JPH08251106A - 赤外線通信機能付携帯型電子機器 - Google Patents

赤外線通信機能付携帯型電子機器

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JPH08251106A
JPH08251106A JP7050700A JP5070095A JPH08251106A JP H08251106 A JPH08251106 A JP H08251106A JP 7050700 A JP7050700 A JP 7050700A JP 5070095 A JP5070095 A JP 5070095A JP H08251106 A JPH08251106 A JP H08251106A
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  • Optical Communication System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】簡単に赤外線送受信範囲を変更でき、またより
広範囲に渡って通信を可能にする。 【構成】赤外線送受光素子を含む赤外線送受光ユニット
１１２を電子機器筐体の外面に有している。この赤外線
送受光ユニットを外部から必要なときに必要な方向に向
け、簡単にまた広範囲で通信を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯型電子機器に関
し、特に、赤外線通信機能を有する携帯型電子機器に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、携帯情報端末やノートパソコン等
の携帯型電子機器２１は、図６に示すように、赤外線
（インフラレッド）送受光素子部２２を電子機器本体に
有している。そのため、赤外線送受光素子部２４を有す
る携帯型電子機器２３と赤外線通信を行うことができ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線通信機能
付携帯型電子機器では、赤外線送受光素子部が電子機器
本体に固着されているため、携帯型電子機器同志で赤外
線通信を行うためには、携帯型電子機器の赤外線送受光
素子部を互いに向かい合う位置に向けなければならな
い。
【０００４】したがって、携帯型電子機器の向きあるい
は位置を容易に変えられない場合、例えば、会議の席で
赤外線通信をしようとしている者同志が対座していない
場合や複数の人に同時に送信する場合には、通信相手の
電子機器の赤外線送受光素子部と自分の電子機器の赤外
線送受光素子部を向かい合うようにしなければならず、
非常に使い勝手が悪いという問題がある。
【０００５】一方、ビルディング等の広室に備えられた
空調機のリモートコントロールにおいて、赤外線発光素
子の角度を変えることができるリモートコントロール
が、例えば特開平４−１３４９９７号公報に記載されて
いる。
【０００６】このリモートコントロールの構造を図７を
用いて簡単に説明する。リモートコントロールの発光装
置８は、円弧状に形成した赤外線透過性樹脂からなる外
被部７と、溝形状でかつ円弧状のガイド部１０と、を有
している。このリモートコントロールの発光装置８は取
付面４により壁１に取り付けられる。
【０００７】サブプリント基板１１には赤外線発光素子
１２が導通的に取着されている。サブプリント基板１１
の一方端には、上下に摺動するつまみ部１３と一体的に
形成された略Ｌ形状のフック部５と嵌合した連結部６が
設けられている。そして、フック部５と直角方向に延設
された支持片３の先端は、サブプリント基板１１を保持
している。
【０００８】したがって、空間部２より取り付け前に、
つまみ部１３を手先で操作したとき、赤外線発光素子１
２が上下に摺動する。予め赤外線発光素子１２の向きを
空調機の方向に合わせてから、リモートコントロールを
壁に取り付けることができる。
【０００９】このような摺動可能な赤外線発光素子を有
する壁掛けタイプのリモートコントロールでは、空調機
が固定されているので、つまみ部を内面側に設けていて
も予め取り付け前に操作できるので問題がない。
【００１０】しかしながら、携帯型電子機器において
は、通信する相手先の方向は常に一定ではないので赤外
線発光素子の方向をいつでも自由に変えることができな
ければならない。
【００１１】そのため、取付前のみ方向を変えることが
できる赤外線発光素子の構造では携帯型電子機器には適
していない。
【００１２】本発明の目的は、上述した課題を解決し、
外面から赤外線送受光素子の方向を変えることができる
携帯型電子機器を提供することにある。
【００１３】本発明の他の目的は、電子機器本体の向き
を変えずに２面方向以上に渡って、赤外線通信を可能に
する携帯型電子機器を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明による携帯型電子機器は、摺動可能な赤
外線送受光素子部を携帯型電子機器の外面に有してい
る。
【００１５】赤外線送受光素子部は携帯型電子機器の２
つの外面に渡って摺動可能なことが好ましい。
【００１６】赤外線送受光素子部は携帯型電子機器の１
つの面をスライドしてもよい。
【００１７】
【作用】上述した構成の採用により、本発明による携帯
型電子機器は、使用者の希望する方向に赤外線送受光素
子部を必要なときに変えることができる。
【００１８】また、赤外線送受光素子部を２面以上に渡
って変えることができるので、携帯型電子機器の向きに
よらず、より広い方向で通信を行うことができる。
【００１９】更に、スライド可能な赤外線受光素子を有
しているので、広範な方向で通信を可能にしている。こ
のスライド面は２面以上に設けても良い。
【００２０】
【実施例】次に本発明について図面を参照して詳細に説
明する。
【００２１】図１（ａ）、（ｂ）および（ｃ）は、それ
ぞれ本発明の一実施例を示す外観斜視図、要部部分平面
図および要部部分断面図である。
【００２２】携帯型電子機器３０は、ディスプレイ１１
０と、外側面の一端部に、凹部１１１とを有している。
赤外線送受光素子を有する赤外線送受光ユニット１１２
は、回転軸１１３を介して凹部１１１に水平方向に回転
可能に取着されている。
【００２３】したがって、携帯型電子機器３０は、赤外
線送受光ユニット１１２を回転させることにより、水平
方向の赤外線通信範囲（方向）を調整することができ、
携帯型電子機器本体の位置あるいは向きを変えることな
く、赤外線通信範囲（方向）を調整することができる。
【００２４】また、図１（ｂ）から明らかなように、本
体の２面方向に渡って通信可能となるので、電子機器本
体の向きを変えることなくより広範囲に通信可能とな
る。
【００２５】図２（ａ）および（ｂ）はそれぞれ本発明
の第２の実施例を示す外観斜視図および要部部分断面図
である。
【００２６】携帯型電子機器３１は、ディスプレイ１２
０と、外面の一部に、切り欠き部１２１とを有してい
る。赤外線送受光素子を有する赤外線送受光ユニット１
２２は、回転軸１２３を介して切り欠き部１２１に上下
方向に回転可能に取着されている。
【００２７】したがって、携帯型電子機器３１は、赤外
線送受光ユニット１２２を回転させることにより、上下
方向の赤外線通信範囲（方向）を調整することができ、
携帯型電子機器本体の位置あるいは向きを変えることな
く、赤外線通信範囲（方向）を調整することができる。
【００２８】このような薄型でかつ小型の携帯型電子機
器においても、２面方向に渡って回転可能になるので、
より通信範囲を広げることができる。
【００２９】図３（ａ）および（ｂ）は、それぞれ本発
明の第３の実施例を示す外観斜視図および要部部分断面
図である。
【００３０】携帯型電子機器３２は、ディスプレイ１３
０と、外側面にスライド溝１３１とを有している。赤外
線送受光素子を有する赤外線送受光ユニット１３２は、
スライド溝１３１の軸係合部１３３および１３４にそれ
ぞれ係合する凸部、あるいは軸部、１３５および１３６
を有し、スライド溝１３１内で摺動可能となる。また、
赤外線送受光ユニット３２は、スライド溝１３１内の任
意の位置に停止させることができる。
【００３１】したがって、携帯型電子機器３２の赤外線
送受光ユニット１３２の位置をスライド溝１３１の範囲
内で、移動させることができるため、携帯型電子機器本
体の位置あるいは向きを変えることなく、赤外線通信範
囲（方向）を調整することができる。また、赤外線送受
光ユニットをスライドするため、広範囲に渡って、通信
を可能とする。
【００３２】図４は図３に示した赤外線送受光ユニット
１３２およびスライド溝１３１の断面図を示している。
【００３３】携帯型電子機器３２のスライド溝１３１の
軸係合部１３３および１３４の底部には、それぞれ貫通
穴１４５および１４６が設けられている。また、この軸
係合部１３３および１３４の底面にはそれぞれ金属性等
の導電性材料で形成された板状の接点板１４０および１
４１が設けられていて、これら接点板１４０および１４
１の一部とプリント基板１４２の内部回路はケーブル付
きコネクタ１４１およびケーブル１４３を介して接続さ
れている。
【００３４】また、赤外線送受光ユニット１３２の凸部
１３５および１３６の先端にはそれぞれ板バネ等の導電
性を有する弾性体１３８および１３９が形成されてい
て、赤外線送受光ユニット内部の赤外線送受光素子と電
気的に接続されている。
【００３５】これら弾性体１３８および１３９がそれぞ
れ接点板１４０および１４１に接続される。また、これ
ら弾性体は板バネの役目を果たすため、希望する位置に
固定される。
【００３６】図４においてスライド部は１つ面に設けら
れているが、２つの面以上に渡って設けることにより、
より広範囲に通信可能となる。
【００３７】このような図４に示した構造は図１および
２に示した赤外線送受光ユニットと凹部あるいは切り欠
き部とにも用いることができる。この場合、凸部１３５
および１３６は回転軸となる。
【００３８】図５は携帯型電子機器の内部ブロック図を
示している。図１乃至３に示した携帯型電子機器の内部
回路はいずれも同一であるので、ここでは図３に示した
携帯電子機器３２について説明する。
【００３９】ユーザーインタフェース１８０から入力さ
れた情報は、制御部１７０の制御により、モデム部１６
０で変調され、赤外線送受信機部１５０および図４に示
したケーブル付きコネクタ１４１を介して赤外線送受光
ユニット１３２内の赤外線送受光素子から相手先電子機
器へ送出される。
【００４０】相手先電子機器からの情報は、赤外線送受
光ユニット１３２で受光され、赤外線送受信機部１５０
を介してモデム部１６０で復調され、制御部１７０の制
御により、ユーザーインタフェース１８０に出力され
る。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による携帯
型電子機器は、使用者の希望する方向に赤外線送受光素
子部を必要なときに簡単に変えることができる。薄型の
携帯型電子機器においては、より効果を発揮する。
【００４２】また、赤外線送受光素子部を２面以上に渡
って変えることができるので、携帯型電子機器の向きに
よらず、より広い方向で通信を行うことができる。
【００４３】更に、スライド可能な赤外線受光素子を有
することにより、広範囲に渡り、通信を可能にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）、（ｂ）および（ｃ）はそれぞれ本発明
の一実施例を示す外観斜視図、要部部分平面図および要
部部分断面図。
【図２】（ａ）および（ｂ）はそれぞれ本発明の第２の
実施例を示す外観斜視図および要部部分断面図。
【図３】（ａ）および（ｂ）はそれぞれ本発明の第３の
実施例を示す外観斜視図および要部部分断面図。
【図４】図３に示した赤外線送受光ユニットおよびスラ
イド溝の断面図。
【図５】携帯型電子機器の内部ブロック図。
【図６】従来例の携帯型電子機器を示す外観斜視図。
【図７】従来の空調機のリモートコントロール内の発光
装置の断面図。
【符号の説明】
３０ ・・・ 携帯型電子機器 ３１ ・・・ 携帯型電子機器 ３２ ・・・ 携帯型電子機器 １１０ ・・・ ディスプレイ １１１ ・・・ 凹部 １１２ ・・・ 赤外線送受光ユニット １１３ ・・・ 回転軸 １２０ ・・・ ディスプレイ １２１ ・・・ 切り欠き部 １２２ ・・・ 赤外線送受光ユニット １２３ ・・・ 回転軸 １３０ ・・・ ディスプレイ １３１ ・・・ スライド溝 １３２ ・・・ 赤外線送受光ユニット １３３ ・・・ 軸係合部 １３４ ・・・ 軸係合部 １３５ ・・・ 凸部 １３６ ・・・ 凸部 １３７ ・・・ 導電性を有する弾性体 １３８ ・・・ 導電性を有する弾性体 １３９ ・・・ 接点板 １４０ ・・・ 接点板 １４１ ・・・ ケーブル付きコネクタ １４２ ・・・ プリント基板 １４３ ・・・ ケーブル １４４ ・・・ 貫通穴 １４５ ・・・ 貫通穴 １５０ ・・・ 赤外線送受信機部 １６０ ・・・ モデム部 １７０ ・・・ 制御部 １８０ ・・・ ユーザーインタフェース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】赤外線通信機能を有する携帯型電子機器に
    おいて、 摺動可能な赤外線送受光素子部を前記携帯型電子機器の
    外面に有したことを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 【請求項２】前記赤外線送受光素子部が前記携帯型電子
    機器の２つの外面に渡って摺動可能なことを特徴とする
    請求項１記載の携帯型電子機器。
  3. 【請求項３】前記赤外線送受光素子部が前記携帯型電子
    機器の１つの面をスライドすることを特徴とする請求項
    １記載の携帯型電子機器。
  4. 【請求項４】前記赤外線送受光素子部が、 凸部と、 前記凸部の先端に設けられた第１の電極と、 を有し、 前記携帯型電子機器の筐体が、 凹部あるいは切り欠きと、 前記凹部あるいは切り欠きに設けられ、前記凸部と係合
    する軸係合部と、 全記軸係合部の底面に設けられ、前記第１の電極と接触
    する第２の電極と、 を有することを特徴とする請求項２あるいは３記載の携
    帯型電子機器。
  5. 【請求項５】前記第２の電極が板バネ等の導電性を有す
    る弾性体であることを特徴とする請求項４記載の携帯型
    電子機器。
  6. 【請求項６】前記軸係合部に貫通穴を有し、該貫通穴を
    介して前記第２の電極が内部回路と接続されることを特
    徴とする請求項４記載の携帯型電子機器。
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