重合度1200、 鹸化度96.2モル% PVA−4 : 7−オクテンー1−オール単位の含有
量4.0モル% 重合度1200、 鹸化度98.0モル% PVA−5 : 7−オクテンー1−オール単位の含有
量3.5モル% 重合度500、 鹸化度92.0モル% PVA−6 : 7−オクテンー1−オール単位の含有
量10.0モル% アリルスルホン酸ナトリウム0.2モル% 重合度500、 鹸化度85.3モル% PVA−7 : 重合度1700、 鹸化度98.5モ
ル% PVA−8 : 重合度1700、 鹸化度88.2モ
ル% OM−4200 : エチレンー酢酸ビニル共重合エマ
ルジョン(固形分55%) DL−612 : スチレンーブタジエン共重合体エ
マルジョン(固形分50%) アクリルEm : メタクリル酸メチル/アクリル酸n
−ブチル/メタクリル酸ヒドロキシエチル共重合体エマ
ルジョン(固形分48.5%)
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明の組成物は、接着剤をはじめとし
て各種の用途に供される。特に接着剤として用いた場
合、初期接着力に優れ、接着強度、耐水性が飛躍的に向
上したものとなる。この本発明の接着剤は、各種のもの
を接着する場合に適用が可能であり、特に木材用接着剤
に好適に使用できる。また、木材同士の接着の他、木材
と紙、繊維製品類、無機質板、フィルム等との接着にも
使用可能である。さらに、本発明の組成物は耐水性に優
れる皮膜を利用して、無機物のバインダー、無機板ある
いは木質パネル等の下地塗料にも有効に用いることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 寿昭 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記の化1で示される構造単位を
    有する変性ポリビニルアルコール、(B)水性エマルジ
    ョンおよび(C)多価イソシアネート化合物を配合して
    なる組成物。 【化1】 (n:2〜20の整数)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物からなる接着剤。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の接着剤により接着して得
    られた木質製品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1106437C (zh) * 1997-12-22 2003-04-23 可乐丽股份有限公司 生产粘合剂的方法、粘合剂和层压制品
US6983571B2 (en) 2000-09-29 2006-01-10 Teel Plastics, Inc. Composite roofing panel

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CN1106437C (zh) * 1997-12-22 2003-04-23 可乐丽股份有限公司 生产粘合剂的方法、粘合剂和层压制品
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