JPH08258805A - Cdシングルトレイの集積,箱詰装置 - Google Patents

Cdシングルトレイの集積,箱詰装置

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JPH08258805A
JPH08258805A JP7067596A JP6759695A JPH08258805A JP H08258805 A JPH08258805 A JP H08258805A JP 7067596 A JP7067596 A JP 7067596A JP 6759695 A JP6759695 A JP 6759695A JP H08258805 A JPH08258805 A JP H08258805A
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JP
Japan
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tray
box material
side wall
box
lid
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Withdrawn
Application number
JP7067596A
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English (en)
Inventor
Akiyasu Yamamoto
暁康 山本
Atsuo Konuma
充生 小沼
Masayoshi Taguchi
眞義 田口
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EMI Records Japan Inc
Original Assignee
Toshiba Emi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送コンベアによって搬送されるCDシング
ルトレイを自動的に箱詰する装置を提供することを目的
とする。 【構成】 搬送コンベア19の搬出端に、トレイTが搬
出される度にトレイTの1個分の高さだけ下降する昇降
装置22を設け、昇降装置22に所定数堆積されたトレ
イ堆積物T′を押動する配列プッシャ26と、配列プッ
シャ26に押された複数のトレイ堆積物T′を押動して
立体的なトレイ集合体T″を形成する集合体形成プッシ
ャ28とを設け、移動通路35に設けられた搬送台36
に箱材Cを供給する箱材供給機構38と、蓋Dを被せる
蓋供給機構39を設け、箱材Cを載置した搬送台36を
移動通路35の箱詰位置35aに停止したときに、箱材
Cにトレイ集合体T″を挿入するトレイ挿入機構を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送コンベアによって
搬送されるCD(コンパクトディスク)シングルトレイ
(以下トレイと言う)を複数個,複数列,複数段積み重
ねて立体的なトレイ集合体に集積し、このトレイ集合体
を箱材に挿入して蓋を被せる動作を自動的に行うCDシ
ングルトレイの集積,箱詰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トレイの箱詰めは、型成形機により成形
された多数個(例えば500個)のトレイを人手により
段ボールの箱に詰めていた。段ボールの箱は平板状に展
開された段ボールの側壁を起立して、上部が開口する箱
形状に形成し、この箱の上端に蓋を被せて側壁が開くの
を防止し、内部に多数個のトレイを収容する梱包として
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、箱の中にトレイ
の向きを揃えて整然と積載する作業は、多大の作業時間
を要するので非能率である。又、トレイを箱詰めする作
業は、肉体的な疲労度の多い繰り返し単純作業であるの
で、トレイを箱の中に整然と挿入する自動装置が望まれ
ていたが、適当な自動箱詰装置が存在しなかった。
【0004】又、トレイを収容して運搬する箱は、経費
節減或いは産業廃棄物を出さないようにするため、繰り
返して使用してきた。使用済の箱は、返却時の運搬効率
を高めるため、及びストック時の容積を減少するため
に、平面状に展開できる箱材を使用してきたが、箱詰め
する際には、この平面に展開された箱材を自動的に組み
立てる装置が必要になる。本発明は、展開された箱を自
動的に組み立てると共に、箱の中にトレイを整然と集積
して箱詰めする装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のCDシングルトレイの集積,箱詰装置
は、トレイを搬送する搬送コンベアの搬出端に、搬出さ
れるトレイの1個分の高さづつ所定回数だけ下降する昇
降台と、最下降位置の昇降台に載置された複数段のトレ
イ堆積物を押し出す配列プッシャと、押し出された複数
個の上記トレイ堆積物を押動して複数個,複数列,複数
段の立体的なトレイ集合体を形成する集合体形成プッシ
ャとにより構成される集積装置と、該集積装置に隣接さ
れる箱詰位置を有し、中間に箱材供給位置と蓋取付け位
置とを有する移動通路と、該移動通路上を移動可能に設
けられ上面に箱材を載置する載置面を有し該載置面の周
辺に起立部材を有する搬送台と、上記箱材供給位置に停
止した上記搬送台に平面に展開された箱材を供給する箱
材供給機構と、上記立体的なトレイ集合体を上記搬送台
上の箱材の上に押動するトレイ挿入機構と、上記蓋取付
け位置に停止した搬送台に載置された箱材の上に蓋を供
給する蓋供給機構とにより構成される箱詰装置と、を設
けた。
【0006】上記起立部材を、上記箱材の側壁のうち上
記トレイ挿入機構に面した側壁を起伏する起伏部材と、
他の側壁を起立状態に保持する起立壁とにより構成する
ことができる。上記搬送台には、上記蓋を供給する際に
上記箱材の側壁のうち上記トレイ挿入機構に面した側壁
を先端が低くなる倒伏状態に保持する倒伏保持部材を設
けるとよい。又、蓋の取付けを容易にするために、起立
状態の上記側壁が僅かに内側に傾斜する方向に上記側壁
の外面を押圧する側壁押圧部材を設けるとよい。上記箱
材供給機構には、上記箱材を載置する昇降台と、該昇降
台上の箱材を上記搬送台に移載する往復台と、上記搬送
台に移載された箱材の底床を下方に押動する底床押動片
とを設けるとよい。
【0007】
【作用】上記のように構成されたCDシングルトレイの
集積,箱詰装置の作用を説明すると、向きを揃えたトレ
イが搬送コンベア搬出されて昇降台の上に移載される。
昇降台は、各トレイが1個づつ昇降台上に移載される都
度、トレイの高さだけ下降し、複数段のトレイ堆積物を
形成する。昇降台が所定の高さまで降下すると、配列プ
ッシャによりトレイ堆積物を昇降台から押動す。
【0008】押し出されたトレイ堆積物に、次に押し出
されたトレイ堆積物が接触するので相互に接触した複数
個のトレイ堆積物ができる。この複数個のトレイ堆積物
は、集合体形成プッシャによって押し出され、次に押し
出された複数個のトレイ堆積物が接触するので、集合体
形成プッシャが複数個のトレイ堆積物を複数回押動する
ことにより、複数個,複数列,複数段の立体的なトレイ
集合体が形成される。
【0009】一方、平面に展開されている箱材は、四角
形の底床と、底床の4辺に側壁が延設される形状を有
し、箱材供給機構の昇降台上に積載されているが、最上
層の箱材が、往復台により箱材供給位置に停止している
搬送台の載置面に載置され、その搬送台には左右側壁を
起立させるための起立壁が設けられているので、底床が
底床押動片によって下方に押しつけられるときに、起立
壁に接する側壁が起立する。このとき、起伏部材は倒伏
しているので、起伏部材の上の側壁は起立しない。
【0010】搬送台が箱詰位置に停止すると、トレイ挿
入機構に面した側壁が倒伏保持部材により先端が低くな
る倒伏状態に保持される。従って、トレイ挿入機構が立
体的なトレイ集合体を押動したときに、トレイ集合体が
この側壁に干渉することなく底床まで押動される。
【0011】次に、搬送台が箱詰位置から離れると、側
壁が倒伏保持部材から開放され起立可能になる。搬送台
の起伏部材が起立し、倒伏していた側壁が起伏部材によ
り起立するので各側壁がすべて起立状態となり、蓋の取
付けが可能になる。次に、搬送台が蓋取付け位置に停止
し、蓋が各側壁の上端に被せられ、梱包状態になる。こ
のとき、側壁押圧部材により箱材の側壁の外面を押圧
し、起立状態の上記側壁を僅かに内側に傾斜させると、
蓋の取付けが容易になる。起伏部材は再び倒伏状態にな
り、トレイの箱詰めを完了した箱が倒伏状態の起伏部材
の上を通過して外部に押し出される。
【0012】
【実施例】本発明のCDシングルトレイの集積,箱詰装
置Aについて図面を参照しながら説明する。なお、トレ
イTの流れの順に説明するため、この集積,箱詰装置A
にトレイTを供給する配列変更,移載装置Bの概要を簡
単に説明する。配列変更,移載装置Bは、型成形機1,
供給装置2,トレイ配列変更装置3,移載装置4,第一
搬送コンベア5とにより構成され、図1に示すように、
2組設置される。
【0013】型成形機1は一度に4個のトレイTを成形
するもので、金型のランナに対して両側に対称的に向き
合ったトレイTが成形される。供給装置2は支柱6を中
心として水平方向に回動する回転アーム7の先端に軸8
が回動可能,出没方向に移動可能に挿入され、軸8に取
付けられたハンド部9にトレイTと同数の吸着盤10が
設けられる(図3参照)。そして、型成形機1でトレイ
Tが成形されて金型が開かれると、4個のトレイTを吸
着して原点位置に待機するトレイ配列変更装置3に供給
する。
【0014】トレイ配列変更装置3は、移載されたトレ
イTの向きを揃えると共に、トレイTを一定の間隔に配
列し、移載装置4の下方に移動する装置である。トレイ
配列変更装置3は、架台11の上面に固着される摺動面
12の上に移動台13が移動可能であり、移動台13の
上面には移載されたトレイTの向きを揃える回転台14
と移動回転台15が設けられる(図3参照)。移動回転
台15は移動可能であり、回転台14上のトレイTと移
動回転台15上のトレイTとの間隔を、回転時にトレイ
Tが接触しないように広げることができる。そして、移
動台13が移載装置4の下方に移動する。
【0015】移載装置4は、回転台14及び移動回転台
15上のトレイTを吸着して第一搬送コンベア5に移載
するもので、トレイ配列変更装置3の上方から第一搬送
コンベア5の上方に移動可能な移動部材16にエアシリ
ンダを備えた昇降装置17が設けられ、昇降装置17の
下端に4個のトレイTをそれぞれ吸着する吸着盤18が
設けられる(図3参照)。
【0016】第一搬送コンベア5はベルトコンベアであ
り、移載装置4から移載されたトレイTが向きを揃えて
等間隔に載置される。以上により、配列変更,移載装置
Bが構成され、第一搬送コンベア5からは、次に述べる
本発明のCDシングルトレイの集積,箱詰装置Aにトレ
イTが供給される。
【0017】集積,箱詰装置Aは、集積装置A1 と箱詰
装置A2 とにより構成され、集積装置A1 には、第一搬
送コンベア5の搬出端に近接する搬送コンベア19が設
けられる。搬送コンベア19の搬入側は、第一搬送コン
ベア5の搬出端に近接し、第一搬送コンベア5よりも走
行速度の早いベルトコンベアである。搬送コンベア19
の搬送面は第一搬送コンベア5の搬送面よりも僅かに高
くなっている(図4参照)。
【0018】第一搬送コンベア5の搬出端には、第一搬
送コンベア5の下方から搬送コンベアの搬送面まで上昇
する持ち上げ台20と、持ち上げ台20の上に持ち上げ
られたトレイTを搬送コンベア19に押し込む移載プッ
シャ21が設けられる(図4参照)。搬送コンベア19
の搬出端には、図5及び図6に示すような昇降装置22
が設けられる。
【0019】昇降装置22は、搬送コンベア19の搬送
面よりも僅かに低い位置に開口する四角筒状の枠体23
と、枠体23内を昇降可能に設けられる昇降台24と、
搬送コンベア19上のトレイTが昇降台24に移載され
る都度、トレイT1個分の高さだけ昇降台24を下降さ
せる昇降手段25(図6参照)を有し、所定回数(本実
施例では50回)下降を繰り返した後に元のレベルに上
昇するようになっている。
【0020】枠体23の横には配列プッシャ26が配設
され、昇降台24が最下降位置にきたときに、配列プッ
シャ26が枠体23の側壁に設けられた孔(図示しな
い)を経由して昇降台24上に所定数(本実施例では5
0段)積み重ねられたトレイT堆積物T′を押動し、ト
レイT堆積物T′が枠体23の孔(図示しない)を経由
して配列プッシャ26の反対側のシュート27上に押動
される。
【0021】配列プッシャ26が複数回(本実施例では
2回)動作すると、複数個の(本実施例では2個の)ト
レイT堆積物T′が、相互に接触した状態でシュート2
7上に押し出される(図6参照)。押し出されたトレイ
T堆積物T′の横には、トレイT堆積物T′を押動する
集合体形成プッシャ28が配置されており(図5参
照)、集合体形成プッシャ28がトレイT堆積物T′を
押動した後の空間に、配列プッシャ26により次のトレ
イT堆積物T′が押し出されてくる(図7参照)。
【0022】このようにして、集合体形成プッシャ28
が所定回数(本実施例では5回)作動すると、複数個
(2個),複数段(50段),複数列(5列)の立体的
なトレイ集合体T″が、集積装置A1 のトレイ挿入機構
29の移動載置板30の上に押し込まれる。以上によ
り、トレイTをトレイ集合体T″に形成する集積装置A
1 が構成される。この集積装置A1 は、次に述べる箱詰
装置A2 とのラインバランスを図るため2組設けられ
る。
【0023】箱詰装置A2 のトレイ挿入機構29は、後
述する箱材Cにトレイ集合体T″を挿入するものであ
る。トレイ挿入機構29は、固定台31の上面を移動可
能に設けられシュート27とほぼ高さの移動載置板30
と、移動載置板30を前方(図8において左方向)に向
けて移動させる載置板プッシャ32と、移動載置板30
上に設けられ、移動載置板30上のトレイ集合体T″を
前方に押し出す挿入用プッシャ33とにより構成され
る。移動載置板30の先端部の下面には、先端に向かっ
て高くなる傾斜面30aが設けられ、移動載置板30の
上面にはトレイ集合体T″を案内する案内板34が設け
られる。
【0024】移動通路35は、箱材Cを載置する搬送台
36を走行案内する2条のレール37が敷設され、一端
にはトレイ挿入機構29に相対する箱詰位置35aが設
けられ、中間部に、箱材供給機構38(図9,図10参
照)に近接する箱材供給位置35bと蓋供給機構39に
近接する蓋取付け位置35cが設けられ 他端には搬出
位置35dが設けられる。
【0025】搬送台36は、移動通路35に設置された
駆動源(図示しない)により回動するタイミングベルト
(図示しない)によって走行駆動され、箱材供給位置3
5b,箱詰位置35a,蓋取付け位置35c及び搬出位
置35dに停止する。搬送台36に載置される箱材C
は、四角な底床40と底床40に延設される側壁41と
を有し、搬送台36の上面に底床40が載置される(図
10参照)。
【0026】搬送台36には、載置された箱材Cの外側
であってトレイ挿入機構29に面した位置に起伏部材4
4が設けられる(図11,図12参照)。起伏部材44
は、移動通路35に設置されたブラケット45の上部に
支軸46が貫設され、支軸46に枢着された回動片47
は、移動通路35に取付けられたシリンダ48により起
伏可能である。
【0027】そして、回動片47が倒伏しているときに
は、箱材Cの側壁41が水平に展開されているが、回動
片47が起立すると側壁41が回動片47に押されて起
立状態になる(図12の符号41′参照)。搬送台36
には、搬送台36の載置面の外側であってトレイ挿入機
構29に面しない位置に、側壁を起立状態に保持する起
立壁49が設けられる。
【0028】又、搬送台36には、載置面の外側にシリ
ンダにより駆動される側壁押圧部材50が設けられ、各
側壁41が起立したときに側壁押圧部材50が各側壁4
1を僅かに内側に傾斜する方向に押圧する(図10参
照)。側壁押圧部材50は、起立した側壁41の上端に
蓋Dが被さり易くするために相対する側壁41の間隔を
縮小するものである。
【0029】移動通路35には、トレイ挿入機構29の
手前に、搬送台36が箱詰位置34aに近づくに従って
低くなる案内ガイド51が設けられ(図10参照)、搬
送台36には、トレイ挿入機構29に面した位置に倒伏
保持部材52が設けられる。倒伏保持部材52は、回動
レバー53の端部にローラ54が設けられ(図11参
照)、回動レバー53が回動するとローラ54が箱材C
の側壁41の上面に接離する。ローラ54が側壁41の
上面に接触した状態で、搬送台36が箱詰位置34aに
向かって移動すると、案内ガイド51に案内されながら
下降するローラ54が側壁41を押圧し、側壁41が先
端が低くなる。
【0030】箱材供給機構38は、昇降装置55により
昇降し、合成樹脂製の板材より成り水平に展開された形
状の箱材Cを堆積して載置する昇降台56と、箱材Cの
底床40の4隅の外側に立設され、堆積された箱材Cの
位置ずれを防止する案内棒57と、昇降台56及び移動
通路35の箱材供給位置35bの上方に設けられるレー
ル58と、レール58上を移動可能に設けられた往復台
59と、往復台59を水平方向に駆動するシリンダ60
が設けられる(図13,図14参照)。
【0031】往復台59には、ピストン棒が下方に向く
シリンダ61と、シリンダ61のピストン棒の先端に固
着される支持部材84から下方に突出する吸着盤62
と、支持部材61の両端部から下方に突出する底床押動
片63が設けられる。底床押動片63は、箱材Cが搬送
台36に挿入されるときに側壁41を正しく起立させる
ことと箱材Cの隅が浮き上がって挿入不十分となるのを
防止するものである。
【0032】蓋供給機構39は、昇降装置64により昇
降し、上面に蓋Dを堆積して載置する昇降台65が設け
られ、昇降台65の高さは、最上部の蓋Dを検知するセ
ンサ(図示しない)の信号により常に一定高さに制御さ
れる。蓋Dの両端部に突起部66が形成されており、図
16において最上部の蓋Dの左側に、突起部66を摺動
可能に載置する案内レール67と、昇降装置68が設け
られ、最上部の蓋Cの右側にプッシャ69が設けられ
る。
【0033】蓋昇降装置68は、支柱70の上端に固着
される本体71と、本体71の上面に固着されるシリン
ダ72と、シリンダ72の作動により昇降する昇降板7
3と、昇降板73の両端部に設けられたシリンダ74
と、両シリンダ74の作動により開閉し、閉じたときに
蓋Dの突起部66を下から支える開閉爪75が設けられ
る(図15,図16参照)。移動通路35の蓋取付け位
置35cには、搬送台36に載置された箱材Cの側壁4
1が倒れないように保持するための案内板76が設けら
れる(図9参照)。
【0034】移動通路35の搬出位置35dに、箱詰め
を完了した箱C′を搬出する搬出移載機構78が近設さ
れる。搬出移載機構78は、搬出位置35dに停止した
搬送台36に載置された箱C′を昇降台79の上面に挿
入する搬出プッシャ80(図1参照)と、昇降台79上
の箱C′をフリーローラより成る搬出コンベア81に移
載する搬出プッシャ82(図17参照)と、搬出コンベ
ア81上に移載された箱C′を搬出方向に向けて押し出
す搬出プッシャ83とを有する。昇降台79は、箱C′
を2段積みにするために使用される。
【0035】次に、以上のように構成されたトレイの集
積,箱詰装置Aの作用を説明する。配列,移載装置Bに
より向きと間隔を揃えられたトレイTは、第一搬送コン
ベア5の搬出端に到達し、所定時間間隔で昇降する持ち
上げ台20に持ち上げられた後に移載プッシャ21に押
されて搬送コンベア19に移載される。搬送コンベア1
9上を搬送するトレイTは、昇降台24に移載される。
【0036】トレイTが昇降台24に1個移載される都
度、昇降台24がトレイTの1個分の高さだけ下降し、
次のトレイTが堆積されていく。昇降台24が最下降位
置に達すると、昇降台24の上に50段のトレイ堆積物
T′が形成される。このとき、配列プッシャ26が50
段のトレイ堆積物T′をシュート27上に押し出し、昇
降台24は元の待機位置に復帰する。
【0037】同様にして、新たに形成された50段のト
レイ堆積物T′が配列プッシャ26に押動され、シュー
ト27上に押し出されていた先のトレイ堆積物T′に接
触するので、相互に接触した2個のトレイ堆積物T′が
集合体形成プッシャ28の前に押し出される。次に、集
合体形成プッシャ28が作動し、2個のトレイ堆積物
T′がトレイ挿入機構29の移動載置板30に向けて押
動される。
【0038】次に、新たな2個のトレイ堆積物T′が同
じように集合体形成プッシャ28に押動され、先に押し
出されたトレイ堆積物T′を押動する。以上のようにし
て、集合体形成プッシャ28が5回作動すると、相互に
接触する2個,5列,50段の立体的なトレイ集合体
T″がトレイ挿入機構29の移動載置板30の上に形成
される。以上述べた集積装置A1 の動作は、2台の集積
装置A1 で行われ、いずれか一方の集積装置A1 がトレ
イ集合体T″を押し出すときには、他方の集積装置A1
は押し出し動作をしない(トレイ集合体T″を押し出し
方向を図9の矢印 F,Gで示す)。
【0039】これに同期して、箱詰装置A2 により箱材
供給機構38内の箱材Cが搬送台36に供給される。箱
材供給機構38の昇降台56の上に、箱材Cが板状に展
開された形状(図2参照)で積載されているが、昇降台
56の真上に停止している往復台59の吸着盤62が下
降し、負圧の供給により最上層の箱材Cの底床40を吸
着し、吸着盤62が上昇する。
【0040】次に、往復台56が、移動通路35の箱詰
位置35aに待機している搬送台36の真上に移動し、
吸着盤62を下降する。吸着盤62と共に下降する箱材
Cは、トレイ挿入機構29に面しない一対の側壁41が
起立壁49に当たるが、底床押動片63が箱材Cの底床
40を下方に押動するので、一対の側壁41が起立した
状態になり箱材Cが搬送台36上に載置される。
【0041】このとき、起伏部材44は倒伏しているの
で、トレイ挿入機構29に面する他の一対の側壁41は
水平のままである。次に、吸着盤62の負圧が解除され
ると共に、吸着盤62が上昇し、往復台56が昇降台5
6の真上に復帰する。
【0042】次に、搬送台36が箱詰位置35aに向か
って移動するとき、倒伏保持部材50のローラ54が箱
材Cの他の一対の側壁41に接触し、側壁41の浮き上
がりを防止する。そして、搬送台36が箱詰位置35a
に接近するにつれて、ローラ54が案内ガイド51によ
り下降し、他の一対の側壁41を先端が低くなるように
押し下げ、次に行われるトレイ集合体T″の移載を円滑
にする。
【0043】箱詰位置35aに位置決めされた箱材Cの
両側には、それぞれトレイ挿入機構29があり、何れか
一方のトレイ挿入機構29が作動する。トレイ挿入機構
29の載置板用プッシャ32が作動すると、移動載置板
30が先端を低く押さえつけられた側壁41の上に突出
し、次に、挿入用プッシャ33が作動してトレイ集合体
T″を箱材Cの底床40の上に押し込む。
【0044】かくして、トレイ集合体T″の積み込みが
完了し、搬送台36が箱材供給位置35bに移動し、側
壁41を抑えていたローラ54が側壁41より離隔した
後に起伏保持部材44の回動片47が起立し、倒伏して
いた側壁41が起立する。かくして、各側壁41が起立
状態になり箱材Cが箱形状になるので、蓋Dの取付けが
可能になる。次に、搬送台36が蓋取付け位置35cに
停止する。
【0045】このとき、側壁押圧部材50を各側壁41
に押し当て、各側壁41を起立姿勢よりも僅かに内側に
倒し、蓋Dを取付け易くしておく。一方、蓋供給機構3
9では、プッシャ69で最上層の蓋Dに押動すると、蓋
Dの突起部66が案内レール67上をスライドし、閉ざ
された開閉爪75上に停止する。
【0046】シリンダ72の作動により開閉爪75を下
降し、蓋Dを箱材Cの上端部に被せると、箱材Cの各側
壁41が蓋Dにより起立状態に保持されるので、内部に
トレイ集合体T″を収容した箱C′ができあがる。次
に、起立部材44を元の倒伏状態に復帰させ、搬送台3
6を移動通路35の搬出位置35dに停止する。以上
で、箱詰装置A2 の動作を完了する。
【0047】次に、搬出プッシャ80を作動し、内部に
トレイ集合体T″を収容した箱C′を昇降台79に押出
し、昇降台79が箱C′1個分の高さだけ下降する。次
に、搬出プッシャ80の作動により箱C′を2段積みに
した後に、搬出プッシャ82の作動により搬出コンベア
81に移載する。
【0048】搬出コンベア81上に溜まる2段積みの箱
C′は、搬出プッシャ83の作動により搬出コンベア8
1の搬出端に向けて押し込まれる。以上述べた各動作
は、連続的に且つ自動的に行われる。箱材Cは、合成樹
脂製であるので耐久性があり、蓋Dを取り外すと元の展
開形状に復帰可能であるので、繰り返して再利用され
る。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。 (1) 本発明は、従来のトレイの箱詰め作業を自動化した
ので、トレイの箱詰め時間が短縮され効率化される効果
と、作業者が疲労度の大きい繰り返し作業から開放され
る効果を生じた。
【0050】(2) 本発明は、集積装置において、向きを
揃えたトレイを複数個,複数列,複数段の立体的なトレ
イ集合体の形成するので、箱詰装置においてトレイを一
挙に箱材に挿入することが可能になり、トレイの箱詰時
間が極めて短くなる。従って、トレイの箱詰動作を他の
動作(箱材供給,箱の組立,蓋の取付け)と共にタクト
システムで行うことができる。 (3) 搬送台に起伏部材と起立壁を設けたので、水平の展
開された箱材を搬送台に載置しただけで、トレイ挿入側
の側壁のみが水平になり、他の側壁を起立させることが
できる。
【0051】(4) 搬送台に、移動通路側の案内ガイドに
よってトレイ挿入側の側壁を下方に押圧する倒伏保持部
材を設けたので、トレイ集合体の挿入が円滑,確実に行
われる効果がある。 (5) 搬送台に、側壁押圧部材を設けたので、蓋が円滑,
確実に被せられる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集積,箱詰装置と、この集積,箱詰装
置にトレイを供給する配列,移載装置の全体配置を示す
概略平面図である。
【図2】トレイの流れを示す説明図である。
【図3】配列,移載装置の要部を示す正面図である。
【図4】集積,箱詰装置と配列,移載装置との接続部を
示す正面図である。
【図5】昇降台の平面図である。
【図6】図5のX矢視図である。
【図7】トレイ挿入機構の平面図である。
【図8】図7のY矢視図である。
【図9】搬送通路の平面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】搬送台の起伏部材の正面図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】箱材供給機構の正面図である。
【図14】図13の側面図である。
【図15】蓋供給機構の側面図である。
【図16】図15の正面図である。
【図17】搬出移載機構の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
A 集積,箱詰装置 A1 集積装置 A2 箱詰装置 B 配列,移載装置 C 箱材 C′ 箱 D 蓋 T トレイ T′ トレイ堆積物 T″ 立体的なトレイ集合体 1 型成形機 2 供給装置 3 トレイ配列変更装置 4 移載装置 5 第一搬送コンベア 19 搬送コンベア 22 昇降装置 24 昇降台 26 配列プッシャ 28 集合体形成プッシャ 29 トレイ挿入機構 30 移動載置板 32 載置板プッシャ 33 挿入用プッシャ 35 移動通路 35a 箱詰位置 35b 箱材供給位置 35c 蓋取付け位置 35d 搬出位置 36 搬送台 38 箱材供給機構 39 蓋供給機構 40 底床 41 側壁 44 起伏部材 49 起立壁 50 側壁押圧部材 51 案内ガイド 52 倒伏保持部材 56 昇降台 59 往復台 63 底床押動片 78 搬出移載機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 57/03 B65G 57/03 F 57/09 57/09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDシングルトレイ(以下トレイと言
    う)を搬送する搬送コンベアの搬出端に、搬出されるト
    レイの1個分の高さづつ所定回数だけ下降する昇降台
    と、最下降位置の昇降台に載置された複数段のトレイ堆
    積物を押し出す配列プッシャと、押し出された複数個の
    上記トレイ堆積物を押動して複数個,複数列,複数段の
    立体的なトレイ集合体を形成する集合体形成プッシャと
    により構成される集積装置と、 該集積装置に隣接される箱詰位置を有し、中間に箱材供
    給位置と蓋取付け位置とを有する移動通路と、該移動通
    路上を移動可能に設けられ上面に箱材を載置する載置面
    を有し該載置面の周辺に起立部材を有する搬送台と、上
    記箱材供給位置に停止した上記搬送台に平面に展開され
    た箱材を供給する箱材供給機構と、上記立体的なトレイ
    集合体を上記搬送台上の箱材の上に押動するトレイ挿入
    機構と、上記蓋取付け位置に停止した搬送台に載置され
    た箱材の上に蓋を供給する蓋供給機構とにより構成され
    る箱詰装置と、を備えたCDシングルトレイの集積,箱
    詰装置。
  2. 【請求項2】 上記起立部材は、上記箱材の側壁のうち
    上記トレイ挿入機構に面した側壁を起伏する起伏部材
    と、他の側壁を起立状態に保持する起立壁とにより構成
    されることを特徴とする請求項1記載のCDシングルト
    レイの集積,箱詰装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送台には、上記箱材の側壁のうち
    上記トレイ挿入機構に面した側壁を先端が低くなる倒伏
    状態に保持する倒伏保持部材が設けられることを特徴と
    する請求項1又は2記載のCDシングルトレイの集積,
    箱詰装置。
  4. 【請求項4】 上記搬送台には、上記蓋を供給する際に
    起立状態の上記側壁が僅かに内側に傾斜する方向に上記
    側壁の外面を押圧する側壁押圧部材が設けられることを
    特徴とする請求項1,2又は3記載のCDシングルトレ
    イの集積,箱詰装置。
  5. 【請求項5】 上記箱材供給機構は、上記箱材を載置す
    る昇降台と、該昇降台上の箱材を上記搬送台に移載する
    往復台と、上記搬送台に移載された箱材の底床を下方に
    押動する底床押動片とを備えていることを特徴とする請
    求項1又は2記載のCDシングルトレイの集積,箱詰装
    置。
JP7067596A 1995-03-27 1995-03-27 Cdシングルトレイの集積,箱詰装置 Withdrawn JPH08258805A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109911577A (zh) * 2018-12-24 2019-06-21 广州市铭芯自动化控制设备有限公司 一种全自动控制的排列机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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