JP2626627B2 - 携帯電話機の筐体 - Google Patents
携帯電話機の筐体Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケースとカバーからな
る携帯電話機のように、キースイッチ,表示部等を備え
た電話機の正面を形成する第一筐体と、第一筐体に嵌合
して電話機の背面を形成する第二筐体とからなる携帯電
話機の筐体に関し、特に、第一筐体と第二筐体の嵌合手
段が、電話機本来の機能を営なむキースイッチ,表示部
等の部品の設置レイアウトや実装構造に制限を与えるこ
とのない携帯電話機の筐体に関する。
る携帯電話機のように、キースイッチ,表示部等を備え
た電話機の正面を形成する第一筐体と、第一筐体に嵌合
して電話機の背面を形成する第二筐体とからなる携帯電
話機の筐体に関し、特に、第一筐体と第二筐体の嵌合手
段が、電話機本来の機能を営なむキースイッチ,表示部
等の部品の設置レイアウトや実装構造に制限を与えるこ
とのない携帯電話機の筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鞄,ポケット等に収納して携
帯,使用される携帯型の無線電話機においては、キース
イッチ,表示部等を備えた電話機の正面を形成する第一
筐体と、この第一筐体に嵌合して電話機の背面を形成す
る第二筐体とからなる電話機筐体に、電源や各種部品を
実装して構成されている。
帯,使用される携帯型の無線電話機においては、キース
イッチ,表示部等を備えた電話機の正面を形成する第一
筐体と、この第一筐体に嵌合して電話機の背面を形成す
る第二筐体とからなる電話機筐体に、電源や各種部品を
実装して構成されている。
【0003】図3は、従来の一般的な携帯電話機に使用
されている電話機筐体の構造を示す分解斜視図である。
されている電話機筐体の構造を示す分解斜視図である。
【0004】この図に示すように、従来の電話機筐体
は、電話機の正面を形成する箱状の第一筐体100と、
この第一筐体100に嵌合して電話機の背面を形成する
箱状の第二筐体200とからなり、この第一筐体100
と第二筐体200の間に、キースイッチ301や表示部
302等の各種電気部品が実装されたプリント配線基板
300が挾持され、これらが一体となって携帯電話機を
構成している。
は、電話機の正面を形成する箱状の第一筐体100と、
この第一筐体100に嵌合して電話機の背面を形成する
箱状の第二筐体200とからなり、この第一筐体100
と第二筐体200の間に、キースイッチ301や表示部
302等の各種電気部品が実装されたプリント配線基板
300が挾持され、これらが一体となって携帯電話機を
構成している。
【0005】第一筐体100の前面部には、プリント配
線基板300に実装されたキースイッチ301や表示部
302が露出できるように、孔101,開口102が穿
設してある。
線基板300に実装されたキースイッチ301や表示部
302が露出できるように、孔101,開口102が穿
設してある。
【0006】また、この第一筐体100の内側面の上端
側には角孔を有する係止板100aが、中央両側にはね
じ穴を形成したボス100b,100cが、下端側には
ねじ穴を形成したボス100dが、それぞれ第二筐体2
00側に向かって突設してある。
側には角孔を有する係止板100aが、中央両側にはね
じ穴を形成したボス100b,100cが、下端側には
ねじ穴を形成したボス100dが、それぞれ第二筐体2
00側に向かって突設してある。
【0007】一方、第二筐体200の内側面の上端側に
は第一筐体100の係止板100aの角孔に係合する係
合爪200aが突設してあり、中央部及び下端側には、
それぞれ第一筐体100のボス100b,100c及び
100dのねじ穴に連通した通し孔200b,200c
及び200dが外部と貫通して設けてある。
は第一筐体100の係止板100aの角孔に係合する係
合爪200aが突設してあり、中央部及び下端側には、
それぞれ第一筐体100のボス100b,100c及び
100dのねじ穴に連通した通し孔200b,200c
及び200dが外部と貫通して設けてある。
【0008】さらに、プリント配線基板300には、第
二筐体の通し孔200b,200c,200dと連通す
る貫通孔300b,300c,300dが穿設してあ
る。
二筐体の通し孔200b,200c,200dと連通す
る貫通孔300b,300c,300dが穿設してあ
る。
【0009】このような構成からなる従来の携帯電話機
の筐体によれば、第二筐体200の係合爪200aが第
一筐体100の係止板100aの角孔に係合するととも
に、固定用のねじ400b,400c,400dが、第
二筐体200側から通し孔200b,200c、200
dを通って、プリント配線基板300の貫通孔300
b,300c,300dを貫通し、第一筐体100のボ
ス100b,100c,100dのねじ穴に螺合するの
で、これによって、第一筐体100と第二筐体200
が、プリント配線基板300を間に挾持して嵌合され
る。
の筐体によれば、第二筐体200の係合爪200aが第
一筐体100の係止板100aの角孔に係合するととも
に、固定用のねじ400b,400c,400dが、第
二筐体200側から通し孔200b,200c、200
dを通って、プリント配線基板300の貫通孔300
b,300c,300dを貫通し、第一筐体100のボ
ス100b,100c,100dのねじ穴に螺合するの
で、これによって、第一筐体100と第二筐体200
が、プリント配線基板300を間に挾持して嵌合され
る。
【0010】このように、ボスとねじを用いて筐体を嵌
合させることにより携帯電話機を構成する技術は、例え
ば実開平1−92187号に開示されたスイッチの取付
構造において採用されているが、これに限らず、多数の
携帯電話機等の筐体において広く用いられている。
合させることにより携帯電話機を構成する技術は、例え
ば実開平1−92187号に開示されたスイッチの取付
構造において採用されているが、これに限らず、多数の
携帯電話機等の筐体において広く用いられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯電話機の筐体における嵌合構造では、第
一筐体の中央部両側に、ねじ止めのための長大なボスを
突設しているため、このボスが第一筐体に設けられるキ
ースイッチ,表示部等が露出する孔,開口等の近傍に位
置してしまい、これら孔等の配置レイアウトが制約を受
けることとなっていた。
うな従来の携帯電話機の筐体における嵌合構造では、第
一筐体の中央部両側に、ねじ止めのための長大なボスを
突設しているため、このボスが第一筐体に設けられるキ
ースイッチ,表示部等が露出する孔,開口等の近傍に位
置してしまい、これら孔等の配置レイアウトが制約を受
けることとなっていた。
【0012】すなわち、キースイッチ等の開口孔はボス
を避けた形で設けなければならず、結果として、キース
イッチ等が実装されるプリント配線基板の各種電気部品
の設置レイアウトや実装構造も大きく制限を受けること
となり、また、筐体自体のデザインの自由度にも影響を
及ぼすこととなっていた。
を避けた形で設けなければならず、結果として、キース
イッチ等が実装されるプリント配線基板の各種電気部品
の設置レイアウトや実装構造も大きく制限を受けること
となり、また、筐体自体のデザインの自由度にも影響を
及ぼすこととなっていた。
【0013】このため、従来の携帯電話機の筐体では、
筐体の嵌合構造のために、電話機本来の機能を営なむキ
ースイッチや表示部といった部品の設置レイアウトや筐
体の実装構造が大きな制約を受けることとなり、筐体の
デザイン的自由度も制約され、美観性の高い電話機の提
供が困難となっていた。
筐体の嵌合構造のために、電話機本来の機能を営なむキ
ースイッチや表示部といった部品の設置レイアウトや筐
体の実装構造が大きな制約を受けることとなり、筐体の
デザイン的自由度も制約され、美観性の高い電話機の提
供が困難となっていた。
【0014】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、筐体内部
に配設される部品の設置レイアウトや実装構造に影響を
与えることなく、電話機本体のデザインの自由度も確保
しつつ、筐体同士が堅固に嵌合される携帯電話機の筐体
の提供を目的とする。
問題を解決するために提案されたものであり、筐体内部
に配設される部品の設置レイアウトや実装構造に影響を
与えることなく、電話機本体のデザインの自由度も確保
しつつ、筐体同士が堅固に嵌合される携帯電話機の筐体
の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の携帯電話機の筐体は、携帯電話
機の正面を形成し、キースイッチ,表示部等を備えた第
一筐体と、前記第一筐体に嵌合して携帯電話機の背面を
形成する第二筐体と、からなる携帯電話機の筐体におい
て、前記第一筐体の内周両側面に突設された、水平部と
垂直部からなる縦断面L字形状の係止部と、前記第二筐
体の前記第一筐体の係止部と対応する位置に穿設され
た、筐体長手方向に沿って貫通する通し孔と、前記第一
筐体の係止部のL字形状水平部に係合するスリットを形
成した係合部と、前記第二筐体の通し孔と同軸線上に位
置するねじ孔を有する螺合部と、からなる金具と、前記
第二筐体の通し孔を介して、電話機外部から前記金具の
ねじ孔に螺合するねじと、を具備した構成としてある。
本発明の請求項1記載の携帯電話機の筐体は、携帯電話
機の正面を形成し、キースイッチ,表示部等を備えた第
一筐体と、前記第一筐体に嵌合して携帯電話機の背面を
形成する第二筐体と、からなる携帯電話機の筐体におい
て、前記第一筐体の内周両側面に突設された、水平部と
垂直部からなる縦断面L字形状の係止部と、前記第二筐
体の前記第一筐体の係止部と対応する位置に穿設され
た、筐体長手方向に沿って貫通する通し孔と、前記第一
筐体の係止部のL字形状水平部に係合するスリットを形
成した係合部と、前記第二筐体の通し孔と同軸線上に位
置するねじ孔を有する螺合部と、からなる金具と、前記
第二筐体の通し孔を介して、電話機外部から前記金具の
ねじ孔に螺合するねじと、を具備した構成としてある。
【0016】また、請求項2記載の携帯電話機の筐体
は、前記第一筐体の係止部を、前記第一筐体の内周両側
面に、それぞれ複数設けた構成としてある。
は、前記第一筐体の係止部を、前記第一筐体の内周両側
面に、それぞれ複数設けた構成としてある。
【0017】さらに、請求項3記載の携帯電話機の筐体
は、前記金具の係合部に、前記第一筐体の係止部のL字
形状垂直部に一方向からのみ当接するストッパ爪を設け
た構成としてある。
は、前記金具の係合部に、前記第一筐体の係止部のL字
形状垂直部に一方向からのみ当接するストッパ爪を設け
た構成としてある。
【0018】
【作用】上記構成からなる本発明の携帯電話機の筐体に
よれば、従来採用されていたような筐体の中央部両側に
位置する長大なボスを使用することなく、薄板状の金具
と第一筐体の係止部を係合させ、ねじにより固定するだ
けで第一筐体と第二筐体とを堅固に嵌合させることがで
きる。
よれば、従来採用されていたような筐体の中央部両側に
位置する長大なボスを使用することなく、薄板状の金具
と第一筐体の係止部を係合させ、ねじにより固定するだ
けで第一筐体と第二筐体とを堅固に嵌合させることがで
きる。
【0019】これにより、従来のような、第一筐体の
孔,開口やプリント配線基板上の各種電気部品の配置,
実装構造が一切制約を受けることがなくなるので、電気
部品の設置レイアウトや筐体の実装構造、あるいはデザ
イン上の設計,変更等も自由に行なうことができる。
孔,開口やプリント配線基板上の各種電気部品の配置,
実装構造が一切制約を受けることがなくなるので、電気
部品の設置レイアウトや筐体の実装構造、あるいはデザ
イン上の設計,変更等も自由に行なうことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の携帯電話機の筐体の一実施例
について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の
携帯電話機の筐体の一実施例の全体分解斜視図であり、
図2は、図1に示す携帯電話機の筐体の要部拡大斜視図
である。
について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の
携帯電話機の筐体の一実施例の全体分解斜視図であり、
図2は、図1に示す携帯電話機の筐体の要部拡大斜視図
である。
【0021】この図に示すように、本実施例の携帯電話
機の筐体は、電話機の正面を形成する箱状の第一筐体1
0と、この第一筐体10に嵌合して電話機の背面を形成
する箱状の第二筐体20とからなり、この第一筐体10
と第二筐体20の間に、キースイッチ31や表示部32
等の各種電気部品が実装されたプリント配線基板30が
挾持され、これらが一体となって携帯電話機を構成して
いる。
機の筐体は、電話機の正面を形成する箱状の第一筐体1
0と、この第一筐体10に嵌合して電話機の背面を形成
する箱状の第二筐体20とからなり、この第一筐体10
と第二筐体20の間に、キースイッチ31や表示部32
等の各種電気部品が実装されたプリント配線基板30が
挾持され、これらが一体となって携帯電話機を構成して
いる。
【0022】第一筐体10は、その前面部に、プリント
配線基板30に実装されたキースイッチ31や表示部3
2が露出できるように、孔11,開口12が穿設してあ
る。
配線基板30に実装されたキースイッチ31や表示部3
2が露出できるように、孔11,開口12が穿設してあ
る。
【0023】また、この第一筐体10の内側面の上端側
に角孔を有する係止板10aが、中央両側には係止部1
0b,10cが、下端側にはねじ穴を形成したボス10
dが、それぞれ第二筐体20側に向かってに突設してあ
る。
に角孔を有する係止板10aが、中央両側には係止部1
0b,10cが、下端側にはねじ穴を形成したボス10
dが、それぞれ第二筐体20側に向かってに突設してあ
る。
【0024】係止部10b,10cは、図2に示すよう
に、第一筐体10の内周両側面に突設されており、水平
部と垂直部からなる縦断面L字形状となっている。そし
て、この係止部10b,10cのL字形状の水平部に
は、それぞれ、後述する金具50の係合部51に形成し
たスリット51aが係合するようになっている。
に、第一筐体10の内周両側面に突設されており、水平
部と垂直部からなる縦断面L字形状となっている。そし
て、この係止部10b,10cのL字形状の水平部に
は、それぞれ、後述する金具50の係合部51に形成し
たスリット51aが係合するようになっている。
【0025】さらに、この係止部10b,10cは、プ
リント配線基板30が第一筐体10,第二筐体20の間
に配設された際に、水平部がプリント配線基板30の長
手方向両側面の裏面に当接してプリント配線基板30を
保持する保持部としても機能している。
リント配線基板30が第一筐体10,第二筐体20の間
に配設された際に、水平部がプリント配線基板30の長
手方向両側面の裏面に当接してプリント配線基板30を
保持する保持部としても機能している。
【0026】一方、第二筐体20の内側面の上端側には
第一筐体10の係止板10aの角孔に係合する係合爪2
0aが突設してあり、中央部には第一筐体10の係止部
10b,10cと対応する位置に、筐体長手方向に沿っ
て貫通する通し孔20b,20cが、下端側に第一筐体
10のボス10dのねじ穴に連通した通し孔20dが外
部と貫通して設けてある。
第一筐体10の係止板10aの角孔に係合する係合爪2
0aが突設してあり、中央部には第一筐体10の係止部
10b,10cと対応する位置に、筐体長手方向に沿っ
て貫通する通し孔20b,20cが、下端側に第一筐体
10のボス10dのねじ穴に連通した通し孔20dが外
部と貫通して設けてある。
【0027】通し孔20b,20cは、図1に示すよう
に、第二筐体20の背面側に形成した段部の垂直部21
に穿設されて筐体長手方向に向かって第二筐体を貫通し
ている。そして、この通し孔20b,20cは、第一筐
体10と第二筐体20が嵌合した際に、第一筐体10の
係止部10b,10cに係合した金具50の後述する螺
合部52に設けたねじ孔52aと、それぞれ同軸線上に
位置するようになっている。
に、第二筐体20の背面側に形成した段部の垂直部21
に穿設されて筐体長手方向に向かって第二筐体を貫通し
ている。そして、この通し孔20b,20cは、第一筐
体10と第二筐体20が嵌合した際に、第一筐体10の
係止部10b,10cに係合した金具50の後述する螺
合部52に設けたねじ孔52aと、それぞれ同軸線上に
位置するようになっている。
【0028】そして、これら通し孔20b,20c及び
20dに、それぞれ固定用のねじ40b,40c,40
dが貫通して、それぞれ、金具50のねじ孔52b、第
一筐体10のボス11dに螺合するようになっている。
20dに、それぞれ固定用のねじ40b,40c,40
dが貫通して、それぞれ、金具50のねじ孔52b、第
一筐体10のボス11dに螺合するようになっている。
【0029】プリント配線基板30は、筐体下側の第二
筐体の通し孔20dと対応する位置に、通し孔20dと
連通する貫通孔30dが穿設してある。そして、このプ
リント配線基板30は、第一筐体10に配設された際
に、上述したように、第一筐体10の係止部10b,1
0cによって保持されるようになっている。
筐体の通し孔20dと対応する位置に、通し孔20dと
連通する貫通孔30dが穿設してある。そして、このプ
リント配線基板30は、第一筐体10に配設された際
に、上述したように、第一筐体10の係止部10b,1
0cによって保持されるようになっている。
【0030】金具50は、図2に示すように、筐体長手
方向の側面と平行に配設された係合部51と、この係合
部51の一端上縁に直交して設けられた螺合部52から
なる、薄い板状部材により形成されている。
方向の側面と平行に配設された係合部51と、この係合
部51の一端上縁に直交して設けられた螺合部52から
なる、薄い板状部材により形成されている。
【0031】この金具50の係合部51には、第一筐体
10の係止部10b,10cのL字形状の水平部に係合
するスリット51aが形成してある。このスリット51
aは、図2に示すように、金具50の係合部51の筐体
下側から水平方向に向かって形成してある。これによ
り、金具50は、第一筐体10の係止部10b,10c
に、筐体上端側から挿入されて係合するようになってい
る。
10の係止部10b,10cのL字形状の水平部に係合
するスリット51aが形成してある。このスリット51
aは、図2に示すように、金具50の係合部51の筐体
下側から水平方向に向かって形成してある。これによ
り、金具50は、第一筐体10の係止部10b,10c
に、筐体上端側から挿入されて係合するようになってい
る。
【0032】また、この係合部51のスリット51aの
近傍には、第一筐体10の係止部10b,10cのL字
形状の垂直部に、一方向にのみ、すなわち、金具50が
挿入する方向と反対方向にのみ向かって当接するストッ
パ爪51bが突設してある。これにより、金具50は、
係止部10b,10cに係合した後は、抜けないように
なっている。
近傍には、第一筐体10の係止部10b,10cのL字
形状の垂直部に、一方向にのみ、すなわち、金具50が
挿入する方向と反対方向にのみ向かって当接するストッ
パ爪51bが突設してある。これにより、金具50は、
係止部10b,10cに係合した後は、抜けないように
なっている。
【0033】一方、金具50の螺合部52には、第二筐
体20の通し孔20b,20cと同軸線上に位置するね
じ孔52aが穿設してある。このねじ孔52aは、第一
筐体10と第二筐体20が嵌合した際に、第二筐体20
の通し孔20b,20cと同軸線上に位置するようにな
っている。また、このねじ孔52aには、雌ねじが切っ
てあり、固定用のねじ40b,40cと螺合するように
なっている。
体20の通し孔20b,20cと同軸線上に位置するね
じ孔52aが穿設してある。このねじ孔52aは、第一
筐体10と第二筐体20が嵌合した際に、第二筐体20
の通し孔20b,20cと同軸線上に位置するようにな
っている。また、このねじ孔52aには、雌ねじが切っ
てあり、固定用のねじ40b,40cと螺合するように
なっている。
【0034】すなわち、金具50は、係合部51のスリ
ット51aが第一筐体10の係止部10b,10cに係
合し、螺合部52のねじ孔52aに第二筐体20の通し
孔20b,20cを貫通した固定用のねじ40b,40
cが螺合するようになっている。
ット51aが第一筐体10の係止部10b,10cに係
合し、螺合部52のねじ孔52aに第二筐体20の通し
孔20b,20cを貫通した固定用のねじ40b,40
cが螺合するようになっている。
【0035】そして、この金具50は、プリント配線基
板30が第一筐体10に配設された際に、係合部51が
第一筐体10の係止部10b,10cに係合してプリン
ト配線基板30の長手方向両側に位置するとともに、螺
合部52がプリント配線基板30の第二筐体20側に位
置するようになっている。
板30が第一筐体10に配設された際に、係合部51が
第一筐体10の係止部10b,10cに係合してプリン
ト配線基板30の長手方向両側に位置するとともに、螺
合部52がプリント配線基板30の第二筐体20側に位
置するようになっている。
【0036】次に、このような構成からなる本実施例の
携帯電話機の筐体の組立手順について説明する。
携帯電話機の筐体の組立手順について説明する。
【0037】まず、前面部を下側に向けた第一筐体10
内にプリント配線基板30を搭載する。この際、第一筐
体10のボス10dとプリント配線基板30の貫通孔3
0dを位置合わせするとともに、プリント配線基板30
の両側面を第一筐体10の係止部10b,10cの下側
に嵌め込んで保持させる。
内にプリント配線基板30を搭載する。この際、第一筐
体10のボス10dとプリント配線基板30の貫通孔3
0dを位置合わせするとともに、プリント配線基板30
の両側面を第一筐体10の係止部10b,10cの下側
に嵌め込んで保持させる。
【0038】次に、金具50を、筐体上端側から第一筐
体10の係止部10b,10cに、係合部51のスリッ
ト51aを挿入させて係合させる。これにより、金具5
0は、ストッパ爪51bが係止部10b,10cの垂直
部に当接して抜けないように堅固に取り付けられるとと
もに、螺合部52がプリント配線基板30の上面に突出
した状態となる。
体10の係止部10b,10cに、係合部51のスリッ
ト51aを挿入させて係合させる。これにより、金具5
0は、ストッパ爪51bが係止部10b,10cの垂直
部に当接して抜けないように堅固に取り付けられるとと
もに、螺合部52がプリント配線基板30の上面に突出
した状態となる。
【0039】次いで、第二筐体20の係止爪20aを第
一筐体10の係止板10aの角孔に係合させるととも
に、第二筐体20の通し孔20dをプリント配線基板3
0の貫通孔30dと位置合わせして、第一筐体10に重
ね合わせる。これにより、第二筐体20の通し孔20
b,20cも、第一筐体10に取り付けられている金具
50のねじ孔52bと同軸線上に位置合わせされる。
一筐体10の係止板10aの角孔に係合させるととも
に、第二筐体20の通し孔20dをプリント配線基板3
0の貫通孔30dと位置合わせして、第一筐体10に重
ね合わせる。これにより、第二筐体20の通し孔20
b,20cも、第一筐体10に取り付けられている金具
50のねじ孔52bと同軸線上に位置合わせされる。
【0040】この状態で、固定用のねじ40b,40c
を、第二筐体20の背面側から通し孔20b,20cを
通して、金具50のねじ孔52aに螺合させるととも
に、ねじ40dを第二筐体の通し孔20dを通してプリ
ント配線基板30の貫通孔30dを貫通させて、第一筐
体10のボス10dのねじ穴に螺合させる。これによっ
て、第一筐体10と第二筐体20は、プリント配線基板
30を間に挾持しつつ、堅固に嵌合される。
を、第二筐体20の背面側から通し孔20b,20cを
通して、金具50のねじ孔52aに螺合させるととも
に、ねじ40dを第二筐体の通し孔20dを通してプリ
ント配線基板30の貫通孔30dを貫通させて、第一筐
体10のボス10dのねじ穴に螺合させる。これによっ
て、第一筐体10と第二筐体20は、プリント配線基板
30を間に挾持しつつ、堅固に嵌合される。
【0041】このように本実施例の携帯電話機の筐体に
よれば、従来採用されていたような筐体の中央部両側に
位置する長大なボスを使用することなく、薄板状の金具
50と第一筐体10の係止部10b,10cを係合さ
せ、ねじにより固定するだけで第一筐体10と第二筐体
20とを堅固に嵌合させることができる。
よれば、従来採用されていたような筐体の中央部両側に
位置する長大なボスを使用することなく、薄板状の金具
50と第一筐体10の係止部10b,10cを係合さ
せ、ねじにより固定するだけで第一筐体10と第二筐体
20とを堅固に嵌合させることができる。
【0042】これにより、従来のような、第一筐体10
の開口孔やプリント配線基板30上の各種電気部品の配
置,実装構造が一切制約を受けることがなくなるので、
電気部品の設置レイアウトや筐体の実装構造、あるいは
デザイン上の設計,変更等も自由に行なうことができ
る。
の開口孔やプリント配線基板30上の各種電気部品の配
置,実装構造が一切制約を受けることがなくなるので、
電気部品の設置レイアウトや筐体の実装構造、あるいは
デザイン上の設計,変更等も自由に行なうことができ
る。
【0043】なお、本発明のは、上記実施例に限定され
るものではなく、要旨の範囲内で種々の変更実施が可能
である。例えば、 上記実施例では、金具を筐体の中央両側に一箇所のみ
に設けてあるが、これを複数設けることもできる。この
ようにしても、部品実装等には一切影響をあたえること
はなく、筐体の嵌合強度のみ向上させることができる。 また、上記実施例では、筐体上端側及び下端側の嵌合
については、従来の電話機と同様の手段によっている
が、これを本発明の金具と係止部及びねじによる嵌合手
段をとることもできる。この場合には、筐体下端側のボ
スについても省略することができるので、より自由度の
高い部品実装や筐体構造が可能となる。
るものではなく、要旨の範囲内で種々の変更実施が可能
である。例えば、 上記実施例では、金具を筐体の中央両側に一箇所のみ
に設けてあるが、これを複数設けることもできる。この
ようにしても、部品実装等には一切影響をあたえること
はなく、筐体の嵌合強度のみ向上させることができる。 また、上記実施例では、筐体上端側及び下端側の嵌合
については、従来の電話機と同様の手段によっている
が、これを本発明の金具と係止部及びねじによる嵌合手
段をとることもできる。この場合には、筐体下端側のボ
スについても省略することができるので、より自由度の
高い部品実装や筐体構造が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の携帯電話機
の筐体によれば、筐体内部に配設される部品の設置レイ
アウトや実装構造に影響を与えることなく、電話機本体
のデザインの自由度も確保しつつ、筐体同士を堅固に嵌
合することができる。
の筐体によれば、筐体内部に配設される部品の設置レイ
アウトや実装構造に影響を与えることなく、電話機本体
のデザインの自由度も確保しつつ、筐体同士を堅固に嵌
合することができる。
【図1】本発明の携帯電話機の筐体の一実施例を示す全
体分解斜視図である。
体分解斜視図である。
【図2】図1に示す携帯電話機の筐体の要部拡大斜視図
である。
である。
【図3】従来の携帯電話機の筐体の全体分解斜視図であ
る。
る。
10…第一筐体 10a…係止板 10b,10c…係止部 10d…ボス 20…第二筐体 20a…係合爪 20b,20c,20d…通し孔 20d…通し孔 30…プリント配線基板 30d…貫通孔 40…ねじ 50…金具 51…係合部 52…螺合部
Claims (3)
- 【請求項1】 携帯電話機の正面を形成し、キースイッ
チ,表示部等を備えた第一筐体と、前記第一筐体に嵌合
して携帯電話機の背面を形成する第二筐体と、からなる
携帯電話機の筐体において、 前記第一筐体の内周両側面に突設された、水平部と垂直
部からなる縦断面L字形状の係止部と、 前記第二筐体の前記第一筐体の係止部と対応する位置に
穿設された、筐体長手方向に沿って貫通する通し孔と、 前記第一筐体の係止部のL字形状水平部に係合するスリ
ットを形成した係合部と、前記第二筐体の通し孔と同軸
線上に位置するねじ孔を有する螺合部と、からなる金具
と、 前記第二筐体の通し孔を介して、電話機外部から前記金
具のねじ孔に螺合するねじと、 を具備したことを特徴とする携帯電話機の筐体。 - 【請求項2】 前記第一筐体の係止部を、前記第一筐体
の内周両側面に、それぞれ複数設けた請求項1記載の携
帯電話機の筐体。 - 【請求項3】 前記金具の係合部に、前記第一筐体の係
止部のL字形状垂直部に一方向からのみ当接するストッ
パ爪を設けた請求項1又は2記載の携帯電話機の筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13733495A JP2626627B2 (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 携帯電話機の筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13733495A JP2626627B2 (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 携帯電話機の筐体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307498A JPH08307498A (ja) | 1996-11-22 |
JP2626627B2 true JP2626627B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=15196234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13733495A Expired - Lifetime JP2626627B2 (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 携帯電話機の筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2626627B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002181024A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Nec Corp | ネジ止め構造 |
-
1995
- 1995-05-11 JP JP13733495A patent/JP2626627B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08307498A (ja) | 1996-11-22 |
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